JP5542070B2 - 送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、扇風機等の、軸流ファンを用いた送風機に関するものである。
従来、この種の軸流ファンとして、ボス部と、その外周から放射状に形成された複数枚の翼部から構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、このような軸流ファンは、電動機によって回転させられることで、各々の翼部が気流を連続的に発生させ、全体として軸方向に気流を送るものである。
特開2000−110788号公報
しかしながら、このような軸流ファンは、その翼部の中の一枚に着目すると、それ自体が連続的に気流を発生させるものの、前記翼部が円運動するため、発生した気流が螺旋状となる。実際の軸流ファンでは、前記翼部が複数枚設けられるので、それぞれの翼部が発生させた螺旋状の気流が、翼部のピッチ分ずれて重なることになる。このため、気流を受ける対象から観察すると、気流に強弱が生じることになる。そして、気流を受ける対象が人である場合、この気流の強弱が自然風との違いを感じさせる原因となっていた。前記翼部の枚数を増やせば、この問題をある程度緩和することができるものの、十分ではなかった。
本発明は以上の問題点を解決し、強弱変化の少ない連続的な気流を発生させることができる送風機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の送風機は、軸方向両端が開放した短筒状の枠体と、この枠体の中心部に位置するボス部と、このボス部と前記枠体を接続する複数のスポークからなるスポーク部と、前記枠体の外周側に設けられた複数の翼からなる翼部とを有し、この翼部を構成する翼の内端よりも内側に、前記翼部が発生させた主気流に伴って発生する従気流が流通する空間を形成し、前記スポーク部を、それぞれ複数のスポークを軸回りに等ピッチに設けた前スポーク部と後スポーク部とで構成すると共に、前記前スポーク部に対し後スポーク部を軸回りにずらした軸流ファンを設けたものである。
また、本発明の請求項2に記載の送風機は、請求項1において、前記軸流ファンを回転させるための電動機が収容されたケーシングを有し、このケーシングが、前記軸流ファンの軸方向視で、前記枠体の内側に実質的に収まるように構成すると共に、前記ケーシングの外縁と前記枠体の内縁との間に前記従気流の流入口を設けたものである。
また、本発明の請求項3に記載の送風機は、軸方向両端が開放した短筒状の枠体と、この枠体の中心部に位置するボス部と、このボス部と前記枠体を接続する複数のスポークからなるスポーク部と、前記枠体に設けられた複数の翼からなる翼部とを有し、この翼部を構成する翼の内端よりも内側に、前記翼部が発生させた主気流に伴って発生する従気流が流通する空間を形成し、前記スポーク部を、それぞれ複数のスポークを軸回りに等ピッチに設けた前スポーク部と後スポーク部とで構成すると共に、前記前スポーク部に対し後スポーク部を軸回りにずらした軸流ファンを設けたものである。
更に、本発明の請求項4に記載の送風機は、請求項3において、前記軸流ファンを回転させるための電動機が収容されたケーシングを有し、このケーシングが、前記軸流ファンの軸方向視で、前記翼部の内端が描く軌跡の範囲内に実質的に収まるように構成すると共に、前記ケーシングの外縁と前記各翼の内端との間に前記従気流の流入口を設けたものである。
本発明の請求項1に記載の軸流ファンは、以上のように構成することにより、回転により前記翼部が渦状の主気流を形成すると、この主気流に伴って、前記枠体の内側及び前記翼部の外側に従気流が形成され、これら主気流と従気流が組み合わされて複合気流が形成される。そして、従気流が主気流の強弱を緩和するように流れるので、強弱変化の少ない連続的な複合気流を得ることができる。そして、前記枠体の中心部に位置するボス部と、このボス部と前記枠体を接続する複数のスポークからなるスポーク部を設け、更に、前記スポーク部を、それぞれ複数のスポークを軸回りに等ピッチに設けた前スポーク部と後スポーク部とで構成すると共に、前記前スポーク部に対し後スポーク部を軸回りにずらしたことで、前記翼部よりも内側に、能動的に気流を発生させることなく、電動機に取り付けて回転させることができる。
なお、前記軸流ファンを回転させるための電動機が収容されたケーシングを、前記軸流ファンの軸方向視で、前記枠体の内側に実質的に収まるようにして、前記ケーシングの外縁と前記枠体の内縁との間に前記従気流の流入口を設けることで、前記枠体の内側を気流が通過するのを妨げないようにして、複合気流を良好に形成することができる。
また、本発明の請求項2に記載の軸流ファンは、以上のように構成することにより、回転により前記翼部が渦状の主気流を形成すると、この主気流に伴って、前記翼部の内側及び外側に従気流が形成され、これら主気流と従気流が組み合わされて複合気流が形成される。そして、従気流が主気流の強弱を緩和するように流れるので、強弱変化の少ない連続的な複合気流を得ることができる。そして、前記枠体の中心部に位置するボス部と、このボス部と前記枠体を接続する複数のスポークからなるスポーク部を設け、更に、前記スポーク部を、それぞれ複数のスポークを軸回りに等ピッチに設けた前スポーク部と後スポーク部とで構成すると共に、前記前スポーク部に対し後スポーク部を軸回りにずらしたことで、前記翼部よりも内側に、能動的に気流を発生させることなく、電動機に取り付けて回転させることができる。
また、前記軸流ファンを回転させるための電動機が収容されたケーシングを、前記軸流ファンの軸方向視で、前記翼部の内端が描く軌跡の範囲内に実質的に収まるようにして、前記ケーシングの外縁と前記翼部の内端との間に前記従気流の流入口を設けることで、前記翼部の内側を気流が通過するのを妨げないようにして、複合気流を良好に形成することができる。
本発明の第一の実施形態を示す軸流ファンの外観図であり、(a)は軸方向から見た外観図、(b)は軸直方向から見た外観図である。 同、A−A断面図である。 同、第一の実施形態の軸流ファンを用いた送風機の動作説明図である。 本発明の参考例を示す軸流ファン及びそれを用いた送風機の軸方向から見た外観図である。 同、B−B断面図である。 同、動作説明図である。 本発明の第二の実施形態を示す軸流ファンの、軸方向から見た外観図である。 本発明の第三の実施形態を示す軸流ファンの、軸方向から見た外観図である。
以下、本発明の第一の実施形態について、図1乃至図3に基づいて説明する。1は本発明の軸流ファンである。この軸流ファン1は、枠体2と、ボス部3と、スポーク部4と、翼部5とを有して構成される。前記枠体2は、軸方向の両端が開放した短円筒状に形成される。また、前記ボス部3は、前記枠体2の中央部に位置すると共に、その中心に、電動機の回転軸Xに取り付けるための挿入孔6を有する。また、前記スポーク部4は、前記枠体2の中心部に前記ボス部3を同軸に保持するためのものである。そして、前記スポーク部4は、前スポーク部7と後スポーク部8とを有し、それぞれ複数のスポーク9を軸回りに等ピッチに設けることによって構成される。なお、前記前スポーク部7と後スポーク部8は、軸回りに半ピッチずらされる。本例では、前記前スポーク部7及び後スポーク部8は、何れも軸回りに0.4π(rad)間隔で5本の前記スポーク9を配列することで構成される。また、本例では、前記前スポーク部7と後スポーク部8は、軸回りに0.2π(rad)ずらされる。なお、前記スポーク9は、前記ボス部3から放射方向に延びるように形成される。そして、前記スポーク9は、その断面形状が、何れも回転方向に対し長い角丸の長方形、又は長円形であり、回転方向に対し傾斜しない。従って、前記各スポーク9は、能動的に気流を発生させる構造ではない。また、前記翼部5は、前記枠体2の外周側にのみ、翼10を軸回りに等ピッチで複数設けることで形成される。本例では、軸回りに0.2π(rad)間隔で10枚の前記翼10を配列することで構成される。これによって、前記枠体2の内側、即ち前記各翼10の内端11よりも内側が、後述する従気流Vsの流通空間Pとなる。
そして、前記軸流ファン1を電動機の回転軸Xに取り付けて扇風機等の送風機12を形成した場合、前記電動機が収容されるケーシング13は、軸方向視で前記枠体2の内側、即ち前記各翼10の内端11が描く軌跡の内側に収まる。また、前記ケーシング13の外縁と前記枠体2の内縁との間には、気流の流入口14が形成される。但し、扇風機等の送風機を立てるために必要な支柱15は、前記枠体2の内側に収まらない。
次に、本実施形態の作用について説明する。前記軸流ファン1が前記回転軸X回りに回転すると、前記翼部5によって主気流Vmが発生する。この主気流Vmは、前記各翼10によってそれぞれ螺旋状に形成される。これらの主気流Vmは、前記各翼10によって連続的に発生するものの、各主気流Vm間は比較的気流が弱い領域となる。一方、前記翼部5が主気流Vmを発生させると、前記翼部5よりも外側、及び前記枠体2の内側の流通空間Pに、従気流Vsが発生する。なお、これらの従気流Vsは、前記翼部5又はスポーク部4が能動的に発生させるものではなく、主気流Vmを発生させることによって受動的に発生するものである。即ち、前記翼部5が主気流Vmを発生させることで、この主気流Vmの周囲に比較的低圧となる領域が生じるので、この低圧領域に向かって周囲の空気が流れることで、従気流Vsは発生する。そして、従気流Vsは、このように発生するため、主気流Vmの比較的弱い(即ち比較的低圧)領域に多く流れ込み、主気流Vmの比較的強い(即ち比較的高圧)領域に少なく流れ込む。従って、従気流Vsが主気流Vmの強弱を緩和させるので、主気流Vmと従気流Vsが混合して形成される複合気流Vcは、強弱変化の少ない連続的なものとなる。特に、従気流Vsが、主気流Vmの外側と内側に発生するので、従気流Vsは主気流Vmの強弱変化を良好に緩和することができる。
なお、前述した通り、前記ケーシング13が、軸方向視で前記枠体2の内側、即ち前記各翼10の内端11が描く軌跡の内側に収まり、前記ケーシング13の外縁と前記枠体2の内縁との間に、気流の流入口14が形成されるので、従気流Vsは、前記ケーシング13に妨げられることなく、前記流通空間Pに流入する。これによって、複合気流Vcは、良好に形成される。
以上のように、本発明の軸流ファン1は、軸方向両端が開放した短筒状の枠体2と、この枠体2に設けられた複数の翼10からなる翼部5とを有し、この翼部5を構成する翼10の内端11よりも内側に、前記翼部5が発生させた主気流Vmに伴って発生する従気流Vsが流通する流通空間Pを形成したことによって、従気流Vsが主気流Vmの強弱を緩和するように流れるので、強弱変化の少ない連続的な複合気流Vcを得ることができるものである。
また、本発明の軸流ファン1は、前記枠体2の中心部にボス部3を設けると共に、このボス部3と前記枠体2を接続する複数のスポーク9からなるスポーク部4を設けることによって、前記枠体2の内側、即ち前記翼部5よりも内側に能動的に断続的な気流を発生させることなく、電動機に取り付けて回転させることができるものである。
更に、本発明の軸流ファン1を用いた送風機12は、前記軸流ファン1を回転させるための電動機が収容されたケーシング13を、前記軸流ファン1の軸方向視で、前記枠体2の範囲内、即ち前記翼10の内端11が描く軌跡よりも内側に実質的に収まるようにすることによって、前記枠体2の内側の流通空間Pを従気流Vsが通過するのを妨げないようにして、複合気流Vcを良好に形成することができるものである。
次に、本発明の参考例について、図4乃至図6に基づいて説明する。21は本発明の軸流ファンである。この軸流ファン21は、枠体22と、翼部23とを有して構成される。前記枠体21は、軸方向の両端が開放した短円筒状に形成される。また、前記枠体21には、複数の永久磁石24が固定される。また、前記翼部23は、前記枠体22の外周側にのみ、翼25を軸回りに等ピッチで複数設けることで形成される。本例では、軸回りに0.2π(rad)間隔で10枚の前記翼25を配列することで構成される。
そして、前記軸流ファン21は、前記枠体22が環状ケーシング26の外側に位置するように、この環状ケーシング26に取り付けられる。この環状ケーシング26は、その内部に、環状に配列された固定子27が設けられる。そして、この固定子27の外側に、複数の前記永久磁石24が近接して配置される。これによって、これらの永久磁石24が固定された前記枠体22自体が、回転子28となる。そして、前記固定子27と回転子28とで、電動機29が形成される。このようにして、前記軸流ファン21を前記電動機29によって回転させる送風機30が構成される。また、前記環状ケーシング26の内側、即ち前記各翼25の内端31よりも内側が、従気流Vsの流通空間Pとなる。
次に、本実施形態の作用について説明する。前記環状ケーシング26の固定子27に電力を供給することで、この固定子27が交番磁界を発生させる。そして、この交番磁界によって、前記回転子28である前記枠体22、即ち前記軸流ファン21が回転する。この軸流ファン21が回転すると、前記翼部23によって主気流Vmが発生する。この主気流Vmは、前記各翼25によってそれぞれ螺旋状に形成される。これらの主気流Vmは、前記各翼25によって連続的に発生するものの、各主気流Vm間は比較的気流が弱い領域となる。一方、前記翼部23が主気流Vmを発生させると、前記翼部23よりも外側、及び前記環状ケーシング26の内側の流通空間Pに、従気流Vsが発生する。なお、これらの従気流Vsは、前記翼部23が能動的に発生させるものではなく、主気流Vmを発生させることによって受動的に発生するものである。即ち、前記翼部23が主気流Vmを発生させることで、この主気流Vmの周囲に比較的低圧となる領域が生じるので、この低圧領域に向かって周囲の空気が流れることで、従気流Vsは発生する。そして、従気流Vsは、このように発生するため、主気流Vmの比較的弱い(即ち比較的低圧)領域に多く流れ込み、主気流Vmの比較的強い領域(即ち比較的高圧)領域に少なく流れ込む。従って、従気流Vsが主気流Vmの強弱を緩和させるので、主気流Vmと従気流Vsが混合して形成される複合気流Vcは、強弱変化の少ない連続的なものとなる。特に、従気流Vsが、主気流Vmの外側と内側に発生するので、従気流Vsは主気流Vmの強弱変化を良好に緩和することができる。
以上のように、本発明の軸流ファン21は、軸方向両端が開放した短筒状の枠体22と、この枠体22に設けられた複数の翼25からなる翼部23とを有し、前記枠体22の内側に設けられる環状ケーシング26の内側、即ち前記翼部23を構成する前記翼25の内端31よりも内側に、前記翼部23が発生させた主気流Vmに伴って発生する従気流Vsが流通する流通空間Pを形成したことによって、従気流Vsが主気流Vmの強弱を緩和するように流れるので、強弱変化の少ない連続的な複合気流Vcを得ることができるものである。
また、本発明の軸流ファン21を用いた送風機30は、前記枠体22を回転子28とし、この回転子28の内側に環状に配列された固定子27を設け、これら回転子28及び固定子27によって電動機29を形成することで、前記流通空間P、即ち前記枠体22の内側を流れる従気流Vsを妨げる要素を可能な限り排除して、従気流Vsをスムーズに流すことができるものである。
次に、本発明の第二の実施形態について、図7に基づいて説明する。なお、本実施形態の作用は、上述した第一の実施形態に準ずるので、説明を省略する。41は本発明の軸流ファンである。この軸流ファン41は、枠体42と、ボス部43と、スポーク部44と、翼部45とを有して構成される。前記枠体42は、軸方向の両端が開放した短円筒状に形成される。また、前記ボス部43は、前記枠体42の中央部に位置すると共に、その中心に、図示しない電動機の回転軸に取り付けるための挿入孔46を有する。また、前記スポーク部44は、前記枠体42の中心部に前記ボス部43を同軸に保持するためのものである。そして、前記スポーク部44は、前スポーク部47と後スポーク部48とを有し、それぞれ複数のスポーク49を軸回りに等ピッチに設けることによって構成される。なお、前記スポーク49は、前記ボス部43から放射方向に延びるように形成される。そして、前記スポーク49は、その断面形状が、何れも回転方向に対し長い角丸の長方形、又は長円形であり、回転方向に対し傾斜しない。従って、前記各スポーク49は、能動的に気流を発生させる構造ではない。また、前記翼部45は、前記枠体42の外周側及び内周側に、それぞれ翼50を軸回りに等ピッチで複数設けることで形成される。これによって、前記各翼50の内端51よりも内側が、従気流Vsの流通空間Pとなる。
なお、前記軸流ファン41が取り付けられる図示しないケーシングは、軸方向視で前記各翼50の内端51が描く軌跡よりも内側に収まる。また、図示しない前記ケーシングの外縁と各翼50の内端51が描く軌跡との間には、気流の流入口が形成される。
次に、本発明の第三の実施形態について、図8に基づいて説明する。なお、本実施形態の作用は、上述した第一及び第二の実施形態に準ずるので、説明を省略する。61は本発明の軸流ファンである。この軸流ファン61は、枠体62と、ボス部63と、スポーク部64と、翼部65とを有して構成される。前記枠体62は、軸方向の両端が開放した短円筒状に形成される。また、前記ボス部63は、前記枠体62の中央部に位置すると共に、その中心に、図示しない電動機の回転軸に取り付けるための挿入孔66を有する。また、前記スポーク部64は、前記枠体62の中心部に前記ボス部63を同軸に保持するためのものである。そして、前記スポーク部64は、前スポーク部67と後スポーク部68とを有し、それぞれ複数のスポーク69を軸回りに等ピッチに設けることによって構成される。なお、前記スポーク69は、前記ボス部63から放射方向に延びるように形成される。そして、前記スポーク69は、その断面形状が、何れも回転方向に対し長い角丸の長方形、又は長円形であり、回転方向に対し傾斜しない。従って、前記各スポーク69は、能動的に気流を発生させる構造ではない。また、前記翼部65は、前記枠体62の内周側に、それぞれ翼70を軸回りに等ピッチで複数設けることで形成される。これによって、前記各翼70の内端71よりも内側が、従気流Vsの流通空間Pとなる。
なお、前記軸流ファン61が取り付けられる図示しないケーシングは、軸方向視で前記各翼70の内端71が描く軌跡よりも内側に収まる。また、図示しない前記ケーシングの外縁と各翼70の内端71が描く軌跡との間には、気流の流入口が形成される。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した第一、第二、第三の実施形態では、スポークの断面を角丸長方形又は長円形としたが、それ自体が気流を能動的に発生させない形状であれば、他の断面形状、例えば円形や楕円形であってもよい。また前記スポークは、ボス部から放射方向に対し傾斜するようにしてもよい。
1,41,61 軸流ファン
2,42,62 枠体
3,43,63 ボス部
4,44,64 スポーク部
5,45,65 翼部
7,47,67 前スポーク部
8,48,68 後スポーク部
9,49,69 スポーク
10,50,70 翼
11,51,71 内端
12 送風機
13 ケーシング
14 流入口
P 流通空間
Vm 主気流
Vs 従気流
Vc 複合気流

Claims (4)

  1. 軸方向両端が開放した短筒状の枠体と、この枠体の中心部に位置するボス部と、このボス部と前記枠体を接続する複数のスポークからなるスポーク部と、前記枠体の外周側に設けられた複数の翼からなる翼部とを有し、この翼部を構成する翼の内端よりも内側に、前記翼部が発生させた主気流に伴って発生する従気流が流通する空間を形成し、前記スポーク部を、それぞれ複数のスポークを軸回りに等ピッチに設けた前スポーク部と後スポーク部とで構成すると共に、前記前スポーク部に対し後スポーク部を軸回りにずらした軸流ファンを設けたことを特徴とする送風機。
  2. 前記軸流ファンを回転させるための電動機が収容されたケーシングを有し、このケーシングが、前記軸流ファンの軸方向視で、前記枠体の内側に実質的に収まるように構成すると共に、前記ケーシングの外縁と前記枠体の内縁との間に前記従気流の流入口を設けたことを特徴とする請求項1記載の送風機。
  3. 軸方向両端が開放した短筒状の枠体と、この枠体の中心部に位置するボス部と、このボス部と前記枠体を接続する複数のスポークからなるスポーク部と、前記枠体に設けられた複数の翼からなる翼部とを有し、この翼部を構成する翼の内端よりも内側に、前記翼部が発生させた主気流に伴って発生する従気流が流通する空間を形成し、前記スポーク部を、それぞれ複数のスポークを軸回りに等ピッチに設けた前スポーク部と後スポーク部とで構成すると共に、前記前スポーク部に対し後スポーク部を軸回りにずらした軸流ファンを設けたことを特徴とする送風機。
  4. 前記軸流ファンを回転させるための電動機が収容されたケーシングを有し、このケーシングが、前記軸流ファンの軸方向視で、前記翼部の内端が描く軌跡の範囲内に実質的に収まるように構成すると共に、前記ケーシングの外縁と前記各翼の内端との間に前記従気流の流入口を設けたことを特徴とする請求項3記載の送風機。
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