JP5558251B2 - Integration circuit and voltage detection device - Google Patents
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本発明は、低周波数帯域まで入力信号を積分可能としつつ、電源の供給開始時(投入時)などにおける積分信号の振動を回避し得る積分回路、およびこの積分回路を備えた電圧検出装置に関するものである。 The present invention relates to an integration circuit capable of integrating an input signal up to a low frequency band and avoiding oscillation of an integration signal at the start of power supply (at the time of power-on), and a voltage detection device including the integration circuit It is.
低周波数帯域まで入力信号を積分可能な積分回路として、下記の特許文献1に開示されたマイクロフォンの指向特性を制御する装置に使用されている積分回路が知られている。この積分回路61は、図4に示すように、演算増幅器62、入力抵抗63(抵抗値:R1)、帰還コンデンサ64(容量値:C1)、帰還抵抗65,66(抵抗値R2,R3)および短絡用コンデンサ67(容量値:C2)を備え、入力信号Vinを積分して出力信号(積分信号)Voutとして出力するように構成されている。
As an integration circuit capable of integrating an input signal up to a low frequency band, an integration circuit used in a device for controlling a directivity characteristic of a microphone disclosed in
この積分回路61では、帰還コンデンサ64に帰還抵抗65,66からなる直列回路を並列接続して直流の増幅率を制限することで、直流の増幅率が無限大になる事態を防止している。また、この積分回路61では、この帰還抵抗65,66の接続によってカットオフ周波数が高周波数側にシフトする事態を回避すべく、帰還抵抗65,66の接続点とグランド電位Vgとの間に短絡用コンデンサ67を接続して交流的に短絡させる構成を採用し、かつ下記式(1)を満たすように各パラメータ値(C1,C2,R2,R3)を規定することで実現している。
In this
次に、カットオフ周波数の高周波数側へのシフトの回避について具体的に説明する。帰還抵抗65,66の接続点(帰還抵抗65,66で構成される帰還抵抗回路の中間点)を短絡用コンデンサ67を介して交流的にグランド電位Vgに短絡する構成を採用し、その上で、下記式(1)を満たすように各パラメータ値(C1,C2,R2,R3)を規定する。これにより、図5に示すように、積分特性にピークを生じさせて、この積分特性を下記式(2)で示される理想的な目標とする積分特性(カットオフ周波数fcが入力抵抗63の抵抗値R1と帰還コンデンサ64の容量値C1とで規定される積分特性)となる。なお、式(1)中のωは、入力信号Vinの周波数をfとしたときに、2πfを表し、式(2)中の記号sはラプラス演算子を示し、ている。
C2≫1/(ω2×C1×R2×R3) ・・・・・・(1)
Vout/Vin=−1/(s×C1×R1) ・・・(2)
Next, avoidance of the shift of the cutoff frequency to the high frequency side will be specifically described. A configuration is adopted in which the connection point of
C2 >> 1 / (ω 2 × C1 × R2 × R3) (1)
Vout / Vin = −1 / (s × C1 × R1) (2)
ところが、上記の積分回路には、以下のような問題点がある。すなわち、この積分回路61では、演算増幅器62の帰還回路内に、帰還抵抗65,66の接続点を交流的にグランド電位Vgに短絡する短絡用コンデンサ67を含む構成を採用したことにより、上記したように、積分特性にピークが存在している。このため、この積分回路61では、例えば、積分回路61への電源の供給開始時に、入力信号Vinが演算増幅器62の入力定格範囲を超えて振れる場合があり、このような場合には、積分信号Voutに振動が発生し、かつこの振動が長い時間継続するという現象が発生する。したがって、この積分回路61には、電源の供給開始から短時間で正常な積分動作に移行することが困難であるという解決すべき課題が存在している。
However, the above integration circuit has the following problems. That is, in the integrating
本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたものであり、カットオフ周波数が入力抵抗と帰還コンデンサとで規定される目標とする積分特性を確保しつつ、積分信号の振動を防止し得る積分回路を提供することを主目的とする。また、この積分回路を備えた電圧検出装置を提供することを他の主目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and can prevent the oscillation of the integration signal while ensuring the target integration characteristic whose cutoff frequency is defined by the input resistance and the feedback capacitor. The main purpose is to provide an integration circuit. Another main object of the present invention is to provide a voltage detection device provided with this integration circuit.
上記目的を達成すべく請求項1記載の積分回路は、非反転入力端子が基準電位に規定された演算増幅器と、前記演算増幅器の反転入力端子に接続された入力抵抗と、前記演算増幅器の反転入力端子に一端が接続されると共に当該演算増幅器の出力端子に他端が接続されたコンデンサと、前記演算増幅器の反転入力端子に一端が接続されると共に当該演算増幅器の出力端子に他端が接続され、かつ中間点が交流的に前記基準電位に短絡可能に構成された帰還抵抗回路とを備えた積分回路であって、前記中間点と前記基準電位との間に接続されて、当該中間点の当該基準電位への交流的な短絡をオン・オフさせるスイッチを備えている。
In order to achieve the above object, an integrating circuit according to
また、請求項2記載の積分回路は、請求項1記載の積分回路において、前記演算増幅器に供給される電源電圧の立ち上がりに遅延して前記スイッチを作動させて、前記短絡をオフからオンに移行させるスイッチ制御回路を備えている。
Further, the integration circuit according to
また、請求項3記載の電圧検出装置は、検出対象体に生じている検出対象交流電圧を検出するために、当該検出対象体に対向して配設されて当該検出対象体と容量結合する検出電極と、参照信号を出力する参照信号出力部と、前記検出電極に接続されると共に前記参照信号を入力して、前記検出対象交流電圧に起因して流れる電流と前記参照信号の電圧に起因して流れる電流とで構成される検出電流を電圧に変換して検出信号として出力する電流電圧変換回路、および当該検出信号を積分することにより前記検出対象交流電圧および前記参照信号の電圧に応じて振幅が変化する積分信号を生成する請求項1または2記載の積分回路を有する検出部と、前記積分信号を制御に応じた利得で増幅して増幅信号を生成しつつ、前記参照信号出力部から出力される前記参照信号と当該増幅信号との加算によって当該参照信号と当該増幅信号に含まれている前記参照信号の信号成分とを相殺可能に前記利得を制御すると共に、前記検出対象交流電圧の信号成分を当該増幅信号から抽出して出力信号として出力する信号抽出部とを備えている。
According to a third aspect of the present invention, there is provided the voltage detection device according to the first aspect of the present invention, wherein the detection is performed so as to face the detection target and is capacitively coupled to the detection target in order to detect the detection target AC voltage generated in the detection target. and the electrode, and the reference signal output section for outputting a reference signal, said inputting the reference signal is connected to the detection electrode, the voltage of the detection target due to AC voltage and flow Ru current said reference signal due to current-voltage conversion circuit that outputs a detection signal by converting the detected current configured voltage and flow Ru current, and the detected alternating voltage and the voltage of the reference signal by integrating said detection signal A detection unit having an integration circuit according to
請求項1記載の積分回路によれば、例えば、積分回路に対する電源の供給開始からの所定期間のように、帰還抵抗回路の中間点を基準電位に交流的に短絡させたままの状態では、積分回路の出力信号(積分信号)に発生する虞れのある振動を、スイッチを制御して帰還抵抗回路の中間点を基準電位に交流的に短絡させない状態に移行させておくことにより、確実に抑制することができる(積分信号の振動を回避することができる)。また、例えば、積分回路に対する電源の供給開始から所定期間が経過した後のように、積分回路の積分信号に振動が発生する虞のないときには、スイッチを制御して帰還抵抗回路の中間点を基準電位に交流的に短絡させる状態に移行させることにより、目標とする積分特性(カットオフ周波数が入力抵抗の抵抗値と帰還用のコンデンサの容量値とで規定される積分特性)で電圧を積分して出力することができる。このため、より周波数の低い交流電圧についても正確に積分して積分信号として出力することができる。
According to the integration circuit of
請求項2記載の積分回路によれば、演算増幅器に供給される電源電圧の立ち上がりに遅延してスイッチをオフ状態からオン状態に移行させるスイッチ制御回路を備えたことにより、帰還抵抗回路の中間点を基準電位に交流的に短絡させたままの状態では、積分回路に対する電源の供給開始からの所定期間において積分回路の積分信号に発生する虞れのある振動を自動的に抑制することができる。 According to the integration circuit of the second aspect, the switch control circuit for shifting the switch from the OFF state to the ON state with a delay from the rise of the power supply voltage supplied to the operational amplifier is provided. In a state in which is short-circuited to the reference potential in an AC manner, vibrations that may occur in the integration signal of the integration circuit during a predetermined period from the start of power supply to the integration circuit can be automatically suppressed.
請求項3記載の電圧検出装置によれば、例えば、電源の供給開始からの所定期間のように積分回路の積分信号に発生する虞れのある振動について、その発生を確実に回避することができるため、発生した振動の減衰を待つ必要がなくなる結果、より短時間で検出対象体に生じている検出対象交流電圧を測定することができる。 According to the voltage detection device of the third aspect, for example, it is possible to reliably avoid the occurrence of vibration that may occur in the integration signal of the integration circuit during a predetermined period from the start of power supply. Therefore, it is not necessary to wait for attenuation of the generated vibration, and as a result, the detection target AC voltage generated in the detection target body can be measured in a shorter time.
以下、添付図面を参照して、積分回路、およびこの積分回路を備えた電圧検出装置の実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of an integration circuit and a voltage detection device including the integration circuit will be described with reference to the accompanying drawings.
最初に、電圧検出装置1について、図面を参照して説明する。
First, the
電圧検出装置1は、非接触型の電圧検出装置であって、図1に示すように、検出電極11、検出部12、参照信号出力部13、振幅変更部14、増幅部15、加算部16、同期検波部17、制御部18、処理部19、記憶部20および出力部21を備え、基準電位(本例ではグランド電位Vg)を基準として検出対象体2に生じている交流電圧V1(検出対象交流電圧)を非接触で検出可能に構成されている。この場合、増幅部15、加算部16、同期検波部17および制御部18は、信号抽出部EXを構成する。
The
検出電極11は、一例として平板状に形成されて、検出対象体2に生じている交流電圧V1の検出に際しては、図1に示すように検出対象体2と容量結合(静電容量C0を介して結合)させられる。
The
検出部12は、一例として図2に示すように、電流電圧変換回路31、バッファ回路32、差動増幅回路33、積分回路34およびスイッチ制御回路35を含んで構成されている。
As shown in FIG. 2 as an example, the
電流電圧変換回路31は、図2に示すように、一例として演算増幅器31aおよび帰還抵抗31bを備えている。また、演算増幅器31aは、反転入力端子が検出電極11に接続され、非反転入力端子に参照信号Ss(電圧Vs)が入力される。このため、演算増幅器31aの反転入力端子に接続されている検出電極11の電圧は、演算増幅器31aの反転入力端子と非反転入力端子とがバーチャルショートとなることから、参照信号Ssの電圧Vsと一致した状態となる。
As shown in FIG. 2, the current-
この構成により、静電容量C0の両端間電圧は、図1に示すように、交流電圧V1と電圧Vsとの間の電位差Vdi(=V1−Vs)に等しくなり、静電容量C0には、この電位差Vdiの微分成分(交流電圧V1の微分成分から電圧Vsの微分成分を減算した値)に比例した電流値Iaの検出電流Iが流れる。したがって、電流電圧変換回路31は、この検出電流Iを帰還抵抗31b(抵抗値R1)において電圧(検出信号)V2aに変換して出力する。この場合、演算増幅器31aの反転入力端子の電圧が電圧Vsであるため、電圧V2aは、帰還抵抗31bでの検出電流Iに基づく電圧降下(R1×Ia)をこの電圧Vsから減算した電圧(Vs−R1×Ia)となる。
With this configuration, the voltage across the capacitance C0 becomes equal to the potential difference Vdi (= V1-Vs) between the AC voltage V1 and the voltage Vs, as shown in FIG. A detection current I having a current value Ia that is proportional to the differential component of the potential difference Vdi (a value obtained by subtracting the differential component of the voltage Vs from the differential component of the AC voltage V1) flows. Therefore, the current-
バッファ回路32は、一例として、演算増幅器32aおよび帰還抵抗32bを備え、ボルテージフォロワ回路として構成されている。この構成により、バッファ回路32は、非反転入力端子に入力されている参照信号Ssを振幅および位相は変えずに、低インピーダンスで電圧V2bとして出力する。
As an example, the
差動増幅回路33は、一例として、演算増幅器33a、帰還抵抗33b、入力抵抗33c,33dおよび接地抵抗33eを備えている。演算増幅器33aの非反転入力端子には、入力抵抗33cを介して電圧V2aが入力され、その反転入力端子には、入力抵抗33dを介して電圧V2bが入力される。この場合、入力抵抗33c,33dの各抵抗値は同一に規定されると共に、帰還抵抗33bおよび接地抵抗33eの各抵抗値についても同一に規定されている。この構成により、差動増幅回路33は、電圧V2aと電圧V2bの差分電圧(V2a−V2b)に比例した電圧V3(=α×(V2a−V2b))を出力する。この電圧V3は、−α×R1×Ia(=α×(V2a−V2b)=α×(Vs−R1×Ia−Vs))で表される。ここで、αは比例定数である。すなわち、差動増幅回路33は、電流電圧変換回路31から出力される電圧V2aに含まれている参照信号Ssの電圧Vsそのものを除去する機能を有している。
As an example, the
積分回路34は、一例として、演算増幅器34a、入力抵抗34b、帰還コンデンサ34c、帰還抵抗34d,34e、短絡用コンデンサ34fおよび短絡用スイッチ(スイッチ回路)34gを備えている。具体的には、この積分回路34は、帰還抵抗34d,34eの直列回路が帰還コンデンサ34cに並列に接続され、かつ短絡用コンデンサ34fおよび短絡用スイッチ34gの直列回路が帰還抵抗34d,34eの接続点(帰還抵抗34d,34eで構成される帰還抵抗回路の中間点)Bとグランド電位Vgとの間に接続されて構成されている。短絡用スイッチ34gは、リレーや半導体スイッチ素子(トランジスタ、FET、アナログスイッチなど)で構成されて、制御信号Sc1の入力時にはオン状態に移行され、制御信号Sc1の非入力時にはオフ状態に移行される。なお、一例として、各帰還抵抗34d,34eをそれぞれ1個の抵抗で構成しているが、各帰還抵抗34d,34eの少なくとも1つを複数の抵抗で構成することもできる。
For example, the
この構成により、積分回路34は、短絡用スイッチ34gのオン状態のときには、帰還抵抗34d,34eの接続点が交流的に短絡(グランド電位Vgに接続)された状態となり、背景技術で説明した積分回路61と同様の構成となって、上記した式(2)で示される理想的な目標とする積分特性(カットオフ周波数fcが入力抵抗34bの抵抗値と帰還コンデンサ34cの容量値とで規定される積分特性)を有する構成となる。一方、積分回路34は、短絡用スイッチ34gのオフ状態のときには、カットオフ周波数fcが帰還抵抗34d,34eの直列合成抵抗と帰還コンデンサ34cの容量値とで規定される積分特性を有する構成となる。
With this configuration, when the shorting
また、積分回路34における演算増幅器34aの反転入力端子には、入力抵抗34bを介して電圧V3が入力される。この構成により、積分回路34は、この電圧V3を積分して、つまり、検出電流Iの電流値Iaに比例する電圧(−α×R1×Ia)を積分して、積分信号S1として出力する。この場合、検出電流Iは、上記したように、交流電圧V1の微分成分と電圧Vsの微分成分とで構成され、検出電流Iの電流値Iaは、交流電圧V1の微分成分から電圧Vsの微分成分を減算した値に比例する。このため、積分回路34がこの電圧(−α×R1×Ia)を積分することにより、積分信号S1は、交流電圧V1および電圧Vsの電圧に応じた振幅の電圧信号、具体的には交流電圧V1から電圧Vsを減算した値に比例する電圧信号(β×(V1−Vs))として生成される。ここで、βは比例定数である。
The voltage V3 is input to the inverting input terminal of the
スイッチ制御回路35は、予め決められたタイミングで制御信号Sc1を生成して短絡用スイッチ34gに出力することにより、短絡用スイッチ34gをオフ状態からオン状態に、またオン状態からオフ状態に移行させて、帰還抵抗34d,34eの接続点(中間点)のグランド電位Vgへの交流的な短絡をオン・オフ制御する。本例では、スイッチ制御回路35は、一例として図3に示すように、抵抗35a、コンデンサ35b、ダイオード35cおよびシュミットトリガ35dを備えている。
The
具体的には、スイッチ制御回路35では、抵抗35aおよびコンデンサ35bの直列回路が、電圧検出装置1における検出部12や処理部19などの各構成要素の作動用電源電圧(正電源電圧および負電源電圧。例えば、±15V)のうちの正電源電圧とグランド電位Vgとの間に、抵抗35aが正電源電圧側に位置した状態で接続されている。また、ダイオード35cが、正電源電圧側にカソード端子が位置するように、抵抗35aに並列に接続されている。このダイオード35cは、正電源電圧がゼロボルトに移行したときに、コンデンサ35bに充電されている電荷を急速に放電する機能を備えている。また、シュミットトリガ35dは、その入力端子が抵抗35aとコンデンサ35bとの接続点に接続されている。
Specifically, in the
この構成により、スイッチ制御回路35は、電圧検出装置1における電源供給開始(電源電圧の立ち上がり)のタイミング(正電源の演算増幅器34aを含む各構成要素への供給開始のタイミング)から予め規定された時間(例えば、数秒)の経過後に、つまり、上記のタイミングに遅延して、制御信号Sc1を短絡用スイッチ34gに出力することにより、短絡用スイッチ34gをオフ状態からオン状態に移行させる。また、スイッチ制御回路35は、電圧検出装置1における電源電圧の停止時には、制御信号Sc1の短絡用スイッチ34gへの出力を停止することにより、短絡用スイッチ34gをオン状態からオフ状態に移行させる。
With this configuration, the
参照信号出力部13は、グランド電位Vgを基準として電圧Vsが所定の周期で変化し振幅が一定の参照信号Ss(周波数および振幅が一定の交流信号。一例として正弦波信号)を生成して、検出部12および振幅変更部14に出力する。また、本例では、一例として、参照信号Ssは、その周波数が検出対象体2の交流電圧V1の周波数よりも高い周波数に規定されている。この場合、参照信号Ssの周波数を検出対象体2の交流電圧V1の周波数よりも低い周波数に規定することもできる。振幅変更部14は、アッテネータや増幅器で構成されて、参照信号Ss(電圧Vs)を入力すると共に、その振幅のみを変更して(γ倍して)、基準信号Sr(電圧Vr=γ×Vs)として出力する。本例では、振幅変更部14は、発明の理解を容易にするため、参照信号Ssに対して遅延のない状態で基準信号Srを出力するものとする。なお、γ=1のときには、基準信号Srは参照信号Ssそのものとなる。この場合には、振幅変更部14を省略することができ、参照信号Ssを基準信号Srとして使用することもできる。
The reference
増幅部15は、検出部12から出力される積分信号S1を入力すると共に、制御部18から出力される制御信号(具体的には制御電圧)Sc2のレベル(直流電圧レベル)によって規定される増幅率(利得)δ(δは1以上でも1未満でもよい)で積分信号S1を増幅して、増幅信号S2(=δ×β×(V1−Vs))を生成して出力する。本例では一例として、増幅部15は、入力される制御信号Sc2のレベルが増加したときにはその増幅率δが増加し、制御信号Sc2のレベルが減少したときには増幅率δが減少する。
The amplifying
加算部16は、増幅信号S2および基準信号Srを入力して、両信号S2,Srを加算し、加算によって得られた加算信号を出力信号Soとして出力する。この場合、上記したように、増幅信号S2は、その電圧が(δ×β×(V1−Vs))で表される信号であり、また基準信号Srは、その電圧Vrが(γ×Vs)で表される信号である。したがって、加算部16は、両信号S2,Srの加算処理を実行することにより、増幅信号S2を構成する参照信号Ssについての電圧成分を、参照信号Ssの電圧成分で構成される基準信号Srで相殺(キャンセル)する処理を実行する。つまり、加算部16は、相殺回路として機能する。
The
同期検波部17は、出力信号Soおよび基準信号Srを入力すると共に、基準信号Srで出力信号Soを同期検波することにより、検波信号Vdを生成して出力する。具体的には、同期検波部17は、同期検波により、出力信号Soに含まれる参照信号Ssの信号成分(具体的には、参照信号Ssと同一周波数の信号成分。電圧Vsの成分)の振幅の増減に応じて電圧の絶対値が増減し、かつ出力信号Soに含まれる参照信号Ssの信号成分の位相が参照信号Ssの位相と一致しているとき(同位相のとき)と180°ずれているとき(逆位相のとき)とで極性の異なる検波信号Vdを生成して出力する。本例では、一例として、同期検波部17は、出力信号Soに含まれている参照信号Ssの信号成分と基準信号Srとが同位相のときには正極性(正電圧)となり、逆位相のときには負極性(負電圧)となる検波信号Vdを生成して出力する。
The
制御部18は、入力した検波信号Vdの極性に基づいて電圧が増減する制御信号Sc2を生成して、増幅部15に出力する。本例では、一例として、制御部18は、入力した検波信号Vdが正極性のときには、制御信号Sc2の電圧レベルを増加させ、一方、入力した検波信号Vdが負極性のときには、制御信号Sc2の電圧レベルを減少させる。以上の構成により、増幅部15の増幅率δに対するフィードバック制御が同期検波部17および制御部18によって行われて、制御部18が、増幅信号S2を構成する参照信号Ssと同一周波数の信号成分の振幅が一定となるように(本例では加算部16に入力される基準信号Srの振幅(γ×Vs)と同じ振幅で、かつ逆位相となるように)、増幅部15の増幅率δを検波信号Vdに基づいて制御する。したがって、加算部16は、増幅信号S2および基準信号Srの加算処理を実行して、増幅信号S2を構成する参照信号Ssの信号成分を基準信号Srで相殺(キャンセル)させて、検出対象体2の交流電圧V1と同一周波数の信号成分で構成される出力信号Soを生成して出力する。
The
この場合、検出対象体2と検出電極11との間に形成される静電容量C0の大きさに応じて、静電容量C0に流れる検出電流Iを構成する各成分(交流電圧V1の微分成分(微分成分)および電圧Vsの微分成分(微分成分))が同じ割合で変動し、これに伴い、積分信号S1を構成する各成分(交流電圧V1の成分および電圧Vsの成分)も同じ割合で変動する。これに対して、電圧検出装置1の信号抽出部EXでは、増幅部15が積分信号S1(積分回路34の出力信号)を増幅率δ(所定の利得)で増幅して増幅信号S2を生成している状態において、加算部16での基準信号Srおよび増幅信号S2に対する加算処理によって、基準信号Srと増幅信号S2に含まれている参照信号Ssの電圧成分とが相殺されるように、つまり、増幅信号S2を構成する参照信号Ssと同一周波数の信号成分の振幅が基準信号Srの振幅(既知)と一致するように、同期検波部17および制御部18が、増幅部15の増幅率δをフィードバック制御する。このため、電圧検出装置1では、出力信号Soに含まれている交流電圧V1と同一周波数の信号成分(電圧成分)は、静電容量C0の大きさに拘わらず、その振幅が検出対象体2に発生している交流電圧V1の振幅に対応した大きさに、理論的には、その振幅が検出対象体2に発生している交流電圧V1の振幅と一致した状態となる。
In this case, each component (differential component of the AC voltage V1) constituting the detection current I flowing through the capacitance C0 according to the magnitude of the capacitance C0 formed between the
処理部19は、A/D変換器およびCPU(いずれも図示せず)を備えて構成されて、出力信号Soの電圧波形(レベル)を予め規定された周波数(交流電圧V1の周波数よりも十分に早い周波数)のサンプリングクロックでサンプリングしてデジタルデータD1に変換して記憶部20に記憶させる記憶処理、このデジタルデータD1に基づいて交流電圧V1を算出する電圧算出処理、および算出した交流電圧V1を出力する出力処理を実行する。記憶部20は、ROMやRAMなどで構成されて、処理部19での電圧算出処理において使用される電圧算出用テーブルTBが予め記憶されている。
The
この電圧算出用テーブルTBの作成手順についてのその概要を説明する。一例として、既知の電圧Vs(一定)の参照信号Ssを検出部12および振幅変更部14に出力して、同期検波部17および制御部18によるフィードバック制御を行っている状態において、検出対象体2に発生させる交流電圧V1の振幅を所定の電圧ステップで変化させつつデジタルデータD1を取得して、その電圧ステップで変化させた交流電圧V1に対応付けてデジタルデータD1を交流電圧V1の電圧値と共に記憶させることで、電圧算出用テーブルTBを作成する。この構成により、処理部19は、取得したデジタルデータD1に対応する交流電圧V1の電圧値を電圧算出用テーブルTBを参照して取得することにより、検出対象体2の交流電圧V1を算出することが可能となっている。出力部21は、本例では、一例としてディスプレイ装置で構成されて、処理部19での出力処理において、交流電圧V1の波形や算出した電圧パラメータ(振幅や実効値)を表示させる。
An outline of the procedure for creating the voltage calculation table TB will be described. As an example, in the state where the reference signal Ss of the known voltage Vs (constant) is output to the
次いで、電圧検出装置1による検出対象体2の交流電圧V1に対する検出動作について説明する。
Next, the detection operation for the AC voltage V1 of the
まず、非接触の状態で検出対象体2に対向するように検出電極11を検出対象体2の近傍に位置させる。これにより、図1に示すように、検出電極11と検出対象体2との間に静電容量C0が形成された状態となる。この場合、静電容量C0の容量値は、検出電極11と検出対象体2の距離に反比例して変化するが、検出電極11を一旦配設した後は、温度などの環境が一定の条件下においては一定の(変動しない)値となる。
First, the
また、検出電極11と検出対象体2とが静電容量C0を介して交流的に接続されることにより、グランド電位Vgから、検出対象体2、検出電極11、検出部12および参照信号出力部13を介してグランド電位Vgに至る電流経路A(図1中において一点鎖線で示す経路)が形成される。このため、この電流経路Aには、参照信号Ssの電圧Vsに起因した電流(電圧Vsの微分成分に比例した電流)と、検出対象体2の交流電圧V1に起因した電流(交流電圧V1の微分成分に比例した電流)とで構成される検出電流Iが流れている。
In addition, the
検出部12では、図2に示すように、電流電圧変換回路31が、検出電流Iを入力して電圧V2aに変換して出力し、バッファ回路32が参照信号Ssを入力して低インピーダンスで電圧V2bとして出力する。次いで、差動増幅回路33が、両電圧V2a,V2b間の電位差を演算して出力することにより、電流電圧変換回路31から出力される電圧V2aに含まれている参照信号Ssの電圧Vsを除去して、電圧V3(=α×(V2a−V2b)として出力する。
In the
続いて、積分回路34が、この電圧V3を積分することにより、積分信号S1を生成して出力する。この場合、スイッチ制御回路35は、電圧検出装置1における電源供給開始のタイミングから予め規定された時間が経過するまで(所定期間が経過するまで)、制御信号Sc1の出力を停止している。このため、この積分回路34では、この所定期間中は、短絡用スイッチ34gがオフ状態にあることから、帰還抵抗34d,34eの接続点は、交流的にグランド電位Vgに短絡されていない状態となっている。したがって、積分回路34は、この所定期間において、図5において実線で示すような一部にピークを有する積分特性ではなく、一点鎖線で示すようなピークのない目標とする一般的な積分特性で電圧V3を積分する。これにより、積分回路34の入力信号である電圧V3が電源の供給開始の直後に演算増幅器34aの入力定格範囲を超えて振れ、これに伴い積分信号S1が大きく振れたとしても、積分回路34は、積分信号S1に振動を発生させることなく、積分信号S1を速やかに安定させる。したがって、積分回路34から出力される積分信号S1が振動し続けるという事態の発生が回避されている。
Subsequently, the
一方、スイッチ制御回路35は、電圧検出装置1における電源供給開始のタイミングから予め規定された時間が経過した時点(上記の所定期間が終了した時点)で、制御信号Sc1の出力を開始する。このため、この積分回路34では、所定期間が経過した以降は、短絡用スイッチ34gがオン状態にあることから、帰還抵抗34d,34eの接続点は、交流的にグランド電位Vgに短絡された状態となっている。したがって、積分回路34は、この所定期間の終了以降は、図5において実線で示すような一部にピークを有する積分特性で、すなわち、帰還抵抗34d,34eの接続点が交流的にグランド電位Vgに短絡されていない状態と比較して、より低い周波数の信号に対しても積分器として機能し得る積分特性で、電圧V3を積分して積分信号S1を出力する。
On the other hand, the
次いで、同期検波部17および制御部18が、上記したように作動して、加算部16での増幅信号S2および基準信号Srについての加算処理において、増幅信号S2を構成する参照信号Ssについての電圧成分が基準信号Srで相殺されるように、増幅部15における積分信号S1に対する増幅率δを制御する。これにより、加算部16は、検出対象体2の交流電圧V1と同一周波数の信号成分で構成される出力信号Soを生成して出力する。
Next, the
次いで、処理部19が、記憶処理を実行して、出力信号Soを入力すると共にデジタルデータD1に変換して記憶部20に記憶させる。続いて、処理部19は、電圧算出処理を実行する。この電圧算出処理では、処理部19は、記憶部20に記憶されているデジタルデータD1を読み出すと共に、電圧算出用テーブルTBを参照して、読み出したデジタルデータD1に対応する交流電圧V1を取得する。また、処理部19は、この取得した交流電圧V1に基づいて、例えば交流電圧V1の実効値や振幅などを算出して記憶部20に記憶させる。最後に、処理部19は、出力処理を実行して、記憶部20に記憶されている交流電圧V1の実効値や振幅などを、ディスプレイ装置で構成された出力部21に表示させる。これにより、電圧検出装置1による検出対象体2の交流電圧V1についての検出が完了する。なお、出力処理において、処理部19が、取得した交流電圧V1に基づいて、交流電圧V1の電圧波形を出力部21に表示させる構成を採用することもできる。
Next, the
この電圧検出装置1では、検出部12を構成する積分回路34が、演算増幅器34a、その反転入力端子に接続された入力抵抗34b、演算増幅器34aの反転入力端子と出力端子との間に接続された帰還コンデンサ34c、帰還コンデンサ34cに並列に接続された帰還抵抗34d,34eで構成される直列回路、並びに帰還抵抗34d,34eの接続点(中間点)とグランド電位Vgとの間に接続された短絡用コンデンサ34fおよび短絡用スイッチ34gで構成される直列回路を備えて構成されている。
In this
したがって、この電圧検出装置1の積分回路34によれば、積分回路34に対する電源の供給開始からの所定期間のように、帰還抵抗34d,34eの接続点をグランド電位Vgに交流的に短絡させたままの状態では、積分回路34からの積分信号S1に発生する虞れのある振動を、短絡用スイッチ34gをオフ状態に移行させておくことで確実に抑制することができる(発生を回避することができる)と共に、この所定期間の経過後においては、短絡用スイッチ34gをオン状態に移行することにより、目標とする積分特性(カットオフ周波数fcが入力抵抗34bの抵抗値と帰還コンデンサ34cの容量値とで規定される積分特性)で電圧V3を積分して、積分信号S1を生成することができるため、より周波数の低い交流電圧V1についても正確に積分して積分信号S1を生成することができる。
Therefore, according to the
また、この積分回路34によれば、演算増幅器34aに供給される電源電圧の立ち上がりに遅延して短絡用スイッチ34gをオフ状態からオン状態に移行させるスイッチ制御回路35を備えたことにより、帰還抵抗34d,34eの接続点をグランド電位Vgに交流的に短絡させたままの状態では、積分回路34に対する電源の供給開始からの所定期間において積分回路34で発生する虞れのある積分信号S1の振動を、自動的に抑制することができる。
In addition, the
また、この積分回路34を備えた電圧検出装置1によれば、電源の供給開始からの所定期間に積分回路34において発生する虞れのある積分信号S1の振動の発生を確実に回避することができるため、発生した振動の減衰を待つ必要がなくなる結果、より短時間で検出対象体2の交流電圧V1を測定することができる。
In addition, according to the
なお、上記の積分回路34では、スイッチ制御回路35として、抵抗35aおよびコンデンサ35bの時定数を利用して、制御信号Sc1の生成を遅延させる構成を採用しているが、CPUやカウンタなどを使用して、所定期間を計測して、この所定期間の経過後に短絡用スイッチ34gをオフ状態からオン状態に移行させる構成を採用することもできる。また、演算増幅器34aに供給される電源電圧の立ち上がりに遅延して短絡用スイッチ34gをオフ状態からオン状態に移行させるスイッチ制御回路35を備え、積分信号S1の振動の発生を自動的に回避する好ましい構成を採用しているが、電源電圧の立ち上がりに遅延して短絡用スイッチ34gをオフ状態からオン状態にマニュアルで移行させる構成を採用することもできる。
In the
また、スイッチ制御回路35による短絡用スイッチ34gのオフ状態からオン状態への移行を、電源電圧の供給開始のタイミングから遅延させて実行する構成について上記したが、さらに遅いタイミングで実行することもできる。例えば、電圧検出装置1の動作中であっても、検出電極11が検出対象体2と静電容量C0を介して結合していない状態から、静電容量C0を介して結合している状態に移行したときには、検査電流Iが急激に増加するため、これに起因して、積分回路34の入力信号である電圧V3が演算増幅器34aの入力定格範囲を超えて振れる場合がある。一方、検出部12が、検査電流Iを検出して積分信号S1を出力しているときには、同期検波部17および制御部18が上記したように、増幅部15の増幅率δに対するフィードバック制御を実行しているため、増幅信号S2の振幅、出力信号Soの振幅および検波信号Vdの振幅が、検出部12が検査電流Iを検出していないときの振幅と相違したものとなる。このため、これらの信号のいずれかと、それに対して予め規定した基準値とを比較する回路構成をスイッチ制御回路として採用して構成することで、スイッチ制御回路が、検出電極11が検出対象体2と静電容量C0を介して結合した状態を検出したときに制御信号Sc1を出力して、短絡用スイッチ34gをオフ状態からオン状態へ移行させる構成を採用することもできる。
Further, although the above description has been made on the configuration in which the
この構成によれば、検出電極11が検出対象体2と静電容量C0を介して結合し終えた後に、積分回路34を低周波数まで正確に積分可能な構成とすることができるため、検出電極11が検出対象体2と静電容量C0を介して結合する時点で、積分回路34の入力信号である電圧V3が演算増幅器34aの入力定格範囲を超えて振れるという状態が発生したとしても、これに起因して積分信号S1が振動する事態を回避することができる。
According to this configuration, the
また、積分回路34を電圧検出装置1に適用した例を挙げて説明したが、電圧検出装置1以外の電流測定装置や電力測定装置などの各種測定装置に適用することができるのは勿論である。
Further, although the example in which the
1 電圧検出装置
11 検出電極
12 検出部
34 積分回路
34a 演算増幅器
34b 入力抵抗
34c 帰還コンデンサ
34d,34e 帰還抵抗
34f 短絡用コンデンサ
35 スイッチ制御回路
EX 信号抽出部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記演算増幅器の反転入力端子に接続された入力抵抗と、
前記演算増幅器の反転入力端子に一端が接続されると共に当該演算増幅器の出力端子に他端が接続されたコンデンサと、
前記演算増幅器の反転入力端子に一端が接続されると共に当該演算増幅器の出力端子に他端が接続され、かつ中間点が交流的に前記基準電位に短絡可能に構成された帰還抵抗回路とを備えた積分回路であって、
前記中間点と前記基準電位との間に接続されて、当該中間点の当該基準電位への交流的な短絡をオン・オフさせるスイッチを備えている積分回路。 An operational amplifier whose non-inverting input terminal is defined as a reference potential;
An input resistor connected to the inverting input terminal of the operational amplifier;
A capacitor having one end connected to the inverting input terminal of the operational amplifier and the other end connected to the output terminal of the operational amplifier;
A feedback resistor circuit having one end connected to the inverting input terminal of the operational amplifier, the other end connected to the output terminal of the operational amplifier, and an intermediate point capable of being short-circuited to the reference potential in an alternating manner. Integrating circuit,
An integration circuit comprising a switch connected between the intermediate point and the reference potential and configured to turn on and off an AC short circuit to the reference potential at the intermediate point.
参照信号を出力する参照信号出力部と、
前記検出電極に接続されると共に前記参照信号を入力して、前記検出対象交流電圧に起因して流れる電流と前記参照信号の電圧に起因して流れる電流とで構成される検出電流を電圧に変換して検出信号として出力する電流電圧変換回路、および当該検出信号を積分することにより前記検出対象交流電圧および前記参照信号の電圧に応じて振幅が変化する積分信号を生成する請求項1または2記載の積分回路を有する検出部と、
前記積分信号を制御に応じた利得で増幅して増幅信号を生成しつつ、前記参照信号出力部から出力される前記参照信号と当該増幅信号との加算によって当該参照信号と当該増幅信号に含まれている前記参照信号の信号成分とを相殺可能に前記利得を制御すると共に、前記検出対象交流電圧の信号成分を当該増幅信号から抽出して出力信号として出力する信号抽出部とを備えている電圧検出装置。 A detection electrode disposed opposite to the detection target body and capacitively coupled to the detection target body to detect a detection target alternating voltage generated in the detection target body;
A reference signal output unit for outputting a reference signal;
Enter the reference signal is connected to the detection electrode, the detection target detected current formed due to the AC voltage due to the flow Ru current to the voltage of the reference signal in the flow Ru current current-voltage conversion circuit that outputs a detection signal is converted into voltage, and claims that the amplitude in response to the voltage of the detected AC voltage and the reference signal by integrating said detection signal to produce an integrated signal that varies A detection unit having the integration circuit according to 1 or 2;
It is included in the reference signal and the amplified signal by adding the reference signal output from the reference signal output unit and the amplified signal while amplifying the integrated signal with a gain according to control to generate an amplified signal. And a signal extraction unit that controls the gain so as to cancel out the signal component of the reference signal, and extracts the signal component of the detection target AC voltage from the amplified signal and outputs the signal as an output signal. Detection device.
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