JP5545912B2 - タクシーメータシステム及びそれにおける通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タクシーメータにおける各種設定データの更新および営業状態を示す営業データを、カード等の記録媒体を用いてタクシー車両と事務所システムとの間でやりとりを行うタクシーメータシステム及びそれにおける通信方法に関するものである。
従来、タクシーにおいては、基本料金に、賃走距離に応じた賃走料金を加えて料金が算出されて、表示される。また、通常、料金の算出の際に用いられる基本料金データ、又は賃走料金の演算式等の設定データは、タクシーメータに設けられている書き換え可能な不揮発性記録手段に記録されており、料金算出の際に用いられている。
このため、料金の改定により、基本料金が変更される、或いは賃走料金の演算方法が改定された場合や、運賃割引やサービス料金等の登場により、これまで演算に用いられていた設定データが改定された場合には、設定データを改定することが行われている。
例えば、タクシーメータに記録されている設定データを改定するために、メモリーカード(以後、単にカードとも言う。)等の記録媒体を用いて書き換える(アップデート)ことが行われている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、カードに記録されている改定されたデータ(以後、「アップデートデータ」とも言う。)を読み取り手段により読み込み、不揮発性記録手段に記録されている古いデータをアップデートデータに置き換え、この新しいデータに基づいて料金の算出を行うことになっている。
このとき、従来の方法において、カードに記録されるデータは、指定アドレスに記録されており、読み取り機におけるカード内のデータへのアクセスは、指定アドレスを用いて行われている。これにより、料金の改定等があった場合でも、タクシーメータ自体を改造などすることなくデータの改定を行うことができるようになっている。
特開平10−154297号公報
ところで、近年、タクシーの営業状態を示す具体的なデータ(以後、「営業データ」とも言う。)、例えば乗車時刻、乗車地点の位置情報、降車時刻、降車地点の位置情報、乗車区間距離、運賃などで構成される営業データを事務所システムに移して、タクシー車両ごとあるいは従業員である運転者ごとに管理することが行われるようになってきている。このため、前述したアップデート用のカード等の記録媒体を用いて、1枚のみでアップデートデータおよび営業データをタクシーメータシステムと事務所システムとの間でやりとりすることが好ましい。
しかしながら、現実に取り扱うデータサイズは不定であり、従来行われているように指定アドレスに指定されたデータを書き込む方式では、1枚のカード内にアップデートデータと営業データの2種類のデータを記録し読み込みを行うことは困難であるという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アップデートデータおよび営業データに関する事務所システムとのやりとりを1枚のカードで効率よく行うことができるタクシーメータシステムを提供することにある。
本発明の目的は、下記の構成により達成される。
(1) タクシー車両に搭載され賃走を開始してからの料金を表示する表示部を有するタクシーメータと、前記料金を算出する料金演算手段と、前記料金演算手段によって料金算出に用いられる種々の設定データを記憶する設定データ記憶手段と、前記タクシー車両の営業状態に関する営業データを記録する営業データ記憶手段と、記録媒体と、前記記録媒体に記録されているデータを読み込み可能であるとともに当該記録媒体にデータを記録可能であるデータ読込記録装置と、前記データ読込記録装置によって読み込まれたアップデートデータに基づいて前記設定データ記憶手段を更新する設定データ更新手段と、を備えたタクシーメータシステムであって、
前記記録媒体が、
前記アップデートデータを記録するアップデートフォルダと、
前記アップデートデータの改定の有無を示すフラグの情報を含むアップデート更新情報ファイルと、
前記業データを記録する記録フォルダと、
を有し、
前記設定データ更新手段が前記設定データ記憶手段の更新を完了した際、前記アップデートデータの改定の無しを示す前記フラグの情報が、前記データ読込記録装置により、前記記録媒体の前記アップデート更新情報ファイルに記録される
ことを特徴とするタクシーメータシステム。
(2) タクシー車両に搭載され賃走を開始してからの料金を表示する表示部を有するタクシーメータと、前記料金を算出する料金演算手段と、前記料金演算手段によって料金算出に用いられる種々の設定データを記憶する設定データ記憶手段と、前記タクシー車両の営業状態に関する営業データを記録する営業データ記憶手段と、前記タクシー車両に関する管理データを記憶する管理データ記憶手段と、記録媒体と、前記記録媒体に記録されているデータを読み込み可能であるとともに当該記録媒体にデータを記録可能であるデータ読込記録装置と、前記データ読込記録装置によって読み込まれたアップデートデータに基づいて前記設定データ記憶手段を更新する設定データ更新手段と、を備えたタクシーメータシステムと、前記アップデートデータを作成して前記記録媒体に記録するとともに前記タクシー車両の営業状態を管理する事務所システムとの間のデータのやりとりを前記記録媒体によって行うタクシーメータシステムの通信方法であって、
前記事務所システムにおいて前記記録媒体に前記タクシー車両に関する管理データを書き込むとともに、前記設定データに更新項目がある場合には前記記録媒体のアップデートフォルダに前記アップデートデータを記録し、且つ、前記記録媒体のアップデート更新情報ファイルに前記アップデートデータの改定の有無を示すフラグの情報として1を書き込み、
前記記録媒体を前記タクシーメータシステムの前記データ読込記録装置にセットして、前記記録媒体のアップデートフォルダに記録されているアップデートデータを読み込んで前記設定データをアップデートするとともに、前記記録媒体のアップデート更新情報ファイルに記録された前記フラグの情報を0に書き換え、
前記記録媒体の記録フォルダに記録されている管理データと前記タクシーメータシステムに記録されている管理データとを照合して、一致した場合には前記記録フォルダに前記営業データを記録する
ことを特徴とするタクシーメータシステムにおける通信方法。
上記(1)の構成の本発明のタクシーメータシステムによれば、記録媒体に、アップデートデータを記録するアップデートフォルダと、タクシー車両の営業状態に関するデータを記録する記録フォルダとを設けたので、1個の記録媒体に、データサイズが不定な2種類のデータを記録することができる。このため、タクシーメータシステムのデータ読込記録装置は、記録媒体のアップデートフォルダからアップデートデータを容易に読み込むことができ、設定データ更新手段は設定データ記憶手段に記憶されている設定データをアップデートデータに基づいて効率よく更新することができるので、料金演算手段はアップデートされた設定データに基づいて、正しい料金を算出することができ、そして表示部に表示することができる。また、データ読込記録装置は新しい料金体系による料金等の営業状態に関するデータを、容易に記録フォルダに記録することができる。
なお、ここでフォルダとは、ファイルを整理して保管する名前付きの保管場所を意味し、ディレクトリで表現されるものも含むものである。
また、このタクシーメータシステムによれば、記録媒体に、アップデートデータの更新完了を示すフラグ情報が記録されるので、タクシー車両の営業状態に関するデータを含んだ記録媒体と営業所に設けられる事務所システムとのデータのやりとりを行う際に、いずれのタクシー車両が更新を行ってないかを効率よく管理することができる。
そして、上記()の構成のタクシーメータシステムにおける通信方法によれば、事務所システムおよびタクシーメータシステムにおいて読込・書込みが可能な記録媒体を用いて事務所システムとタクシーメータシステムとの間の通信を行うので、他の通信手段を特段あらためて拵える必要がなく、非常に容易且つ安価にデータのやりとりを行うことができる。また、記録媒体のアップデートフォルダにアップデートデータを記録し、記録フォルダにタクシー車両の営業状態に関するデータ等を記録するので、1個の記録媒体でデータサイズが不定な2種類のデータを記録することができる。このため、タクシーメータシステムのデータ読込記録装置は、記録媒体のアップデートフォルダからアップデートデータを容易に読み込むことができ、設定データ更新手段は設定データ記憶手段に記憶されている設定データをアップデートデータに基づいて効率よく更新することができるので、料金演算手段はアップデートされた設定データに基づいて、正しい料金を算出することができ、表示部に表示することができる。そして、データ読込記録装置は新しい料金体系による料金等の営業状態に関するデータを、容易に記録フォルダに記録することができる。
本発明によれば、記録媒体に、アップデートデータを記録するアップデートフォルダと、タクシー車両の営業状態に関するデータを記録する記録フォルダとを設けたので、1個の記録媒体に、データサイズが不定な2種類のデータを記録することができる。このため、タクシーメータシステムのデータ読込記録装置は、記録媒体のアップデートフォルダからアップデートデータを容易に読み込むことができ、設定データ更新手段は設定データ記憶手段に記憶されている設定データをアップデートデータに基づいて更新することができるので、料金演算手段はアップデートされた設定データに基づいて、正しい料金を算出することができ、表示部に表示することができる。
また、データ読込記録装置は新しい料金体系による料金等の営業状態に関するデータを、容易に記録フォルダに記録することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のタクシーメータシステムに係る実施形態を示す全体構成図であり、図2はタクシーメータシステムの内部構成を示すブロック図であり、図3は記録媒体内に記録されているデータのフォーマットを示す説明図であり、図4は事務所システムにおける記録媒体へのアップデートデータの書込み処理を示すフローチャートであり、図5はタクシーメータシステムに記録されている設定データのアップデートを示すフローチャートであり、図6はタクシーメータシステムにおける営業データの記録を示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明の実施形態であるタクシーメータシステム10は、タクシー車両CR(図7参照)に搭載され賃走を開始してからの料金を表示する表示部11を有するタクシーメータ12と、料金を算出する料金演算手段13と、料金演算手段13によって料金算出に用いられる種々の設定データを記憶する設定データ記憶手段14と、記録媒体20に記録されているデータを読み込み可能であるとともに当該記録媒体20にデータを記録可能であるデータ読込記録装置15と、データ読込記録装置15によって読み込まれたアップデートデータに基づいて設定データ記憶手段14を更新する設定データ更新手段16を備えて構成される。
図2に示すように、タクシーメータ12はCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)12aを有しており、CPU12aには、インターフェース12b、RAM(Random Access Memory)12c、ROM(Read Only Memory)12d、不揮発性メモリ12e、表示部11、GPS(Global Positioning System)受信機17、走行距離積算器19等が接続されている。
不揮発性メモリ12eは設定データ記憶手段14として機能し、料金の算出に用いられる種々の設定データ、例えば基本料金、走行距離と料金の関係式やテーブル、運賃割引やサービス料金等が記憶されている。また、不揮発性メモリ12eの特性により、車両のメインスイッチを切って電源をオフとしても、記憶されている内容は、消えずに保持されるが、書き換え可能なので、設定データが変更された場合には書き換えることができる。
そして、ROM12dには、例えば、変更されることがないOS等の制御プログラムが記録されている。また、RAM12cはワークエリアとデータエリアを有しており、CPU12aによる種々の処理を行う際に用いられる。
したがって、料金演算手段13が料金を算出する際には、CPU12aの制御により、設定データ記憶手段14である不揮発性メモリ12eに記憶されている種々の設定データに基づき、RAM12cをワークメモリとして用いながら料金を算出して、表示部11に表示する。表示部11には、GPS受信機17によって得られる現在位置や、行き先等も表示される。
なお、図2においては、タクシーメータ12の内部にCPU12a、RAM12c、ROM12d、不揮発性メモリ12e等が設けられている場合について説明したが、これらはそれぞれタクシーメータ12に外付けされる外部機器として設けることも可能である。
また、図2に示すように、タクシーメータ12には、インターフェース12bを介してデータ読込記録装置15が接続されている。
データ読込記録装置15は、CPU15aを有しており、CPU15aには、インターフェース15b、15c、記録媒体20にデータの読み書きを行うリーダライタ15c、ROM15d、RAM15e、表示部15f、時計IC(RTC;Real Time Clock)15g等が接続されている。
インターフェース15cはタクシーメータ12のインターフェース12bと接続されており、これによりタクシーメータ12とデータ読込記録装置15とが接続されることになる。時計IC15gからは、この時計IC15gが管理している現在時刻が入力される。また、インターフェース15bには、外部機器18が必要に応じて接続可能となっている。
記録媒体20は、図3に示すように、アップデートフォルダ21と記録フォルダ22とを備えたファイル構造を有するとともに、アップデート更新情報ファイル23が最上位の階層に記録保持されている。そして、タクシーメータシステム10のリーダライタ15cおよび事務所システム30のPC31によって、この記録媒体20に対しデータの読み込みおよび書込みができるようになっている。
なお、記録媒体20としては、コンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティック、PCカード、フロッピーディスク等のリードないしライトが可能な種々の記憶媒体(メディア)を用いることができる。
アップデートフォルダ21には、設定データの改定がある場合にアップデートデータが記録される。例えば、ETC料金所に関する情報や、タクシーメータ12の表示部11に行き先や現在位置を漢字で表示する際に用いられる漢字フォントに関する情報等の設定データに対するアップデートデータが記録される。また、記録フォルダ22には、例えばタクシー車両や運転者の管理データや、運行記録データ等の営業データが記録される。
即ち、設定データの改定がある場合には、事務所システム30のPC31によって記録媒体20のアップデートフォルダ21にアップデートデータが書込まれる。そして、この記録媒体20を車載のデータ読込記録装置15のリーダライタ15cに挿入して、アップデートデータがタクシーメータシステム10に読み込まれる。また、賃走開始地点や目的地、あるいは料金等の運行記録データは、タクシーメータシステム10のリーダライタ15cによって記録媒体20の記録フォルダ22に記録され、事務所システム30のPC31によって読み込まれて事務所側に報告される。
なお、アップデートフォルダ21および記録フォルダ22の内部にさらにフォルダを階層構造で設けることもできる。また、アップデート更新情報ファイル23は、後述する、各設定データ項目に対するそれぞれの改定の有無を示すフラグF(fa,fb,・・・,fnの各要素で構成)の情報を含んでおり、この情報に基づいてアップデートデータの書き込みなどが行われることとなる。ただし、nは、設定データの項目数に相当するアルファベットとされる。
次に、図4に基づいて、事務所システム30における記録媒体20へのアップデートデータの書込みについて説明する。
スタートしたら(即ち、ステップSS)、まず、フラグFにおける各要素(fa,fb,・・・,fn)をゼロ(0)としてすべて初期化する(即ち、ステップS401)。以後、それぞれ設定データ項目に対するアップデート情報があるか否かを判断する。
即ち、設定データaに対するアップデート情報aがあるか否かを判断し(即ち、ステップS402a)、ない場合には次の設定データbに対するアップデート情報bの有無の判断処理に移る(即ち、ステップS402b)。
一方、アップデート情報aがあると判断される場合には、アップデートデータaを記録媒体20のアップデートフォルダ21に記録するとともに(即ち、ステップS403a)、フラグFにおける、設定データaの改定有無を示す要素、即ちfaを1に書き換える(即ち、ステップS404a)。
前述したステップS402a〜ステップS404aの処理を、アップデートの対象となるすべての設定データ(アップデート情報b〜n)について行う(即ち、ステップS402b〜ステップS404n)。そして、各設定データの改定有無に対応する要素(fa,fb,・・・,fn)がすべて確認された時点で、これら要素を含んだフラグFを記録媒体20のアップデート更新情報ファイル23に記録して(即ち、ステップS405)、終了する(即ち、ステップSE)。
したがって、すべての設定データにおいて改定がない場合にはフラグFの各要素はいずれもゼロとなり、いずれかの設定データにおいて改定がある場合には、フラグFにおける、その設定データに対応する要素に1が設定されることとなる。これにより、各設定データ項目における改定の有無がフラグFによって容易にわかることになる。
次に、タクシーメータシステム10における記録媒体20の処理について説明する。まず、図5に基づいて、設定データのアップデートについて説明する。
スタートしたら(即ち、ステップSS)、例えば運転者がタクシーメータシステム10のデータ読込記録装置15のリーダライタ15cに記録媒体20を挿入する(即ち、ステップS501)。このとき、リーダライタ15cが記録媒体20の挿入を確認できない場合には、以降のステップには進まないで、記録媒体20の挿入が確認されるまでを待機する。そして、記録媒体20の挿入が確認されたら、リーダライタ15cは、前述した各設定データ項目における改定の有無が規定された、アップデート更新情報ファイル23に含まれるフラグFの読込を行う(即ち、ステップS502)。
そして、フラグFに基づき各設定データの改定の有無を順々に探索する。即ち、まず、フラグFの設定データaに対する要素faを読み込み、設定データaの改定の有無を判断する(即ち、ステップS503a)。fa=0の場合には設定データaについて改定がないと判断して、次の設定データbについて改定があるか否かを判断する(即ち、ステップS503b)。そして、設定データの改定がない場合には、最後の設定データnまで次々に改定があるか否かを判断する(即ち、ステップS503n)。いずれの設定データについても改定が認められない場合には、設定データの更新処理を終了する(即ち、ステップS(1))。
途中、いずれかの設定データk(ただし、kはa,b,・・・,nのいずれか)において改定があることが確認されたら、それ以降の設定データについては確認することなく、記録媒体20からその設定データkに対するアップデートデータを読み込む(即ち、ステップS504)。設定データ更新手段16は、設定データ記憶手段14である不揮発性メモリ12eに記録保持されている、その設定データkに該当するデータの更新を行う(即ち、ステップS505)。そして、このデータ更新が完了した後、その設定データkに対するフラグFにおける要素fkにゼロ(0)を設定し、このフラグFの要素fa,fb,・・・,fnいずれもがゼロ(0)であるか否かを判断する(即ち、ステップS507)。フラグFの要素fa,fb,・・・,fnいずれもがゼロ(0)と判断される場合、設定データの更新処理を終了する(ステップS(1))。
一方、フラグFの要素fa,fb,・・・,fnの少なくともいずれかがゼロ(0)でない場合、換言するといずれかが1である場合には、前記ステップS503aに戻って、再度ステップS503a〜S506の処理を行い、すべて設定データの改定が完了するまで逐次これら処理が繰り返すこととなる。
このようにして更新が完了した後は、フラグFの要素fa,fb,・・・,fnのいずれもがゼロ(0)となり、結果としてフラグFは、更新が完了したか否かを示す情報となる。即ち、この更新完了を示す情報がデータ読込記録装置15により、記録媒体20に記録されることとなる。
次に、図6に基づいて、営業データの記録について説明する。
前述した設定データの更新処理が終了したら(即ち、ステップS(1))、記録媒体20の記録フォルダ22に記録されている管理データを読み込み(即ち、ステップS508)、タクシーメータシステム10の不揮発性メモリ12eに記録されている管理データと照合する(即ち、ステップS509)。
なお、管理データとしては、タクシー車両のコード番号、運転者のコード番号、運転者名等、事務所システムにおいてタクシー車両や運転者を特定することができるデータなどが例示される。
記録媒体20から読み込まれた管理データが、タクシーメータシステム10に記録されている管理データと一致しない場合には、この記録媒体20を使用する適正なタクシー車両でないか、あるいは適正な運転者でないと判断され、記録媒体20を拒否して(即ち、ステップS510)、処理を終了する(ステップSE)。
一方、管理データが一致した場合には、タクシーメータ12において算出されてRAM12cに記憶されていた料金や、出発地名、目的地名等の営業データをデータ読込記録装置15のRAM15eに移動して格納し(即ち、ステップS511)、ファイル化して(即ち、ステップS512)、リーダライタ15cによって記録媒体20の記録フォルダ22に書き込んで(即ち、ステップS513)、終了する(ステップSE)。
なお、記録媒体20に書き込まれた営業データ、アップデート更新情報ファイル23などは、例えば営業終了後に、事務所システム30のPC31に読み込まれて管理されることとなる。
以上、前述した本発明の実施形態にかかるタクシーメータシステム10によれば、記録媒体20に、アップデートデータを記録するアップデートフォルダ21と、タクシー車両の営業状態に関するデータを記録する記録フォルダ22とを設けたので、1個の記録媒体20に、データサイズが不定な2種類のデータを記録することができる。このため、タクシーメータシステム10のデータ読込記録装置15は、記録媒体20のアップデートフォルダ21からアップデートデータを容易に読み込むことができ、設定データ更新手段16は設定データ記憶手段14に記憶されている設定データをアップデートデータに基づいて効率よく更新することができるので、料金演算手段13はアップデートされた設定データに基づいて、正しい料金を算出することができ、表示部11に料金を適切に表示することができる。また、データ読込記録装置15は新しい料金体系による料金等の営業状態に関するデータを、容易に記録フォルダ22に記録することができる。
また、本実施形態にかかるタクシーメータシステム10によれば、記録媒体20は設定データの改定の有無を示すフラグFの情報を含んだアップデート更新情報ファイル23を有し、そして、更新が完了した際には、このフラグFが0と設定される。即ち、アップデートデータの更新完了を示す情報が記録媒体20に記録されることとなるので、事務所システム30とのデータのやりとりを行う際、いずれのタクシー車両が更新を行ってないかを効率よく管理することができる。
図7には、本発明の実施形態にかかるタクシーメータシステムの通信方法が示されている。なお、前述したタクシーメータシステム10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
この通信方法では、事務所システム30において記録媒体20にタクシー車両に関する管理データを書き込むとともに、設定データに更新項目がある場合には記録媒体20のアップデートフォルダ21にアップデートデータを記録する。そして、この記録媒体20をタクシーメータシステム10のデータ読込記録装置15にセットして、記録媒体20のアップデートフォルダ21に記録されているアップデートデータを読み込んで、設定データをアップデートする。また、記録媒体20の記録フォルダ22に記録されている管理データとタクシーメータシステム10に記録されている管理データとを照合して、一致した場合には記録フォルダ22に営業状態を記録し、この記録媒体20を事務所システム30のPC31により読み込む。
したがって、事務所システム30およびタクシーメータシステム10において読込・書込みが可能な記録媒体20を用いて事務所システム30とタクシーメータシステム10との間の通信を行うので、他の通信手段を特段あらためて拵える必要がなく、非常に容易且つ安価にデータのやりとりを行うことができる。また、記録媒体20のアップデートフォルダ21にアップデートデータを記録し、記録フォルダ22にタクシー車両の営業状態に関するデータ等を記録するので、1個の記録媒体20でデータサイズが不定な2種類のデータを記録することができる。このため、タクシーメータシステム10のデータ読込記録装置15は、記録媒体20のアップデートフォルダ21からアップデートデータを容易に読み込むことができ、設定データ更新手段16は設定データ記憶手段14に記憶されている設定データをアップデートデータに基づいて効率よく更新することができる。また、データ読込記録装置15は新しい料金体系による料金等の営業状態に関するデータを、容易に記録フォルダ22に記録することができる。
なお、本発明のタクシーメータシステムは、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、タクシーメータ12とデータ読込記録装置15の両方に各々CPU12a、15a、RAM12c、15e、ROM12d、15dを設けたが、同じものを共用することも可能である。
本発明のタクシーメータシステムに係る実施形態を示す全体構成図である。 タクシーメータシステムの内部構成を示すブロック図である。 記録媒体内に記録されているデータのフォーマットを示す説明図である。 事務所システムにおける記録媒体へのアップデートデータの書込み処理を示すフローチャートである。 タクシーメータシステムに記録されている設定データのアップデートを示すフローチャートである。 タクシーメータシステムにおける営業データの記録を示すフローチャートである。 本発明のタクシーメータシステムの通信方法を示す概略構成図である。
符号の説明
10 タクシーメータシステム
11 表示部
12 タクシーメータ
13 料金演算手段
14 設定データ記憶手段
15 データ読込記録装置
16 設定データ更新手段
20 記録媒体
21 アップデートフォルダ
22 記録フォルダ
CR タクシー車両

Claims (2)

  1. タクシー車両に搭載され賃走を開始してからの料金を表示する表示部を有するタクシーメータと、前記料金を算出する料金演算手段と、前記料金演算手段によって料金算出に用いられる種々の設定データを記憶する設定データ記憶手段と、前記タクシー車両の営業状態に関する営業データを記録する営業データ記憶手段と、記録媒体と、前記記録媒体に記録されているデータを読み込み可能であるとともに当該記録媒体にデータを記録可能であるデータ読込記録装置と、前記データ読込記録装置によって読み込まれたアップデートデータに基づいて前記設定データ記憶手段を更新する設定データ更新手段と、を備えたタクシーメータシステムであって、
    前記記録媒体が、
    前記アップデートデータを記録するアップデートフォルダと、
    前記アップデートデータの改定の有無を示すフラグの情報を含むアップデート更新情報ファイルと、
    前記業データを記録する記録フォルダと、
    を有し、
    前記設定データ更新手段が前記設定データ記憶手段の更新を完了した際、前記アップデートデータの改定の無しを示す前記フラグの情報が、前記データ読込記録装置により、前記記録媒体の前記アップデート更新情報ファイルに記録される
    ことを特徴とするタクシーメータシステム。
  2. タクシー車両に搭載され賃走を開始してからの料金を表示する表示部を有するタクシーメータと、前記料金を算出する料金演算手段と、前記料金演算手段によって料金算出に用いられる種々の設定データを記憶する設定データ記憶手段と、前記タクシー車両の営業状態に関する営業データを記録する営業データ記憶手段と、前記タクシー車両に関する管理データを記憶する管理データ記憶手段と、記録媒体と、前記記録媒体に記録されているデータを読み込み可能であるとともに当該記録媒体にデータを記録可能であるデータ読込記録装置と、前記データ読込記録装置によって読み込まれたアップデートデータに基づいて前記設定データ記憶手段を更新する設定データ更新手段と、を備えたタクシーメータシステムと、前記アップデートデータを作成して前記記録媒体に記録するとともに前記タクシー車両の営業状態を管理する事務所システムとの間のデータのやりとりを前記記録媒体によって行うタクシーメータシステムの通信方法であって、
    前記事務所システムにおいて前記記録媒体に前記タクシー車両に関する管理データを書き込むとともに、前記設定データに更新項目がある場合には前記記録媒体のアップデートフォルダに前記アップデートデータを記録し、且つ、前記記録媒体のアップデート更新情報ファイルに前記アップデートデータの改定の有無を示すフラグの情報として1を書き込み、
    前記記録媒体を前記タクシーメータシステムの前記データ読込記録装置にセットして、前記記録媒体のアップデートフォルダに記録されているアップデートデータを読み込んで前記設定データをアップデートするとともに、前記記録媒体のアップデート更新情報ファイルに記録された前記フラグの情報を0に書き換え、
    前記記録媒体の記録フォルダに記録されている管理データと前記タクシーメータシステムに記録されている管理データとを照合して、一致した場合には前記記録フォルダに前記営業データを記録する
    ことを特徴とするタクシーメータシステムにおける通信方法。
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