JP5557869B2 - パケットロス数測定装置及び方法及びプログラム - Google Patents
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少なくとも、フロー識別子毎に、フローの方向、最終パケットの受信時刻、最終パケットの種類、タイムアウトフラグ、タイムアウト時シーケンス番号を格納するフロー記憶手段と、
前記ネットワークAと前記ネットワークB間を流れるフローと該フローの受信パケットが流れる方向を検出し、該受信パケットの情報を前記フロー記憶手段に格納すると共に、該受信パケットから受信データパケット情報とACKパケット情報を取り出して出力するフロー処理手段と、
前記フロー処理手段から取得した前記受信データパケット情報について、データパケットとその前に送られたACKパケットの時間差に基づいてタイムアウトしているか否かを判定し、所定の条件及び、再送パケットであるか否かに基づいて、パケットロス数を算出し、パケットロス数記憶手段を更新するTCPデータパケット処理手段と、
前記フロー処理手段から取得した前記ACKパケット情報に基づいて前記フロー情報記憶手段を参照し、前記測定ポイントと前記TCP受信端末との間のパケットロスの状況を示す前記タイムアウトフラグがオンの場合は、パケットロス数を算出し、前記パケットロス数記憶手段を更新するTCP ACKパケット処理手段と、有する。
前記フロー処理手段から取得した前記受信データパケット情報について、タイムアウトしており、前記フロー記憶手段の最終パケットの種類がACKであり、該フロー記憶手段のACK番号の重複数が0であり、該フロー記憶手段の再送パケットフラグが0である条件を満たす場合は、パケットロス数を算出し、前記パケットロス数記憶手段に格納し、該フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンに設定する第1のパケットロス数算出手段と、
前記条件を満たさず、前記データパケットのシーケンス番号が含まれていなければ、前記フロー記憶手段に該シーケンス番号の上限値及び下限値を記憶し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフにし、含まれていれば、現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値以上である場合はタイムアウトと判断し、該フロー記憶手段の最終パケットの種類がデータパケットである場合は、該フロー記憶手段のタイムアウトフラグをオンにし、該最終パケットの種類がACKパケットである場合は、フローの方向に応じて前記パケットロス数記憶手段に加算し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンにする第2のパケットロス数算出手段と、
前記フロー記憶手段の該タイムアウト時シーケンス番号に当該パケットのシーケンス番号の上限値を設定する手段と、
現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値より小さい場合には、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフに設定する手段と、
前記フロー記憶手段の前記最終のパケットの受信時刻に現在時刻を設定し、前記最終パケットの種類をデータパケットと設定する手段と、
を含む。
前記フロー処理手段から取得した前記受信データパケット情報について、タイムアウトしておらず、前記受信済みシーケンス番号記憶手段に、前記データパケットのシーケンス番号が含まれていなければ、該受信済みシーケンス番号記憶手段に該シーケンス番号の上限値及び下限値を記憶し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフにし、含まれていれば、現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値以上である場合はタイムアウトと判断し、該フロー記憶手段の最終パケットの種類がデータパケットである場合は、該フロー記憶手段のタイムアウトフラグをオンにし、該最終パケットの種類がACKパケットである場合は、フローの方向に応じて前記パケットロス数記憶手段に加算し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンにする手段と、
前記フロー記憶手段の該タイムアウト時シーケンス番号に当該パケットのシーケンス番号の上限値を設定する手段と、
現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値より小さい場合には、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフに設定する第3のパケットロス数算出手段と、
前記フロー記憶手段の前記最終のパケットの受信時刻に現在時刻を設定し、前記最終パケットの種類をデータパケットと設定する手段と、を含む。
前記フロー記憶手段を参照した結果、前記タイムアウトフラグがオンであり、かつ、前記タイムアウト時シーケンス番号に1加算した値が前記ACKパケットのシーケンス番号と等しい場合は、フローの方向に応じて、前記パケットロス数記憶手段のパケットロス数を1加算し、該フロー記憶手段におけるデータパケットのフローの再送パケットフラグをオンにする第4のパケットロス数算出手段と、
前記フロー記憶手段の前記タイムアウトフラグをオフにする手段と、を含む。
前記フロー情報記憶手段を参照した結果、前記タイムアウトフラグがオフであり、かつ、ACKパケットのシーケンス番号と該フロー情報記憶手段の最終ACKパケットのシーケンス番号が同じ値である場合は、該フロー情報記憶手段の重複数に1を加算し、同じ値でない場合は、該フロー情報記憶手段の重複数に0を設定する手段と、
前記フロー情報記憶手段の最終ACKパケットのシーケンス番号に、受信したACKパケットのシーケンス番号を設定する手段と、を含む。
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に前記パケットロス数Nを加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に該パケットロス数Nを加算する手段を含む。
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に1を加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に1を加算する手段を含む。
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に1を加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に1を加算する手段を含む。
・測定ポイント〜TCP受信端末(ネットワークA⇒ネットワークB)におけるウィンドウの全パケットロス;
・測定ポイント〜TCP受信端末(ネットワークA⇒ネットワークB)におけるウィンドウの半数以上のパケットロス(ただし、全パケットロスではない);
・TCP受信端末〜測定ポイント(ネットワークB⇒ネットワークA)におけるウィンドウの全ACKパケットロス;
の検出も可能となり、パケットロスの測定精度を向上させることができる。
当該ケースは、TCP送信端末100から送信されたパケットが測定ポイントに到着する前に、全てのパケットがロスし、TCP送信端末100のタイムアウト後に、パケットが再送され、測定ポイントに到着するケースである。
の式が成り立てば、タイムアウトが発生したと見做す。また、この方法では、ACKパケットがTCP送信端末100に到着するまでの伝搬遅延を考慮する必要があるため、例えば、TCP送信端末100と測定ポイント間のRTT(Round Trip Time)の計測値を用いて、
α=(TCP送信端末〜測定ポイント間のRTT)/2
として補正することも考えられる。
ACK i:ACK iのAcknowledgement番号(次に期待するシーケンス番号
RTOestimated:RTOの推定値
Dupack:同一ACK番号を持つACKパケットの連続受信数
RX i:pkt iが再送パケット種別を示すフラグ
(再送パケット=1、再送パケットではない=0)
である。
<b−(1)のケース>
当該ケースは、測定ポイントの後の区間bにおいて、TCPのウィンドウのパケットが全て損失するケースである。このケースでは、ACKがTCP送信端末100に返ってこないため、TCP送信端末100はタイムアウトを起こす。
当該ケースは、測定ポイントの後の区間bにおいて、TCPのウィンドウのパケットの半数以上が損失するケースである。この場合、TCP送信端末100では、Triple Duplicated ACKの検出により、輻輳回避モードになりウィンドウが半分になるが、半数以上のパケットが損失しているため、TCP送信端末100はタイムアウトを引き起こすことになる。
当該ケースは、測定ポイントの後の区間cにおいて、TCPのウィンドウのACKパケットが全て損失するケースである。当該ケースでは、ACKがTCP送信端末100に返って来ないため、TCP送信端末100はタイムアウトを引き起こす。タイムアウトが発生するため、再送されたデータパケットpkt iとその一つ前のデータパケットpkt i-1の間隔は、RTO値以上になる。TCP受信端末200は、再送パケットpkt iを受け取った後、ACKを返送するが、損失したのはACKパケットであり、データパケットは既にTCP受信端末200に届いている。このため、返送されるACKはpkt iの次のシーケンス番号によりも大きい番号を示すことが期待できる。よって、c−(1)の検出方法としては、測定ポイントにおいて、再送パケット(既に測定ポイントにて観測されたパケットに対して、下記の判定式により検出することができる。
a)再送パケットの確認;
b)タイムアウトの確認;
c)タイムアウト前のACKの確認;
を行う。
・フローテーブル4の最終パケットの種類=ACK;
・フローテーブル4のACK番号の重複数=0;
・フローテーブル4の再送パケットフラグ=0;
ステップ104) パケットロス数を算出し、パケットロス数テーブル5に格納する。
N=LOG2(パケットの受信時刻−フローテーブルの最終ACKパケットの受信時刻−α)/推定TRO値)+1
により求める。
パケットロス数テーブル5のネットワークBのパケットロス数にNを加算する。
パケットロス数テーブル5のネットワークAのパケットロス数にNを加算する。
現在時刻−フローテーブルの最終パケットの受信時刻≧推定RTO値
である場合は「タイムアウトの可能性あり」として、ステップ108に移行し、そうでない場合はステップ113に移行する。
パケットロス数テーブル5のネットワークBのパケットロス数に1を加算する。
パケットロス数テーブル5のネットワークAのパケットロス数に1を加算する。
パケットロス数テーブルのネットワークBのパケットロス数に1を加算する。
パケットロス数テーブルのネットワークAのパケットロス数に1を加算する。
2 TCPデータパケット処理部
3 TCP ACKパケット処理部
4 フローテーブル
5 パケットロス数テーブル
6 受信済みシーケンス番号テーブル
100 TCP送信端末
200 TCP受信端末
300 パケットロス数測定装置
Claims (15)
- TCP送信端末群とTCP受信端末群が、ネットワークA(TCP送信端末〜測定ポイント)及びネットワークB(測定ポイント〜TCP受信端末)を介して、TCP(Transmission Control Protocol)通信を行うIP(Internet Protocol)ネットワークの測定ポイントにおいて、該ネットワークのパケットロス数を測定するパケットロス数測定装置であって、
少なくとも、フロー識別子毎に、フローの方向、最終パケットの受信時刻、最終パケットの種類、タイムアウトフラグ、タイムアウト時シーケンス番号を格納するフロー記憶手段と、
前記ネットワークAと前記ネットワークB間を流れるフローと該フローの受信パケットが流れる方向を検出し、該受信パケットの情報を前記フロー記憶手段に格納すると共に、該受信パケットから受信データパケット情報とACKパケット情報を取り出して出力するフロー処理手段と、
前記フロー処理手段から取得した前記受信データパケット情報について、データパケットとその前に送られたACKパケットの時間差に基づいてタイムアウトしているか否かを判定し、所定の条件及び、再送パケットであるか否かに基づいて、パケットロス数を算出し、パケットロス数記憶手段を更新するTCPデータパケット処理手段と、
前記フロー処理手段から取得した前記ACKパケット情報に基づいて前記フロー記憶手段を参照し、前記測定ポイントと前記TCP受信端末との間のパケットロスの状況を示す前記タイムアウトフラグがオンの場合は、パケットロス数を算出し、前記パケットロス数記憶手段を更新するTCP ACKパケット処理手段と、
を有することを特徴とするパケットロス数測定装置。 - 前記TCPデータパケット処理手段は、
前記フロー処理手段から取得した前記受信データパケット情報について、タイムアウトしており、前記フロー記憶手段の最終パケットの種類がACKであり、該フロー記憶手段のACK番号の重複数が0であり、該フロー記憶手段の再送パケットフラグが0である条件を満たす場合は、パケットロス数を算出し、前記パケットロス数記憶手段に格納し、該フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンに設定する第1のパケットロス数算出手段と、
前記条件を満たさず、前記データパケットのシーケンス番号が含まれていなければ、前記フロー記憶手段に該シーケンス番号の上限値及び下限値を記憶し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフにし、含まれていれば、現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値以上である場合はタイムアウトと判断し、該フロー記憶手段の最終パケットの種類がデータパケットである場合は、該フロー記憶手段のタイムアウトフラグをオンにし、該最終パケットの種類がACKパケットである場合は、フローの方向に応じて前記パケットロス数記憶手段に加算し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンにする第2のパケットロス数算出手段と、
前記フロー記憶手段の該タイムアウト時シーケンス番号に当該パケットのシーケンス番号の上限値を設定する手段と、
現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値より小さい場合には、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフに設定する手段と、
前記フロー記憶手段の前記最終のパケットの受信時刻に現在時刻を設定し、前記最終パケットの種類をデータパケットとして設定する手段と、
を含む請求項1記載のパケットロス数測定装置。 - 前記TCPデータパケット処理手段は、
前記フロー処理手段から取得した前記受信データパケット情報について、タイムアウトしておらず、前記受信済みシーケンス番号記憶手段に、前記データパケットのシーケンス番号が含まれていなければ、該受信済みシーケンス番号記憶手段に該シーケンス番号の上限値及び下限値を記憶し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフにし、含まれていれば、現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値以上である場合はタイムアウトと判断し、該フロー記憶手段の最終パケットの種類がデータパケットである場合は、該フロー記憶手段のタイムアウトフラグをオンにし、該最終パケットの種類がACKパケットである場合は、フローの方向に応じて前記パケットロス数記憶手段に加算し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンにする手段と、
前記フロー記憶手段の該タイムアウト時シーケンス番号に当該パケットのシーケンス番号の上限値を設定する手段と、
現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値より小さい場合には、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフに設定する第3のパケットロス数算出手段と、
前記フロー記憶手段の前記最終のパケットの受信時刻に現在時刻を設定し、前記最終パケットの種類をデータパケットと設定する手段と、を含む
請求項1記載のパケットロス数測定装置。 - 前記TCP ACKパケット処理手段は、
前記フロー記憶手段を参照した結果、前記タイムアウトフラグがオンであり、かつ、前記タイムアウト時シーケンス番号に1加算した値が前記ACKパケットのシーケンス番号と等しい場合は、フローの方向に応じて、前記パケットロス数記憶手段のパケットロス数を1加算し、該フロー記憶手段におけるデータパケットのフローの再送パケットフラグをオンにする第4のパケットロス数算出手段と、
前記フロー記憶手段の前記タイムアウトフラグをオフにする手段と、を含む
請求項1記載のパケットロス数測定装置。 - 前記TCP ACKパケット処理手段は、
前記フロー記憶手段を参照した結果、前記タイムアウトフラグがオフであり、かつ、ACKパケットのシーケンス番号と該フロー記憶手段の最終ACKパケットのシーケンス番号が同じ値である場合は、該フロー記憶手段の重複数に1を加算し、同じ値でない場合は、該フロー記憶手段の重複数に0を設定する手段と、
前記フロー記憶手段の最終ACKパケットのシーケンス番号に、受信したACKパケットのシーケンス番号を設定する手段と、
を含む請求項1記載のパケットロス数測定装置。 - 前記第2のパケットロス数算出手段は、
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に前記パケットロス数Nを加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に該パケットロス数Nを加算する手段を含む
請求項2記載のパケットロス数測定装置。 - 前記第3のパケットロス数算出手段は、
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に1を加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に1を加算する手段を含む
請求項3記載のパケットロス数測定装置。 - 前記第4のパケットロス数算出手段は、
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に1を加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に1を加算する手段を含む
請求項4記載のパケットロス数測定装置。 - TCP送信端末群とTCP受信端末群が、ネットワークA(TCP送信端末〜測定ポイント)及びネットワークB(測定ポイント〜TCP受信端末)を介して、TCP(Transmission Control Protocol)通信を行うIP(Internet Protocol)ネットワークの測定ポイントにおいて、該ネットワークのパケットロス数を測定するパケットロス数測定方法であって、
少なくとも、フロー識別子毎に、フローの方向、最終パケットの受信時刻、最終パケットの種類、タイムアウトフラグ、タイムアウト時シーケンス番号を格納するフロー記憶手段を有する装置において、
フロー処理手段が、前記ネットワークAと前記ネットワークB間を流れるフローと該フローの受信パケットが流れる方向を検出し、該受信パケットの情報を前記フロー記憶手段に格納すると共に、該受信パケットから受信データパケット情報とACKパケット情報を取り出して出力するフロー処理ステップと、
TCPデータパケット処理手段が、前記フロー処理手段から取得した前記受信データパケット情報について、データパケットとその前に送られたACKパケットの時間差に基づいてタイムアウトしているか否かを判定し、所定の条件及び、再送パケットであるか否かに基づいて、パケットロス数を算出し、パケットロス数記憶手段を更新するTCPデータパケット処理ステップと、
TCP ACKパケット処理手段が、前記ACKパケット情報に基づいて前記フロー記憶手段を参照し、前記測定ポイントと前記TCP受信端末との間のパケットロスの状況を示す前記タイムアウトフラグがオンの場合は、パケットロス数を算出し、前記パケットロス数記憶手段を更新するTCP ACKパケット処理ステップと、
を行うことを特徴とするパケットロス数測定方法。 - 前記TCPデータパケット処理ステップにおいて、
前記受信データパケット情報について、タイムアウトしており、前記フロー記憶手段の最終パケットの種類がACKであり、該フロー記憶手段のACK番号の重複数が0であり、該フロー記憶手段の再送パケットフラグが0である条件を満たす場合は、パケットロス数を算出し、前記パケットロス数記憶手段に格納し、該フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンに設定する第1のパケットロス数算出ステップと、
前記条件を満たさず、前記データパケットのシーケンス番号が含まれていなければ、前記フロー記憶手段に該シーケンス番号の上限値及び下限値を記憶し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフにし、含まれていれば、現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値以上である場合はタイムアウトと判断し、該フロー記憶手段の最終パケットの種類がデータパケットである場合は、該フロー記憶手段のタイムアウトフラグをオンにし、該最終パケットの種類がACKパケットである場合は、フローの方向に応じて前記パケットロス数記憶手段に加算し、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオンにする第2のパケットロス数算出ステップと、
前記フロー記憶手段の該タイムアウト時シーケンス番号に当該パケットのシーケンス番号の上限値を設定するステップと、
現在時刻から前記フロー記憶手段の最終パケットの受信時刻を引いた時間が推定RTO値より小さい場合には、前記フロー記憶手段の再送パケットフラグをオフに設定する第3のパケットロス数算出ステップと、
前記フロー記憶手段の前記最終のパケットの受信時刻に現在時刻を設定し、前記最終パケットの種類をデータパケットとして設定するステップと、を含む
請求項9記載のパケットロス数測定方法。 - 前記TCP ACKパケット処理ステップにおいて、
前記フロー記憶手段を参照した結果、前記タイムアウトフラグがオンであり、かつ、前記タイムアウト時シーケンス番号に1加算した値が前記ACKパケットのシーケンス番号と等しい場合は、フローの方向に応じて、前記パケットロス数記憶手段のパケットロス数を1加算し、該フロー記憶手段におけるデータパケットのフローの再送パケットフラグをオンにし、該フロー記憶手段の前記タイムアウトフラグをオフにする第4のパケットロス数算出ステップと、
前記フロー記憶手段を参照した結果、前記タイムアウトフラグがオフであり、かつ、ACKパケットのシーケンス番号と該フロー記憶手段の最終ACKパケットのシーケンス番号が同じ値である場合は、該フロー記憶手段の重複数に1を加算し、同じ値でない場合は、該フロー記憶手段の重複数に0を設定し、該フロー記憶手段の最終ACKパケットのシーケンス番号に、受信したACKパケットのシーケンス番号を設定するステップと、
を含む請求項9記載のパケットロス数測定方法。 - 前記第2のパケットロス数算出ステップにおいて、
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に前記パケットロス数Nを加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に該パケットロス数Nを加算する
請求項10記載のパケットロス数測定方法。 - 前記第3のパケットロス数算出ステップにおいて、
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に1を加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に1を加算する
請求項10記載のパケットロス数測定方法。 - 前記第4のパケットロス数算出ステップにおいて、
前記パケットロス数記憶手段に加算する際に、フローの方向が前記ネットワークAから前記ネットワークBに流れる場合には、前記パケットロス数記憶手段のネットワークBのパケットロス数に1を加算し、該ネットワークBから該ネットワークAに流れる場合には、該パケットロス数記憶手段のネットワークAのパケットロス数に1を加算する
請求項11記載のパケットロス数測定方法。 - コンピュータを、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載のパケットロス数測定装置の各手段として機能させるためのパケットロス数測定プログラム。
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JP2011282033 | 2011-12-22 | ||
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