JP5545052B2 - 電動アクチュエーター - Google Patents

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Description

本発明は、物をつかむ動きができるロボットハンド装置に適用可能な電動アクチュエーターに関する。
物をつかむ動きができるロボットハンド装置としては、例えば、特許文献1や下記のURLに記載されたものが知られている。
特開2009−274204号公報
http://www.aomori-u.ac.jp/staff/yahagi/lab/CW_2007/fujita/
非特許文献1に記載のロボットハンド装置では、バネの収縮力により握力を出していたため、バネの収縮力以上の握力を出すことはできなかった。
本発明は、電動アクチュエーターの握力トルクを高めることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、電動アクチュエーターが提供される。この電動アクチュエーターは、回転運動をする電動駆動部と、前記電動駆動部と接続された第1のネジ部と、前記第1のネジ部と嵌合する第2のネジ部と、前記第1のネジ部に加えられる回転運動を前記第2のネジ部の直線運動に変換する直進運動機構と、1つ以上の関節部と前記1つ以上の関節部で回動可能に順次連結された複数の骨部材とを有して屈曲可能な屈曲機構と、前記屈曲機構と前記第2のネジ部とを連結し、前記第2のネジ部の直線運動に応じて前記屈曲機構を屈曲させる連結機構と、を備え、前記連結機構は、連結部材のワイヤーと前記屈曲機構に固定されたワイヤーホルダーと、前記ワイヤーが貫通するフレキシブルさや管と、を有する。この形態の電動アクチュエーターによれば、直進運動機構が第2のネジ部を介して連結部材を移動させることによって、関節部で連結された前記複数の骨部材の屈曲及び伸展を行うので、電動アクチュエーターの握力トルクを高めることが可能となる。
[適用例1]
電動アクチュエーターであって、回転運動をする電動駆動部と、前記電動駆動部と接続された第1のネジ部と、前記第1のネジ部と嵌合する第2のネジ部とを有し、前記第1のネジ部に加えられる回転運動を前記第2のネジ部の直線運動に変換する直進運動機構と、屈曲可能な屈曲機構と、前記屈曲機構と前記第2のネジ部とを連結し、前記第2のネジ部の直線運動に応じて前記屈曲機構を屈曲させる連結機構と、を備える、電動アクチュエーター。
この適用例によれば、直進運動機構が第2のネジ部を介して連結部材を移動させ、屈曲機構を屈曲させるので、電動アクチュエーターの握力トルクを高めることが可能となる。
[適用例2]
適用例1に記載の電動アクチュエーターにおいて、前記屈曲機構は、1つ以上の関節部と、前記1つ以上の関節部で回動可能に順次連結された複数の骨部材と、を有し、前記連結機構は、前記複数の骨部材に沿って配設された可撓性の連結部材であって、前記連結部材の遠位端が前記複数の骨部材の遠位端で固定されているとともに、前記連結部材の近位端が前記第2のネジ部に連結されており、前記電動駆動部が前記直進運動機構を介して前記連結部材を移動させることによって、前記関節部で連結された前記複数の骨部材の屈曲及び伸展を行うことにより前記屈曲機構を屈曲、伸展させる、電動アクチュエーター。
この適用例によれば、直進運動機構が第2のネジ部を介して連結部材を移動させることによって、関節部で連結された前記複数の骨部材の屈曲及び伸展を行うので、電動アクチュエーターの握力トルクを高めることが可能となる。
[適用例3]
適用例1または適用例2に記載の電動アクチュエーターにおいて、前記直進運動機構と前記連結部材との間に、前記第2のネジ部に接続されたピストンを有するピストン−シリンダ機構と、前記ピストン−シリンダ機構と、前記連結機構と、に接続された圧力伝達パイプと、を備える、電動アクチュエーター。
この適用例によれば、ピストン−シリンダ機構により、圧力を高めることが出来るので、電動アクチュエーターの握力トルクを高めることが可能となる。また、直進運動機構と屈曲機構との配置位置に制限がない。
[適用例4]
適用例1に記載の電動アクチュエーターであって、前記屈曲機構は、1つ以上の関節部と、前記1つ以上の関節部で回動可能に順次連結された複数の骨部材と、を有し、前記連結機構は、前記第2のネジ部に接続されたピストンを有するピストン−シリンダ機構と、前記各骨部材に設けられた膨張収縮部と、前記ピストン−シリンダ機構と前記膨張収縮部とを繋ぐ圧力伝達パイプと、を有し、前記電動駆動部が前記直進運動機構を介して前記ピストン−シリンダ機構の前記ピストンを移動させることにより、前記圧力伝達パイプを介して前記膨張収縮部を膨張、収縮させて、前記関節部で連結された前記複数の骨部材の屈曲及び伸展を行って前記屈曲機構を屈曲、伸展させる、電動アクチュエーター。
この適用例によれば、圧力媒体アクチュエーターにより、圧力を高めることが出来るので、電動アクチュエーターの握力トルクを高めることが可能となる。また、直進運動機構と屈曲機構との配置位置に制限がない。
[適用例5]
適用例1から適用例4までのうちのいずれか一項に記載の電動アクチュエーターにおいて、さらに、基部と、前記基部に配置され、回転運動をする第2の電動駆動部と、前記第2の電動駆動部と接続された第3のネジ部と、前記第3のネジ部と嵌合する第4のネジ部とを有し、前記第3のネジ部に加えられる回転運動を前記第4のネジ部の直線運動に変換する第2の直進運動機構と、前記第4のネジ部と前記屈曲機構とを繋ぐ梃子と、を備え、前記第2の電動駆動部が前記第2の直進運動機構を介して前記梃子を移動させることによって、前記屈曲機構を前記基部に対して旋回運動させる、電動アクチュエーター。
この適用例によれば、電動アクチュエーターの屈曲機構を基部に対して旋回させることができるので、物を握る角度を変えることが出来る。その結果、物の形状に合わせて、握力トルクを高めることが出来る。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電動アクチュエーターの他、ロボットハンド装置、ロボットハンド装置の駆動方法等様々な形態で実現することができる。
第1の実施例にかかるロボットハンド装置の構成を示す説明図である。 第1の実施例の変形例を示す説明図である。 第1の実施例の変形例を示す説明図である。 第1の実施例の変形例を示す説明図である。 第2の実施例を示す説明図である。 第2の実施例の変形例を示す説明図である。 第2の実施例の変形例を示す説明図である。 第2の実施例の変形例を示す説明図である。 第3の実施例を示す説明図である。 第3の実施例の変形例を示す説明図である。 第4の実施例を示す説明図である。 第5の実施例を示す説明図である。 第5の実施例の変形例を示す説明図である。 第6の実施例を示す説明図である。 第7の実施例を示す説明図である。 第8の実施例を示す説明図である。
[第1の実施例]
図1は、第1の実施例にかかるロボットハンド装置の構成を示す説明図である。ロボットハンド装置10は、第1骨101〜第4骨104と、第1関節111〜第3関節113と、第1ワイヤーホルダー121〜第3ワイヤーホルダー123と、ワイヤー130と、フレキシブルさや管141〜143と、モーター200と、回転軸220と、ネジ230と、ナット240と、ガイドレール250と、ブラケット255と、を備える。
第1骨101〜第4骨104は、直列に接続されており、人間の手の骨で言えば、それぞれ、中手骨、基節骨、中節骨、末節骨に対応し、第1骨101が指の付け根側であり、第4骨104が指先側である。第1骨101と第2骨102の間には第1関節111が設けられ、第2骨102と第3骨103の間には第2関節112が設けられ、第3骨103と第4骨104の間には第3関節113が設けられている。なお、第1関節111〜第3関節113の回転軸は平行である。したがって、第1骨101を固定したときに、第2骨102〜第4骨104は、同じ方向に折れ曲がる。第1〜第3関節111〜113にはそれぞれ、ワイヤーホルダー121〜123が取り付けられている。ワイヤーホルダー121〜123には、フレキシブルさや管141〜143が取り付けられている。
第1骨101には、モーター200が取り付けられている。モーター200には回転軸220が接続され、回転軸220には、ネジ230が取り付けられている。スクリュー歯車230には、ナット240が噛み合っている。なお、一般にネジ230とナットを合わせてボールねじ機構とも呼ぶ。ナット240には、ブラケット255が設けられている。電動モーター200には、ネジ230と平行なガイドレール250が取り付けてあり、ガイドレール250は、ブラケット255を貫通している。モーター200が動作すると、回転軸220及びネジ230が回転する。このとき、ガイドレール250及びブラケット255は、ナット240がネジ230と一緒に回転することを抑制する。その結果、ナット240は、ネジ230が回転すると、ネジ230と平行な方向に移動する。
ナット240と、第4骨104との間は、ワイヤー130により接続されており、ワイヤー130は、ワイヤーホルダー121〜123及びフレキシブルさや管141〜143を貫通している。ナット240とワイヤー130との接続点、第4骨104とワイヤー130との接続点を、それぞれ接続点131、132と呼ぶ。なお、ワイヤー130は、ワイヤーホルダーを121〜123を貫通しているだけであり、ワイヤーホルダー121〜123とは固定されていない。ワイヤー130は、例えば、鉄などの金属や、樹脂(テフロン(登録商標)、ガラス繊維、カーボン繊維)を用いて形成されることができる。
図1(B)は、ナット240をもっとも図面右側(指先側)に移動した状態を示す。図1(B)に示す場合、ナット240がワイヤーホルダー121に近づくので、接続点131とワイヤーホルダー121の間の距離が短くなる。一方、ワイヤー130の長さは変わらないので、ワイヤーホルダー121とワイヤーホルダー122の間の距離及びワイヤーホルダー122とワイヤーホルダー123の間の距離が長くなる。なお、ワイヤーホルダー123と、接続点132の間の距離は変わらない。その結果、第1骨101〜第4骨104は、ワイヤー130を外側にして、第1関節111〜第3関節131を反りの軸として、反るように曲がる。
図1(C)は、ナット240をもっとも図面左側(指の付け根側)に移動した状態を示す。図1(C)に示す場合、ナット240がワイヤーホルダー121から遠ざかるので、接続点131とワイヤーホルダー121の間の距離が長くなる。一方、ワイヤー130の長さは変わらないので、ワイヤーホルダー121とワイヤーホルダー122の間の距離及びワイヤーホルダー122とワイヤーホルダー123の間の距離が短くなる。なお、ワイヤーホルダー123と、接続点132の間の距離は変わらない。その結果、第1骨101〜第4骨104は、ワイヤー130を内側にして、第1関節111〜第3関節131を反りの軸として、反るように曲がる。
本実施例では、モーター200と、ワイヤー130との間に、ボールねじ機構(ネジ230、ナット240)を用いている。そのため、モーター200と、ワイヤー130との間に、ハーモニックスギアや遊星ギアを用いる場合に比べ、大トルクをワイヤー130に伝達することが可能である。すなわち、本実施例によれば、ロボットハンド装置10の握力を高め、高トルク化を実現することが可能となる。また、ボールねじ機構の摩擦が大きいので、モーター200の電源を切った場合であっても、ワイヤー130に掛かったトルクが抜けにくい。したがって、ロボットハンド装置10が物を握って持ち上げている場合において、モーター200の電源を切った場合であっても、物が落下しにくい。
また、非特許文献1に記載の方法では、屈曲側内側にバネを備え、当該バネの収縮力により握力を出している。したがって、バネの力以上の握力を出すことは出来ないが、本実施例によれば、直進アクチュエーター(ボールねじ機構)によりワイヤー130に引っ張り張力を発生させて握力を出しているので、非特許文献1に記載の方法よりも強い握力を出すことができる。さらに、小型・軽量な直進アクチュエーターを容易に実現できる。
本実施例ではワイヤー130を用いたが、ワイヤー130の代わりに、剛性の高い板や棒を用いてもよい、一般に、ワイヤーは、引っ張りには強いが、押した場合、座屈する場合がある。本実施例では、さや管141〜143を用いることにより、押したときのワイヤー130の座屈を抑制している。ここで、ワイヤー130の代わりに、剛性の高い板を用いた場合、ナット240が第2〜第4骨102〜104に近い側に移動したときでも、板は座屈しにくいため、さや管141〜143を用いなくとも板を外側にしてハンドロボットを反らせることが可能となる。なお、ワイヤー130の代わりに用いる部材は、押しに対して座屈し難ければよく、例えば、剛性が高い棒であってもよい。この場合、棒と棒の接続部で折れ曲がる可能性があるが、2つの棒の接合部をさや管で覆っておけば、この折れ曲がりを抑制できる。また、図1の第1骨101〜第3骨103は、図1の(B)の状態以上の反ったバネ状態によっても図1の(A)及び(C)を実現できる。
図2は、第1の実施例の変形例である。この変形例では、ワイヤー130に加えて、ワイヤー135及びワイヤーホルダー126〜128を備える。ワイヤーホルダー126〜128は、関節111〜113のワイヤーホルダー121〜123と反対側に配置されている。ワイヤー130は、ナット240から左方に伸び、電動モーター200近傍で反転し、第1骨101〜第4骨104の上側及びワイヤーホルダー126〜128を通って第4骨104と点136で接続されている。この変形例の場合、図2(B)のように、ナット240が右に移動したときには、ワイヤーホルダー126−127間、及びワイヤーホルダー127−128間がそれぞれ縮み、ワイヤーホルダー121−122間、及びワイヤーホルダー122−123間を伸ばすようにする。一方、図2(C)のように、ナット240が左に移動したときには、ワイヤーホルダー121−122間、及びワイヤーホルダー122−123間がそれぞれ縮み、ワイヤーホルダー126−127間、及びワイヤーホルダー127−128間を伸ばすようにする。したがって、いずれの場所においても伸び側のワイヤー130あるいは135が座屈しない。
図3は、第1の実施例の変形例を示す説明図である。図3においては、さや管141〜143(図1)を省略して図示している。この変形例にかかるロボットハンド装置10は、モーター200と回転軸220との間に減速機210を備えている。減速機210として、例えば、遊星ギア機構を用いることができる。このロボットハンド装置によれば、減速機により回転軸220の回転数が減少した分、回転軸220のトルクを大きくすることが可能となる。そのため、ロボットハンド装置10の握力をさらに高め、さらに高トルク化を実現することが可能となる。
図4は、第1の実施例の変形例を示す説明図である。この変形例にかかるロボットハンド装置11は、図3に示すロボットハンド装置10を3台、並列に接続している。3台のロボットハンド装置10は、人の手に例えれば、それぞれ、人指し指、中指、薬指に相当する。この変形例によれば、3本の指(ロボットハンド)で握るので、1本の指で握るよりも握力を大きくすることが可能となる。なお、各ロボットハンド装置10の握力(トルク)は異なっていてもよく、同じであっても良い。なお、本実施例では3台のロボットハンド装置を用いているが、2台あるいは4台以上としてもよい。
[第2の実施例]
図5は、第2の実施例を示す説明図である。第2の実施例のロボットハンド装置12は、屈曲方向と垂直な方向に第1〜第4の骨部101〜104を回転する回転機構を備えている。なお、図3と同様にワイヤーのさや管141〜143(図1)を、省略して図示している(以後の図においても同様にさや管の図示を省略する。)。また、第2骨102(図1)よりも右方は省略している。この回転機能は、基台380と、電動モーター300と減速機310と、回転軸320と、ネジ330と、ナット340と、ガイドレール350と、ブラケット355と、支点軸360と、ピン370と、穴375と、を備える。
第1骨基台380の上に電動モーター300及び減速機310が配置されている。減速機310の出力である回転軸320には、ネジ330が取り付けられている。ネジ330には、ナット340が噛み合っている。ナット340には、ブラケット355が設けられている。電動モーター300及び減速機310には、ネジ330と平行なガイドレール350が取り付けてあり、ガイドレール350は、ブラケット355を貫通している。
第1骨101は、回転していない状態では、第2骨(図1)と反対側は、ネジ330とほぼ平行であり、第2骨(図1)と反対側は、L字に折れ曲がっている。L字に折れ曲がった部分には、穴375が形成されており、穴375には、ナット340から伸びるピン370が通っている。なお、穴375は、ピン370よりも大きく遊びを有している。また、第1骨101は、折れ曲がった付け根部分において、支点軸360により基台380と接続している。これにより、第1骨101のL字型に折れ曲がった部分は支点軸360を中心とした梃子の機能を有する。すなわち、電動モーター300が回転すると、回転軸320も回転し、ネジ330も回転する、これにより、ナット340及びピン370が移動する。ピン370は、穴375の内壁を左又は右に押す。そうすると、第1骨101は、梃子の原理により、支点軸360を中心に、時計回りあるいは反時計回りに回転する。なお、穴375に遊びを設けずに、ピン370と第1骨101をがっちり固定してしまうと、ピン370と、スクリュー歯車機構と、支点軸360と、が3点で固定されてしまうので、ナット340を動かすことができなくなり、第1骨101の回転が出来なくなる。本実施例では、穴375は遊びを有しているので、ピン370と、ボールねじ機構と、支点軸360と、が3点で固定されてしまうことはなく、ナット340を動かし、第1骨101を回転することができる。
以上のように、第2の実施例によれば、物の形状に合わせて、ロボットハンド装置10の、物を握る角度を変えることが可能となる。そのため、物を効率的に持つことが可能となる。
図6は、第2の実施例の変形例を示す説明図である。この変形例は、第2の実施例のロボットハンド装置12を3台、並列に接続している。この変形例によれば、3本のロボットハンド装置12で握るので、1本のロボットハンド装置12で握るよりも握力を大きくすることが可能となる。なお、各ロボットハンド装置12の握力(トルク)は異なっていてもよく、同じであっても良い。また、各ロボットハンド装置12の第1骨101の回転方向は異なっていてもよい。なお、本実施例では3台のロボットハンド装置12を用いているが、2台あるいは4台以上としてもよい。
図7は、第2の実施例の変形例を示す説明図である。図6に示す変形例では、第1骨101を回転するためのボールねじ機構を各ロボットハンド装置12が有しているが、この変形例では、第1骨101を回転するためのボールねじ機構は全体で1つである。すなわち、本変形例では、1つのナット340に各第1骨101に対応する複数の接合点342を有する部材341が取り付けられている。また、各第1骨101のL字に折れ曲がった部分には、それぞれ接合点376が形成されている。そして、接合点376と対応する接合点342との間は、剛性の高い棒371により接続されている。図7に示す例では、ナット340が右に移動すると、部材341も右に移動する。棒371も右に移動し、接合点376を右に移動する。その結果。各第1骨101は、支点軸360を中心に時計回りに回転する。この変形例では、3つの第1骨101は、同じ方向に回転する。この変形例によれば、スクリュー歯車機構1つで、複数の第1骨101を回転することが可能となる。また、この変形例では、部材341は平行移動するので、ナット340と部材341は遊びを設けずに固定されていてもよい。
図8は、第2の実施例の変形例を示す説明図である。この変形例では、図7に示す変形例と比較すると、ガイドレール350、ブラケット355を備えない代わりに、ボールねじ機構を2つ備えている。2つのボールねじ機構及び電動モーター、減速機等は、図面上では、***A、***Bの符合を付して区別している。***部分は、従前の実施例と同じ符合番号である。この変形例では、ナット340A、Bと部材341の接合部は、ピン370と遊びのある穴375により形成されている。2つのナット340が同量同じ方向に移動する場合の動作は、部材341が図7に示す場合と同じように平行移動するため、図7で説明した動作と同じである。2つのナット340A、Bが異なる方向に移動する場合、部材341が時計回りまたは反時計回りに回転する。なお、ナット340A、Bと部材341の接合部が、ピン370と遊びのある穴375により形成されていないと、2つのナット340を異なる方向に移動させることはできない。例えば、ナット340Aが右に移動し、ナット340Bが左に移動する場合。部材341は時計回りに回る。その結果、第1骨101Aは、時計回りに回り、第1骨101Cは、反時計回りに回る。なお、第1骨101Bは、2つのナット340A、Bの移動量にしたがって、時計回りあるいは反時計回りをする。なお、ナット340A、Bの移動方向は同じで、移動量のみを異ならせてもよい。この場合、2つの移動量の中間まで同方向にナット340A、B移動して、その後ナット340A、Bを異なる方向に移動する事と同じである。
以上、本変形例によれば、2つのナット340A、Bの移動量、移動方向を変えることにより、第1骨101A〜101Cの回転角度を様々に変更することが可能となる。なお、3つの接続点342の位置、3本の棒371の長さにより、2つのナット340A、Bの移動量、移動方向を変えたときの、第1骨101A〜101Cの回転角度の挙動を様々に変更することが可能である。
[第3の実施例]
図9は、第3の実施例を示す説明図である。第2の実施例では、ボールねじ機構を用いて、第1骨101を回転させていたが、第3の実施例では、電動モーターの回転の回転軸と、第1骨101の回転の回転軸が同じである。図9では、ワイヤー130(図1)から右方は図示を省略している。第3の実施例のロボットハンド装置13は、第1の実施例のロボットハンド装置10に加えて、電動モーター400と、減速機410と、回転軸420と、基台380と、を備える。電動モーター400は、基台380上に設置され、電動モーター400の出力には、減速機410が接続されている。減速機の出力である回転軸420は、第1骨101に接続されている。電動モーター400が回転すると、回転軸420が回転し、第1骨101を回転させる。なお、電動モーター400はサーボモーターであってもよい。この実施例によれば、第1骨101は、実施的にダイレクトに電動モーターに接続されているので、第1骨101の回転制御が容易となる。
図10は、第3の実施例の変形例を示す説明図である。この変形例では、基台380に3つのロボットハンド装置13が配置されている。この変形例によれば、3本のロボットハンド装置13握るので、1本のロボットハンド装置13で握るよりも握力を大きくすることが可能となる。なお、各ロボットハンド装置13の握力(トルク)は異なっていてもよく、同じであっても良い。また、各ロボットハンド装置13の第1骨101の回転方向は異なっていてもよい。なお、本実施例では3台のロボットハンド装置13を用いているが、2台あるいは4台以上としてもよい。
[第4の実施例]
図11は、第4の実施例を示す説明図である。第4の実施例は、第1の実施例のロボットハンド装置10に、皮膚に相当するものを設けたものである。図11(B)は、図11(A)のB−B切断線で切ったときの断面図である。第4の実施例は、第1の実施例の構成に加えて、軟皮材151〜154と、流体材162を備えている。なお、図11(A)においては、流体材の図示を省略している。このように、ロボットハンド装置10に、皮膚に相当するものを設けてもよい。
[第5の実施例]
図12は、第5の実施例を示す説明図である。第1〜第4の実施例では、ワイヤー130の張力を用いて握力を出しているが、第5の実施例では、油圧を用いて圧力を出している。ロボットハンド装置15は、電動モーター400A、Bと回転軸420A、Bと、ネジ430A、Bと、ナット440A、Bと、油圧媒体アクチュエーター460A、Bと、圧力伝達パイプ471A〜472B、473と、圧力膨張変換部481A〜482B、483と、膨張抑制部491A〜492B、493と、を備える。
本実施例では、圧力膨張変換部481A〜482B、483として、収縮繊維をシリコンゴムで覆った風船状のものを用いている。圧力膨張変換部481A、481Bは、第2骨102を挟むように、第2骨102と平行に配置され、第1関節111及び第2関節112において、第1骨101及び第3骨103と接続されている。圧力膨張変換部482A、482Bは、第3骨103を挟むように、第3骨103と平行に配置され、第2関節112及び第3関節113において、第2骨102及び第4骨104と接続されている。圧力膨張変換部483は、第4骨104と第3骨103と接続されている。圧力膨張変換部481A、482A、483は、それぞれ圧力伝達パイプ471A、472A、473により、油圧媒体アクチュエーター460Aのピストン室465Aと接続されている。圧力膨張変換部481B、482Bは、それぞれ圧力伝達パイプ471B、472Bにより、油圧媒体アクチュエーター460Bのピストン室465Bと接続されている。油圧媒体アクチュエーター460A、Bのピストン455A、455Bは、それぞれ、ナット440A、Bと接続されている。また、圧力膨張変換部481A〜482B、483は、膨張抑制部491A〜492B、493に覆われている。膨張抑制部491A〜492B、493は、圧力膨張変換部481A〜482B、483が膨張するときに、太る方向ではなく長くなる方向に膨張させるように、圧力膨張変換部481A〜482B、483の膨張を規制する。
図12(A)に示すように、ロボットハンド装置15が伸びた状態にするときは、電動モーター400Aは、回転して、ナット440Aを左方に移動させる。そうすると、ピストン455Aも左方に移動するので、ピストン室465Aの圧力が下がり、圧力伝達パイプ471A、472A、473を介して、圧力膨張変換部481A、482A、483の油圧を下げる。その結果、圧力膨張変換部481A、482A、483が長さ方向に収縮し、ロボットハンド装置15を伸ばすように引っ張る。一方、電動モーター400Bは、ナット440Bを右方に移動させる。そうすると、ピストン455Bも右方に移動するので、ピストン室465Bの圧力が上がり、圧力伝達パイプ471B、472Bを介して、圧力膨張変換部481B、482Bの油圧を上げる。その結果、圧力膨張変換部481B、482Bが長さ方向に膨張し、ロボットハンド装置15を伸ばす。
一方、図12(B)に示すようにロボットハンド装置15を曲げる場合には、電動モーター400Aは、回転して、ナット440Aを右方に移動させる。そうすると、ピストン455Aも右方に移動するので、ピストン室465Aの圧力が上がり、圧力伝達パイプ471A、472A、473を介して、圧力膨張変換部481A、482A、483の油圧を上げる。その結果、圧力膨張変換部481A、482A、483が長さ方向に膨張し、ロボットハンド装置15を伸ばす。一方、電動モーター400Bは、ナット440Bを左方に移動させる。そうすると、ピストン455Bも左方に移動するので、ピストン室465Bの圧力が下がり、圧力伝達パイプ471B、472Bを介して、圧力膨張変換部481B、482Bの油圧を下げる。その結果、圧力膨張変換部481B、482Bが長さ方向に収縮し、ロボットハンド装置15を曲げ方向に引っ張る。
以上、この実施例によれば、圧力膨張を利用して、ロボットハンド装置15を動作させることができる。モーター400Bの変位量をLm、ピストン455Bの面積をSm、圧力膨張部481B、482Bの断面積をSfとすると、指先変位量をLfとすると、
Vx=Lm*Sm=Lf*Sf (Vxは定数)
の関係があるため、指先変位量Lf=Vx/Sfをゲインとしてトルク増幅が可能となる。また、この実施例では、油圧で握りあるいは開きを制御する。したがって、指先の握り圧(握力)や開放圧を均一のトルクで設定制御できる。そのため、指先トルク制御、指先応答速度制御が設計しやすいという利点がある。
図13は、第5の実施例の変形例を示す説明図である。この変形例は、第5の実施例の電動モーター、回転軸420、ネジ、ナット、油圧媒体アクチュエーターを1つとし、油圧アクチュエーター450のピストン455のピストン裏側の部屋467に圧力伝達パイプ471Bと、472Bとを接続している。第5の実施例では、ピストン室465Aの体積が増えるときは、ピストン室465Bの体積が減り、ピストン室465Aの体積が減るときは、ピストン室465Bの体積が増える。ピストン室465Aと465Bの体積の和はほとんど変わらない。一般に、ピストン室465とピストン裏側の部屋の体積の和は同じである。したがって、この変形例のように圧力伝達パイプ471Bと、472Bを接続してもよい。電動モーター、回転軸420、ネジ、ナット、油圧媒体アクチュエーターの数を削減できる。
[第6の実施例]
図14は、第6の実施例を示す説明図である。第1の実施例では、ナット240に、ワイヤー130が直接接続されているが、この実施例では、スクリュー歯車と、ワイヤー130との間に、油圧装置を挟んでいる。すなわち、本実施例では、電動モーター500と、回転軸520と、ネジ530と、ナット540と、第1の実施例の構成に加えて、圧力アクチュエーター550、580と、圧力伝達パイプ570と、を備える。電動モーター500と、回転軸520と、ネジ530と、ナット540の構成は、第1の実施例の電動モーター200と、回転軸220と、ネジ230と、ナット240の構成と同じである。圧力アクチュエーター550(「ピストンーシリンダ機構」とも呼ぶ。)は、ピストン555と、シリンダ560と、を有し、圧力アクチュエーター580は、ピストン585と、シリンダ590と、を有する。
ナット540と、ピストン555と、が接続されており、ピストン585とワイヤー130と、が接続されている。圧力アクチュエーター550と580とは、圧力伝達パイプ570により接続されている。圧力アクチュエーター550と580のピストン室と圧力伝達パイプ570の中には、油が封入されている。
電動モーター500が回転し、ナット540が右方に移動すると、ピストン555も右方に移動する。圧力アクチュエーター550内のピストン室を小さくするように圧力がかかる。この圧力は、圧力伝達パイプ570により圧力アクチュエーター580に伝達される。そして、ピストン585は右方に移動し、ワイヤー130を押す。この場合、図14(A)に示すように、指が伸びる。一方、ナット540が左方に移動すると、ピストン555も左方に移動する。圧力アクチュエーター550内のピストン室を大きくするように圧力(負圧)がかかる。この圧力は、圧力伝達パイプ570により圧力アクチュエーター580に伝達される。そして、ピストン585は左方に移動し、ワイヤー130を引っ張る。この場合、図14(B)に示すように、指が曲がる。
この実施例において、ピストン555の面積をSm、移動量をLm、ピストン585の面積をSf、移動量をLfとする。ピストン555の移動量は、電動モーター500の変位量に等しく、ピストン585の移動量は指先の変位量に等しい。そして、これらの4つの変数の間には、以下の関係がある。
Vx=Lm*Sm=Lf*Sf (Vxは定数)
したがって、この実施例によれば、指先変位量Lf=Vx/Sfをゲインとして、トルク増幅ができる。また、指先の握り圧(握力)や開放圧を均一のトルクで設定制御できる。そのため、指先トルク制御、指先応答速度制御が設計しやすいという利点がある。
[第7の実施例]
図15は、第7の実施例を示す説明図である。上記説明した技術は、ハンドロボット装置以外にも適用可能である。この実施例は、車両のメカ制動装置を駆動させるブレーキブースターに応用したものである。この車両は、ブレーキペダルトランスデューサー600と、CPUシステム610と、ブレーキブースターアクチュエーター620と、伝達軸630と、伝達サポーター635と、主軸モーター640と、メカ制動機構650と、ホイール&タイヤ660と、を備える。ブレーキペダルトランスデューサー600は、車両のブレーキペダル(図示せず)の踏力を信号に変換してCPUシステム610に送る。CPUシステム610は、この信号に基づいて、ブレーキブースターアクチュエーター620に対し、制動信号を送る。
ブレーキブースターアクチュエーター620は、図1に示すのと同様な、電動モーターと、回転軸と、ネジと、ナットと、を有する(図示せず)。ナットには、伝達軸630が接続されている。伝達サポーター635は、さや管の役割を果たしている。ブレーキブースターアクチュエーター620は、制動信号を受けると、内部の電動モーターを回転させて、伝達軸630を引っ張る。伝達軸630は、メカ制動機構650に接続されており、伝達軸630が引っ張られると、メカ制動機構650が制動動作を行い、ホイール&タイヤ660の回転を止める。
以上、本実施例によれば、スクリュー歯車機構により、伝達軸630を強く引っ張れるので、メカ制動機構650に対し、より強い制動力を掛けることが可能となる。
[第8の実施例]
図16は、第8の実施例を示す説明図である。この実施例は、これまでに説明した技術を、パラレルリンクロボットに適用したものである。なお、パラレルリンクロボットの「パラレル」は、「平行」ではなく「並列」の意である。パラレルリンクロボットは、3つのリンク700と、上部支持体750と、下部支持体760と、マニピュレーター部790と、を備える。3つのリンク700と、上部支持体750とは、ユニバーサルジョイント770により接続され、3つのリンク700と、下部支持体760とは、ユニバーサルジョイント780により接続されている。なお、パラレルリンクロボットの「パラレル」は、「平行」ではなく「並列」の意である。したがって、リンク700は平行でなくても良い。また、本実施例ではユニバーサルジョイントを用いたが、代わりにボールジョイントを用いても良い。
各リンク700は、アクチュエーター部710と、ワイヤー720と、ワイヤー受部730と、アーム部740と、を備える。アクチュエーター部710の内部は図示しないが、図1に示すような、電動モーターと、回転軸と、ネジと、ナットと、を有する。ナットは、ワイヤー720と接続されている。ワイヤー720は、ワイヤー受部730に接続されており、ワイヤー受部730は、アーム部740に接続されている。ワイヤー受部730と、アーム部740は、一体であってもよい。
このパラレルリンクロボットでは、アクチュエーター部710を制御することにより、3本のリンクで有りながら、マニピュレーター部790の位置決めを自由に行うことが出来、従前のパラレルリンクロボットに比べ、リンク数が少なくて済む。また、従前は、リンクの回転を計算していたたが、本実施例では、リンク数が少なくなることにより計算量が少なくなることに加えて、回転の計算ではなくリンク700の長さによる計算を行うため、計算速度が向上する。その結果、リンク700の応答速度が向上させることができ、制御が容易となる。また、電源が遮断しても、停止時の状態を維持するため、マニピュレーター部790が落下することが発生し難くできる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10〜13、15…ロボットハンド装置
101〜104…骨
111〜113…関節
121〜123、126〜128…ワイヤーホルダー
130、135…ワイヤー
131、132…接続点
136…点
141から143…さや管
151…軟皮材
162…流体材
200、300、400、400A、400B、500…電動モーター
210、310、410、410A、410B、510…減速機
220、320、420、420A、420B、520…回転軸
230、330、430、430A、430B、530…ネジ
240、340、440、440A、440B、540…ナット
250、350…ガイドレール
255、355…ブラケット
341…部材
342…接続部
360…支点軸
370…ピン
371…棒
375…穴
376…接合点
380…基台
450…油圧アクチュエーター
465A、465B…ピストン室
455…ピストン
455A、455B…ピストン
460A、460B…油圧媒体アクチュエーター
467…ピストンの裏側の部屋
471A、471B、472A、472B、473…圧力伝達パイプ
481A、481B、482A、482B、483…圧力膨張変換部
491A、491B、492A、492B、493…膨張抑制部
550…圧力アクチュエーター
555…ピストン
560…シリンダ
570…圧力伝達パイプ
580…圧力アクチュエーター
585…ピストン
590…シリンダ
600…ブレーキペダルトランスデューサー
620…ブレーキブースターアクチュエーター
630…伝達軸
635…伝達サポーター
640…主軸モーター
650…メカ制動機構
660…タイヤ
700…リンク
710…アクチュエーター部
720…ワイヤー
730…ワイヤー受部
740…アーム部
750…上部支持体
760…下部支持体
770…ユニバーサルジョイント
780…ユニバーサルジョイント
790…マニピュレーター部

Claims (5)

  1. 電動アクチュエーターであって、
    回転運動をする電動駆動部と、
    前記電動駆動部と接続された第1のネジ部と、前記第1のネジ部と嵌合する第2のネジ部とを有し、前記第1のネジ部に加えられる回転運動を前記第2のネジ部の直線運動に変換する直進運動機構と、
    1つ以上の関節部と前記1つ以上の関節部で回動可能に順次連結された複数の骨部材とを有して屈曲可能な屈曲機構と、
    前記屈曲機構と前記第2のネジ部とを連結し、前記第2のネジ部の直線運動に応じて前記屈曲機構を屈曲させる連結機構と、
    を備え
    前記連結機構は、
    連結部材のワイヤーと
    前記屈曲機構に固定されたワイヤーホルダーと、
    前記ワイヤーが貫通するフレキシブルさや管と、
    を有する、電動アクチュエーター。
  2. 請求項1に記載の電動アクチュエーターにおいて、
    前記ワイヤーの遠位端が前記複数の骨部材の遠位端で固定されているとともに、前記連結部材の近位端が前記第2のネジ部に連結されており、
    前記電動駆動部が前記直進運動機構を介して前記ワイヤーを移動させることによって、前記関節部で連結された前記複数の骨部材の屈曲及び伸展を行うことにより前記屈曲機構を屈曲、伸展させる、電動アクチュエーター。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動アクチュエーターにおいて、
    前記直進運動機構と前記連結部材との間に、
    前記第2のネジ部に接続されたピストンを有するピストン−シリンダ機構と、
    前記ピストン−シリンダ機構と、前記連結機構と、に接続された圧力伝達パイプと、
    を備える、電動アクチュエーター。
  4. 請求項1に記載の電動アクチュエーターであって、
    前記屈曲機構は、
    1つ以上の関節部と、
    前記1つ以上の関節部で回動可能に順次連結された複数の骨部材と、を有し、
    前記連結機構は、
    前記第2のネジ部に接続されたピストンを有するピストン−シリンダ機構と、
    前記各骨部材に設けられた膨張収縮部と、
    前記ピストン−シリンダ機構と前記膨張収縮部とを繋ぐ圧力伝達パイプと、を有し、
    前記電動駆動部が前記直進運動機構を介して前記ピストン−シリンダ機構の前記ピストンを移動させることにより、前記圧力伝達パイプを介して前記膨張収縮部を膨張、収縮させて、前記関節部で連結された前記複数の骨部材の屈曲及び伸展を行って前記屈曲機構を屈曲、伸展させる、電動アクチュエーター。
  5. 請求項1から請求項4までのうちのいずれか一項に記載の電動アクチュエーターにおいて、さらに、
    基部と、
    前記基部に配置され、回転運動をする第2の電動駆動部と、
    前記第2の電動駆動部と接続された第3のネジ部と、前記第3のネジ部と嵌合する第4のネジ部とを有し、前記第3のネジ部に加えられる回転運動を前記第4のネジ部の直線運動に変換する第2の直進運動機構と、
    前記第4のネジ部と前記屈曲機構とを繋ぐ梃子と、を備え、
    前記第2の電動駆動部が前記第2の直進運動機構を介して前記梃子を移動させることによって、前記屈曲機構を前記基部に対して旋回運動させる、電動アクチュエーター。
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