JP5542964B2 - 複数リンクの回復のための時間の低減 - Google Patents

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Description

ここに記載の実施例は、通信の分野に関する。特に、実施例は、無線ネットワークにおいて複数のリンクを回復するための時間量を低減する方法、装置及びシステムに関する。
複数のビームフォーミングされた通信リンクを用いた無線パーソナルエリア(PAN)ネットワークの実施例 局の移動が無線ネットワークにおける複数のリンクにどのように影響を及ぼし得るかを示す図 無線ネットワークにおいて複数のビームフォーミングされたリンクを回復するための時間量を低減し得る装置の実施例 無線ネットワークにおいて複数のリンクを回復するための時間量を低減し得る装置の別の実施例 或る実施例によるアンテナにより提供される複数のアンテナセクタ アンテナアレイの部分 デバイスが他のデバイスとのビームフォーミング処理の一部として複数の順方向送信セクタスイーピングフレームをどのように送信し得るかを示す図 デバイスが他のデバイスとのビームフォーミング処理の一部として複数の逆方向送信セクタスイーピングフレームをどのように送信し得るかを示す図 複数の順方向送信セクタスイープを使用した複数リンクの回復処理 単一の順方向送信セクタスイープを使用した複数リンクの回復処理 単一の順方向送信セクタスイープを使用したものに対する複数の順方向送信セクタスイープを使用した複数リンクの回復処理の間のオーバーヘッド回復時間の差を示す図 無線ネットワークにおいて複数のリンクを回復するための時間量を低減する方法
実施例の態様は、以下の詳細な説明を読み、添付図面を参照することにより明らかになる。添付図面において、同様の符号は同様の要素を示す。
以下は、添付図面に示す実施例の詳細な説明である。明細書は、実施例を明確に伝える程度に詳細にされている。しかし、提供される詳細の程度は、実施例の予想される変形を限定することを意図しない。これに対して、特許請求の範囲に記載の実施例の要旨及び範囲に従った全ての変更、均等及び置換をカバーすることを意図する。
パーソナルコンピュータ、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:personal digital assistant)のような電子デバイスは、相互に通信するため及び周辺デバイスと通信するため、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN:Wireless Personal Area Network)及び無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)標準を使用してもよい。複数の標準は、どのようにWPAN及びWLANが構成されて動作し得るかを規定している。例示の標準は、Bluetooth(R)(BT)1.2、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)標準802.15.3及びIEEE802.11標準である。
以下の明細書は、ビームフォーミング(BF:beamforming)のスループットの用語を使用する。ビームフォーミングは、一般的に無線通信デバイスから送信された放射電磁波を空間的に形成するために複数のアンテナ素子を使用する技術として解釈されてもよい。通信デバイスは、受信デバイスにエネルギーを集中させるために、収束させるために又は“ビーム”するために、様々な異なる方法のうちいずれか1つを使用してもよい。通信デバイスは、例えば、アンテナアレイの個々のアンテナ素子からの送信信号の振幅及び位相を調整又は操作することにより、送信エネルギーを集中させてもよい。同様に、受信デバイスは、アンテナアレイの1つ以上の異なるアンテナ素子を操作し、受信信号を収束させてもよい。このようなビームフォーミング動作は、送信及び受信デバイスがビームの形状及び方向を最適化するためにチャネルサウンディング(channel sounding)を実行することを必要としてもよい。
一般的に言えば、無線ネットワークにおいて複数のビームフォーミングされたリンクを回復するための時間量を低減する方法、装置及びシステムが検討される。システムの実施例は、例えば、無線通信機能(統合無線ネットワークカード等)を備えた移動計算デバイス(ラップトップ等)でもよい。ラップトップのネットワークカードは、1つ以上のビームフォーミング技術を使用して様々な種類のフレームデータを送信及び受信してもよい。
複数の局又は無線通信デバイスとのリンクを確立し、複数のビームフォーミングされたリンクを生成するためにビームフォーミング技術を使用してリンクの様々なパラメータを調整する際に、ラップトップは、リンク品質又は強度が複数のリンクで劣化していることを検知してもよい。例えば、ラップトップは、リンクが実質的に弱くなっていること又はリンクが完全に切断されたことを検知してもよい。複数の順方向送信セクタスイープを使用して新たなリンクを再確立しなければならないのではなく、ここに記載のラップトップの実施例は、代わりに単一の順方向送信セクタスイープ(FWD-TXSS:forward-transmission sector sweep)を送信してもよい。ラップトップに前にリンク接続されていた他の局は、局とラップトップとの間のリンクの劣化又はロスを検出し、単一のFWD-TXSSを監視し始めてもよい。受信デバイスは、複数の順方向送信セクタスイープを必要とすることなく、ラップトップとのビームフォーミングされたリンクを再確立するために、順次に逆方向送信セクタスイープ(REV-TXSS:reverse-transmission sector sweep)をそれぞれ実行してもよい。
方法の実施例は、複数リンク局がそれぞれ複数リンク局と第1の局と第2の局との間の第1及び第2のリンクの劣化を検出することを含んでもよい。第1及び第2のリンクは、無線ネットワークのビームフォーミングされたリンクを有する。第1及び第2のリンクの劣化を検出したことに応じて、方法の実施例はまた、複数リンク局が順方向スイープの複数のフレームを複数のセクタに送信することを含んでもよい。複数フレームの各フレームは、第1の局の宛先アドレスと第2の局の宛先アドレスとを有する。この方法はまた、複数リンク局が第1のフィードバックフレームを第1の局に送信し、第2のフィードバックフレームを第2の局に送信することを含み、各フィードバックフレームは、第1及び第2の局による逆方向スイーピングの応答フレームである。逆方向スイーピングの応答フレームは、複数リンク局が順方向スイープの複数のフレームを送信したことに応じる。
装置の第1の実施例は、受信機と、アンテナに結合された送信機と、受信機及び送信機に結合されたプロセッサモジュールとを有してもよい。送信機は、アンテナの周辺で複数のセクタにおいてセクタスイープのフレームを選択的に送信するように構成される。プロセッサモジュールは、受信機と2つの局との間の2つの無線リンクの劣化を検出すると、送信機がセクタスイープのフレームを送信することを可能にする。2つのリンクのそれぞれは、ビームフォーミングされた無線リンクを有する。プロセッサはまた、送信機が逆方向スイープの2つのフレームに応じて2つのフィードバックフレームを送信することを可能にする。逆方向スイープの2つのフレームのそれぞれは、セクタスイープに応じて2つの局のそれぞれから順次に送信される。
装置の別の実施例は、受信機と、アンテナに結合された送信機と、受信機及び送信機に結合されたプロセッサとを有してもよい。送信機は、アンテナの周辺で複数のセクタにおいて逆方向スイープのフレームを選択的に送信するように構成される。プロセッサは、受信機と局との間のビームフォーミングされた無線リンクの劣化を検出すると、受信機がセクタスイープのフレームを受信することを可能にする。プロセッサはまた、送信機がセクタスイープのフレームの受信に応じて逆方向スイープのフレームを送信することを可能にする。更に、プロセッサは、セクタスイープのフレームの宛先アドレスの順序に基づいて、いつ逆方向スイープのフレームを送信するかを判定する。
システムの実施例は、アンテナアレイと、アンテナアレイに結合されたビームフォーミングモジュールと、ビームフォーミングモジュールに結合された送信機及び受信機と、受信機及び送信機に結合されたプロセッサとを有してもよい。ビームフォーミングモジュールは、アンテナの周囲の複数のセクタにセクタスイープのフレームを送信するためにアンテナアレイを操作する。ビームフォーミングモジュールは、複数のセクタのうち単一のセクタに単一のフレームを送信するためにアンテナアレイを操作するように構成される。プロセッサは、受信機と2つの局との間の2つのビームフォーミングされた無線リンクの劣化を検出すると、送信機がセクタスイープのフレームを送信することを可能にする。プロセッサはまた、逆方向スイープの2つのフレームに応じて送信機が2つのフィードバックフレームを送信することを可能にする。逆方向スイープの2つのフレームのそれぞれは、セクタスイープに応じて2つの局のそれぞれから順次に送信される。
ここに開示の様々な実施例は、様々な用途で使用されてもよい。或る実施例は、様々なデバイス及びシステム(例えば、送信機、受信機、トランシーバ、送受信機、無線通信局、無線通信デバイス、無線アクセスポイント(AP)、モデム、無線モデム、パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)デバイス、ハンドヘルドPDAデバイス、ネットワーク、無線ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線LAN(WLAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、無線MAN(WMAN)、広域ネットワーク(WAN)、無線WAN(WWAN)、既存のIEEE802.16e、802.20、3GPP LTE(Long Term Evolution)等及び/又は将来のバージョン及び/又は派生及び/又は前述の標準のLTE(Long Term Evolution)に従って動作するデバイス及び/又はネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、無線PAN(WPAN)、前述のWLAN及び/又はPAN及び/又はWPANネットワークの一部であるユニット及び/又はデバイス、一方向及び/又は双方向無線通信システム、セルラ無線電話通信システム、セルラ電話、無線電話、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、無線通信デバイスを組み込んだPDAデバイス、MIMO(Multiple Input Multiple Output)トランシーバ又はデバイス、SIMO(Single Input Multiple Output)トランシーバ又はデバイス、MISO(Multiple Input Single Output)トランシーバ又はデバイス、MRC(Multi Receiver Chain)トランシーバ又はデバイス、“スマートアンテナ”技術又は複数アンテナ技術を有するトランシーバ又はデバイス等)と共に使用されてもよい。
或る実施例は、1つ以上の種類の無線通信信号及び/又はシステム(例えば、無線周波数(RF)、赤外線(IR)、周波数分割多重(FDM)、直交FDM(OFDM)、直交周波数分割多元アクセス(OFDMA)、時分割多重(TDM)、時分割多元アクセス(TDMA)、E-TDMA(Extended TDMA)、符号分割多元アクセス(CDMA)、マルチキャリア変調(MDM)離散マルチトーン(DMT)、Bluetooth(RTM)、ZigBee(TM)等)と共に使用されてもよい。実施例は、様々な他の装置、デバイス、システム及び/又はネットワークで使用されてもよい。
図面を参照すると、図1Aは、リンクが失われた場合又は劣化した場合に複数のリンクを回復するための時間量を低減し得る局を有する、複数のビームフォーミングされた通信リンクを有するWPAN100の実施例を示している。例えば、WPAN100の1つ以上の局は、60ギガヘルツ(GHz)帯域を介して通信し、1つ以上のビームフォーミング技術を使用してもよい。ビームフォーミング技術を使用してネットワーク局にデータを送信し、ネットワーク局からデータを受信するために、様々な種類のローカルエリアネットワークが様々な例示の実施例で使用されてもよいことが分かる。例えば、別の実施例では、WPAN100は、代わりにIEEE802.11ネットワーク、WLAN、GPRS(general packet radio service)ネットワーク、GSM(global system for mobile communication)ネットワーク、CDMA(code division multiple access)ネットワーク、Bluetooth(R)ネットワーク、又はビームフォーミングされた通信リンクを使用する他の適切な無線ネットワークを有してもよい。
図1Aに示すように、WPAN100は、WPAN100の他の局と複数の通信リンク(106、107、108及び109)を有する第1の局101を含む。図1Aに示す実施例では、局100は、リンク106を介して局102に接続され、リンク107を介して局103に接続されたラップトップを有する。局100はまた、リンク108を介して局104に接続され、リンク109を介して局105に接続される。局102、103、104及び105は、それぞれモニタ、ハードディスクドライブ、光記憶デバイス及びプリンタを有し、各周辺デバイスは無線通信機能を有する。例えば、WPAN100は、ユーザがラップトップを介して局104のDVD(digital versatile disc)から映画を再生し、モニタ(局102)でビデオコンテンツを表示するホームネットワーキング環境のネットワークを有してもよい。無線ネットワークにおけるデバイスの種類は、実施例によって変化し、図1Aに図示しない他の種類のデバイスを含んでもよい。例えば、多くの実施例は、アクセスポイント(AP)である局を有してもよい。
WPAN100の局は、例えば局101により提供されてもよい共通の協調機能によってセル内に提供されたネットワーク局を有してもよい。換言すると、局のうち1つ(局101等)は、無線媒体へのアクセスを制御することにより、局101、102、103、104及び105の間の通信を協調させるネットワークコーディネータ(PCP(Piconet Coordinator Point)等)として動作してもよい。ネットワークコーディネータとして動作する場合、局101は、通信が行われるビーコン間隔の長さを示すビーコンフレームをブロードキャストしてもよい。ビーコンフレームは、WPAN100の様々な局により受信されてもよく、これにより、いつ次のビーコン間隔が生じるかを局に通知してもよい。或る実施例では、次のビーコン間隔は、ビーコン送信により識別されてもよい。
局101、102、103、104及び105は、局が通信してもよい他のデバイス及び/又はネットワークに接続されてもよいことが分かる。更に、図1AはWPAN100内に5つの局のみを示しているが、別の実施例は、5つより多い又は少ない局を含んでもよいことが分かる。説明するように、WPAN100の局のうち1つ以上は、リンクが失われた場合又は劣化した場合、リンクを回復するための時間量を低減し、WPAN100の性能を改善してもよい。
WPAN100の局のうち1つ以上は、複数のアンテナセクタを介して他の局と通信するために、アンテナアレイ又は場合によっては複数のアンテナアレイを利用してもよい。WPAN100の局は、様々な異なる方向又はセクタに送信エネルギーを集中させて送信する1つ以上のビームフォーミング(BF:beamforming)技術をサポートしてもよい。BFは、一対の局が次の通信のために所望のリンク予算(link budget)を実現することを可能にする。ビームフォーミングの概念を詳細に示し、リンクが劣化した場合にどのように実施例が複数のビームフォーミングされたリンクを回復するための時間量を低減し得るかについて準備するために、簡単に図2A及び2Bに進む。
図2Aは、或る実施例に従って局のアンテナアレイにより提供された複数のアンテナセクタ201-212を示している。例えば、WPAN100の局のそれぞれは、アンテナセクタの1つで信号を選択的に送信するために、アンテナアレイを使用してもよい。換言すると、局のアンテナアレイは、1方向(アンテナセクタ203の方向等)に送信中に送信エネルギーを集中させてもよく又は向けてもよく、そして、アンテナ素子を操作し、送信エネルギーを異なる方向(アンテナセクタ204の方向等)に集中させてもよく又は向けてもよい。
図2Aは、単一の実施例について12個のアンテナセクタ(201-212)のみを示しているが、別の実施例は、少ない数又は多くの数のアンテナセクタを備えたビームフォーミングをサポートしてもよい。例えば、或る実施例では、アンテナアレイは、24個の異なるセクタ、48のセクタ又はそれ以上のアンテナセクタに送信エネルギーを集中させることができてもよい。更に、無線ネットワークの局は、同じ数のアンテナセクタを使用してそれぞれの通信することを必要としない。例えば、局105が12個のアンテナセクタのみでフレームを送信可能である場合に、局101は48個のセクタを介してフレームを送信することができてもよい。
図2Bは、或る実施例によるアンテナアレイの部分222を示している。これらの実施例では、部分222は、WPAN100の局のアンテナアレイの一部でもよい。例えば、部分222は、1つ以上のビームフォーミング技術を利用して、図2Aのアンテナセクタ201-204内で、又は場合によっては実施例に応じて201-212内で、ミリメートル波信号を送信及び受信するように構成された複数のアンテナ素子(224-239)を有してもよい。複数のアンテナ素子224-239は、高い利得を提供し、送信エネルギーのビーム幅及びビーム方向がアナログ又はデジタル領域で信号処理技術により制御されることを可能にし得る。これらの実施例では、アンテナアレイは、アンテナ素子224-239の間の所定の空間を備えたフェーズドアレイとして動作してもよい。
或る実施例では、WPAN100の局は、アンテナセクタ201-212の各アンテナセクタで選択的に送信するように構成されてもよい1つ以上のアンテナアレイを利用してもよい。1つ以上のセクタでデータを選択的に送信するために使用されるアンテナ素子の数は、方向及び実施例に基づいて異なってもよい。例えば、或る実施例では、各アンテナセクタ毎に少なくとも2つのアンテナ素子が使用されてもよい。他の実施例は、アンテナセクタのそれぞれで送信するために4つ以上のアンテナ素子を使用してもよい。或る実施例では、アンテナアレイは、アンテナセクタのうち1つ以上で送信するように構成可能な64個以上のアンテナ素子を有してもよい。
部分222は、1センチメートル(cm)四方内にあるものとして示されているが、別の実施例は、異なる形状及び異なる寸法を有するアンテナアレイを使用してもよい。例えば、局の1つの別の実施例は、1つのアンテナアレイが局のそれぞれの側にある4つのアンテナアレイを使用してもよい。別の実施例では、アンテナアレイのそれぞれは、概して円の形状に構成されて、特定のアンテナアレイに関連する局のそれぞれの側から複数のセクタ(それぞれ5つの異なるセクタ等)でデータを送信するように構成された9個のアンテナ素子を有してもよい。更に、別の実施例では、局は、1つの局と通信するために1つのアンテナアレイを使用するが、他の局と通信するために局の異なる側にある他のアンテナアレイを使用してもよい。
図1Aに戻ると、局101、102、103、104及び105の1つ以上は、ビームフォーミングの従来のサポートを提供してもよい。局は、一般的に特定の標準(例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)標準802.15.3c)を使用することにより、従来のサポートを提供してもよい。換言すると、局101、102、103、104及び105の1つ以上は、WiGig又はWGA(Wireless Gigabit Alliance)、WirelessHD(R)、ECMA(European Computer Manufacturers Association)のようなアライアンス、組織又はグループにより採用された標準に準拠し、BFプロトコルにより使用される専用のBFフレームの送信を通じてBFを実行してもよい。
ビームフォーミングのために従来のサポートを提供する場合、局は、WPAN100の他の局とBFTを開始するために開始局(initiating station)として動作してもよい。例えば、局101は、局102とのBFTを開始するために開始局として動作してもよい。局101が開始側(initiator)である場合、局102は応答局又は応答側と呼ばれてもよい。図3Aは、デバイス(局101等)が他のデバイス(局102)とのビームフォーミング処理の一部として複数の順方向送信セクタスイープ(FWD-TXSS:forward-transmit sector sweep)フレームをどのように送信し得るかを詳細に示している。例示の目的で、局101がデバイス305により表されており、局102がデバイス325により表されていることを仮定してもよい。
<順方向送信セクタスイーピング>
図3Aの開始デバイス305は、BFT期間のセクタスイープ(SS:sector-sweep)スロットの数を通知し、各SSスロット内で複数のSSフレームを生成してもよい。単一のSSスロットの間に、デバイス305は、セクタ310で第1のFWD-TXSSフレームを送信してもよい。次に、デバイス305は、デバイス325が次の送信フレームを受信可能になり得るセクタを見つけることを試みて、セクタスイープスイープ315の一部として他のアンテナセクタ320のために次のFWD-TXSSフレームを順次に送信してもよい。換言すると、デバイス325が無指向性受信モードでチャネルを受信している間に、デバイス305は、デバイス325との許容可能な通信チャネルを提供するセクタを見つけることを試みて、そのアンテナセクタをスイーピングしてもよい。FWD-TXSSフレームを所定の数のアンテナセクタに送信するときに、デバイス305は、送信モードから無指向性モードに切り替え、送信データの無線媒体を監視してもよい。
<逆方向送信セクタスイーピング>
セクタ320のFWD-TXスイープから1つ以上のフレームを受信すると、デバイス325は、デバイス305との通信を最適に可能にするセクタを判定するために、無指向性モードから切り替え、逆方向セクタスイープを実行することにより応答してもよい。この別の逆方向送信セクタスイープ(REV-TXSS:reverse-transmit sector sweep)は図3Bに示されている。デバイス325は、セクタ330で第1のREV-TXSSフレームを送信してもよい。次に、デバイス325は、デバイス305との通信に適したセクタを見つけることを試みて、逆方向セクタスイープ335の一部として他のアンテナセクタ340について次のREV-TXSSフレームを順次に送信してもよい。
各デバイス又は局が送信モードにある間に一連のフレームを送信し、送信しない場合に受信又は監視モードに切り替えると、各デバイスは、相手局(peer station)がどのアンテナセクタを局が使用することを要求しているかを判定してもよい。各局は、相手局により送信されたフレームの情報を検査することにより、所望のアンテナセクタを判定してもよい。例えば、デバイス325は、デバイス305から送信されたFWD-TXSSフレームの1つで“0011”のセクタ識別番号を備えたフレームを受信しており、信号の品質に基づいてそのセクタを選択していてもよい。これに応じて、デバイス325がその逆方向スイープの間にそのREV-TXSSフレームを送信すると、デバイス325は、フレームに“0011”を含め、デバイス325と通信するときにそのセクタを使用することをデバイス305に通知してもよい。同様に、デバイス305は、REV-TXSSフレームのセクタ識別データに基づいて、デバイス325がデータをデバイス305に送信するときに使用すべき最善のセクタを判定してもよい。
図4は、WPAN100の局とのリンクを形成するために、図3A及び3Bにより示す複数のビームフォーミング手順に従った図1Aの局の間での前述のビームフォーミング処理を示すタイミング図400を示している。図4に示すビームフォーミング処理は、初期のビームフォーミングされたリンク(106、107、108及び109)を確立するために使用されてもよい。更に、図4に示すビームフォーミング処理は、ここに開示の実施例に従って複数のリンクを再確立できないデバイスと通信するために、従来のモードで動作する際に局により使用されてもよい。換言すると、図4は、切断されたリンクを確立及び回復する従来の方法を示している。実施例は、図5に示すように、異なる方法で切断されたリンクを回復又は再確立してもよい。
タイミング図400は、局101が局102とのビームフォーミングされたリンクを確立することを意図した複数のFWD-TXSSフレーム(要素405)を送信することにより、どのようにビームフォーミング処理を開始し得るかを示している。局102は、複数のFWD-TXSSフレームのうち1つ以上を受信し、複数のREV-TXSSフレーム(410)を送信することにより応答してもよい。局101は、短いフィードバックフレーム415を送信することにより、これに応答してもよい。短いフィードバックフレーム415の送信時に、局101及び局102は、ビームフォーミングされたリンク106を再確立していてもよい。
局101は、他の複数のFWD-TXSSフレーム(要素420)を送信することにより、局103とビームフォーミングされたリンクを確立してもよい。局103は、他の複数のFWD-TXSSフレームのうち1つ以上を受信し、複数のREV-TXSSフレーム(425)を送信することにより応答してもよい。局101は、短いフィードバックフレーム430を送信することにより、これに応答してもよい。短いフィードバックフレーム430の送信時に、局101及び局103は、ビームフォーミングされたリンク107を再確立していてもよい。同様に、局101は、更なるFWD-TXSSフレーム(要素435及び450)を送信し、それぞれ局104及び105のREV-TXSSフレーム(要素440及び455)に応じて短いフィードバックフレーム445及び460を送信することにより、それぞれ局104及び105とビームフォーミングされたリンク108及び109を確立してもよい。換言すると、WPAN100の局は、各局が受信するフレームのセクタ識別番号に基づいて、選択されたセクタ情報を交換、検出、選択及び通信するために交互にTX-SSフレームを送信してもよい。局の間でビームフォーミングされたリンクを確立すると、局とのリンクの関係は、図1Aに示すものと同様になってもよい。
ビームフォーミングは、60GHz帯域の高い伝搬ロスを補償するが、リンクは、ビームフォーミングされたリンクの狭いビーム幅のため、一般的にデバイスの移動に影響を受けやすい。例えば、ユーザが図1Bに示すようにラップトップを突然移動させた場合(要素120)、各リンクのビームフォーミングの方向は変化し、移動量に応じてリンクを切断又は少なくとも劣化させ得る。従って、全てのリンクは、1つずつ再ビームフォーミンされる必要がある可能性がある。ラップトップが図4に示す手順を使用する場合、オーバーヘッドは有意になり、動作に影響を与え、スループット及び待ち時間に関してWPAN100の全体システム性能を劣化させる。ラップトップのアンテナアレイの数及びビームフォーミングされるデバイスの数に応じて、再ビームフォーミング動作は数十ミリ秒を要する可能性がある。しかし、WPAN100の局は、代わりに複数のリンクを回復する新たな方法を使用してもよい。新たな方法は、回復処理のオーバーヘッドを低減し、WPAN100の性能を向上させ得る。
図4に示す複数のリンクを確立する方法を使用する代わりに、1つ以上の実施例による局は、代わりに図5に示す複数のリンクを回復する方法を使用してもよい。図5は、複数のリンクを効率的に回復するために、どのようにビームフォーミング手順のFWD-TXSSの情報が複数の局の間で共有され得るかを示している。FWD-TXSSからの1つ以上のフレームは、リンクを失った局のそれぞれにより受信され得るため、各リンクのビームフォーミング手順についてFWD-TXSSを繰り返す必要がない可能性がある。
図1B及び図5を参照することにより、局101が他の局(102、103、104及び105)へのリンクが失われたこと又は劣化したことを検出した場合、局101は、複数リンク回復手順を開始してもよい。複数リンク回復手順の開始時間は、局のそれぞれで予め交渉されてもよく、予め確立されてもよい。例えば、或る実施例では、局は、どの局が回復手順を開始するか、リンクのロスの後のほぼいつ頃回復手順が開始するべきであるかのように、ビームフォーミングされたリンクのそれぞれを確立するときの回復処理を交渉してもよい。
或いは、局は、デバイスの種類及び/又はネットワークで想定された役目に基づいて回復処理を開始するように予め構成されてもよい。例えば、或る実施例では、PCPコントローラとして指定されたデバイスのみが回復手順を開始してもよい。或いは、単一のリンクのみを確立しているデバイスのみが、監視デバイスとして回復処理に入るようにのみ構成されてもよい。更に、他の別の実施例では、回復手順を開始してFWD-TXSSフレームを送信する役目を与えられたデバイスは、トークンパッシング(token-passing)方式で順に回ってもよい。当業者に分かるように、回復処理を開始するように指定された局は、様々な異なる方法で予め判定されてもよい。以下は、複数リンクの回復に提案された1つの手順である。
タイミング図500は、局101が局101と他の局のそれぞれとの間でFWD-TXSSフレーム(要素505)を送信することにより、どのように回復手順を開始し得るかを示している。換言すると、局101は、局101の周囲のアンテナセクタのそれぞれにFWD-TXSSフレームを送信してもよい。送信フレームのアンテナセクタの位置及び方向に関して、異なるフレームが他の局のそれぞれにより受信されてもよい。局101は、FWD送信セクタスイープ処理を開始してもよく、局101へのリンクを失った他の局のそれぞれは、セクタスイーピングを監視し、受信するフレームにとって最善のセクタを記録する。応答局が応答すべき順序は、TXSSフレームのデータにより判定されてもよい。各TXSSフレームは、局101へのリンクを失った局の宛先アドレスを伝達してもよい。TXSSフレームにおける宛先アドレスの順序は、局がFWD-TXSSの後にREV-TXSSで応答すべき順序を判定してもよい。
例えば、FWD-TXSSフレームの送信順序が局102、局103、局104及び局105であることを仮定する。局102は、REV-TXSS(要素510)を開始する最初の局になる。REV-TXSS(要素510)で局102により送信されるTXSSフレームは、局101と局102との間のFWD-TXSSの間に得られた最善のセクタの情報を伝達する。局102と局101との間のREV-TXSS(要素510)の間に、局101は、局102と通信するために使用するのにどのセクタが局101にとって最善であるかを判定する。
局102と局101との間でREV-TXSS(要素510)を完了した後に、局101は、最善のセクタ情報を備えた短いフィードバックフレーム515を局102に送信する。局101と局102との間で手順を完了した後に、図5に示すように、順序の次の局(局103)がそのREV-TXSS(要素520)を開始する。REV-TXSS(要素520)から局103により選択された最善のセクタ情報を備えた1つ以上のフレームを受信したことに応じて、局101は、再び情報を備えた短いフィードバックフレーム525を局103に送信する。この処理は、局104(要素530)及び局105(要素540)についてのREV-TXSSで続き、局101は、それぞれ短いフィードバックフレーム535及び545を局104及び局105に送信する。
図5に示すように、複数の局102、103、104及び105の間でFWD-TXSS(要素505)
を共有することにより、実施例は、図4に示す通常の方法に比べて、複数のリンクの回復のためのリンク回復時間をかなり短縮し得る(要素550参照)。図6は、複数の順方向送信セクタスイープを使用した複数リンク回復処理(図4の通常の方法)と、単一の順方向送信セクタスイープを使用したもの(図5に示す方法の実施例)との間のオーバーヘッド回復時間の差を示している。グラフ600に示す実施例の分析のため、全ての局は、4つのアンテナアレイをそれぞれ備えている。更に、各局は、合計で48個のスイープするセクタを有する。
グラフ600は、時間に関する複数のリンクを回復するためのオーバーヘッドを示している。グラフの線605は、通常又は従来の方法(図4)の回復時間を示している。グラフの線610は、一実施例(図5)の回復時間を示している。グラフ600に示すように、オーバーヘッドの低減の線615を調べて右のy軸を参照することにより、5つの局の場合(回復する4つのリンク)、FWD-TXSSを共有せずに1つずつリンクを回復することに比べて、オーバーヘッドの低減は、35%に達し、約3ミリ秒(ms)を節約する。
図1Cは、複数のビームフォーミングされたリンクの低減した回復時間を可能にする或る実施例による装置135のブロック図である。例えば、装置135は、図1Aに示す局101、102、103、104又は105のように、局又は局の少なくとも一部を有してもよい。多くの実施例では、装置135は、60GHz地域で情報のフレームを送信及び受信するように構成されてもよい。しかし、代替実施例では、装置135は、60GHz帯域以外の帯域で動作してもよい。装置135は、特に、アンテナアレイ131と、ビームフォーミングモジュール132と、送信機134と、受信機136と、処理回路又はプロセッサ138とを含んでもよい。
アンテナアレイ131は、複数のアンテナ素子を含んでもよく、複数のアンテナセクタ(図2Aのアンテナセクタ201-212等)で通信するように構成されてもよい。或る別の実施例では、装置135は、スイッチビームアンテナ(switched-beam antenna)を利用してもよいが、実施例の範囲はこの点に限定されない。或る別の実施例では、装置135は、単一のアンテナ素子を利用してもよいが、実施例の範囲はこの点に限定されない。
或る実施例によれば、ビームフォーミングモジュール132は、アンテナセクタ201-212のそれぞれで別々に送信機134を介してSSフレーム(例えば、FWD-TXSSフレーム又はREV-TXSSフレーム)を送信するようにアンテナアレイ131を構成してもよい。例えば、ビームフォーミングモジュール132は、図5に示すFWD-TXSSフレーム(要素505)を送信するようにアンテナアレイ131を構成してもよい。プロセッサ138は、様々なフレームフィールドのデータを組み立て、セクタ情報を組み立てたフレームのフィールドの1つに含めてもよい。プロセッサは、フレームで指定されたように適切なアンテナセクタに送信するために、ビームフォーミングモジュール132を操作又は制御してもよく、フレームを送信機134に渡してもよい。送信機134は、アンテナアレイ131を通じて送信するために、フレームビットを変調する。ビームフォーミングモジュール132はまた、受信機136を介して、図5に示すREV-TXSSフレーム(要素510)のような逆方向又は“入来する”セクタスイープフレームを受信するようにアンテナアレイ131を構成してもよい。プロセッサ138は、受信したフレームを復号化及び/又は検査し、これに従って判定を行ってもよい。例えば、プロセッサ138は、受信したFWD-TXSSフレームのアドレスの順序を検査し、装置135が回復処理の間にそのREV-TXSSフレームを送信すべき時点を判定してもよい。
装置135は、60GHz無線技術を含むミリメートル波無線通信信号を通信する他の回路を含んでもよい。或る実施例では、装置135は、ホームメディアゲートウェイ、携帯電話、フラットパネルテレビ(TV)、セットトップボックス、ブルーレイプレイヤ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップ、並びに多くの他のマルチメディア及び通信デバイスに効果的に埋め込まれ得る柔軟なインタフェースを提供してもよい。装置135は、複数の別々の機能要素を有するものとして示されているが、機能要素のうち1つ以上は組み合わされてもよく、ソフトウェア構成要素(デジタルシグナルプロセッサ(DSP)を含む処理要素)及び/又は他のハードウェア要素の組み合わせにより実施されてもよい。例えば、或る実施例は、1つ以上のマイクロプロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、無線周波数集積回路(RFIC)、並びにここに記載の機能を少なくとも実行する様々なハードウェア及び論理回路の組み合わせを有してもよい。或る実施例では、装置135の機能要素は、1つ以上の処理要素で動作する1つ以上の処理を示してもよい。
図1Dは、無線ネットワークにおいて複数のリンクを回復するための時間量を低減し得る装置の別の実施例を示している。例えば、無線通信システム150は、装置135の更に具体的な実施例を有してもよい。この場合も同様に、装置135は、図1Aに示す局101、102、103、104又は105を有してもよい。或る実施例では、無線通信システム150は、コンピュータシステムの一部(ノートブック又はデスクトップコンピュータの無線アクセスカード等)を有してもよい。他の実施例では、無線通信システム150は、統合アクセスポイントを有するルータのようなネットワークデバイスを有してもよい。更に他の実施例では、無線通信システム150は、異なる種類の計算装置(一例として、パームトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、又はモバイルコンピュータデバイス等)の一部を有してもよい。
無線通信システム150は、60GHz帯域でビームフォーミング動作を実行可能な複数のアンテナ152及び153と、半二重動作のための送受信(T/R)スイッチ154と、無線トランシーバ155とを含む物理層インタフェース(PHY)151を含む。無線トランシーバ155は、低雑音増幅器(LNA:low-noise amplifier)156と、電力増幅器(PA:power amplifier)158と、他の無線周波数(RF)トランシーバ構成要素160(図示せず)とを含む。物理層はまた、データモデム162を含む。無線通信システム150は、レイヤ2処理のための媒体アクセスコントローラ164を更に含む。コンピュータシステムのデータバス168が収容される。インタフェース(例えば、業界標準のPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)、PCI(peripheral component interconnect)、USB(universal serial bus)等に準拠した1つ以上のインタフェース)が含まれてもよい。
図1Dの実施例は、プロセッサ165を有する。或る実施例は、特に別のプロセッサ165を有さなくてもよい。例えば、1つ以上の実施例では、ホストプロセッサ機能は、媒体アクセスコントローラ164に組み込まれてもよい。データのバッファリング及びプログラムの格納のために、ランダムアクセスメモリ(RAM)166が含まれる。RAM166は、プロセッサ165、媒体アクセスコントローラ164又は双方に直接結合されてもよい。
モデム162とトランシーバ155と媒体アクセスコントローラ164との間の無線データに加えて、モデム162の自動利得制御モジュールからの無線受信機のための利得設定及び他のデータのような制御情報は、プロセッサ165(含まれる場合)と媒体アクセスコントローラ164とモデム162と無線トランシーバ155との間で通信されてもよい。
無線通信システム150は、WLAN用途の様々なIEEE802.11標準に準拠してもよい。RFトランシーバ160及びモデム162は、ブロードバンド無線LANのOSIレイヤ1物理層(PHY)機能のための無線エンジンを構成してもよい。媒体アクセスコントローラ164は、レイヤ2処理のためにIEEE802.11に準拠してもよい。無線通信システム150は、PHY151及び媒体アクセスコントローラ164を介して無線ネットワークにおいて複数のリンクを回復するための時間量を低減してもよい。例えば、媒体アクセスコントローラ164は、ビームフォーミングに関する値を生成し又は組み立ててもよく、ビームフォーミング値を無線通信システム150により送信されるFWD-TXSS又はREV-TXSSフレームに含めてもよい。更に、媒体アクセスコントローラ164は、無線通信システム150により受信された、ビームフォーミング値を含むフレームを分解又は解釈してもよい。更に、PHY151は、アンテナ152及び153からの送信信号の利得及び位相の調整のようなセクタスイーピング及び他のビームフォーミング動作を実行するために、プロセッサ165からの制御信号に応答し、アンテナ152及び153のアンテナ素子を操作するように構成されてもよい。
無線通信システム150の多くの別の実施例は、更なる構成要素を有してもよく、無線通信システム150の他の別の実施例は、少ない構成要素を有してもよい。例えば、無線通信システム150の多くの実施例は、メモリコントローラハブ(MCH:memory controller hub)とI/Oコントローラハブ(ICH:I/O controller hub)とを有してもよい。或る実施例では、プロセッサ165は、キャッシュ及び1つ以上のメモリエレメントに結合された1つ以上のコアを有してもよい。メモリエレメントの種類は異なる実施例で変化してもよい。或る実施例では、メモリは、2つの1ギガバイト(GB)のダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)スティックのような揮発性メモリエレメントを有してもよい。他の実施例では、メモリは不揮発性メモリを有してもよい。例えば、或る実施例では、メモリは、4GBフラッシュメモリカードのようなフラッシュメモリモジュールを有してもよい。このようなメモリは、無線通信デバイス150がフラッシュアップグレード手順等により更新されること可能にし得る。或いは、RAM166は、受信したデータ又は送信されるデータをバッファするために使用されてもよい。
或る実施例では、無線通信システム150は、外部周辺デバイス(キーボード、スキャナ及びデータ記憶デバイス等)と相互作用してもよい。無線通信システム150の様々な実施例は、表示デバイスを介してユーザに情報を提示してもよい。無線通信システム150の様々な実施例はまた、図1Aに示すように、ATAハードドライブのようなATA(Advanced Technology Attachment)デバイス、CD(compact disc)ドライブ及びDVD(digital versatile disc)ドライブと相互作用してもよい。
或る実施例では、無線通信システム150の設定ソフトウェア及び/又はオペレーティングシステムは、一例としてシステム動作状況又はハードウェアの互換性に基づいて、無線ネットワークにおいて複数のリンクを回復するための時間量を低減する機能を有効化又は無効化する選択可能なパラメータを有してもよい。例えば、無線通信システム150の要素を有する通信カードをデスクトップコンピュータに設置する場合、ユーザは、通信カードがデスクトップコンピュータのオペレーティングシステム及び/又はハードウェアと相互作用することを可能にするドライバ及び他の低レベルのソフトウェアをインストールする設定ソフトウェアを実行してもよい。設定ソフトウェアの実行中に、ユーザは、無線通信システム150に対して、低減したオーバーヘッドの複数リンクの回復のサポートを無効化させる選択肢、又はサポートを有効化させるがビームフォーミングサポートと相互作用し得る他の任意選択の機能を無効化させる選択肢を有効化してもよい。実施例に応じて、設定ソフトウェアは、ユーザが低減したオーバーヘッドの複数リンクの回復サポート機能を完全に無効化することを可能にしてもよい。このことは、無線通信システム150がローカルネットワークの1つ以上のデバイスと非互換性の問題を有する場合に、必要になってもよい。
図7は、無線ネットワークにおいて複数のリンクを回復するための時間量を低減する方法を示すフローチャート700を示している。フローチャート700は、無線ネットワークにおいて第1及び第2のビームフォーミングされたリンクを確立することで始まる(要素710)。例えば、図1Aを参照すると、ユーザがホームネットワーキング環境でラップトップの電源をオンにしたときに、局101は、局102及び103を発見して接続するために、図4のビームフォーミング手順を使用してもよい。フローチャート700はまた、複数リンク局により、複数リンク局の第1のリンクの劣化及び第2のリンクの劣化を検出することを含む(要素720)。例えば、局101のユーザがホームネットワーキング環境でラップトップを移動させると、局101は、局102及び103との複数のビームフォーミングされたリンクの完全なロスを検出してもよい。
複数のリンクの劣化を検出すると(要素720)、フローチャート700による実施例は、複数リンク局により、順方向スイープの複数のフレームを複数のセクタに送信することにより続いてもよい。複数のフレームの各フレームは、第1の局の宛先アドレスと第2の局の宛先アドレスとを有する(要素730)。前の例を続けて、局101は、FWD-TXSSフレームを送信してもよい(要素505)。各フレームは、局102及び103の宛先アドレスを含む。
複数リンク局は、第1のフィードバックフレームを第1の局に送信し、第2のフィードバックフレームを第2の局に送信してもよい(要素740)。例えば、局101は、局102及び103のREV-TXSSフレームの送信に応じてフィードバックフレーム515及び525を送信してもよい(要素510及び520)。局102及び103のREV-TXSSフレームのそれぞれは、局101によるFWD-TXSSフレーム(要素505)の単一のスロットの送信に応じて送信されることが分かる。
フローチャート700の要素750によれば、局102及び103は、各局により受信された各FWD-TXSSフレームのセクタ番号を判定し、判定されたセクタ番号をREV-TXSSフレーム(要素510及び520)で局101に返信してもよい。例えば、図1A及び2Aを参照すると、局102は、局102が受信したFWD-TXSSフレームに含まれるセクタ番号がアンテナセクタ“212”に対応していることを判定していてもよい。局102は、次の通信のために、アンテナセクタ212を使用して情報を局102に送信することを局101に通知してもよい。
フローチャート700の要素760によれば、局101は、局102及び103が次のフレーム送信で局101と通信するためにそれぞれ使用すべき最善のセクタを受信し、選択してもよい。例えば再び図1A及び2Aを参照すると、局101は、局102から1つのREV-TXSSフレームを受信し、局102がそのアンテナセクタ“205”を介してフレームを送信し、局103からのREV-TXSSフレームがアンテナセクタ“203”を介して送信されたことを判定してもよい。局101が短いフィードバックフレーム515を送信するときに、局101は、そのアンテナセクタ“205”を介して情報を局101に送信するように局102に通知する。同様に、局101が短いフィードバックフレーム525を送信するときに、局101は、そのアンテナセクタ“203”を介して情報を局101に送信するように局103に通知する。
図1C及び図1Dに関する説明で前述したように、或る実施例の1つ以上の部分は、図5に記載の処理のような処理の動作を実行する処理と共に使用される有形の媒体に格納されたプログラムプロダクトとして実装されてもよい。プログラムプロダクトのプログラムは、実施例(ここに記載の方法を含む)の機能を規定し、様々なデータ保持媒体に含まれてもよい。例示のデータ保持媒体は、(i)不揮発性記憶媒体(例えば、局内の読み取り専用メモリデバイス)に永続的に格納された情報と、(ii)書き込み可能記憶媒体(例えば、フラッシュメモリ)に格納された変更可能な情報とを含むが、これらに限定されない。このようなデータ保持媒体は、デバイス又はシステムの機能を指示するコンピュータ可読命令を運ぶ場合、本発明の或る実施例の要素を表す。
一般的に、実施例を実装するために実行されるルーチンは、オペレーティングシステム若しくは特定のアプリケーション、コンポーネント、プログラム、モジュール、オブジェクト又は命令の系列の一部でもよい。実施例のコンピュータプログラムは、コンピュータにより機械可読フォーマットに変換される複数の命令(従って、実行可能命令)で構成されてもよい。また、プログラムは、プログラムにローカルに存在する変数及びデータ構造又はメモリ若しくは記憶デバイス内に存在する変数及びデータ構造で構成されてもよい。更に、以下に記載の様々なプログラムは、本発明の特定の実施例で実装されるアプリケーションに基づいて特定されてもよい。しかし、以下のいずれかの特定のプログラム用語は単に便宜的に使用されているため、特定の実施例は、このような用語により特定及び/又は暗示されるいずれかの特定のアプリケーションでの単なる使用に限定されるべきではないことが分かる。
ここでの実施例は、無線ネットワークにおいて複数のビームフォーミングされたリンクを回復するための時間量を低減するシステム、装置及び方法を検討していることが、この開示の利益を有する当業者に明らかになる。図示して詳細な説明に記載している実施例の形式は、単なる例として受け取られるべきであることが分かる。特許請求の範囲は、開示された実施例の全ての変更を含むように広く解釈されることを意図する。
或る実施例について或る態様を詳細に説明しているが、特許請求の範囲により規定される実施例の要旨及び範囲を逸脱することなく、様々な変更、置換及び変形が行われてもよいことが分かる。一実施例は複数の目的を実現し得るが、特許請求の範囲内にある各実施例が必ずしもそれぞれの目的を実現するとは限らない。更に、本発明の範囲は、明細書に記載の処理、機械、製造物、合成物、手段、方法及びステップの特定の実施例に限定されることを意図しない。当業者が実施例の開示から容易に分かるように、ここに記載の対応する実施例と実質的に同じ機能を実行する又は実質的に同じ結果を実現する、既存の又は後に開発される処理、機械、製造物、合成物、手段、方法又はステップが実施例に従って利用されてもよい。従って、特許請求の範囲は、その範囲内にこのような処理、機械、製造物、合成物、手段、方法又はステップを含むことを意図する。

Claims (25)

  1. 複数リンク局により、第1のリンク及び第2のリンクの双方の劣化を検出するステップであり、前記第1のリンクは、前記複数リンク局と第1の局との間に存在し、更に、前記第2のリンクは、前記複数リンク局と第2の局との間に存在し、更に、前記第1及び第2のリンクは、無線ネットワークのビームフォーミングされたリンクを有するステップと、
    前記複数リンク局により、前記第1及び第2のリンクの劣化を検出したことに応じて、順方向スイープの複数のフレームを複数のセクタに送信するステップであり、前記複数のフレームの各フレームは、前記第1の局の宛先アドレスと前記第2の局の宛先アドレスとを有するステップと、
    前記複数リンク局により、第1のフィードバックフレームを前記第1の局に送信し、第2のフィードバックフレームを前記第2の局に送信するステップであり、前記第1のフィードバックフレームは、前記第1の局による逆方向スイープの第1の数のフレームの送信に応じ、前記第2のフィードバックフレームは、前記第2の局による逆方向スイープの第2の数のフレームの送信に応じ、前記第1の数及び前記第2の数のフレームの送信は、前記複数のフレームに応じるステップと
    を有する方法。
  2. ビームフォーミングを介して前記第1のリンク及び前記第2のリンクを確立するステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の局により、前記複数のフレームの第1のフレームを受信し、前記第1のフレームのセクタ番号を判定するステップを更に有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の局により、前記第1の数のフレームを送信するステップを更に有し、
    前記第1の数のフレームの各フレームは、前記第1のフレームのセクタ番号を有する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第2の局により、前記複数のフレームの第2のフレーム及び第3のフレームを受信し、前記第2のフレームを選択し、前記第2のフレームのセクタ番号を判定するステップを更に有する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2の局により、前記第2の数のフレームを送信するステップを更に有し、
    前記第1の数のフレームの各フレームは、前記第1のフレームのセクタ番号を有する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記複数リンク局により、前記第1の数のフレーム及び前記第2の数のフレームを受信するステップを更に有する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記複数リンク局により、前記第1の数のフレーム及び前記第2の数のフレームから、前記第1のフレームのセクタ番号及び前記第2のフレームのセクタ番号を判定するステップを更に有する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の局により、前記複数のフレームを受信するために無指向性受信モードに切り替えるステップを更に有する、請求項8に記載の方法。
  10. 受信機と、
    アンテナに結合され、前記アンテナの周辺で複数のセクタにおいてセクタスイープのフレームを選択的に送信するように構成された送信機と、
    前記受信機及び前記送信機に結合されたプロセッサモジュールと
    を有し、
    前記プロセッサモジュールは、前記受信機と2つの局との間の2つの無線リンクの劣化を検出すると、前記送信機が前記セクタスイープの前記フレームを送信することを可能にし、前記2つのリンクは、ビームフォーミングされた無線リンクであり、更に、前記プロセッサは、前記送信機が逆方向スイープの2つのフレームに応じて2つのフィードバックフレームを送信することを可能にし、前記逆方向スイープの2つのフレームのそれぞれは、前記セクタスイープに応じて前記セクタスイープの前記フレームの宛先アドレスの順序に基づいて前記2つの局のそれぞれから順次に送信され、前記セクタスイープの前記フレームのそれぞれは、前記2つの局の宛先アドレスを有する装置。
  11. 前記送信機は、60ギガヘルツ(GHz)帯域で前記セクタスイープの前記フレームを送信する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記アンテナは、アンテナアレイを有する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記プロセッサは、前記2つの局の双方の宛先アドレスを前記セクタスイープの前記フレームに含める、請求項11に記載の装置。
  14. 前記プロセッサは、前記2つの局から受信した逆方向スイープのフレームのセクタ番号に基づいて、前記2つの局と通信する際に使用するセクタ番号を判定する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記プロセッサは、前記2つの局との次の通信のために前記判定されたセクタ番号を使用する、請求項14に記載の装置。
  16. 受信機と、
    アンテナに結合され、前記アンテナの周辺で複数のセクタにおいて逆方向スイープのフレームを選択的に送信するように構成された送信機と、
    前記受信機及び前記送信機に結合されたプロセッサと
    を有し、
    前記プロセッサは、前記受信機と局との間の無線リンクの劣化を検出すると、前記受信機がセクタスイープのフレームを受信することを可能にし、前記リンクは、ビームフォーミングされた無線リンクであり、更に、前記プロセッサは、前記送信機が前記セクタスイープの前記フレームの受信に応じて前記逆方向スイープの前記フレームを送信することを可能にし、更に、前記プロセッサは、前記セクタスイープの前記フレームの宛先アドレスの順序に基づいて、いつ前記逆方向スイープの前記フレームを送信するかを判定する装置。
  17. 前記送信機は、60ギガヘルツ(GHz)帯域で前記逆方向スイープの前記フレームを送信する、請求項16に記載の装置。
  18. 前記アンテナは、アンテナアレイを有する、請求項17に記載の装置。
  19. 前記プロセッサは、前記セクタスイープの前記フレームにおけるデータから前記セクタスイープの前記フレームのセクタ番号を判定する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記プロセッサは、前記逆方向スイープの前記フレームに前記セクタ番号を含め、前記局がセクタを介してデータを前記受信機に送信することを可能にする、請求項19に記載の装置。
  21. 前記プロセッサは、前記受信機が前記逆方向スイープの前記フレームに応じて送信されたフィードバックフレームを受信することを可能にする、請求項20に記載の装置。
  22. アンテナアレイと、
    前記アンテナアレイに結合され、前記アンテナアレイの周囲の複数のセクタにセクタスイープのフレームを送信するために前記アンテナアレイを操作し、更に、前記複数のセクタのうち単一のセクタに単一のフレームを送信するために前記アンテナアレイを操作するように構成されるビームフォーミングモジュールと、
    前記ビームフォーミングモジュールに結合された送信機及び受信機と、
    前記受信機及び前記送信機に結合されたプロセッサと
    を有し、
    前記プロセッサは、前記受信機と2つの局との間の2つの無線リンクの劣化を検出すると、前記送信機が前記セクタスイープの前記フレームを送信することを可能にし、前記セクタスイープの前記フレームのそれぞれは、前記2つの局の宛先アドレスを有し、前記2つのリンクは、ビームフォーミングされた無線リンクであり、更に、前記プロセッサは、逆方向スイープの2つのフレームに応じて前記送信機が2つのフィードバックフレームを送信することを可能にし、逆方向スイープの前記2つのフレームのそれぞれは、前記セクタスイープに応じて前記セクタスイープの前記フレームの宛先アドレスの順序に基づいて前記2つの局のそれぞれから順次に送信されるシステム。
  23. 前記プロセッサに結合され、前記受信機を介して受信したデータのバッファリングを可能にするランダムアクセスメモリ(RAM)を更に有する、請求項22に記載のシステム。
  24. プロセッサに結合されたフラットパネルディスプレイデバイスを更に有し、
    前記プロセッサは、前記フラットパネルディスプレイデバイスを介して表示するために、受信したデータのマルチメディアデータを復号化し、ビデオストリームを生成するように構成される、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記プロセッサに結合され、ブルーレイディスクからデータを読み取るように構成された光復号化デバイスを更に有し、
    更に、前記プロセッサは、前記読み取られたデータから復号化されたデータを生成し、前記送信機を介して前記復号化されたデータを送信するように構成される、請求項23に記載のシステム。
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