JP5556197B2 - 焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体 - Google Patents

焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体 Download PDF

Info

Publication number
JP5556197B2
JP5556197B2 JP2010018318A JP2010018318A JP5556197B2 JP 5556197 B2 JP5556197 B2 JP 5556197B2 JP 2010018318 A JP2010018318 A JP 2010018318A JP 2010018318 A JP2010018318 A JP 2010018318A JP 5556197 B2 JP5556197 B2 JP 5556197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical direction
guide
downward
inner hole
plate member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010018318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011160510A (ja
Inventor
和久 飯沼
直樹 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2010018318A priority Critical patent/JP5556197B2/ja
Publication of JP2011160510A publication Critical patent/JP2011160510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5556197B2 publication Critical patent/JP5556197B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明は、モータのステータとステータがその内径部ないし内部に固定されるフレームとの焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体に関する。
従来、この種のステータとフレームとの焼嵌め工法および焼嵌め締結体としては、特許文献1に開示されたものがある。このものは、モータの軸心に直角な断面が略T字状の電磁鋼板を積層して分割コアを形成するとともに、T字の縦棒に相当する磁脚部にコイルを巻回し、複数の分割コアのT字の横棒を密着させて円筒状とした後、T字の横棒に相当するステータヨークの密着部をビード溶接して一体型のステータとし、フレームに焼嵌めして焼嵌め締結体を製造するものである。
特開2007−161158号公報
しかしながら、特許文献1に示されるステータ(複数の分割コア)とフレームとの焼嵌め工法および焼嵌め締結体は、従来の円筒形ステータをあえて分割して分割コアとなし、最大限の巻線占積率が得られているにもかかわらず、複数のステータヨークの密着部をビード溶接して一体化している。すなわち、分割コアの数と分割コアの軸方向長さとの積によって表される総延長を有するステータヨークの密着部の接合を、高コストなビード溶接で行わなければならず、非常に高価なステータになり、ひいてはステータとフレームとの焼嵌め締結体が非常に高価になってしまうという問題があった。
上記問題点に鑑み、本発明の課題は、コイルが巻回された分割コアが、溶接、接着等で一体化される工程を経ずに分割されたままフレームに焼嵌めされる、低コストな焼嵌め装置及び焼嵌め工法を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される第1円柱と前記第1円柱の上端面に立設される第2円柱とを有する円柱部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リング部材を垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円柱部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で複数の第2付勢部材を介して半径方向へ拡径するように前記第2円柱部材に装着される分割中空円筒状の内径保持爪とを備え、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離下降すると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドすると、前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コアの下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入する焼嵌め装置である。
また、請求項2の発明は、水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される円筒部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リングを垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下方端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円筒部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方端に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、前記リング部材から前記円筒部材の軸心方向へ延在する駆動部材に垂直方向へスライド自在に保持される保持軸と前記保持軸の下方端に設けられて前記保持軸より半径方向寸法が大きい規制部と前記保持軸の上方端に設けられて垂直方向上方へ向かって拡径するテーパ軸とを有する段付きテーパ軸部材と、前記駆動部材と前記段付きテーパ軸部材との間に介装されて前記段付きテーパ軸部材を垂直方向上方へ付勢する第2付勢部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記テーパ軸と係合する内径保持爪とを備え、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離スライドすると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記駆動部材が前記規制部に当接することで前記内径保持爪と前記段付きテーパ軸部材とが前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記ステータの内周部を垂直方向下方へスライドするとともにさらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドし、前記リング部材の垂直方向下方へのスライドに伴って前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コア下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入する焼嵌め装置である。
請求項3の発明は、水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される第1円柱と前記第1円柱の上端面に立設される第2円柱とを有する円柱部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リング部材を垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円柱部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で複数の第2付勢部材を介して半径方向へ拡径するように前記第2円柱部材に装着される分割中空円筒状の内径保持爪とを備えた焼嵌め装置を使用する焼嵌め工法であって、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離下降すると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドすると、前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コアの下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入する焼嵌め工法である。
請求項4の発明は、水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される円筒部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リングを垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下方端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円筒部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方端に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、前記リング部材から前記円筒部材の軸心方向へ延在する駆動部材に垂直方向へスライド自在に保持される保持軸と前記保持軸の下方端に設けられて前記保持軸より半径方向寸法が大きい規制部と前記保持軸の上方端に設けられて垂直方向上方へ向かって拡径するテーパ軸とを有する段付きテーパ軸部材と、前記駆動部材と前記段付きテーパ軸部材との間に介装されて前記段付きテーパ軸部材を垂直方向上方へ付勢する第2付勢部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記テーパ軸と係合する内径保持爪とを備えた焼嵌め装置を使用する焼嵌め工法であって、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離スライドすると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記駆動部材が前記規制部に当接することで前記内径保持爪と前記段付きテーパ軸部材とが前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記ステータの内周部を垂直方向下方へスライドするとともにさらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドし、前記リング部材の垂直方向下方へのスライドに伴って前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コア下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入する焼嵌め工法である。
また、請求項5の発明は、請求項3または請求項4の工法によって製造される、前記複数の分割コアと前記フレームとの焼嵌め締結体である。
請求項1の発明によれば、ロッド部材がリング部材を押圧して外径保持爪の緊縛力がなくなる前に、フレーム内径部が複数の分割コアに所定距離嵌入を終了しているため、複数の分割コアで形成される円筒の外径が常にフレーム内径に倣い、複数の分割コアがフレームと精度よく低コストに焼嵌めされる焼嵌め装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、ロッド部材がリング部材を押圧して外径保持爪の緊縛力がなくなる前に、フレーム内径部が複数の分割コアに所定距離嵌入を終了しているため、複数の分割コアで形成される円筒の外径が常にフレーム内径に倣い、さらに、駆動部材が内径保持爪の拡張力を調整していくため、フレームが外径保持爪に接触することなく外径保持爪が直方向下方に離脱する。このため、複数の分割コアがフレームと精度よく低コストに焼嵌めされる焼嵌め装置を提供できる。
請求項3の発明によれば、ロッド部材がリング部材を押圧して外径保持爪の緊縛力がなくなる前に、フレーム内径部が複数の分割コアに所定距離嵌入を終了しているため、複数の分割コアで形成される円筒の外径が常にフレーム内径に倣い、複数の分割コアがフレームと精度よく低コストに焼嵌めされる焼嵌め工法を提供できる。
請求項4の発明によれば、ロッド部材がリング部材を押圧して外径保持爪の緊縛力がなくなる前に、フレーム内径部が複数の分割コアに所定距離嵌入を終了しているため、複数の分割コアで形成される円筒の外径が常にフレーム内径に倣い、さらに、駆動部材が内径保持爪の拡張力を調整していくため、フレームが外径保持爪に接触することなく外径保持爪が直方向下方に離脱する。このため、複数の分割コアがフレームと精度よく低コストに焼嵌めされる焼嵌め工法を提供できる。
請求項5の発明によれば、請求項3または請求項4の工法によって複数の分割コアとフレームとを焼嵌めするため、低コストの焼嵌め締結体を提供できる。
本発明の第1実施形態に用いる焼嵌め装置の断面図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に用いるリング部材の平面図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に用いるリング部材の断面図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に用いる外径保持爪の平面図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に用いる外径保持爪の断面図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に用いる外径保持爪の側面図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に用いる円筒ガイド部材の平面図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態に用いる円筒ガイド部材の断面図である。 本発明の第2実施形態に用いる焼嵌め装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態の焼嵌め工法および焼嵌め締結体を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係る焼嵌め装置を示す。
図1に示すように、水平面に載置された板状の第1プレート部材11上の両端付近に、2本の細い円柱状の第1ガイド部材12が立設固定されている。
第1プレート部材11上の中心部には、第1円柱14が立設固定されるとともに、第1円柱14の上方端面14aには、第1円柱14と同軸に第2円柱15が固定されている。第2円柱15の円周上4箇所に90°間隔で2段にわたってスプリング(第2付勢部材)52が配設され、4個の内径保持爪22を半径方向外方へ付勢している。
内径保持爪22は、中空円筒をその軸心で交わる4個の垂直平面で均等に4つ割りにした瓦形状である。
第1ガイド部材12の上方端部には、第2プレート部材18が垂直方向にスライド自在に配設されている。第2プレート部材18は、プレス機等に接続され、上下にスライドする。第2プレート部材18の中心部には、所定温度(本実施形態においては、約270℃)に昇温されたアルミニウム合金製の円筒形のフレーム6が懸垂されている。なお、第1プレート部材11と第2プレート部材18との間にスプリングを介装し、第2プレート部材18の垂直方向上方へのスライドを助勢してもよい。
第1プレート部材11上で第1円柱14の軸心に対称に4本の細い円柱状の第2ガイド部材16が立設固定されている。第2ガイド部材16には、リング部材17が垂直方向にスライド自在にガイドされている。第1プレート部材11とリング部材17との間に介装されたスプリング51(第1付勢部材)によって、リング部材17が垂直方向上方へ付勢されているが、第2ガイド部材16の上方端部に固定された規制部材16aによって、後述する外径保持爪20を介して垂直方向上方へのスライド量が規制されている。
図2および図3に示すように、リング部材17は、第2ガイド部材16にガイドされる4箇所のガイド穴17aを有する中空円板である。上方端面17b寄りの内周面17cに、垂直方向下方に向かって縮径するテーパ状内孔17dを有するリング状突起17eが一体的に形成されていて、後述する外径保持爪20と楔係合する。
図1、図4、図5および図6に示すように、外径保持爪20は、垂直方向下方に向かって縮径する中空円錐台をその軸心で交わる4個の垂直平面で均等に4つ割りにした形状である。外周部には、リング部材17のテーパ状内孔17dと楔係合するテーパ面20aが形成されている。また、内周部には、複数の分割コア5の外周部と嵌合する内孔20bが上方端面20cから垂直方向下方に向かって形成されている。また、内孔20bの下方端部から連続して拡径するテーパ状内孔20dが形成されている。テーパ面20aがリング部材17のテーパ状内孔17dと楔係合している場合には、隣合う分割面20e間に隙間が生じている。各外径保持爪20の下方端部には、逆T字状突条20fが形成されている。
外径保持爪20の上方端面20cが第2ガイド部材16の上方端部に固定された規制部材16aと当接し、外径保持爪20のテーパ面20aがリング部材17のテーパ状内孔17dと係合しているため、リング部材17の垂直方向上方へのスライド量は、外径保持爪20を介して間接的に規制されている。
図1、図7および図8に示すように、外径保持爪20の垂直方向下方側には、鍔付き円筒形状の円筒ガイド部材21が配設されている。円筒ガイド部材21の上方端部の鍔部21aには、外径保持爪20の逆T字状突条20fが嵌入されて外径保持爪20を半径方向にスライド自在に保持するためのT溝21b(保持部)が円周上4箇所に90°間隔で形成されている。T溝21bの垂直方向下方側に連続して案内孔21cを有する円筒部21dが形成されていて、案内孔21cが第1円柱14の外周部14bと嵌合する。
つぎに、第1実施形態の焼嵌め工法のプロセスを説明する。
図1に示すように、第2プレート部材18の中心部には、所定温度(本実施形態においては、約270℃)に昇温されたアルミニウム合金製の円筒形のフレーム6が懸垂されているとともに、スプリング52で半径方向外方へ付勢された内径保持爪22に保持されかつ外径保持爪20に保持された複数の分割コア5が、第1円柱14の上方端面14aに載置されている。
第2プレート部材18を下降させていくと、まずフレーム6の内周面6aが複数の分割コア5で形成される円筒部の外周面5aに所定寸法だけ嵌り込む。この状態で、複数の分割コア5は、フレーム6の内周面6aでガイドされた形になり、複数の分割コア5とフレーム6との位置ずれが発生しない。
さらに第2プレート部材18を下降させていくと、第2プレート部材18に設けられたロッド部材42がリング部材17の上方端面17bに当接し、スプリング51の付勢力に抗してリング部材17を下方に押し下げる。リング部材17の下方へのスライドに伴い、外径保持爪20が下方へスライドする。
外径保持爪20のテーパ状内孔20dの下方端部20d1が第1円柱14の上方辺部14cに達しさらに下降すると、テーパ状内孔20dと上方辺部14cとのカム作用によって、外径保持爪20が半径方向外方に押し広げられるように円筒ガイド部材21に対してスライドする。
さらに第2プレート部材18を下降させていくと、外径保持爪20の内孔20bが第1円柱14のガイド面14bに嵌り込むとともに複数の分割コア5で形成される円筒部の外周面5aから離脱する。この状態では、複数の分割コア5は、フレーム6の内周面でガイドされた形になり、複数の分割コア5とフレーム6との位置ずれは発生していない。
さらに第2プレート部材18を下降させていくと、複数の分割コア5がフレーム6内に完全に入り込む。
外径保持爪20が複数の分割コア5で形成される円筒部の外周面5aから完全に離脱した状態で第2プレート部材18を静止させ所定時間保持すると、アルミニウム合金製のフレーム6が自然冷却されて収縮し、所定時間経過すると複数の分割コア5とフレーム6との焼嵌めが完了する。
焼嵌め完了後、第2プレート部材18を上昇させると、複数の分割コア5の内周面5bと内径保持爪22との摩擦係合力が複数の分割コア5とフレーム6との焼嵌め係合力よりはるかに小さいため、複数の分割コア5とフレーム6とが一体のまま内径保持爪22から離脱し、第2プレート部材18が図1の初期状態に戻り、焼嵌め作業が終了する。
第1実施形態によれば、外径保持爪20と内径保持爪22とによって複数の分割コア5を保持し、フレーム6の下降に伴ってフレーム6の内周面6aが複数の分割コア5の外周面5aをガイドしつつ外径保持爪20が複数の分割コア5の外周面5aから離脱していくため、溶接や接着によって複数の分割コア5をあらかじめ一体化しておく必要がなく、複数の分割コア5が分割されたままで低コストに精度よく焼嵌めが可能となる。
つぎに、第2実施形態について、図9に基いて説明する。なお、図9において、第1実施形態と同一形状、機能のものは、図1と同じ符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態においては、リング部材117から円筒部材114の軸心方向へ延在する駆動部材117fに垂直方向へスライド自在に保持される保持軸115aと保持軸115aの下方端に設けられて保持軸115aより半径方向寸法が大きい規制部115bと保持軸115aの上方端に設けられて垂直方向上方へ向かって拡径するテーパ軸115cとを有する段付きテーパ軸部材115が設けられ、内径保持爪122のテーパ状内孔122aとテーパ軸115cとが楔係合している。
段付きテーパ軸部材115と駆動部材117fとの間には、スプリング152が介装され、駆動部材117fに対して垂直上方に段付きテーパ軸部材115を付勢している。
つぎに、第2実施形態の焼嵌め工法のプロセスを説明する。
図9に示すように、第2プレート部材18の中心部には、所定温度(本実施形態においては、約270℃)に昇温されたアルミニウム合金製の円筒形のフレーム6が懸垂されているとともに、段付きテーパ軸部材115のテーパ軸115cと楔係合する内径保持爪122に保持されかつ外径保持爪20に保持された複数の分割コア5が、円筒部材114の上方端面114aに載置されている。
第2プレート部材18を下降させていくと、まずフレーム6の内周面6aが複数の分割コア5で形成される円筒部の外周面5aに所定寸法だけ嵌りこむ。この状態で、複数の分割コア5は、フレーム6の内周面6aでガイドされた形になり、複数の分割コア5とフレーム6との位置ずれが発生しない。
さらに第2プレート部材18を下降させていくと、第2プレート部材18に設けられたロッド部材42、リング部材117の上方端面117bに当接し、スプリング51の付勢力に抗してリング部材117を下方に押し下げる。リング部材117の下方へのスライドに伴い、外径保持爪20が下方へスライドするとともに、駆動部材117fが段付きテーパ軸部材115の規制部115bに当接し、段付きテーパ軸部材115と内径保持爪122とが楔係合したまま内径保持爪122の外周面122bが複数の分割コア5の内周面5bと摺動しながら下降する。
外径保持爪20のテーパ状内孔20dの下方端部20d1が円筒部材114の上方辺部114aに達しさらに下降すると、テーパ状内孔20dと上方辺部114aとのカム作用によって、外径保持爪20が半径方向外方に押し広げられるように円筒ガイド部材21に対してスライドする。
さらに第2プレート部材18を下降させていくと、外径保持爪20の内孔20bが円筒部材114のガイド面114bに嵌り込むとともに複数の分割コア5で形成される円筒部の外周面5aから離脱する。この状態では、複数の分割コア5は、フレーム6の内周面でガイドされた形になり、複数の分割コア5とフレーム6との位置ずれは発生していない。
外径保持爪20が複数の分割コア5で形成される円筒部の外周面5aから完全に離脱した状態で第2プレート部材18を静止させ所定時間保持すると、アルミニウム合金製のフレーム6が自然冷却されて収縮し、所定時間経過すると複数の分割コア5とフレーム6との焼嵌めが完了する。
焼嵌め完了後、第2プレート部材18を上昇させると、複数の分割コア5の内周面5bと内径保持爪122との摩擦係合力が複数の分割コア5とフレーム6との焼嵌め係合力よりはるかに小さいため、複数の分割コア5とフレーム6とが一体のまま内径保持爪122から離脱し、第2プレート部材18が図9の初期状態に戻り、焼嵌め作業が終了する。
第2実施形態によれば、外径保持爪20と内径保持爪122とによって複数の分割コア5を保持し、フレーム6の下降に伴ってフレーム6の内周面6aが複数の分割コア5の外周面5aをガイドしつつ外径保持爪20が複数の分割コア5の外周面5aから離脱していくため、溶接や接着によって複数の分割コア5をあらかじめ一体化しておく必要がなく、複数の分割コア5が分割されたままで低コストに精度よく焼嵌めが可能となる。
5 分割コア
6 フレーム
11 第1プレート部材
12 第1ガイド部材
13 円柱部材
14 第1円柱
15 第2円柱
17、117 リング部材
17d、117d テーパ状内孔
18 第2プレート部材
19 第2ガイド部材
19a 規制部材
20 外径保持爪
21 円筒ガイド部材
22、122 内径保持爪
42 ロッド部材
51 スプリング(第1付勢部材)
52、152 スプリング(第2付勢部材)
114 円筒部材
115 段付きテーパ軸部材
117f 駆動部材

Claims (5)

  1. 水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される第1円柱と前記第1円柱の上端面に立設される第2円柱とを有する円柱部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リング部材を垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円柱部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で複数の第2付勢部材を介して半径方向へ拡径するように前記第2円柱部材に装着される分割中空円筒状の内径保持爪とを備え、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離下降すると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドすると、前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コアの下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入することを特徴とする焼嵌め装置。
  2. 水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される円筒部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リングを垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下方端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円筒部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方端に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、前記リング部材から前記円筒部材の軸心方向へ延在する駆動部材に垂直方向へスライド自在に保持される保持軸と前記保持軸の下方端に設けられて前記保持軸より半径方向寸法が大きい規制部と前記保持軸の上方端に設けられて垂直方向上方へ向かって拡径するテーパ軸とを有する段付きテーパ軸部材と、前記駆動部材と前記段付きテーパ軸部材との間に介装されて前記段付きテーパ軸部材を垂直方向上方へ付勢する第2付勢部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記テーパ軸と係合する内径保持爪とを備え、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離スライドすると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記駆動部材が前記規制部に当接することで前記内径保持爪と前記段付きテーパ軸部材とが前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記ステータの内周部を垂直方向下方へスライドするとともにさらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドし、前記リング部材の垂直方向下方へのスライドに伴って前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コア下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入することを特徴とする焼嵌め装置
  3. 水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される第1円柱と前記第1円柱の上端面に立設される第2円柱とを有する円柱部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リング部材を垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円柱部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で複数の第2付勢部材を介して半径方向へ拡径するように前記第2円柱部材に装着される分割中空円筒状の内径保持爪とを備えた焼嵌め装置を使用する焼嵌め工法であって、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離下降すると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドすると、前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コアの下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入することを特徴とする焼嵌め工法。
  4. 水平面に載置されて装置全体の土台を形成する第1プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第1ガイド部材と、前記第1プレート部材上に立設される円筒部材と、垂直方向へスライド自在に前記第1ガイド部材にガイドされる第2プレート部材と、前記第1プレート部材上に立設される複数の第2ガイド部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有するとともに垂直方向へスライド自在に前記第2ガイド部材にガイドされ前記第2ガイド部材の上方端に固定された規制部材によって垂直方向上方へのスライドが規制されるリング部材と、前記第1プレート部材と前記リング部材との間に介装されて前記リングを垂直方向上方へ付勢する第1付勢部材と、前記リング部材の前記テーパ状内孔と係合するテーパ部と前記規制部材が当接する上方端面から垂直方向下方へ延びる内孔と前記内孔の下方端から垂直方向下方へ向かって拡径するテーパ状内孔とを有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記リング部材の前記テーパ状内孔に嵌入される外径保持爪と、前記円筒部材が嵌入される案内孔を有する円筒部と前記円筒部の上方端に形成されて前記外径保持爪を半径方向へスライド自在にガイドするガイド部とを有する円筒ガイド部材と、前記リング部材から前記円筒部材の軸心方向へ延在する駆動部材に垂直方向へスライド自在に保持される保持軸と前記保持軸の下方端に設けられて前記保持軸より半径方向寸法が大きい規制部と前記保持軸の上方端に設けられて垂直方向上方へ向かって拡径するテーパ軸とを有する段付きテーパ軸部材と、前記駆動部材と前記段付きテーパ軸部材との間に介装されて前記段付きテーパ軸部材を垂直方向上方へ付勢する第2付勢部材と、垂直方向下方へ向かって縮径するテーパ状内孔を有し軸心を通る複数の垂直平面によって水平面上で均等角度に分割されるとともに分割面が近接した状態で前記テーパ軸と係合する内径保持爪とを備えた焼嵌め装置を使用する焼嵌め工法であって、垂直方向下方へ開口するとともに所定温度に加熱された円筒状のフレームが前記第2プレート部材に懸垂され、コイルが巻回されるとともに全体でステータを構成する複数の分割コアが前記外径保持爪と前記内径保持爪との間に両爪と同心的に配設され、前記第2プレート部材が垂直方向下方へ所定距離スライドすると、前記第2プレート部材に設けられたロッド部材が前記リング部材を垂直方向下方へスライドさせるとともに前記複数の分割コアが前記フレーム内に所定寸法嵌入され、さらに前記駆動部材が前記規制部に当接することで前記内径保持爪と前記段付きテーパ軸部材とが前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記ステータの内周部を垂直方向下方へスライドするとともにさらに前記リング部材が垂直方向下方へスライドし、前記リング部材の垂直方向下方へのスライドに伴って前記外径保持爪が半径方向へスライドしつつ前記複数の分割コア下方端面から離脱して前記複数の分割コアが前記フレーム内に没入することを特徴とする焼嵌め工法。
  5. 請求項3または請求項4の工法によって製造される、前記複数の分割コアと前記フレームとの焼嵌め締結体。
JP2010018318A 2010-01-29 2010-01-29 焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体 Expired - Fee Related JP5556197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010018318A JP5556197B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010018318A JP5556197B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011160510A JP2011160510A (ja) 2011-08-18
JP5556197B2 true JP5556197B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=44591976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010018318A Expired - Fee Related JP5556197B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5556197B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105827076A (zh) * 2016-05-13 2016-08-03 康平科技(苏州)股份有限公司 定子铁芯插槽衬装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102904393A (zh) * 2012-09-28 2013-01-30 广州嘉特利微电机实业有限公司 制冷压缩机定子铁芯复压机
CN110829750B (zh) * 2019-09-26 2021-12-24 上海电气电站设备有限公司 一种可调式压装底座及安装方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3932177B2 (ja) * 2002-05-24 2007-06-20 株式会社ジェイテクト モータの製造装置
JP5217704B2 (ja) * 2008-07-07 2013-06-19 株式会社デンソー 回転電機の固定子の製造装置および固定子の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105827076A (zh) * 2016-05-13 2016-08-03 康平科技(苏州)股份有限公司 定子铁芯插槽衬装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011160510A (ja) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107735844B (zh) 空心线圈绕线治具和空心线圈制造方法
US7225525B2 (en) Method for manufacturing electric motor
US9968983B2 (en) Method for forming a metal closure
JP5556197B2 (ja) 焼嵌め装置、焼嵌め工法および焼嵌め締結体
US8042257B2 (en) Method for manufacturing a stator core for an axial air-gap electronic motor
WO2016140194A1 (ja) ステータの製造装置及びその製造方法
US9015926B2 (en) Method for producing a motor rotor
CN104741433B (zh) 冲裁模具装置和层叠铁芯的制造方法
US20200144899A1 (en) Apparatus for manufacturing laminated iron core
JP2006320957A (ja) プレス成形方法及びその装置
JP5446850B2 (ja) 固定子コア製造装置
US8235278B2 (en) Press method and press apparatus
US20120223612A1 (en) Method of manufacturing rotor core of electric rotating machine
JP5227664B2 (ja) 積層鉄心の製造装置及び製造方法
JP4966819B2 (ja) コイル巻線装置
EP3038234A1 (en) Supporter for stator
US9492863B2 (en) Metal component coupling structure and device
JP5553678B2 (ja) ストッパ付筒状体の製造装置および製造方法
JP2009111015A (ja) コイル巻線装置
JP2018121459A (ja) ステータコア、及び、ステータ製造方法
JP2010017728A (ja) 鍛造装置
JP2016163018A (ja) 角型磁心の製造方法及び治具
JPH0275426A (ja) 打抜き加工方法及び装置
JP2007202315A (ja) ステータコアの製造装置および製造方法
JP2023092994A (ja) 回転電機用のロータの製造装置及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees