JP5552577B2 - 小銭入れ - Google Patents

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Description

本発明は、本体ケーシングの指操作用スリットから指でコインを操作して出し入れ口から出し入れされる小銭入れに関する。
従来、この種の小銭入れとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この小銭入れは、断面コの字状または断面エの字状に形成された複数の隔壁が所定間隔で基部本体に並設され、隣り合う隔壁間がコイン収容部とされ、隣り合う隔壁間の空間がコインを移動させるための指操作用スリットとされ、隣り合う隔壁先端部の間は離れていてコイン出し入れ口とされている。前記した複数の隔壁は可撓性を有しているため、隔壁先端部間のコイン出し入れ口は、外部からの力によりコイン通過可能な広さに拡げられるようになっている。
そして、特許文献2には、特許文献1の構成に加えて、硬貨を押圧保持する弾性的な硬貨押し部をコイン収容部に備える硬貨入れが記載されている。
特開2010−268870号公報 実開平03−060447号公報
ところで、引用文献1および引用文献2に記載のものはいずれも、隔壁先端部にコイン係止突部を有しているが、コイン出し入れ口が常に開放されており、外力により隔壁自体が撓んで弾性変形することもあって、外力によりコイン取り出し口が拡がり、コイン収容部に収容されているコインがコイン取り出し口から飛び出してしまうことがある。また、通常の取り出し時であっても、コイン取り出し口が拡がりやすいことから、2枚以上のコインが重なって取り出されることがあり、所望する枚数のコインを確実に取り出すことが困難な場合がある。そのような場合、無用に取り出されたコインをわざわざコイン収容部に戻す必要があった。
一方で、引用文献2の硬貨入れは、走行中に振動しやすい自動車用のサンバイザーに用いられるものであり、硬貨押し部はその上方位置にあるコインを硬貨受け部の天井面に押し付けて固定保持するようになっている。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、コイン収容室内に収容したコインが出し入れ口から無用に飛び出すことがなく、コイン取り出し時にはコインを1枚ずつ確実かつ簡単に取り出すことのできる小銭入れの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る小銭入れは、箱状の本体ケーシングと、本体ケーシング内の一端側に形成されたコイン収容室と、コイン収容室に対しコインをコイン径方向に出し入れするために本体ケーシングの他側面部に形成された出し入れ口と、コイン収容室と出し入れ口との間でコインを移動させるために本体ケーシングの上面部に形成された指操作用スリットと、出し入れ口を開閉自在に塞ぐためにコイン収容室内に配置されて上下に弾性変形する板バネ部材とを備えて成り、前記板バネ部材は、コイン取り出し時に指操作用スリットから挿し入れられた指により押し下げられて出し入れ口を開く構成にしてあり、出し入れ口の上面側の縁部が、板バネ部材上で他端側に向けて押し出されるコインを係止するために、本体ケーシングの上面部から下向きに突出して形成されているものである。
更に、前記した各構成において、それぞれ複数のコイン収容室、出し入れ口、および指操作用スリットが本体ケーシングに左右方向に並設され、隣り合うコイン収容室の間が隔壁で仕切られ、各コイン収容室内に板バネ部材が配置されているものである。
また、前記構成において、隔壁が本体ケーシングとは別個独立に構成され、前記隔壁をコイン径方向移動可能に位置決め固定する位置決め部材が、コイン収容室内に設けられているものである。
そして、本発明に係る別の小銭入れは、箱状の本体ケーシングと、本体ケーシング内の一端側に形成された第1コイン収容室と、第1コイン収容室に対しコインをコイン径方向に出し入れするために本体ケーシングの他側面部の上部に形成された第1出し入れ口と、第1コイン収容室と第1出し入れ口との間でコインを移動させるために本体ケーシングの上面部に形成された第1指操作用スリットと、本体ケーシング内の他端側に形成された第2コイン収容室と、第2コイン収容室に対しコインをコイン径方向に出し入れするために本体ケーシングの一側面部の下部に形成された第2出し入れ口と、第2コイン収容室と第2出し入れ口との間でコインを移動させるために本体ケーシングの下面部に形成された第2指操作用スリットと、第1出し入れ口または第2出し入れ口を開閉自在に塞ぐために第1コイン収容室および第2コイン収容室内に配置されて上下に弾性変形する板バネ部材とを備えて成り、前記板バネ部材は、部材全体が側断面視略Sの字状に形成されていて、本体ケーシングの第1出し入れ口と第2出し入れ口を開閉自在に塞ぐ2つの蓋部と、第1出し入れ口と第2出し入れ口を塞ぐ方向に蓋部を弾性付勢するために2つの蓋部からそれぞれ先端側に延在して形成された両端のバネ部と、2つの蓋部からそれぞれバネ部とは反対側に向かって延在し第1指操作用スリットと第2指操作用スリットの近傍位置に配置される2つのコイン操作部と、第1コイン収容室内と第2コイン収容室内に配置されてコインを収受する2つの床部とから成り、コイン取り出し時に第1指操作用スリットまたは第2指操作用スリットから挿し入れられた指により第1板バネ部材のコイン操作部または第2板バネ部材のコイン操作部が押されて第1出し入れ口または第2出し入れ口を開く構成にされているものである。
そして、前記した各構成において、本体ケーシングの上面部の天井面に、下向きに突出した係止突起部が設けられ、当該係止突起部は、係止突起部の下端部と、出し入れ口を塞いだ状態の板バネ部材の上面との間に1枚のコインを通過可能な隙間を有するように形成されているものである。
本発明に係る小銭入れによれば、本体ケーシングに形成されたコイン用の出し入れ口が板バネ部材により開閉自在に塞がれているので、コイン収容室内に収容されているコインが出し入れ口から飛び出すことを防止できる。一方、コイン取り出し時には、本体ケーシングの指操作用スリットから挿し入れられた指により、板バネ部材が押し下げられて出し入れ口が開かれるので、コインを1枚ずつ確実かつ簡単に取り出すことができる。
また、出し入れ口の上面側の縁部が本体ケーシングの上面部から下向きに突出して形成されているので、指操作用スリットから挿し入れた指を板バネ部材上のコインから離しても、そのコインは出し入れ口の上面側の縁部でいったん係止されるので、不意にコインが出し入れ口から飛び出すことを未然に防止できる。
そして、本体ケーシングの上面部の天井面に設けられた係止突起部の下端部と板バネ部材の上面との間に、1枚のコインを通過可能な隙間を有するものでは、出し入れ口を低くコイン収容室を高くするように本体ケーシングを傾けると、傾斜した板バネ部材上を複数のコインが出し入れ口に向かって滑動しようとする。しかしながら、1枚のコインだけが前記の隙間を通過して指操作用スリットに導かれ、残りのコインは係止突起部に係止されるので、1枚のコインだけを確実に操作できて出し入れ口から取り出すことができる。
更に、それぞれ複数のコイン収容室、出し入れ口、および指操作用スリットが本体ケーシングに左右方向に並設されているものでは、1つの本体ケーシング内に複数のコイン収容室があるので、収容したいコイン種毎に専用のコイン収容室を割り当てることができる。
また、本体ケーシングとは別個独立に構成された隔壁がコイン径方向移動可能に位置決め固定される位置決め部材を有するものでは、コイン収容室のコイン径方向幅を自在に変更することができる。これにより、収容を所望するコイン種の径に応じて、コイン収容室のコイン径方向幅を選ぶことができる。その結果、コイン収容室毎に収容コイン種を変更することも可能となる。
そして、本発明に係る別の小銭入れによれば、第1コイン収容室、第1出し入れ口、および第1指操作用スリットの組と、第2コイン収容室、第2出し入れ口、および第2指操作用スリットの組とが上下2段に配置されているので、本体ケーシングの上部および下部を有効に利用して上下2段構造を実現できコンパクトなものを提供できる。これにより、汎用の札入れの札ポケットなどに出し入れ自由に装着して利用することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る小銭入れの斜視図である。 図1におけるA−A線矢視断面図である。 図1におけるB−B線矢視断面図である。 前記した小銭入れの板バネ部材を示す斜視図である。 前記した小銭入れにコインを収容する態様を示す図であって、(a)は出し入れ口からコインを装入する状態を示す側断面図、(b)は板バネ部材上のコインをコイン収容室に向けて移動させる状態を示す側断面図、(c)はコイン収容室にコインを収容した状態を示す側断面図である。 前記した小銭入れからコインを取り出す態様を示す図であって、(a)は傾けた小銭入れの指操作用スリットの下方位置にコインを移動させる状態を示す側断面図、(b)は板バネ部材上のコインを出し入れ口に向けて移動させる状態を示す側断面図、(c)は出し入れ口からコインを取り出す状態を示す側断面図である。 本発明の別の実施形態に係る小銭入れの第1ケースを展開した状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る小銭入れの斜視図である。 図8におけるC−C線矢視断面図である。 本発明の更に他なる実施形態に係る小銭入れの斜視図である。 図10におけるD−D線矢視断面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。図1は本発明の一実施形態に係る小銭入れの斜視図、図2は図1におけるA−A線矢視断面図、図3は図1におけるB−B線矢視断面図である。
各図において、この実施形態に係る小銭入れ1は、例えば矩形薄箱状の本体ケーシング2を備えている。この本体ケーシング2は、上側に配置される第1ケース2Aと、下側に配置されて第1ケース2Aに嵌着される第2ケース2Bとから構成されている。すなわち、本体ケーシング2は、外周縁に嵌合突部2Gを有する矩形皿状の第1ケース2Aと、第1ケース2Aの嵌合突部2Gに嵌合して固定される嵌合突部2Hを外周縁に有する第2ケース2Bとからなっている。この場合、第1ケース2Aの一側面部2Dと第2ケース2Bの他側面部2Cとが嵌合し、第1ケース2Aの他側面部2Cと第2ケース2Bの一側面部2Dとが嵌合する。この本体ケーシング2は、厚さTが7mm程度で縦寸法Wが70mm程度であって、汎用されている折り重ね式の札入れのポケット内に収まるサイズに設定してある。
そして、この小銭入れ1は、本体ケーシング2内の一端側に形成された第1コイン収容室3A(コイン収容室3でもある)と、第1コイン収容室3Aに対してコインNを出し入れするために第1ケース2Aの他側面部2Cに形成された第1出し入れ口4A(出し入れ口4でもある)と、第1コイン収容室3Aと第1出し入れ口4Aとの間でコインNを移動させるために第1ケース2Aの上面部2Eに形成された第1指操作用スリット5A(指操作用スリット5でもある)と、本体ケーシング2内の他端側に形成された第2コイン収容室3B(コイン収容室3でもある)と、第2コイン収容室3BにコインNを出し入れするために本体ケーシング2の一側面部2Cに形成された第2出し入れ口4B(出し入れ口4でもある)と、第2コイン収容室3Bと第2出し入れ口4Bとの間でコインNを移動させるために第2ケース2Bの下面部2Fに形成された第2指操作用スリット5B(指操作用スリット5でもある)と、第1出し入れ口4Aまたは第2出し入れ口4Bを開閉自在に塞ぐために第1コイン収容室3Aおよび第2コイン収容室3B内に配置されて上下に弾性変形する板バネ部材6と、を備えている。前記の第1出し入れ口4Aおよび第2出し入れ口4Bは、コインNを第1ケース2Aの上面部2Eまたは第2ケース2Bの下面部2Fの平面方向に沿ってコイン径方向に出し入れするためのものである。第1指操作用スリット5Aおよび第2指操作用スリット5Bにおける左右方向の開口幅はいずれもコイン幅寸法よりも小さく設定され、これによりコインNが指操作用スリット5A,5Bから飛び出さないように工夫されている。
前記の板バネ部材6は、部材全体が側断面視で略Sの字状に形成されていて、本体ケーシング2の第1出し入れ口4Aと第2出し入れ口4Bを開閉自在に塞ぐ2つの蓋部6A,6Aと、第1出し入れ口4Aと第2出し入れ口4Bを塞ぐ方向に蓋部6A,6Aを弾性付勢するために蓋部6A,6Aからそれぞれ先端側に延在して形成された両端のバネ部6B,6Bと、2つの蓋部6A,6Aからそれぞれバネ部6B,6Bとは反対側に延在し第1指操作用スリット5Aと第2指操作用スリット5Bのそれぞれの近傍位置に配置される2つのコイン操作部6C,6Cと、第1コイン収容室3A内と第2コイン収容室3B内に配置されてコインNを収受する2つの床部6E,6Eと、から構成されている。この板バネ部材6は、通常時は、バネ部6B,6Bがコイン操作部6C,6Cおよび蓋部6A,6Aを図2中の矢印V方向に押して、コイン操作部6C,6Cを第1指操作用スリット5Aと第2指操作用スリット5Bの下方の天井面2I,2Iに押し付けるとともに、蓋部6A,6Aで第1出し入れ口4Aと第2出し入れ口4Bを塞いでいる。一方、コイン取り出し時には、第1指操作用スリット5Aまたは第2指操作用スリット5Bから挿し入れられた指Jにより板バネ部材6が押し入れられて第1出し入れ口4Aまたは第2出し入れ口4Bを開くようになっている。
そして、この小銭入れ1において、第1出し入れ口4Aの上面側の縁部8は、板バネ部材6上を前方に押し出されるコインNを係止するために、第1ケース2Aの上面部2Eの天井面2Iから下向きに突出して形成されている。第2出し入れ口4Bの下面側の縁部8は、板バネ部材6上を前方に押し出されるコインNを係止するために、第2ケース2Bの下面部2Fの天井面2Iから上向きに突出して形成されている。
そして、第1ケース2Aの上面部2Eの天井面2Iであって、第1指操作用スリット5Aの近傍位置には、下向きに突出した係止突起部7が形成されている。一方、第2ケース2Bの下面部2Fの天井面(底面)2Iであって、第2指操作用スリット5Bの近傍位置にも、上向きに突出した係止突起部7が形成されている。これらの係止突起部7は、係止突起部7の先端部と、出し入れ口4Aを塞いだ状態の板バネ部材6の連結部6Dとの間に1枚のコインNを通過可能な隙間Qを有するように、係止突起部7の下向き突出長が設定されている。すなわち、隙間Qの隙間幅Sは1枚のコインNの厚さCよりも大きく、二枚重ねのコインN,Nの厚さC×2よりも小さな値に設定されている。
そして、この小銭入れ1では、例えば左右方向(図1の矢印L方向)に5組の、第1コイン収容室3A、第1コイン収容室3B、第1出し入れ口4A、第2出し入れ口4B、第1指操作用スリット5A、および第2指操作用スリット5Bが、本体ケーシング2に並設されている。そして、隣り合う第1コイン収容室3A,3Aの間、および隣り合う第2コイン収容室3B,3Bの間は、位置固定の隔壁9で仕切られている。この隔壁9は、第1ケース2Aの上面部2Eから垂下して形成された壁構成部9Aと、第2ケース2Bの下面部2Fから起立して形成された壁構成部9Bとを突き合わせて構成されている(図3参照)。また、それぞれの第1コイン収容室3A内および第2コイン収容室3B内には、共通の板バネ部材6が配置されている。
上記のように構成された小銭入れ1の作用を次に説明する。
ここで、小銭入れ1にコインNを「収容」する態様を示す。まず、図5(a)に示すように、本体ケーシング2の第1指操作用スリット5Aから一方の手の指Jを挿し入れて(矢印H2)、板バネ部材6のコイン操作部6Cを押し下げる。これにより、板バネ部材6の蓋部6Aが第1出し入れ口4Aよりも下方位置に下がり、第1出し入れ口4Aがコイン通過可能な状態に開放される。その状態のまま、他方の手で掴んだコインNを第1出し入れ口4Aから装入し(矢印H2)、コインN全体をコイン操作部6C上に載せたのち、押し下げていた指Jの力を抜く。すると、同図(b)に示すように、コインNは、バネ力により矢印H3のように上昇した板バネ部材6のコイン操作部6Cと第1ケース2Aの天井面2Iとの間に挟まれて保持される。このとき、第1出し入れ口4Aは板バネ部材6の蓋部6Aにより塞がっている。
次に、再び指Jを第1指操作用スリット5Aから挿し入れて、コイン操作部6C上のコインNを一端側に向けて押し(矢印H4)、第1コイン収容室3Aに向けて移動させる。その後、同図(c)に示すように、コインNは板バネ部材6の連結部6Dと係止突起部7との隙間Qを通過して第1コイン収容室3A内に収容され(矢印H5)、板バネ部材6の床部6E上に貯留される。これら一連の収容操作は極めて短時間で済み、例えば1個当り1秒未満である。
一方で、第2ケース2Bの第2出し入れ口4Bから第2コイン収容室3B内にコインNを収容する場合は、本体ケーシング2を天地反転させ、第2指操作用スリット5Bを上向きにしたのちに、前記した第1出し入れ口4Aから収容する場合と同様の収容操作がなされる。
次に、小銭入れ1からコインNを「取り出す」態様を示す。このとき、第1コイン収容室3A内または第2コイン収容室3B内にコインNが収容された状態で、板バネ部材6は、第1出し入れ口4Aまたは第2出し入れ口4Bを塞いで第1コイン収容室3A内または第2コイン収容室3B内からのコインNの飛び出しを防いでいる。
そこで、まず図6(a)に示すように、板バネ部材6における連結部6Dの第1指操作用スリット5A寄り部分が下向きとなるように小銭入れ1を傾けると、第1コイン収容室3A内のコインN,N,N,・・・が自重により連結部6D上を第1指操作用スリット5Aの下方位置に向かって移動する(矢印K1)。このとき、係止突起部7が存在するため、最下位置のコインNだけが隙間Qを通過し、第1指操作用スリット5A近傍の天井面2Iに当接して止まる。残りのコインN,N,・・・は係止突起部7で係止されて、その位置で留まる。次に、第1指操作用スリット5Aから指Jを挿し入れて板バネ部材6のコイン操作部6Cを少し押し下げる(矢印K2)。すると、第1ケース2Aの天井面2Iと板バネ部材6のコイン操作部6Cとの間に上下隙間が生じ、この隙間に先頭のコインNが入り込む。
そこで、同図(b)に示すように、指Jでコイン操作部6C上のコインNを押して第1出し入れ口4Aに向けて移動させる(矢印K3)。このとき、第1指操作用スリット5Aから挿し入れた指Jを板バネ部材6上のコインNから離したためにコインNが第1出し入れ口4Aに向かっても、そのコインNは第1出し入れ口4Aの上面側の縁部8でいったん係止される。従って、不意にコインNが第1出し入れ口4Aから飛び出すことを未然に防止できる。更に、そのコインNおよびコイン操作部6Cを一緒に押し下げることにより(矢印K4)、板バネ部材6の蓋部6Aが第1出し入れ口4Aよりも下方位置に下がり、第1出し入れ口4Aがコイン通過可能な状態に開放される。その状態で、コインNを他端側に向けて押すことにより(矢印K5)、同図(c)に示すように、第1出し入れ口4AからコインNが取り出されるのである。これら一連の取出操作も極めて短時間で済み、例えばコイン1個当り1秒未満である。
他方で、第2コイン収容室3B内のコインNを第2ケース2Bの第2出し入れ口4Bから取り出す場合は、本体ケーシング2を天地反転させ、第2指操作用スリット5Bを上向きにしたのち、前記した第2出し入れ口4Bから取り出す場合と同様の取り出し操作がなされる。すなわち、1枚のコインNだけを確実に操作して出し入れ口4A,4Bから取り出すことができる。
上記したように、この実施形態に係る小銭入れ1によれば、出し入れ口4A,4Bが板バネ部材6により開閉自在に塞がれているので、コイン収容室3A,3B内に収容されているコインNが出し入れ口4A,4Bから飛び出すことを防止できる。一方、コイン取り出し時には、本体ケーシング2の指操作用スリット5A,5Bから挿し入れられた指Jにより、板バネ部材6が押し下げられて出し入れ口4A,4Bが開かれるので、コインNを1枚ずつ確実かつ簡単に取り出すことができる。
また、この小銭入れ1では、それぞれ5つのコイン収容室3A,3B、出し入れ口4A,4B、および指操作用スリット5A,5Bが本体ケーシング2に左右方向に並設され、隣り合うコイン収容室間が隔壁9で仕切られ、各コイン収容室3A,3B内に板バネ部材6がそれぞれ配置されているので、収容するコイン種毎に専用のコイン収容室3A,3Bを割り当てることができる。
尚、上記の実施形態では、隔壁9を本体ケーシング2と一体に形成した例を示したが、本発明の小銭入れはそれに限定されるものでない。例えば、隔壁を本体ケーシングとは別個独立に構成したものも、本発明に含まれる。
このようなものとしては、図7に示す小銭入れ1aが挙げられる。この小銭入れ1aは、左右方向(矢印R方向)に3つ配置された第1コイン収容室3A,3A,3Aと、これら第1コイン収容室3A,3A,3Aの下方に配置される3つの第2コイン収容室3B,3B,3Bとを有する本体ケーシング2aを備えている。この本体ケーシング2aは、外周縁に嵌合突部2Gを有する矩形皿状の第1ケース2Aaと、第1ケース2Aaの嵌合突部2Gと嵌合する嵌合突部2Hを外周縁に有する第2ケース2Baとが、ヒンジ部11を介して折り重ね自在(矢印R)に連結されている。
そして、第1コイン収容室3A内における他側面部2C側の内壁面と一側面部2D側の内壁面には、それぞれ複数の位置決め部材10,10,10,・・・がコイン径方向に一定間隔で形成されている。他側面部2C側の位置決め部材10,10,10,・・・と、一側面部2D側の位置決め部材10,10,10,・・・とは、それぞれ対面した位置に設けられている。第2コイン収容室3B内における他側面部2C側の内壁面と一側面部2D側の内壁面にも、第1コイン収容室3Aと同様の構成で、それぞれ複数の位置決め部材10,10,10,・・・が形成されている。
一方、隔壁9aは本体ケーシング2aとは別個独立に構成されていて、例えば矩形板状に形成されている。隔壁9aの板厚は、隣り合う位置決め部材10,10間に嵌着できる厚さに設定されている。これらの隔壁9aは位置決め部材10,10間に着脱自在に嵌着されてコイン径方向(矢印L方向)に移動可能に位置決め固定される。
この小銭入れ1aによれば、隔壁9aを所望位置の位置決め部材10,10に係合させることにより、コイン収容室3A,3Bのコイン径方向幅Uを自在に変更することができる。すなわち、収容しようとするコイン種(例えば1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉)のコイン径に応じて、コイン収容室3A,3Bのコイン径方向幅Uを所望に選定することができる。ところで、コイン径が最大の500円コインが通過可能な大きさに各出し入れ口4A,4Bを形成しておけば、すべての種類のコインを通過させ得るので、どのコイン収容室3A,3Bも、収容すべきコインの種類をよりいっそう自由に変更することができる。
尚、本発明に係る位置決め部材としては、前記した位置決め部材10,10,10,・・・に替えて、1点鎖線の円で示す位置決め部材10a,10a,10a,・・・などを採用することも可能である。これらの位置決め部材10a,10a,10a,・・・は、例えば第1ケース2Aaの天井面2Iおよび第2ケース2Baの天井面2Iにそれぞれ突出して形成される。
また、上記した各実施形態では、コイン収容室、出し入れ口、および指操作用スリットの組が、コイン左右方向に複数組配備されるとともに、これらの組が上下2段に配置された例を示したが、例えば図8および図9に示すように、コイン収容室3、出し入れ口4、および指操作用スリット5が一組かつ上下1段の配置にされた小銭入れ1bも、本発明に含まれる。
この小銭入れ1bは、箱状の本体ケーシング2bを備えている。この本体ケーシング2bは、上側に配置される第1ケース2Abと、下側に配置されて第1ケース2Abに嵌着される第2ケース2Bbとから構成されている。そして、第1ケース2Abの他側面部2Cに出し入れ口4が形成され、上面部2Eの他側面部2C寄りに指操作用スリット5が形成されている。第2ケース2Bbの他側面部2Caには出し入れ口が形成されていない。また、この小銭入れ1bに用いられる板バネ部材6aは、蓋部6Aおよびバネ部6Bを1つずつ備えており、コイン取り出し時に指操作用スリット5から挿し入れられた指により押し下げられて出し入れ口4を開くようになっている。
この小銭入れ1bによっても、出し入れ口4からコイン収容室3内へ簡単にコインNを収容でき、板バネ部材6aの作用により、コイン収容室3内のコインNが出し入れ口4や指操作用スリット5から飛び出すことを防ぐとともに、コインNを1枚ずつ確実かつ簡単に取り出すことができる。加えて、この小銭入れ1bは、コイン収容室3、出し入れ口4、および指操作用スリット5がそれぞれ1つであるので、構造が簡素かつコンパクトであり安価に提供され得る。また、出し入れ口4の開口サイズを、最も大径のコインN(例えば500円玉)が通過可能な大きさにしておけば、全ての種類のコインNをコイン収容室3内に収容することが可能である。
そして、図10および図11に示す小銭入れ1cも、本発明に含まれる。
この小銭入れ1cは、コイン収容室3、出し入れ口4、および指操作用スリット5の組が、コイン左右方向に5組かつ上下1段で本体ケーシング2cに配備されている。本体ケーシング2cは、既述した小銭入れ1に用いたものと同じ第1ケース2Aと、第1ケース2Aの下方に配置されて嵌着される第2ケース2Bcとから構成されている。尚、第2ケース2Bcの他側面部2Cbには出し入れ口が形成されていない。また、前述した小銭入れ1bで用いたものと同じ板バネ部材6aがそれぞれのコイン収容室3内に配備されている。
ところで、既述した小銭入れ1bでは、本体ケーシング2b内において板バネ部材6aのコイン操作部6Cおよび連結部6Dの下方位置に、余剰スペースが存在していた。そこで、この小銭入れ1cでは、板バネ部材6aのコイン操作部6Cおよび連結部6Dの下方スペースに、コイン収納部21が設けられている。このコイン収納部21は、第2ケース2Bcの底面上に形成された行き止り箱状の皿格納室20と、皿格納室20に出し入れ自在に格納される受皿体22と、を備えている。皿格納室20は、第2ケース2Bc内で左右方向に長く延在して形成され、例えば第2ケース2Bcの右側面に開口している。受皿体22は、上面が開口した平面視矩形皿状に形成されていて、外側面に把手23が設けられている。
この小銭入れ1bでは、把手23を手で持って受皿体22が皿格納室20から引き出され、引き出された受皿体22内にコインNが出し入れされる。従って、個々のコイン収容室3に種類毎のコインNを収容できるのはもとより、それ以外に、本体ケーシング2c内の余剰スペースを有効に利用して、より多くのコインNを収容することができる。尚、受皿体22内には、1種類のコインNを収容するようにしてもよいし、複数種のコインN,N,N,・・・を混在して収容しても構わない。
尚、上記した小銭入れ1,1a,1b,1cでは、本体ケーシング2,2a,2b,2cとして、上下の第1ケース2A,2Aa,2Abと第2ケース2B,2Ba,2Bb,2Bcとから成るものを例示したが、本発明に係る本体ケーシングはそれらに限定されない。例えば、第1ケースと第2ケースに相当する部分を一体に成型したようなものも、本発明に含まれる。
1,1a,1b,1c 小銭入れ
2,2a,2b,2c 本体ケーシング
2A,2Aa,2Ab 第1ケース
2B,2Ba,2Bb,2Bc 第2ケース
2C,2Ca,2Cb 他側面部
2D 一側面部
2E 上面部
2F 下面部
2I 天井面
3 コイン収容室
3A 第1コイン収容室
3B 第2コイン収容室
4 出し入れ口
4A 第1出し入れ口
4B 第2出し入れ口
5 指操作用スリット
5A 第1指操作用スリット
5B 第2指操作用スリット
6,6a 板バネ部材
6A 蓋部
6B バネ部
6C コイン操作部
6D 連結部
6E 床部
7 係止突起部
8 縁部
9,9a 隔壁
9A,9B 壁構成部
10,10a 位置決め部材
C 厚さ
L 矢印
Q 隙間
N コイン
S 隙間幅
U コイン径方向幅

Claims (5)

  1. 箱状の本体ケーシングと、本体ケーシング内の一端側に形成されたコイン収容室と、コイン収容室に対しコインをコイン径方向に出し入れするために本体ケーシングの他側面部に形成された出し入れ口と、コイン収容室と出し入れ口との間でコインを移動させるために本体ケーシングの上面部に形成された指操作用スリットと、出し入れ口を開閉自在に塞ぐためにコイン収容室内に配置されて上下に弾性変形する板バネ部材とを備えて成り、前記板バネ部材は、コイン取り出し時に指操作用スリットから挿し入れられた指により押し下げられて出し入れ口を開く構成にされており、出し入れ口の上面側の縁部は、板バネ部材上で他端側に向けて押し出されるコインを係止するために、本体ケーシングの上面部から下向きに突出して形成されていることを特徴とする小銭入れ。
  2. それぞれ複数のコイン収容室、出し入れ口、および指操作用スリットが本体ケーシングに左右方向に並設され、隣り合うコイン収容室の間が隔壁で仕切られ、各コイン収容室内に板バネ部材が配置されている請求項1に記載の小銭入れ。
  3. 隔壁が本体ケーシングとは別個独立に構成され、前記隔壁をコイン径方向移動可能に位置決め固定する位置決め部材が、コイン収容室内に設けられている請求項に記載の小銭入れ。
  4. 箱状の本体ケーシングと、本体ケーシング内の一端側に形成された第1コイン収容室と、第1コイン収容室に対しコインをコイン径方向に出し入れするために本体ケーシングの他側面部の上部に形成された第1出し入れ口と、第1コイン収容室と第1出し入れ口との間でコインを移動させるために本体ケーシングの上面部に形成された第1指操作用スリットと、本体ケーシング内の他端側に形成された第2コイン収容室と、第2コイン収容室に対しコインをコイン径方向に出し入れするために本体ケーシングの一側面部の下部に形成された第2出し入れ口と、第2コイン収容室と第2出し入れ口との間でコインを移動させるために本体ケーシングの下面部に形成された第2指操作用スリットと、第1出し入れ口または第2出し入れ口を開閉自在に塞ぐために第1コイン収容室および第2コイン収容室内に配置されて上下に弾性変形する板バネ部材とを備えて成り、
    前記板バネ部材は、部材全体が側断面視略Sの字状に形成されていて、本体ケーシングの第1出し入れ口と第2出し入れ口を開閉自在に塞ぐ2つの蓋部と、第1出し入れ口と第2出し入れ口を塞ぐ方向に蓋部を弾性付勢するために2つの蓋部からそれぞれ先端側に延在して形成された両端のバネ部と、2つの蓋部からそれぞれバネ部とは反対側に向かって延在し第1指操作用スリットと第2指操作用スリットの近傍位置に配置される2つのコイン操作部と、第1コイン収容室内と第2コイン収容室内に配置されてコインを収受する2つの床部とから成り、
    コイン取り出し時に第1指操作用スリットまたは第2指操作用スリットから挿し入れられた指により第1板バネ部材のコイン操作部または第2板バネ部材のコイン操作部が押されて第1出し入れ口または第2出し入れ口を開く構成にされていることを特徴とする小銭入れ。
  5. 本体ケーシングの上面部の天井面に、下向きに突出した係止突起部が設けられ、当該係止突起部は、係止突起部の下端部と、出し入れ口を塞いだ状態の板バネ部材の上面との間に1枚のコインを通過可能な隙間を有するように形成されている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の小銭入れ。
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