JP5553355B2 - 可撓性の選択的に回転可能な組織リトラクタおよびそのリトラクタを使用するための方法 - Google Patents

可撓性の選択的に回転可能な組織リトラクタおよびそのリトラクタを使用するための方法 Download PDF

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Description

本発明は組織リトラクタに関し、特に、可撓性内視鏡の作業用チャネルに挿通される内視鏡装置として使用される可撓性組織リトラクタに関する。組織リトラクタは、柔軟な内視鏡検査、腹腔鏡検査、および一般外科手術を含む内視鏡切開手術に用途を有する。それは剛性または可撓性で、長さおよび直径を術野の要件に適合させることができる。可撓性内視鏡組織リトラクタは、胃腸組織を後退させるかあるいは何らかの方法で操作することができるように、胃腸組織を保持するために使用される。組織リトラクタは、針の形状および/または長さならびに装置の先端におけるそれらの出口点を調整することによって、胃腸壁の特定の層の把持を可能にするように構成することができる。例えばそれは粘膜層を介して筋層まで掴持し、こうして組織への接続をより確実にし、組織の厚さ全体の操作を可能にするように構成することができる。代替的に、それは粘膜層を掴持し、粘膜層だけの操作を可能にするように構成することができる。
多数の従来の装置が従来技術に存在しており、これらの装置は、内視鏡外科手技中に胃食道逆流性疾患(GERD)の治療のために組織を操作するために使用される。
例えばLauferらの米国特許第6,494,888B1号(以下、「Laufer」という)は、胃組織を再構成するための器具を記載している。組織マニピュレータ700は、細長いケーブル組立体716と、組織再構成手技の種々のステップを実行すべくケーブル組立体716によって作動する遠端エンドエフェクタ718とを含む。Lauferの図9A〜9Fを参照されたい。エンドエフェクタ718は、組織、特に食道胃接合部(GEJ)の組織と係合する2つの顎部材720、722を有する。2部品締結具732、734(Lauferの図8を参照されたい)を植設するプロセス中に、コイル740がGEJ組織内に回転挿入され、充分な程度までねじ込まれた後、例えば図9Dおよび9Eに示す開位置で2つの顎部材720、722によって画成される開口の間にGEJ組織を引き込むために使用される。コイル組織プラー740、741、742は特に図3Dに図示される。しかしプラーは特定の不利点を有する。コイル740は深く貫入し過ぎることがあり得、胃を完全に突破(粘膜層、筋層、および漿膜層を貫通)した場合、否定的な結果をもたらすことが考えられる。大動脈、肝臓、横隔膜、およびその他の生命維持に必要不可欠な器官が胃底に隣接して配置されているので、コイル740が漿膜を貫通した場合、生命維持に必要不可欠な器官が損傷する可能性が著しく高い。また、引抜き時にコイル740は、その固有の形状のため、組織内で膠着し、よってユーザがアセンブリ718全体を強制的に後退させなければならないときに、組織を損傷させることがあり得る。侵入角度によっては、コイル740は粘膜のみに侵入することがあり得る。これが起きると、粘膜は緩く付着した比較的薄い層であるので、締結具732、734は粘膜のみに植設され、したがって結果的に植設手技は失敗する確率が高い。また、組織内に螺入する締結具の場合、コイルがねじ込まれるときにコイルの回転が組織を捩じることがあり得るため、組織は不都合なほど圧迫され、その捩じれは組織を損傷させ、組織を弱体化させるおそれがある。また、コイルを組織内に前進させるために、コイルを回転させなければならない。可撓性の細長装置内でトルクを伝達することは、スラスト荷重を伝達するより本質的に難しく、したがって、針を組織内に押し込む方が、コイルを組織内にねじ込むより確実な作動手段である。また、装置の係合点によって組織に加えられる力は、装置の別の係合点の逆向きの反作用力を伴わないので、装置のシャフトを介して全ての反力を提供しなければならない。
普通の一般的な可撓性内視鏡組織把持器は今日、胃腸組織を操作するために最も幅広く使用されている(例えばOlympus Grasping Forcepsの品名でオリンパス社により製造されているもの(カタログ番号FG‐49L‐1))。Olympus把持器の欠点は、粘膜層を介して筋層を確実に把持することができないことである。別の欠点は、組織を把持している間、ハンドルに圧力を掛け続けることが要求されることである。これはユーザの手を拘束し、組織の偶発的な解放を導くおそれがある。
先行技術の装置は、外科手技中に組織を容易に、確実に、選択的に、かつ正確に把持するように構成されていない。
したがって、上述した先行技術の問題を克服する必要がある。
種々の内視鏡手技は胃壁の特定の層の操作を必要とする。例えば粘膜切除の場合、粘膜は筋層から引き剥がされ切除される。そのような手技は現在、粘膜の下に流体を注入し、こうして粘膜を筋層から持ち上げることによって実行される。次いで粘膜組織は電気焼灼器を用いて切除される。本発明の組織リトラクタは、粘膜を選択的に把持し、それを筋層から持ち上げ、こうして粘膜切除を可能かつ簡素化するために使用することができる。胃に全層襞を形成する場合、襞を形成するときに壁の全層を後退させることを確実にするために、胃壁のより強い筋層を把持しなければならない。針およびリトラクタの先端から針を出す方法を適合させることによって、リトラクタは胃壁の異なる層を選択的に把持させることができる。実行される特定の手技の要件によっては、胃腸壁の特定の層を把持できることは有利である。
周知の通り、消化管の組織は最内層から最外層まで主に3つの層すなわち粘膜、筋層、漿膜を有する。粘膜は筋層に緩く付着した比較的薄い層であり、手技によっては、粘膜だけの後退は望ましくない。例えばGERDの治療のための手技で粘膜を後退させた場合、そのような後退では、GERD治療締結具を挿入するための充分な襞は得られない。この例示的手技では、胃壁の全層の後退により、GERD締結具の挿入のための有利な襞がもたらされるので、そのような後退が望ましい。
本発明は、回転組織リトラクタおよび該リトラクタを使用するための方法であって、この一般型の従来公知の装置および方法の前述の不利点を克服し、手術中に消化管の組織を効果的に把持しかつ漿膜内に到達することができ、組織を圧迫および/または引裂することなく組織を把持することができ、かつ外部装置シャフトとは独立してエンドエフェクタを回転させることができる組織リトラクタおよび方法を提供する。
本発明の組織リトラクタは、腹腔鏡手術および一般外科手術にも用途を有する。それは、術野の途中に存在する器官を後退させるために、または縫合中に組織を所定の位置に並置もしくは保持するために使用することができる。本発明に係る器官リトラクタまたは組織並置装置の利点は、組織を締め付ける必要なく、組織を保持できることである。組織リトラクタは、微細な針を組織に貫入させることによって組織を非侵襲的に保持し、エンドエフェクタの独立した回転は、針を最も望ましい向きに組織内に延入させることを可能にする。組織の外傷をさらに低減するために、針は、ファセットポイントではなく、円錐状ポイントで形成することができる。これは、すい臓のような傷付き易い器官を後退させるときに、特に有利である。現在利用可能な組織把持器は、より高い侵襲性の鋸歯状関節運動エンドエフェクタを使用し、それは組織を維持するために締付力を必要とし、したがってプロセス中に外傷を引き起こす潜在的可能性がある。針もまた遠端にキンクが形成されることがあり得る。キンクが湾曲経路の内部中心に向かって延びると、そのような向きは、針が所望の湾曲(たとえば円形)方向に組織内をよりよく進行することを可能にする。
可撓性内視鏡検査中の一般的な処置として、手技中に内視鏡が交換される。到達することが難しかった消化管内の位置に第1スコープが存在し、かつ第2(交換)スコープが同じ位置にあることが望ましい場合、組織リトラクタは第2スコープを第1スコープの位置まで案内するために使用することができる。本発明に係る可撓性内視鏡変形例のリトラクタは、着脱自在のハンドルを設けることができる。したがってスコープ交換は不要であり、組織リトラクタは第1スコープを介して送り込み、組織内の所望の位置で展開することができる。次いで、組織リトラクタのハンドルを取り外すことができる。次いで第1スコープは組織リトラクタシャフト上を摺動し、リトラクタシャフトを所定の位置に残して、取り外すことができる。次いで、第2スコープはガイドワイヤと全く同様に組織リトラクタシャフトを越えて給送することができる。スコープは当初の位置に前進する。その後、希望するときにシャフトを解放し、取り外すことができる。
また、リトラクタの遠位端を組織内で展開させ、次いでメインシャフトから分離させる変形例のリトラクタを作製することができる。そのような実施形態では、装置の遠位端はシャフトに着脱自在に結合され、作動ワイヤは針に着脱自在に結合される。針は標的組織上に展開され、装置のシャフトは近位方向に引っ張られ、こうして作動ワイヤは針無しで摺動し、かつ先端はシャフト無しで摺動することが可能になる。組織に確実に取り付けられた解放された針は、マーカ、巾着閉じ用の縫合糸取付け点、組織並置縫合、ならびにpHプローブ、微小カプセルカメラ、および給送管のような様々な物のための係留点としての用途を有する。
本発明の装置および方法は、針が漿膜を穿通する可能性を実質的に低減しながら、粘膜を貫通し筋層内へ深く貫入して組織への取付けをより確実に行うことができるように、またはあまり深く貫入せずに粘膜層のみを把持することができるように、針を構成することを可能にする。本発明は組織を2つの対向点で係合するので、各点における組織係合力が他方の力と反応し、その結果、装置の可撓性シャフトに伝達される反動荷重がほとんど生じない。装置のこの展開は、実質的なトルクまたはスラスト荷重をシャフトによって供給することを必要としない。本発明は、後退部位の視野を不明瞭にするおそれのある顎を使用しないので、リトラクタの配置中の視認性が優れている。それはまた、針の微小直径および針の非切削点のため、従来の関節運動把持器より組織への外傷性も低い。ハンドルは、針が展開された後、組織への確実な取付けを依然維持しながら、ユーザの把持から解放することができ、それによりユーザは自由に他のタスクを行うことができる。組織リトラクタは内視鏡とは分離されているが、内視鏡の作業用チャネル内に適合する大きさに作られる。例示的実施形態では、本発明の組織リトラクタは1.8mmおよび2.4mmの外径を有する。
本発明に特徴的であると考えられる他の特徴は、添付する特許請求の範囲に記載する。
本発明を本明細書では、選択的に回転可能な可撓性組織リトラクタおよび該リトラクタを使用するための方法に具現されるものとして図示しかつ説明するが、それにも拘らず、本発明の精神から逸脱することなく、かつ特許請求の範囲およびその均等物の範囲内で、それらに種々の変形および構造的変化を施すことができるので、本発明を図示する詳細に限定するつもりはない。
しかし、本発明の構造および動作の方法は、その追加的目的および利点と共に、特定の実施形態についての以下の説明を添付の図面に関連して読んだときに、最もよく理解される。
本明細書で使用する場合、用語「約」または「およそ」は、明示的に示されるか否かに関わらず、全ての数値に適用される。これらの用語は一般的に、当業者が記載値と同等である(すなわち同一機能または結果を有する)とみなすであろう範囲の数字を指す。多くの場合、これらの用語は、最近有効数字に四捨五入される数字を含み得る。
本明細書において、用語「長手方向」とは、ハンドルとエンドエフェクタとの間の装置のシャフトの長尺方向に対応する方向を意味すると理解すべきであり、用語「遠位」とは、エンドエフェクタに向かう方向を意味すると理解すべきであり、「近位」とはハンドルに向かう方向を意味すると理解すべきである。
添付の図は、様々な実施形態をさらに例証し、かつ全て本発明に係る種々の原理および利点を説明するのに役立つ。そこでは、類似の参照番号は様々な図全体を通して同一のまたは機能的に類似した要素を指し、また添付の図は、以下の詳細な説明と共に明細書に組み込まれ、明細書の一部を形成する。
針が展開位置にある状態の本発明に係る可撓性組織リトラクタの遠位端の部分断面立面図である。 単一の針が所定の位置にある、図1の可撓性組織リトラクタの図1の最遠位端の部分断面立面図である。 単一の針およびシムが所定の位置にある、図1の可撓性組織リトラクタの最遠位端の部分断面立面図である。 両方の針およびシムが所定の位置にある、図1の可撓性組織リトラクタの最遠位端の部分断面立面図である。 先端の半体によって形成される針チャネルが見えるように外側ジャケットの一部分および内挿コイルが取り外された、図1の可撓性組織リトラクタの最遠位端の部分斜視図である。 先端の半体によって形成される針チャネルが見えるように外側ジャケットの大きい部分および内挿コイルが取り外された、図5の可撓性組織リトラクタの最遠位端の部分斜視図である。 図1の可撓性組織リトラクタの回転継手の部分立面断面図である。 図1の可撓性組織リトラクタの近位側ストッパの部分立面断面図である。 図1の可撓性組織リトラクタの回転継手の部分斜視部分断面図である。 遠位側コイルがスポット溶接された、本発明に係る図1の可撓性組織リトラクタの遠位端の立面断面図である。 図1のリトラクタの遠位部分の構成部品の部分斜視図である。 図1のリトラクタの遠位部分の構成部品の部分立面図である。 装置の遠位端から直線状穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 装置の遠位端から直線状穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 装置の遠位端から直線状穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 装置の遠位端から直線状穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 装置の遠位端から湾曲穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 装置の遠位端から湾曲穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 装置の遠位端から湾曲穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 装置の遠位端から湾曲穿刺先端が出てくる、図1の可撓性組織リトラクタの針の部分立面断面図である。 図13〜16の非湾曲針および図17〜20の湾曲針を持つ、本発明に係るリトラクタを使用する方法の部分立面部分断面図である。 後退位置にある本発明に係るリトラクタの近位端のハンドルの斜視図である。 本発明に係る針を伸出させるために押圧されているハンドルプランジャの部分立面断面図である。 本発明に係る針を伸出させるために押圧されているハンドルプランジャの部分立面断面図である。 本発明に係る針を伸出させるために押圧されているハンドルプランジャの部分立面断面図である。 本発明に係る針を伸出させるために押圧されているハンドルプランジャの部分立面断面図である。 針が格納された状態の図1のリトラクタの遠位部の部分立面図である。 針が格納された状態の図1のリトラクタのストッパ部の部分斜視図である。 針が格納された状態の図1のリトラクタのストッパ部の部分立面図である。 針が展開された状態の図1のリトラクタの遠位部の部分立面図である。 針が展開された状態の図1のリトラクタのストッパ部の部分斜視図である。 針が展開された状態の図1のリトラクタのストッパ部の部分立面図である。 本発明に係る図1のリトラクタの回転継手の断面立面図である。 本発明に係る図1のリトラクタの回転継手の部分立面図である。 本発明に係る作動ワイヤのためのキー付き経路を示す、図1のリトラクタの回転継手の部分斜視図である。 本発明に係る作動ワイヤ用のキー付き経路を示す、図1のリトラクタの回転継手の部分斜視図である。 本発明に係る、針が展開位置にある図1のリトラクタの部分斜視図である。 本発明に係る、針が展開位置にある図1のリトラクタの遠位端の部分斜視断面図である。
本明細書は新規とみなされる発明の特徴を定義する特許請求の範囲で締めくくられるが、本発明は、図面と併せて以下の詳細な説明を考慮することからいっそうよく理解される。図では、類似の参照番号が繰り越される。開示される実施形態は発明の単なる例示であって、それは様々な形で具現することができることを理解されたい。したがって、本明細書に開示する特定の構造および機能の詳細は、限定としてではなく、単に請求の範囲の基礎として、かつ当業者が本発明を事実上どんな適切な細部構造にも様々に展開するための代表的な基礎として解釈すべきである。さらに、本明細書で使用する用語および語句は限定の意図は無く、むしろ発明を分かり易く説明することを意図している。
本明細書で使用する場合、用語「a」または「an」は、1つまたは2つ以上と定義される。本明細書で使用する場合、用語「複数」は、2つまたは3つ以上と定義される。本明細書で使用する場合、用語「別の」は、少なくとも2番目またはそれ以上と定義される。本明細書で使用する場合、用語「含む」および/または「有する」は、備えること(すなわち無制約言語)と定義される。本明細書で使用する場合、用語「結合される」は、必ずしも直接的にではなく、かつ必ずしも機械的にではないが、接続されることと定義される。
ここで図面の図を詳細に参照し、最初に特に図面の図1を参照すると、1対の針102a、102bが伸長位置にある、本発明の実施形態に係る可撓性組織リトラクタ100の断面立面図が示されている。リトラクタ100の構成部品はさらに、数ある要素の中でも特に、コネクタ126、遠位側針本体106、遠位側ストッパ122、および回転継手115を含む。
好ましい構成では、針102a、102bは、記憶形状を有する可撓性の形状記憶材料、特に温度および応力誘起マルテンサイトを提示するものから作られる。好ましい材料は、例えばJervisの米国特許第4,665,906号、第5,067,957号、および第5,597,378号に記載されている形状記憶特性を有する超弾性ニッケルチタン合金、ニチノールである。針102a、102bは、少なくとも室温および体温で、特に約10℃より上で、図1〜6に示す記憶形状を有するように形成される。
図示されたコネクタ126は、針の1つ、この実施形態では102bの針本体106に固定的に接続されるように機械的応力によって圧搾することのできるスリーブである。代替的に、コネクタ126は熱接触スリーブとすることができ、コネクタ126の本体は、コネクタ126を針102bの本体に取り付けるように、熱溶着、形成、鋳造、または他の方法で成形される。もう1つの針102aの直線状本体部は、溶着のような任意の利用可能な方法によって、第1針102bに結合することができる。
図2〜4は、リトラクタ100のヘッド104の拡大断面図を示す。最初に図2を参照すると、2つのヘッド半体108、110のうちの第1半体108(この図には110は図示せず)は、遠位側コイル巻線114によって包囲されて固定され、該巻線は次に外側ジャケット116によって包囲される。第1ヘッド半体108は、図1〜4の場合のように、針102a、102bが展開されるときに、リトラクタ100から2つの針102a、102bのうちの第1の針102aを受容しかつ案内するチャネル202を有する。本発明の一実施形態では、第1ヘッド半体108は、針102aを部分的に包囲し、第2ヘッド半体110と結合されたときに針102a、102bに誘導を提供するチャネルを形成し、かつ針102a、102bが各々相互に干渉することなく個別の経路に沿って移動することを確実にする、端部204をも有する。
図3では、シム300が第1ヘッド半体108および第1針102aの上に配置される。シム300は3つの機能を果たす。第1機能は、チャネル202の頂部を被覆し、かつ第1針102aがチャネル202から離れるのを防止することである。第2機能は、針102a、102bを相互に分離させることである。第3に、シム300は、図3および4で分かるように、リトラクタヘッド104から長手方向に延びる端部302を有する。シム端302は形状を有し、下に示す通り、種々の機能を果たしかつ多種多様な利点をもたらす多種多様な任意の形状を取ることができる。
図4は、可撓性組織リトラクタ内に配置されシム300によって第1針102aから分離された、第2針102bを示す。上述の通り、針102a、102bの形状記憶は、針102a、102bが定義された記憶形状を取ることを妨げるどんな構造に対しても力を加える。この力は、針102a、102bがヘッド半体108、110のチャネル202内に格納されることによって少なくとも部分的に変形したときに、針102a、102bにもトルクを加える。加えられたトルクは、放置しておくと、針102a、102bをチャネル202の外に移動させる。したがって、シム300が無ければ、2つの針102a、102bは相互に捩じれ合い、他方の針のそれぞれの溝内に飛び込むおそれがある。そのような移動を防止するために、かつ針102a、102bの各々がそれぞれのチャネル202内に留まることを確実にするために、シム300が2つの針102a、102bの間に配置される。そのような位置で、偏平形のシム300は、針102a、102bの各々のための内部第1支持面を形成し、チャネル202は、針102a、102bの各々のための略円形外部第2支持面を形成する。代替的に、シム300は、ヘッド半体108、110の各々のチャネル202に対応する、図示しない半球状断面の陥凹溝を有することができる。したがって、チャネル202はヘッド半体108、110に深く貫入する必要がない。
シム300は別の顕著な特徴を有する。第1に、図3に示す通り、シム300の最遠位端302はアンカリング形状を有することができる。アンカリング形状の機能は、組織リトラクタ100の先端302が組織表面に最初に押し付けられたときに、端部302を適所に維持し、端部302が組織表面(すなわちヒト組織、特に胃壁)を掠めるのを防止することである。組織表面はその中および成形端部302の周りに圧入され、リトラクタ100が表面の把持位置に固定され、成形端部302に対する半径方向の移動が防止されることが注目される。一実施形態一実施形態では、シム300の端部302には、液体を吸収するだけでなく組織に当接配置される軟らかい接触領域をも提供する、綿のような軟質材料が設けられる。軟質材料は、それが接触している組織に対する装置100の移動に抵抗するだけでなく、組織の損傷をも回避する。
機械的に効率的な仕方で、シム300は、遠位側コイル巻線114の図示しない内部雌ねじ306のピッチに等しいかあるいはわずかに異なるピッチを有する、図示しないねじ山304を設けることができる。したがって、先端がシム300および針102a、102bにより完全に組み立てられるときに、遠位側コイル巻線114の遠位端に先端を固定するために、ねじ山304を雄ねじとして使用することができる。
図5は、ヘッド104に両方のヘッド半体108、110を持ち2つの針102a、102bを固定する、リトラクタ100の部分断面斜視図を示す。図5は、ヘッド半体108、110が針102a、102bにもたらす2つの別個の経路を明瞭に示している。図6は、ヘッド半体108、110がチャネル602、604に針102a、102bをそれぞれ収容しかつ固定する、リトラクタ100のヘッド104の別の斜視図を提示する。こうして、針102a、102bが近位側方向に移動するときに、それぞれの針102a、102bの本体はそれぞれのチャネル602、604内を案内され、チャネル602、604から矢印608によって示される近位側方向に抜け出るときに真っ直ぐにされる。さらに近位側方向に移動することにより、針先610、612は最終的にチャネル602、604内に完全に格納される。
再び手短に図1を参照すると、遠位部118内および近位部120の下流に遠位側ストッパ122が示される。一般的に言うと、遠位側ストッパ122は針先610、612(図6に示す)がヘッド半体108、110の近位端から完全に抜け出て、それによって可撓性組織リトラクタ100が作動不能になることを防止する。リトラクタ100が作動不能になる理由は、針102a、102bの独特の性質のためである。したがって、針先610、612がヘッド半体108、110の近位端面614を過ぎて後退すると、針先610、612はそれらの記憶形状に向かって完全に溝602、604の外に弾発し、遠位側コイル巻線114の内側に静止する。そのような状況で、形状記憶によってもたらさせるバイアスは、少なくともリトラクタ100が分解され、修理され、その後に再度組み立てられるまで、リトラクタ100が作動するのを実質的に妨げる。以下でさらに詳細に説明する通り、ストッパ122は巻線コイル114に横方向に固定される。針102bの本体106がストッパ122を経て横方向124に近位側方向に移動するにつれて、コネクタ126とストッパ122との間の距離は、2つが接触するまで減少する。その時点で、針は近位側方向にそれ以上移動することができない。
依然として図1を参照すると、回転継手115は遠位部118を近位部120に回転連結させることが分かる。回転継手115を介して、近位部120の近位端の操作は、医療処置中に例えば外科的機能を実行すべく、針102a、102bを有利に制御自在に回転させる。回転継手115の詳細をこれから図7に関連して説明する。
図7は、リトラクタ100および特に回転継手115の部分断面図を示す。回転継手115は、スイベルコイルカプラ704内にはめ込まれたスイベルブシュ702と、スイベルブシュストッパ706とを含む。スイベルブシュ702の周りに遠位側コイル巻線114があり、巻線自体は遠位側外側ジャケット712によって包囲される。遠位側コイル巻線114はスイベルブシュ702を確実に固定的に保持するので、スイベルブシュ702の回転は結果的に遠位側コイル巻線114の対応する1:1の回転を生じる。同様に、近位側コイル710はスイベルコイルカプラ704を確実に固定的に保持するので、スイベルコイルカプラ704の回転は結果的に近位側コイル710の対応する1:1の回転を生じる。近位側外側ジャケット708は近位側コイル710を包囲しかつ保護する。
針106の本体は、近位部120から回転継手115を介して遠位部118まで通過し、外科手技中に近位部120に対する遠位部118の回転を生じさせるのは、この針本体106である。本発明の一実施形態によると、スイベルブシュ702のスロット716内をワイヤが通過する。スロット716は、針本体106が位置合わせするための少なくとも1つの係合面718を備える。この実施形態では、スロット716は円形ではなく、代わりに溝であるか、または平坦な対向側壁718を持つ卵形に似る。このスロットは図9の方が分かりやすい。針本体106はまた少なくとも1つの係合面714をも備え、それはこの実施形態では平坦なエッジであり、それはひとたびスロット716内に挿入されると、スイベルブシュ702とは独立した針本体106の回転を防止する。前述の通り、スイベルブシュ702はスイベルコイルカプラ704とは独立して回転する。その結果、近位側コイル710によってスイベルコイルカプラ704に固定連結された遠位側外側ジャケット712は回転自在に固定され、針本体106は外側ジャケット712に対して回転し、針本体106の偏平部分とスイベルブシュ702内のスロット716との間のキー付き連結は、スイベルブシュ702ならびに取り付けられた遠位側コイル巻線114および近位側外側ジャケット708をも同様に回転させる。針本体106とスイベルブシュ702との間のこのキー付き関係は、図35〜36にも見ることができる。
図7はまた、回転継手115の近位側で、針本体106が、好ましくはポリエチレンまたはTEFLON(登録商標)製のシース718に被包されることをも示す。針本体106の外径とコイル巻線114の内径との間に差があるので、荷重に押し付けられたときに、針本体106は撓曲かつ屈曲するかもしれない。シース718は、針本体106の外径とコイル巻線114の内径との間の空間を埋め、針本体の屈曲または座屈を防止する。加えて、シース718はまた針本体106を近位側コイル710から隔離し、針本体106が限られた抵抗で近位部120内で回転することを可能にする。
可撓性組織リトラクタ100に沿ってさらに続けると、針本体106は図8に示すように近位側ストッパ部122を通過する。近位側ストッパ部122は、全て近位側コイル710に固設されたブシュ802、近位側ストッパ804、および歪み解放コイル806を含む。加えて、作動ワイヤ内部シース808は近位側針本体106を包囲する。近位側ストッパ部122は針本体106に側方運動制限をもたらし、針102a、102bをヘッド104内に充分に格納することができるように、しかし針チャネル602、604の近位側領域を超えて格納させることができないように、配置される。特に、図28に示す通り、針本体106が可撓性組織リトラクタ100のヘッド104から引き離されるときに、遠位側ストッパ122は、近位側ストッパ804によって支持されたブシュ802と接触する。側方に摺動する遠位側ストッパ122と、近位側ストッパ804に支えられている固定ブシュ802との間の接触は、遠位側針本体106の近位側方向のさらなる摺動を防止する。
再び図8を見ると、ストッパ804は、針本体106をその中に摺動可能に格納するように中空である(好ましい実施形態では、シース808はストッパ804を通過させることができない)。したがってストッパ804の内径は、針本体106の外径より少なくともわずかに大きい。一実施形態では、ストッパ804の外面には雄ねじが設けられる。ストッパ804の遠位端には溝が設けられ、該溝は、好ましくはストッパ804の雄ねじ内に挿入するために平頭ねじ回しの作業端を収容するように形作られる。
歪み解放コイル806は、針本体106が屈曲してしまいあるいはストッパ122を介して側方に摺動できなくなる程度まで、近位側コイル710が厳しく屈曲するのを防止する。
ここで図10を参照すると、遠位側コイル巻線114は、わずかな長手方向拡張性/撓みを有する一方でそれに長手方向の強度を与えるべく、かつ同時にそれに半径方向の撓み性またはしなり(whip)を与えるべく、密着ばねのように作られる。そのようなコイル化のため、遠位側コイル巻線114の内部に、ヘッド半体108、110を確実に保持する自然雌ねじを有する。加えて、スポット溶接1002a〜nが遠位側コイル巻線114の両側に設けられる。スポット溶接1002a〜nは巻線連結点として働き、長手方向の剛性をコイル巻線114にもたらし、かつ個々の巻線が横方向に離れることを防止する。これは、外側ジャケット116がこの遠位端で終端し、かつジャケットからの支持がこの位置で最小化されるので、好都合である。溶接はまた第1方向1004の捩じれ剛性をもたらす一方、第2方向1006の撓み性を可能にする。特に、溶接1002a〜nは方向1012および1004のコイルの拡張または分離を防止するが、方向1006の枢軸として機能し、コイルがわずかに分離することを可能にする。撓み性のこの制約も、外科手技中に、屈曲の防止が好ましい特定のチャネル内を進行させるべく、手術者が装置100の遠位端を回転させて溶接1002a〜nを特定の向きに配置することを可能にするので、有利である。
先端1008は、先端1008の内径を最大にするように丸みを帯びた端部を持つ、薄壁の深絞り部品から作ることができ、こうしてより大きい弦高(より短く小さい半径)の弓形の針を内部に収めることが可能になる。針102a、102bのための出口窓1010は、深絞り作業の一環としてタイル壁に穿孔するか、あるいはワイヤEDM、レーザ、従来のフライス削り等のうちの少なくとも1つを含む種々の方法を用いて機械加工することができる。
図11から分かるように、針102aおよび102bは遠位端1008の開口1102、1104を通過して、遠位端1008から外に伸長する。先端1008を介する針102a、102bの移動を説明するために、図13〜20は、格納位置(図13および17)と完全伸長位置(図16および20)との間で移動することのできる、針102a、102bの様々な様子を示す。針の作動は完全格納位置と完全伸長位置との間(図14、15、18、および19)のどこかでユーザによって選択されるので、そのような移動全体を選択的移動という。
図13〜16は、図17〜20に示す針先1700の曲げ角とは異なる曲げを持つ針先1300を示す。さらに詳しくは、針先1700は針先1300より大きい自然曲率角で湾曲する。これらの例示的針先の各々の効果を図21に示し、以下で説明する。
好ましい実施形態では、可撓性組織リトラクタ100は、可撓性内視鏡の作業用チャネルに通される内視鏡装置である。そのような処置では、図21に示すように、リトラクタ100は、食道または他のいずれかの胃腸組織2102を移動させまたは何らかの方法で操作することができるように、それを保持するために使用される。リトラクタ100が内視鏡の作業用チャネルの1つに通されたとき、針102a、102bは、図13および17に示すように先端1008の完全格納位置にある。ひとたび先端1008が所定の位置に設置されると、組織2102に押し当てられる。好ましくは、シム300(図21には図示せず)は、組織における所望の位置を正確に狙い定め、次いで先端1008を所望の位置に配置するのに役立つように、アンカリング形状の端部302を有する(図3、4、11、および12参照)。針102a、102bは次いで、先端1008から外に伸長して組織2102を穿通するように作動する。針102a、102bが組織2102内に伸長してそこでカールすると、それは成形端302によって確実に保持される。これで組織2102を必要に応じて操作することができるようになる。組織2102を解放するには、針102a、102bを先端1008内に引き戻すだけで済む。ニチノールのような形状記憶合金から作られた針102a、102bは、弓形記憶形状にプレフォームされるので、それらは収縮/展開を繰り返しても記憶形状を維持する。
図21に示す針経路2104および2106は、(例証のため)同一装置上の遠位端湾曲を持つ針先1700と湾曲無しまたは浅い湾曲を持つ針先1300との間の相違を例証し、湾曲を持つ針先1700の方がより浅い(Dl)トンネル経路を形成することを示す。
図22は、針102a、102bの伸長および後退を制御する作動装置である、可撓性組織リトラクタ100のハンドル2200を示す。ハンドル2200はノーズ組立体2202、ハンドル組立体2204、プッシュロッド組立体2206、およびロック組立体2208を含む。
ここで図23を参照すると、ハンドル組立体2204は引込みばね2210の周囲にハンドル本体2300(図22には図示せず)を含むことが分かる。プッシュロッド組立体2206は、プッシュロッド2302およびノブ2304から構成される。
針本体106は、ノブ2304に回転自在に固定されたプッシュロッド2302にそれ自体が回転自在に固定された、ピストン2320に確保され回転自在に固定される。プランジャはハンドル本体2300内で回転可能である。したがって、手術者は、ハンドル本体2300を片手で確保することによって、ノブ2304を回転させるだけで、それが次にプッシュロッド2302、ピストン2320、針本体106、スイベルブシュ702、および装置100の残りの遠位端118全体を回転させるので、針102a、102bを回転させることができる。
プッシュロッド2302をロックするためのボタン2306が、ハンドル本体2300の近位端付近に形成されたボタン用くぼみ2308に設置される。ボタン2306は、同じくボタン用くぼみ2308に受容されたボタンばね2310上に配置される。ボタン2306は、キャッチピン2312をその中に受容するための横穴2314を有する。設置位置で、キャッチピン2312によって画成される内包空間2316およびボタン2306の穴2314の内面は、プッシュロッド2302を密閉し、それによってボタン2306をハンドル本体2300に保持する。
プッシュロッド2302には周方向キャッチピン溝2318も形成され、プッシュロッド2302が図23に示す近位位置から図26に示す遠位位置に押し込まれたときに、キャッチピン2312を捕捉するために使用される。近位位置で針102a、102bは先端1008内に格納され(図27)、遠位位置で針102a、102bは先端1008から外に伸長する(図30)。キャッチピン2312が溝2318内にあるときに、針102a、102bは伸長位置にあり、ノブ440はわずかに動くことができるだけであり、そのような動きは、プッシュロッド2302の長手方向の広がりに沿った溝2318の長さによって生じる遊びによって可能になる。針102a、102bは展開位置で保持されるので、ユーザはしたがって、針102a、102bの後退を心配せずにハンドルから自由に手を離し、針102a、102bを後退させたいときまで、他の外科手技に自分の両手を使用することができる。ユーザは、キャッチピン2312でプッシュロッド2302を捕捉するようにボタン2306を選択的に係合するか、あるいはボタン2306を押して溝2318がキャッチピン2312と係合しないようにキャッチピン2312を経路外に移動させることによって、プッシュロッド2302を長手方向に自由に移動させることができる。ボタン2306を押し下げることにより、キャッチピン2312はキャッチピン溝2318から押し出され、それによってプッシュロッド2302はロック解除され、引込みばね2210がピストン2320に近位側方向バイアスを掛けるので、針102a、102bは自動的に格納される。したがって、ボタン2306のロック機能は針102a、102bを所与の位置に選択的に保持させる、と言うことができる。
プッシュロッド2302には複数の追加的な中間周方向キャッチピン溝2402、2404、2406も設けられ、この実施形態ではその数は3つである。中間キャッチピン溝2402、2404、2406は、リトラクタ100の遠位部118が近位部120とは独立して回転することを可能にし、針102a、102bが先端1008内に後退するときに摩擦力から解放され、好都合である。この特徴は、図27〜29をさっと見ることによって最も良く説明される。図27は、針102a、102bが格納位置にあることを示す。この位置にあるときに、図28に示すように、遠位側ストッパ122は、ばね2210によって近位側ストッパ804のブシュ802に押し当てられる。遠位側ストッパ122とブシュ802との間のこの接触は、回転に抵抗する摩擦力である。一実施形態では、ばね2210によって加えられるこの力は約6ポンドである。
言うまでもなく、図30〜32に示すように針102a、102bが完全に展開されたときに、遠位側ストッパ122とブシュ802とは相互に接触しないので、それらの間に摩擦は生じない。中間キャッチピン溝2402、2404、2406の利用を通して、針102a、102bを完全に展開することなく、この摩擦接触の除去または少なくとも軽減を達成することができる。
再び図24および25に関連して、ノブ2304を遠位側方向に押すことによって、キャッチピン2312は複数の中間ピン溝2402、2404、2406の1つを捕捉し、遠位側ストッパ122とブシュ802との間からの摩擦ばね付勢力に充分に対抗する位置に「ラチェット(ratchet)」する。
図36は、摩擦軽減ワッシャ3600がスイベルブシュ702とスイベルコイルカプラ704との間に挿入された回転継手115を示す。
図38は、本発明の実施形態に係る針102a、102bの回転をもたらす遠位端3800の断面斜視図を示す。遠位端3800は、シム300によって分離される2つのヘッド半体108、110を含む。個の実施形態では、ヘッド半体108および110は、ヘッド半体108および110に形成された段差3803に載置された遠位側リング3802によって所定の位置に保持される。遠位側リングは、ヘッド半体108、110に固定されてもよく、されなくてもよいが、例えばテフロンのような低摩擦材料から作られる。次いでスリーブ3800がヘッド半体108および110上に摺接され、リング3802に当接する。次いで第2リング3806がヘッド半体108および110の近位部分上に摺接され、ヘッド半体108および110に形成された第2段差3807に当接する。次いで第2リング3806は、第2リング3806がヘッド半体108および110から外れるのを防止または抵抗するように、例えばプレス嵌め、溶接、はんだ付け、接着剤等によって、ヘッド半体108および110に固定的に取り付けられる。第2リング3806はそれによって、スリーブ3804および第1リング3802を保持する。
スリーブ3804の近位側内面3810は次いで、コイル114の巻線に固定的に取り付けられる。結果として、コイル114およびスリーブ3804が相互に固定された状態を維持しながら、第2リング3806、ヘッド半体108、110、針102a、102b、およびシム300がスリーブ3804およびコイル114に対して回転する。第1リング3802はヘッド半体108および110とスリーブ3804との間の摩擦を低減する。この実施形態では、図1の回転継手115は不要である。
本発明の他の実施形態は、本明細書に開示した本発明の明細および実施を考察することから、当業者には明白になる。明細および実施形態は単なる例示とみなされるように意図されている。
本発明の好ましい実施形態について図示しかつ説明したが、本発明がそれらに限定されないことは明白である。当業者には、添付する特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変形、変更、変化、代替物、および均等物が思い浮かぶ。
本明細書では、胃食道逆流性疾患(GERD)の腔内治療のためのリトラクタおよび方法の幾つかの実施形態を説明し、かつ図示した。本発明の特定の実施形態を記載したが、本発明は技術的に認められる広い範囲を有し、かつ明細書も同様に読まれることを意図しているので、発明をそれらの限定する意図は無い。例えば、特定の好ましい寸法をリトラクタに対し提示したが、システムおよびその要素が異なる相対的サイズを有するかもしれないことは理解される。例えば、小児用内視鏡(4〜6mm)を使用する場合、断面積はさらに低減することができる。また、GERDを治療するように設計された締結具を適用する場合について「後方観察」クリップ植設器具を特に開示したが、他の状態、例えば肥満症、潰瘍、胃癌、pH測定または監視装置、栄養管等の植設の処置のために締結具を適用すべく、類似の顎組立体を持つ「前方観察」直線状器具を使用することができることを理解されたい。さらに、直線状装置はより小さい直径にして、内視鏡の作業用チャネルを介して操作することができる。したがって、特許請求の範囲に記載する本発明の精神および範囲から逸脱することなく、提示した発明に対しさらなる他の変形を施すことができることを当業者は理解する。

Claims (19)

  1. 遠位端を有する近位部および当該近位部から分離された遠位部を有するリトラクタ本体と、
    前記リトラクタ本体の前記遠位部に接続されたヘッドを有する引込み装置であって、針本体を含む形状記憶材料製の可撓性の針を有し、当該針は少なくとも部分的に前記ヘッド内に収容された弓の形状を持つ部分を含む記憶形状を呈する、引込み装置と、
    前記近位部の近位端に接続され、かつ前記針に動作可能に接続された作動装置であって、その作動により、前記針を前記ヘッドから外に移動し、かつ前記針を前記ヘッド内に引き込む作動装置と、
    前記近位部の前記遠位端にて前記リトラクタ本体の前記近位部を前記リトラクタ本体の前記遠位部に連結する回転継手であって、前記針本体の一部分を受容し、かつ前記針本体の表面に対応する少なくとも1つの係合面を含むスロットを有し、前記リトラクタ本体の前記遠位部および前記引込み装置が、前記リトラクタ本体の前記近位部とは独立して回転することを可能にし、これにより、前記針本体の回転が、前記リトラクタ本体の前記近位部に対する前記リトラクタ本体の前記遠位部及び前記針の回転を生じさせるように構成された回転継手と、
    を備えた、物体を操作するためのリトラクタ。
  2. 前記作動装置が、
    ハンドル本体と、
    前記ハンドル本体に回転自在に連結されかつ前記引込み装置に回転固定的に連結された制御ノブであって、その回転の結果、前記引込み装置の回転が生じるように構成された制御ノブと、
    を備える、請求項1に記載のリトラクタ。
  3. 前記ハンドル本体が、前記リトラクタ本体の前記近位部に連結された遠位端と、前記制御ノブに連結された近位端とを有する、請求項2に記載のリトラクタ。
  4. 前記回転継手が、
    前記リトラクタ本体の前記遠位端に固定的に連結されたスイベルブシュと、
    前記リトラクタ本体の前記近位部に固定的に連結され、かつ前記スイベルブシュに回転自在に固定されたスイベルコイルカプラと、
    を備える、請求項1に記載のリトラクタ。
  5. 前記スイベルブシュが、
    針本体の一部分を受容し、かつ前記針本体の前記表面に対応する少なくとも1つの前記係合面を含むスロット、
    を有し、前記針本体の前記表面は平坦面であり、前記スイベルブシュの前記係合面および前記針本体の前記平坦面が、前記針本体の回転を可能にし、前記スイベルブシュの対応する回転を生じさせるように構成された、請求項4に記載のリトラクタ。
  6. 前記針本体に固定的に連結され、前記スイベルブシュを介する前記針本体の側方移動量を制限する、遠位側ストッパをさらに備えた、請求項5に記載のリトラクタ。
  7. 前記遠位側ストッパが前記回転継手と前記引込み装置との間に存する、請求項6に記載のリトラクタ。
  8. 前記遠位側ストッパが前記スロットの寸法より大きい寸法を有し、それによって前記遠位側ストッパが前記スイベルブシュと接触しているときに前記針本体の移動が防止される、請求項6に記載のリトラクタ。
  9. 前記リトラクタ本体の前記遠位端が、前記可撓性針の少なくとも1つの本体の一部分を取り囲む遠位側コイルを含み、前記遠位側コイルが複数の巻線と前記遠位側コイルの遠位端における複数の巻線結合点とを有する、請求項1に記載のリトラクタ。
  10. 前記リトラクタ本体が長手方向を画成する長手方向の大きさを有し、
    前記針が前記長手方向に対し略直角の方向に前記ヘッドから外に伸長する、請求項1に記載のリトラクタ。
  11. 前記ヘッドが前記リトラクタ本体と一体的に形成される、請求項1に記載のリトラクタ。
  12. 前記ヘッドが前記針のそれぞれのためのチャネルを画成し、前記チャネルが環境に開放されたチャネル出口を有する、請求項1に記載のリトラクタ。
  13. 前記リトラクタ本体が長手方向を画成する長手方向の大きさを有し、前記出口が前記長手方向に対し斜めの方向に開放されている、請求項12に記載のリトラクタ。
  14. 前記チャネル出口が前記ヘッドの両側に配置され、前記チャネルが前記チャネル出口を介して前記針を案内する、請求項12に記載のリトラクタ。
  15. 前記チャネルの少なくとも1つの表面が、針本体に固定的に連結された遠位側ストッパの移動方向に対して略直角な方向に前記針を案内する、請求項12に記載のリトラクタ。
  16. 前記ヘッドが2つのヘッド半体を有し、それらの間に前記針を締め付ける、請求項1に記載のリトラクタ。
  17. 前記2つのヘッド半体が相互に着脱自在に接続される、請求項16に記載のリトラクタ。
  18. 前記ヘッドが前記2つのヘッド半体の間に配置されたシムを有する、請求項16に記載のリトラクタ。
  19. 前記2つのヘッド半体および前記2つのヘッド半体の間に配置されたシムが、前記針のそれぞれのためのチャネルを画成する、請求項16に記載のリトラクタ。
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