JP5548639B2 - 粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置、粒子状物質発生方法および多孔質セラミック構造体評価装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置の一の実施形態を模式的に示す側面図である。図2は、本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置の一の実施形態を模式的に示す平面図である。図3は、本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置の一の実施形態を構成する燃焼室の断面(燃焼用空気F1の流れ方向に平行であると共に、管状構造(円筒状)の二本のメインバーナ4および4′の中心軸に直交する断面)を示す模式図である。本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生ガス発生装置の一の実施形態は、図1〜図3に示すように、気体燃料が内部で燃焼されて粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスが発生する燃焼室3であって、燃焼用空気F1を供給するための空気入口1ならびに発生した粒子状物質を含有する粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスF2を排出するためのガス出口2を有する燃焼室、燃焼室3に配設されて気体燃料を燃焼室3内に連続的に供給する粒子状物質発生用メインバーナ4、燃焼室3に配設され気体燃料を燃焼室3内に連続的に供給するフィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナ4′、および燃焼室3に配設され燃焼室3に供給された気体燃料に着火するパイロットバーナ6を備えるものである。
本実施形態の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置100は、燃焼用空気F1を供給するための空気入口1及び発生した粒子状物質を含有する粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスF2を排出するためのガス出口2を有し、気体燃料が内部で燃焼されて粒子状物質が発生する燃焼室3を備えるものである。燃焼室3の形状は、図1および図2に示すように、「両端部がテーパー状に細く形成された円筒状」であることが好ましい。しかしながら「一方の端部がテーパー状に細く形成された円筒状」であってもよく、また、両端部にテーパーが形成されていない通常の円筒状であってもよく、更には、底面が「四角形等の多角形(両端部又は一方の端部がテーパー状であるものも含む)」の筒状であってもよい。燃焼室3の形状が、図1および図2に示すように、「一方の端部がテーパー状に細く形成された円筒状」であると、「一方の端部がテーパー状に形成されている」ため、燃焼用空気および粒子状物質含有ガスの流れがスムーズとなり、粒子状物質の発生量が多く、且つ、圧損を低く抑えることができる。また、燃焼室3の空気入口1とガス出口2には、図1および図2に示すように、他の部材や配管との接合のために、フランジ(鍔部)7が配設されていることが好ましい。
本実施形態の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置100においては、図1〜3に示すように、気体燃料の供給孔5が形成された筒状の粒子状物質発生用メインバーナ4および気体燃料の供給孔5が形成された筒状のフィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナ4′が、中心軸が燃焼用空気F1の流れる方向に直交するように、燃焼室3の側面から燃焼室3内部に挿入されていることが好ましい。図4は、本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置の一の実施形態の断面を示す模式図であり、本発明における粒子状物質発生用メインバーナ4の向きを説明する図である。図4は、燃焼用空気F1の流れ方向に平行であるとともに、粒子状物質発生用メインバーナ4に直交する平面で切断した断面である。図4に示すように、「粒子状物質含有ガス発生用メインバーナ4から供給される気体燃料」の粒子状物質発生用メインバーナ4からの供給方向(気体燃料の供給方向)Qが、燃焼用空気F1の流れ方向を含む(燃焼用空気F1の流れ方向に平行な)平面内における、燃焼用空気F1の流れ方向を0°方向(Q0)とし燃焼用空気F1の流れ方向に直交する方向を90°方向(Q90)としたときの、90°方向〜270°方向(90°方向(Q90)〜270°方向(Q270))であることが好ましく、135°方向〜225°方向であることが更に好ましい。このように、気体燃料の供給方向Qを、燃焼用空気F1の流れ方向を含む平面内における、90°方向〜270°方向とすることにより、より燃焼温度の高い粒子状物質を多量に発生することができ135°方向〜225°方向とすることにより、更に燃焼温度の高い粒子状物質を多量に発生することができる。「気体燃料の供給方向」は、粒子状物質発生用メインバーナ4の「供給孔5の向き」であるということもできる。
本実施形態の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置100は、図1〜図3に示すように、燃焼室3の壁面に取り付けられ、燃焼室に供給された気体燃料に着火する、パイロットバーナ6を備えている。パイロットバーナ6の燃料は、粒子状物質発生用メインバーナ4およびフィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナ4′と同じ燃料であることが好ましい。パイロットバーナ6の断面形状は、筒状であることが好ましい。パイロットバーナ6は、燃焼室3の壁面に取り付けられていることが好ましい。パイロットバーナ6の構造としては、自動点火が可能であることが好ましい。また、パイロットバーナ6は、圧縮空気の使用が可能であることが好ましい。また、パイロットバーナ6は、火炎検知器の取り付けが可能であることが好ましい。
本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置の一の実施形態の製造方法としては、特に限定されないが、例えば以下の方法を挙げることができる。
本発明の粒子状物質発生方法の一の実施形態は、上記本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置の一の実施形態を用いて、粒子状物質含有ガスを発生させる方法である。
図6は、本発明の多孔質セラミック構造体評価装置の一の実施形態を模式的に示す側面図である。本発明の多孔質セラミック構造体評価装置の一の実施形態(多孔質セラミック構造体評価装置200)は、図6に示すように、上記本発明の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置の一の実施形態(粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置100)と、粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置100のガス出口2側に配設された、評価試料である多孔質セラミック構造体32を収納する試料収納容器31とを備え、粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置100で発生した粒子状物質をガスと共に試料収納容器31に送り(粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスF2を試料収納容器31に送り)、粒子状物質を含有するガス(粒子状物質含有ガス)またはフィルタ再生用高熱ガスF2を試料収納容器31に収納された多孔質セラミック構造体32に供給することができるものである。
図7に示すような構造の多孔質セラミック構造体評価装置200を、厚さ4mmのステンレス鋼を材料として作製した。また、燃焼室3のガスの流れる方向における長さを900mmとし、空気入口1(図1参照)における内径(直径)を70mmとし、ガス出口2(図1参照)における内径を106mmとし、燃焼室3の中央の平行部分(テーパになっていない部分)の内径(直径)を130mmとした。燃焼室3は、空気入口側及び空気出口側がテーパー状に細く形成された構造とし、テーパー状に形成された部分の、ガスの流れる方向における長さを100mmとした。冷却空気混合管34のガスの流れる方向における長さを450mmとし、内径を燃焼室3のガス出口2(図1参照)における内径と同じ長さにした。冷却空気混合管34に配設される冷却空気導入ノズル33は、内径(直径)106mmとした。冷却空気混合管34及び冷却空気導入ノズル33は円筒状とした。試料収納容器31は、内径(直径)313mm、長さ360mmの円筒状とした。冷却空気供給手段としては、コンプレッサーを用い、空気を加圧して冷却空気を生成させた。冷却空気流量制御手段としては、減圧弁と流量制御弁を用いた。また、冷却空気供給手段によって発生させた空気(冷却空気)を、燃焼用空気及び冷却空気として用いた。
粒子状物質発生方法によって発生した粒子状物質を濾紙で捕集した。そして、「粒子状物質が捕集された濾紙」を、電気炉で450℃に加熱し、その後、「10℃昇温する毎に10分間保持する」という操作を繰り返しながら昇温し、濾紙上の粒子状物質が完全に焼失したときの温度を粒子状物質の燃焼温度とした。
「供給孔の向き」を、表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質を発生させた。上記方法により、「粒子状物質燃焼温度」を測定した。結果を表1に示す。
特開2007−155712号公報に記載のPM発生装置を用いて、粒子状物質を発生させた。使用燃料である液体燃料としては、軽油を用いた。軽油の使用量(液体燃料使用量)は、3.6リットル/時間とした。燃料間欠噴射手段における、燃料の噴射時間(開弁時間)を15ミリ秒とし、燃料噴射周期(開弁周期)を60ミリ秒とした。これにより、デューティー比(開弁時間/開弁周期)は0.25であった。また、燃焼用空気の供給量を0.45Nm3/分とし、総空気量を4.0Nm3/分とした。平均空気過剰率λを0.81とし、瞬間空気過剰率を0.20とした。瞬間空気過剰率とは、液体燃料噴射時(開弁時)における、液体燃料の濃度が高くなった時点の空気過剰率である。実施例1と同様にして、「粒子状物質発生量」及び「粒子状物質燃焼温度」を上記方法で測定した。結果を表2に示す。
粒子状物質発生用メインバーナの、供給孔の向きを180°方向(Q180)とし、粒子状物質発生用メインバーナの「パイロットバーナからの距離」を表3に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして粒子状物質を発生させた。表3の「パイロットバーナからの距離」の欄における、「プラスの数値(例えば、実施例8における「200mm」)」は、「粒子状物質発生用メインバーナ4が、パイロットバーナ6の位置から、ガスの流れる方向における上流側に向かって、当該数値だけ離れた位置に配置されている」ことを示す。また、表3の「パイロットバーナからの距離」の欄における、「マイナスの数値(例えば、実施例13における「−100」)」は、「粒子状物質発生用メインバーナ4が、パイロットバーナ6の位置から、ガスの流れる方向における下流側に向かって、「当該数値の絶対値」だけ離れた位置に配置されている」ことを示す。上記方法により、「粒子状物質燃焼温度」を測定した。結果を表3に示す。
粒子状物質発生用メインバーナの、供給孔の向きを180°方向(Q180)とし、気体燃料使用量を表4に示すように変更することにより、燃焼室内の平均空気過剰率を変化させた以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質を発生させた。実施例1と同様にして、「粒子状物質燃焼温度」を上記方法で測定した。結果を表4に示す。
図5に示すような「8個の供給孔5を形成した形状」とし、各供給孔5の開口径(直径)を2mmとし、平均空気過剰率λを1.2とした以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質を発生させた。上記方法により、「粒子状物質発生量」を測定した。結果を表5に示す。
粒子状物質発生用メインバーナ4の供給孔5の個数を1個とし、供給孔5の直径を、表5に示すように変更した以外は、実施例21と同様にして、粒子状物質を発生させた。上記方法により、粒子状物質発生量を測定した。結果を表5に示す。尚、実施例27においては、円筒状の粒子状物質発生用メインバーナ4の直径(内径)を14mmにした。
気体燃料をメタンを主成分としたLNG(液化天然ガス)とし、平均空気過剰率λを1.2、気体燃料使用量を85.9リットル/分とした。さらに、円筒状のメインバーナ4の直径(内径)を19mmとし、粒子状物質発生用メインバーナ4の供給孔5の直径を、表6に示すように変更した。それ以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質を発生させ、その発生量を測定した。結果を表6に示す。
フィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナ4′は、ガスの流れる方向に直交するように配置した。また、供給孔の向きを、0°方向(Q0)(図4参照)になるようにした。フィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナ4′は、パイロットバーナ6の位置から、ガスの流れる方向における上流側に向かって200mmの位置に配置した。燃焼用空気の供給量を1.5Nm3/分とし、冷却空気の供給量は0Nm3/分、総空気量を1.5Nm3/分、温度を700℃とした。気体燃料はLPG(液化プロパガス)とし、燃焼用空気に対する空気過剰率λを2.1、気体燃料使用量を29.4リットル/分とした。さらに、フィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナ4′の供給孔5の総数、供給孔の列数、供給孔の直径を、表7に示すようにし、各々の条件でフィルタ再生ガスを発生させ、その燃焼の安定性および粒子状物質の発生量を測定した。結果を表7に示す。
気体燃料をLNG(液化天然ガス)とし、平均空気過剰率λを2.1、気体燃料使用量を73.6リットル/分とした。さらに、フィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナ4′の供給孔5の総数、供給孔の列数、供給孔の直径を、表8に示すように変更した。それ以外は、実施例35〜39と同様にして、フィルタ再生用高熱ガスを発生させ、その燃焼の安定性および粒子状物質発生量を測定した。結果を表8に示す。
特開2010−223882号公報に記載のフィルタ用連続再生試験装置を用いて、粒子状物質を発生させた。使用燃料である液体燃料としては、軽油を用いた。軽油の使用量(液体燃料使用量)は、3.6リットル/時間とした。燃料間欠噴射手段における、燃料の噴射時間(開弁時間)を15ミリ秒とし、燃料噴射周期(開弁周期)を60ミリ秒とした。これにより、デューティー比(開弁時間/開弁周期)は0.25であった。また、燃焼用空気の供給量を0.31Nm3/分とし、総空気量を2.50Nm3/分とした。平均空気過剰率λを0.93とし、瞬間空気過剰率を0.23とした。粒子状物質含有ガスのガス温度を200℃とし、粒子状物質を堆積量で12.5gとなる圧損で、10.0kpaまでフィルタに堆積させた後、試験装置から外し、フィルタの重量を測定、予め測定しておいた粒子状物質堆積前の重量を差し引き、粒子状物質堆積重量とした。堆積重量測定後、再度、試験装置に取り付け、総空気量を1.5Nm3/分入口ガス温度700℃のフィルタ再生用高熱ガスにより、フィルタに堆積した粒子状物質を燃焼させ、フィルタを再生した。これを50サイクル繰り返し、粒子状物質堆積重量のバラツキを確認した。結果を表9に示す。
本発明の多孔質セラミック構造体評価装置200を用いて、粒子状物質を発生させた。
気体燃料としては、LPG(液化石油ガス)を気化させたものを用いた。気体燃料使用量(LPGの使用量)を12.0リットル/分とした。燃焼用空気は0.35Nm3/分で供給し、冷却空気を加えた後の混合ガスの温度は200℃、ガス総量は2.5Nm3/分で、燃焼室内の平均空気過剰率λは、1.2であった。それ以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質を発生させた。粒子状物質を堆積量で12.5gとなる圧損で、9.2kpaまでフィルターに堆積させた後、試験装置から外し、フィルターの重量を測定し、予め測定しておいた粒子状物質堆積前の重量を差し引き、粒子状物質堆積重量とした。堆積重量測定後、再度、試験装置に取り付け、総空気量を1.5Nm3/分、入口ガス温度700℃の高温再生ガスにより、フィルタに堆積した粒子状物質を燃焼させ、フィルタを再生した。これを50サイクル繰り返し、粒子状物質堆積重量のバラツキを確認した。結果を表9に示す。
Claims (11)
- 気体燃料を内部で燃焼させて粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスを発生させる燃焼室であって、前記燃焼室に燃焼用空気を供給する空気入口と、前記燃焼室で発生した粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスを前記燃焼室から排出するガス出口とを備えた燃焼室、
前記燃焼室内に挿入され気体燃料を前記燃焼室内に連続的に供給する粒子状物質発生用メインバーナおよびフィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナの少なくとも2つのメインバーナ、および、
前記燃焼室内に取り付けられ前記燃焼室に供給された気体燃料と燃焼用空気の混合ガスに着火するパイロットバーナを備えた粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置。 - 気体燃料の主成分が、メタン、エタン、プロパン、およびブタンから選択される少なくとも一種である請求項1に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置。
- 前記粒子状物質発生用メインバーナは、供給孔が1個形成された管状構造であり、前記供給孔の開口径が4〜10mmであるプロパン供給用バーナである請求項1または2に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置。
- 前記粒子状物質発生用メインバーナは、供給孔が1個形成された管状構造であり、前記供給孔の開口径が6〜14mmであるメタン供給用バーナである請求項1または2に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置。
- 前記フィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナは、供給孔を8〜20個一列に形成した管状構造であり、前記供給孔の開口径が2mmであるプロパン供給用バーナである請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置。
- 前記フィルタ再生用高熱ガス発生用メインバーナは、供給孔を20〜30個一列に形成した管状構造であり、前記供給孔の開口径が2mmであるメタン供給用バーナである請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置。
- 前記粒子状物質発生用メインバーナから供給される気体燃料の前記メインバーナからの供給方向が、前記燃焼用空気の流れ方向を含む平面内における、前記燃焼用空気の流れ方向を0°方向とし前記燃焼用空気の流れ方向に直交する方向を90°方向としたときの、90°〜270°方向である請求項1〜6のいずれか1項に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置を用いて、粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスを発生させる、粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置を用いて、前記粒子状物質含有ガス発生時の空気過剰率が0.9〜2.0になるように、前記空気入口から前記燃焼用空気を供給し、前記メインバーナから前記気体燃料を連続的に供給し、前記パイロットバーナにより前記気体燃料に着火して前記気体燃料を燃焼させて粒子状物質を発生させ、前記粒子状物質含有ガスを前記ガス出口から排出させる粒子状物質発生方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置と、
前記発生装置のガス出口側に配設された、評価試料である多孔質セラミック構造体を収納する試料収納容器とを備えた多孔質セラミック構造体評価装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガス発生装置と前記試料収納容器との間に、粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスと混合することにより粒子状物質含有ガスまたはフィルタ再生用高熱ガスを冷却する冷却空気を供給する冷却空気供給手段と、
前記冷却空気供給手段から供給される空気の流量を制御する冷却空気流量制御手段とを更に備えた請求項10に記載の多孔質セラミック構造体評価装置。
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