JP5561656B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスにより発電を行う燃料電池装置に関する。
固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」とも言う)は、電解質として酸化物イオン導電性固体電解質を用い、その両側に電極を取り付け、一方の側に燃料ガスを供給し、他方の側に酸化剤ガス(空気、酸素等)を供給して、比較的高温で発電反応を生じさせて発電を行う燃料電池装置である。
この燃料電池装置は、具体的には、燃料ガスと酸化剤ガスとが一端側から他端側へと流れることによって作動する複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セル集合体を有し、外部から原料ガスである被改質ガス(都市ガス等)が供給され、その都市ガス等を改質触媒が収められた改質器に導入し、水素リッチな燃料ガスに改質した後に、燃料電池セル集合体へと供給している。
燃料電池装置においては、燃料ガスと酸化剤ガスの何れか一方を外部ガスとして燃料電池セルの外部に供給し、他方を内部ガスとして燃料電池セルの内部に供給するようになっている。例えば、特許文献1には、管状の燃料電池セルの管内には燃料ガスを供給し、管外には酸素含有ガスを供給して発電する燃料電池装置が提案されている。燃料ガスは、燃料電池セルが立設されているガスタンクによって、それぞれの燃料電池セルの管内に供給される。また、燃料電池セル及びガスタンクを覆うように、容器(流路部材)が設けられている。そして、容器の内壁面側から酸化剤ガスを吹き出し、燃料電池セルの外側面に供給している。
特開2010−118261号公報
特許文献1に提案されている燃料電池装置では、容器をコンパクトに構成すると、燃料電池セルと容器の内壁面との距離が小さくなり、酸化剤ガスを介して燃料電池セルと容器の内壁面とが通電し、漏電が生じてしまうおそれがある。したがって、この漏電が生じない程度に、燃料電池セルと容器の内壁面との距離が確保されるよう、容器の大きさを設定する必要がある。
一方、燃料電池セルが立設されるガスタンクにおいては、燃料電池セルの管内に効率良く燃料ガスを供給するため、コンパクトに構成することが好ましい。しかしながら、上述のように燃料電池セルと容器の内壁面との距離が確保される容器にてガスタンクを覆うと、ガスタンクと容器の内壁面との間に空間が生じ、これが発電効率低下の原因となるおそれがある。すなわち、容器の内壁面側から酸化剤ガスを吹き出しても、酸化剤ガスがこの空間に流入してしまい、燃料電池セルまで至らないといった問題があった。
本発明はかかる課題の認識に基づいてなされたものであり、コンパクトで発電効率の高い燃料電池装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池装置において、燃料ガスと酸化剤ガスの一方である内部ガスがその内部に供給され、他方である外部ガスがその外側面に供給され、発電反応させる複数の燃料電池セルと、上記燃料電池セルを支持して上記内部ガスを供給する燃料ガスタンクと、上記燃料電池セル及び燃料ガスタンクを収容する本体ケーシングと、上記本体ケーシングの内壁面側から上記燃料電池セルの外側面に上記外部ガスを吹き出す外部ガス供給手段とを備え、上記燃料ガスタンクは、上記複数の燃料電池セルに燃料ガスを分配する箱状のガスタンクケーシングを有し、上記ガスタンクケーシングは、その上面を形成し上記燃料電池セルを下方から支持するガスタンク天板と、該ガスタンク天板と接合され上記ガスタンクケーシングの側面を形成するガスタンク側板とを有し、上記ガスタンク天板の端部には、上記ガスタンク側板よりも上記本体ケーシングの内壁面側に向かって延出したガスタンク延出部が形成されていることを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、ガスタンク延出部によって、燃料ガスタンクと本体ケーシングとの間が覆われるため、外部ガス供給手段によって吹き出される外部ガスが、そこに流入してしまうことを防止できる。さらに、このガスタンク延出部は、燃料電池セルの下方を支持するガスタンク天板の端部を延出したものであるため、外部ガスはガスタンク天板に沿って流れて燃料電池セルまで導かれる。したがって、燃料ガスタンクをコンパクトに構成しながらも、外部ガスを燃料電池セルに確実に供給することができる。
本発明において、好ましくは、上記ガスタンク延出部は、上記ガスタンク天板及びガスタンク側板の端部を重合させた重合部を溶接することで形成されている
このように構成された本発明によれば、溶接にも用いることで、ガスタンク延出部を外部ガスの確実な供給のためだけでなく、燃料ガスタンクの組立性に寄与するものとすることができる。すなわち、ガスタンク延出部はガスタンク側板よりも本体ケーシングの内壁面側に向かって延出させたものであるため、溶接作業が行いやすいことから、ガスタンク天板とガスタンク側板とを溶接する位置として適しており、燃料ガスタンクの組立てが容易になる。
本発明において、好ましくは、上記ガスタンク側板の端部には、上記ガスタンク天板に沿う方向で、且つ、上記本体ケーシングの内壁面側に向かって延出したフランジ部が形成されており、該フランジ部の上面が上記ガスタンク天板の端部の下面と重合し、上記ガスタンク側板が上記ガスタンク天板を支持している。
このように構成された本発明によれば、複数の燃料電池セルの自重を受けるガスタンク天板を、ガスタンク側板のフランジ部によって強固に支持することができる。すなわち、ガスタンク延出部を、燃料電池セルへ外部ガスを確実に供給するだけでなく、ガスタンク天板の支持にも寄与するものとすることができる。
本発明によれば、コンパクトで発電効率の高い燃料電池装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による燃料電池装置を示す全体構成図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置のハウジングが外された状態の燃料電池モジュールを示す斜視図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュールを図2のA方向から見た断面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュールを図2のB方向から見た断面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池セルユニットを示す正面図である。 図2に示す燃料電池モジュールから燃料電池セル集合体を覆う本体ケーシングを取り外した状態を示す燃料電池モジュールの斜視図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュールを図2のB方向から見た概略図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュールを図2のA方向から見た概略図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置の改質器の分解斜視図及び断面図である。 本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料ガスタンクの分解斜視図及び断面図である。 本発明の他の実施形態による燃料電池装置の改質器の分解斜視図及び断面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による燃料電池装置である固体酸化物型燃料電池(以下「燃料電池装置」又は「SOFC」と言う。)を説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるSOFCを示す全体構成図である。この図1に示すように、本発明の一実施形態によるSOFC1は、燃料電池モジュール2と、補機ユニット4を備えている。
燃料電池モジュール2は、ハウジング6を備え、このハウジング6内部には、断熱材(図示せず)を介して密封空間8が形成されている。この密閉空間8の下方部分である発電室10には、燃料ガスと酸化剤ガス(空気)とにより発電反応を行う燃料電池セル集合体12が配置されている。
この燃料電池セル集合体12は、図6に示すように、10個の燃料電池セルスタック14を備え、この燃料電池セルスタック14は、16本の燃料電池セルユニット16(図5参照)から構成されている。このように、燃料電池セル集合体12は、160本の燃料電池セルユニット16を有し、これらの燃料電池セルユニット16の全てが直列接続されている。
燃料電池モジュール2の密封空間8の上述した発電室10の上方には、燃焼室18が形成され、この燃焼室18で、発電反応に使用されなかった残余の燃料ガスと残余の酸化剤ガス(空気)とが燃焼し、燃焼ガス(排気ガス)を生成するようになっている。
また、この燃焼室18の上方には、燃料ガス(原料ガス)を改質する改質器20が配置され、上述した燃焼ガスの燃焼熱によって改質器20を改質反応が可能な温度となるように加熱している。さらに、この改質器20の上方には、燃焼ガスの熱により外部から導入される酸化剤ガス(発電用空気)を加熱する熱交換器22が配置されている。
次に、補機ユニット4は、水道等の水供給源24からの水を貯水してフィルターにより純水とする純水タンク26と、この貯水タンクから供給される水の流量を調整する水流量調整ユニット28(モータで駆動される「水ポンプ」等)を備えている。また、補機ユニット4は、都市ガス等の燃料供給源30から供給された燃料ガスを遮断するガス遮断弁32と、燃料ガスから硫黄を除去するための脱硫器36と、燃料ガスの流量を調整する燃料流量調整ユニット38(モータで駆動される「燃料ポンプ」等)を備えている。さらに、補機ユニット4は、空気供給源40から供給される酸化剤ガスである空気を遮断する電磁弁42と、空気の流量を調整する改質用空気流量調整ユニット44(モータで駆動される「空気ブロア」等)及び発電用空気流量調整ユニット45(モータで駆動される「空気ブロア」等)と、改質器20に供給される改質用空気を加熱する第1ヒータ46と、発電室に供給される発電用空気を加熱する第2ヒータ48とを備えている。これらの第1ヒータ46と第2ヒータ48は、起動時の昇温を効率よく行うために設けられているが、省略しても良い。
次に、燃料電池モジュール2には、燃焼ガスが供給される温水製造装置50が接続されている。この温水製造装置50には、水供給源24から水道水が供給され、この水道水が燃焼ガスの熱により温水となり、図示しない外部の給湯器の貯湯タンクへ供給されるようになっている。
また、燃料電池モジュール2には、燃料ガスの供給量等を制御するための制御ボックス52が取り付けられている。
さらに、燃料電池モジュール2には、燃料電池モジュールにより発電された電力を外部に供給するための電力取出部(電力変換部)であるインバータ54が接続されている。
次に、図2乃至図4、図6により、本発明の実施形態によるSOFCの燃料電池モジュール2の内部構造を説明する。図2は本発明の一実施形態による燃料電池装置のハウジング6が取り外された状態の燃料電池モジュール2を示す斜視図であり、図3は本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュール2を図2のA方向から見た断面図であり、図4は本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュール2を図2のB方向から見た断面図であり、図6は図2に示す燃料電池モジュールから燃料電池セル集合体を覆う本体ケーシング56を取り外した状態を示す燃料電池モジュールの斜視図である。
先ず、図2乃至図4に示すように、燃料電池モジュール2の燃料電池セル集合体12及び燃料ガスタンク68は、本体ケーシング56に収容され、その全体が覆われている。ここで、図6に示すように、燃料電池セル集合体12は、B方向よりA方向の方が長いほぼ直方体形状であり、上面12a、下面12b、図2のA方向に沿って延びる長辺側面12cと、図2のB方向に沿って延びる短辺側面12dを備えている。
次に、燃料電池モジュール2の最下方部分には、蒸発混合器58が燃料電池セル集合体12の長辺側面12cに沿って設けられている。この蒸発混合器58は、後述するように、燃焼ガスにより加熱して、水を水蒸気にすると共に、この水蒸気と、被改質ガスである燃料ガス(都市ガス)と酸化剤ガスである空気とを混合するためのものである。この蒸発混合器58の一端側には、図2、図4に示すように、被改質ガス供給管60と、水供給管62が接続され、被改質ガス供給管60は、燃料流量調整ユニット38及び改質用空気流量調整ユニット44から、被改質ガス(燃料ガス)及び改質用空気を導入するようになっている。
蒸発混合器58の他端側には、図4に示すように、燃料供給管64の下端が接続され、この燃料供給管64の上端は、改質器20の上流端に接続され、この燃料供給管64により、燃料ガスが蒸発混合器58から改質器20へ供給されるようになっている。改質器20内には多数の球状の改質触媒RFが収容されており、供給される燃料ガスを改質する。改質器20の下流端には燃料供給管66の上端が接続され、この燃料供給管66の下端側66aは、燃料ガスタンク68内に進入して、水平方向に延びている。
燃料ガスタンク68は、図3及び図4に示すように、燃料電池セル集合体12を下方から支持している。また、燃料ガスタンク68内に挿入された燃料供給管66の下端側66aの外周には、長手方向(A方向)に沿って複数の小穴(図示せず)が形成されており、改質器20で改質された燃料ガスが、燃料ガスタンク68内に長手方向に均一に供給されるようになっている。燃料ガスタンク68に供給された燃料ガスは、後述するように、燃料電池セルユニット16の内側にある燃料ガス流路88(図5参照)内に供給され、燃料電池セルユニット16内を上昇して、燃焼室18に至るようになっている。
次に、発電用空気を燃料電池モジュール2へ供給するための構造を説明する。先ず、図2乃至4に示すように、改質器20の上方に、燃料電池モジュール2の燃料電池セル集合体12の上面12a及び短辺側面12d(図2及び図4の右側短辺側面)に沿って、上述した熱交換器22が設けられている。熱交換器22には、詳細は後述する複数の燃焼ガス配管70と、この燃焼ガス配管70の周囲に形成された発電用空気流路72が設けられている。
なお、本実施形態においては、熱交換器22は、燃料電池セル集合体12の上面12a及び右側の短辺側面12dに沿って設けるようにしているが、これに限らず、熱交換器22を、右側の短辺側面12dのみに沿って設けても良いし、右側及び左側の両方の短辺側面12dのみに沿って設けても良いし、さらに、上面12a及び両側の短辺側面12dに沿って設けるようにしても良い。
熱交換器22の短辺側面12dに沿って設けられた部分の下端の一端側には、図2に示すように、発電用空気導入管74の導入口74aが取り付けられており、この発電用空気導入管74により、発電用空気流量調整ユニット45から、発電用空気が、熱交換器22内に導入されるようになっている。
また、図4に示すように、熱交換器22の上側の他端側には、発電用空気流路72の出口ポート72aが形成され、さらに、図3に示すように、燃料電池モジュール2の本体ケーシング56の幅方向(B方向:短辺側面方向)の両側の外側には、発電用空気供給路76が形成され、上述した発電用空気流路72の出口ポート72aから、発電用空気が供給されるようになっている。この発電用空気供給路76は、燃料電池セル集合体12の長手方向(長辺側面12c方向)に沿って形成され、さらに、その下方側であり且つ燃料電池セル集合体12の下方側に対応する位置に、発電室10内の燃料電池セル集合体12の各燃料電池セルユニット16に向けて発電用空気を吹き出すための複数の吹出口78が、本体ケーシング56の内壁面56wの長手方向に沿って、等間隔に、形成されている。これらの吹出口78から吹き出された発電用空気は、各燃料電池セルユニット16の外側に沿って、下方から上方へ流れるようになっている。
次に、燃料ガスと発電用空気(酸化剤ガス)が燃焼して生成される燃焼ガスを排出するための構造を説明する。上述したように、熱交換器22内には、燃焼室18で燃料ガスと発電用空気(酸化剤ガス)が燃焼して生成された燃焼ガスを排出するための複数の燃焼ガス配管70が設けられている。図4に示すように、これらの燃焼ガス配管70の下流端側には、燃料電池セル集合体12の下方に位置し長手方向に延びる燃焼ガス排出室80が形成され、燃焼ガス配管70の下端側と燃焼ガス排出室80が2本の接続管71によって接続されている。なお、この燃焼ガス排出室80内に、上述した蒸発混合器58が配置され、この蒸発混合器58内の燃料ガスが、高温の燃焼ガスにより、長手方向に沿って、加熱されるようになっている。さらに、燃焼ガス排出室80の下面には、燃焼ガス排出管82が接続され、燃焼ガスが外部に排出されるようになっている。
次に図5により燃料電池セルユニット16について説明する。図5は、本発明の一実施形態によるSOFCの燃料電池セルユニットを示す部分断面図である。
図5に示すように、燃料電池セルユニット16は、燃料電池セル84と、この燃料電池セル84の上下方向端部にそれぞれ接続された内側電極端子86とを備えている。
燃料電池セル84は、上下方向に延びる管状構造体であり、内側(内部)に燃料ガス流路88を形成する円筒形の内側電極層90と、円筒形の外側電極層92と、内側電極層90と外側電極層92との間にある電解質層94とを備えている。この内側電極層90は、燃料ガスが通過する燃料極であり、(−)極となり、一方、外側電極層92は、空気と接触する空気極であり、(+)極となっている。
燃料電池セル16の上端側と下端側に取り付けられた内側電極端子86は、同一構造であるため、ここでは、上端側に取り付けられた内側電極端子86について具体的に説明する。内側電極層90の上部90aは、電解質層94と外側電極層92に対して露出された外周面90bと上端面90cとを備えている。内側電極端子86は、導電性のシール材96を介して内側電極層90の外周面90bと接続され、さらに、内側電極層90の上端面90cとは直接接触することにより、内側電極層90と電気的に接続されている。内側電極端子86の中心部には、内側電極層90の燃料ガス流路88と連通する燃料ガス流路98が形成されている。
内側電極層90は、例えば、Niと、CaやY、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、Niと、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリアとの混合体、Niと、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレードとの混合体、の少なくとも一種から形成される。
電解質層94は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なくとも一種から形成される。
外側電極層92は、例えば、Sr、Caから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンコバルタイト、銀、などの少なくとも一種から形成される。
次に、図2、図7、図8により、熱交換器22の詳細構造を説明する。図7は本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュール2を図2のB方向から見た概略図であり、図8は本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料電池モジュール2を図2のA方向から見た概略図である。
熱交換器22内において、複数の燃焼ガス配管70は、流路抵抗を小さくするために、ほぼ直線状に延びるように配置されている。さらに、これらの燃焼ガス配管70が直線状に延びる方向に対して直角方向に延びる複数(具体的には7枚)のガイド板100が取り付けられている。これらのガイド板100は、燃焼ガス配管70の長手方向に沿って、ほぼ等間隔に、千鳥状に配置されている。これらのガイド板100は、燃焼ガス配管70を支持する支持部材としても機能している。これらのガイド板100を設けることにより、発電用空気流路72は、蛇行した流路となり、発電用空気は、燃焼ガス配管70と複数回交差して流れるようになっている。
図7に示すように、熱交換器22の燃焼ガス配管70の上流側には、燃焼ガス入口ポート102が形成され、燃焼室18で生成された燃焼ガスが、燃焼室18より低圧の燃焼ガス入口ポート102に向かって、流れるようになっている。本実施形態においては、この燃焼ガス入口ポート102と、燃焼室18との間に、流路抵抗付与部材である有孔板104が設けられている。
この有孔板104には、複数の貫通孔106が形成されている。この貫通孔106の形成位置は、図8に示すように、改質器20の上方で且つ改質器20に対向する位置である。
次に、図6、図8及び図9により、改質器20の詳細構造を説明する。図9は本発明の一実施形態による燃料電池装置の改質器20の分解斜視図及び断面図である。
図9(a)の分解斜視図に示すように、改質器20は、原料ガスを改質する改質触媒RF(図3及び図4参照)を収容する改質器ケーシング20Cを有する。箱状の改質器ケーシング20Cは、上面を形成する改質器天板21、底面を形成する改質器底板23、側面を形成する改質器側板25等の外殻部材から構成され、本実施形態では、改質器底板23と改質器側板25は一体的に形成されている。
図6、図8に示すように、改質器ケーシング20Cの上面の両端部には、その上方(すなわち燃焼室18から遠ざかる方向)に向けて延出する2つの改質器延出部20Eが設けられている。この改質器延出部20Eは、図9(b)の断面図に示すように、改質器天板21の屈曲された端部21eと、改質器側板25の端部25eを重合させた重合部を、溶接することで形成されている。
ここで、改質器ケーシング20Cの上面、すなわち改質器天板21上には、燃料ガスを燃焼させた際に発生する煤や、燃料電池セル集合体12に吹き出される発電用空気に含まれる埃などの異物Dが溜まりやすい。この異物Dが、改質器ケーシング20Cの下方に配置された燃料電池セル集合体12に付着すると種々の問題が生じうるが、この改質器ケーシング20Cでは、改質器延出部20Eによってこの異物Dの落下を抑制している。これにより、燃料電池セル集合体12に異物Dが付着することによる性能低下や故障を抑制することができる。
また、改質器延出部20Eが延出する方向を上方(すなわち燃焼室18から遠ざかる方向)としたことで、改質器ケーシング20Cの上面からの異物の落下を、より効果的に抑制できるだけでなく、燃焼室18から受ける熱の影響を小さくし、重合部における溶接強度の低下を抑制することができる。
次に、図6、図8及び図10により、燃料ガスタンク68の詳細構造を説明する。図10は本発明の一実施形態による燃料電池装置の燃料ガスタンクの分解斜視図及び断面図である。
図10(a)の分解斜視図に示すように、燃料ガスタンク68は、燃料供給管66の下端側66aが進入して水平方向に延びるガスタンクケーシング68Cを有する。箱状のガスタンクケーシング68Cは、上面を形成し燃料電池セル集合体12を下方から支持するガスタンク天板61、底面を形成するガスタンク底板63、側面を形成するガスタンク側板65等の外殻部材から構成され、本実施形態では、ガスタンク底板63とガスタンク側板65は一体的に形成されている。これらの外殻部材は、いずれもステンレス等の耐熱性の高い金属材料で形成されている。
図6、図8に示すように、燃料ガスタンク68の上面には、本体ケーシング56の内壁面56wに向けて略水平方向に延出する2つのガスタンク延出部68Eが設けられている。このガスタンク延出部68Eは、図10(b)の断面図に示すように、ガスタンク天板61の延出された端部61eの下面と、ガスタンク側板65の端部で略水平方向に延出するフランジ部65eの上面を重合させ、溶接することで形成されている。
ここで、燃料電池セル集合体12と本体ケーシング56の内壁面56wとの距離L1(図8参照)が小さくなると、その間発電用空気を介して通電し、漏電が生じてしまうおそれがある。したがって、この漏電が生じない程度に、距離L1が確保されるよう、本体ケーシング56の大きさを設定する必要がある。
一方、燃料電池セル集合体12が立設される燃料ガスタンク68においては、燃料電池セル集合体12の内部に効率良く燃料ガスを供給するため、コンパクトに構成することが好ましい。しかしながら、上述のように燃料電池セル集合体12と本体ケーシング56の内壁面56wとの距離L1が確保される本体ケーシング56にて燃料ガスタンク68を覆うと、その間に距離L2の空間69が生じ、これが発電効率低下の原因となるおそれがある。すなわち、本体ケーシング56の内壁面56wに形成された吹出口78から発電用空気を吹き出しても、発電用空気が下方のこの空間69内に流入してしまい、燃料電池セル集合体12まで至らないといった問題があった。
そこで、本実施形態の燃料ガスタンク68によれば、本体ケーシング56の内壁面56wに向けて延出する2つのガスタンク延出部68Eによって空間69を上方から覆い、発電用空気の流入を抑制している。さらに、このガスタンク延出部68Eは、燃料電池セル集合体12の下方を支持するガスタンク天板の端部を延出したものであるため、吹出口78から吹き出された発電用空気は、ガスタンク天板61に沿って流れて燃料電池セル集合体12まで導かれる。したがって、燃料ガスタンク68をコンパクトに構成しながらも、発電用空気を燃料電池セル集合体12に確実に供給することができる。
また、ガスタンク延出部68Eを溶接にも用いることで、発電用空気の確実な供給のためだけでなく、燃料ガスタンク68の組立性に寄与するものとすることができる。すなわち、ガスタンク延出部68Eはガスタンク側板65よりも本体ケーシング56の内壁面56w側に向かって延出させたものであるため、溶接作業が行いやすいことから、ガスタンク天板61とガスタンク側板65とを溶接する位置として適しており、ガスタンクの組立てが容易になる。
また、ガスタンク側板65のフランジ部65eの上面がスタンク天板61の端部61eの下面と重合し、ガスタンク側板65がガスタンク天板61を支持することによって、燃料電池セル集合体12の自重を受けるガスタンク天板61を、ガスタンク側板65のフランジ部65eによって強固に支持することができる。すなわち、ガスタンク延出部68eを、燃料電池セル集合体12へ発電用空気を確実に供給するだけでなく、ガスタンク天板61の支持にも寄与するものとすることができる。
次に、図11により、改質器の別の実施形態について説明する。図11は本発明の他の実施形態による燃料電池装置の改質器20C’の分解斜視図及び断面図である。
図11(a)の分解斜視図に示すように、改質器20’は、原料ガスを改質する改質触媒RF(図3及び図4参照)を収容する改質器ケーシング20C’を有する。箱状の改質器ケーシング20C’は、上面を形成する改質器天板31、底面を形成する改質器底板33、側面を形成する改質器側板35等の外殻部材から構成され、本実施形態では、改質器底板33と改質器側板35は一体的に形成されている。
図11(b)の断面図に示すように、改質器20’の上面には、本体ケーシング56の内壁面56wに向け、略水平に延出する2つの改質器延出部20E’が設けられている。この改質器延出部20E’は、改質器天板21の屈曲された端部21eと、改質器側板25の端部25eを重合させ、溶接することで形成されている。
この延出する改質器延出部20E’により、改質器ケーシング20C’の上面、すなわち改質器天板31上の異物Dの落下を抑制することができる。さらに、改質器20’の下方の燃焼室18にて発生する燃焼ガスは、図11(b)の矢印Gのように、この改質器延出部20E’を迂回するように流れる。したがって、改質器天板31の上面の異物Dへの、燃焼ガスの気流の影響が軽減され、異物Dの落下抑制を確実なものとすることができる。
1 燃料電池装置(SOFC)
2 燃料電池モジュール
6 ハウジング
10 発電室
12 燃料電池セル集合体
14 燃料電池セルスタック
16 燃料電池セルユニット
18 燃焼室(燃焼部)
20、20’ 改質器
20C、20C’ 改質器ケーシング
20E、20E’ 改質器延出部(重合部)
21、31 改質器天板
22 熱交換器
25、35 改質器側板
56 本体ケーシング
56w 本体ケーシングの内壁面
58 蒸発混合器
60 被改質ガス供給管
61 ガスタンク天板
64、66 燃料供給管
65 ガスタンク側板
65e フランジ部
68 燃料ガスタンク
68C ガスタンクケーシング
68E ガスタンク延出部
70 燃料ガス配管
72 発電用空気流路
74 発電用空気導入管
74a 導入口
76 発電用空気供給路
78 吹出口
80 燃焼ガス排出室
82 燃焼ガス排出管
84 燃料電池セル

Claims (3)

  1. 燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池装置において、
    燃料ガスがその内部に供給され、酸化剤ガスがその外側面に供給され、発電反応させる複数の燃料電池セルと、
    上記燃料電池セルを支持して上記内部ガスを供給する燃料ガスタンクと、
    上記燃料電池セル及び燃料ガスタンクを収容する本体ケーシングと、
    上記本体ケーシングの内壁面に設けられた吹出口から上記燃料電池セルの外側面に上記酸化剤ガスを吹き出す酸化剤ガス供給手段と、を備え、
    上記燃料ガスタンクは、上記複数の燃料電池セルに燃料ガスを分配する箱状のガスタンクケーシングを有し、
    上記ガスタンクケーシングは、その上面を形成し上記燃料電池セルを下方から支持するガスタンク天板と、該ガスタンク天板と接合され上記ガスタンクケーシングの側面を形成するガスタンク側板とを有し、
    上記ガスタンク天板の端部には、上記ガスタンク側板と上記本体ケーシングの内壁面との間の空間に上記酸化剤ガスが流入することを抑制するために、上記ガスタンク側板よりも上記吹出口が設けられた上記本体ケーシングの内壁面側に向かって延出したガスタンク延出部が形成されていることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 上記ガスタンク延出部は、上記ガスタンク天板及びガスタンク側板の端部を重合させた重合部を溶接することで形成されている請求項1記載の燃料電池装置。
  3. 上記ガスタンク側板の端部には、上記ガスタンク天板に沿う方向で、且つ、上記本体ケーシングの内壁面側に向かって延出したフランジ部が形成されており、該フランジ部の上面が上記ガスタンク天板の端部の下面と重合し、上記ガスタンク側板が上記ガスタンク天板を支持している請求項2記載の燃料電池装置。
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