JP5545039B2 - 情報処理装置および入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次元的に配列された複数の入力キーと組み合わせて使用され、検出対象の近接を静電的に検出することが可能な情報処理装置、情報処理方法、入力装置およびセンサシートに関する。
液晶表示素子などを使用した平面型の情報表示装置にあっては、表示パネル面に指などが接触したことをタッチセンサで検出し、その接触位置の座標情報に基づいて表示画像や動作を制御するものが一般的である。さらに近年、接触状態の検出だけでなく、指などがタッチセンサに触れる前の近接状態を検出可能な情報表示装置が提案されている。例えば下記特許文献1には、複数の検知電極からなるセンサ手段と対象物との対向距離に応じて検知電極の電極間距離を変化させ、検知分解能を調整する方法が記載されている。
特開2008−117371号公報
ところで、上記センサ手段をパーソナルコンピュータのキーボードに組み込むことで、キーボード上における手指の移動によって表示画面上のポインタを移動させることが考えられる。この場合、入力キーの間を縫うように複数の検知電極をマトリクス状に配置することが考えられる。
しかしながら、この種のキーボードは、入力操作性の利便を図るため、及び、形状の異なる複数の入力キーが混在しているため、キー配列が縦横に格子状に配列されているわけではなく、一部の入力キーが他の入力キーに対して横方向にシフトした配置形態を有する。このため、入力キーの間を縫うように縦方向へ検知電極を配置しようとすると、検知電極を縦方向に直線的に引き回すことができず、その結果、対象物の位置を精度よく検出することができない場合がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、入力キーの配列が非格子状の場合でも検出対象の位置を精度よく検出することができる情報処理装置、情報処理方法、入力装置およびセンサシートを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、キー配列体と、複数の第1の配線電極と、複数の第2の配線電極と、制御ユニットとを具備する。
上記キー配列体は、第1の方向に平行な入力キーの列が上記第1の方向と直交する第2の方向に複数配列され、一の列に属する上記入力キーが他の列に属する上記入力キーに対して上記第1の方向へシフトして配置されたキー配列を有する。
上記複数の第1の配線電極は、上記第1の方向に間隔をおいて上記入力キーの間を各々引き回される。上記第1の配線電極は、検出対象の近接により静電容量が変化する。
上記複数の第2の配線電極は、上記入力キーの列間を縫うように上記第1の方向に沿って各々引き回される。上記第2の配線電極は、検出対象の近接により静電容量が変化する。
上記制御ユニットは、上記第1の配線電極各々の静電容量と、上記第2の配線電極各々の静電容量と、各列における上記入力キーの上記第1の方向へのシフト量とに基づいて、上記第1の方向に沿った上記検出対象の位置に関する第1の信号を含む制御信号を生成する。
上記情報処理装置においては、検出対象を静電的に検出する第1および第2の配線電極が、入力キーの間を縫うように引き回されている。そして、上記制御ユニットは、第1の配線電極各々の静電容量と、第2の配線電極各々の静電容量と、各列における入力キーの第1の方向へのシフト量とに基づいて上記制御信号を生成する。これにより、二次元平面内で非格子状に配列された複数の入力キーの直上に近接する検出対象の正確な位置検出が可能となる。
上記複数の第1の配線電極は、上記第1の方向および上記第2の方向に対して斜めに交差する第3の方向に向かって各々引き回されてもよい。
これにより、第1の配線電極各々を相互に交差させることなく、入力キーの間を引き回すことができる。
上記情報処理装置は、第1のシート基材をさらに具備してもよい。上記第1のシート基材は、上記キー配列体に装着され、上記入力キーが貫通する複数の孔を有し、上記複数の第1の配線電極を支持する。
この構成により、第1のシート基材をキー配列体に装着したときに第1の配線電極各々を入力キーの周囲の所定位置へ精度よく位置決めすることができる。
上記第1の配線電極は、第1の電極部と、第1の配線部とを有してもよい。上記第1の電極部は、上記第1の方向に隣接する、各列の上記入力キーの間に位置する。上記第1の配線部は、各列の上記第1の電極部を個々に接続し上記第1の電極部よりも狭い配線幅で上記第3の方向に引き回される。
これにより、検出対象の近接による第1の配線部における容量変化の影響を少なくできるため、第1の方向に沿った検出対象の位置検出精度を向上させることができる。
上記制御ユニットは、上記第2の配線電極各々の静電容量に基づいて、上記第2の方向に沿った上記検出対象の位置に関する第2の信号をさらに含む上記制御信号を生成してもよい。
これにより、第1の方向および第2の方向に沿った検出対象の位置検出が可能となる。
上記情報処理装置は、第2のシート基材をさらに具備してもよい。上記第2のシート基材は、上記キー配列体に装着され、上記入力キーが貫通する複数の孔を有し、上記複数の第2の配線電極を支持する。
この構成により、第2のシート基材をキー配列体に装着したときに第2の配線電極各々を入力キーの周囲の所定位置へ精度よく位置決めすることができる。
上記第2の配線電極は、第2の電極部と、第2の配線部とを有してもよい。上記第2の電極部は、上記第2の方向に隣接する、各列の上記入力キーの間に位置する。上記第2の配線部は、同一の列に属する上記第2の電極部を個々に接続し上記第2の電極部よりも狭い配線幅で上記第1の方向に引き回される。
これにより、検出対象の近接による第2の配線部における容量変化の影響を少なくできるため、第2の方向に沿った検出対象の位置検出精度を向上させることができる。
本発明の一形態に係る入力装置は、キー配列体と、複数の第1の配線電極と、複数の第2の配線電極と、制御ユニットとを具備する。
上記キー配列体は、第1の方向に平行な入力キーの列が上記第1の方向と直交する第2の方向に複数配列され、一の列に属する上記入力キーが他の列に属する上記入力キーに対して上記第1の方向へシフトして配置されたキー配列を有する。
上記複数の第1の配線電極は、上記第1の方向に間隔をおいて上記入力キーの間を各々引き回される。上記第1の配線電極は、検出対象の近接により静電容量が変化する。
上記複数の第2の配線電極は、上記入力キーの列間を縫うように上記第1の方向に沿って各々引き回される。上記第2の配線電極は、検出対象の近接により静電容量が変化する。
上記制御ユニットは、上記第1の配線電極各々の静電容量と、上記第2の配線電極各々の静電容量と、各列における上記入力キーの上記第1の方向へのシフト量とに基づいて、表示画面に表示される画像の上記第1の方向に沿った動きを制御するための制御信号を生成する。
上記入力装置においては、検出対象を静電的に検出する第1および第2の配線電極が、入力キーの間を縫うように引き回されている。そして、上記制御ユニットは、第1の配線電極各々の静電容量と、第2の配線電極各々の静電容量と、各列における入力キーの第1の方向へのシフト量とに基づいて上記制御信号を生成する。これにより、二次元平面内で非格子状に配列された複数の入力キーの直上に近接する検出対象の正確な位置検出が可能となり、当該検出対象の動きに基づいた画像の高精度な移動制御が可能となる。
本発明の一形態に係る情報処理方法は、複数の第1の配線電極の静電容量をそれぞれ検出する工程を含む。上記複数の第1の配線電極は、キー配列体に配置される。上記キー配列体は、第1の方向に平行な入力キーの列が前記第1の方向と直交する第2の方向に複数配列され、一の列に属する前記入力キーが他の列に属する前記入力キーに対して前記第1の方向へシフトして配置されたキー配列を有する。上記複数の第1の配線電極は、上記第1の方向に間隔をおいて上記入力キーの間を各々引き回される。
上記キー配列体に配置され、上記各列の入力キーの列間に引き回された、複数の第2の配線電極の静電容量がそれぞれ検出される。
上記第1の配線電極各々の静電容量と、上記第2の配線電極各々の静電容量と、各列における上記入力キーの上記第1の方向へのシフト量とに基づいて、上記第1の方向に沿った上記検出対象の位置に関する第1の信号を含む制御信号が生成される。
本発明の一形態に係るセンサシートは、シート基材と、複数の配線電極と、接続端子とを具備する。
上記シート基材は、キー配列体に取り付けられる。上記キー配列体は、第1の方向に平行な入力キーの列が上記第1の方向と直交する第2の方向に複数配列され、一の列に属する上記入力キーが他の列に属する上記入力キーに対して上記第1の方向へシフトして配置されたキー配列を有する。上記シート基材は、上記入力キーに個々に装着されるように上記キー配列に対応する複数の孔を有する。
上記複数の配線電極は、上記第1の方向に間隔をおいて上記入力キーの間を引き回される。上記配線電極は、検出対象の近接により静電容量が変化する。
上記接続端子は、上記シート基材に取り付けられ、上記複数の配線電極各々の静電容量を検出する検出回路へ前記複数の配線電極を接続する。
上記センサシートによれば、シート基材をキー配列体に装着したときに各配線電極を入力キーの周囲の所定位置へ精度よく位置決めすることができる。また、接続端子を設けることで、検出回路とは独立して、上記センサシートを取り扱うことができる。
本発明によれば、二次元平面内で非格子状に配列された複数の入力キーの直上に近接する検出対象の正確な位置検出が可能となる。
本発明の一実施形態に係る入力装置の平面図である。 上記入力装置の概略断面図である。 上記入力装置に取り付けられる第1のセンサシートの平面図である。 上記第1のセンサシートの要部拡大図である。 上記第1のセンサシートの他の要部拡大図である。 上記入力装置に取り付けられる第2のセンサシートの平面図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の概略構成図である。 上記第1および第2のセンサシートに形成された配線電極の配列状態を説明する概略図である。 上記センサシートを用いた検出対象の位置の検出方法を説明する図である。 上記センサシートを用いた検出対象の位置の検出方法を説明する図である。 上記入力装置に配置された第1の配線電極の引き回し例を説明する要部平面図である。 上記第1の配線電極の引き回し方向を説明する概略図である。 上記入力装置上の検出対象の位置検出方法の一例を説明する制御フローである。 上記第1のセンサシートの、接続端子周辺の構成例を説明する要部平面図である。 上記接続端子へ接続される配線の配列間隔と検出特性との関係を示す図である。 上記接続端子へ接続される配線の引き回し例を説明する概略図である。 上記配線の引き回し例と検出特性との関係を示す図である。 上記配線の引き回し例を説明する上記入力装置の平面図である。 上記第2のセンサシートに形成された配線電極の電極部の形状例とその電界強度分布の一例を示す図である。 上記電極部の他の形状例とその電界強度分布の一例を示す図である。 上記電極部の形状と電界強度との関係を説明する図である。 上記電極部の形状と、隣接電極とのクロストークとの関係を説明する図である。 上記第1および第2のセンサシートに形成された各配線電極の交差部の形状例を説明する概略平面図である。 上記交差部の電極形状と、上記配線電極間とのクロストークとの関係を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[情報処理装置/入力装置の構成]
図1は本発明の一実施形態に係る情報処理装置を構成する入力装置の構成を示す平面図である。なお、図1においてX軸方向は横方向、Y軸方向は縦方向、そして、Z軸方向は、X軸方向およびY軸方向に直交する、高さ方向をそれぞれ示している。
入力装置10は、パーソナルコンピュータ等に一般的に使用されるキーボードとして構成される。入力装置10は、筐体100と、筐体100の表面に設けられた複数の入力キー111を含むキー配列体11とを有する。
入力キー111は、押下げ式の操作ボタンで構成され、ユーザの指Fにより入力操作される。本実施形態のキー配列体11は、横方向(X軸方向)に平行な入力キー111の列が、縦方向(Y軸方向)に複数配列されており、一の列に属する入力キー111が他の列に属する入力キー111に対して横方向へシフトして配置されたキー配列を有している。入力キー111のシフト量は、横方向への入力キー111の配列ピッチよりも小さい。このようなキー配列としては、例えば、いわゆる「QWERTY配列」、「AZERTY配列」等が適用される。
本実施形態の入力装置10は、キー配列体11に近接する指Fの位置を静電的に検出するセンサシート群20をさらに有する。図2は、センサシート群20が取り付けられた入力装置10の概略断面図である。センサシート群20は、入力キー111を支持し入力キー111との接点を有する回路基板120の上に配置される。回路基板120は、図示しない制御ユニットへ電気的に接続されており、入力操作された入力キー111の入力信号を上記制御ユニットへ出力する。
[センサシート]
センサシート群20は、キー配列体11への指Fの近接およびその位置を検出するためのもので、第1のセンサシート21と第2のセンサシート22との組み合わせ体で構成される。センサシート21、22はそれぞれ、検出対象(本実施形態ではユーザの指F)の近接により静電容量が変化する複数の配線電極を有する。本実施形態では、第1のセンサシート21は、X軸方向に沿った検出対象の近接位置を検出し、第2のセンサシート22は、Y軸方向に沿った検出対象の近接位置を検出する。以下、センサシート21、22の構成について説明する。
図3は、第1のセンサシート21の構成を示す平面図である。センサシート21は、電気絶縁性の第1のシート基材201と、第1のシート基材201に支持された複数の第1の配線電極21xとを有する。
第1のシート基材201は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PC(ポリカーボネート)等の樹脂材料で形成されている。第1のシート基材201は、本体部201Aと、連結部201Bとを有する。本体部201Aは、入力キー111のキー配列に対応する複数の孔211を有し、各孔211は入力キー111に個々に装着可能に形成されている。第1の配線電極21xは、これらの孔の間を縫うように引き回されている。連結部201Bには、第1の配線電極21x各々を図示しない検出回路へ接続するための複数の接続配線210が形成されている。第1のシート基材201が入力装置10の筐体100内部に組み付けられる際、本体部201Aはキー配列体11に配置され、連結部201Bは、図3に二点鎖線で示すようにX軸方向に関して折り返される。
配線電極21xおよび接続配線210は、例えば銅、アルミニウム、銀等の金属材料で形成される。配線電極21xおよび接続配線210は、シート基材201上に形成された導体箔をパターンエッチングすることで形成されてもよいし、シート基材201上に金属配線層をめっき法によって成長させることで形成されてもよい。
図4は、第1のセンサシート21の要部平面図である。第1の配線電極21xは、X軸方向に隣接する、各列(図3においてL1、L2、L3、L4およびL5で示される列)の孔211の間に位置する電極部21xaと、各列の電極部21xaを個々に接続する配線部21xbとを有する。すなわち、配線部21xbは、各列L1〜L5に位置する電極部21xaを、各段を跨ぐように個々に接続する。第1の配線電極21xはそれぞれ、電極部21xaと配線部21xbとが交互に並ぶように形成され、横方向(X軸方向)に孔211の幅の大きさに相当する間隔をおいて配列されている。
シート基材201の孔211は、入力キー111のキー配列に対応して形成されているため、複数の孔211の間を縫うように第1の配線電極21xを縦方向に直線的に形成することはできない。そのため、第1の配線電極21xは、各段の孔211の列を通過するごとに横方向へシフトしながら、シート基材201上を引き回されることになる。本実施形態では、第1の配線電極21xの各々は、図3および図4に示すように、縦方向および横方向のいずれに対しても斜めに交差する方向に向かって引き回される。より具体的に、第1の配線電極21xは、ほぼ全体的に、最上段の孔の列L1と最下段の孔の列L5との間において図中右下方向に向かって引き回される。
電極部21xaと配線部21xbとは同一幅で形成することも可能であるが、本実施形態では、配線部21xbの幅が電極部21xaの幅よりも小さく形成されている。これにより、検出対象の近接時において、電極部21xaの容量変化が配線部21xbの容量変化よりも大きくなり、横方向における検出精度を高めることができる。
図5は、シート基材201の連結部201Bの端部を示す拡大平面図である。連結部201B上には、第1の配線電極21x各々を図示しない検出回路へ接続するための接続配線210が形成されている。連結部201Bの端部には、上記検出回路へ接続される複数の端子部Cxが配列されており、各接続配線210と電気的に接続されている。
本実施形態では、連結部201B上における接続配線210各々の配列間隔が端子部Cxの配列間隔よりも大きくなるように形成され、連結部201Bの端部において、各接続配線210が端子部Cxの配列間隔となるように集約される。これにより、接続配線210間のクロストークが抑制される。
一方、図6は、第2のセンサシート22の構成を示す平面図である。第2のセンサシート22は、電気絶縁性の第2のシート基材202と、第2のシート基材202の上に形成された複数の第2の配線電極22yとを有する。
第2のシート基材202は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PC(ポリカーボネート)等の樹脂材料で形成されている。第2のシート基材202は、本体部202Aと、連結部202Bとを有する。本体部202Aは、入力キー111のキー配列に対応する複数の孔221を有し、各孔221は入力キー111に個々に装着可能に形成されている。第2の配線電極22yは、これらの孔の間を縫うように引き回されている。連結部202Bには、第2の配線電極22y各々を図示しない検出回路へ接続するための複数の接続配線220と、これら接続配線を上記検出回路へ接続する端子部Cyとが形成されている。第2のシート基材202が入力装置10の筐体100内部に組み付けられる際、本体部202Aはキー配列体11に配置され、連結部202Bは、図6に二点鎖線で示すようにY軸方向に関して折り返される。
配線電極22yおよび接続配線220は、例えば銅、アルミニウム、銀等の金属材料で形成される。配線電極22yおよび接続配線220は、シート基材202上に形成された導体箔をパターンエッチングすることで形成されてもよいし、シート基材202上に金属配線層をめっき法によって成長させることで形成されてもよい。
第2の配線電極22yは、Y軸方向に隣接する、各列L1〜L5の孔221の間に位置する電極部22yaと、同一の列に属する電極部22yaを個々に接続する配線部22ybとを有する。すなわち、第2の配線電極22yは、各列L1〜L5ごとに、電極部22yaと配線部22ybとが交互に並ぶように形成される。また、第2の配線電極22yは、横方向(X軸方向)にほぼ平行に引き回され、縦方向(Y軸方向)に孔211の高さに相当する間隔をおいて配列されている。
配線部22ybの幅が電極部22yaの幅よりも小さく形成されている。これにより、検出対象の近接時において、電極部22yaの容量変化が配線部22ybの容量変化よりも大きくなり、縦方向における検出精度を高めることができる。
以上のように構成される第1のセンサシート21および第2のセンサシート22は、図2に示すように、入力装置10の筐体の内部に取り付けられる。この際、各センサシート21、22はそれぞれ、キー配列体11の上から回路基板120に配置される。
本実施形態においては、各センサシート21、22は、入力キー111のキー配列に対応するように形成され、入力キー111に個々に装着される複数の孔211、221を有している。このため、シート基材201、202が回路基板120に取り付けられたとき、第1の配線電極21xおよび第2の配線電極22yは、入力キー111の周囲の所定位置へ精度よく位置決めされる。なお、各センサシート21、22の連結部201B、202Bは、回路基板120の裏面側に折り返される。
図7は、本実施形態の情報処理装置の概略構成図である。情報処理装置1は、入力装置10と制御ユニット30とを有する。制御ユニット30は、入力装置10の筐体100内に格納されてもよいし、入力装置10と電気的に接続される外部機器に格納されてもよい。また、入力装置10と制御ユニット30との間の電気的接続は、有線でもよいし、無線でもよい。
[制御ユニット]
制御ユニット30は、典型的には、コンピュータで構成される。制御ユニット30は、キー配列体11を入力操作することで生成される操作信号S1と、センサシート群20によって検出された検出信号Gx、Gyを受けて、表示部40の表示画面に表示された画像の表示を制御するための制御信号を生成する。操作信号S1は、入力キー111の押下げ操作を検出する回路基板120から出力される。検出信号Gxは、第1のセンサシート21を構成する配線電極21x各々の静電容量に関する信号(第1の信号)を含み、検出信号Gyは、第2のセンサシート22を構成する配線電極22y各々の静電容量に関する信号(第2の信号)を含む。
制御ユニット30は、各センサシート21、22の配線電極21x、22yを駆動し、それらの静電容量(あるいはその変化)を検出する検出回路31を含む。すなわち、検出回路31は、各センサシート21、22へ駆動信号Gox、Goyを供給することで、各配線電極21x、22yをそれぞれ発振させる。そして、検出回路31は、各配線電極21x、22yから出力される検出信号に基づいて、キー配列体11に対する指Fの近接の有無、指Fの位置、指Fの近接距離等に関する情報を取得する。
駆動信号Gox、Goyは、配線電極21x、22yを発振できる信号であれば特に限定されず、例えば、所定周波数のパルス信号、高周波信号、交流信号、さらには直流信号などを用いることができる。検出回路31は、配線電極21x、22yの静電容量あるいはその変化量を検出できる回路であれば特に限定されず、例えば、容量変化量を整数値(カウント値)に変換する変換回路部を有する。
本実施形態では、いわゆるセルフキャパシタンス方式で各配線電極21x、22yの静電容量あるいはその変化が検出される。セルフキャパシタンス方式は、単電極方式とも呼ばれ、センシングに用いる電極は1つである。センシング用の電極は、接地電位に対して浮遊容量をもっており、人体(手指)などの接地された検出対象が近づくと、当該電極の浮遊容量は増加する。検出回路31は、配線電極21x、22yの容量増加を検出することで、指Fの近接や位置座標を判定する。なお、指Fの近接位置の検出方法については後述する。
表示部40は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示デバイスで構成される。表示部40は、画像を表示する表示面を有し、入力装置10の入力操作に応じて画像の表示が制御される。なお、表示部40は、情報処理装置1の一部として構成されてもよい。
[情報処理装置の動作]
以下、制御ユニット30の構成とともに、情報処理装置1の動作の一例について説明する。
入力装置10は、ユーザの指Fによるキー配列体11の入力操作に応じた操作信号S1を生成し、制御ユニット30へ出力する。制御ユニット30は、入力装置10からの操作信号S1に基づいて、表示部40に表示される画像を制御する。
入力装置10はさらに、キー配列体11に対する指Fの近接、位置、移動等に関する情報を含む検出信号Gx、Gyを生成し、制御ユニット30へ出力する。制御ユニット30は、検出回路31において検出信号Gx、Gyを処理し、キー配列体11の縦方向および横方向に沿った指Fの近接位置に関する情報を含む制御信号を生成する。制御ユニット30は、上記制御信号を表示部40に出力することで、表示部40に表示される画像を制御する。
操作信号S1、検出信号Gx、Gyに基づいた画像の表示制御例としては、文字入力、描画、カーソルの移動操作、アイコンの移動操作、各種プログラムの実行動作などが含まれる。
以下、検出回路31における指Fの検出方法について説明する。
図8は、キー配列体11にマトリックス状に配置された第1の配線電極21xおよび第2の配線電極22yを示す概略図である。図8には、第1および第2の配線電極21x、22yがそれぞれ5本(X1〜X5、Y1〜Y5)配列された例が示されている。検出回路31は、第1の配線電極21x(X1〜X5)の各々に順次、駆動信号Goxを供給し、第2の配線電極22y(Y1〜Y5)の各々に順次、駆動信号Goyを供給する。検出回路31はまた、第1の配線電極21x(X1〜X5)の各々から出力される検出信号Gx(第1の信号)に基づいてX軸方向に沿った指Fの近接位置を検出し、第2の配線電極22y(Y1〜Y5)の各々から出力される検出信号Gy(第2の信号)に基づいてY軸方向に沿った指Fの近接位置を検出する。配線電極21x(X1〜X5)、22y(Y1〜Y5)の発振順序すなわち走査方式は特に限定されず、例えば、各配線電極(X1〜X5、Y1〜Y5)は線順次的に発振される。
指Fの位置は、重心計算によって特定されてもよい。図9は、ある瞬間における各配線電極X1〜X5の容量変化量に基づくカウント値と、各配線電極X1〜X5の位置ごとに予め設定した係数との関係を示している。図9の例では、指FのX位置は、以下のようにして求められる。
{(-3×2)+(-1×3)+(1×4)+(3×2)+(5×1)}/{2+3+4+2+1}=0.5 …(1)
したがって、図9の例では、重心位置は、基準点からの距離が「0.5」に相当する位置となる。
図10は、図9を一般化した図である。上記基準点からの位置をM、その位置における容量の大きさをXとすると、上記(1)式は(2)式のように一般化される。
重心位置=ΣMiXi/ΣXi…(2)
なお、配線電極Y1〜Y5の容量変化量に基づく指FのY位置についても同様に処理される。
重心位置の算出に際しては、配線電極の本数が多いほど、その算出精度を高めることができる。そこで、図8に示すように、配線電極X1〜X5、Y1〜Y5にそれぞれダミー電極XA、XB、YAおよびYBを加えてもよい。ダミー電極XA、XB、YAおよびYBは、配線電極X1〜X5、Y1〜Y5の検出信号の処理、すなわち、指Fの重心位置の算出に用いられる。より詳しくは、これらダミー電極にもその位置に相当する任意の係数が付されて上記(2)式により重心位置が計算される。この場合、各ダミー電極の静電容量の変化(カウント値)は無視されてもよい。
ダミー電極XA、XBは、例えば図3に示すように、シート基材201のX軸方向(横方向)に関する両端の縁部に沿って形成される。また、ダミー電極YA、YBは、例えば図6に示すように、シート基材202のY軸方向(縦方向)に関する両端の縁部に沿って形成される。これにより、シート基材201、202がキー配列体11に装着された際、キー配列体11の横方向および縦方向各々に関しての両端側にダミー電極XA、XB、YAおよびYBが配置されることになる。上記ダミー電極は、キー配列体11の横方向および縦方向各々に関しての両端側に配置される例に限られず、横方向および/または縦方向に関してのいずれかの一端側にのみ配置されてもよい。
一方、本実施形態の入力装置10において、第1の配線電極21は、各列L1〜L5の入力キー111を通過するごとに横方向へシフトしながら、入力キー111の間を斜め方向に引き回される。このため、第1の配線電極21xは、図8に示したように直線的ではなく、入力キー111の属する列(L1〜L5)に応じたX軸方向へのシフト量を有する。このため、Y軸方向に沿った指Fの位置(Y位置)に応じて、X位置を補正する必要がある。
図11は、入力キー111の列L1〜L3と第1の配線電極21xのシフト量との関係を説明するキー配列体11の要部平面図である。各列の入力キー111は、X軸方向およびY軸方向にそれぞれ一定のピッチ(Px、Py)で配列されている。本実施形態では、第2の列L2に属する入力キー111は、第1の列L1に属する入力キー111に対して+X方向へT1(<Px)だけシフトしている。また、第3の列L3に属する入力キー111は、第1の列L1に属する入力キー111に対して+X方向へT2だけシフトしており、第2の列L2に属する入力キー111に対して+X方向へ(T2−T1)(<Px)だけシフトしている。以後、第4および第5の列L4、L5に属する入力キー111は、第1の列L1に属する入力キー111に対して+X方向へT3およびT4だけシフトすることになる。したがって、指FのY位置(列L1〜L5)が定まれば、当該Y位置に応じた入力キーのシフト量(T1〜T4)だけX位置を補正することで、指Fの正確なX位置の検出が可能となる。
本実施形態の検出回路31は、上述したように、配線電極21x(X1〜X5)、22y(Y1〜Y5)の容量増加を検出することで、指Fの近接や位置座標を判定する。指Fの近接は、いずれかの配線電極の静電容量(カウント値)が所定の閾値を超えたか否かによって判定することができる。すなわち、上記静電容量が上記閾値を超えたときはキー配列体11への指Fの近接を判定し、上記閾値を超えない場合はキー配列体11への指Fの近接はないと判定する。上記閾値は複数設定されていてもよい。この場合、各閾値を超えたか否かによって、指Fの近接距離を判定することが可能となる。
また、近接距離に応じて、走査する電極の数を変更することで、近接距離の違いによる感度の変化を抑制することができる。すなわち、指Fが離間しているときは電極の間引き量を大きくし、指Fが近接するほど走査すべき電極数を増加させる。
指Fの近接位置は、各配線電極の静電容量(カウント値)に基づく上述した重心計算およびX位置の補正計算により判定される。例えば、Y位置の算出には、Y軸方向に配列された第2の配線電極22y(Y1〜Y5)の静電容量の大きさから特定される。第2の配線電極22y(Y1〜Y5)は、入力キー111の列と平行に延在するため、重心計算結果と指Fの実際のY位置とはほぼ一致する。
一方、第1の配線電極21x(X1〜X5)が図12に模式的に示すようにX軸方向およびY軸方向のそれぞれに対して斜めに交差する方向に延在する。このため、指FのX位置は、指FのY位置に応じた所定のシフト量(T1〜T5)を考慮した補正計算が実行される。
例えば図12に示すように、各配線電極(X1〜X4)が矢印の方向に向かって配置されたキー配列体を複数の領域A〜Cに区分したとする。第1の列(L1)に属する各入力キーの位置を基準位置Xsとしたとき、基準位置XsからのX方向へのシフト量は、領域A、BおよびCのうち領域Cが最も大きい。このような場合、指Fが領域Cにあると判定された場合、指FのX位置の算出に用いられる補正係数は、領域Aの補正係数よりも大きいものとなる。ここで、領域A〜Cは、例えば、配線電極Y2〜Y4の各々の検出領域に相当する。
図13は、指Fの近接位置の一検出方法を説明するフローチャートである。検出回路31は、まず、第1のセンサシート21および第2のセンサシート22の検出信号Gx、Gyに基づいて、第1の配線電極21x(X1〜X5)および第2の配線電極22y(Y1〜Y5)の各々の静電容量を検出する(ステップ101)。このステップでは、指Fの近接の有無の判定も行われる。
検出回路31は、指Fがキー配列体11に近接すると判定した場合、上述した重心計算により、指FのY位置を判定する(ステップ102)。そして、検出回路31は、指Fの近接位置が図12の領域Aにあるかどうか判定し、領域Aにあると判定した場合は、領域Aに対応する補正係数aを使用して指FのX位置を算出する(ステップ103、104)。
一方、指Fが領域Aにないと判定された場合、検出回路31は、指Fの近接位置が図12の領域Bにあるかどうか判定し、領域Bにあると判定した場合は、領域Bに対応する補正係数bを使用して指FのX位置を算出する(ステップ105、106)。さらに、指Fが領域Bにないと判定された場合、検出回路31は、指Fの近接位置が図12の領域Cにあると判定し、領域Cに対応する補正係数cを使用して指FのX位置を算出する(ステップ107)。
指FのX位置の算出は、例えば以下の式が使用される。
X=Xn+T(Ym) …(3)
上記(3)式において、「Xn」は、第1の配線電極21xの電極番号(X1〜X5)である。また、「T(Ym)」は、第2の配線電極22yの電極番号(Y1〜Y5)に対応するシフト量(T1〜T5)であり、上述の補正係数(例えばa、b、c、・・・)に相当する。
以上の説明は、領域A〜Cの3領域にキー配列体11の縦方向が区分された場合についての処理例である。領域数は上記の例に限られず、さらに多くの領域数で区分されてもよく、この場合、領域数に応じて上記処理が同様に実行される。また、上記の処理例に限られず、ステップ102において指FのY位置が特定された後、直ちにY位置に応じた補正係数を使用したX位置の算出を実行してもよい。
以上のようにして、第1の配線電極21x各々の静電容量と、第2の配線電極22y各々の静電容量と、各列における入力キー111の横方向へのシフト量とに基づいて、横方向および縦方向に沿った指Fの位置に関する信号を含む制御信号が生成される。これにより、指Fの近接位置に応じた所定の画像制御が実行される。
制御ユニット30は、指Fの近接位置を記憶する記憶部をさらに有していてもよい。この場合、指Fの近接位置の変化に基づいて、画面上でのカーソルの移動制御等が実行可能である。また、図2に示すように指Fを前後左右に移動させることで、画面スクロールや画面ズームなど、指Fの軌跡に応じてあらかじめ設定された画像制御(すなわちジェスチャ入力)が実現可能となる。
入力装置10は、操作信号S1と検出信号Gx、Gyとを各々独立して制御ユニット30へ出力してもよいが、入力操作モードに応じて各信号のうちいずれか一方のみを制御ユニット30へ出力するようにしてもよい。入力操作モードは、例えば表示部40の表示画面によって切り替えられてもよいし、キー配列体11の特定の入力キー111の入力操作によって切り替えられてもよい。
以上のように、本実施形態の情報処理装置1においては、検出対象であるユーザの指Fを静電的に検出する第1および第2の配線電極21x、22yが、入力キー111の間を縫うように引き回されている。そして、制御ユニット30は、各配線電極21x、22y各々の静電容量と、各列における入力キー111の横方向へのシフト量とに基づいて、指Fの近接位置に関する情報を含む制御信号を生成する。これにより、二次元平面内で非格子状に配列された複数の入力キー111の直上に近接する検出対象の正確な位置検出が可能となる。
また、本実施形態においては、第1の配線電極21x各々は、入力キー111の間を縫うように図12に示す斜め方向に引き回されている。これにより、第1の配線電極21x各々を相互に交差させることなく、入力キー111の間を引き回すことができる。
さらに、第1および第2の配線電極21x、22yは、第1および第2のセンサシート21、22でそれぞれ構成されている。これにより、各センサシート21、22をキー配列体11に装着したときに第1および第2の配線電極21x、22y各々を入力キー111の周囲の所定位置へ精度よく配置することができる。
一方、本実施形態では、センサシート21、22を用いて指Fの近接位置を静電的に検出するようにしているが、検出感度あるいは検出精度を向上させるために以下のような構成を有している。
(1)接続配線の配列間隔
上述のように、第1の配線電極21xは、端子部Cxを介して制御ユニット30へ電気的に接続される。このとき、各配線電極21xは、シート基材201の連結部201Bにおいて、接続配線210を介して端子部Cxに接続される(図5参照)。このとき、図14(A)に示すように、接続配線210を端子部Cxの配列間隔と同等の比較的狭い配線間隔で連結部201B上を引き回すよりも、図14(B)に示すように接続配線210を端子部Cxよりも広い配線間隔で連結部201B上を引き回す方が、指Fの検出精度の向上を図る上で有利である。
図15は、図14(A)、(B)に示す構成のセンサシートを用いたときの指の検出特性の一例を示すシミュレーション結果である。図中「■」は図14(A)に示すセンサシートに対応し、「▲」は図14(B)に示すセンサシートに対応する。図中、横軸は、配線電極21xの電極位置を示し、縦軸は、各配線電極21xの静電容量を示している。なお、シミュレーションソフトには、Ansoft社製「Maxwell3D」を用いた。シミュレーション条件としては、(A)の構成では、接続配線210の配線幅および配線間隔をいずれも0.5mmとし、(B)の構成では、接続配線210の配線幅を0.5mm、配線間隔を1.5mmとした。また、端子部Cxの幅および間隔は各々0.3mmとした。
図15に示すように、中央の電極位置(Rx)に指を近接させたときの検出ピークの半値幅が、(B)よりも(A)の方が大きい。これは、端子部Cxにおける接続配線210相互間のクロストークによるものと考えられる。したがって、接続配線210の配線間隔が広いほど、指の位置検出精度が高められる。すなわち、検出精度向上の観点からすると、接続配線210は連結部201Bの幅領域の全域にわたって配列されるのが好ましく、連結部201bの幅寸法は大きいほど好ましい。このような構成は、第2の配線電極22yの接続配線220に関しても同様である。
(2)接続配線の引き回し領域
接続配線210、220は、配線電極21x、22yと同様に、検出対象である人体の近接によってその静電容量が変化する。したがって、入力装置10を操作するユーザの手のひらや手首の近傍に接続配線210、220が存在すると、配線電極21x、22yによる検出精度の低下を引き起こす。そこで本実施形態では、接続配線210、220は、ユーザの手のひらや手首を避けるように引き回される。
図16(A)は、第1の配線電極21xの接続配線210が例えば入力装置10の筐体100の下縁(ユーザから見て手前側)に引き回され、ユーザの手のひらに対向している様子を示している。図16(B)は、接続配線210が例えば筐体100の上縁(ユーザから見て奥側)に引き回された、ユーザの手のひらと対向していない様子を示している。図17は、図16(A)、(B)に示すように、配線電極21xの中央の電極位置に指Fを近接させたときの各配線電極21xの検出特性を示しており、「■」は図16(A)に示す構成に対応し、「▲」は図16(B)に示す構成に対応する。図17に示すように、図16(A)の構成は、接続配線210と手のひらとの静電結合により各配線電極21xの容量値は大きいが、指Fの検出位置の精度が大きく低下することがわかる。これに対して、図16(B)の構成によれば、中央の電極位置で静電容量の検出ピークが現れ、指Fの検出精度を確保することができる。
本実施形態においては、図3および図6に示すように各接続配線210、220が引き回されている。このため、図18に示すように、入力装置10を操作するユーザの手指のホームポジションを避けるように各接続配線210、220を引き回すことができる。これにより、配線電極21x、22yによる指Fの検出位置精度の低下を抑えることができる。接続配線210、220の引き回し位置は、図18に示す入力装置10の右方位置に限られず、例えば左方位置でもよい。
(3)電極部の形状
上述のように、第1および第2の配線電極21x、22yは、電極部21xa、22yaと、配線部21xb、22ybとが交互に接続されることで形成される。ここで、電極部21xa、22yaは、指Fの検出感度を高めるために比較的大面積で形成されることが望ましいが、電極部の外形に尖鋭なエッジ部が存在すると、当該エッジ部において電界の集中が生じることで、隣接する配線電極との間でのクロストークが問題となる。そこで本実施形態では、電極部21xa、22yaに非尖鋭なエッジ部を形成し、尖鋭なエッジ部が存在することに起因する隣接電極間とのクロストークを抑えるようにしている。
一例として、図19および図20に、電極部22yaの電極形状とそのエッジ部の電界強度分布のシミュレーション結果とを示す。図19に示す電極形状では、電極部22yaのエッジ部E1が尖鋭に形成されているため、当該エッジ部E1における電界集中が起こり易い。これに対して図20に示す電極形状では、電極部22yaのエッジ部E2を非尖鋭な形状に形成したため、エッジ部の電界集中を緩和することができる。エッジ部の非尖鋭化は例えば、鋭角部の切除、エッジ部のR処理等が挙げられる。
図21および図22は、エッジ部の形状の相違による当該エッジ部近傍の電界強度および隣接電極間とのクロストークの大きさを比較して示す一シミュレーション結果である。各図において、「E1」は、図19に示す尖鋭なエッジ部E1を有する電極形状のサンプルに対応し、「E2」は、図20に示す非尖鋭なエッジ部E2を有する電極形状のサンプルに対応する。図21および図22の結果から明らかなように、電極部のエッジ部を非尖鋭化することで、当該エッジ部での電界集中を緩和でき、さらに隣接する配線電極との間のクロストークを抑制することができる。このような構成は、第1の配線電極21xの電極部21xaに関しても同様である。
(4)配線電極の交差部
本実施形態では、キー配列体11に対してマトリックス状に配置される第1および第2の配線電極21x、22yはそれぞれ、電極部21xa、22yaと配線部21xb、22ybとが交互の繰り返し接続された構成を有する。また、配線部21xb、22ybは、電極部21xa、22yaよりも細く形成されている。そして、各配線電極21x、22yとの交差領域は、各々の配線電極の配線部21xb、22ybで形成されている。これにより、第1の配線電極21xと第2の配線電極22yとの間のクロストークを抑制し、指Fの検出精度の低下を抑えることができる。
配線電極21x、22yの交差部の形状と当該電極間のクロストークとの関係を図23および図24に示す。図23(A)は、電極幅が一様な配線電極21x、22yの交差領域を示す。図23(B)、(C)は、(A)の配線電極21x、22yの交差面積を最小限にするための電極形状を示しており、(B)は電極21x、22yの交差部を三角形状にした例であり、(C)は電極21x、22yの交差部を配線部21xb、22ybで構成した例を示している。図24は、図23(A)〜(C)に示す電極構造のクロストークの大きさを比較して示しており、「A」は図23(A)、「B」は図23(B)、「C」は図23(C)の各電極構造にそれぞれ対応する。図24に示すように、A、B、Cの順で電極間のクロストークが小さくなる。すなわち、図23(C)に示す電極構造によれば、交差部近傍における電極間の対向面積を最も小さくできるため、クロストークを最小限に抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変更が可能である。
例えば以上の実施形態では、入力装置10をキーボードで構成したが、これに限られない。例えば操作ボタンが非格子状に配列された各種電子機器、例えば、ゲーム機のコントローラや携帯情報端末等にも本発明は適用可能である。
また、以上の実施形態では、各センサシート21、22に端子部Cx、Cyが形成され、これら端子部Cx、Cyを介して各配線電極21x、22yが制御ユニット30へ接続される。これに代えて、端子部Cx、Cyの形成位置に、制御ユニット30を構成する電子部品が直接実装されてもよい。
1…情報処理装置
10…入力装置
11…キー配列体
21、22…センサシート
21x、22y…配線電極
30…制御ユニット
31…検出回路
40…表示部
100…筐体
111…入力キー
201、202…シート基材
X1〜X5、Y1〜Y5…配線電極

Claims (7)

  1. 第1の方向に平行な入力キーの列が前記第1の方向と直交する第2の方向に複数配列され、一の列に属する前記入力キーが他の列に属する前記入力キーに対して前記第1の方向へシフトして配置されたキー配列を有するキー配列体と、
    前記キー配列体に装着され、前記入力キーが貫通する複数の孔を有し、前記第1の方向に間隔をおいて前記入力キーの間を各々引き回された複数の第1の配線電極を支持する第1のセンサシートと、
    前記キー配列体に装着され、前記入力キーが貫通する複数の孔を有し、前記入力キーの列間を縫うように前記第1の方向に沿って各々引き回された複数の第2の配線電極を支持する第2のセンサシートと、
    前記第1のセンサシートと前記第2のセンサシートとに電気的に接続され、前記第1の配線電極各々の静電容量と、前記第2の配線電極各々の静電容量と、各列における前記入力キーの前記第1の方向へのシフト量とに基づいて、前記第1の方向に沿った前記検出対象の位置に関する第1の信号と、前記第2の方向に沿った前記検出対象の位置に関する第2の信号とを含む制御信号を生成する制御ユニットと
    を具備し、
    前記複数の第1の配線電極は、前記第1の方向および前記第2の方向に対して斜めに交差する第3の方向に向かって各々引き回され、
    前記制御ユニットは、前記第2の方向に配列された複数の入力キーの列から選択された一つの列に属する各入力キーの位置を基準位置として設定された、前記複数の入力キーの他の列の前記基準位置からの前記第1の方向へのシフト量に対応する補正係数を用いて前記第1の方向に沿った検出対象の位置を判定する検出回路を有する
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記第1の配線電極は、
    前記第1の方向に隣接する、各列の前記入力キーの間に位置する第1の電極部と、
    各列の前記第1の電極部を個々に接続し前記第1の電極部よりも狭い配線幅で前記第3の方向に引き回された第1の配線部とを有する情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記第2の配線電極は、
    前記第2の方向に隣接する、各列の前記入力キーの間に位置する第2の電極部と、
    同一の列に属する前記第2の電極部を個々に接続し前記第2の電極部よりも狭い配線幅で前記第1の方向に引き回された第2の配線部とを有する情報処理装置。
  4. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記第2の電極部は、非尖鋭形のエッジ部を有する情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記キー配列体の前記第1の方向に関しての少なくとも一端側に配置され、前記第1の信号の処理に用いられる第1のダミー電極をさらに具備する情報処理装置。
  6. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記キー配列体の前記第2の方向に関しての少なくとも一端側に配置され、前記第2の信号の処理に用いられる第2のダミー電極をさらに具備する情報処理装置。
  7. 第1の方向に平行な入力キーの列が前記第1の方向と直交する第2の方向に複数配列され、一の列に属する前記入力キーが他の列に属する前記入力キーに対して前記第1の方向へシフトして配置されたキー配列を有するキー配列体と、
    前記キー配列体に装着され、前記入力キーが貫通する複数の孔を有し、前記第1の方向に間隔をおいて前記入力キーの間を各々引き回された複数の第1の配線電極を支持する第1のセンサシートと、
    前記キー配列体に装着され、前記入力キーが貫通する複数の孔を有し、前記入力キーの列間を縫うように前記第1の方向に沿って各々引き回された複数の第2の配線電極を支持する第2のセンサシートと、
    前記第1のセンサシートと前記第2のセンサシートとに電気的に接続され、前記第1の配線電極各々の静電容量と、前記第2の配線電極各々の静電容量と、各列における前記入力キーの前記第1の方向へのシフト量とに基づいて、表示画面に表示される画像の前記第1の方向および前記第2の方向に沿った動きを制御するための制御信号を生成する制御ユニットと
    を具備し、
    前記複数の第1の配線電極は、前記第1の方向および前記第2の方向に対して斜めに交差する第3の方向に向かって各々引き回され、
    前記制御ユニットは、前記第2の方向に配列された複数の入力キーの列から選択された一つの列に属する各入力キーの位置を基準位置として設定された、前記複数の入力キーの他の列の前記基準位置からの前記第1の方向へのシフト量に対応する補正係数を用いて前記第1の方向に沿った検出対象の位置を判定する検出回路を有する
    入力装置。
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