JP5549564B2 - ステレオ撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明はステレオ撮影装置に関するものであり、更に詳しくは、単一の撮像素子と2つの撮影光学系を用いて被写体のステレオ撮影を行う複眼方式のステレオ撮影装置に関するものである。
単一の撮像素子を用いて複眼方式のステレオ視を行う場合、撮像素子の撮像面は左右の撮像領域に分割されて用いられる。このため、回折の影響で一方の画像が他方の画像に写り込んでしまうおそれがある。つまり、左側の撮影光学系で形成されたイメージサークルが右側の撮像領域にしみ出したり、右側の撮影光学系で形成されたイメージサークルが左側の撮像領域にしみ出したりする場合がある。特許文献1記載の撮影装置では、このイメージサークルのしみ出しによる画像劣化を、撮像面の左右の撮像領域間に隔壁を設けることにより防いでいる。
特開平8−171151号公報
しかし、特許文献1記載のステレオ撮影装置では、隔壁によって構成部材が増えてしまうため、左右の画像位置の調整が困難になったり、コストアップを招いたりすることになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単かつ調整容易な光学構成でありながら、左右のイメージサークルのしみ出しに起因する画像劣化を防ぐことが可能なステレオ撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明のステレオ撮影装置は、単一の撮像素子と2つの撮影光学系を用いて被写体のステレオ撮影を行う複眼方式のステレオ撮影装置であって、前記2つの撮影光学系が、第1波長域の光のみから成る第1被写体像を形成する第1撮影光学系と、前記第1波長域とは異なる第2波長域の光のみから成る第2被写体像を形成する第2撮影光学系と、から成り、前記撮像素子が、前記第1被写体像の画像記録を行う第1撮像領域と、前記第2被写体像の画像記録を行う第2撮像領域と、に分割された撮像面を有し、その撮像面上に、前記第1撮像領域では第1波長域の光のみを透過させ、前記第2撮像領域では第2波長域の光のみを透過させる波長フィルタを有し、前記2つの撮影光学系が、反射によって光路を折り曲げるとともに光の波長を制限する少なくとも1つの反射面を共有することを特徴とする。
第2の発明のステレオ撮影装置は、上記第1の発明において、前記第2波長域の光が単色光であることを特徴とする。
第3の発明のステレオ撮影装置は、上記第2の発明において、前記第1被写体像がカラー画像であり、前記第1被写体像と前記第2被写体像とで対応点探索を行い、その対応関係に基づいて前記第2被写体像をカラー画像に復元することを特徴とする。
第4の発明のステレオ撮影装置は、上記第3の発明において、両眼カラー視差画像を生成するときに、前記第2被写体像の画像の色情報として前記第1被写体像の画像の色差信号を使用することを特徴とする。
第5の発明のステレオ撮影装置は、上記第3又は第4の発明において、前記第1撮像領域での画素配列がベイヤー配列であり、前記ベイヤー配列の画像から輝度信号を生成するとき、前記第2撮像領域での輝度信号に近い波長の色成分と対応点探索を行い、その対応点探索の結果に基づいて補完すべき輝度情報を前記第2撮像領域での輝度信号から得ることを特徴とする。
第6の発明のステレオ撮影装置は、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記第2波長域の主な波長範囲が560nm〜590nmであることを特徴とする。
第7の発明のステレオ撮影装置は、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記第2波長域の主な波長範囲が700nm〜900nmであることを特徴とする。
第8の発明のステレオ撮影装置は、上記第1〜第7のいずれか1つの発明において、前記2つの撮影光学系、反射によって光路を折り曲げるとともに入射光を反射光と透過光とに光量で2分割する反射面を有することを特徴とする。
第1の発明によれば、撮像面上の波長フィルタが、第1撮像領域では第1波長域の光のみを透過させ、第2撮像領域では第2波長域の光のみを透過させる構成になっているため、ステレオ視において互いに異なる波長の光から成る第1,第2被写体像が撮像され、その際、第1,第2被写体像のイメージサークルが互いに重なっていても、クリアな画像が得られる。しかも、隔壁等の構成部材は不要である。したがって、簡単かつ調整容易な光学構成でありながら、左右のイメージサークルのしみ出しに起因する画像劣化を防ぐことが可能であり、コスト面でも有利である。
第2の発明によれば、第2波長域の光が単色光であるため、第2被写体像の画像記録の解像度が向上するとともに、撮像面積が広くなって明るさの変化に強くなる(例えば、ベイヤー(BAYER)配列のGの2倍の撮像面積)。したがって、ステレオマッチングの精度を上げることができる。
第3の発明によれば、第2波長域の光が単色光であっても、対応点探索により第2被写体像をカラー画像に復元することができる。第4の発明によれば、第1被写体像のカラー画像の色差信号から第2被写体像のカラー画像が復元されるが、人間の目は色信号の変化に疎いため、第1被写体像の画像の色差信号をそのまま利用してもよく、また、算出された視差分だけシフトさせてもかまわない。
第5の発明によれば、ベイヤー配列の画像から輝度信号を生成するとき、第2撮像領域での輝度信号に近い波長の色成分と対応点探索を行う構成になっている。したがって、ステレオマッチングを行うときにできるだけ近い波長同士の画像が比較される結果、精度を上げることが可能となる。
第6の発明によれば、第2波長域の主な波長範囲が560nm〜590nmであるため、緑色の画像でのステレオマッチングにより、人間の目の感度が高い情報での視差情報を生成することが可能となる。被写体像を形成する第1波長域の光と第2波長域の光が重なると、被写体像を形成する光を分割することになり、被写体像の色再現性が低くなる。第7の発明によれば、被写体像のカラー画像に影響が小さい700〜900nmの近赤外光を第2波長域とするので、被写体像のカラー画像の色再現性が高くなる。
さらにの発明によれば、2つの撮影光学系が反射面で屈曲光学系となるため、左右間の視差を作るために横方向への距離を稼ぐことができる。また、その反射面は波長制限機能を有するため、色フィルタとの兼用によりコストの低減が可能である。
ステレオ撮影装置の一実施の形態を示す模式図。 第1,第2撮像領域に分割された撮像面上の波長フィルタを示す正面図。 波長フィルタのフィルタ配列の一例を示す図。 波長フィルタの第1の具体例の透過率分布を示すグラフ。 波長フィルタの第2の具体例の透過率分布を示すグラフ。 ステレオ撮影装置の画像データ処理の概略構成例を示すブロック図。 ステレオ撮影装置による画像データの処理制御を示すフローチャート。 被写体に対する左右の視点を示す概念図。 G’成分を用いたデータ補完を説明するための図。
以下、本発明を実施したステレオ撮影装置等を、図面を参照しつつ説明する。図1に、単一の撮像素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device))4と第1,第2撮影光学系KL,KRとを用いて、被写体のステレオ撮影を行う複眼方式のステレオ撮影装置10を示す。図2に、撮像素子4の撮像面4S上に設けられている波長フィルタ4Fを示す。また図3に、波長フィルタ4Fのフィルタ配列を、第1撮像領域4Lと第2撮像領域4Rのそれぞれについて拡大して示す。
第1撮影光学系KLは、第1撮影レンズ1L,第1反射ミラー2L,G’(緑色)反射ミラー3R,ハーフミラー3L等で構成されており、第2撮影光学系KRは、第2撮影レンズ1R,第2反射ミラー2R,ハーフミラー3L,G’反射ミラー3R等で構成されている。G’反射ミラー3Rとハーフミラー3Lは、第1撮影光学系KLと第2撮影光学系KRとで共用されており、G’反射ミラー3Rは反射面でG’の光のみを反射させ(すなわち、G’以外の波長の光を透過させる)、ハーフミラー3Lは反射面で入射光を反射光と透過光とに光量で2分割する。ただし、ハーフミラー3Lの代わりに、反射面でG’以外の波長の光を反射させる反射光学素子を用いてもよい。
上記G’反射ミラー3Rのように、反射によって光路を折り曲げるとともに光の波長を制限する反射光学素子を用いれば、少なくとも一方の撮影光学系が反射面で屈曲光学系となるため、左右間の視差を作るために横方向(すなわち眼幅方向)への距離を稼ぐことができる。また、その反射面は波長制限機能を有するため、色フィルタとの兼用によりコストの低減が可能となる。
第1撮影光学系KLは、R(赤色),G(緑色),B(青色)の3波長から成る第1波長域の光のみから成る左画像の第1被写体像5Lを形成し、第2撮影光学系KRは、第1波長域とは異なる第2波長域(G’の波長(Gに近い波長)から成る)の光のみから成る右画像の第2被写体像5Rを形成する。撮像素子4は、第1被写体像5Lの画像記録を行う第1撮像領域4Lと、第2被写体像5Rの画像記録を行う第2撮像領域4Rと、に分割された撮像面4Sを有しており、その撮像面4S上には、第1撮像領域4LではRGBの第1波長域の光のみを透過させ、第2撮像領域4RではG’の第2波長域の光のみを透過させる波長フィルタ4Fを有している。なお、第1撮像領域4Lでの画素配列はベイヤー配列である(図3)。
第1撮像領域4Lと第2撮像領域4Rとの分割は、図2に示すように、撮像面4S上の垂直転送方向Vを横切る形で領域の境界を配置するのが好ましい。境界が垂直転送方向Vに対して平行であると、フィルタ実装時に、あるラインだけ2種類の画像が混じることになって、処理が煩雑になるおそれがある。水平転送方向Hに対して平行にしておけば、境界位置を指定するだけで全体一律の処理が可能になる。
図4に波長フィルタ4Fの第1の具体例の透過率分布を示し、図5に波長フィルタ4Fの第2の具体例の透過率分布を示す。図4に透過率分布を示す波長フィルタ4Fは、第2波長域の主な波長範囲が560nm〜590nmである。このように第2波長域の主な波長範囲を560nm〜590nmに設定すれば、緑色の画像でのステレオマッチングにより、人間の目の感度が高い情報での視差情報を生成することが可能となる。なお、G’はなるべくGの中心に近いピークを持つようにするのが好ましい。
図5に透過率分布を示す波長フィルタ4Fは、第2波長域の主な波長範囲が700nm〜900nmであり、第2撮像領域4Rでは近赤外(IR)の第2波長域の光のみを透過させる構成になっている。したがって、この第2の具体例を用いる場合、G’反射ミラー3Rの代わりにIR反射ミラーを用いることになる。左右両者の波長域が近いと緑色の領域の光の利用効率が劣るため、第2波長域の主な波長範囲を700nm〜900nmの近赤外に設定すれば、光の利用効率を上げることが可能となる。つまり、G’の代わりに近赤外を利用することで、RGB画像のGの感度が上がるので、画質の向上が可能となる。また、ステレオ撮影装置だけでなく、暗視用カメラとしての使用も可能となる。
撮像面4S上に形成された2つの被写体像5L,5R(図2)のうち、第1波長域の光のみから成る第1被写体像5Lは第1撮像領域4Lに形成され、第2波長域の光のみから成る第2被写体像5Rは第2撮像領域4Rに形成される。もし、第1被写体像5Lのイメージサークルが右側の第2撮像領域4Rにしみ出したり、第2被写体像5Rのイメージサークルが左側の第1撮像領域4Lにしみ出したりしても、第1撮像領域4Lでの波長フィルタ4FはRGBの第1波長域の光のみを透過させ、第2撮像領域4Rでの波長フィルタ4FはG’の第2波長域の光のみを透過させるので、撮像面4Sの第1撮像領域4LにはRGBの第1波長域の光のみが入射して画像記録が行われ、撮像面4Sの第2撮像領域4RにはG’の第2波長域の光のみが入射して画像記録が行われることになる。
上記のように、撮像面4S上の波長フィルタ4Fが、第1撮像領域4LではRGBの光のみを透過させ、第2撮像領域4RではG’の光のみを透過させるので、ステレオ視において互いに異なる波長の光から成る第1,第2被写体像5L,5Rが撮像され、その際、第1,第2被写体像5L,5Rのイメージサークルが互いに重なっていても、クリアな画像が得られる。しかも、隔壁等の構成部材は不要である。したがって、簡単かつ調整容易な光学構成でありながら、左右のイメージサークルのしみ出しに起因する画像劣化を防ぐことが可能であり、コスト面でも有利である。
図6にステレオ撮影装置10の画像データ処理の概略構成例を示し、図7に画像データの処理制御フローを示す。ステレオ撮影が開始されると、第1,第2被写体像5L,5Rを単一の撮像素子4で電気信号に変換し(図7の#10)、図6に示すように、左右の画像データとして計算処理部6に送る。
計算処理部6では、第1画像を輝度信号と色差信号に分離する(#20)。輝度信号は、式:L=WrR+WgG+Wbで表される(BWr,Wg,Wb:RGB信号を輝度信号に変換するための定数。例えば、SDTV等では(Wr,Wg,Wb)=(0.299,0.587,0.114)が使われる。)。色差信号は、式:Cb=Wcb(B−Y),Cr=Wcr(R−Y)で表される(Wcb,Wcr:RGB信号を色差信号に変換するための定数。同SDTVでは(Wcb,Wcr)=(0.564,0.713)が使われる。)。なお、RGB成分のまま対応点探索も可能であり、その場合は輝度信号の代わりにG成分を使う。
次に、第1画像の輝度信号と第2画像とで対応点探索を行う(#30)。対応点探索の方式としては、以下の式で表されるSSD(Sum of Squared Difference)が一般的に知られている。
Figure 0005549564
式中、
i,j:評価したい場所の画素のインデックス、
x,y:視差、
p(i,j):画素の輝度、
w1,w2:比較する窓サイズ、
である。
SSDを使った対応点探索では、注目画素の近傍との差分の自乗和を計算することで一致度が分かるようになる。画像p1上のある位置(i,j)と同じ位置がp2上でどこに撮影されているかを特定するために、x,yを適当な範囲で走査してSSDが最小になるx,yを決定する。なお、求めた視差から距離画像を生成し、別の視点からの画像を生成して出力することもできる。
次に、第1画像の色差信号を視差分補正して、第2画像の色差信号とする(#40)。そして、図6に示すように、得られた第1,第2画像(カラー)を第1,第2画像表示装置7L,7Rにそれぞれ送って処理を終了する。
第1被写体像5Lはカラー画像であり、第1被写体像5Lと第2被写体像5Rとで対応点探索を行い、その対応関係に基づいて第2被写体像5Rをカラー画像に復元する構成になっているので、第2波長域の光がG’の単色光であっても、対応点探索により第2被写体像5Rをカラー画像に復元することができる。また、両眼カラー視差画像を生成するときに、第2被写体像5Rの画像の色情報として第1被写体像5Lの画像の色差信号を使用することによって、第1被写体像5Lのカラー画像の色差信号から第2被写体像5Rのカラー画像が復元されるが、人間の目は色信号の変化に疎いため、第1被写体像の画像の色差信号をそのまま利用してもよく、また、算出された視差分だけシフトさせてもかまわない。
第2波長域の光は単色光であるため、第2被写体像5Rの第2画像記録の解像度が向上するとともに、撮像面積が広くなって明るさの変化に強くなる(例えば、ベイヤー配列のGの2倍の撮像面積)。したがって、ステレオマッチングの精度を上げることができる。また、第2被写体像5Rが単色から成るため、コストダウンが可能であり、ソフトも既存のステレオ視となんら変わりなく行うことができる。
上記のように、G’のみを記録した第2画像は理論上の解像度が高く、また、第2撮影光学系KRは単色に特化できるため高性能化が容易である。その性能の高さを活かして、もう一方の第1画像の色再現精度の向上を図ることが可能である。つまり、輝度信号は、一般的に上下左右のGの値とその上にあるR又はBの信号から推定されるが、そこに近い位置にあるG’の成分を加えることにより、より一層の精度の向上が可能である。図8に、被写体9に対する左右の視点8L,8Rを示し、図9に、G’成分を用いたデータ補完の様子を模式的に示す。
図8中の被写体9の一部であるライン9aに対して、左側視点8Lと右側視点8Rを考えた場合、図9(A)は左側視点8Lに対応する撮像素子4の画素ライン(RGBの領域の出力)を示しており、図9(B)は右側視点8Rに対応する撮像素子4の画素ライン(G’の領域の出力)を示している。図9の(A)と(B)とを比較すると分かるように、対応する画素(クロスハッチング部分)は視差分ずれている。図9(A)中のG成分を推定する場合、第1画像をすべて輝度信号に変換して、図9(C)に示すように、G’の第2画像との対応点探索で場所を一致させる(図7の#30)。近い位置にあるG信号とG’信号とで対応点探索を行うが、このときGの値のない画素は無視する。RGBの対応点探索の結果、G’を視差分補正してGの値に上書きする。図9(D)は、生成したRGB側のカラー画像を示している。
上記のように、ベイヤー配列の画像から輝度信号を生成するとき、第2撮像領域4Rでの輝度信号に近い波長の色成分と対応点探索を行い、その対応点探索の結果に基づいて補完すべき輝度情報を第2撮像領域4Rでの輝度信号から得る構成にすると、ステレオマッチングを行うときにできるだけ近い波長同士の画像が比較される結果、精度を上げることが可能となる。前述したように、求めた視差を利用して第1画像の輝度信号を第2画像の輝度信号で補正してもよく、例えば、求めた視差分、第2画像の輝度信号をずらして第1の輝度信号に上書きしてもよい。なお、視差は微小なので、計算処理部6の速度向上のため補正しない方式を採用してもよい。
KL 第1撮影光学系
KR 第2撮影光学系
1L 第1撮影レンズ
1R 第2撮影レンズ
2L 第1反射ミラー
2R 第2反射ミラー
3L ハーフミラー
3R G’反射ミラー
4 撮像素子
4S 撮像面
4F 波長フィルタ
4L 第1撮像領域
4R 第2撮像領域
5L 第1被写体像
5R 第2被写体像
6 計算処理部
7L 第1画像表示装置
7R 第2画像表示装置
8L 左側視点
8R 右側視点
9 被写体
10 ステレオ撮影装置
H 水平転送方向
V 垂直転送方向

Claims (8)

  1. 単一の撮像素子と2つの撮影光学系を用いて被写体のステレオ撮影を行う複眼方式のステレオ撮影装置であって、
    前記2つの撮影光学系が、第1波長域の光のみから成る第1被写体像を形成する第1撮影光学系と、前記第1波長域とは異なる第2波長域の光のみから成る第2被写体像を形成する第2撮影光学系と、から成り、
    前記撮像素子が、前記第1被写体像の画像記録を行う第1撮像領域と、前記第2被写体像の画像記録を行う第2撮像領域と、に分割された撮像面を有し、その撮像面上に、前記第1撮像領域では第1波長域の光のみを透過させ、前記第2撮像領域では第2波長域の光のみを透過させる波長フィルタを有し、
    前記2つの撮影光学系が、反射によって光路を折り曲げるとともに光の波長を制限する少なくとも1つの反射面を共有することを特徴とするステレオ撮影装置。
  2. 前記第2波長域の光が単色光であることを特徴とする請求項1記載のステレオ撮影装置。
  3. 前記第1被写体像がカラー画像であり、前記第1被写体像と前記第2被写体像とで対応点探索を行い、その対応関係に基づいて前記第2被写体像をカラー画像に復元することを特徴とする請求項2記載のステレオ撮影装置。
  4. 両眼カラー視差画像を生成するときに、前記第2被写体像の画像の色情報として前記第1被写体像の画像の色差信号を使用することを特徴とする請求項3記載のステレオ撮影装置。
  5. 前記第1撮像領域での画素配列がベイヤー配列であり、前記ベイヤー配列の画像から輝度信号を生成するとき、前記第2撮像領域での輝度信号に近い波長の色成分と対応点探索を行い、その対応点探索の結果に基づいて補完すべき輝度情報を前記第2撮像領域での輝度信号から得ることを特徴とする請求項3又は4記載のステレオ撮影装置。
  6. 前記第2波長域の主な波長範囲が560nm〜590nmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のステレオ撮影装置。
  7. 前記第2波長域の主な波長範囲が700nm〜900nmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のステレオ撮影装置。
  8. 前記2つの撮影光学系、反射によって光路を折り曲げるとともに入射光を反射光と透過光とに光量で2分割する反射面を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のステレオ撮影装置。
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