JP5537404B2 - 液冷シャシー - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電子部品を実装した複数枚の回路基板を収容した液冷シャシーに関する。
近年、航空機に搭載する電子機器は、小型・軽量化の要求に加えて、高機能化が進んでおり、信号処理の高速化に伴い、電子部品の発熱の問題が大きくなりつつある。特に、多数の電子部品を実装した回路基板を複数枚並べて収納したシャシーを航空機に搭載する場合、回路基板の高密度なレイアウトに起因して、電子部品を十分に冷却することが難しくなってきている。
このため、シャシーに収容した回路基板の冷却には、空冷と比較してより冷却能力の高い液冷の冷却システムが主流となりつつある。この冷却システムは、シャシーに取り付けた蛇腹状の流路を通して循環させる冷媒を送り込む、シャシーとは別体の冷却装置を備えている。航空機には、通常、複数台のシャシーが搭載されるため、冷却装置は、複数本のパイプを介して複数のシャシーと接続している。
DAVES.STEINBERG著「最新電子装置の冷却技術実用マニュアル」ジャテック出版、平成元年11月25日、p.71、図4.3、p.292、図10.9、p.293、図10.10、図10.11
しかし、航空機には、上述したタイプのシャシーが多数搭載されていることに加えて、発熱する多数の電子部品を備えた他の電子機器が多数搭載されており、全ての電子機器およびシャシーに冷媒を送り込む役割を担う冷却装置には、比較的容量の大きなものが必要とされている。
つまり、このような冷却装置は、必然的に重く、大型なものになり、消費電力も多く、使用する冷媒の量も多くなる。特に、この冷却装置は、電子機器やシャシーとの間を連絡する冷媒流通のための複数本のパイプを必要とし、冷媒を循環させるためのポンプも大型化し、装置自体の発熱の問題も生じる。
特に、冷媒は、環境温度に応じて適切な粘性のものを使用する必要があることが知られており、環境温度の低い航空機で使用する冷媒は比較的粘性の高い不凍液を使用する必要がある。このため、電子機器やシャシーと冷却装置をつなぐパイプが長くなると、冷媒を循環させるためのポンプにも液送圧力の大きなものが必要とされ、比較的大型でパワーのあるポンプを使用する必要がある。
このため、このような冷却装置を必要としない、小型且つ軽量で消費電力の少ない液冷システムの開発が望まれている。
実施形態に係る液冷シャシーは、冷媒を流通させる蛇腹状の流路、冷媒を収容した容器、流路に冷媒を流通させるポンプ、および流路を流れる冷媒を冷やす送風装置を一体に備えている。また、この液冷シャシーは、送風装置に対して流路の反対側から外気を取り込むための窓部を有する。液冷シャシーに収容された複数枚の回路基板、すなわちこの回路基板に実装された電子部品は、流路を流れる冷媒によって熱を奪われ、送風装置の風によって流路を流れる冷媒が冷やされる。この液冷シャシーは、例えば、航空機などの移動体に着脱自在に搭載される。
図1は、第1の実施形態に係る液冷シャシーを示す外観斜視図である。 図2は、図1の液冷シャシーの要部を示す外観斜視図である。 図3は、第2の実施形態に係る液冷シャシーを示す外観斜視図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳細に説明する。
図1には、第1の実施形態に係る液冷シャシー10の外観斜視図を示してある。また、図2には、この液冷シャシー10の要部の斜視図を示してある。以下の説明では、図示x軸方向を前後方向と称し、図示y軸方向を左右方向と称し、図示z軸方向を上下方向と称する場合もある。
本実施形態の液冷シャシー10は、複数個の電子部品(図示せず)を実装した複数枚の回路基板2を互いに近接させて前後方向に隙間を空けて並べて立位で収容するためのものである。この液冷シャシー10は、例えば、飛行機、ヘリコプター、ジェット機、プロペラ機などの航空機に着脱自在に搭載され、或いは車両や船舶などの他の移動体にも搭載可能なユニットである。
液冷シャシー10は、複数枚の回路基板2それぞれの一端辺(図示左端辺)を接触せしめたサイドパネル4(吸熱部材)、このサイドパネル4の反対側で複数枚の回路基板2それぞれの他端辺(図示右端辺)を接触せしめたサイドパネル6(吸熱部材)、これら2枚の互いに離間した平行なサイドパネル4、6の前端側をつないだフロントパネル8、およびこれら3枚のパネルの下端辺をつなぐとともに各回路基板2の下端辺を当接せしめたボトムパネル1を有する。
2枚のサイドパネル4、6には、それぞれ、冷媒を流通させるための蛇腹状の流路4a、6a(吸熱流路)が設けられている。これら流路4a、6aは、それぞれ、複数枚の前後方向に延びた仕切り板5を入れ子状に配置することで蛇腹状に一本につながった流路を構成している。つまり、2枚のサイドパネル4、6それぞれの外側の略全面を覆う図示しないカバーを貼設することで、複数枚の仕切り板5によって区画された蛇腹状の流路4a、6aが形成される。なお、ここでは、一方のサイドパネル4の流路4aを構成する複数枚の仕切り板5のみを図示したが、他方のサイドパネル6も同じ構造を有する。
フロントパネル8は、当該液冷シャシー10を航空機などの機体に搭載する際に、作業員が把持する取っ手8aを備えている。この他に、フロントパネル8には、当該液冷シャシー10に収容した複数枚の回路基板2を周辺の他の電子機器(図示せず)に接続するための複数の外部コネクタ(図示せず)が設けられている。なお、この外部コネクタは、後述する液冷ユニット20のポンプ26やブロアー28に給電するための給電コネクタとしても機能する。
ボトムパネル1の上面1a、すなわち液冷シャシー10の底面1a上には、各回路基板2の下端辺に設けられた図示しないコネクタを接続するための図示しない複数のコネクタが設けられている。また、ボトムパネル1には、図示しないマザーボードが設けられている。
つまり、複数枚の回路基板2は、それぞれ、図示しないコネクタを介して、マザーボードに電気的に接続されている。また、ボトムパネル1のフロント側には、フロントパネル8の図示しない外部コネクタにマザーボードを接続するための図示しないコネクタが設けられている。
複数枚の回路基板2は、それぞれ、その両端辺をサイドパネル4、6の内面に接触せしめた状態で液冷シャシー10の上面側(図1では解放されている)から挿入され、図示のように前後方向に等間隔で並べて液冷シャシー10内に収容配置される。このとき、各回路基板2の下端辺にある図示しないコネクタが図示しないマザーボードのコネクタに接続される。
そして、2枚のサイドパネル4、6、およびフロントパネル8それぞれの上端辺を閉じるように図示しないアッパーパネルが取り付けられる。このアッパーパネルは、必ずしも発明に必須の構成ではない。
液冷シャシー10のリア側には、上述したサイドパネル4、6の流路4a、6aに冷媒を循環させるための液冷ユニット20が設けられている。この液冷シャシー10で使用する冷媒は、例えば、自動車のラジエターに入っているクーラントのような不凍液であり、本実施形態では、環境温度に応じて濃度を比較的濃くしたエチレングリコール水溶液を用いた。
図2に示すように、この液冷ユニット20は、リザーバータンク22(容器)、ラジエター24(放熱部材)、ポンプ26、および複数(本実施形態では4つ)のブロアー28(送風装置)を有する。ラジエター24は、図示しない蛇腹状の放熱流路を備えている。この放熱流路は、サイドパネル4、6の流路4a、6aと同様に、左右方向に延びた複数本の流路を蛇腹状につなげて構成されている。
一方のサイドパネル4の後端辺近くまで延びた流路4aの上端は、パイプ21aを介してリザーバータンク22に接続され、他方のサイドパネル6の後端辺近くまで延びた流路6aの上端も、パイプ21bを介してリザーバータンク22に接続されている。また、ラジエター24の図示しない放熱流路の一端(図示上側の端部)は、リザーバータンク22の底に接続されている。
一方、ラジエター24の図示しない放熱流路の他端(図示下側の端部)は、ポンプ26の入力端に接続されている。さらに、ポンプ26の出力端は、2方向に分岐され、一方の出力端がパイプ27aを介してサイドパネル4の後端辺近くまで延びた流路4aの下端に接続されているとともに、他方の出力端がパイプ27bを介してサイドパネル6の後端辺近くまで延びた流路6aの下端に接続されている。
しかして、ポンプ26を作動させると、リザーバータンク22内に貯蔵された冷媒がラジエター24の放熱流路に流れ込み、放熱流路から出た冷媒がポンプ26の入力端に流入する。このとき、ラジエター24の蛇腹状の放熱流路を流れる冷媒は、重力方向に沿って下方に流れるため、冷媒をその自重によって流すことができ、ラジエター24の放熱流路の上流側にはポンプを設ける必要がない。
そして、ポンプ26から送り出された冷媒は、それぞれ、パイプ27a、27bを介して、サイドパネル4、6の流路4a、6aに流入し、各流路4a、6a内を重力に逆らって上方に流通する。このとき、冷媒は、流路を前後方向に行き来しながら重力に逆らう方向(図示上方)に流れるが、各流路4a、6aがポンプ26の直ぐ下流に接続されているため、冷媒を上昇させるに十分な液圧を生じさせることができる。
さらに、サイドパネル4、6の流路4a、6aを流れて上昇した冷媒は、各流路4a、6aの上端から、パイプ21a、21bを介してリザーバータンク22へ戻される。このようにしてリザーバータンク22へ戻される冷媒は、サイドパネル4、6の流路4a、6aを流れる際に加熱され、その温度が上昇している。つまり、複数枚の回路基板2に接触した2枚のサイドパネル4、6に伝達された熱が、サイドパネル4、6の流路4a、6aを流れる冷媒によって吸熱され、冷媒の温度が上昇する。
このように温度が上昇された冷媒は、リザーバータンク22から送り出されてラジエター24の放熱流路を流れるとき、ラジエター24の放熱流路に複数のブロアー28を介して風を当てることで、放熱流路を流れる間に徐々に冷却される。望ましくは、冷媒は、ラジエター24の放熱流路から流出するとき、雰囲気温度まで冷却される。
航空機に当該液冷シャシー10を搭載する場合、人がいるスペースに液冷シャシー10を配置するのが一般的であり、この場合の雰囲気温度は、20度前後となる。つまり、当該液冷シャシー10では、加熱された冷媒を20度前後の温度まで冷却できることになる。
なお、冷媒を冷やすための冷却風は、各ブロアー28によって吸引されて液冷シャシー10のリア側へ排気されるが、冷却風が各ブロアー28へ向かう流入経路は、各サイドパネル4、6のリア側に設けられた窓部4b、6bとなる。これら窓部4b、6bは、複数台の液冷シャシー10を左右に並べて取り付けた状態で、両側の液冷シャシー10の窓部とつながり、冷却風を効果的に取り入れることができる。
以上のように、本実施形態によると、航空機などの移動体の機体側に冷媒を冷却するためのシャシーとは別体の冷却装置を設ける必要がなくなり、当該液冷シャシー10単体で、自己完結型の液冷システムを提供できる。これにより、比較的大型でスペースをとる冷却装置が不要となり、その分、機体の内部空間を有効に活用することができる。また、比較的重い冷却装置が不要となるため、その分、機体重量を軽くすることができる。その上、比較的大型の冷却装置が不要となることから、システム全体としての消費電力も低く抑えることができる。
また、本実施形態によると、従来のようにシャシーと別体の冷却装置と複数のシャシーをつなぐパイプも不要となり、その分、配管スペースを削減できるとともに、パイプ重量の分だけ機体を軽くできる。特に、航空機で使用する冷媒(不凍液)の粘度は比較的高いことが知られており、冷却装置とシャシーをつなぐパイプが長くなるとポンプの容量も大型化するが、本実施形態のようにパイプが不要になると、大型のポンプも不要となり、その分、消費電力およびスペースの点で有利となる。
また、本実施形態の液冷シャシー10は、従来の冷却装置を持たないシャシーの代りに取り付けできるため、シャシーと別体に冷却装置を持たない機体にも搭載可能である。言い換えると、冷却装置を搭載するスペースの無い機体であっても、本実施形態の液冷シャシー10なら搭載可能であり、冷却システムを自由に設計できるばかりか、機体側のシステムレイアウトの設計の自由度も高めることができる。
さらに、本実施形態のように自己完結型の液冷シャシー10を使用すれば、他の電子機器の冷却システムとの関連性を持つ必要がなくなり、液冷シャシー10の取り付けおよび取り外しも容易にできる。
次に、第2の実施形態に係る液冷シャシー30について、図3を参照して説明する。なお、この液冷シャシー30は、互いに独立した2組の液冷ユニット30a、30bを備えている以外、上述した第1の実施形態の液冷シャシー10と略同じ構造を有するため、ここでは、同様に機能する構成要素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
この液冷シャシー30は、一方の液冷ユニット30aとして、一方のサイドパネル4(第1の吸熱部材)の蛇腹状の流路4a(第1の吸熱流路)の一端に接続された冷媒(第1の冷媒)を収容するリザーバータンク31a(第1の容器)、このリザーバータンク31aの底に接続されたラジエター32a(放熱部材)、このラジエター32aの出口側に入力端を接続され且つ流路4aの他端に出力端を接続されたポンプ33a(第1のポンプ)、およびラジエター32aの図示しない蛇腹状の放熱流路(第1の放熱流路)に風を当てるように対向して配置された複数(本実施形態では2つ)のブロアー34a(第1の送風装置)を有する。
また、この液冷シャシー30は、他方の液冷ユニット30bとして、他方のサイドパネル6(第2の吸熱部材)の蛇腹状の流路6a(第2の吸熱流路)の一端に接続された冷媒(第2の冷媒)を収容するリザーバータンク31b(第2の容器)、このリザーバータンク31bの底に接続されたラジエター32b(放熱部材)、このラジエター32bの出口側に入力端を接続され且つ流路6aの他端に出力端を接続されたポンプ33b(第2のポンプ)、およびラジエター32bの図示しない蛇腹状の放熱流路(第2の放熱流路)に風を当てるように対向して配置された複数(本実施形態では2つ)のブロアー34b(第2の送風装置)を有する。
一方の液冷ユニット30aのポンプ33aを作動すると、リザーバータンク31a内に収容された冷媒がラジエター32aの図示しない放熱流路に流れ込み、放熱流路から出た冷媒がポンプ33aの入力端に流入する。そして、ポンプ33aから送り出された冷媒は、サイドパネル4の流路4aの下端側から流入し、流路4a内を重力に逆らって上方に流通する。さらに、サイドパネル4の流路4aを流れて上昇した冷媒は、流路4aの上端からリザーバータンク31aへ戻される。このように、冷媒は液冷ユニット30a内を循環する。
なお、このようにしてリザーバータンク31aへ戻される冷媒は、サイドパネル4の流路4aを流れる際に加熱され、その温度が上昇している。つまり、複数枚の回路基板2に接触したサイドパネル4に伝達された熱が、サイドパネル4の流路4aを流れる冷媒によって吸熱され、冷媒の温度が上昇する。このように温度が上昇された冷媒は、リザーバータンク31aから送り出されてラジエター32aの放熱流路を流れるとき、ラジエター32aの放熱流路に複数のブロアー34aを介して風を当てることで、放熱流路を流れる間に徐々に冷却される。
また、他方の液冷ユニット30bのポンプ33bを作動すると、リザーバータンク31b内に収容された冷媒がラジエター32bの図示しない放熱流路に流れ込み、放熱流路から出た冷媒がポンプ33bの入力端に流入する。そして、ポンプ33bから送り出された冷媒は、サイドパネル6の流路6aの下端側から流入し、流路6a内を重力に逆らって上方に流通する。さらに、サイドパネル6の流路6aを流れて上昇した冷媒は、流路6aの上端からリザーバータンク31bへ戻される。このように、冷媒は液冷ユニット30b内を循環する。
なお、このようにしてリザーバータンク31bへ戻される冷媒は、サイドパネル6の流路6aを流れる際に加熱され、その温度が上昇している。つまり、複数枚の回路基板2に接触したサイドパネル6に伝達された熱が、サイドパネル6の流路6aを流れる冷媒によって吸熱され、冷媒の温度が上昇する。このように温度が上昇された冷媒は、リザーバータンク31bから送り出されてラジエター32bの放熱流路を流れるとき、ラジエター32bの放熱流路に複数のブロアー34bを介して風を当てることで、放熱流路を流れる間に徐々に冷却される。
以上のように、本実施形態によると、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏することができることに加えて、2系統の独立した液冷ユニット30a、30bを設けたため、上述した第1の実施形態と比較して、動作の信頼性を高めることができる。つまり、一方の液冷ユニットがダウンした場合であっても、他方の液冷ユニットで回路基板2を冷やすことができ、電子部品が故障するような重大な不具合を防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態では、冷媒を流通させる流路をサイドパネルに設けた場合について説明したが、これに限らず、各回路基板2に蛇腹状の流路を設けて冷媒を流通させるようにしても良い。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
それぞれ電子部品を実装した複数枚の回路基板を並べて取り付けた液冷シャシーであって、
冷媒を流通させるための少なくとも一部が蛇腹状の流路と、
この流路に流通させる冷媒を収容した容器と、
この容器内の冷媒を上記流路を通して流すためのポンプと、
上記流路の少なくとも一部に風を当てて当該流路を流れる冷媒を冷やす送風装置と、
を一体に備えた液冷シャシー。
[2]
上記蛇腹状の流路は、少なくとも、上記複数枚の回路基板が接触した当該液冷シャシーの吸熱部材に沿って配置されている[1]の液冷シャシー。
[3]
上記流路は、上記複数枚の回路基板が接触した当該液冷シャシーの吸熱部材に沿って蛇腹状に配置された吸熱流路と、当該液冷シャシーの放熱部材に沿って蛇腹状に配置された放熱流路と、を含み、
上記送風装置は、上記放熱流路に対向して配置されている[1]の液冷シャシー。
[4]
それぞれ電子部品を実装した複数枚の回路基板を並べて取り付けた液冷シャシーであって、
上記複数枚の回路基板の一端辺が接触した当該液冷シャシーの第1の吸熱部材に沿って蛇腹状に配置された第1の吸熱流路と、
この第1の吸熱流路に連絡して上記第1の吸熱部材に隣接する当該液冷シャシーの放熱部材に沿って蛇腹状に配置された第1の放熱流路と、
上記第1の吸熱流路および上記第1の放熱流路に流通させる第1の冷媒を収容した第1の容器と、
この第1の容器内の上記第1の冷媒を上記第1の吸熱流路および上記第1の放熱流路を通して流すための第1のポンプと、
上記第1の放熱流路の少なくとも一部に風を当てて当該第1の放熱流路を流れる上記第1の冷媒を冷やす第1の送風装置と、
上記第1の吸熱部材と反対側で上記複数枚の回路基板の他端辺が接触した当該液冷シャシーの第2の吸熱部材に沿って蛇腹状に配置された第2の吸熱流路と、
この第2の吸熱流路に連絡して上記放熱部材に沿って蛇腹状に配置された第2の放熱流路と、
上記第2の吸熱流路および上記第2の放熱流路に流通させる第2の冷媒を収容した第2の容器と、
この第2の容器内の上記第2の冷媒を上記第2の吸熱流路および上記第2の放熱流路を通して流すための第2のポンプと、
上記第2の放熱流路の少なくとも一部に風を当てて当該第2の放熱流路を流れる上記第2の冷媒を冷やす第2の送風装置と、
を一体に備えた液冷シャシー。
2…回路基板、4、6…サイドパネル、4a、6a…流路、8…フロントパネル、10…液冷シャシー、20、30a、30b…液冷ユニット、22、31a、31b…リザーバータンク、24、32a、32b…ラジエター、26、33a、33b…ポンプ、28、34a、34b…ブロアー。

Claims (4)

  1. それぞれ電子部品を実装した複数枚の回路基板を並べて取り付けて航空機などの移動体に着脱自在に搭載される液冷シャシーであって、
    冷媒を流通させるための少なくとも一部が蛇腹状の流路と、
    この流路に流通させる冷媒を収容した容器と、
    この容器内の冷媒を上記流路を通して流すためのポンプと、
    上記流路の少なくとも一部に風を当てて当該流路を流れる冷媒を冷やす送風装置と、
    この送風装置に対して上記流路の反対側から外気を取り込むための窓部と、
    を一体に備えた液冷シャシー。
  2. 上記蛇腹状の流路は、少なくとも、上記複数枚の回路基板が接触した当該液冷シャシーの吸熱部材に沿って配置されている請求項1の液冷シャシー。
  3. 上記流路は、上記複数枚の回路基板が接触した当該液冷シャシーの吸熱部材に沿って蛇腹状に配置された吸熱流路と、当該液冷シャシーの放熱部材に沿って蛇腹状に配置された放熱流路と、を含み、
    上記送風装置は、上記放熱流路に対向して配置されている請求項1の液冷シャシー。
  4. それぞれ電子部品を実装した複数枚の回路基板を並べて取り付けて航空機などの移動体に着脱自在に搭載される液冷シャシーであって、
    上記複数枚の回路基板の一端辺が接触した当該液冷シャシーの第1の吸熱部材に沿って蛇腹状に配置された第1の吸熱流路と、
    この第1の吸熱流路に連絡して上記第1の吸熱部材に隣接する当該液冷シャシーの放熱部材に沿って蛇腹状に配置された第1の放熱流路と、
    上記第1の吸熱流路および上記第1の放熱流路に流通させる第1の冷媒を収容した第1の容器と、
    この第1の容器内の上記第1の冷媒を上記第1の吸熱流路および上記第1の放熱流路を通して流すための第1のポンプと、
    上記第1の放熱流路の少なくとも一部に風を当てて当該第1の放熱流路を流れる上記第1の冷媒を冷やす第1の送風装置と、
    この第1の送風装置に対して上記第1の放熱流路の反対側から外気を取り込むため上記第1の吸熱部材に設けた第1の窓部と、
    上記第1の吸熱部材と反対側で上記複数枚の回路基板の他端辺が接触した当該液冷シャシーの第2の吸熱部材に沿って蛇腹状に配置された第2の吸熱流路と、
    この第2の吸熱流路に連絡して上記放熱部材に沿って蛇腹状に配置された第2の放熱流路と、
    上記第2の吸熱流路および上記第2の放熱流路に流通させる第2の冷媒を収容した第2の容器と、
    この第2の容器内の上記第2の冷媒を上記第2の吸熱流路および上記第2の放熱流路を通して流すための第2のポンプと、
    上記第2の放熱流路の少なくとも一部に風を当てて当該第2の放熱流路を流れる上記第2の冷媒を冷やす第2の送風装置と、
    この第2の送風装置に対して上記第2の放熱流路の反対側から外気を取り込むため上記第2の吸熱部材に設けた第2の窓部と、
    を一体に備えた液冷シャシー。
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