JP5555558B2 - 送信アンテナ装置、送信装置、及び偏波mimo伝送システム - Google Patents

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本発明は、偏波MIMO(Multiple Input/Multiple Output)を使用する、交差偏波送信を行う送信アンテナ装置、送信アンテナ装置を備える送信装置、及び偏波MIMO伝送システムに関するものである。
偏波MIMOを使用する放送システム(以下、「偏波MIMO伝送システム」と称する)において、送信装置は、例えば放送局に設けられた複数系統の異なるデータ信号を複数本の送信アンテナの各々に割りあて、同一の周波数上または周波数帯が重なる状態の放送波によりOFDM信号を送信する。このOFDM信号は複数系統の伝搬路を経て送信されることになり、受信装置は、複数本の受信アンテナによって、当該複数系統のOFDM信号を受信し、各複数系統のOFDM信号から、経由した伝搬路ごとの伝達関数を推定して分離することにより、送信装置から送信された複数系統の異なるデータ信号を復調することができる。
また、異なる偏波方向を有する複数のアンテナからなる偏波MIMOを使用する通信システム(以下、「偏波MIMO通信システム」と称する)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この通信システムは、逐次変化する受信環境に適応的に対応して効率的な受信を行うために、アンテナ素子間の距離をある程度大きくして設置する方法と、異なる偏波方向を有するアンテナ素子を組み合わせる方法を使い分けて受信する技術である。
特開2004−312381号公報
上記の偏波MIMO通信システム及び偏波MIMO伝送システムのいずれにおいても、受信装置における偏波分離の精度はシステムの伝送容量を決める重要な要素となる。
偏波MIMOを用いた偏波MIMO伝送システムにおいては、受信装置側で水平偏波及び垂直偏波で受信した信号を分離して復調する必要があるが、精度良く各偏波の信号を分離するためには、第1にアンテナの交差偏波識別度を高くして、無線伝送区間における分離度を良くすること、第2に受信装置の信号処理において各偏波の信号を分離することが重要となり、特に、偏波MIMOを用いた偏波MIMO伝送システムを実現するためには、広い放送エリアをカバーするために広い水平面指向性を持つ送信アンテナを設置する必要がある。
従来から、放送で用いる送信アンテナは、広い放送エリアをカバーするために、水平面に対して広い指向性を確保するために、双ループアンテナやダイポールアンテナなどの構造のアンテナを水平面内で複数本組み合わせた送信アンテナが用いられている(例えば、地上デジタル放送用送信設備共通仕様書参照)。広い水平面指向性を確保するために、図7(A)に示すようにアンテナ支持柱102に対して、水平・垂直偏波の両偏波共用タイプの送信アンテナ101c(双ループアンテナ等)を複数設置して水平面をカバーするように構成することが考えられる(図7(A)は1段4面の構成例を示している。)。
ただし、一般に、マイクロ回線などで用いられているパラボラアンテナ等の指向性の狭いアンテナでは、一定の交差偏波識別度が確保できることが知られているが、水平面に対して広い指向性を持つアンテナで交差偏波識別度が良好な両偏波共用アンテナを製造することは困難である。
そこで、水平偏波用送信アンテナと垂直偏波用送信アンテナを別々に設置することが考えられる。図7(B)は2本のアンテナ支持柱102−1,102−2を設置し、それぞれのアンテナ支持柱102−1,102−2に、水平偏波用送信アンテナ101a及び垂直偏波用送信アンテナ101bを設置した場合の例を示している。このように水平偏波用送信アンテナ101aと垂直偏波用送信アンテナ101bを所定の距離dで離間して個別に設置することで、安価に水平・垂直両偏波の信号を送信することが可能となる。
しかしながら、図7(B)に示すような配置の場合、図8に示すように、それぞれの水平偏波用送信アンテナ101a及び垂直偏波用送信アンテナ101bでは、アンテナ支持柱102−1,102−2が隣接する双方の送信アンテナの水平面指向性に影響を与えるため、一方の送信アンテナ(例えば、水平偏波用送信アンテナ101a)は他方の送信アンテナ(例えば、垂直偏波用送信アンテナ101b)の影になった方向(図示R,R)に対して十分な送信電力で放送波を送信することができない。このお互いの送信アンテナの影響を軽減するために、上記の引用文献1に示されるように、2つのアンテナ支持柱102−1,102−2の距離dを離すことが考えられるが、2つのアンテナ支持柱102−1,102−2の距離dを離すと図9に示すような問題が発生する。
図9は、2つのアンテナ支持柱102−1,102−2の距離dにて水平偏波用送信アンテナ101a及び垂直偏波用送信アンテナ101bをそれぞれ設置した送信装置100から、水平面上で異なる位置に配置された複数の受信装置200−1,200−2,200−3に対して放送波を送信する様子を示す図である。水平偏波及び垂直偏波を送信する2つの送信アンテナ101a,101bにおけるアンテナ支持柱102−1,102−2は距離dで離間されており、2つの送信アンテナ101a,101bの中心位置から受信装置200−1(又は200−2,200−3)を結んだ線と、2つのアンテナ支持柱102−1,102−2を結んだ線との角度をθ、受信装置200−1(又は200−2,200−3)と水平偏波用送信アンテナ101aとの距離D1、受信装置200−1(又は200−2,200−3)と垂直偏波用送信アンテナ101bとの距離D2とする。2つの送信アンテナ101a,101bから同期したMIMO用のデータ信号が送信されている場合、受信装置200−1(又は200−2,200−3)では、2つのデータ信号を同じ遅延時間で受信することで高い受信性能を得ることが期待できる。ただし、同じ遅延時間で受信するためには、受信装置200−1(又は200−2,200−3)における到達距離差|D1−D2|が小さくなることが必要である。
しかし、水平偏波用送信アンテナ101aからの到達距離D1と垂直偏波用送信アンテナ101bからの到達距離D2について、送信角度θ=90°の時に|D1−D2|=dで最大となり、送信角度θ=0°の時に|D1−D2|=0で最少となる。従って、図8を参照して説明したように、これらの2つの送信アンテナ101a,101b間の干渉(お互いの影になる部分)を少なくするためには、距離dを大きくする必要があったが、受信装置200−1,200−2,200−3から見た2つの送信アンテナ101a,101bまでの距離差(|D1−D2|)を小さくするためにはdを小さく設置する必要があるため、特許文献1に開示される偏波MIMO通信システムの技術をそのまま偏波MIMO伝送システムに転用しても問題が残っている。
本発明の目的は、上述の問題を鑑みて為されたものであり、交差偏波送信を行う送信アンテナ装置、送信アンテナ装置を備える送信装置、及び偏波MIMO伝送システムを提供することにある。
本発明は、一つのアンテナ支持柱の上下に水平・垂直の各偏波の送信アンテナを設置した送信アンテナ装置として構成される。
即ち、複数の送信アンテナを備えた送信装置と複数の受信アンテナを備えた受信装置から構成された偏波MIMO(Multiple Input/Multiple Output)を使用する偏波MIMO伝送システムにおける、送信アンテナ装置であって、1つのアンテナ支持柱と、前記アンテナ支持柱の円周方向に設けられた1以上の水平偏波用送信アンテナと、前記水平偏波用送信アンテナに対して上側又は下側に、前記アンテナ支持柱の円周方向に設けられた1以上の垂直偏波用送信アンテナと、を備えることを特徴とする。
また、送信アンテナ装置において、前記水平偏波用送信アンテナ及び前記垂直偏波用送信アンテナは、それぞれ複数系統の異なるデータ信号が割りあてられ、同一の周波数上又は周波数帯が重なる状態の放送波によりOFDM信号を放射するように構成されていることを特徴とする。
また、送信アンテナ装置において、前記水平偏波用送信アンテナと前記垂直偏波用送信アンテナとの間は物理的に近接させて配置されていることを特徴とする。
また、送信アンテナ装置において、前記アンテナ支持柱の軸方向における前記水平偏波用送信アンテナの中心位置と前記垂直偏波用送信アンテナの中心位置との間の間隔は、使用する無線周波数の波長に比べて小さく設定されていることを特徴とする。
また、送信アンテナ装置において、前記1以上の水平偏波用送信アンテナと、前記1以上の垂直偏波用送信アンテナとを一組とした送信アンテナ組が、前記アンテナ支持柱の軸方向に並べて配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、本発明の送信アンテナ装置を備える送信装置、及び偏波MIMO伝送システムとして構成される。
本発明による送信アンテナ装置によれば、水平・垂直の各送信アンテナがお互いに干渉することなく放送波を送信することが可能となり、特に、水平・垂直の各偏波用送信アンテナを安価に構成可能としつつ、広い放送エリアに対して交差偏波識別度の良い信号を時間差なく送信することが可能となる。
一般的なMIMO伝送システムの構成例を示す図である。 (A)は、本発明による実施例1の送信アンテナ装置の斜視図であり、(B)は、本発明による実施例1の送信アンテナ装置の上面図である。 本発明による実施例1の送信アンテナ装置に関する指向性パターンの一例を示す図である。 本発明による実施例1の送信アンテナ装置によって水平面上で異なる位置に配置された複数の受信装置に対して放送波を送信する様子を示す図である。 本発明による実施例1の送信アンテナ装置によって、複数の受信装置に放送波を送信する様子を示す図である。 本発明による実施例2の送信アンテナ装置によって水平面上で異なる位置に配置された複数の受信装置に対して放送波を送信する様子を示す図である。 (A)水平・垂直偏波の両偏波共用タイプの送信アンテナを複数設置して水平面をカバーするように構成する例であり、(B)2本のアンテナ支持柱を設置し、それぞれのアンテナ支持柱に、水平偏波用送信アンテナ及び垂直偏波用送信アンテナを設置した場合の例を示す図である。 水平偏波用送信アンテナと垂直偏波用送信アンテナを所定の距離で離間して個別に設置する場合の水平面指向性に影響を与える様子を示す図である。 2つのアンテナ支持柱を離間させてそれぞれ水平偏波用送信アンテナ及び垂直偏波用送信アンテナを設置した送信装置から、水平面上で異なる位置に配置された複数の受信装置に対して放送波を送信する様子を示す図である。
以下、本発明による実施例1の送信アンテナ装置について説明する。
(実施例1)
図1は、一般的なMIMO伝送システムの構成例を示す図である。MIMO伝送システムは、N本の送信アンテナ101を備えた送信装置100と、M本の受信アンテナ201を備えた受信装置200から構成された例を示している。送信装置100は、例えば放送局に設けられたN系統の異なるデータ信号をN本の送信アンテナ101の各々に割りあて、同一の周波数上または周波数帯が重なる状態の放送波により各々OFDM信号を送信する端末装置である。図1に示す例では、送信装置100から送信されたOFDM信号は複数系統の伝搬路を経て送信される。受信装置200は、例えば基地局装置や中継局装置、又は移動端末であり、受信した複数系統のOFDM信号から経由した伝搬路ごとの伝達関数を推定して分離し、送信装置100から送信された複数系統の異なるデータ信号を復調することができる。偏波MIMO伝送システムでは、図1で送信アンテナ2本(N=2)、受信アンテナ2本(M=2)の構成とし、送信側,受信側はそれぞれ#1を水平偏波、#2を垂直偏波として使用する。
前述したように、偏波MIMOを用いた偏波MIMO伝送システムにおいては、受信装置側で水平偏波及び垂直偏波で受信した信号を分離して復調する必要があるが、精度良く各偏波の信号を分離するためには、第1にアンテナの交差偏波識別度を高くすること、第2に受信装置の信号処理において各偏波の信号を分離することが重要となり、特に、偏波MIMOを用いた偏波MIMO伝送システムを実現するためには、広い放送エリアをカバーするために広い水平面指向性を持つ送信アンテナを設置する必要がある。
そこで、図2(A),(B)に示すように、実施例1の送信アンテナ装置は、一つのアンテナ支持柱102の上下に水平・垂直の各偏波の送信アンテナ101a(同一の送信アンテナ素子101a−1乃至101a−4からなる),101b(同一の送信アンテナ素子101b−1乃至101b−4からなる)を設置した送信アンテナ装置としている。図2(A)は、本発明による実施例1の送信アンテナ装置の斜視図である。図2(B)は、本発明による実施例1の送信アンテナ装置の上面図である。即ち、実施例1の送信アンテナ装置は、水平偏波用送信アンテナ101a及び垂直偏波用送信アンテナ101bを1つのアンテナ支持柱102にて近接設置させている。ここで、水平偏波用送信アンテナ101aと垂直偏波用送信アンテナ101bとの間は物理的に接触する位置まで近接させて配置することができる。
図3は、本発明による実施例1の送信アンテナ装置に関する指向性パターンの一例を示す図である。HHは、水平偏波用送信アンテナ101aから水平偏波で放射される電力値を示しており、HVは、水平偏波用送信アンテナ101aから垂直偏波で放射される電力値を示しており、VVは、垂直偏波用送信アンテナ101bから垂直偏波で放射される電力値を示しており、VHは、垂直偏波用送信アンテナ101bから水平偏波で放射される電力値を示している。図3から、任意の放射角度で、各偏波の信号の分離に優れた指向性パターンを形成していることがわかる。指向性パターンの形状も水平偏波用送信アンテナ101a及び垂直偏波用送信アンテナ101bの配置によって随意変更可能であることに留意する。
図4は、本発明による実施例1の送信アンテナ装置によって、水平面上で異なる位置に配置された複数の受信装置200−1,200−2,200−3に対して放送波を送信する様子を示す図である。実施例1の送信アンテナ装置によれば、放送エリア内に存在する複数の受信装置200−1,200−2,200−3から水平面上で見た水平偏波用送信アンテナ101a及び垂直偏波用送信アンテナ101bまでの距離を同一にすることができることがわかる。
図5は、本発明による実施例1の送信アンテナ装置によって、複数の受信装置200−1,200−2に放送波を送信する様子を示す図である。水平偏波用送信アンテナ101aと垂直偏波用送信アンテナ101bとの間は物理的に接触する位置まで近接させて配置することができる。また、アンテナ支持柱102の軸方向における水平偏波用送信アンテナ101aの中心位置及び垂直偏波用送信アンテナ101bの中心位置の間の間隔をdとすると、dは使用する無線周波数の波長に比べて小さく設定されているのが好適となる。
このように、実施例1の送信アンテナ装置によれば、水平・垂直の各送信アンテナがお互いに干渉することなく放送波を送信することが可能となり、特に、水平・垂直の各偏波専用送信アンテナを安価に構成可能としつつ、広い放送エリアに対して交差偏波識別度の良い信号を時間差なく送信することが可能となる。
次に、本発明による実施例2の送信アンテナ装置について説明する。
(実施例2)
図6は、本発明による実施例2の送信アンテナ装置によって放送エリア内の異なる位置に配置された複数の受信装置200−1,200−2に対して放送波を送信する様子を示す図である。実施例2の送信アンテナ装置は、アンテナ支持柱102の軸方向における水平偏波用送信アンテナ101a及び垂直偏波用送信アンテナ101bを交互に設置した例である。即ち、実施例2の送信アンテナ装置では、アンテナ利得を上げるために、複数の水平偏波用送信アンテナと、複数の垂直偏波用送信アンテナとを一組とした送信アンテナ組が、アンテナ支持柱102の軸方向に交互に並べて配置されている。2つ水平偏波用送信アンテナ101aの仮想的なアンテナ中心と2つの垂直偏波用送信アンテナ101bの仮想的なアンテナ中心の距離はdとなる。また、受信装置200−1から見た水平偏波用送信アンテナと垂直偏波用送信アンテナとの距離差は|D−D2|となる。図6に示す軸方向に水平偏波用送信アンテナと垂直偏波用送信アンテナを交互に配置するアンテナ配置では、アンテナ利得を上げるためにアンテナの段数を増やした場合でも、仮想的なアンテナ中心の距離はdのままとなり|D−D2|が変化しない。(逆にアンテナ自体を大型化してアンテナ利得を増やそうとするとdが大きくなって|D−D2|も大きくなってしまう。)
このように、実施例2の送信アンテナ装置によれば、水平・垂直の各送信アンテナがお互いに干渉することなく放送波を送信することが可能となり、特に、水平・垂直の各偏波専用送信アンテナを安価に構成可能としつつ、広い放送エリアに対して交差偏波識別度の良い信号を時間差なく送信することが可能で、且つ受信装置で各偏波を受信するまでの到達距離差|D1−D2|をより無視できるように構成することができるようになる。
上記の各実施例では、1つのアンテナ支持柱に対して上側に水平偏波用送信アンテナを設け、下側に垂直偏波用送信アンテナを設けた例を説明したが、この配置関係を逆にしてもよい。また、上下に配置した水平偏波用送信アンテナ及び垂直偏波用送信アンテナの各送信アンテナ素子は、アンテナ支持柱の回転軸方向に一致した例を説明したが、ずらしてもよい。従って、本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
本発明の送信アンテナ装置によれば、水平・垂直の各偏波で送信される信号がお互いに干渉することなく放送波を送信することが可能となり、特に、水平・垂直の各偏波専用送信アンテナを安価に構成可能としつつ、広い放送エリアに対して交差偏波識別度の良い信号を時間差なく送信することが可能となるため、偏波MIMOを用いた偏波MIMO伝送システムに有用である。
100 送信装置
101 送信アンテナ
200,200−1,200−2,200−3 受信装置
201 受信アンテナ
101a 水平偏波用送信アンテナ
101a−1乃至101a−4 水平偏波用送信アンテナの送信アンテナ素子
101b 垂直偏波用送信アンテナ
101b−1〜101b−4 垂直偏波用送信アンテナの送信アンテナ素子

Claims (7)

  1. 複数の送信アンテナを備えた送信装置と複数の受信アンテナを備えた受信装置から構成された偏波MIMO(Multiple Input/Multiple Output)を使用する偏波MIMO伝送システムにおける、送信アンテナ装置であって、
    1つのアンテナ支持柱と、
    前記アンテナ支持柱の円周方向に設けられた1以上の水平偏波用送信アンテナと、
    前記水平偏波用送信アンテナに対して上側又は下側に、前記アンテナ支持柱の円周方向に設けられた1以上の垂直偏波用送信アンテナと、
    を備えることを特徴とする送信アンテナ装置。
  2. 前記水平偏波用送信アンテナ及び前記垂直偏波用送信アンテナは、それぞれ複数系統の異なるデータ信号が割りあてられ、同一の周波数上又は周波数帯が重なる状態の放送波によりOFDM信号を放射するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の送信アンテナ装置。
  3. 前記水平偏波用送信アンテナと前記垂直偏波用送信アンテナとの間は物理的に近接させて配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の送信アンテナ装置。
  4. 前記アンテナ支持柱の軸方向における前記水平偏波用送信アンテナの中心位置と前記垂直偏波用送信アンテナの中心位置との間の間隔は、使用する無線周波数の波長に比べて小さく設定されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の送信アンテナ装置。
  5. 前記1以上の水平偏波用送信アンテナと、前記1以上の垂直偏波用送信アンテナとを一組とした送信アンテナ組が、前記アンテナ支持柱の軸方向に並べて配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の送信アンテナ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の送信アンテナ装置を備える送信装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の送信アンテナ装置を有する送信装置と、複数の受信アンテナを備えた受信装置から構成されたMIMOを使用する偏波MIMO伝送システム。
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