JP5530507B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の基地局を有する通信システムに関するものである。
近年の移動通信システムにおけるトラフィックの急増に対応すべく、従来のマクロ基地局よりもセル(無線通信エリア)が狭い小型基地局の需要が高まっている。小型基地局は、トラフィック対策のため多局展開されため、従来のマクロ基地局のセル内に設置されることも想定される。このため、マクロ基地局と小型基地局との間でセル間干渉が発生するという問題がある。このセル間干渉を低減する技術として、マクロ基地局と小型基地局とが互いに時間同期していることを前提とした時間領域(サブフレーム単位)でのセル間干渉制御技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このセル間干渉制御技術では、マクロ基地局が、下り送信を行わないABS(Almost Blank Subframe)と呼ばれるサブフレーム群を設定し、そのサブフレーム群を示すABSパターンのテーブルを、配下の小型基地局に通知する。小型基地局は、ABSパターンに基づいて、配下の移動局(ユーザ装置)に対するリソース割り当てを決めるスケジューリングを行い、そのスケジューリングに基づいて移動局に対する下り送信を停止する。
しかしながら、上記従来のABSを用いたセル間干渉制御技術では、マクロ基地局が、設定して通知したABSパターンに基づいて小型基地局が下り送信の停止を一律に実行する制御を行うと、移動局に対する下り送信のスループットが低下してしまうおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、移動局に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、無線通信エリアの少なくとも一部が重複する複数の基地局装置間の干渉を低減することができる通信システムを提供することである。
本発明に係る通信システムは、干渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置と、前記マクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい被干渉の基地局装置である少なくとも1つの小型基地局装置と、前記マクロ基地局装置及び前記小型基地局装置それぞれと通信可能なサーバ装置と、を備えた通信システムであって、前記小型基地局装置は、前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、前記マクロ基地局装置から受信した干渉信号レベルを測定する測定手段と、前記測定した干渉信号レベルの情報と、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功したか否かを示す同期成否情報とを前記サーバ装置に送信する情報送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記干渉信号レベルの情報と前記同期成否情報とを、前記小型基地局装置から受信する情報受信手段と、前記干渉信号レベルの情報と前記同期成否情報とに基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、前記下り送信の停止が必要であると判断した場合、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、前記マクロ基地局装置に、前記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を送信する情報送信手段と、を備え、前記マクロ基地局装置は、前記送信停止対象のサブフレームの情報を前記サーバ装置から受信する情報受信手段と、前記送信停止対象のサブフレームの情報に基づいて、該送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止するように制御する送信制御手段と、を備える。
また、本発明に係るサーバ装置は、干渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置及び前記マクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルがマクロ基地局装置のセルよりも小さい被干渉の基地局装置である少なくとも1つの小型基地局装置それぞれと通信可能なサーバ装置であって、前記小型基地局装置における干渉信号レベルの情報と、該小型基地局装置と前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功したか否かを示す同期成否情報とを、該小型基地局装置から受信する情報受信手段と、前記干渉信号レベルの情報と前記同期成否情報とに基づいて、前記干渉信号レベルが所定の閾値よりも大きくかつ前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した小型基地局装置を計数し、その計数結果に基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、前記下り送信の停止が必要であると判断した場合、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、前記マクロ基地局装置に、前記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を送信する情報送信手段と、を備える。
また、本発明に係る小型基地局装置(被干渉の基地局装置)は、干渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい基地局装置であって、前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、前記マクロ基地局装置からの干渉信号レベルを測定する測定手段と、前記測定した干渉信号レベルの情報と、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功したか否かを示す同期成否情報とをサーバ装置に送信する情報送信手段と、を備える。
これらの通信システム、サーバ装置及び小型基地局装置では、干渉信号レベルが高く下り送信の停止が必要であるとサーバ装置によって判断されたマクロ基地局装置についてのみ、無線通信フレームの一部のサブフレームにおける下り送信を停止することができる。しかも、そのマクロ基地局装置における下り送信の停止制御に用いられる送信停止対象のサブフレームの情報は、移動局に対する下り送信のスループットが低下しないようにサーバ装置によって決定することができる。従って、移動局に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、無線通信エリアの少なくとも一部が重複するマクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉を低減することができる
前記通信システムにおいて、前記サーバ装置の前記判断手段は、前記干渉信号レベルの情報と前記同期成否情報とに基づいて、前記干渉信号レベルが所定の閾値よりも大きくかつ前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した小型基地局装置を計数し、その計数結果に基づいて、前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断してもよい。
また、前記サーバ装置において、前記判断手段は、前記干渉信号レベルの情報と前記同期成否情報とに基づいて、前記干渉信号レベルが所定の閾値よりも大きくかつ前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した小型基地局装置を計数し、その計数結果に基づいて、前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断してもよい。
れらの通信システム及びサーバ装置では、マクロ基地局装置からの干渉信号レベルが高い小型基地局装置の数が所定数以上であってマクロ基地局装置から干渉の影響が高い場合のみ、マクロ基地局装置からの下り送信を停止できる。従って、移動局に対する下り送信のスループットの低下をより確実に抑制することができる。しかも、上記マクロ基地局装置からの下り送信の停止を行うか否かの判断に用いる上記マクロ基地局装置からの干渉信号レベルが高い小型基地局装置の数は、干渉低減の前提となるマクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した被干渉の基地局についてのみ計数している。従って、無線通信エリアの少なくとも一部が重複するマクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉をより確実に且つ効果的に低減することができる。
また、前記通信システムにおいて、前記サーバ装置の前記決定手段は、前記干渉信号レベルが所定の閾値よりも大きくかつ前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した小型基地局装置の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やしてもよい。
また、前記サーバ装置において、前記決定手段は、前記干渉信号レベルが所定の閾値よりも大きくかつ前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した小型基地局装置の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やしてもよい。
これらの通信システム及びサーバ装置では、マクロ基地局装置からの干渉信号レベルが高い小型基地局装置の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やしているので、前記マクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉をより確実に且つ効果的に低減することができる。
また、前記通信システムにおいて、前記小型基地局装置の前記情報送信手段は、前記サーバ装置に送信する情報に、前記マクロ基地局装置を識別可能な基地局識別情報を含めてもよい。
また、前記小型基地局装置(被干渉の基地局装置)において、前記情報送信手段は、前記サーバ装置に送信する情報に、前記マクロ基地局装置を識別可能な基地局識別情報を含めてもよい。
これらの通信システム及び小型基地局装置では、前記基地局識別情報に基づいて、サーバ装置から送信停止対象のサブフレームの情報を送信する送信先のマクロ基地局装置を容易に特定できる。
本発明の他の通信システムは、干渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置と、前記マクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい被干渉の基地局装置である少なくとも1つの小型基地局装置と、を備えた通信システムであって、前記小型基地局装置は、前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、前記マクロ基地局装置から受信した干渉信号レベルを測定する測定手段と、前記測定した干渉信号レベルの情報に基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、前記下り送信の停止が必要であると判断した場合、前記下り送信の停止を要求する制御要求を前記マクロ基地局装置に送信する要求送信手段と、を備え、前記マクロ基地局装置は、前記制御要求を前記小型基地局装置から受信する要求受信手段と、前記制御要求に基づいて、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、前記決定した送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止する送信制御手段と、を備える。
また、本発明に係る他の小型基地局装置(被干渉の基地局装置)は、干渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい基地局装置であって、前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、前記マクロ基地局装置から受信した干渉信号レベルを測定する測定手段と、前記測定した干渉信号レベルの情報に基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、前記下り送信の停止が必要であると判断し且つ前記前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した場合に、前記下り送信の停止の要求を前記マクロ基地局装置に送信する要求送信手段と、を備える。
また、本発明に係る更に他のマクロ基地局装置(干渉源の基地局装置)は、そのマクロ基地局装置のセル内に該マクロ基地局装置よりの小さいセルの小型基地局装置が位置している基地局装置であって、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて当該マクロ基地局装置からの下り送信の停止を要求する制御要求を、当該マクロ基地局装置からの下り送信の信号で干渉を受けている小型基地局装置から受信する要求受信手段と、前記制御要求に基づいて、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、前記決定した送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止する送信制御手段と、を備える。
これらの通信システム及び基地局装置では、干渉信号レベルが高く下り送信の停止が必要であると小型基地局装置によって判断されたマクロ基地局装置についてのみ、無線通信フレームの一部のサブフレームにおける下り送信を停止することができる。しかも、そのマクロ基地局装置における下り送信の停止制御に用いられる送信停止対象のサブフレームの情報は、移動局に対する下り送信のスループットが低下しないようにマクロ基地局装置によって決定することができる。従って、移動局に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、マクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉を低減することができる
また、マクロ基地局装置からの干渉信号レベルが高い小型基地局装置についてのみ、そのマクロ基地局装置からの下り送信を停止できる。従って、移動局に対する下り送信のスループットの低下をより確実に抑制することができる。しかも、上記マクロ基地局装置に制御要求を送信する小型基地局装置は、干渉低減の前提となるマクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した小型基地局装置のみである。従って、前記マクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉をより確実に且つ効果的に低減することができる。
また、前記通信システムにおいて、前記マクロ基地局装置の前記決定手段は、前記制御要求を送信してきた小型基地局装置の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やしてもよい。
また、前記マクロ基地局装置において、前記決定手段は、前記制御要求を送信してきた小型基地局装置の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やしてもよい。
これらの通信システム及び基地局装置では、マクロ基地局装置からの干渉信号レベルが高い小型基地局装置の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やしているので、前記マクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉をより確実に且つ効果的に低減することができる。
本発明に係る更に他の通信システムは、干渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置と、前記マクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい被干渉の基地局装置である少なくとも1つの小型基地局装置と、を備えた通信システムであって、前記小型基地局装置は、前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、前記マクロ基地局装置から受信した干渉信号レベルを測定する測定手段と、前記測定した干渉信号レベルの情報に基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、前記下り送信の停止が必要であると判断し且つ前記前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した場合に、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、前記マクロ基地局装置に、前記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を送信する情報送信手段と、を備え、前記マクロ基地局装置は、前記送信停止対象のサブフレームの情報を前記小型基地局装置から受信する情報受信手段と、前記送信停止対象のサブフレームの情報に基づいて、該送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止する送信制御手段と、を備える。
また、本発明に係る更に他の小型基地局装置は、マクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい被干渉の基地局装置であって、干渉源のマクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、前記マクロ基地局装置から受信した干渉信号レベルを測定する測定手段と、前記測定した干渉信号レベルの情報に基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて干渉源のマクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、前記下り送信の停止が必要であると判断した場合、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、前記干渉源のマクロ基地局装置に、前記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を送信する情報送信手段と、を備える。
これらの通信システム及び小型基地局装置では、干渉信号レベルが高く下り送信の停止が必要であると小型基地局装置によって判断されたマクロ基地局装置についてのみ、無線通信フレームの一部のサブフレームにおける下り送信を停止することができる。しかも、そのマクロ基地局装置における下り送信の停止制御に用いられる送信停止対象のサブフレームの情報は、移動局に対する下り送信のスループットが低下しないように小型基地局装置によって決定することができる。従って、移動局に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、前記マクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉を低減することができる
また、マクロ基地局装置からの干渉信号レベルが高い小型基地局装置についてのみ、そのマクロ基地局装置からの下り送信を停止できる。従って、移動局に対する下り送信のスループットの低下をより確実に抑制することができる。しかも、上記送信停止対象のサブフレームの決定を行う小型基地局装置は、干渉低減の前提となるマクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した小型基地局装置のみである。従って、前記マクロ基地局装置と小型基地局装置との間の干渉をより確実に且つ効果的に低減することができる。
本発明によれば、干渉信号レベルが高い干渉源の基地局装置についてのみ、無線通信フレームの一部のサブフレームにおける下り送信を停止するように制御することができる。従って、移動局に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、基地局間の干渉を低減することができる、という効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る基地局装置を有する基地局とサーバ装置とが配置された移動通信システムの概略構成を示す説明図。 本実施形態の基地局装置の要部の概略構成例を示す機能ブロック図。 小型基地局の基地局装置に設けられた同期捕捉・セルID抽出部における同期捕捉及びセルID抽出の一例を示すフローチャート。 同期捕捉処理に用いるLTEダウンリンクの無線通信フレームのフォーマットの一例を示す説明図。 プライマリー同期チャネル(P−SCH)によるシンボル・スロットタイミング同定の一例を示す説明図。 セカンダリー同期チャネル(S−SCHによるシンボル・スロットタイミング同定の一例を示す説明図。 (a)及び(b)は、本実施形態に係る通信システムを構成する被干渉の小型基地局、干渉源のマクロ基地局及びサーバ装置における制御及び情報の送受信の一例を示す説明図。 被干渉の小型基地局がエアーリスニング方式で干渉源のマクロ基地局と同期処理を行い、マクロ基地局がABS制御を実行したときのLTEダウンリンクの無線通信フレームの一例を示す説明図。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る通信システムを構成する被干渉の小型基地局及び干渉源のマクロ基地局における制御及び情報の送受信の一例を示す説明図。 (a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態に係る通信システムを構成する被干渉の小型基地局及び干渉源のマクロ基地局における制御及び情報の送受信の一例を示す説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る基地局装置を有する基地局とサーバ装置とが配置された移動通信システムの概略構成を示す説明図である。図1において、本実施形態の移動通信システムは、LTE(Long Term Evolution)の仕様に準拠した通信システムであり、マクロ基地局10と、そのマクロ基地局10の無線通信エリアであるセル10A内に位置する小型基地局20と、各基地局10、20と通信回線を介して通信可能なサーバ装置40とを備える。小型基地局20の無線通信エリアであるセル20Aは、マクロ基地局10のセル10Aの内側に含まれている。移動局(ユーザ装置)としての移動機30、31は、マクロ基地局10のセル10Aに在圏し、マクロ基地局10と間で電話やデータ通信などのための無線通信が可能な状態にある。また、移動機30、31は、小型基地局20のセル20Aの外縁部(マクロ基地局10のセル10Aとの境界部)に位置しているため、移動機30、31から発した無線信号が小型基地局20に到達したり小型基地局20から発した無線信号が移動機30、31に到達したりする状況にある。
なお、図1では、マクロ基地局10及び小型基地局20を一つずつ図示しているが、マクロ基地局10及び小型基地局20はそれぞれ複数であってもよい。また、図1では、同一のセル内に2台の移動機30が在圏する場合について図示しているが、同一セルに在圏する移動機30は1台でもよいし3台以上であってもよい。
マクロ基地局10は、移動体通信網において屋外に設置されている通常の半径数百m乃至数km程度の広域エリアであるマクロセルをカバーする広域の基地局であり、「マクロセル基地局」、「Macro e−Node B」、「MeNB」等と呼ばれる場合もある。マクロ基地局10は、他の基地局と例えば有線の通信回線で接続され、所定の通信インターフェースで通信可能になっている。また、マクロ基地局10は、回線終端装置及び専用回線などの通信回線50を介して移動体通信網のコアネットワークに接続され、コアネットワーク上のサーバ装置40などの各種ノードとの間で所定の通信インターフェースにより通信可能になっている。
小型基地局20は、広域のマクロ基地局とは異なり、無線通信可能距離が数m乃至数百m程度であり、一般家庭、店舗、オフィス等の屋内にも設置することができる小容量の基地局である。小型基地局20は、移動体通信網における広域のマクロ基地局がカバーするエリアよりも小さなエリアをカバーするように設けられるため「フェムト基地局」と呼ばれたり、「Home e−Node B」や「Home eNB」と呼ばれたりする場合もある。小型基地局20についても、回線終端装置及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線や光回線等のブロードバンド公衆通信回線などの通信回線51を介して移動体通信網のコアネットワークに接続され、コアネットワーク上のサーバ装置40などの各種ノードとの間で所定の通信インターフェースにより通信可能になっている。
ユーザが使用するユーザ装置(UE)としての移動局である移動機30、31は、マクロ基地局10のセル10Aや小型基地局20のセル20Aに在圏するときに、その在圏するセルに対応するマクロ基地局や小型基地局と間で所定の通信方式及び無線通信リソースを用いて無線通信することができる。移動機30、31は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより基地局10,20等との間の無線通信等を行うことができる。
サーバ装置40は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成されている。サーバ装置40は、所定のプログラムが実行されることにより後述の干渉を低減するための各種処理を実行したり、通信回線50,51を介してマクロ基地局10及び小型基地局20と通信したりすることができる。また、サーバ装置40のコンピュータ装置は、被干渉の小型基地局20から受信した干渉信号レベルの情報に基づいて、移動機に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて干渉源のマクロ基地局10からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段として機能する。また、サーバ装置40のコンピュータ装置は、前記下り送信の停止が必要であると判断した場合、無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段としても機能する。サーバ装置40のコンピュータ装置は、外部通信インターフェース部と協働して、被干渉の小型基地局20における干渉信号レベルの情報を小型基地局20から受信する情報受信手段、及び干渉源のマクロ基地局10に、前記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を送信する情報送信手段としても機能する。
図2は本実施形態の小型基地局20を構成する基地局装置200の要部の概略構成例を示す機能ブロック図である。なお、マクロ基地局10の基地局装置は従来と同様に構成することができるため、説明を省略する。
また、基地局装置200は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより、後述の干渉を抑制するための各種処理を実行したり、所定の通信方式及び無線通信リソースを用いて移動機30、31との間の無線通信を行ったりすることができる。
図2において、基地局装置200は、無線信号経路切り換え部201と送受共用器(DUP:Duplexer)202と下り無線受信部203とOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調部204と干渉測定部205と上り無線受信部206とSC−FDMA(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access)復調部207とを備える。更に、基地局装置200は、OFDM変調部208と下り無線送信部209と制御部210と同期捕捉・セルID抽出部211とを備える。基地局装置200は、CPU、RAM、ROMなどからなるコンピュータ装置や、高周波回路装置等で構成される。なお、基地局装置200にはアンテナを含めてもよい。
下り無線受信部203は、LTEに規定されているダウンリンク用のOFDM方式で変調された報知情報を含む無線信号を、アンテナ、無線信号経路切り換え部201を介して、マクロ基地局10から受信する。
OFDM復調部204は、OFDM方式で変調されている無線信号を復調して受信信号を得る。
干渉測定部205は、干渉信号レベルを測定する測定手段として機能する。干渉測定部205は、OFDM復調部204で復調された受信信号から、干渉源であるマクロ基地局10が送信した干渉波の信号レベル(以下「干渉信号レベル」という。)を測定し、その干渉信号レベルの測定結果を制御部210に渡す。
同期捕捉・セルID抽出部211は、下り無線受信部203で受信した受信信号に基づいて、周辺基地局を識別する基地局識別情報としてのセルID(PCI:Physical Cell ID)を特定し、干渉源の基地局であるマクロ基地局10との間で時間を同期させるための時間同期処理としての同期捕捉処理を実行する。このように、同期捕捉・セルID抽出部211は、干渉源のマクロ基地局10から受信した下りの無線信号に基づいて、マクロ基地局10との間の時間同期処理を実行する同期手段として機能する。また、同期捕捉・セルID抽出部211は、同期捕捉処理が成功したか否かを示す同期成否情報としての同期捕捉成否フラグの値(例えば、1:成功、0:失敗)と、干渉源であるマクロ基地局10のセルID(PCI)とを、制御部210に渡す。なお、同期捕捉・セルID抽出部211での処理例については、後で詳述する。
SC−FDMA復調部207は、上り無線受信部206で受信した受信信号に対してSC−FDMA方式の復調処理を実行し、復調されたデータを制御部210に渡す。
OFDM変調部208は、制御部210から受けた自局のセル20Aに在圏している移動機30、31に向けて送信する下り信号のデータを、所定の電力で送信されるように、OFDM方式で変調する。
また、基地局装置200がサーバ装置40から送信停止対象のサブフレームの情報を受信した場合、OFDM変調部208は、無線通信フレーム中の特定のサブフレームについてのみ下り送信を停止するように制御される。
下り無線送信部209は、OFDM変調部208で変調した送信信号を、送受共用器202、無線信号経路切り換え部201及びアンテナを介して送信する。
制御部210は、例えばコンピュータ装置で構成され、所定のプログラムが読み込まれて実行されることにより、各部を制御したり各種処理を実行したりする。
また、制御部210は、外部通信インターフェース部と協働して、干渉測定部205で測定した干渉信号レベルの情報をサーバ装置40に送信する情報送信手段として機能する。このサーバ装置に送信する情報には、同期捕捉成否フラグの値や干渉源であるマクロ基地局10のセルID(PCI)も含まれる。
また、制御部210は、外部通信インターフェース部と協働して、送信停止対象のサブフレームの情報であるABSパターン情報をサーバ装置40から受信する情報受信手段としても機能する。
また、制御部210は、サーバ装置40から受信した送信停止対象のサブフレームの情報(ABSパターン情報)に基づいて、特定の送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止するように制御する送信制御手段としても機能する。
次に、同期捕捉・セルID抽出部211における詳しい処理例について説明する。本実施形態では、基地局装置200での干渉低減に好適な時間同期の方式として、「エアーリスニング」と呼ばれている方法を用いている。このエアーリスニング方法は、周辺基地局(本実施形態では、干渉源のマクロ基地局10)の下り信号の検出し、その信号を基準として同期をとる方法である。
図3は、小型基地局20の基地局装置200に設けられた同期捕捉・セルID抽出部211における同期捕捉及びセルID抽出の一例を示すフローチャートである。図4は、同期捕捉処理に用いるLTEダウンリンクの無線通信フレームのフォーマットの一例を示す説明図である。図5は、プライマリー同期チャネル(P−SCH:Primary Synchronization Channel)によるシンボル・スロットタイミング同定の一例を示す説明図である。図6は、セカンダリー同期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization Channel)によるシンボル・スロットタイミング同定の一例を示す説明図である。P−SCH及びS−SCHはそれぞれ下りの物理チャネルであり、各セルにおける移動機と基地局との間の時間同期に用いられる。また、本実施形態では、P−SCH及びS−SCHを基地局間の時間同期に用いている。
ここで、「シンボル」とは、無線通信で伝送される情報の一単位である。また、一つのシンボルは伝送対象の情報の1回の変調で生成され、1シンボルの情報量(ビット数)は変調方式によって決まる。
図3において、小型基地局20の基地局装置200は、定期的に(例えば1日1回)、下り送信を止め、周辺基地局からのLTEダウンリンクの信号を受信するリスニングモードに入る。小型基地局20は、リスニングモードにおいて、まず周辺基地局のセルIDを特定する。ここで、セルIDは、次式(1)にて定義される。式中のNID (2)はユニークID(0〜2)であり、NID (1)はセルIDグループ(0〜167)である。
ここで、基地局装置200が周辺基地局から受信するLTEダウンリンクの信号は、時間軸上で、図4に示すような無線通信フレームを有する。LTEダウンリンクの信号の1単位である所定長(図示の例では10msec)の無線通信フレームは、所定個数(図示の例では10個)の所定長(図示の例では1.0msec)のサブフレーム(SBF#0〜SBF#9)で構成される。また、各サブフレームは、所定個数(図示の例では2個)の所定長(図示の例では0.5msec)のスロットに分割されている。LTEダウンリンクのスケジューリングの最小時間単位であるTTI(Transmission Time Interval)は1サブフレームであるので、サブフレームごとに、スケジューリングされた移動機(UE)へ無線リソースの最小単位であるリソースブロック(RB)が割り当てられる。
上記サブフレームを構成する各スロットは、所定数(図示の例では7個)のシンボル(SMB#0〜SMB#6)に分けられる。このスロットを1単位として、各種の物理チャネルが割り当てられる。例えば、図4に示すように、第0サブフレーム(SBF#0)及び第5サブフレーム(SBF#5)それぞれにおいて、第1スロットの第5シンボル(SMB#5)にS−SCHが割り当てられ第6シンボル(SMB#6)にP−SCHが割り当てられる。P−SCHの信号はSBF#0とSBF#5との間で共通であるが、S−SCHの信号はSBF#0とSBF#5との間で互いに異なる。
基地局装置200においてセルIDを特定する処理の工程は、以下の2段階の手順(手順A及び手順B)を含む。
[手順A]
まず、基地局装置200は、セルIDグループ(NID (1))、ユニークID(NID (2))及び最大相関値の合計Cmaxの値を初期化する(ステップ101)。その後、ユニークID(NID (2))から一意に決まるP−SCHのレプリカ信号を内部で生成する(ステップ102)。そして、図5に示すように、P−SCHのレプリカ信号と下り受信信号とのスライディング相関をとり、最大相関値Caを求める(ステップ103)。ここで、最大相関値Caがあらかじめ定められた閾値Taより大きい場合(ステップ104でYES)は、当該ユニークIDを含むセルIDに該当する周辺基地局があるものとみなし、手順Bを実施する。また、最大相関値Caが得られたタイミングを、OFDMシンボルタイミングおよびスロットタイミングとする。
[手順B]
次に、基地局装置200は、セルIDグループ(NID (1))から一意に決まるS−SCHのレプリカ信号を内部で生成する(ステップ105)。ここで、S−SCHのレプリカ信号としては、サブフレーム#0用とサブフレーム#5用の2種類のレプリカ信号を生成する。次に、上記手順Aで同定したタイミングから、下り受信信号のS−SCHを求める。そして、図6に示すように、下り受信信号のS−SCHと前出のS−SCHのレプリカ信号との相関をとり、その最大相関値Cbを求める(ステップ106)。この最大相関値Cbが閾値Tbより大きい場合(ステップ107及びステップ108でYES)、上記手順Aで求めたユニークIDと当該セルIDグループとから、上記式(1)に基づきセルID(NID cell)を求める(ステップ109)。また、閾値Tbを超えた相関値が得られたタイミングからフレームタイミングを得る。
次に、基地局装置200は、上記セルIDを特定した複数の周辺基地局のうち、P−SCHの最大相関値CaとS−SCHの最大相関値Cbとの合計Cmaxが最も高い基地局に対し、同期捕捉を行う(ステップ102〜ステップ113)。具体的には、上記特定した基地局のセルIDより、同期捕捉用の下り信号(P−SCH、S−SCH、CRS(Cell-specific Reference Signal))のレプリカ信号を内部で生成する。次に、各々のレプリカ信号と下り受信信号とのスライディング相関をとり、その相関値が最大値となる点に自局のフレームタイミングを合わせることで、同期を確立する。
また、基地局装置200は、上記同期の確立とともに、同期の対象である周辺基地局からの干渉信号レベルを測定する。具体的には、基地局装置200は、上記同期を確立した周辺基地局(本実施形態の例ではマクロ基地局10)のCRSの受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)を測定する。その測定値が、干渉信号レベルである。
次に、本実施形態の通信システムにおける干渉低減の例について説明する。
図7(a)及び(b)は、本実施形態の通信システムを構成する被干渉の小型基地局20、干渉源のマクロ基地局10及びサーバ装置40における制御及び情報の送受信の一例を示す説明図である。なお、図7の例は、小型基地局20から移動機30,31に送信されている下り送信の希望波にマクロ基地局からの下り送信の干渉波が干渉している場合の例である。
図7(a)に示すように、小型基地局20は、前述の同期捕捉及びセルID抽出の処理を実行し、その後、干渉源のマクロ基地局10の干渉信号レベルI[dBm]を含む情報をサーバ装置40に送信する。この情報には、干渉信号レベルI[dBm]のほか、小型基地局20の識別情報である自セルID(PCI)と、干渉源のマクロ基地局10の識別情報であるセルID(PCI)と、同期捕捉が成功したか否かを示す同期捕捉成否フラグの情報(同期捕捉成功、又は、同期捕捉失敗)とが含まれる。
次に、サーバ装置40は、小型基地局20から上記情報を受信すると、その情報に含まれる干渉信号レベルIと、あらかじめ定められた干渉閾値とを比較する。ここで、干渉信号レベルIが干渉閾値を越えておりかつ同期捕捉が成功している場合、ABSカウンターをインクリメントし、ABSカウンターの値を1つ増加させる。
次に、サーバ装置40は、ABSカウンターの値に基づき、移動機に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて干渉源のマクロ基地局10からの下り送信の停止(以下「ABS制御」という。)が必要か否かを判断する。ここで、ABS制御が必要であると判断した場合、サーバ装置40は、無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する。この送信停止対象のサブフレームは、例えば予め設定した表1に示すテーブルを用い、ABSカウンターの値に応じて決定される。ここで、表1は4無線通信フレーム分、すなわち40サブフレーム分のABSパターンを表しており、例えば、ABSカウンターの値が11であればインデックス番号が「3」「7」「11」「15」「19」「23」「27」「31」「35」「39」に対応するサブフレームを、送信停止対象のサブフレームとして決定する。
次に、図7(b)に示すように、サーバ装置40は、上記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を含むABSパターン情報([0,0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,1,・・・])を、各基地局10,20に送信する。干渉源のマクロ基地局10の基地局装置は、サーバ装置40からABSパターン情報を受信すると、そのABSパターン情報で指定されたサブフレーム(図示の例では、SBF#3、SBF#7、・・・)について下り送信を停止するように制御する。
以上、本実施形態によれは、上記ABS制御により、干渉信号レベルが高く下り送信の停止が必要であるとサーバ装置40によって判断された干渉源のマクロ基地局10についてのみ、無線通信フレームの一部のサブフレームにおける下り送信を停止することができる。しかも、そのマクロ基地局10における下り送信の停止制御に用いられる送信停止対象のサブフレームの情報(ABSパターン情報)は、移動機に対する下り送信のスループットが低下しないようにサーバ装置40によって決定することができる。従って、移動機に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、無線通信エリアの少なくとも一部が重複する複数の基地局10、20間の干渉を低減することができる。
また、本実施形態によれば、表1に示すように、干渉信号レベルが所定の閾値よりも大きくかつ干渉源のマクロ基地局10との間の時間同期処理に成功した被干渉の基地局装置の数に応じて、送信停止対象のサブフレームを増やしている。このようにマクロ基地局10からの干渉信号レベルが高い被干渉の基地局の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やしているので、複数の基地局間の干渉をより確実に且つ効果的に低減することができる。
また、本実施形態によれば、被干渉の小型基地局20からサーバ装置40に送信する情報に、干渉源のマクロ基地局10を識別可能な基地局識別情報としてのセルID(PCI)を含めているので、サーバ装置40は、送信停止対象のサブフレームの情報を含むABSパターン情報を送信する送信先の干渉源のマクロ基地局10を容易に特定できる。
また、本実施形態によれば、被干渉の小型基地局20は、干渉源のマクロ基地局10から受信した下りの無線信号に基づいてマクロ基地局10との間の時間同期処理を実行している。このように干渉源のマクロ基地局10から受信した下りの無線信号を用いたエアーリスニング方式で同期処理を行なった場合、次に示すようにマクロ基地局10からの干渉を効果的に低減することができる。
図8は、被干渉の小型基地局20がエアーリスニング方式で干渉源のマクロ基地局10と同期処理を行い、マクロ基地局10がABS制御を実行したときのLTEダウンリンクの無線通信フレームの一例を示す説明図である。
小型基地局20は、マクロ基地局10からの下りの無線信号に基づいて時間同期しているので、小型基地局20でスケジューリングされる下り送信の送信タイミングtは、マクロ基地局10でスケジューリングされる下り送信の送信タイミングtからΔt分だけ遅れている。ここで、「Δt」は、マクロ基地局10から送信された下りの無線信号が小型基地局20に到達するまで遅れ時間である。通常、小型基地局20と移動機との距離(数m〜数十m)は、マクロ基地局10と移動機との距離(数百m〜数km)よりも十分に短いので、上記Δtは、マクロ基地局10から送信された下りの無線信号が移動機に到達するまで遅れ時間とほぼ同じである。また、図中のΔtは、小型基地局10から送信された下りの無線信号が移動機に到達するまで遅れ時間である。ここで、小型基地局10と移動機との距離を30[m]と仮定すると、Δtは0.1[μsec]程度である。このΔtは、上記Δtに比して十分に小さいだけでなく、シンボル長(71.35[μsec])に比して十分に小さい。図8の例ではマクロ基地局10からの下り送信を停止しているサブフレーム#2及び#6の後端部分で干渉が発生するが、その干渉が発生している時間は、上記0.1[μsec]程度の十分に短いΔtに相当する時間である。そのため、小型基地局20から移動機に送信される下りの希望波は、ほぼ干渉を受けず、マクロ基地局10から送信される下りの干渉波の影響を受けにくい。
なお、上記実施形態では、干渉源のマクロ基地局10からの干渉信号レベルが高い被干渉の基地局の数が所定数以上(例えば、10以上)であってマクロ基地局10から干渉の影響が高い場合のみ、マクロ基地局10からの下り送信を停止するように制御してもよい。この場合、移動機に対する下り送信のスループットの低下をより確実に抑制することができる。
〔実施形態2〕
図9(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る通信システムを構成する被干渉の小型基地局20及び干渉源のマクロ基地局10における制御及び情報の送受信の一例を示す説明図である。本実施形態では、サーバ装置を用いずに基地局間の干渉を低減するようにABS制御を行うことができる。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
図9(a)において、小型基地局20は、前述の第1の実施形態の場合と同様に、同期捕捉及びセルID抽出の処理を実行する。具体的には、小型基地局20は、定期的に(例えば1日1回)、周辺基地局をサーチし、最も干渉レベルが高い基地局(例えば、マクロ基地局10)を特定し、その基地局の識別情報(例えば、物理セルID(PCI))を取得する。更に、小型基地局20は、上記サーチしたマクロ基地局10からの下りの無線信号に基づき同期を確立する(同期捕捉)とともに、マクロ基地局10からの干渉信号レベルI[dBm]を測定する。
次に、小型基地局20は、干渉源のマクロ基地局10の干渉信号レベルI[dBm]に基づいて、ABS制御が必要か否かを判断する。小型基地局20は、ABS制御が必要であると判断し、且つ、マクロ基地局10との同期捕捉に成功した場合、ABS制御を要求する制御要求としてのABS要求フラグ(ABS要求)と、小型基地局20の識別情報である自セルID(PCI)の情報とを、通信回線52を介してマクロ基地局10に送信する。
次に、マクロ基地局10は、小型基地局20から受信した情報を保持し、その情報が新規であった場合は、ABSカウンターをインクリメントし、ABSカウンターの値を1つ増加させる。
次に、マクロ基地局10は、ABSカウンターの値に基づいて、無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する。この送信停止対象のサブフレームは、上記第1の実施形態と同様に、例えば予め設定した表1に示すテーブルを用い、ABSカウンターの値に応じて決定される。
次に、図9(b)に示すように、マクロ基地局10は、上記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を含むABSパターン情報([0,0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,・・・])に基づいて、そのABSパターン情報で指定されたサブフレーム(図示の例では、SBF#3、SBF#7、・・・)について下り送信を停止するように制御する。また、マクロ基地局10は、小型基地局20で必要に応じてABS制御を実行できるように、上記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を含むABSパターン情報([0,0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,・・・])を小型基地局20に送信する。
以上、本実施形態によれは、上記ABS制御により、干渉信号レベルが高く下り送信の停止が必要であると小型基地局20によって判断された干渉源のマクロ基地局10についてのみ、無線通信フレームの一部のサブフレームにおける下り送信を停止することができる。しかも、そのマクロ基地局10における下り送信の停止制御に用いられる送信停止対象のサブフレームの情報(ABSパターン情報)は、移動機に対する下り送信のスループットが低下しないように干渉源であるマクロ基地局10によって決定することができる。従って、移動機に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、無線通信エリアの少なくとも一部が重複する複数の基地局10、20間の干渉を低減することができる。
〔実施形態3〕
図10(a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態に係る通信システムを構成する被干渉の小型基地局20及び干渉源のマクロ基地局10における制御及び情報の送受信の一例を示す説明図である。本実施形態では、サーバ装置を用いずに基地局間の干渉を低減するようにABS制御を行うことができる。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
図10(a)において、小型基地局20は、前述の第1の実施形態の場合と同様に、同期捕捉及びセルID抽出の処理を実行する。具体的には、小型基地局20は、定期的に(例えば1日1回)、周辺基地局をサーチし、最も干渉レベルが高い基地局(例えば、マクロ基地局10)を特定し、その基地局の識別情報(例えば、物理セルID(PCI))を取得する。更に、小型基地局20は、上記サーチしたマクロ基地局10からの下りの無線信号に基づき同期を確立する(同期捕捉)とともに、マクロ基地局10からの干渉信号レベルI[dBm]を測定する。
次に、小型基地局20は、干渉源のマクロ基地局10の干渉信号レベルI[dBm]に基づいて、ABS制御が必要か否かを判断する。小型基地局20は、ABS制御が必要であると判断し、且つ、マクロ基地局10との同期捕捉に成功した場合、マクロ基地局10の干渉信号レベルIに基づいて、無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する。
次に、図10(b)に示すように、小型基地局20は、マクロ基地局10は、上記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を含むABSパターン情報([0,0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,・・・])を、通信回線52を介してマクロ基地局10に送信する。マクロ基地局10は、小型基地局20から受信したABSパターン情報で指定されたサブフレーム(図示の例では、SBF#3、SBF#7、・・・)について下り送信を停止するように制御する。
以上、本実施形態によれは、上記ABS制御により、干渉信号レベルが高く下り送信の停止が必要であると小型基地局20によって判断された干渉源のマクロ基地局10についてのみ、無線通信フレームの一部のサブフレームにおける下り送信を停止することができる。しかも、そのマクロ基地局10における下り送信の停止制御に用いられる送信停止対象のサブフレームの情報(ABSパターン情報)は、移動機に対する下り送信のスループットが低下しないように被干渉の小型基地局20によって決定することができる。従って、移動機に対する下り送信のスループットの低下を抑制しつつ、無線通信エリアの少なくとも一部が重複する複数の基地局10、20間の干渉を低減することができる。
10 マクロ基地局(周辺基地局)
10A マクロ基地局のセル
20 小型基地局
20A 小型基地局のセル
30 移動機(移動局、ユーザ装置、MUE)
40 サーバ装置
50、51 通信回線
特開2012−129793号公報

Claims (4)

  1. 渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置と、前記マクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい被干渉の基地局装置である少なくとも1つの小型基地局装置と、を備えた通信システムであって、
    前記小型基地局装置は、
    前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、
    前記マクロ基地局装置から受信した干渉信号レベルを測定する測定手段と、
    前記測定した干渉信号レベルの情報に基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、
    前記下り送信の停止が必要であると判断し且つ前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した場合に、前記下り送信の停止を要求する制御要求を前記マクロ基地局装置に送信する要求送信手段と、を備え、
    前記マクロ基地局装置は、
    前記制御要求を前記小型基地局装置から受信する要求受信手段と、
    前記制御要求に基づいて、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、
    前記決定した送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止する送信制御手段と、を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項の通信システムにおいて、
    前記マクロ基地局装置の前記決定手段は、前記制御要求を送信してきた小型基地局装置の数に応じて、前記送信停止対象のサブフレームを増やすことを特徴とする通信システム。
  3. 干渉源の基地局装置であるマクロ基地局装置と、前記マクロ基地局装置のセル内に位置し自身のセルが前記マクロ基地局装置のセルよりも小さい被干渉の基地局装置である少なくとも1つの小型基地局装置と、を備えた通信システムであって、
    前記小型基地局装置は、
    前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号に基づいて、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行する同期手段と、
    前記マクロ基地局装置から受信した干渉信号レベルを測定する測定手段と、
    前記測定した干渉信号レベルの情報に基づいて、移動局に対する下り送信の無線通信フレーム内の少なくとも一つのサブフレームについて前記マクロ基地局装置からの下り送信の停止が必要か否かを判断する判断手段と、
    前記下り送信の停止が必要であると判断し且つ前記前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理に成功した場合に、前記無線通信フレーム内の少なくとも一つの送信停止対象のサブフレームを決定する決定手段と、
    前記マクロ基地局装置に、前記決定した送信停止対象のサブフレームの情報を送信する情報送信手段と、を備え、
    前記マクロ基地局装置は、
    前記送信停止対象のサブフレームの情報を前記小型基地局装置から受信する情報受信手段と、
    前記送信停止対象のサブフレームの情報に基づいて、該送信停止対象のサブフレームにおける下り送信を停止する送信制御手段と、を備えたことを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1乃至のいずれかの通信システムにおいて、
    前記小型基地局装置の前記同期手段は、前記マクロ基地局のセルIDに基づいて同期捕捉用の下り無線信号のレプリカ信号を生成し、前記レプリカ信号と前記マクロ基地局装置から受信した下りの無線信号とのスライディング相関を演算し、その相関値が最大になるタイミングに自局のフレームタイミングを合わせるように、前記マクロ基地局装置との間の時間同期処理を実行することを特徴とする通信システム。
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