JP5540240B2 - 音響装置 - Google Patents

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本発明は、時間領域におけるインパルス応答である頭部伝達関数を利用して仮想的に音源を定位させることを可能にする音響装置の改良に関する。
頭部伝達関数は、音源から左右の耳までの音響的な伝達関数であり、具体的には音響信号の聴取者に対してある方向から音響インパルイスを与えたときの応答特性のことを言う。この頭部伝達関数は周波数領域においてHRTF(Head Related Transfer Function)と称され、これを逆フーリエ変換して時間領域において表現したものは、HRIR(Head Related Impulse Response)と称されている。図7は、聴取者の真正面前方を基準角度「0度」、それと反対の真後ろ後方に対する角度を「180度」とし、角度Aおよび角度Bでの頭部伝達関数が分かっているとして、その2つの角度で挟まれる角度Cでの頭部伝達関数を求める従来技術の模式的説明図である。ここで、角度Aにおける頭部伝達関数は、聴取者の左耳LEおよび右耳REのそれぞれに対するインパルス応答Al、Arで成っており、同様に、角度Bにおける頭部伝達関数は、聴取者の左耳LEおよび右耳REのそれぞれに対するインパルス応答Bl、Brで成っている。そして、角度Cにおける聴取者の左耳LEおよび右耳REのそれぞれに対する応答Cl、Crは、それぞれ「AlとBlとの補間」、「ArとBrとの補間」によって求める方法が提案されていた。そして、一般に頭部伝達関数は、角度により到達時間差が存在するため、より遅く到達するものでは、先頭から複数サンプル「0」となってしまう状態が発生し、補間に使用する角度A、Bでのインパルス応答の信号立ち上がりにおいても、この「0」の複数サンプル分のずれが生じるといった問題があった。そこで、時間軸の補正や周波数領域に変換してインパルス応答の立ち上がり時間差を補正する装置が提案されている。この時間軸の補正を行う装置としては、例えば、音響信号をデジタル信号に変換し、タップ係数とのたたみ込み演算を行い、再度、音響信号に変換して再生する音響再生装置において、ROMに格納している離散的なタップ係数を用いて内分法により得られた補間値でタップ係数を代表させ、その結果、特性を連続して滑らかに変化させ、連続的に音源の存在方向を可変する音響再生装置が提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。また、周波数領域に変換して補正する装置としては、演算によって任意の角度のバイノーラル化を行うために音響装置が提案されていた(例えば、特許文献2参照。)。この装置にあっては、制御回路からの信号が、所定の角度間隔毎の複数の角度で計測された左及び右の頭部伝達関数を記憶したメモリに供給され、音像定位をさせたい任意の角度の伝達関数が読み出され、更に、この読み出された頭部伝達関数がそれぞれレジスタに書き込まれ、これらのレジスタからの信号がそれぞれ内挿・補間の演算回路に与えられる。そして、制御回路からの内挿・補間の比率を制御する信号が演算回路に供給され、この比率に応じた演算が行われる。これによって算出された頭部伝達関数が変換回路に供給されて左右の音が生成されるため、複数の角度に対応する頭部伝達関数を計測するのみで、演算によって任意の角度のバイノーラル化を実現できる。
特開昭60−9212号公報(第1−2頁、第1図) 特開平5−300599号公報(第2−3頁、第1図)
しかしながら、周波数領域に変換して補正を行う上述した第2番目の装置にあっては、そもそも周波数領域での演算は、一般に演算結果を時間領域に変換する必要があり、その際の演算量が極めて多くなってしまい、その結果、簡素な構成の装置は実現できない。また、時間軸での補正を行う上述した第1番目の装置にあっても、フィルタ係数の先頭から数サンプル継続する「0」を保持する必要があり、この分余計なメモリ量を要していた。また、2つのフィルタ係数間の遅延を線形補間するために、実際の遅延量と遅延補間結果とのずれ量が大きくなる場合も生じ得た。
本発明は、かかる従来の課題を解決するためになされたもので、演算量を少なくしながら精度良く任意の角度で音像定位が可能な音響装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1の複数個の角度における聴取者への到達信号の初期遅延を示す情報(初期遅延サンプル数)を格納する初期遅延サンプル数格納部、及び、第2の複数個の角度における左右両耳の夫々に対する、時間領域におけるインパルス応答である頭部伝達関数であって前記初期遅延サンプル数分である、先頭サンプルから連続する振幅が「0」であるサンプル数を除いた頭部伝達関数を格納する頭部伝達関数格納部とを有する記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容を参照して与えられた角度に対する頭部伝達関数を求める演算手段と、を備え、前記第1の複数個の角度が前記第2の複数個の角度を含みそれより多くの個数の角度であるように設定され、
前記演算手段は、
前記頭部伝達関数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度を挟む2つの角度の左右両耳に対する頭部伝達関数読み出すと共に、前記初期遅延サンプル数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度の左右両耳に対する初期遅延サンプル数を読み出す読み出し手段と、
前記読み出した2つの頭部伝達関数を左耳及び右耳毎に補間して、与えられた角度に対する左耳及び右耳に対する頭部伝達関数を求める補間手段と、
この補間して求めた左耳および右耳の頭部伝達関数に対して、左耳及び右耳毎に、対応する前記読み出した初期遅延サンプル数分、当該頭部伝達関数の先頭に振幅「0」を付加する処理を行う遅延手段と、を含んで成ることを特徴とするようにした。
この発明によれば、読み出し手段が、初期遅延サンプル数分である、先頭サンプルから連続する振幅が「0」であるサンプル数を除いた頭部伝達関数を格納した頭部伝達関数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度を挟む2つの角度の左右両耳に対する頭部伝達関数を読み出すと共に、前記初期遅延サンプル数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度に対する左右両耳の初期遅延サンプル数を読み出し、補間手段が読み出した2つの頭部伝達関数を左耳及び右耳毎に補間して、与えられた角度に対する左耳及び右耳に対する頭部伝達関数を求め、遅延手段が、この補間して求めた左耳および右耳の頭部伝達関数に対して左耳及び右耳毎に、対応する前記読み出した初期遅延サンプル数分、当該頭部伝達関数の先頭に振幅「0」を付加する遅延処理を行うので、精度良く仮想音源を定位できると共に、時間軸での処理を行うので演算量が少なくなりその結果、使用するメモリ容量は従来装置よりも少ないものとなる。
また、この音響装置において、前記読み出し手段を、前記初期遅延サンプル数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度に一致する左右両耳に対する初期遅延サンプル数が存在しない場合には、この与えられた角度を挟む2つの角度の左右両耳に対する初期遅延サンプル数を読み出す構成とし、前記補間手段が、更に、前記読み出した2つの初期遅延サンプル数を左耳及び右耳毎に補間して、与えられた角度に対する左耳及び右耳に対する初期遅延サンプル数を求める構成とすれば、初期遅延サンプル数をそれほど細かな角度毎に格納しておく必要がなくなる。なお、前記第1の複数個の角度は1度毎の360個の角度とし、第2の複数個の角度は12個の30度毎の角度とすることが精度上好ましく、初期遅延サンプル数は、具体的には、音源到達信号の先頭から「0」が継続する個数である。
本発明によれば、演算量を少なくしながら精度良く任意の角度で音像定位が可能になるという効果が得られる。
音響装置1の構成図である。 メモリ10の記憶内容の説明図である。 初期遅延サンプル数の説明図である。 角度と初期遅延サンプル数との関係を示す説明図である。 動作の説明図である。 音響装置1の動作を説明するフローチャートである。 従来技術の説明図である。 動作の説明図である。
以下、本発明を実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1は本発明の実施形態である音響装置1の構成図である。この音響装置1は、メモリ10(記憶手段)と、演算部20と、操作部30と、FIRフィルタ50、55と、入力信号源40とを有して構成されており、入力信号源40からの信号は2つのFIRフィルタ50、55に供給されるように構成されている。FIRフィルタ50、55には夫々、演算部20からLチャンネル用係数、Rチャンネル用係数が供給され、入力信号源40からの信号に対して、供給された係数を乗じる等の処理を施してLチャンネル音及びRチャンネル音を出力し、この両音がヘッドホン等で聴取されると所望の仮想的な音源定位が行われる。なお、この音響装置1はCPUやDSPがROM等の記録媒体に記録したプログラムにしたがって、RAM等をワークエリアとして所要の処理を実行することによって実現可能である。
メモリ10は、頭部伝達関数格納部12と初期遅延サンプル数格納部14とを有している。なお、本実施形態における頭部伝達関数は時間領域におけるインパルス応答のこと指し、周波数領域における伝達関数のごときものではない。図2(a)に示すように、頭部伝達関数格納部12には聴取者の真正面前方を基準角度「0度」とし、時計回り方向に30度毎に左耳用頭部伝達関数と右耳用頭部伝達関数とが予め測定され記憶されている。この例では30度毎としているが、90度以内の角度で測定すれば30度でなくとも構わない。図2(a)に示すように左耳用頭部伝達関数は「HL0、HL1、HL2、…、HL6、…、HL9、HL10、HL11」となっており、右耳用頭部伝達関数は「HR0、HR1、HR2、…、HR6、…、HR9、HR10、HR11」となっている。なお、0度から180度の頭部伝達関数の左右両耳に対するものを入れ替えると、180度から360度の頭部伝達関数となるため、「HR11、HR10、HR9、…」は「HL1、HL2、…」であり、「HL11、HL10、HL9、…」は「HR1、HR2、…」である。なお、ここで重要なのは、頭部伝達関数格納部12に格納されているこれらの頭部伝達関数(インパルス応答)は、以下に説明する初期遅延サンプル数が除かれたものである。
図2(b)は、初期遅延サンプル数格納部14に格納された初期遅延サンプル数で、聴取者の真正面前方を基準角度「0度」として時計回り方向に1度毎に左耳用初期遅延サンプル数と右耳用初期遅延サンプル数とが予め測定され記憶されている。この例では1度毎としたが1度以内の角度で測定角度を設定すれば更に精度が向上する。図2(b)に示すように左耳用初期遅延サンプル数は「TL0、TL1、TL2、…、TL179、…、TL357、TL358、TL359」となっており、右耳用初期遅延サンプル数は「TR0、TR1、TR2、…、TR179、…、TR357、TR358、TR359」となっている。なお、0度から180度の初期遅延サンプル数の左右両耳に対するものを入れ替えると、180度から360度の初期遅延サンプル数となるため、右耳用初期遅延サンプル数である「TR359、TR358、TR357、…」は「TL1、TL2、…」となり「TL359、TL358、TL357、…は「TR1、TR2、…」である。
さて、図3は2つの角度において、一方の耳(例えば左耳)に到達するインパルス応答の様子を示した図であり、横軸が時間軸tである。2つの角度においては距離差(換言すれば位相差)が存在するので、信号WA1に対して信号WA2が遅れ、初期遅延が発生する。このように初期遅延が発生した場合、その遅延分だけ先頭から信号「0」が継続するが、これを初期遅延サンプル数と称している。図4は実際に本願発明者が測定した初期遅延サンプル数(先頭から「0」が継続するサンプル数)である。図4は聴取者の真正面前方(0度)から真後ろ後方(180度)までの頭部伝達関数(インパルス応答)の初期遅延サンプル数(先頭から「0」が継続するサンプル数)を角度毎にプロットした図であり、横軸が角度、縦軸が初期遅延サンプル数である。そして、グラフS1が右耳に対するもの、グラフS2が左耳に対するものを示している。図4を参照すれば分かるように、角度と初期遅延サンプル数との関係は必ずしも線形ではない。したがって、線形的な時間補間は実際の値と大きくずれてしまう場合がある。そこで、本実施形態では、初期遅延サンプル数を1度毎に左右両耳に対して測定、格納しておき、初期遅延サンプル数を除いた頭部伝達関数を用いることによって、信号間の立ち上がりを揃えて、出だしを揃え定位精度の向上を図るようにした。
(動作)
今、図5に示すような状態において、聴取者が操作部30を介して角度75度を与えるものとする。なお、聴取者の真正面前方が「0度」であり、真後ろ後方が「180度」である。LEは左耳、REは右耳、Hは頭部を示している。そして、基準角度0度から時計方向に角度が大きくなっていき、360度で基準角度0度に戻るように角度設定されている。先ず、図6のステップS600に示すように、演算部20は、頭部伝達関数格納部12の格納内容を参照して、与えられた角度である75度を挟む2つの角度60度及び90度での左右両耳に対する頭部伝達関数読み出すと共に、初期遅延サンプル数格納部14の格納内容を参照して、与えられた角度75度の左右両耳に対する初期遅延サンプル数を読み出す。これにより、4つの頭部伝達関数(60度の左右と90度の左右)と2つ(75度の左右)の初期遅延サンプル数が読み込まれる。
次に、図6のステップS610における補間処理を行う。角度90度と角度60度の差は30度であり、角度60度と角度75度の差、及び、角度90度と角度75度の差は共に15度であるから、「1対1」の割合で、読み出した2つの頭部伝達関数を左耳及び右耳毎に補間する。先ず、左耳に対する角度60度および角度90度の頭部伝達関数の夫々に「1/2」を乗じたものを加算し、これに左耳に対する75度の初期遅延サンプル数分「0」をその先頭に付加する(図6のステップS620)。同様に、右耳に対する角度60度および角度90度の頭部伝達関数の夫々に「1/2」を乗じたものを夫々加算し、これに左耳に対する75度の初期遅延サンプル数分「0」をその先頭に付加する(図6のステップS620)。一般的には、与えられた角度θを挟む2つの角度をθ1、θ2とすると「H1×((θ−θ1)/(θ2−θ1)+H2×(θ2−θ)/(θ2−θ2):但し、H1、H2は角度θ1、θ2での頭部伝達関数、θ2>θ1」なる演算を左耳及び右耳に対して行い、その後、対応する初期遅延サンプル数分だけ先頭に「0」を付加する。
そして、この演算処理で求まった初期遅延サンプル数分だけ先頭に「0」が付加された頭部伝達関数(インパルス応答)は、それぞれ、Lチャンネル用係数、Rチャンネル用係数として、FIRフィルタ50、55に供給され、FIRフィルタ50、55は夫々、与えられた係数と入力信号源40からの信号を乗じてLチャンネル信号とRチャンネル信号とを出力する。図8はこの動作の説明図であ、いずれも横軸を時間軸tとしている。図8(a)、図8(b)に示すように角度60度、90度のインパルス応答に対して、その初期遅延(初期遅延サンプル数)を除いたものが、図8(c)、図8(d)に示すものとなるそして、図8(c)、図8(d)に示す信号を補間して(具体的には、図8(c)、図8(d)の信号に夫々「1/2」を乗じて加算する)、与えられた角度75度に対する初期遅延サンプル数をその先頭に付加したものが、図8(e)に示すものとなる。
このように、本発明の実施形態によれば、精度良く仮想音源を定位できると共に、時間軸での処理を行うので演算量が少なくなり、その結果、使用するメモリ容量は少ないものとなる。
なお、与えられた角度に一致する角度の初期遅延サンプル数が存在しない場合には、頭部伝達関数を求めた時と同様の補間処理を行えば良い。なお、上述してきた実施形態では等角度間隔で頭部伝達関数を格納しておく例について説明してきたが、必ずしも等角度間隔での頭部伝達関数を格納しておく必要なく、例えば「0度、45度、90度、120度、180度…」等の角度間隔で頭部伝達関数を格納しておいても同様の処理を施すことができる。


以上説明してきたように、与えられた音響信号に対して音像定位を行うための音楽装置に利用することができる。
1 音響装置
10 メモリ
12 頭部伝達関数格納部
14 初期遅延サンプル数格納部
20 演算部
30 操作部
40 入力信号源
50 FIRフィルタ
55 FIRフィルタ

Claims (3)

  1. 第1の複数個の角度における聴取者への到達信号の初期遅延を示す情報(初期遅延サンプル数)を格納する初期遅延サンプル数格納部、及び、第2の複数個の角度における左右両耳の夫々に対する、時間領域におけるインパルス応答である頭部伝達関数であって前記初期遅延サンプル数分である、先頭サンプルから連続する振幅が「0」であるサンプル数を除いた頭部伝達関数を格納する頭部伝達関数格納部とを有する記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容を参照して与えられた角度に対する頭部伝達関数を求める演算手段と、を備え、前記第1の複数個の角度が前記第2の複数個の角度を含みそれより多くの個数の角度であるように設定され、
    前記演算手段は、
    前記頭部伝達関数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度を挟む2つの角度の左右両耳に対する頭部伝達関数読み出すと共に、前記初期遅延サンプル数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度の左右両耳に対する初期遅延サンプル数を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出した2つの頭部伝達関数を左耳及び右耳毎に補間して、与えられた角度に対する左耳及び右耳に対する頭部伝達関数を求める補間手段と、
    この補間して求めた左耳および右耳の頭部伝達関数に対して、左耳及び右耳毎に、対応する前記読み出した初期遅延サンプル数分、当該頭部伝達関数の先頭に振幅「0」を付加する処理を行う遅延手段と、を含んで成ることを特徴とする音響装置。
  2. 請求項1に記載の音響装置において、
    前記読み出し手段は、
    前記初期遅延サンプル数格納部の格納内容を参照して、与えられた角度に一致する左右両耳に対する初期遅延サンプル数が存在しない場合には、この与えられた角度を挟む2つの角度の左右両耳に対する初期遅延サンプル数を読み出し、
    前記補間手段は、更に、
    前記読み出した2つの初期遅延サンプル数を左耳及び右耳毎に補間して、与えられた角度に対する左耳及び右耳に対する初期遅延サンプル数を求めることを特徴とする音響装置。
  3. 請求項1および2の内のいずれか一項に記載の音響装置において、
    前記第1の複数個の角度は1度毎の360個の角度であり、第2の複数個の角度は12個の30度毎の角度であり、
    前記初期遅延サンプル数は、到達信号の先頭から「0」が継続する個数であることを特徴とする音響装置。
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