JP5542825B2 - 無線基地局、ならびに無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局、端末及び通信システム、通信方法に係り、特に、セルラ無線通信システム、およびセルラ無線通信システムを構成する無線基地局装置および無線端末装置に関する。
近年、無線通信の高速化及び/又は高品質化を図るため、複数のアンテナを用いた多入力多出力(Multiple Input Multiple Output:MIMO)技術が注目を集めている。非特許文献1に示すように、MIMOでは、送信局が複数の送信アンテナを用いて複数の信号ストリーム、すなわち複数レイヤのデータを同一周波数で同時に送信して、受信局が複数の受信アンテナで受信された信号から複数レイヤのデータを分離することで、データの並列伝送を実現できる。さらに、複数のアンテナを有する送信局から複数レイヤの信号を送信して、複数の受信局(各受信局は1個/複数のアンテナを有する)が同時に接続できるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)技術の検討が進められている。非特許文献2にあるとおり、移動体通信システム(セルラーシステム)の規格を策定する標準化団体3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)による、次世代無線通信に向けた標準であるLTE(Long Term Evolution)では、MIMOとMU-MIMOが採用された。さらに非特許文献3にあるとおり、3GPPのLTEの増強版となるLTE-Advancedでも、MIMOとMU-MIMO技術の利用が考えられている。
MIMOまたはMU-MIMO送受信には、同一周波数で同時に並列伝送された複数レイヤの信号が送信局と受信局との間の空間チャネルで混合されたことに対応する、送信及び/又は受信処理が必要となる。MIMOまたはMU-MIMOの送受信処理には、様々な方法が提案されているが、MIMOまたはMU-MIMOの性能を高めるため、送信局が空間チャネル情報を知ることが必要だと考えられている。例えば、特許文献1にあるように、MIMO方式の中で、最も性能が高い固有ビーム空間分割多重化(ESDM:Eigen Beam SDM)方式では、送信局及び受信局は空間チャネル情報に従って、送受信局の間で複数の直交したビームを形成し、これらの直交したビームを用いて複数レイヤのデータを伝送する。一方、非特許文献4や非特許文献5にあるように、MU-MIMOでは、受信局同士の間は協調処理ができないため、送信局は各受信局に他の受信局宛ての信号が到来しないように送信処理が必要となる。このため、送信局は空間チャネル情報に従って、MU-MIMO送信処理、いわゆるプレコーディングが行われる。
非特許文献6に示すように、周波数分割デュプレックス(FDD)を用いるシステムでは、空間チャネル情報が受信局で推定されるため、送信局は受信局からフィードバックされた信号により、この空間チャネル情報を取得する。コードブックは送信局と受信局の双方が保持する共通の候補データ群のテーブルであり、異なるインデックスが異なるデータに対応する。コードブックのデータがベクトルである場合は、受信局は推定した空間チャネルに従って、コードブックの中から最も近いベクトルを選んで、このベクトルが対応するインデックスを基地局にフィードバックする。基地局はフィードバック信号からこのインデックスを取得し、コードブックの中からインデックスが対応するベクトルを空間チャネルベクトルとして使用する。
特開2005−328310号公報
G.J. Foschini 他, ‘Simplified Processing for High Spectral Efficiency Wireless Communication Employing Multi-Element Arrays’ IEEE JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMMUNICATIONS, VOL. 17, NO. 11, NOVEMBER 1999 3GPP TS 36.213 V8.6.0 (2009-03) 3GPP TR 36.814 "Further Advancements for E-UTRA; Physical Layer Aspects" 3GPP R1-070236,"Precoding for E-UTRA downlink MIMO", LG Electronics, Samsung and NTT-DoCoMo。 3GPP R1-090601,"Downlink CoMP Transmission using DPC MIMO", Hitachi。 P. Xia and G.B. Giannakis, "Design and Analysis of Transmit-Beamforming based on Limited-Rate Feedback," IEEE Transactions on Signal Processing, pp.1853-1863, vol.54, no.5, May 2006.
前記コードブックは有限の数の候補ベクトルから構成されるため、受信局は推定した実際の空間チャネルベクトルに最も近い候補ベクトルを選んでも、実際の空間チャネルとの間には誤差が存在する。送信局は前記最も近い候補ベクトルを実際の空間チャネルとみなしてMIMO/MU-MIMO処理を実施するため、前記実際の空間チャネルと前記候補ベクトルとの誤差により、システムの性能が劣化する。本発明が解決しようとする課題は、前記実際の空間チャネルと前記候補ベクトルとの誤差によって生じるシステム性能の劣化である。
上述した課題の少なくとも一の課題を解決するための本発明の一態様として、無線通信システムにおいて、少なくとも1つの送信局と、前記送信局と共通の情報群を用いて無線通信を行う少なくとも1つの受信局と、を有し、前記受信局が、前記受信局と前記送信局との間の空間チャネルの推定を行い、前記推定の結果の情報である推定空間チャネルを生成し、前記情報群に含まれる情報と前記推定空間チャネルとの間の関係を示す情報である第一の情報を生成する構成とする。さらに、その他の態様として、前記送信局と前記受信局との少なくともいずれか一方が、前記第一の情報に基づいて、前記無線通信の制御を行う、ことを上記手段の構成とする。
本発明の一態様によれば、受信局が推定した空間チャネルと、受信局が送信局にフィードバックする情報との関係を示す情報を生成することにより、送信局が空間チャネルとしてみなすチャネルと実際の空間チャネルとの誤差に応じてシステム制御を行えるため、システム性能の向上が可能となる。
無線通信システムの構成図である。 基地局と端末との間の無線通信のシーケンス図である。 候補ベクトルと候補ベクトルインデックスを示すテーブルである。 内積最大となる候補ベクトルとチャネルベクトルとの内積の値と誤差情報インデックスの関係を示すテーブルである。 端末の装置構成図である。 基地局の装置構成図である。 端末のSNRの上限と誤差情報インデックスの関係を示すテーブルである。 実施例1における基地局動作のフローチャート1である。 実施例1における基地局動作のフローチャート2である。 推定チャネルベクトルと候補ベクトルの差のノルムの計算結果の最小値と誤差情報インデックスの関係を示すテーブルである。 候補ベクトルとベクトルインデックスの関係を示すテーブルである。 チャネルベクトルとの大きさ比と大きさ比インデックスの関係を示すテーブルである。 IQ平面における位相の候補と位相インデックスの関係を示すテーブルである。 角度差と角度差インデックスの関係を示すテーブルである。 大きさ比と大きさ比インデックスの関係を示すテーブルである。 実施例3における基地局の装置構成図である。 実施例3における基地局の有する制御テーブルである。 実施例3における基地局動作のフローチャートである。 実施例4における基地局の有する制御テーブルである。 実施例4における基地局動作のフローチャートである。 複数の制御を行う基地局動作のフローチャートである。 実施例5における基地局動作のフローチャートである。 実施例6における端末動作のフローチャートである。 端末が推定したチャネルベクトルを示すテーブルである。 基地局による信号処理方式の制御の結果を示すテーブルである。 端末からの送信要求の有無を示すテーブルである。 実施例1における端末の動作フローチャートである。 実施例1における送信電力の制御の結果を示すテーブルである。 実施例1における送信電力の個別制御の結果を示すテーブルである。 基地局による通信方式制御の結果を示すテーブルである。 基地局によるCQIの補正の結果を示すテーブルである。 実施例3におけるスケジューリング制御の結果を示すテーブルである。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の実施例では主として基地局が通信を行う端末が2台の場合を例として説明を行うが、本発明は基地局が1台の端末と通信を行う場合、または3台以上の端末と同時に通信する場合も適用可能である。また、各端末が複数の基地局と通信を行う場合にも適用可能である。さらに、以下の実施例では、基地局のアンテナは4つ、端末のアンテナは2つの場合を例にとって説明しているが、本発明は、基地局のアンテナが複数、端末のアンテナが1つ又は3つ以上の場合にも適用可能である。
図1は本発明の第一の実施例における無線通信システムの構成図の一例である。第一の実施例では、図1に示すように4つのアンテナ(アンテナA109、アンテナB110、アンテナC111、アンテナD112)を有する基地局(101)と、2つのアンテナ(アンテナE105、アンテナF106)を有する端末A(102)と、2つのアンテナ(アンテナG107、アンテナH108)を有する端末B(103)と、により構成されている。基地局(101)はバックホールネットワーク(104)に接続されており、各端末宛のデータをバックホールネットワーク(104)との間でやり取りする。第一の実施例では、基地局は複数のアンテナを使って、2台の端末に対して、バックホールネットワーク(104)から受け取った各端末宛のデータの同時データ送信を行う方式、例えばマルチユーザMIMOの構成となっている。
図2を用いて、本発明による基地局と端末の動作シーケンスの一例を説明する。基地局は、各端末に対して参照信号を含む信号を送信する(201)。参照信号とは、基地局と各端末の両方が共有している既知の信号である。各端末は、参照信号をもとに、アンテナごとに基地局と端末間の空間チャネルを推定し、それぞれに対して、空間チャネルを表すベクトル(チャネルベクトル)を生成する。端末は、推定したチャネルベクトルを用いて、基地局と端末で共有している候補ベクトルの中で、最もチャネルベクトルに近い候補ベクトルのインデックスと誤差の情報を生成する。次にその情報を、図2の動作シーケンスに示すように、端末から基地局への誤差情報を含むフィードバック信号として、基地局にフィードバックする(205)。基地局は、各端末からのフィードバック信号を受信して、送信制御を行い、その結果を反映した送信信号を作成する。そして、基地局から各端末宛のデータ信号、例えばユーザデータの送信を行う(202)。
次に、ステップ201とステップ205との間で端末が行う動作の詳細を説明する。図21に示すテーブルは、端末が推定して生成したチャネルベクトルの例である。チャネルベクトル2101は端末A102の受信アンテナE105と基地局の間の空間チャネルとして推定されたチャネルベクトルであり、同様にチャネルベクトル2102は基地局と端末A102の受信アンテナF106の間、チャネルベクトル2103は基地局と端末Bの受信アンテナG107の間、チャネルベクトル2104は基地局と端末Bの受信アンテナH108の間の空間チャネルとして推定されたチャネルベクトルである。
図3並びに図4に示すテーブルは、基地局と端末が共有しているテーブルである。図3は候補ベクトルとそのインデックスを示すテーブル300であり、候補ベクトル303と候補ベクトルインデックス302とから構成されている。候補ベクトル303は、ノルムが1のベクトルである。本実施例では、図3に示すように4つの複素数を要素にもつ候補ベクトルを8種類設定し、各ベクトルに対して、候補ベクトルインデックス302が与えられている。各端末は、各々が推定したチャネルベクトルに対して、候補ベクトル303のそれぞれに対して内積を計算し、実際の空間チャネルに最も近い候補ベクトル、すなわち推定したチャネルベクトルとの内積が最も大きい候補ベクトルを検索する。
例えば、アンテナE105が推定したチャネルベクトル2101に最も近い候補ベクトルを検索する時、下記の数1により内積を計算する。
Figure 0005542825
なお、数1中のnは1からNまでの整数であり、Nは候補ベクトルの数である。
次に内積が最大となる候補ベクトル303を決定し、その候補ベクトルインデックス302を決定する。
図4は内積最大となる候補ベクトルとチャネルベクトルとの内積の値と誤差情報インデックスの関係を示すテーブル401であり、内積最大となる候補ベクトルとチャネルベクトルとの内積の値403と誤差情報インデックス402より構成されている。本実施例では、内積の大きさを誤差情報として扱い、内積の値403を4段階に区分けして、それぞれの範囲を3ビットの誤差情報インデックス402で表している。
端末は、候補ベクトルインデックス302と誤差情報インデックス402を送信機にフィードバックする。例えば、端末の推定したチャネルベクトルとの内積が最大になる候補ベクトルが図3に示した候補ベクトル303における下記の数2(301)であれば、候補ベクトルインデックスは、図3に示した候補ベクトルインデックス302における「001」である。
Figure 0005542825
また、この時の内積の計算結果が0.6であれば、誤差情報インデックスは、図4に示す誤差情報インデックス402における「010」となる。端末はこれら2種類の3ビットの情報、即ち、候補ベクトルインデックス302として「001」、誤差情報インデックス402として「010」を、基地局にフィードバックする。
次に、図5を用いて、本発明の第一の実施例における端末の構成を説明する。図5に示すように、端末では、各アンテナ(5023,5024)で受信された信号は無線フロントエンド(501)に入力される。無線フロントエンド501は、入力されたRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換して出力し、FFTブロック502に入力する。FFTブロック(502)は入力された信号を周波数領域の信号に変換する。変換された信号はデータ・参照信号分離ブロック(503)に入力される。データ・参照信号分離ブロック(503)は当該端末宛に基地局から送信されたデータ信号用の時間周波数エレメントの出力(受信データ出力)と、参照信号用の時間周波数エレメントの出力(受信参照信号出力)を分離し、受信データ出力を検波・レイヤ分離ブロック(504)に入力し、受信参照信号出力を伝搬路応答推定ブロック(509)に入力する。伝搬路応答推定部509は、基地局との間で予め共有している参照信号の値と、空間伝搬路を通して受信された受信参照信号出力の値と比較して、当該端末が備える各受信アンテナに関して、基地局の各送信アンテナ(109、110,111、112)との間の空間チャネルをそれぞれ推定し、この受信アンテナのチャネルベクトルとする。
例えば、アンテナF106が推定するチャネルベクトル2102は、アンテナ109との間のチャネル値A2107、アンテナ110との間のチャネル値B2108、アンテナ111との間のチャネル値C2109、アンテナ112との間のチャネル値D2110によって構成される(図1ならびに図21参照)。そして、伝搬路応答推定ブロック509は、当該端末が備える受信アンテナごとに推定したチャネルベクトルを伝搬路応答推定ブロック内のメモリ(5010)に格納する。即ち、端末Aは図21に示すテーブル2112をメモリに格納して、端末Bは図21に示すテーブル2114をメモリ5010に格納する。
次にチャネル誤差計算・誤差情報作成ブロック(5011)は、伝搬路応答推定ブロック509内のメモリ(5010)に格納された、図3に示すテーブル内の候補ベクトルのそれぞれと、メモリ(5010)に格納されたチャネルベクトルとの内積を計算し、内積が最大になる候補ベクトルインデックス302と、誤差情報インデックス402の値を求めて、その結果をチャネル誤差計算・誤差情報作成ブロック内のメモリ(5012)に格納する。
さらに、チャネル誤差計算・誤差情報作成ブロック(5011)は、基地局へのフィードバック信号生成のために、メモリ(5012)に格納された上記の信号をフィードバック信号生成ブロック(5017)に伝達する。フィードバック信号生成ブロック(5017)はチャネル誤差計算・誤差情報作成ブロック(5011)から受信した信号(候補ベクトルインデックス302と、誤差情報インデックス402の値)を纏めて、フィードバック信号・データ信号マッピングブロックに出力する。フィードバック信号・データ信号マッピングブロック(5018)は、フィードバック信号と、送信処理されたユーザデータ等のデータとをそれぞれに割当てられた時間周波数エレメントにマッピングする。IFFTブロック(5019)は、フィードバック信号・データ信号マッピングブロック(5018)の出力に対してIFFT変換を行い、CP(Cyclic Prefix)を付けて、無線フロントエンド(501)に出力する。無線フロントエンド(501)は入力されたベースバンド信号をRF信号へ変換して、アンテナ(5023、5024)を介して送信する。上記説明では、図3、図4のテーブルや、チャネルベクトルの推定結果などは、各ブロック内のメモリ(5010や5012)に格納したが、これらはメモリ(5020)に格納して、このメモリに対して、必要なブロックがアクセスするような構成としても良い。また、上記の一連の動作はコントローラ(5021)に格納されたプログラムにより実行される。また、受信ウエイト計算ブロック5022は、伝搬路応答推定ブロック509の出力を用いて受信用ウェイトを計算する。検波・レイヤ分離ブロック504は受信用ウェイトを用いて、入力された受信データ出力に対する検波を行い、レイヤ分離を行う。復調・復号ブロック(505)は、検波された各レイヤの受信データ出力に対して、復調及び復号処理を行う。この結果は受信データバッファ(506)に保存される。受信データバッファに保存される受信データはインタフェース(507)を介して、アプリケーション(508)に伝達される。図5に示す他のブロックについて説明する。送信データバッファ5013は、送信データを格納するバッファであり、符号化・変調ブロック5014は送信データの符号化、変調を行う。レイヤマップブロック5015は、送信信号の各レイヤへのマッピングを行う。プレコーディングブロック5016は、送信信号に対するプレコーディングを行う。
図2におけるステップ201とステップ205の間の端末が行う処理について、図24に示す端末の動作のフローチャートを用いて説明する。端末は基地局から送信された信号を受信し(2401)、ベースバンド信号へ変換する(2402)。次に、FFT変換を行う(2403)。この出力に対して、当該端末宛に送信されたユーザデータ等のデータ信号に使用される時間周波数エレメントの出力と、参照信号に使用される時間周波数エレメントの出力を分離して、それぞれ出力する(2404)。そして、出力された参照信号を用いて、空間チャネル推定を行い、チャネルベクトルを生成して、伝搬路応答推定ブロック509内のメモリ5012に保存する(2405)。生成されたチャネルベクトルと各候補ベクトルの内積を計算し(2406)、内積が最大の候補ベクトルのインデックスとその誤差情報インデックス決定する(2407)。この2つのインデックスの情報を含むフィードバック信号を作成し(2408)、送信処理されたデータ信号とフィードバック信号を、それぞれ割当てられる時間周波数エレメントにマッピングする(2409)。マッピングされた出力をIFFT変換し(2410)、RF信号へ変換し(2411)、送信する(2412)。
次に、図6を用いて、本発明の第一の実施例における基地局の本発明に特に関連する部分を説明する。図6において、アンテナ6023は図5におけるアンテナ5023,5024と、無線フロントエンドは図5における無線フロントエンド501と、FFTブロック6013は図5におけるFFTブロック502と、検波・レイヤ分離ブロック6014は図5における検波・レイヤ分離ブロック504と復調・復号ブロック6016は図5における復調・復号ブロック(505)と、受信データバッファ6017は図5における受信データバッファ(506)と、受信ウエイト計算ブロック6012は図5における受信ウエイト計算ブロック5022と、送信データバッファ6019は図5における送信データバッファ5013と、符号化・変調ブロック6020は図5における符号化・変調ブロック5014と、レイヤマッパブロック6021は図5におけるレイヤマッパブロック5015と、プレコーディングブロック608は図5におけるプレコーディングブロック5016と、IFFTブロック6024は図5におけるIFFTブロック(5019) と、メモリ609は図5におけるメモリ5020と、コントローラ6018は図5におけるコントローラ5021と、同様の機能を有する。
データ/フィードバック信号分離ブロック(601)は端末からフィードバックされた信号から、データ信号と、フィードバック信号、すなわち候補ベクトルインデックス302と、誤差情報インデックス402の値を示す情報を分離する。チャネル/誤差情報収集ブロック(602)は、各端末からフィードバックされたチャネルベクトルインデックスと誤差情報インデックスを収集し、チャネル/誤差情報収集ブロック内のメモリ(603)に格納する。
次にチャネルベクトル決定ブロック(604)は、端末からフィードバックされた候補ベクトルインデックス302を用い、チャネルベクトル決定ブロック(604)内のメモリ(605)に格納された図3に示すテーブルを参照して、基地局の送信アンテナ6023と各端末の各受信アンテナ5023,5024との間の、それぞれのチャネルベクトルを決定する。また、誤差情報インデックス402の値から図4に示すテーブル401を参照して、2つの端末A,Bからフィードバックされた合計4つの誤差情報インデックスから、内積の値の平均値を求め、その値に対する誤差情報インデックスを図4に示すテーブルから求める。
例えば、端末Aからフィードバックされた誤差情報インデックスが「000」と「001」であり、端末Bからフィードバックされた誤差情報インデックスが「000」と「010」である場合、誤差情報インデックス「000」は、誤差情報インデックス「000」が示す値の範囲が0以上0.25未満であるので、その代表値として0.125とみなし、同様に「001」は0.375、「010」は0.625とみなして、4つの値の平均を計算すると0.3125となる。平均値0.3125に該当する誤差情報インデックス402は「001」となる。
次に上記の誤差情報を平均化した値に対する誤差情報インデックスを出力電力設定ブロック(606)に入力する。出力電力設定ブロック(606)は、誤差情報インデックス402に基づいて、出力電力を設定する機能を有する。出力電力設定ブロック(606)内のメモリ(607)には、例えば、図7に示す端末のSNRの上限703と誤差情報インデックス702の関係を示すテーブル701が保持されており、出力電力設定ブロック(606)は、図7に示すテーブル701に記載された値を越えないように、基地局の出力電力を設定する(606)。例えば誤差情報インデックス702が「001」の場合、端末におけるSNRの上限が10dB以下になるように、送信電力を制御する。出力電力設定ブロック606で設定された送信電力の上限は、プレコーディングブロック(608)に伝達される。プレコーディングブロックは、送信信号に送信プレコーディングを行うブロックである。プレコーディングブロック608では、端末から送られてきたチャネルベクトルのインデックスを用いて、基地局と複数端末の間に形成されるチャネル行列を作成する。そのチャネル行列に対して、干渉成分の除去などを目的としてプレコーディング行列を乗算する。このときに、例えば、係数を乗算するなどして、出力電力設定ブロックで設定された出力の上限を超えないように送信電力の制御を行う。プレコーディングされた信号は、次に参照信号・データ信号マッピングブロック6023に入力される。
参照信号生成ブロック6022は、参照信号を生成する。その信号を、参照信号・データ信号マッピングブロックに入力する。参照信号・データ信号マッピングブロック6023は、端末におけるフィードバック信号・データ信号マッピングブロック(5018)と同様の機能を有し、参照信号と、送信処理された各端末宛のデータとをそれぞれに割当てられた時間周波数エレメントにマッピングする。参照信号・データ信号マッピングブロック6023からの出力をIFFT変換6024し、無線フロントエンドで高周波信号に変換して、端末に送信する。IFFT以降の動作は、端末と同様であるため、詳細な説明は割愛する。
基地局も、受信信号に対して受信ウエイトを乗算する場合は、候補ベクトルを受信ウエイト計算ブロック(6012)に伝達して、受信ウエイトを計算するようにしてもよく、また、候補ベクトルと誤差情報インデックスから求めた誤差の大きさを受信ウエイト計算ブロック(6012)に伝達して、誤差を考慮した受信ウエイトを計算するようにしても良い。また、プレコーディングに対しても、誤差を考慮したプレコーディングを計算するようにしても良い。また、上記の実施例で説明したテーブル300、401、701などはそのテーブルを用いるブロック内のメモリに保持してもよく、またメモリ(609)に格納してもおき、そこから読み出すようにしても良い。
上述の基地局の動作をフローチャートに示すと図8になる。基地局は、端末A102および端末B103に参照信号を送信(801)し、端末Aおよび端末Bがフィードバックした信号を受信(802)し、各端末の候補ベクトルのインデックスと誤差情報インデックスを収集する(803)。
基地局は、複数の端末のアンテナごとの誤差情報インデックスから内積の値の平均を計算し(804)、その値に対するインデックスを図4に示すテーブルから求める。先に述べたように、このステップは、例えば、端末Aからフィードバックされた誤差情報インデックスが「000」と「001」であり、端末Bからフィードバックされた誤差情報インデックスが「000」と「010」である場合、4つの内積の値の平均値0.3125を算出し、その値に対応する誤差情報インデックス402として「001」を決定するまでの動作に相当する。次の、誤差と端末のSNRの上限の関係を示すテーブル701から出力電力を設定するステップ805では、基地局の出力電力設定ブロックが有する図7の制御情報テーブルの誤差情報インデックス702から、端末のSNRの上限703を決定する。
本実施例においては、図4の誤差情報インデックス402の値を、図7の誤差情報インデックス702の値として使用できる。従って、先に述べた例では誤差情報インデックス402は「001」であるため、図7のテーブルの誤差情報インデックス702の「001」を見ると、端末のSNRの上限703が10dBであることがわかる。従って、端末でのSNRが10dB以下になるように送信電力を設定すればよいことがわかる。
図25は、先に述べた例における、各端末への出力電力の制御結果を表すテーブル(2501)である。端末A並びに端末Bの誤差情報インデックス702が「001」であり、基地局は、端末A並びに端末BにおけるSNR(2504)が10dB以下になるような送信電力で送信するように制御することが示されている。
図8のフローチャートの続きを説明すると、次にプレコーディング部に端末の出力電力の上限を伝達し制御し(806)、各端末宛のデータ信号等の送信信号を作成し、端末に送信信号を送信する(807)。
本実施例では、基地局は、誤差情報を平均して送信電力を設定するようにしている。このように、送信信号のプレコーディングを、同時通信に用いる端末のアンテナとの間に形成されるすべての空間チャネルベクトルより形成した行列を用いて計算する場合は、誤差情報を平均して送信電力を設定することが望ましい。もしくは、誤差が最大である誤差情報に基づいて送信電力を設定しても良い。
また、各端末との空間チャネルごとに送信プレコーディングを計算する信号処理方式を使用する場合は、端末ごとのSNRの上限を設定して、各端末の出力電力を設定しても良い。この場合の、基地局動作のフローチャートを図9に示す。図9に示す動作において、参照信号送信するステップ901から端末A,端末Bの候補ベクトルのインデックスと誤差情報インデックスを収集ステップ903までは、図8の参照信号送信801ステップから端末A,端末Bの候補ベクトルのインデックスと誤差情報インデックスを収集ステップ803と同様である。
図9の基地局動作のフローチャートでは、誤差と出力電力の関係を示すテーブルから端末ごとの送信電力を設定するステップが図8に示す基地局動作のフローチャートと異なる。例えば、端末Aからフィードバックされた誤差情報インデックス402が「010」と「010」であり、端末Bからフィードバックされた誤差情報インデックス402が「000」と「000」である場合、端末Aの誤差情報の平均に対する誤差情報インデックス402は「010」、端末Bの誤差情報の平均に対する誤差情報インデックス402は「000」となる。したがって、図7の端末のSNRの上限と誤差情報インデックスの関係を示すテーブル701より、端末Aに対しては、端末AでのSNRが15dB以下になるように、端末Bに対しては、端末BでのSNRが5dB以下になるように、送信電力を設定すればよい。この送信電力の制御の結果を図26に示す。図26に示すように、端末への送信電力2602は、誤差情報インデックス702に基づき、端末Aは端末AにおけるSNR2604が15dB以下になるように、端末Bは端末BにおけるSNR2604が5dB以下になるように送信電力を設定すればよい。
図9に示すフローチャートにおいて、プレコーディング部に各端末の出力電力の上限を伝達し制御するステップで、端末ごとの送信電力を制御して、各端末宛のデータ信号等の送信信号を作成し、端末に送信信号を送信する(906)。
以上の実施例で用いたテーブルなどについて、以下に補足説明を述べる。図3に示す候補ベクトルの値は、本実施例ではノルムが1であるランダムなベクトルとしたが、通信を行う伝搬環境に応じて、空間チャネルが取りうると想定される範囲を均等に分割したベクトルでも良い。また候補ベクトルの個数も上記の値に限る必要はない。候補ベクトルが多いほうが、実際のチャネルベクトルとの差が小さいベクトルが存在する確率は高くなるが、その結果としてフィードバックするビット数が大きくなると、通信に対するオーバーヘッドの増加につながるため、システムの全体設計を考慮して候補ベクトルの個数を決めることが望ましい。
また図4に示す内積の区分けの仕方や、それを表すインデックスのビット数も、上記の値に限定されるものではない。また、図7のテーブル内に示す値も、あくまで例であり、この値に限らないことはいうまでもない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、これらのテーブルの内容は適宜変更可能であることは明白である。また、候補ベクトルのテーブルは、誤差情報に基づいて適宜更新することも可能である。しかし、複数端末と同時通信を行う場合に、上記を行うためには、基地局側は端末ごとに専用の候補ベクトルのテーブルを用意し、それらを端末毎の誤差情報に合わせて、一定の規則に従って、更新する必要がある。また、新規端末と通信をする場合など、候補ベクトルテーブルの追加などが必要となる。このような動作は端末数の増加に伴い、より煩雑さが増す。したがって、本実施例では、基地局と複数の端末におけるテーブルは、すべて共通なものを使用している。
ただし、基地局と端末が保持している候補ベクトルのテーブルを、個々の事情ではなくあらかじめ定められたルールにのっとり、すべて同時に更新するのであれば、候補ベクトルを更新しても良い。図4に示す内積の大きさと誤差情報インデックスの関係を示すテーブルなどについても同様である。
端末が推定した空間チャネルと、基地局にフィードバックされたインデックスから判断したチャネルとの誤差が大きいと、送信のプレコーディング行列の精度が劣化してしまい、干渉成分を十分に除去した状態で信号を送信することができない。このため、受信機のノイズではなく、実際のチャネルとフィードバックされたチャネルとの誤差が支配的な状態になると、送信電力を大きくして端末のSN比を改善しても、一定の送信電力以上では、チャネル容量が飽和状態に近づき、送信電力の増加に見合った伝送容量の増加が実現できなくなる。この上限の電力は、モデルを用いた計算や、または、実際のシステムによる試験などによりも求めることができる。
無線通信方式を本実施例の構成とすることにより、送信電力を上記のチャネル容量が飽和となる範囲のほぼ上限となる電力、もしくはそれ以下の電力に設定することにより、送信電力に対して、効率的な無線通信を実現することができる。
また、第一の実施例では、図4に示したように、内積の大きさにより、チャネルベクトルと候補ベクトルの誤差の程度を表したが、内積以外にも、チャネルベクトルと、候補ベクトルの差のノルムを求め、最小となったノルムの値を誤差情報として、この誤差情報が対応しているインデックスをフィードバックしても良い。例えば、図21に示す端末の受信アンテナに推定されたチャネルベクトルと図3に示すベクトルの誤差を表す場合、下記の数3によってノルムを計算する。
Figure 0005542825
なお、数3中のnは1からNまでであり、Nは候補ベクトルの数である。
上記ベクトル[p11+q11*i, p12+q12*i, p13+q13*i, p14+q14*i]に対して、数3によって、N個のノルム(図3の例なら、8となる)を計算して、この中で最小となったノルムの値を誤差情報とする。図10は推定チャネルベクトルと候補ベクトルの差のノルムの計算結果の最小値と誤差情報インデックスの関係を示すテーブル1001である。テーブル1001は推定チャネルベクトルと候補ベクトルの差のノルムの計算結果の最小値1003とそれに対する誤差情報インデックス1002の関係を示している。ノルムの値を誤差情報とする場合は、端末、基地局双方が、図10に示すテーブルを、それぞれメモリ内に格納し、端末は基地局に対して、図10に示された誤差情報インデックス1002をフィードバックする。
本発明の第二の実施例を説明する。本発明の第二の実施例は、候補ベクトルを、方向と大きさ(ゲイン)の2つの項目から表している。例えば、基地局が4本のアンテナを用いて信号を送信する場合、端末の1つのアンテナとの間の空間チャネルは、4つの要素を有する行ベクトルとして表される。
図11(a)に示す候補ベクトルとベクトルインデックスの関係を示すテーブル1101では、候補ベクトル1103を7ビットのベクトルインデックス1102で表している。図11(b)に示すチャネルベクトルとの大きさ比と大きさ比インデックスの関係を示すテーブル1104は、チャネルベクトルと候補ベクトルの大きさ比(X)1106を、3ビットの大きさ比インデックス1105で表している。本実施例の場合は、端末から基地局へのフィードバック情報として、端末によって推定されたチャネルベクトルの方向に最も近い方向を表す候補ベクトルのベクトルインデックス(7ビット)1102と、チャネルベクトルに対する大きさ比を表す大きさ比インデックス1105の2つの情報をフィードバックする。本実施例の場合は、上記大きさ比インデックス1105が誤差情報に相当する。
また、推定されたチャネルベクトルに対する誤差を表す方法として、実施例1では、1つの受信アンテナとの間に形成されるベクトルに対する誤差情報をフィードバックしているが、図12(a)にIQ平面における位相の候補と位相インデックスの関係を示すテーブル1201を示す。テーブル1201は、ベクトルの要素ごとに、IQ平面上に表示した場合に、IQ平面における位相の候補1203と、それに対する位相インデックス1202を示している。
図12(b)に角度差と角度差インデックスの関係を示すテーブル1204を示す。テーブル1204は、角度差1206は位相インデックスとベクトルの要素の角度差を表し、角度差インデックス1205は、角度差に対するインデックスを示している。図12(c)に、大きさ比と大きさ比インデックスの関係を示すテーブル1207を示す。図12(c)は、候補信号の振幅を1とした場合の、実際の振幅の大きさ比を表す大きさ比1209と、大きさ比1209に対する大きさ比インデックス1208を示している。
本実施例の場合は、図12(a)に示す位相インデックス1202と図12(b)に示す角度差インデックス1205、並びに、図12(c)に示す大きさ比インデックス1208の3つの情報を端末から基地局にフィードバックする。本実施例では、位相インデックスを3ビット、角度差インデックスを3ビット、大きさ比インデックスを3ビットで表しているが、このビット数は、この数字に限ったものではない。この場合は、位相差インデックスと大きさ比インデックスが誤差情報に相当する。
なお、その他の、基地局および端末の構成、端末から基地局へのフィードバックに関する端末および基地局の処理、フィードバックされた情報を用いた基地局の送信電力の制御は、実施例1で説明したものと同様である。また、制御結果として得られるテーブルも、実施例1と同様である。
以上、実施例2では、端末から基地局にフィードバックするための種々の誤差情報の例を示したが、誤差情報は、上記に限ったものではなく、本発明の趣旨を満足できるものであれば、その他の形態でも良いことは明白である。
図12を用いて説明した実施例の構成とすることによって、受信アンテナと送信アンテナの組み合わせごとの誤差情報を得ることができるため、誤差の大きくなる受信アンテナと送信アンテナの組み合わせを除いて通信を行うことが可能になる。
本発明の第三の実施例を述べる。本実施例の基地局の構成を図13、制御情報のデーブルを図14に、基地局動作のフローチャートを図15に示す。第三の実施例では第一の実施例と異なり、出力電力の制御ではなく端末からフィードバックされた誤差情報を元に、スケジューリングを制御する。図の説明において、これまでの実施例と重複しており、特に本発明の動作に直接関係しないものは省略する。
本発明の第三の実施例では、第一の実施例と同様に、基地局は、チャネル/誤差情報の収集ブロック(1301)で収集した誤差情報を、候補ベクトル決定ブロックを経て、スケジューラ(1303)に伝達する。スケジューラはスケジューラブロックの内部メモリ(1304)、もしくはメモリ(1306)に格納した図14に示す制御情報テーブルを用いて、各アンテナ、または端末に対する信号送信の優先度を決定する。優先度の決定結果をコントローラ(1305)に伝達し、コントローラ(1305)が基地局の動作を制御する。
本実施例では、誤差情報として図12において説明したIQ平面上の候補ベクトルからの角度差インデックス1205と大きさ比インデックス1208の2つのインデックスをもとに、例えば図14の基地局が有する制御テーブル1401に示すように、それらの2つの誤差を考慮した総合誤差インデックス1406を算出し、その値によって優先度1407を4段階に分けている。角度差と大きさ比の2つのインデックスから総合誤差インデックスを求める場合、2つの誤差インデックスと、総合誤差インデックスの関係を表すテーブルを作成してもよく、図14に示すように2つのインデックスのビット乗算の結果が、総合誤差インデックスに対応するようにしても良い。図14においては、4段階の角度差と4段階の大きさ比をそれぞれ3ビットで表しているが、これを2ビットの信号としてフィードバックしてから、基地局側でそれぞれに1を足した値を作成し、それを乗算して、5ビットの誤差インデックスを作成するようにしても良い。
図15に示すフローチャートにおいて、基地局の動作を説明する。1506〜1508の各ステップは、図8の801〜803で説明したように、実施例1と同様である。図15では、ステップ1508において各端末の位相インデックスと誤差情報インデックスを収集した後、送信優先度を決定するステップ(1501)において、レイヤ単位、または端末単位で優先度を決定するようにしている。例えば2アンテナを有する端末の場合、レイヤ単位で優先度を決定する場合は、アンテナごとの誤差情報から優先度を決定すればよい。この場合、一方のアンテナに対しては優先度が高く、他方のアンテナに対しては送信見合わせになることも起こりうる。その場合は、端末は1本のアンテナでのみ信号を受信する。また、端末ごとに優先順位を決める場合は、端末が有するアンテナごとの誤差情報の平均に対して、優先度を決めればよい。次に、ステップ1502において、優先度の情報をスケジューラに伝達し(1502)、スケジューリングが決定され(1503)、それに基づいて送信信号が作成され、信号が送信される(1504)。ステップ1504では、例えば、スケジューリングの優先度2904が高い端末宛、またはレイヤへのデータの送信を、スケジューリングの優先度が低い端末宛またはレイヤへのデータの送信よりも優先して先に行う。
図29は、本実施例にもとづき、例えば端末1から端末4の4台の端末との通信において、スケジューリングの制御を行った場合に得られる結果の一例を示している。基地局は、図15のステップ1508と同様に、各端末への総合誤差の値2903を求め、その総合誤差の値2903を、図14の総合誤差インデックス1406に照らし合わせて、図14の優先度1407を決定し、その情報を反映し、スケジューリング制御の結果を示すテーブル2901のように、スケジューリングの優先度2904を決定する。ここで、ステップ1504では、例えば、スケジューリングの優先度2904が高い端末宛のデータの送信を、スケジューリングの優先度2904が低い端末宛のデータの送信よりも優先して、スケジューリングの優先度2904が高い端末宛のデータの送信を先に行う。
このように、空間チャネルの推定に対する誤差の大小に基づいて信号送信の優先度を設定し、当該優先度に基づいてスケジューリングを決めることによって、比較的精度の良い送信プレコーディングや受信ウエイト行列が算出されるアンテナ、もしくは端末へ優先的に信号を送り、また比較的精度の悪い送信プレコーディングや受信ウエイト行列が算出される端末やアンテナへの優先度を下げることにより、従来よりも、精度の良い状態で端末と通信を行うことができる。
本発明の第4の実施例を述べる。第4の実施例では、基地局では送信信号の変調方式と符号化率を、誤差情報によって制御する。本実施例では、基地局は、端末からフィードバックされたCQI(チャネルクオリティインディケータ)情報も、候補ベクトルのインデックスと、誤差情報に加えて通信の制御に利用する。基地局は、端末からフィードバックされたCQI情報に対して、前記の誤差情報を用いて、CQIインデックスの値を補正する。
本実施例では、例えば図16に示すように、誤差情報として図12において説明したIQ平面上の位相の候補からの角度差インデックス1205と大きさ比インデックス1208の2つのインデックスをもとに、テーブル1605に示すように、それらの2つの誤差を考慮した総合誤差インデックス1606を算出し、その値によって基地局はCQIインデックスの値を補正を4段階に分けて行う(1607)。
本実施例による基地局動作のフローチャートを図17に示す。
1706〜1707の各ステップは、図8の801〜802で説明したように、実施例1と同様である。図17では、ステップ1707において各端末のフィードバック信号を受信後、本実施例の基地局は、各端末からフィードバックされた位相インデックスと角度差インデックス1205、大きさインデックス1208ならびにCQI情報を収集する(1701)。図16に示すように、角度差インデックス1205、大きさ比インデックス1208から総合誤差インデックス1606を求め、総合誤差インデックス1606にしたがって、端末からフィードバックされたCQIインデックスの値に対して補正を行う。基地局のCQIインデックスの値の補正は、例えば図16のテーブル1605に示すように、端末がフィードバックしたCQIインデックスの値に対して、変化させない、X小さくする、Y小さくする( Y > X )、もしくはZ小さくする( Z > Y )のいずれかの補正を行うものである。図17のフローチャートに示すように、基地局は、誤差情報から個々のレイヤに対するCQIインデックスの値の補正を行い1702、その結果をコントローラ(図6の6018)に伝達し、変調方式とコーディングレートを決定し(1703)、それに基づいて送信信号を作成し送信する(1704)。
図28を用いて、本実施例にもとづき、例えば端末1から端末4の4台の端末との通信において、基地局がCQIインデックスの値の補正を行った場合の制御について説明する。基地局は、図17のステップ1701と同様に、各端末への総合誤差2803を求め、その総合誤差の値2803を、図16の総合誤差インデックス1606に照らし合わせて、CQIインデックスの値の補正の結果を示すテーブル2801に示すように、基地局によるCQIインデックスの値の補正2804を行う。
基地局と端末との間のチャネルベクトルに誤差が生じる場合は、送信プレコーディング行列、または送信プレコーディング行列と受信ウエイト行列の両方の行列による干渉成分の除去が十分にできなくなるため、信号対雑音干渉電力が、端末が当初想定した値よりも劣化する。そのため、本実施例のように、端末がフィードバックしたCQIよりも、基地局側がインデックスの値の補正したCQIを用いて、変調方式やコーディングレートを決めることで、より確実な通信を実現することができる。
本発明の第5の実施例を述べる。本実施例では、誤差情報に従って通信方式の変更または決定を行う。もしくは、本実施例では、誤差情報に従って信号処理方式の変更または決定を行う。図19に本発明の基地局動作のフローチャートを例示するが、1902〜1904の各ステップは、図8の801〜803で説明したように、実施例1と同様である。図19では、ステップ1904において各端末の候補ベクトルのインデックスと誤差情報インデックスを収集した後、ステップ1905において、端末Aと端末Bとの誤差の差が閾値以上かどうかを判断し、閾値以上であれば、誤差が小さい端末のみとのシングルユーザ通信を行い1907、閾値未満であれば複数端末とのマルチユーザ通信を行う1906。いずれの場合も、次のステップで送信信号作成並びに送信1908を行う。
本実施例では、基地局にフィードバックするチャネルベクトルと実際の空間チャネルベクトルの間の誤差が、端末によって極端に異なる場合、例えば第一の端末には殆ど誤差がなく、第二の端末には大きな誤差がある場合は、2端末への同時送信をやめて、第一の端末とのみ通信するような信号処理方式に変更する。本実施例における通進方式の制御結果の例を図27に示す。図27は通信方式制御の結果を示すテーブル2701である。端末A,B間の誤差の差2702が閾値以上であれば、通信方式の制御結果2703は、誤差が小さい端末のみとのシングルユーザ通信となる。また端末A,B間の誤差の差2705が閾値未満であれば、通信方式の制御結果2706は、マルチユーザ通信となる。
また、信号処理方式の変更する場合の一例として、同様に第一の端末には殆ど誤差がなく、第二の端末には大きな誤差がある場合は、送信プレコーディングを、各端末との間に形成される空間チャネルベクトルを構成要素とした行列を用いて計算する信号処理方式から、送信プレコーディングを個々の端末との空間チャネルのみを構成要素とした行列を用いて、計算できる信号処理方式に変更する。本実施例における信号方式の制御結果の例を図22に示す。図22は信号処理方式の制御の結果を示すテーブル2201である。端末A,B間の誤差の差2202が閾値以上であれば、信号処理方式の制御結果2203は、ブロック対角化方式2203を用いる。また、端末A,B間の誤差の差2205が閾値未満であれば、信号処理方式の制御結果2206は、非線形信号処理方式となる。本実施例の基地局の動作フローチャートは図19に示すフローチャートと同様であり、ステップ1905において端末Aと端末Bとの誤差の差が閾値以上か閾値未満かによって決定していた、通信方式の制御(ステップ1906、ステップ1907)を、信号処理方式の制御に変更すればよい。
本実施例によって、端末間の誤差情報の差に応じて、より適した通信方式や信号処理方式による通信が可能となり、システム全体の通信容量を改善することができる。
本発明の第6の実施例を、図20を用いて説明する。本実施例では、端末が、参照信号を受信した場合に(2001)、チャネルベクトル推定ならびに誤差情報算出を行い2002、その誤差情報が閾値よりも大きいか、もしくはそれ以下であるかを判断し(2003)、閾値以下であれば基地局に対して、当該端末宛のデータ信号の送信要求を送る(2004)。このような通信方式とすることで、基地局は、端末からの送信要求を、推定したチャネルベクトルと候補ベクトルとの誤差に関連する情報とみなして、送信制御を行うことができる。
また、このような通信方式とすることで、実際のチャネル状態に近い候補ベクトルのみで計算した送信プレコーディングを用いた信号を送信することができるため、干渉成分の少ない状態で通信を行うことができる。
図23を用いて、本実施例に基づき、例えば端末1から端末4の4台の端末が基地局と通信を行う場合に、送信要求を行うか否かの各端末による判断に基づいた基地局の処理を説明する。図23は端末からの送信要求の有無を示すテーブル2301である。誤差情報が閾値以下であるか2303という条件に対して、閾値以下である端末1、端末4は送信要求を行い、閾値より大きい端末2、端末3は、送信要求をしない、という結果を示している。基地局はこの結果に基づき、端末1、端末4宛のデータ信号を送信し、端末2、端末3宛のデータ送信は、端末2、端末3からのデータ送信要求を受信するまで待機する。
また、先に述べたように、実施例4では、基地局で誤差情報に基づいてCQIインデックスの値を設定したが、本発明の第6の実施例と同様に、端末側で、誤差情報に基づいて補正したCQIインデックスの値を、基地局側にフィードバックするようにしてもよい。
以上、実施例1〜実施例6において本発明を実施するための形態について説明してきたが、各実施例において、端末は、所有している複数のアンテナすべてのチャネルベクトルに関する情報をフィードバックするのではなく、推定したチャネルベクトルと候補ベクトルの誤差が少ないチャネルの情報のみを基地局にフィードバックする構成としても良いことは明らかである。
また、本発明の効果を得る構成は、上述の各実施例に限ったものでないことは明らかであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更であれば、同様の効果が得られることは言うまでもない。例えば図18に示すように、複数の実施例にて述べた制御の方法を備え、適宜、制御方法を選択したり、複数組み合わせしたりできるような構成としても良い。ここで、ステップ1802からステップ1805で基地局が行う処理は、図8において説明した、ステップ800から803と同様の処理である。ステップ1805の後、基地局は端末との通信においてどの様な制御を行うかを選択する、もしくは複数の制御を組み合わせる(ステップ1801)。図18の例では送信電力の制御と送信優先度の設定を組み合わせる。また、ステップ1806、ステップ1807で基地局が行う処理は、それぞれ図9で説明したステップ904、ステップ905と同様の処理を行う。また、ステップ1808、ステップ1809で基地局が行う処理は、それぞれ図15で説明したステップ1501、ステップ1502と同様の処理を行う。ステップ1812、ステップ1813で基地局が行う処理は、図8において説明した、ステップ807、ステップ808と同様の処理である。
本発明は、基地局、端末及び通信システム、通信方法に係り、特に、セルラ無線通信システム、およびセルラ無線通信システムを構成する無線基地局装置および無線端末装置に利用可能である。
601:データ/参照信号分離ブロック
602:チャネル/誤差情報収集ブロック
603、605、607、609:メモリ
604:チャネルベクトル決定ブロック
606:出力電力設定ブロック
608:プレコーディングブロック
6010:バックホールネットワークインタフェース
6011:バックホールネットワーク
6012:受信ウエイト計算ブロック
6013:FFTブロック
6014:検波・レイヤ分離ブロック
6015:無線フロントエンド
6016:復調復号ブロック
6017:受信データバッファ
6018:コントローラ
6019:送信データバッファ
6020:符号化・変調ブロック
6021:レイヤマップブロック
6022:参照信号生成ブロック
6023:参照信号・データ信号マッピングブロック
6024:IFFTブロック
6025:アンテナ
6026:バス

Claims (11)

  1. 無線通信システムであって、
    少なくとも1つの送信局と、前記送信局と共通の情報群を用いて無線通信を行う少なくとも1つの受信局と、を有し、
    前記受信局は、前記受信局と前記送信局との間の空間チャネルの推定を行い、前記推定の結果を示す情報である推定空間チャネルを生成し、前記情報群に含まれる情報と前記推定空間チャネルとを比較し、前記情報群に含まれる情報と前記推定空間チャネルとの間の関係を示す情報である第一の情報を前記比較の結果に基づいて生成し、
    前記送信局と前記受信局との少なくともいずれか一方が、前記第一の情報に基づいて、前記無線通信の制御を行い、
    前記受信局は、前記第一の情報を前記送信局に送信し、
    前記送信局は、前記第一の情報を前記受信局から受信し、前記第一の情報に基づいて、前記受信局宛のデータ信号の送信電力を制御し、
    前記送信局は、前記送信電力の上限値に対応する上限値情報を、前記第一の情報の値と関連付けて記憶しており、前記上限値情報に基づいて前記送信電力を制御する、ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記情報群に含まれる情報と前記推定空間チャネルとの間の関係を示す前記第一の情報は、前記情報群に含まれる情報と、前記推定空間チャネルとの間の誤差に基づく情報である、ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムであって、
    前記情報群に含まれる情報は、複数のベクトルとそのベクトルを示すインデックスの情報である、ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    前記受信局は、前記第一の情報の作成に用いたベクトルのインデックスを前記送信局にフィードバックする、ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記送信局は、前記第一の情報を複数の前記受信局から受信した場合に、複数の前記第一の情報に基づいて導出した平均値に基づき、前記送信電力を制御する、ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記送信局は、前記第一の情報を複数の前記受信局から受信した場合に、前記受信局ごとに前記送信電力を制御する、ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 無線端末と無線通信を行う無線基地局であって、
    前記無線端末と共通の情報群を記憶する記憶部と、
    前記無線端末が行った前記無線基地局との間の空間チャネルの推定結果として生成した情報である推定空間チャネルと、前記情報群に含まれる情報との間の関係を示す情報である第一の情報を受信する信号受信部と、
    前記第一の情報に基づいて、前記無線通信の制御を行う信号送信部と、を備え、
    前記信号送信部は、前記第一の情報に基づいて、前記無線端末宛のデータ信号の送信電力を制御し、
    前記無線基地局は、前記送信電力の上限値に対応する上限値情報を、前記第一の情報の値と関連付けて記憶する制御情報記憶部を備え、
    前記信号送信部は、前記上限値情報に基づいて前記送信電力を制御する、ことを特徴とする無線基地局。
  8. 請求項7に記載の無線基地局であって、
    前記情報群に含まれる情報と前記推定空間チャネルとの間の関係を示す前記第一の情報は、前記情報群に含まれる情報と、前記推定空間チャネルとの間の誤差に基づく情報である、ことを特徴とする無線基地局。
  9. 請求項8に記載の無線基地局であって、
    前記情報群に含まれる情報は、複数のベクトルとそのベクトルを示すインデックスの情報である、ことを特徴とする無線基地局。
  10. 請求項7に記載の無線基地局であって、
    前記無線基地局は、前記第一の情報を複数の前記無線端末から受信した場合に、複数の前記第一の情報に基づき、前記送信電力の上限値情報として1つの値を設定する、ことを特徴とする無線基地局。
  11. 請求項7に記載の無線基地局であって、
    前記無線基地局は、前記第一の情報を複数の前記無線端末から受信した場合に、前記無線端末ごとに前記送信電力の上限値を設定する、ことを特徴とする無線基地局。
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