JP5552764B2 - 信号処理装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、左右各1チャネルの入力オーディオ信号からマルチチャネルオーディオ信号を生成する際に、入力オーディオ信号に含まれている各信号成分が直交していない場合であっても各信号成分の分離が可能で、かつ、各信号成分を適切なチャネルに割り当てることを可能にする技術を提供することを目的とする。
(A:構成)
図1は、本発明の一実施形態である信号処理装置1の構成例を示すブロック図である。
この信号処理装置1は、外部から与えられるデジタル形式のステレオオーディオ信号(左右各1チャネルのオーディオ信号)にアップミキシング処理を施し、前掲図5の各スピーカを駆動するための5種類のオーディオ信号(SC,SL、SR、SLSおよびSRS)を生成して出力する装置である。図1のセンタチャネルオーディオ信号SCは図5のセンタチャネルスピーカCを、図1の左チャネルオーディオ信号SLは図5の左フロントスピーカLを、図1の右チャネルオーディオ信号SRは図5の右フロントスピーカRを、図1の左サラウンド信号SLSは図5の左サラウンドスピーカLSを、図1の右サラウンド信号SRSは図5の右サラウンドスピーカRSを、各々駆動するためのオーディオ信号である。
以上がセンタチャネル信号生成手段20の構成である。
次いで、図4を参照しつつ信号処理装置1の動作例を説明する。
本動作例では、ボーカル、ギターおよびドラムの各々の音の混合音を表す左右各1チャネルの入力オーディオ信号に対してアップミキシング処理を施し、5チャネルオーディオ信号を生成する場合を例にとって信号処理装置1の動作を説明する。本動作例において、入力オーディオ信号は所謂ダミーヘッド録音により得られたものであり、図4に示すように、ダミーヘッドの正面にはボーカルが、同正面やや右側にはギターが、同左後方にはドラムが各々位置している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、かかる実施形態に以下に述べる変形を加えても勿論良い。
(1)上述した実施形態では、左右各1チャネルのオーディ信号から5チャネルオーディオ信号を生成した。しかし、5チャネルオーディオ信号の左サラウンド信号LSおよび右サラウンド信号RSの各々に、各々異なる2つの音源の音が含まれている場合には、これら2つのサラウンド信号に対してFDICAによる音源分離を施し、7チャネルサラウンドシステムにおける各サラウンドスピーカに与えるオーディオ信号を生成しても良い。同様に、7チャネルオーディオ信号を9チャネルオーディオ信号にアップミキシングすることも可能である。また、左右各1チャネルのオーディオ信号に各々異なるN(2以上の整数)種類の音源の音を表す信号成分(第1信号成分、第2信号成分・・・第N信号成分)が含まれている場合には、各信号成分を表すN組のオーディオ信号を以下の要領で生成することができる。すなわち、左右各1チャネルのオーディオ信号についてのM/S比率(数1参照)が所定の閾値を上回っている場合には、まず、数2にしたがってセンタチャネルオーディオ信号SCを生成する。このセンタチャネルオーディオ信号SCにより表される信号成分が第N信号成分であるとすると、上記左右各1チャネルのオーディオ信号の各々からセンタチャネルオーディオ信号SCを減算して得られる左チャネルオーディオ信号および右チャネルオーディオ信号にFDICA(1回目)を施すことにより、第1信号成分のみを含むオーディオ信号と、その他の(N−2)種類(すなわち、第2信号成分〜第N−1信号成分のN−2種類)の信号成分を含むオーディオ信号とが生成される。次いで、その他の(N−2)種類の信号成分を含むオーディオ信号にFDICA(2回目)を施すことにより、第2信号成分のみを含むオーディオ信号と、その他の(N−3)種類の信号成分を含むオーディオ信号とが生成される。以降、この操作を順次繰り返して合計N−2回のFDICAを行うことで、各々第k(k=1〜N−1)信号成分のみを含むk組のオーディオ信号が得られるのである。つまり、前述したセンタチャネルオーディオ信号SCを含めれば合計N組のオーディオ信号が得られるのである。これに対して、M/S比率が所定の閾値以下である場合には、N−1回のFDICAを行うことで合計N組のオーディオ信号が得られる。具体的には、各々異なるN(2以上の整数)種類の音源の音を表す信号成分を含む左右各1チャネルのオーディオ信号にFDICA(1回目)を施すことで、第1信号成分のみを含むオーディオ信号と、その他の(N−1)種類(すなわち、第2信号成分〜第N信号成分のN−1種類)の信号成分を含むオーディオ信号とが生成される。次いで、その他の(N−1)種類の信号成分を含むオーディオ信号にFDICA(2回目)を施すことで、第2信号成分のみを含むオーディオ信号と、その他の(N−2)種類の信号成分を含むオーディオ信号とが生成される。以降、この操作を順次繰り返して合計N−1回のFDICAを行うことで、各々第k(k=1〜N)信号成分のみを含むk組のオーディオ信号が得られるのである。
Claims (4)
- マルチチャネルサラウンドスピーカシステムにて聴者の正面に配置されるセンタチャネルスピーカに与えるセンタチャネルオーディオ信号を、少なくとも2つの音源の各々から放射された音の混合音を各々表す左右各1チャネルの入力オーディオ信号にて前記聴者の正面の音像定位に寄与する信号成分に応じて生成するセンタチャネル信号生成手段と、
前記左右各1チャネルの入力オーディオ信号を取得し、周波数領域独立成分分析を施し、前記各音源のうち1の音源の音を示す第1の信号成分と、その他の音源の音を示す第2の信号成分とを抽出する抽出手段と、
前記各入力オーディオ信号から前記抽出手段により抽出される前記第2の信号成分を除去して左右各1チャネルの第1の出力オーディオ信号を生成して出力するとともに、前記各入力オーディオ信号から前記抽出手段により抽出される前記第1の信号成分を除去して左右各1チャネルの第2の出力オーディオ信号を生成して出力する信号生成手段と、を有し、
前記センタチャネル信号生成手段は、前記入力オーディオ信号にて前記聴者の正面の音像定位に寄与する信号成分が占める比率が所定の閾値を超えているか否かを判定し、超えていると判定される場合に、その信号成分に応じてセンタチャネルオーディオ信号を生成することを特徴とする信号処理装置。 - 前記抽出手段は、
前記左右各1チャネルの入力オーディオ信号の各々から前記センタチャネルオーディオ信号を減算して得られる左右各1チャネルのオーディオ信号に、周波数領域独立成分分析を施し、前記各音源のうちの1の音源の音を示す第3の信号成分と、その他の音源の音を示す第4の信号成分とを抽出し、
前記信号生成手段は、
前記各入力オーディオ信号から前記センタチャネルオーディオ信号と前記抽出手段により抽出される前記第4の信号成分とを除去して左右各1チャネルの第3の出力オーディオ信号を生成して出力するとともに、前記各入力オーディオ信号から前記センタチャネルオーディオ信号と前記抽出手段により抽出される前記第3の信号成分とを除去して左右各1チャネルの第4の出力オーディオ信号を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。 - 前記信号生成手段は、
前記聴者を取り囲むように配置される5つのスピーカを含むマルチチャネルサラウンドスピーカシステムにおいて、前記聴者の正面左側および正面右側に配置される1組のスピーカに前記第3の出力オーディオ信号と前記第4の出力オーディオ信号の一方を与え、前記聴者の左後方および右後方に配置される1組のスピーカに他方の出力オーディオ信号を与える
ことを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。 - コンピュータを、
マルチチャネルサラウンドスピーカシステムにて聴者の正面に配置されるセンタチャネルスピーカに与えるセンタチャネルオーディオ信号を、少なくとも2つの音源の各々から放射された音の混合音を各々表す左右各1チャネルの入力オーディオ信号にて前記聴者の正面の音像定位に寄与する信号成分に応じて生成するセンタチャネル信号生成手段であって、前記入力オーディオ信号にて前記聴者の正面の音像定位に寄与する信号成分が占める比率が所定の閾値を超えているか否かを判定し、超えていると判定される場合に、その信号成分に応じてセンタチャネルオーディオ信号を生成するセンタチャネル信号生成手段と、
前記左右各1チャネルの入力オーディオ信号を取得し、周波数領域独立成分分析を施し、前記各音源のうち1の音源の音を示す第1の信号成分と、その他の音源の音を示す第2の信号成分とを抽出する抽出手段と、
前記各入力オーディオ信号から前記抽出手段により抽出される前記第2の信号成分を除去して左右各1チャネルの第1の出力オーディオ信号を生成して出力するとともに、前記各入力オーディオ信号から前記抽出手段により抽出される前記第1の信号成分を除去して左右各1チャネルの第2の出力オーディオ信号を生成して出力する信号生成手段
として機能させるためのプログラム。
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JP2009165545A JP5552764B2 (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 信号処理装置、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009165545A JP5552764B2 (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 信号処理装置、およびプログラム |
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JP2011023862A JP2011023862A (ja) | 2011-02-03 |
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JP2009165545A Expired - Fee Related JP5552764B2 (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 信号処理装置、およびプログラム |
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2009
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