JP5555045B2 - 腕金キャップ - Google Patents

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Description

この発明は、腕金に設けられる腕金キャップに関する。
架空配電線路においては、腕金を用いて電線を電柱に取り付け、電柱間において電線を架設(架空)する方法がある。この腕金は、たとえば、中空の筒形状をなす鋼板製の角材を用いて構成されている。腕金においては、中空の筒形状をなす角材を用いて構成されているため、腕金の端部における開口を介して、腕金の内側の中空部分に野鳥などが営巣することがあった。
野鳥などが営巣している腕金を備えた電柱においては、当該野鳥の卵やヒナなどを狙ってアオダイショウなどの蛇が電柱を昇ることがある。架設された配電線には、たとえば6600Vなどの高電圧がかかっており、従来、電柱を昇る蛇が感電することによって停電などの配電線事故が発生する事例が多数あった。
このような配電線事故の発生源となった蛇は、感電時の状態のまま電線に残っていたり、感電した後電線から落下したりする。配電線事故を発生させる原因となった蛇が感電時の状態のまま電線に残り、永久(長時間)事故となった場合は、停電発生後の巡視によって配電設備の管理作業をおこなう作業者が事故原因を特定することができる。
配電線事故を発生させる原因となった蛇が電線から落下するなどして電線から離れた場合は、数分の停電の後に復旧するが、配電線事故の後におこなう巡視に際して配電線事故の原因を特定することが難しい。このような背景から、野鳥などによる営巣を防止することが望ましく、従来、たとえば、新規に設置される腕金の両端に発泡スチロール製の栓を設けた技術があった。
また、針金などの導電物を用いて形成された巣が腕金の上に作られた場合、巣材である導電物が高圧充電している配電線に接触することによって地絡し、停電が発生することがあった。従来、このような野鳥の営巣を原因とする停電などの配電線事故を防止するための各種の技術があった。
具体的には、従来、たとえば、あらかじめ防巣具取付用基台に防巣具を取り付けておき、開閉器を腕金に取り付けている腕金取付具に対しその先端部を防巣具取付用基台の基板に形成された通孔に挿着した後、この腕金取付具の先端部に対し防巣具取付用固定具の取付孔のうちネジ溝が切られていない第1の孔部を外挿させ、この防巣具取付用固定具を回動させることにより、防巣具取付用固定具のネジ溝が切られた第2の孔部に腕金取付具のネジ溝を螺合させて、防巣具取付用基台を腕金取付具に固定するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、電柱などの支持アームの上面または側面に、鳥がつかまることができない程度の頂角を有する防巣具本体を縛帯を用いて装着固定し、支持アーム上に鳥が営巣しないようにした技術があった(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、腕金の端部の開口の縦寸法よりも低い高さでその横幅の略2倍程度の幅を有する概略長方形の板状をなし、横幅方向中央に薄肉のヒンジ部を備え、ヤットコなどにより折り畳んだ状態に折り曲げ可能となるようにポリエチレン樹脂を成形するとともに、ヒンジ部の一面側に両端部がその開口内の内壁に突き当たるように拡開させるように付勢する板バネを固設するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献3を参照。)。
特開2007−174968号公報 実開平6−29334号公報 特開2007−282438号公報
しかしながら、上述したように、新規に設置される腕金の両端に発泡スチロール製の栓を設けた従来の技術は、雀などの小型の鳥につつかれたり風雨などの環境による経時劣化が生じたりすることによって穴があいてしまい、設置してから2年程度で栓の中心からすり鉢状の穴が生じ、野鳥などによる営巣を防止する効果を失ってしまうという問題があった。このように、従来の技術は、停電などの配電線事故を発生させる原因となる鳥類の営巣を長期にわたって防止することが難しいという問題があった。
また、上述したように、新規に設置される腕金の両端に発泡スチロール製の栓を設けた従来の技術は、発泡スチロール製の栓にあいた穴を改修するためには腕金を取り替えるしかないのが現状であるが、腕金を取り替える作業に際しては停電をともなっていた。停電した場合、電力会社の顧客となる電気使用者に負担をかけることになり、電力会社に対する顧客の信用が低下してしまうという問題があった。
また、上述したように、新規に設置される腕金の両端に発泡スチロール製の栓を設けた従来の技術は、発泡スチロール製の栓にあいた穴を改修する工事に多大な費用がかかるという問題があった。そして、このような改修工事は、多大な費用がかかることから着工が見送られることもあり、この場合は上記のように蛇が感電することによって停電が発生してしまうという問題があった。
また、上述した特許文献1、2に記載された従来の技術は、いずれもカラスなどの比較的大型の鳥などによる営巣を防止する技術であって、雀などのような小型の野鳥が腕金の内側に営巣することを防止することは難しいという問題があった。
また、上述した特許文献3に記載された従来の技術は、経年劣化によってポリエチレン樹脂の弾性が低下した場合、腕金の震動などによって腕金に対する腕金キャップの位置がずれたり、腕金から腕金キャップが脱落したりすることが想定され、長期にわたって野鳥などによる営巣を防止することは難しいという問題があった。
さらに、上述した特許文献3に記載された従来の技術は、腕金キャップが劣化した場合は、停電をともなって腕金キャップを交換するしかないため、顧客に負担をかけることによって電力会社に対する顧客の信用が低下するという問題や、改修工事をおこなうために多大な費用をかけなくてはならないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、蛇が感電することによって発生する停電などの配電線事故を、容易かつ長期にわたって防止することができる腕金キャップを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる腕金キャップは、腕金に設けられたボルトを包囲可能な略環形状をなす保持部と、外力が加えられた場合、前記保持部の一部に、前記ボルトが通過可能な開口を形成する開口部と、前記ボルトに当接する方向へ付勢された場合に前記開口部を前記ボルト側へ案内する導入部と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる腕金キャップは、上記の発明において、前記開口部が、前記導入部が前記保持部の外側に位置するボルトに当接する方向へ付勢された場合に当該ボルトが前記保持部の内側へ通過可能な開口を形成することを特徴とする。
また、この発明にかかる腕金キャップは、上記の発明において、前記保持部が、軸心方向における高さ寸法が、前記腕金をなす角材における前記ボルトの軸心方向における高さ寸法と同等とされていることを特徴とする。
また、この発明にかかる腕金キャップは、上記の発明において、前記保持部が、加えられた外力に応じて変形するとともに当該外力から解放されることによって元の形状に復帰可能な弾性を有する材料を用いて形成され、前記外力から解放された場合に前記ボルトの通過を規制することを特徴とする。
この発明によれば、腕金の内側における野鳥などによる営巣を長期にわたって防止することができる。
この発明にかかる腕金キャップによれば、腕金の内側における野鳥などによる営巣を長期にわたって防止することができるので、腕金の内側に営巣した野鳥の卵やヒナを狙う蛇が感電することによって発生する停電などの配電線事故を、容易かつ長期にわたって防止することができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの構成を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの構成を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取り付け対象となる腕金を備えた電柱を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取り付け対象となる腕金を備えた電柱を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取付手順を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取付手順を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取付手順を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取付手順を示す説明図(その4)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取付手順を示す説明図(その5)である。 この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの取付手順を示す説明図(その6)である。 腕金への腕金キャップの別の取付方法を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップの構成を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップの構成を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップが腕金に取り付けられた状態を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態3の腕金キャップを示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態4の腕金キャップを示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態4の腕金キャップを示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態4の腕金キャップを示す説明図(その3)である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる腕金キャップの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(腕金キャップの構成)
まず、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの構成について説明する。図1および図2は、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップの構成を示す説明図である。図1においては、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップを斜め方向から見た状態を示している。図2においては、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップを図1における矢印A方向に沿って見た状態を示している。
図1および図2において、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100は、保持部110と、開口部120と、導入部130と、を備えている。腕金キャップ100は、ポリエチレン、エチレンプロピレンゴムなどの、絶縁性を備えた高分子材料(絶縁性のプラスチック)を用いて形成されている。
絶縁性を備えた高分子材料(絶縁性のプラスチック)のように、安価に大量生産できる材料を用いて腕金キャップ100を成形することにより、多量の腕金キャップ100を製造した場合にも、当該腕金キャップ100の製造にかかるコストを低く抑えることができる。
また、絶縁性を備えた高分子材料(絶縁性のプラスチック)のように、安価に大量生産できる材料を用いて腕金キャップ100を成形することにより、任意の色に着色された腕金キャップ100を製造することができる。これによって、腕金キャップ100が取り付けられる腕金(図3を参照)の周囲の環境に応じて、適宜、最適な色の腕金キャップ100を取り付けることができる。
腕金キャップ100において、保持部110、開口部120および導入部130は、一体に成形されている。具体的には、腕金キャップ100は、たとえば、略長方形状をなす絶縁性のプラスチック製の平板を長手方向の中央部分から左右対象に湾曲させることによって形成することができる。
保持部110は、略環形状をなしている。腕金キャップ100において、保持部110の軸心方向における寸法(高さ寸法)は、腕金の内径に応じて任意に設定することができる。具体的には、保持部110の高さ寸法は、たとえば、略長方形状をなす絶縁性のプラスチック製の平板における短手方向の寸法を調整することによって、任意の寸法とすることができる。
開口部120は、保持部110がなす環形状の一部を開放する。開口部120は、腕金キャップ100の取り付け対象となる腕金に固定されたボルト(縫いボルト、図3および図4を参照)における軸部の直径よりも小さい幅で開口している。開口部120は、保持部110がなす環形状の一部を常時開放するものに限らない。開口部120は、保持部110がなす環形状を開放可能とする構成であればよい。
具体的には、外力が加えられていない状態においては保持部110が閉塞された環形状をなすように、長手方向の中央部分から左右対象に湾曲させた略長方形状をなす絶縁性のプラスチック製の平板の一部を当接させ、当該当接部分を開く方向への外力が加えられた場合にボルト(縫いボルト)の通過が可能な幅で開口する開口部120を形成するような構成とすることができる。
導入部130は、開口部120を介して保持部110に連続しており、開口部120側ほど幅が狭くなるような形状をなしている。導入部130は、長手方向の中央部分から左右対象に湾曲させた略長方形状をなす絶縁性のプラスチック製の平板の、長手方向における両端部によって実現されている。
導入部130は、腕金キャップ100の高さ方向(ボルト(縫いボルト)の軸心方向)において互い違いに突出する形状をなしている。これによって、保持部110に対して当該保持部110の径を縮める方向に外力が加えられた場合、導入部130どうしが交差するような状態となる。
図3および図4は、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100の取り付け対象となる腕金を備えた電柱を示す説明図である。図3において、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100は、電柱301に設けられた腕金302に取り付けられる。腕金302は、内側に空洞302aを備えた、中空の筒形状をなす鋼板製の角材によって実現されている。
電柱301における腕金302の位置は、たとえば、道路上において路面から5メートル以上の高さ位置に電線が架空された状態で当該電線を支持するような高さとすることができる。また、電柱301における腕金302の位置は、たとえば、横断歩道橋の上において当該横断歩道橋の路面から3メートル以上の高さ位置に電線が架空された状態で当該電線を支持するような高さとすることができる。また、電柱301における腕金302の位置は、たとえば、鉄道または軌道を横断する場合に、鉄道または軌道上において軌条面から6メートル以上の高さ位置に電線が架空された状態で当該電線を支持するような高さとすることができる。
腕金302には、電線を引き留めるクランプ碍子303が設けられている。クランプ碍子303は、ボルト(縫いボルト)304によって腕金302に固定されている。ボルト304は、腕金302を貫通し、挿入側とは反対側においてナット401によって固定されている。これにより、腕金302をなす角材の内側にある空洞302aには、ボルト304が立設されている。
(腕金キャップ100の取付手順)
つぎに、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100の取付手順について説明する。図5、図6、図7、図8、図9および図10は、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100の取付手順を示す説明図である。
図5、図6、図7、図8、図9および図10において、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100を、腕金302に取り付ける際には、まず、絶縁ヤットコなどの間接活線工具501を用いて腕金キャップ100を把持し(図5を参照)、間接活線工具501によって把持された腕金キャップ100の導入部130をボルト(縫いボルト)304に当接させる(図7を参照)。
腕金キャップ100は、たとえば、絶縁ヤットコなどの間接活線工具501の先端に取り付けられたラジオペンチアダプタなどを用いて把持する。これにより、腕金キャップ100を空洞302aに挿入しやすくなる。腕金キャップ100は、導入部130を備えているため、ボルト(縫いボルト)304を導入部130の一部に当接させた後は、以降、腕金キャップ100を空洞302aの奥へ押し込むだけで、開口部120がボルト(縫いボルト)304に近づくように腕金キャップ100を誘導することができる。
腕金キャップ100の導入部130がボルト(縫いボルト)304に当接した場合、当該腕金キャップ100を空洞302aの奥へさらに押し込むように付勢する。これにより、導入部130を介して、保持部110に対して、開口部120の開口幅を広げるような外力が作用する。
この外力によって、開口部120は、ボルト(縫いボルト)304の直径と同程度に拡開する(図8を参照)。そのままさらに、腕金キャップ100を腕金302の空洞302aの奥へ押し込むことによって(図6を参照)、ボルト(縫いボルト)304は開口部120を通過して、保持部110の内側に入り込む(図9を参照)。これによって、腕金302に対する腕金キャップ100の取り付けが完了する(図10を参照)。
図11は、腕金302への腕金キャップ100の別の取付方法を示す説明図である。図11において、腕金302の空洞302aには、ボルト(縫いボルト)304の軸心方向に沿って2つの腕金キャップ100(100a、100b)が設けられている。このように、腕金302の空洞302aの大きさによってボルト(縫いボルト)304が長い場合は、空洞302aの大きさに応じて、一つの空洞302aの中に複数の腕金キャップ100を取り付けることによって、空洞302aを確実に塞ぎ、空洞302a内への野鳥の侵入および営巣を確実に防止することができる。
空洞302a内に複数の腕金キャップ100を取り付ける場合、同一の腕金キャップ100を複数取り付けることができる。また、空洞302a内に複数の腕金キャップ100を取り付ける場合、各腕金キャップ100の高さ方向の寸法は、それぞれ異なっていてもよい。
腕金キャップ100の取付作業をおこなう作業現場に、あらかじめ、高さ寸法が異なる複数種類の腕金キャップ100を用意することにより、作業現場の状況に応じて適宜最適な寸法の腕金キャップ100を取り付けることができ、空洞302a内への野鳥の侵入および営巣を確実に防止することができる。
導入部130は、高さ方向において互い違いに突出する形状をなしているため、保持部110に対して当該保持部110の径を縮める方向への外力が加わった場合、導入部130どうしが交差するような状態となる。これによって、空洞302aの幅寸法によって保持部110に対して、半径方向の寸法を圧縮するような外力が作用した場合には、導入部130どうしを交差させることによって保持部110の半径方向における寸法を圧縮することができる。そして、これによって、空洞302aの幅方向の寸法にかかわらず、腕金キャップ100によって空洞302aを確実に塞ぎ、野鳥などによる営巣を確実に防止することができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の腕金キャップ100は、腕金302に設けられたボルト(縫いボルト)304を包囲可能な略環形状をなす保持部110と、外力が加えられた場合に保持部110の一部にボルト(縫いボルト)304が通過可能な開口を形成する開口部120と、ボルト(縫いボルト)304に当接する方向へ付勢された場合に開口部120をボルト(縫いボルト)304側へ案内する導入部130と、を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100によれば、開口部120を介して保持部110の内側に導入されたボルト(縫いボルト)304を保持部110によって包囲することによって、腕金キャップ100がボルト(縫いボルト)304に抱きつくような状態で、当該腕金キャップ100をボルト(縫いボルト)304に固定することができる。
これによって、腕金302に対して腕金キャップ100を安定して固定することができ、腕金302から腕金キャップ100が脱落したり、腕金302に対する腕金キャップ100の位置がずれたりすることを防止することができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100によれば、導入部130をボルト(縫いボルト)304に当接させた状態で、腕金キャップ100をボルト(縫いボルト)304の方向に押し当てるだけで、腕金302に対して腕金キャップ100を固定することができる。これによって、停電をともなうことなく、空洞302aを確実に塞ぎ、野鳥などによる営巣を確実に防止することができる。
従来のように、腕金302の両端に設けられた発泡スチロール製の栓を用いて、野鳥などによる営巣を長期にわたって防止するためには、発泡スチロール製の栓の劣化にともなって腕金302を交換する作業が必須であった。この腕金302を交換する作業は、停電をともなう作業であるため、電力会社の顧客となる電気使用者に負担をかけることになっていた。
また、このような、顧客に負担をかける停電をともなう作業が頻発することは、電力会社に対する顧客の信用を低下させる原因となりかねないため、野鳥などによる腕金302への営巣を防止する対策は重要であるが、腕金302を交換する作業は停電をともなうことに加えて、多大な費用がかかるという現状があった。
そして、従来、停電をともなう作業および多大な費用がかかることを避けるために腕金302を交換する作業をおこなわない場合、腕金302における営巣を防止することができないため、電柱301を昇った蛇が感電することによる停電などの配電線事故の発生を避けることが難しくなっていた。蛇が感電することによる停電などの配電線事故は、日没により暗くなり始める夕方頃から夜間にかけての時間帯、すなわち一般家庭において家族が団欒し、一日のうちでもっとも電気を使用する(いわゆるゴールデンタイム)に重なる傾向にあり、電力会社に対する顧客の信用を低下させる原因となりかねなかった。
これに対し、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100によれば、停電をともなうことなく、腕金302に対して腕金キャップ100を容易に取り付けることができるとともに、取り付けた腕金キャップ100により長期にわたって野鳥などによる営巣を防止することができる。これによって、顧客に負担をかけることなく、腕金302の内側に営巣した野鳥の卵やヒナを狙う蛇が感電することによって発生する停電などの配電線事故を、容易かつ長期にわたって防止することができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100によれば、蛇が感電することによって発生する停電などの配電線事故を防止することができるので、このような配電線事故への対応作業をおこなう頻度を減らすことができ、当該対応作業をおこなう作業者の疲労軽減を図ることができる。
さらに、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100によれば、蛇が感電することによって発生する停電を原因とする配電線事故の発生を抑制することができるので、配電線事故の対応作業に対する作業者の意識の低下を抑え、対応作業に対する高い意識を持たせることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100は、開口部120が、導入部130が保持部110の外側に位置するボルト(縫いボルト)304に当接する方向へ付勢された場合に当該ボルト(縫いボルト)304が保持部110の内側へ通過可能な開口を形成することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100によれば、腕金302に対する腕金キャップ100の取付時以外に、開口部120を介して保持部110がボルト(縫いボルト)304から脱離することを防止することができる。これによって、野鳥などによる営巣を長期にわたって防止することができ、腕金302の内側に営巣した野鳥の卵やヒナを狙う蛇が感電することによって発生する停電などの配電線事故を長期にわたって防止することができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100においては、軸心方向における高さ寸法が、腕金302をなす角材におけるボルト(縫いボルト)304の軸心方向における高さ寸法と同等となるように保持部110を形成してもよい。このように構成された腕金キャップ100によれば、空洞302aに対して腕金キャップ100を押し込むだけで、腕金302に腕金キャップ100を取り付けることができる。これによって、腕金キャップ100の取り付け作業にたずさわる作業者の作業負担を軽減し、容易かつ迅速に取付作業を完了することができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100は、保持部110が、加えられた外力に応じて変形するとともに当該外力から解放されることによって元の形状に復帰可能な弾性を有する材料を用いて形成され、外力から解放された場合にボルト(縫いボルト)304の通過を規制することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の腕金キャップ100によれば、腕金302に対して、一旦、腕金キャップ100を取り付けた後は、当該腕金キャップ100が腕金302から外れて脱離することを防止することができる。これによって、野鳥などによる営巣を長期にわたって防止することができ、腕金302の内側に営巣した野鳥の卵やヒナを狙う蛇が感電することによって発生する停電などの配電線事故を長期にわたって防止することができる。
(実施の形態2)
(腕金キャップの構成)
まず、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップの構成について説明する。実施の形態2においては、上述した実施の形態1と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。
図12および図13は、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップの構成を示す説明図である。図12においては、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップを斜め方向から見た状態を示している。図13においては、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップを分解して斜め方向から見た状態を示している。
図12および図13において、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップ1200は、保持部110と、開口部120と、導入部130と、高さ調整部1210と、を備えている。腕金キャップ1200において、保持部110、開口部120および導入部130は、一体に成形されている。また、腕金キャップ1200において、高さ調整部1210は、保持部110、開口部120および導入部130とは別体とされている。
高さ調整部1210は、たとえば、耐候性に優れたプラスチック材料を用いて形成することができる。また、高さ調整部1210は、腕金302の色とは異なる色に着色されている。この場合、高さ調整部1210は、たとえば、赤色や黄色など、目立つ色に着色することができる。この場合、腕金キャップ1200の先端まで確認しにいくことなく、腕金キャップ1200が設けられているかどうか、および、腕金302に設けられている腕金キャップ1200における損傷や劣化の有無を、容易かつ確実に視認することができる。
あるいは、高さ調整部1210は、腕金302の色や周囲の環境の色と同系色に着色されていてもよい。これによって、腕金キャップ1200が設けられていることを見えづらくすることができ、周囲と比較した場合に腕金キャップ1200のみが目立つことを防止して、環境への調和を図ることができる。
高さ調整部1210は、長方形状をなす平板状の部材を、保持部110の外周面に沿って弧状に湾曲させることによって構成されている。高さ調整部1210において、長方形状をなす平板状の部材の、湾曲方向における寸法は、保持部110の長手方向の寸法と同程度とすることができる。
高さ調整部1210において、高さ調整部1210をなす平板状の部材の、湾曲方向に直交する方向(幅方向)における寸法(高さ寸法)は、任意に設定することができる。具体的には、高さ調整部1210の高さ寸法は、たとえば、腕金キャップ1200の取付対象となる腕金302の空洞302aの大きさによって定めることができる。
高さ調整部1210は、弧状に湾曲することによって内側となる面を、保持部110の外周面に対向させた状態で、ビス1301およびナット1302を用いて保持部110に固定されている。保持部110および高さ調整部1210は、ビス1301が貫通するための、孔(図13を参照。符号を省略する。)が設けられている。
腕金キャップ1200においては、ビス1301およびナット1302を用いて保持部110と高さ調整部1210とを連結することにより、腕金キャップ1200の取付対象となる腕金302の空洞302aの大きさに応じて、高さ調整部1210を適宜交換することができる。
保持部110と高さ調整部1210とは、ビス1301およびナット1302を用いて連結されているものに限らない。たとえば、保持部110と高さ調整部1210とは、接着剤を用いて貼り付けられることによって連結されていてもよい。また、保持部110と高さ調整部1210とは、別体で構成されるものに限らない。保持部110と高さ調整部1210とは、一体に成型されていてもよい。
このような腕金キャップ1200は、上述した実施の形態1の腕金キャップ100と同様に、ヤットコなどの間接活線工具501によって把持して、腕金302の空洞302aに押し込むことによって取り付けることができる。
図14は、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップ1200が腕金302に取り付けられた状態を示す説明図である。図14において、腕金キャップ1200は、高さ調整部1210を備えているため、腕金302の空洞302aに取り付けられた場合に、雀などの小型の野鳥が当該空洞302aの奥へ入り込める隙間をつくらない。
これによって、野鳥などによる営巣を確実に防止することができ、腕金302の内側に営巣した野鳥の卵やヒナを狙う蛇が感電することによって発生する停電などの配電線事故を長期にわたって防止することができる。
また、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップ1200においては、空洞302aの大きさ(高さ方向における寸法)に応じて、空洞302aの大きさに適した高さ調整部1210を取り付けることができる。これにより、腕金キャップ1200の取付作業をおこなう作業現場に、あらかじめ、高さ寸法が異なる複数種類の高さ調整部1210を用意することにより、作業現場の状況に応じて適宜最適な寸法の高さ調整部1210を取り付けることができる。
これによって、空洞302a内への野鳥の侵入および営巣を確実に防止することができる。また、これによって、作業現場へ携行する道具類が増えることを抑えることができ、腕金キャップ1200の取付作業に際して作業者にかかる負担軽減を図ることができる。
(実施の形態3)
つぎに、この発明にかかる実施の形態3の腕金キャップについて説明する。実施の形態3においては、上述した実施の形態1、2と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図15は、この発明にかかる実施の形態3の腕金キャップを示す説明図である。図15においては、この発明にかかる実施の形態3の腕金キャップを斜め方向から見た状態を示している。
図15において、この発明にかかる実施の形態3の腕金キャップ1500は、保持部110と、開口部120と、導入部1501と、を備えている。導入部1501は、左右対称な形状をなしている。腕金キャップ1500は、略長方形状をなす絶縁性のプラスチック製の平板を長手方向の中央部分から左右対象に湾曲させた形状をなしている。
このような腕金キャップ1500は、絶縁性を備えた高分子材料(絶縁性のプラスチック)を用いて形成された長方形状の平板状部材を、湾曲させることによって構成することができる。これによって、腕金キャップ1500を容易に製造することができる。また、このようなシンプルな形状とすることによって、腕金キャップ1500の製造にかかるコスト低減を図ることができる。
(実施の形態4)
つぎに、この発明にかかる実施の形態4の腕金キャップについて説明する。実施の形態4においては、上述した実施の形態1〜3と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。図16、図17および図18は、この発明にかかる実施の形態4の腕金キャップを示す説明図である。図16、図17および図18においては、この発明にかかる実施の形態4の腕金キャップを、保持部110の軸心方向に沿って見た状態を示している。
図16、図17および図18において、この発明にかかる実施の形態4の腕金キャップ1600は、保持部110と、開口部1710と、導入部1720と、を備えている。腕金キャップ1600は、上述した実施の形態1における腕金キャップ100の導入部130が一部交差した形状をなしている。
開口部1710および導入部1720は、保持部110に対して、当該保持部110の径を縮める方向に外力(図17における矢印を参照)が加えられて保持部110が変形した場合に、当該保持部110の変形にともなって形成される。保持部110に対して、当該保持部110の径を縮める方向への外力が加えられていない場合、腕金キャップ1600において導入部1720を形成する部分によって、ボルト(縫いボルト)304を保持する空隙1610が形成される。
腕金302に対する腕金キャップ1600の取り付け作業に際しては、まず、保持部110に対して、当該保持部110の径を縮める方向への外力を加えて保持部110を変形させ、開口部1710および導入部1720を形成する。そして、開口部1710および導入部1720が形成された状態で、開口部1710を介してボルト(縫いボルト)304が保持部110側に入り込むように、腕金キャップ1600を腕金302の空洞302aの奥へ押し込む。
このとき、導入部1720をボルト(縫いボルト)304に沿わせながら、腕金キャップ1600を腕金302の空洞302aの奥へ押し込む。これによって、開口部1710における中心部分にボルト(縫いボルト)304がない場合にも、開口部1710を介してボルト(縫いボルト)304が保持部110側に入り込むように腕金キャップ1600の挿入位置を案内することができる。
つぎに、腕金302の空洞302aの奥へ押し込まれた腕金キャップ1600が、ボルト(縫いボルト)304に当接した状態で、当該腕金キャップ1600から絶縁ヤットコなどの間接活線工具501を取り外す。これにより、保持部110が自身の弾性によって元の形状に復帰する。また、保持部110の復帰にともなって開口部1710が閉じられ、導入部1720を形成していた部分によって空隙1610が形成される。
腕金302に対して腕金キャップ1600を取り付けた状態において、ボルト(縫いボルト)304は、この空隙1610内に位置づけられる。また、ボルト(縫いボルト)304は、導入部1720を形成していた部分によって抱きつかれるような状態とされる。これによって、腕金キャップ1600をボルト(縫いボルト)304に対して確実に固定することができる。
この発明にかかる実施の形態1〜4の腕金キャップ100、1200、1500、1600においては、たとえば、配電線の位相を標示するために当該配電線に取り付けられるグリップを流用することができる。また、この発明にかかる実施の形態2の腕金キャップ1200においては、廃棄される配管を流用することができる。このように、既存の部材を流用することによって、腕金302の内側における野鳥などによる営巣を容易かつ確実に長期にわたって防止することができる腕金キャップ100、1200、1500、1600を、低コストで実現することができる。
以上のように、この発明にかかる腕金キャップは、腕金に設けられる腕金キャップに有用であり、特に、腕金の内側の空間における野鳥などによる営巣を防止するために腕金に設けられる腕金キャップに適している。
100 腕金キャップ
110 保持部
120 開口部
130 導入部
302 腕金
302a 空洞
304 ボルト(縫いボルト)
501 間接活線工具
1200 腕金キャップ
1210 高さ調整部
1500 腕金キャップ
1501 導入部
1600 腕金キャップ
1710 開口部
1720 導入部

Claims (3)

  1. 腕金に設けられたボルトを包囲可能な略環形状をなす保持部と、
    外力が加えられた場合、前記保持部の一部に、前記ボルトが通過可能な開口を形成する開口部と、
    前記ボルトに当接する方向へ付勢された場合に前記開口部を前記ボルト側へ案内する導入部と、
    を備え
    前記保持部は、軸心方向における高さ寸法が、前記腕金をなす角材における前記ボルトの軸心方向における高さ寸法と同等とされていることを特徴とする腕金キャップ。
  2. 前記開口部は、前記導入部が前記保持部の外側に位置するボルトに当接する方向へ付勢された場合に当該ボルトが前記保持部の内側へ通過可能な開口を形成することを特徴とする請求項1に記載の腕金キャップ。
  3. 前記保持部は、加えられた外力に応じて変形するとともに当該外力から解放されることによって元の形状に復帰可能な弾性を有する材料を用いて形成され、前記外力から解放された場合に前記ボルトの通過を規制することを特徴とする請求項1または2に記載の腕金キャップ。
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