JP5531317B1 - 浚渫用グラブバケット - Google Patents

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Abstract

【課題】浚渫すべき泥土の深さや性状に適合してバケット容量を簡便に、しかも的確に調整でき、掴み取った泥土の含泥率を向上させて浚渫作業を効率よく行なうことができる浚渫用グラブバケットを提供する。
【解決手段】上フレーム1と、下フレーム2と、左右一対のバケットシェル4と、左右一対のロッド5を備えており、バケットシェル4の上壁24と、底壁26と、前壁27と、後壁28とが、接合面Pで互いに接合する密閉型のグラブバケットである。バケットシェル4の内部に区分された区室30に、板状の第1区画板31と第2区画板32とで構成した区画体Tを装着することにより、減容空間Sが画成されるようにする。バケットシェル4に対する区画体Tの装着数を調整して減容空間Sの総容積を調整することによりバケット容量を大小に調整する。加えて、減容空間Sの内部に海水の浸入を防ぐ充填部材44を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、海底等に堆積した沈泥や土砂を浚渫し、あるいは掘削する際に用いる浚渫用グラブバケットに関し、なかでもバケット容量を大小に調整できる可変容量型のグラブバケットに関する。
本出願人は、可変容量型のグラブバケットとして、先に特許文献1を提案している。係る特許文献1では、バケットシェルの内部に、複数の容量調整ブロックが着脱可能に設けられている。容量調整ブロックは中空箱体で形成されており、バケットシェルを内面から支持するバケットフレームで区分された区室に配置される。各区室に臨む上壁にはそれぞれ2個のブラケットが設けられており、容量調整ブロックは、同ブロックに固定された連結片をブラケットにボルトとナットで連結することにより、バケットシェルに対して着脱自在に装着することができる。容量調整ブロックは、区室の前後幅に対応して異なる4種のサイズが用意されている。容量調整ブロックのバケットシェルに対する装着個数を調整することにより、バケット容量を大小に調整できるようになっている。
特許文献1に係るグラブバケットでは、容量調整ブロックを例えばステンレス板材を溶接して中空箱状に形成している。そのため、容量調整ブロックの重量が大きくなるのを避けられず、バケットシェルに対する容量調整ブロックの装着はウインチを使用して行う。まず、一対のバケットシェルを半開の状態でクレーン船のデッキ上に載置したのち、ウインチから繰出した吊持ロープをロープガイドと吊持開口を介して区室内に導入する。次いで、吊持ロープを容量調整ブロックに連結し、ウインチを作動させて容量調整ブロックを装着位置に吊上げたのち、ブラケットと容量調整ブロックの連結片のそれぞれに形成された挿入穴の位置を合わせた状態で両者をボルトおよびナットで連結する。
特許第5240801号公報
特許文献1のグラブバケットでは、容量調整ブロックの装着個数を調整することで、簡便にバケット容量を大小に調整できる。また、多様なサイズの容量調整ブロックを用意することで、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量に的確に調整することができる。しかし、中空箱状の容量調整ブロック内に海水が流入しないように、同ブロックを構成する各面同士の接合面を確実に溶接し気密状に形成する必要があるので、容量調整ブロックの製造コストが嵩むのを避けられない。また、容量調整ブロックの着脱作業の際にはウインチを使用するので、吊持ワイヤの取回しや容量調整ブロックと吊持ワイヤとの着脱作業が必要であり、さらに、ブラケットと容量調整ブロックの連結片との挿入穴どうしの位置合わせに、細かなウインチ操作が求められる等、着脱作業および調整作業に手間が掛かる点でも改善の余地があった。
本発明の目的は、バケット容量の調整構造を安価に製造でき、また、ウインチを用いる必要もなく少人数の作業者で簡便にバケット容量の調整作業を行なうことができる浚渫用グラブバケットを提供することにある。
本発明の目的は、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量に的確に調整することができる浚渫用グラブバケットを提供することにある。
本発明の目的は、浚渫時に泥土と一緒に取込まれる海水の量を低減して、取込んだ泥土の含泥率を向上することができる浚渫用グラブバケットを提供することにある。
本発明に係る浚渫用グラブバケットは、上フレーム1と、下フレーム2と、下フレーム2に設けたシェル軸3で開閉自在に支持される左右一対のバケットシェル4と、上フレーム1と左右のバケットシェル4とを連結する左右一対のロッド5とを備えている。両バケットシェル4を閉じた状態において、バケットシェル4のシェル本体12を構成する上壁24と、底壁26と、前壁27と、後壁28とが、両バケットシェル4の接合面Pで互いに接合する密閉型のグラブバケットを対象とする。バケットシェル4の内部の前後複数個所に、上壁24および底壁26を内面から支持するシェルフレーム13を設けて、バケットシェル4の内部をシェルフレーム13で複数の区室30に区分する。各区室30の内部に、減容空間Sを画成するための面状の区画体Tを着脱可能に連結できるようにする。区画体Tを区室30の内部に装着することにより、両バケットシェル4が閉じたときのバケット容量を減容空間Sで減少調整する。バケットシェル4に対する区画体Tの装着数を調整して減容空間Sの総容積を調整することによりバケット容量を大小に調整することを特徴とする。ここでいう「面状の区画体T」とは、2次元平面、3次元平面、曲面等で構成される板体あるいはシート体で形成された区画体Tを含む概念である。
減容空間Sの内部に海水の浸入を防ぐ充填部材44を配置する。
面状の区画体Tを左右一対のバケットシェル4の上壁24の内面に連結して、減容空間Sを一対のバケットシェル4の上壁24の内面に画成する。
区画体Tは、板状の第1区画体31および第2区画体32で構成する。
バケットシェル4の内部に、前後寸法が異なる複数種の区室30を区分する。複数種の区室30に画成される減容空間Sの数を調整して、バケット容量を多様に調整できるようにする。
伸び方向の長さ寸法L1が異なる複数種の第1区画体31、および伸び方向の長さ寸法L2が異なる複数種の第2区画体32を用意する。区室30の内部に装着する第1区画体31と第2区画体32との組み合わせにより、画成される減容空間Sの容積を多様に変更できるようにする。
接合面Pの近傍位置の上壁24の内面に第1ブラケット41を固定し、接合面Pから離れた位置の上壁24の内面に第2ブラケット42を固定する。第1区画体31の一端を第1ブラケット41に、第2区画体32の一端を第2ブラケット42にそれぞれ連結し、かつ第1、第2の両区画体31・32の他端どうしを連結して減容空間Sを画成する。
充填部材44を発泡樹脂で形成する。
本発明では、密閉型のグラブバケットにおいて、区室30の内部に、区画体Tを着脱可能に設け、区画体Tを装着することで区室30に減容空間Sを画成できるようにした。また、シェル本体12に対する区画体Tの装着数を調整して減容空間Sの総容積を調整することで、バケット容量を大小に調整し、両バケットシェル4・4による土砂や泥土等のすくい込み量を加減できるようにした。このように、本発明に係るグラブバケットによれば、シェル本体12に装着した面状の区画体Tで減容空間Sを画成するので、従来の中空箱体で形成した容量調整ブロックに比べて、バケット容量の調整構造を著しく簡素化し安価に製造することができる。また、区画体Tの装着個数を調整して減容空間Sの総容積を変化させることにより、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量を的確に調整することができる。
海水の浸入を防ぐ充填部材44を減容空間Sの内部に配置すると、減容空間S内に海水が取込まれるのを防止して、両バケットシェル4・4が閉じたときに泥土と一緒に取込まれる海水の量を、充填部材44の合計体積の分だけ低減することができる。従って、取込んだ泥土の泥含率を向上させ、浚渫した泥土の運搬効率、および泥土の後処理効率を向上することができる。
減容空間Sを一対のバケットシェル4の上壁24の内面に画成すると、減容空間Sは、泥土をすくい込む底壁26の先端部分から離れたシェル内奥に位置しているので、減容空間Sが泥土のすくい込み作業の邪魔になるのを避けることができる。従って、減容空間Sがシェル本体12の他の部位に配置されている場合に比べて、両バケットシェル4・4による土砂や泥土等のすくい込みを的確に行える。
板状の第1区画体31と第2区画体32とで構成した区画体Tによれば、第1および第2区画体31・32のそれぞれの自重を小さくすることができるので、ウインチを使用することなく少人数の作業者で簡便にバケット容量の調整作業を行うことができる。また、中空箱状に形成した従来の容量調整構造に比べて、区画構造を簡素化して低コスト化できる。
バケットシェル4の内部を、前後寸法が異なる複数種の区室30に区分しておき、これら区室30に画成される減容空間Sの数を調整してバケット容量を調整すると、画成される減容空間Sの総容積を多様に変更でき、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量を的確に調整することができる。
伸び方向の長さ寸法L1・L2が異なる複数種の第1区画体31および第2区画体32を用意し、区室30の内部に装着する第1および第2区画体31・32の組み合わせにより、画成される減容空間Sの容積を変更できるようにすると、各区室30に画成される減容空間Sの容積をさらに細かく多様に調整することができ、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量をより的確に調整することができる。また、板状の第1および第2区画体31・32は安価に製造することができるので、多様なサイズの第1および第2区画体31・32を用意した場合でも、可変容量型のグラブバケット全体のコストの増加を抑えることができる。
第1区画体31の一端を第1ブラケット41に、第2区画体32の一端を第2ブラケット42にそれぞれ連結し、かつ第1、第2の両区画体31・32の他端どうしを連結して減容空間Sを画成すると、第1区画体31と、第2区画体32の連結作業を個別に行えるので、充填部材44の配置を含むバケット容量の調整構造の組付けや取外しを容易に行うことができる。また、第1および第2の区画体31・32を、第1ブラケット41と第2ブラケット42とに連結した状態においては連結状態を保持し続けるので、第1、第2の両区画体31・32の他端どうしの連結作業を簡便に行うことができ、バケット容量の調整作業を安全に行うことができる。
充填部材44を、金属材やプラスチック材に比べて著しく軽量な発泡樹脂で形成すると、充填部材44を減容空間Sへ配置する際の取り扱いを容易にして、バケット容量の調整作業を簡便に行うことができる。また、発泡樹脂は所望の形状に簡単に形成でき、さらに例えば充填部材44を中空箱状に構成する場合に比べて、全体コストが少なくてすむ点でも有利である。
本発明の第1実施形態に係るグラブバケットの縦断正面図である。 第1実施形態に係るグラブバケットの正面図である。 第1実施形態に係るグラブバケットの側面図である。 第1実施形態に係るバケットシェルの内部構造を示す側面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 バケットシェルを開いた状態における蓋体の動作を示す断面図である。 容量調整構造を構成する各部材の斜視図である。 減容空間の画成手順を説明するための縦断正面図である。 本発明の第2実施形態に係るグラブバケットの縦断正面図である。 第2実施形態に係るバケットシェルの内部構造を示す側面図である。 図10におけるB−B線断面図である。 本発明の第3実施形態に係る容量調整構造の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る容量調整構造の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る容量調整構造の断面図である。
(第1実施形態) 図1ないし図8は本発明に係る浚渫用グラブバケットの第1実施形態を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図中に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2および図3においてグラブバケットは、上フレーム1と、下フレーム2と、下フレーム2に設けたシェル軸3で開閉自在に支持される左右一対のバケットシェル4と、上フレーム1と左右のバケットシェル4とを連結する左右一対のロッド5などで構成される。上フレーム1は一対の昇降ロープ7で吊持されており、下フレーム2は一対の開閉ロープ8で吊持されている。昇降ロープ7および開閉ロープ8は、それぞれ図示していないクレーン船のブームを介して昇降用のウインチと、開閉用のウインチに繋がっている。開閉ロープ8は、上フレーム1に設けた上シーブ群9と、下フレーム2に設けた下シーブ群10とに巻掛けられて、動滑車を構成している。図3に示すように、本実施形態では、上シーブ群9および下シーブ群10を2個ずつ設けて2組の動滑車でバケット開閉構造を構成している。
図1および図3に示すように、バケットシェル4は、縦断面が容器状に形成されるシェル本体12と、シェル本体12の内部の前後4個所に配置されるシェルフレーム13と、シェル本体12の上面の前後4個所に固定される開閉アーム14と、4対のロッドブラケット15などで構成される。バケットシェル4の前後方向の内法寸法は約6m、両バケットシェル4を閉じた状態における、左右方向の内法対向寸法は約3.5mであり、バケット全体が幅広型のグラブバケットとして構成されている。両バケットシェル4・4は、各バケットシェル4に設けた開閉アーム14の上部どうしが先のシェル軸3で下フレーム2に連結されている。
図3に示すように、ロッド5は、はしご状のロッドフレーム17と、ロッドフレーム17の上端に形成される前後一対の上アーム18と、ロッドフレーム17の下端に形成される4個の下アーム19とで構成される。ロッド5は、上アーム18が上連結ピン20で上フレーム1に連結されており、下アーム19が下連結ピン21でロッドブラケット15に連結されている。
シェル本体12は、図1に示す閉じ姿勢において接合面Pに向かって上り傾斜する平坦な上壁24と、上壁24に連続するく字状の隅壁25と、隅壁25に連続する底壁26と、前壁27および後壁28とで構成される。底壁26は、外凸状に湾曲しながらバケットシェル4の接合面Pへ向かって下り傾斜しており、その下端には掻込み爪が固定されている。シェルフレーム13は、上壁24、隅壁25、および底壁26と溶接されて、これらの壁24〜26を内面から支持している。シェルフレーム13の内縁は図1に示すようにU状に湾曲させてある。上壁24、底壁26、前壁27と、後壁28の縁部が泥土のすくい込み口を構成しており、一対のシェル本体12を閉じた状態においては、先の各壁24、26、27、28の縁部が接合面Pにおいて接合する。このように、グラブバケットはすくい込み空間を密閉して海水の混入を防止できる密閉型のグラブバケットとして構成されている。なお、本発明において、すくい込み空間を密閉できるとは、すくい込み空間を気密状あるいは水密状に厳密に密閉できることを意味するものではなく、バケットシェル4内に取込んだ泥土が、運搬時に接合面Pから流出するのを規制できる程度の密閉度合を意味する。
図4に示すように、シェル本体12の内部は、4個のシェルフレーム13と前壁27および後壁28によって5個の区室30に区分されている。各区室30の前後方向の内法寸法は同一ではなく、内法寸法が異なる3種の区室30に区分されている。区室30の内法寸法は、シェル本体12の前後端の区室30が同じ寸法で最も大きく、次いで、前後中央の区室30が大きく設定されており、残る前後端からそれぞれ2番目の区室30が同じ寸法で最も小さく設定されている。それぞれの区室30の内法寸法は、大サイズの区室30が1530mmであり、中サイズの区室30が1120mmであり、小サイズの区室30が825mmである。
浚渫すべき泥土や土砂の深さ、あるいは性状に適合してバケット容量を大小に調整するために、各区室30の内部に、面状の区画体Tを着脱可能に設け、区室30に区画体Tを装着することで、両バケットシェル4・4が閉じたときのバケット容量を減少調整する減容空間Sを画成している。区画体Tは、板状の第1区画板(第1区画体)31および第2区画板(第2区画体)32で構成されており、第1、第2の両区画板31・32を区室30に装着した状態では、上壁24の内面に減容空間Sを画成できるようにしている。図7に示すように、第1区画板31および第2区画板32は金属板材で長方形状に形成されている。第1および第2区画板31・32の前後の縁部には、補強リブ33・34が折曲げ形成されて、断面コ字状に形成されている。第1および第2区画板31・32は、補強リブ33・34によりねじれに抗する強度を向上させている。また、補強リブ33・34は、後述する充填部材44の前後方向の移動を規制するストッパーの機能を兼ねている。このように、板状の第1および第2区画板31・32によれば、その製造に要する手間を低減して、安価に製造することができる。なお、第1区画板31の伸び方向の長さ寸法L1は815mmであり、第2区画板32の伸び方向の長さ寸法L2は1245mmである。
各区室30に装着される第1および第2区画板31・32のそれぞれの伸び方向の長さ寸法L1・L2は同じであるが、その前後幅は先に説明した区室30の内法寸法の違いに対応して異ならせてある。第1および第2区画板31・32の前後幅は、対応する区室30の内法寸法よりも僅かに小さく設定されている。詳しくは、大サイズの区室30に対応する第1および第2区画板31・32の前後幅は1448mmであり、その重量はそれぞれ22kg、55kgである。中サイズの区室30に対応する第1および第2区画板31・32の前後幅は1098mmであり、その重量はそれぞれ15kg、47kgである。小サイズの区室30に対応する第1および第2区画板31・32の前後幅は764mmであり、その重量はそれぞれ13kg、41kgである。大サイズ、中サイズ、小サイズの区室30用の第1および第2区画板31・32は、それぞれ4組、2組、4組が用意されている。
図7に示すように、第1区画板31の伸び方向の一端には2個の基端側連結片36が溶接固定されており、他端には2個の先端側連結片37が溶接固定されている。同様に、第2区画板32の伸び方向の一端には2個の基端側連結片38が溶接固定されており、他端には2個の先端側連結片39が溶接固定されている。接合面Pの近傍位置の上壁24の内面には、第1ブラケット41が設けられており、この第1ブラケット41に第1区画板31の基端側連結片36をボルト54とナット55とで連結する。このように第1区画板31は、区室30に対して着脱可能に装着されている。また、接合面Pから離れた隅壁25側の上壁24の内面には、第2ブラケット42が設けられており、この第2ブラケット42に第2区画板32の基端側連結片38をボルト54とナット55とで連結する。このように第2区画板32は、区室30の内部に着脱可能に装着されている。図5に示すように、区室30に装着された第1および第2区画板31・32の先端側連結片37・39どうしをボルト54とナット55とで連結することにより、両区画板31・32を一体化できる。これにより、第1および第2の区画板31・32と、両区画板31・32の前後端に対向するシェルフレーム13あるいは前壁27あるいは後壁28と、上壁24とで減容空間Sが画成される。
図4に示すように、減容空間Sは、区室30の内法寸法より僅かに小さい前後幅寸法を有する第1区画板31と第2区画板32とで画成されているため、気密状には画成されていない。これは、減容空間Sを気密状に画成するためには、バケットシェル4と第1および第2区画板31・32との間にシール構造などを設ける必要があり、グラブバケット全体の製造コストが上昇するからである。従って、グラブバケットを海中に降下させると、海水が減容空間Sを満たして、泥土とともに多量の海水を取込むことになる。海水を多量に取込むとすくい込んだ泥土の含泥率が低下し、台船での泥土の運搬効率、および泥土の後処理効率が低下する。このように、減容空間Sの内部に海水が浸入して一連の作業効率が低下するのを防ぐために、減容空間Sの内部に海水の浸入を防ぐ充填部材44を配置している。
充填部材44は、発泡スチロール(発泡樹脂)で形成されており、その断面形状は上壁24、第1区画板31、および第2区画板32で画成される減容空間Sの断面形状に対応する三角形状に形成されている。三角形状の充填部材44の各コーナー部は、周辺部材との干渉を防止するため、および配置作業を簡便にするために面取り状にカットされている。充填部材44を配置することにより、減容空間S内の海水が流入できる空間を小さくして、両バケットシェル4・4が閉じたときに泥土と一緒に取込まれる海水の量を低減できる。また、第1および第2区画板31・32を充填部材44で内側から支持して、取込んだ泥土の圧力で両区画板31・32が内側に向かって変形するのを防止することができる。
上記のように、減容空間Sに充填部材44を配置して、両バケットシェル4・4を閉じて泥土を取込んだとき、その内部に泥土と一緒に取込まれる海水の量を充填部材44の合計体積の分だけ低減することにより、浚渫時の泥含率を向上し、浚渫した泥土の運搬効率、および泥土の後処理効率を向上することができる。金属材やプラスチック材に比べて著しく軽量な発泡スチロール(発泡樹脂)で充填部材44を形成すると、充填部材44を減容空間Sへ配置する際の取り扱いを容易にして、バケット容量の調整作業を簡便に行うことができる。また、発泡スチロールは所望の形状に簡単に形成でき、さらに例えば充填部材44を中空箱状に構成する場合に比べて、全体コストが少なくてすむ点でも有利である。
充填部材44は発泡スチロールで形成したが、その大きさが巨大であると取り扱いが困難となる。本実施形態では、充填部材44の取り扱いをさらに簡便にするために、前後寸法が異なる充填部材44a〜44dを用意し、これらの充填部材44a〜44dを組み合わせて配置するようにした。詳しくは、小サイズの充填部材44aの前後寸法は200mmで、重量は1.2kgである。次に大きな充填部材44bの前後寸法は260mmで、重量は1.6kgである。次に大きな充填部材44cの前後寸法は350mmで、重量は2.1kgである。大サイズの充填部材44dの前後寸法は500mmで、重量は3.0kgである。このように、前後寸法が異なる充填部材44a〜44dを用意すると、1個あたりの重量を小さくすることができ、発泡スチロール製の充填部材44a〜44dの取り扱いをさらに簡便にすることができる。
図4に示すように、各充填部材44a〜44dの組み合わせは、大サイズの区室30に画成される減容空間Sには、大サイズの充填部材44dが2個と、2番目に大きなサイズの充填部材44cが1個配置される。中サイズの区室30に画成される減容空間Sには、3番目に大きなサイズの充填部材44bが4個配置される。小サイズの区室30に画成される減容空間Sには、大サイズの充填部材44dが1個と、小サイズの充填部材44aが1個配置される。従って、小サイズの充填部材44aは4個用意し、3番目に大きな充填部材44bは8個用意し、2番目に大きな充填部材44cは4個用意し、大サイズの充填部材44dは12個用意する。
第1および第2区画板31・32と、充填部材44a〜44dは、図8に示すようにしてシェル本体12に装着して、区室30に減容空間Sを画成する。ここでは、大サイズの区室30に減容空間Sを画成する場合について説明する。まず、半開状態にした一対のバケットシェル4をクレーン船のデッキ上に載置し、接合面Pから遠い側の第2ブラケット42に第2区画板32の基端側連結片38を連結する。作業者は、第2区画板32を持ち上げて、第2ブラケット42に形成された装着穴50と基端側連結片38に形成された挿通穴51とを位置合わせし、この状態で両穴50・51にボルト54を挿入してナット55をねじ込み、軽く締め込んで第2区画板32を仮連結する。
次いで、接合面Pに近い側の第1ブラケット41に第1区画板31の基端側連結片36を連結する。作業者は、第1区画板31を持ち上げて、第1ブラケット41に形成された装着穴46と基端側連結片36に形成された挿通穴47とを位置合わせし、この状態で両穴46・47にボルト54を挿入してナット55をねじ込み、軽く締め込んで第1区画板31を仮連結する。この仮連結状態の第1および第2区画板31・32は、ボルト54を中心にして揺動できる。以後の作業における第1および第2区画板31・32は仮連結状態を保持し続けるので、バケット容量の調整作業を安全に行うことができる。
上記の状態で、2個の充填部材44dと1個の充填部材44cを下方から区室30の内部に配置し、第1および第2区画板31・32を互いに近接する向きに揺動操作して、両区画板31・32の先端側連結片37・39にそれぞれ形成した連結穴48・52とを位置合わせする。この状態で、両穴48・52にボルト54を挿入してナット55をねじ込み、軽く締め込んで第1区画板31と第2区画板32とを連結する。最後に、全部のボルト54とナット55を確りと締め込んで装着が完了する。これにて、区室30内に減容空間Sが画成される。なお、充填部材44は、第1および第2の区画板31・32のいずれか一方に接着等により一体化してあってもよい。この場合には、区室30の内部に充填部材44を配置する作業工程を省略できる。
以上のようにして、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量となるよう、必要な減容空間Sを次々に画成して、バケット容量を大小に調整することができる。また、板状の第1区画板31と第2区画板32とで構成した区画体Tによれば、第1および第2区画板31・32のそれぞれの自重を小さくすることができるので、上記の一連の作業は、ウインチを使用する必要もなく少人数の作業者で行うことができる。また、第1区画板31と、第2区画板32の連結作業を個別に行えるので、充填部材44の配置を含むバケット容量の調整構造の組付けや取外しを容易に行うことができる。さらに、中空箱状に形成した従来の容量調整構造に比べて、区画構造を簡素化して低コスト化できる点でも有利である。
バケット容量の調整作業は、一対のバケットシェル4を全開にした状態で行うこともできる。この場合には、バケットシェル4は、架台を介してクレーン船のデッキ上に載置することが好ましい。バケットシェル4を架台を介してデッキ上に載置すると、作業者がバケットシェル4の内外へ移動するためのスペースをデッキ床面とバケットシェル4の下端部との間に形成することができ、第1、第2の両区画板31・32および充填部材44の搬入や搬出をスムーズに行うことができる。また、クレーン船のゆれ等によりグラブバケットが不用意に移動することがなく、安全に調整作業を行うことができる。
浚渫時にシェル内部の空気を逃がすために、底壁26の隅壁25と隣接する上隅部分の前後4個所に通気口57を開口し、通気口57の内面に蓋体58が配置されている。蓋体58は、その上端がピン59で揺動自在に支持されており、図6に示すように、バケットを掘削姿勢に開放した状態では、自重によるモーメントで垂直姿勢を保持して通気口57を開放している。また、図1に示すように、一対のバケットシェル4を閉じて泥土をすくい込んだ姿勢では、蓋体58は自重によるモーメントで底壁26の内面に密着して、通気口57を塞いでいる。なお、バケットシェル4の前後中央に臨む2個のシェルフレーム13には、蓋体58の可動域と重なる部分に切欠き60が設けられており、従って、蓋体58はシェルフレーム13に邪魔されることもなく開閉できる。
バケット容量を大小に調整する場合、基本的には、減容空間Sの画成位置は前後および左右で対称となるように調整する。これは、減容空間Sの画成位置が対称でない場合には、充填部材44の浮力と、取込んだ泥土の重量により、グラブバケットの重心位置が、昇降ロープ7の直下からずれて、吊上げたグラブバケットの姿勢が不安定になるからである。
浚渫時のグラブバケットは、図2の想像線で示すようにバケットシェル4を全開して浚渫姿勢にした状態で昇降ロープ7を繰り出して海底へ降ろされ、その間にバケットシェル4内の空気が通気口57から排出される。バケットシェル4が海底に到達したら、開閉ロープ8を巻上げて下フレーム2を上フレーム1側へ引上げることにより、バケットシェル4を閉じ操作して泥土をすくい込む。このとき、減容空間Sはシェル本体12の上壁24の内面に位置しているので、減容空間Sが泥土のすくい込み作業の邪魔になるのを避けることができ、従って、減容空間Sがシェル本体12の他の部位に配置されている場合に比べて、両バケットシェル4・4による土砂や泥土等のすくい込みを的確に行える。泥土をすくい込んだ状態で昇降ロープ7を巻き上げることにより、グラブバケットを海底から引き揚げ、再びバケットシェル4を全開して台船の泥土収容槽に放出する。
以上のように、区室30の内部に、区画体Tを装着することで区室30に減容空間Sを画成できるようにし、シェル本体12に対する区画体Tの装着数を調整して減容空間Sの総容積を調整することで、バケット容量を大小に調整し、両バケットシェル4・4による土砂や泥土等のすくい込み量を加減できるようにした。これによれば、シェル本体12に装着した面状の区画体Tで減容空間Sを画成するので、従来の中空箱体で形成した容量調整ブロックに比べて、バケット容量の調整構造を著しく簡素化し安価に製造することができる。また、区画体Tの装着個数を調整して減容空間Sの総容積を変化させることにより、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量を的確に調整することができる。
(第2実施形態) 図9から図11に、本発明に係る浚渫用グラブバケットの第2実施形態を示す。浚渫用グラブバケットにおいては、上下のシーブ群9・10が各1個の場合、上下の両シーブ群9・10が大型になるため、下シーブ群10を支持するシーブボックス63が、下フレーム2の下端に突出形成したボックス支持腕64で支持される。シーブボックス63は、同ボックス63の下端に設けられた左右一対の支持軸66が、ボックス支持腕64で揺動自在に支持される。この場合には、図9に想像線で示す両バケットシェル4・4を開いた状態では、シェル本体12の上壁24とボックス支持腕64とが干渉するため、図10に示すように、シェル本体12の中央の区室30部分に逃げ凹部65を設けて、両者24・64の干渉を回避している。
図9および図10に示すように、逃げ凹部65は、上壁24を前後端に配置される端部上壁24a・24aと、中央に配置される端部上壁24aよりも傾斜角度が小さい中央部上壁24bと、端部上壁24a・24aと中央部上壁24bとの端部どうしを接続する連結壁24c・24cとで構成することにより設けられる。図11に示すように、上下寸法が小さい中サイズの区室30に対応する第1区画板31の伸び方向の長さ寸法L1は、他の区室30に対応する第1区画板31よりも短く形成されており、その寸法は295mmである。充填部材44は、画成される減容空間Sの形状に対応した断面形状を有する充填部材44eが4個配置される。充填部材44eの前後寸法は260mmで、重量は0.8kgである。他は先の第1実施形態と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付して、その説明を省略する。以下の別実施形態においても同様とする。
上記の各実施形態においては、バケットシェル4の内部を、前後寸法が異なる複数種の区室30に区分しておき、これら区室30に画成される減容空間Sの数を調整してバケット容量を調整できるようにした。これによれば、画成される減容空間Sの総容積を多様に変更でき、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量に的確に調整することができる。
(第3実施形態) 図12に本発明に係る浚渫用グラブバケットの第3実施形態を示す。本実施形態においては、第1実施形態の第1区画板31に比べて伸び方向の長さ寸法L1が短い第1区画板31を用意した。第1区画板31の伸び方向の長さ寸法L1は430mmであり、第2区画板32の伸び方向の長さ寸法L2は第1実施形態と同様に1245mmである。また、充填部材44は、画成される減容空間Sの形状に対応した断面形状に形成した。
(第4実施形態) 図13に本発明に係る浚渫用グラブバケットの第4実施形態を示す。本実施形態においては、第1実施形態の第1区画板31に比べて伸び方向の長さ寸法L1が短く、さらに中途部に屈折部61を設けた第1区画板31を用意した。また、充填部材44は、画成される減容空間Sの形状に対応した断面四辺形状に形成した。このように、屈折部61を設けることにより、第1区画板31の構造強度を向上させることができる。
上記の第3および第4実施形態では、伸び方向の長さ寸法L1、また形状を変更した第1区画板31を用意したが、第2区画板32も同様に変更することができる。このように、伸び方向の長さ寸法L1・L2が異なる第1および第2区画板31・32を用意することにより、区室30の前後方向の長さが同じであっても、画成される減容空間Sの容積を変更することができるので、各区室30に画成される減容空間Sの容積をさらに細かく多様に調整することができ、浚渫すべき泥土の量に適合したバケット容量により的確に調整することができる。板状の第1および第2区画板31・32は、安価に製造することができ、多様なサイズの第1および第2区画板31・32を用意することができる。
(第5実施形態) 図14に本発明に係る浚渫用グラブバケットの第5実施形態を示す。本実施形態では、減容空間Sを画成しないときには、第1および第2区画板31・32を折り畳み格納できるようにした。第1区画板31の伸び方向の中途部には格納ブラケット67が設けられており、この格納ブラケット67と第2区画板32の先端側連結片39とを延長アーム68を介して連結することにより、上壁24に沿うように第1および第2区画板31・32を格納することができる。減容空間Sを画成するときには、まず、延長アーム68を介した連結を解除し、第1、第2の両区画板31・32を仮連結状態する。次いで、第1実施形態の場合と同様に、図示していない充填部材44を区室30の内部に配置したのち、第1、第2の両区画板31・32の先端側連結片37・39の連結穴48・52どうしを位置合わせして、両穴48・52にボルト54を挿入してナット55をねじ込み、軽く締め込んで第1区画板31と第2区画板32とを仮連結する。最後に、全部のボルト54とナット55を確りと締め込んで減容空間Sの画成が完了する。なお、第1および第2区画板31・32は、第1ブラケット41と第2ブラケット42とにボルト54とナット55により連結されているので、必要に応じてシェル本体12から分離することも可能である。
上記の各実施形態のほか、面状の区画体Tは、く字状や部分円弧状の断面形状を持つ1個の部材で構成しても良い。第1および第2区画板31・32は、エキスパンドメタルで形成する、あるいは板面部分に開口を設けることにより、自重をさらに軽量化することができる。この場合には、減容空間Sの内部への泥土の進入は、充填部材44により阻止することができる。また、第1および第2区画板31・32は、金属製の枠体と、枠体の開口部を塞ぐように配置した樹脂製やゴム製のシート体とで構成することができる。補強リブ33・34は、第1および第2区画板31・32の前後方向の複数個所に設けてもよく、また、格子状に設けてもよい。充填部材44は発泡スチロール以外に、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の発泡体であってもよい。充填部材44は、例えば樹脂材をブロー成形した中空容器で構成することができる。区室30の前後寸法は必ずしも異ならせる必要はなく、すべて同じ前後寸法であってもよい。同様に、充填部材44の前後寸法はすべて同じであってもよい。本発明は、幅広型のグラブバケット以外のグラブバケットにも等しく適用できる。
1 上フレーム
2 下フレーム
3 シェル軸
4 バケットシェル
5 ロッド
12 シェル本体
13 シェルフレーム
24 上壁
26 底壁
27 前壁
28 後壁
30 区室
31 第1区画体(第1区画板)
32 第2区画体(第2区画板)
41 第1ブラケット
42 第2ブラケット
44 充填部材
P バケットシェルの接合面
S 減容空間
L 伸び方向の長さ寸法

Claims (8)

  1. 上フレーム(1)と、下フレーム(2)と、下フレーム(2)に設けたシェル軸(3)で開閉自在に支持される左右一対のバケットシェル(4)と、上フレーム(1)と左右のバケットシェル(4)とを連結する左右一対のロッド(5)とを備え、
    両バケットシェル(4)を閉じた状態において、バケットシェル(4)のシェル本体(12)を構成する上壁(24)と、底壁(26)と、前壁(27)と、後壁(28)とが、両バケットシェル(4)の接合面(P)で互いに接合する密閉型のグラブバケットであって、
    バケットシェル(4)の内部の前後複数個所に、上壁(24)および底壁(26)を内面から支持するシェルフレーム(13)が設けられて、バケットシェル(4)の内部がシェルフレーム(13)で複数の区室(30)に区分されており、
    各区室(30)の内部に、減容空間(S)を画成するための面状の区画体(T)が着脱可能に連結できるようになっており、
    区画体(T)を区室(30)の内部に装着することにより、両バケットシェル(4)が閉じたときのバケット容量が減容空間(S)で減少調整されており、
    バケットシェル(4)に対する区画体(T)の装着数を調整して減容空間(S)の総容積を調整することによりバケット容量を大小に調整することを特徴とする浚渫用グラブバケット。
  2. 減容空間(S)の内部に海水の浸入を防ぐ充填部材(44)が配置されている請求項1に記載の浚渫用グラブバケット。
  3. 面状の区画体(T)が左右一対のバケットシェル(4)の上壁(24)の内面に連結されて、減容空間(S)が一対のバケットシェル(4)の上壁(24)の内面に画成されている請求項1または2に記載の浚渫用グラブバケット。
  4. 区画体(T)は、板状の第1区画体(31)および第2区画体(32)で構成されている請求項1から3のいずれかひとつに記載の浚渫用グラブバケット。
  5. バケットシェル(4)の内部に、前後寸法が異なる複数種の区室(30)が区分されており、
    複数種の区室(30)に画成される減容空間(S)の数を調整して、バケット容量を多様に調整できる請求項1から4のいずれかひとつに記載の浚渫用グラブバケット。
  6. 伸び方向の長さ寸法(L1)が異なる複数種の第1区画体(31)と、伸び方向の長さ寸法(L2)が異なる複数種の第2区画体(32)とが用意されており、
    区室(30)の内部に装着する第1区画体(31)と第2区画体(32)との組み合わせにより、画成される減容空間(S)の容積を多様に変更できる請求項4または5に記載の浚渫用グラブバケット。
  7. 接合面(P)の近傍位置の上壁(24)の内面に第1ブラケット(41)が固定され、接合面(P)から離れた位置の上壁(24)の内面に第2ブラケット(42)が固定されており、
    第1区画体(31)の一端を第1ブラケット(41)に、第2区画体(32)の一端を第2ブラケット(42)にそれぞれ連結し、かつ第1、第2の両区画体(31・32)の他端どうしを連結して減容空間(S)が画成されている請求項4から6のいずれかひとつに記載の浚渫用グラブバケット。
  8. 充填部材(44)が発泡樹脂で形成されている請求項2から7のいずれかひとつに記載の浚渫用グラブバケット。
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