JP5543877B2 - 部分放電判別方法及び部分放電測定器 - Google Patents

部分放電判別方法及び部分放電測定器 Download PDF

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本発明の実施形態は、部分放電判別方法及び部分放電測定器に関する。
変圧器、リアクトル等の電力機器は高電圧導体を内蔵しており、この高電圧導体は絶縁体によって外部と絶縁されている。電力機器内部の高電圧導体と絶縁体との絶縁構成に、不良が発生している場合、この絶縁不良部で部分放電(以下、内部放電)が発生する場合がある。内部放電を放置すると絶縁不良部が進展し、重大な絶縁破壊を引き起こし、機器が破損する恐れがある。
絶縁不良部にて内部放電が発生しているか否かを検出する試験として、機器内部の巻線にその絶縁階級に応じた高電圧を印加し、機器と接続された部分放電測定器を用いて内部放電に起因する電気パルスを検出する部分放電試験がある。
部分放電試験時、例えば試験巻線の気中ブッシング近傍の高電界下にある、配管、足場等の外部構造物が十分に接地されておらず、浮遊静電容量を有している場合や、突起物を有しており電界が均一でない場合に、この外部構造物に対して部分放電(以下、外部放電)が発生する。
コンデンサ型気中ブッシングの試験端子に設置した検出インピーダンスに部分放電測定器を接続し、部分放電試験を行う場合、前述のように外部構造物に対して外部放電が発生すると、外部放電による電気パルスがコンデンサ型気中ブッシング試験端子の接地側から部分放電測定器に侵入することで、電気パルスが検出される。
特開2010−8309号公報
前述したように、部分放電試験時に部分放電測定器によって電気パルスが検出された場合、この電気パルスが内部放電に起因するものか外部放電に起因するものかを判別することが難しいという課題があった。
本発明の実施形態は、部分放電試験時に電力機器の内部において、内部放電が発生したか否かを判断することを可能とする、部分放電判別方法及び部分放電測定器を提供することを目的とする。
本発明の実施形態における部分放電判別方法は、部分放電試験電源により電力機器に電圧を印加するステップと、前記電力機器の試験端子に接続する検出インピーダンスに設置された部分放電測定器により電流値を検出するステップと、前記電力機器に隣接した外部構造物を覆うシールドの接地線に設置されたCTにより電流値を検出するステップと、前記部分放電測定器により検出された電流値と前記CTにより検出された電流値とを比較し、前記部分放電測定器に電気パルスが検出され、前記CTに電気パルスが検出されない場合、内部放電が発生したと判断するステップとを備えることを特徴とする。
本発明の実施形態における部分放電測定器は、前記検出インピーダンスを流れる電流値と、前記電力機器の外部構造物を覆うシールドの接地線に設置されたCTにより検出された電流値とから、前記検出インピーダンスに電気パルスが流れ、前記CTでは電気パルスが検出されないと判断した場合に、警報出力手段に警報を表示させる警報通知を出力する判断手段を備えることを特徴とする部分放電測定器。
第1の実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の構成を示す図。 第1の実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の等価回路を示した図。 第2の実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の等価回路を示した図。 第3の実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の等価回路を示した図。 第4の実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の等価回路を示した図。
本発明の実施形態における外部放電判別方法について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の外部放電判別方法について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の構成を示す図である。
電力機器24は巻線9と、巻線9を覆うタンク13と、巻線9と接続する導体12と、導体12を覆い、タンク13と接続するコンデンサ型気中ブッシング1と、コンデンサ型気中ブッシング1と接続するブッシングシールド11と、コンデンサ型気中ブッシング1に設置された試験端子2と、タンク13に接続する外部構造物5と、外部構造物5を覆うシールド6とから構成される。ここで、巻線9の一端及びタンク13は夫々、接地されている。
また、接地された部分放電試験電源14をブッシングシールド11に接続し、検出インピーダンス3及び部分放電測定器4を試験端子2に接続し、高周波CT7を電界緩和用のシールド6の接地線に接続する。
部分放電測定器4は、検出インピーダンス3に通電される電荷量を測定し、高周波CT7はシールド6の接地線に通電される電流値を測定している。
次に、本実施形態の外部放電判別方法の作用について図2を用いて説明する。図2は、図1の本実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の等価回路を示した図である。
電力機器24は、内部回路17と外部回路10とに分けられ、内部回路17は、Lt17−1、静電容量17−2、17−3とみなすことができ、外部回路10は、静電容量10−1、10−2とみなすことができる。また、外部放電が発生した場合の電気パルスの伝播経路を外部伝播経路15、内部放電が発生した場合の電気パルスの伝播経路を内部伝播経路16としている。また、外部構造物5を覆うシールド6への外部放電時の静電容量を浮遊静電容量8としている。
以下、本実施形態の部分放電判別方法を適応した電力機器構成において外部放電27が発生した場合と内部放電26が発生した場合について説明する。
(外部放電27が発生した場合)
外部構造物5を覆うシールド6に対して外部放電が発生した場合、電気パルスは外部伝播経路15に沿って伝播される。このとき、高周波CT7及び部分放電測定器4において電気パルスが検出される。また、高周波CT7で検出される電気パルスと部分放電測定器4により検出される電気パルスとは、同期された異極性の電気パルスである。
(内部放電26が発生した場合)
静電容量17−3に内部放電が発生した場合、電気パルスは内部伝播経路16に沿って
伝播される。このとき、部分放電測定器4により電気パルスが検出され、高周波CT7に
より電気パルスは検出されない。ここで、高周波CT7により電気パルスが検出されない
のは、浮遊静電容量8はコンデンサ型気中ブッシング1の静電容量17−、17−
比べ、極めて小さいためである。
次に、本実施形態の外部放電判別方法について説明する。
電力機器に対し、部分放電試験電源により高電圧を印加する。
次に、コンデンサ型気中ブッシング1の試験端子2に接続した部分放電測定器4で検出される電気パルスと、シールド6の接地線に設置された高周波CT7で検出される電気パルスを監視する。
次に、部分放電測定器4と高周波CT7とにより検出された電気パルスが、同時刻に検出され、極性が異なると判断された場合、その電気パルスが外部放電に起因するものであると判断する。部分放電測定器4で電気パルスが検出された場合、その電気パルスが内部放電に起因するものであると判断する。
本実施形態によれば、外部構造物5を覆うシールド6の接地線に高周波CT7を設置し、部分放電が発生した際、この高周波CT7と、コンデンサ型気中ブッシング1の試験端子2に設置された部分放電測定器4とにより検出される電気パルスを比較することにより、部分放電が外部放電及び内部放電のいずれに起因するかを判断することが可能である。
なお、部分放電測定器4が図示しない判断部と警報出力部とを備え、部分放電測定器4により電気パルスが検出され、高周波CT7により電気パルスが検出されていないと判断部が判断し、この判断部が警報出力部に内部放電が発生している旨の警報通知を出力することで、作業員は内部放電が発生したことを容易に認識することが可能となる。
ここでの警報出力部はモニタ等として、部分放電測定器4の外部に設けられても良い。つまり、部分放電測定器4は、作業員が使用するモニタと接続され、判断部はそのモニタである警報出力部に警報通知を出力する。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態における外部放電判別法について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の等価回路を示した図である。第1の実施形態の図2と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施形態が第1の実施形態の図2と異なる点は、パルスカウンタ18、19、減算器20を追加している点である。
パルスカウンタ18は、部分放電測定器4が電気パルスを検出した回数をカウントし、パルスカウンタ19は、高周波CT7が電気パルスを検出した回数をカウントする。夫々のパルスカウンタ18、19が電気パルスを検出した回数をカウントする方法は、部分放電測定器4、高周波CT7が検出した電流パルスの波高値が、事前に設定された値を超えたことを1カウントとしている。
減算器20は、パルスカウンタ18、19の夫々によってカウントされたカウント値の減算を行う。
次に、本実施形態の外部放電判別方法について説明する。
電力機器に対し、部分放電試験電源により高電圧を印加する。
次に、コンデンサ型気中ブッシング1の試験端子2に接続した部分放電測定器4が検出する電気パルスの回数をパルスカウンタ18がカウントする。
また、シールド6の接地線に設置された高周波CT7により検出される電気パルスの回数をパルスカウンタ19がカウントする。
次に、パルスカウンタ18、19の夫々によりカウントされたカウント値を減算器20が減算する。
次に、減算器20によって減算された減算値が0でない場合、内部放電が発生していると判断し、減算値が0である場合は、内部放電が発生していないと判断する。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、部分放電測定器4及び高周波CT7の夫々により検出される電気パルスの回数をパルスカウンタ18、19によりカウントし、両者のカウント値を減算器20により減算することで、内部放電が発生しているか否かを判断することができる。つまり、減算器20によって減算された減算値が0でない場合は、内部放電が発生していると判断でき、減算値が0である場合は、内部放電が発生していないと判断することが可能である。
なお、本実施形態のパルスカウンタ18、19が電気パルスを検出した回数をカウントする方法を、部分放電測定器4、高周波CT7が検出した電気パルスの波高値が、事前に設定された値を超えたことを1カウントとしているが、電気パルスの検出回数をカウントできる方法であれば問題なく、その方法は利用者が任意に設定可能である。
また、部分放電測定器4が図示しない判断部と警報出力部とを備え、減算部20により減算された減算値が、0でないと判断部が判断し、この判断部が警報出力部に内部放電が発生している旨の警報通知を出力することで、作業員は内部放電が発生したことを容易に認識することが可能となる。
ここでの警報出力部はモニタ等として、部分放電測定器4の外部に設けられても良い。つまり、部分放電測定器4は、作業員が使用するモニタと接続され、判断部はそのモニタである警報出力部に警報通知を出力する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態における外部放電判別方法について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の外部放電判別方法を適応した電力機器と周辺機器の等価回路を示した図である。第1の実施形態の図2と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、部分放電測定器4の検出インピーダンス3に高周波CT7により検出した電気パルスを入力する回路を備える点である。つまり、高周波CT7の2次出力側と検出インピーダンス3とを接続点A、A´で接続し、高周波CT7からの電気パルスを外部伝播経路21にて伝播させている。
上述した構成において、内部放電が発生した場合、第1の実施形態と同様に、内部伝播経路16により電気パルスが伝播され、部分放電測定器4にて電気パルスが検出される。
外部放電が発生した場合、電気パルスは外部伝播経路15にて伝播されると共に、高周波CT7にて検出された電気パルスも外部伝播経路21にて伝播される。外部伝播経路15による伝播される電気パルスと外部伝播経路21により伝播される電気パルスとは、検出インピーダンス3では電流の向きが逆であり、同期されているため、打ち消される。
すなわち、検出インピーダンス3に設置された部分放電測定器4により検出される電気パルスの波高値は、内部放電時に検出される電気パルスより小さくなる。
次に、本実施形態の部分放電判別方法について説明する。
電力機器に対し、部分放電試験電源により高電圧を印加する。
コンデンサ型気中ブッシング1の試験端子に接続した部分放電測定器4で検出された電気パルスの波高値を監視する。
次に、電気パルスの波高値が、事前に設定された内部放電値以上であった場合は、内部放電が発生していると判断し、事前に設定された外部放電値以上であった場合は、外部放電が発生していると判断する。
ここで、内部放電値は、内部放電時に部分放電測定器4にて検出される電気パルスの大きさより小さく、外部放電時に部分放電測定器4にて検出される電気パルスの大きさより大きい値である。外部放電値は、外部放電時に部分放電測定器4にて検出される電気パルスの大きさより小さく、0以上の値である。
本実施形態によれば、部分放電測定器4の検出インピーダンス3に高周波CT7により検出した電気パルスを入力する回路を備えることにより、外部放電が発生した場合に部分放電測定器4により検出される電気パルスの波高値が、内部放電が発生した場合より小さくなる。そのため、電気パルスの大きさを監視することにより、内部放電及び外部放電の何れが発生しているかを判断することが出来る。
なお、高周波CT7の1次入力側と2次出力側のCT比を1:1とすることによって、外部伝播経路15及び外部伝播経路21により伝播される電気パルスは打ち消され、外部放電時に部分放電測定器4にて検出される電気パルスの波高値は0となり、より外部放電と内部放電とを判別し易くなる。
また、外部放電時に部分放電測定器4にて検出される電気パルスの波高値を任意に変更可能とするため、高周波CT7にCT比を変更できるCT比変更部を設け、電気パルスの波高値を設定することにより、精度良く外部放電と内部放電とを判別することが可能である。
また、部分放電測定器4が図示しない判断部と警報出力部とを備え、部分放電測定器4により検出された電気パルスの波高値が、上述した内部放電値を超えたことを判断部が判断し、この判断部が警報出力部に内部放電が発生している旨の警報通知を出力することで、作業員は内部放電が発生したことを容易に認識することが可能となる。
ここで、警報出力部は部分放電測定器4の外部に設けられても良い。つまり、部分放電測定器4は、作業員が使用するモニタ等と接続され、判断部はそのモニタである警報出力部に警報通知を出力する。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態における外部放電判別方法について図5を用いて説明する。本実施形態は、第3の実施形態の外部放電判別方法を実施する以前に、高周波CT7のCT比を補正している。図5は、CT比補正時の電力機器と周辺機器の等価回路を示した図である。
本実施形態が第1の実施形態の図2と異なる点は、高周波CT7の2次出力側にパルス発生器22を接続し、さらに高周波CT7に電圧計28を設置し、検出インピーダンス3に電圧計29を設置している点である。また、高周波CT7は、CT比を変更するCT比変更手段25を備えている。
パルス発生器22は、高周波CT7に電圧パルスを印加し、電圧計28は、このとき印加された電圧パルスによって流れる電気パルスを検出する。CT比変更手段25は、高周波CT7の1次入力側と2次出力側とのCT比を変更する。
次に、本実施形態の外部放電判別方法について説明する。
パルス発生器22により、高周波CT7に電圧パルスを印加する。
次に、パルス発生器22により印加された電圧パルスによって生じた電気パルスを電圧計28及び電圧計29にて検出する。
次に、CT比変更手段25を用いて、高周波CT7の1次入力側と2次出力側とのCT比を、電圧計28にて検出された電気パルスの波高値と、電圧計29にて検出された電気パルスの波高値との比とする。
以降、第3の実施形態と同様の動作を行うため、説明は省略する。
本実施形態によれば、高周波CT7にパルス発生器22から電圧パルスを印加し、電流計28及び電圧計29により検出された電気パルスの波高値に基づいて、高周波CT7のCT比を決定し、そのCT比を用いて第3の実施形態と同一の動作を行うことで、外部放電が発生した場合に部分放電測定器4により測定される電気パルスは0となる。そのため、内部放電が発生した場合のみ部分放電測定器4には電気パルスが検出されるため、容易に内部放電が発生したことを判別することが可能となる。
なお、本実施形態では、電圧計28、29を用いたが、電圧計に代えて、電流値を測定する電流計等の電気量測定器を用いても良い。この場合も同様に、CT比変更手段25を用いて、高周波CT7の1次入力側と2次出力側とのCT比を、両者の電流計にて検出された電気パルスの波高値とする。
本発明に係る実施形態によれば、部分放電試験時に電力機器の内部において、内部放電が発生したか否かを判断することが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…コンデンサ型気中ブッシング
2…試験端子
3…検出インピーダンス
4…部分放電測定器
5…外部構造物
6…シールド
7、23…高周波CT
8…浮遊静電容量
9…巻線
10…外部回路
11…ブッシングシールド
12…導体
13…タンク
14…部分放電試験電源
15、21…外部伝播経路
16…内部伝播経路
17…内部回路
18、19…パルスカウンタ
20…減算器
22…パルス発生器
24…電力機器
25…CT比変更部
26…内部放電
27…外部放電
28、29…電流計

Claims (7)

  1. 部分放電試験電源により電力機器に電圧を印加するステップと、
    前記電力機器の試験端子に接続する検出インピーダンスに設置された部分放電測定器により、前記検出インピーダンスの電荷量を測定するステップと、
    前記電力機器に隣接した外部構造物を覆うシールドの接地線に設置されたCTにより電気量を測定するステップと、
    前記部分放電測定器により測定された電荷量と前記CTにより測定された電気量とを比較し、前記部分放電測定器により電気パルスが検出され、前記CTにより前記電気パルスと略同時刻に電気パルスが検出されない場合、前記電力機器内に内部放電が発生したと判断するステップとを備える
    ことを特徴とする部分放電判別方法。
  2. 部分放電試験電源により電力機器に電圧を印加するステップと、
    前記電力機器の試験端子に接続する検出インピーダンスに設置された部分放電測定器により検出された電気パルス数をカウントするステップと、
    前記電力機器に隣接した外部構造を覆うシールドの接地線に設置されたCTにより検出された電気パルス数をカウントするステップと、
    前記部分放電測定器により検出された電気パルス数と、前記CTにより検出された電気パルス数とを比較し、前記部分放電測定器により検出された電気パルス数と前記CTにより検出された電気パルス数とが異なる場合は、内部放電が発生したと判断するステップとを備える
    ことを特徴とする部分放電判別方法。
  3. 部分放電試験電源により電力機器に電圧を印加するステップと、
    前記電力機器の試験端子と、前記電力機器の外部構造物を覆うシールドの接地線に設置されたCTの2次出力側とに接続された検出インピーダンスに設置された部分放電測定器により、前記検出インピーダンスの電荷量を測定するステップと、
    前記部分放電測定器により電気パルスが検出され、事前に設定された内部放電値以上の大きさである場合、内部放電が発生したと判断するステップとを備える
    ことを特徴とする部分放電判別方法。
  4. 前記CTに接続されたパルス発生器により電力機器に電圧パルスを印加するステップと、
    前記CTに接続された第1の電気量測定手段により電気量を測定するステップと、
    前記検出インピーダンスに接続された第2の電気量測定手段により電気量を測定するステップと、
    前記第1の電気量測定手段により検出された電気パルスの波高値と、前記第2の電気量測定手段により検出された電気パルスの波高値との比を、前記CTの1次入力側と2次出力側とのCT比とするステップを備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の部分放電判別方法。
  5. 電力機器の試験端子に接続された検出インピーダンスに設置された部分放電測定器において、
    前記検出インピーダンスの電荷量と、前記電力機器の外部構造物を覆うシールドの接地線に設置されたCTにより検出された電流値とに基づいて、前記検出インピーダンスにより電気パルスが検出され、前記CTにより電気パルスが検出されないと判断した場合に、警報出力手段に警報を表示させる警報通知を出力する判断手段を備える
    ことを特徴とする部分放電測定器。
  6. 電力機器の試験端子に接続された検出インピーダンスに設置された部分放電測定器において、
    前記検出インピーダンスを流れる電気パルス数をカウントする第1のパルスカウンタと、
    前記電力機器の外部構造物を覆うシールドの接地線に設置されたCTにより検出された電気パルス数をカウントする第2のパルスカウンタと、
    前記第1のパルスカウンタによりカウントされた電気パルス数と前記第2のパルスカウンタによりカウントされた電気パルス数とを減算する減算器と、
    前記減算器によって減算された値が0であるか否かを判断し、0でないと判断した場合、警報出力手段に警報を表示させる警報通知を出力する判断手段とを備える
    ことを特徴とする部分放電測定器。
  7. 電力機器の試験端子と、前記電力機器の外部構造物を覆うシールドの接地線に設置されたCTの2次出力側とに接続された検出インピーダンスに設置された部分放電測定器において、
    前記検出インピーダンスに事前に設定された内部放電値以上の電気パルスが流れたと判断した場合に、警報出力手段に警報を表示させる警報通知を出力する判断手段とを備える
    ことを特徴とする部分放電測定器。
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