JP5527213B2 - 画像向き判定装置、画像向き判定方法及び画像向き判定プログラム - Google Patents

画像向き判定装置、画像向き判定方法及び画像向き判定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像の向きを判定する画像向き判定装置、画像向き判定方法及び画像向き判定プログラムに関する。
デジタルカメラなどを用いて撮影される画像は、カメラの構え方により、必ずしも画像の向きが正しい方向を向いているとは限らない。そこで、画像を効率的に管理するためには、画像の向きを正しい向きに補正して表示することが望ましい。
特許文献1には画像の天地を自動的に判定できる画像の天地方向判定方法が記載されている。特許文献1に記載された判定方法では、カラー画像の画素値を解析することによって、カラー画像の特徴を表す所定の画像特徴情報を取得する。そして、画像特徴情報を利用した判定ルールを用いてカラー画像の天地方向を判定する。
特許文献2には、画像の上下を認識する方法が記載されている。特許文献2に記載された方法では、指定された画像の上下を判定する判定領域として、画像の外周を構成する四辺のうちの三辺に沿って略コの字型の領域を設定する。判定領域内の画素について画素値の最大値と最小値を求め、その最大値と最小値の差に基づいて画像の上下を判断する。
特許文献3には、被写体として人物の顔を含む画像の天地方向を正確に判定する顔画像の天地方向判定方法が記載されている。特許文献3に記載された判定方法では、人物の顔を含む顔画像を取得し、取得した顔画像から目および口を検出する。検出した顔画像における目の位置に対する口の位置に基づいて顔画像の天地方向を判定する。
特許文献4には、撮影時のカメラ本体の構え方を判定する画像上辺判定方法が記載されている。特許文献4に記載された判定方法では、画像の4隅のエリアの輝度情報積算値を比較検討し、明るい辺を天方向の辺、すなわち画像を閲覧する際の上辺であると判定して、カメラ本体の構え方を判定する。
また、非特許文献1には、画像の構図を利用して向きを判定する判定方式が記載されている。非特許文献1に記載された方式では、画像のLow−Level特徴量を抽出し、サンプル画像のLow−Level特徴量を機械学習させることで画像の向きを判定する。
特開2005−250778号公報(段落0078〜0079、0086、図2) 特開2001−111806号公報(段落0031〜0036、図7) 特開2005−202477号公報(段落0041〜0044、図3) 特開2000−241846号公報(段落0060、図3)
Yongmei Wang, Hongjiang Zhang, Content-Based Image Orientation Detection with Support Vector Machines, Proc. IEEE Workshop Content-Based Access of Image and Video Libraries, 2001.
特許文献1〜4に記載した方法では、各方法とも特別な対象(例えば、顔や空領域など)を抽出し、対象毎にセマンティック(意味論的)なルールを設定する必要がある。そのため、セマンティックなルールを設定することが困難なジャンルの画像に拡張することが出来ないという課題がある。
また、非特許文献1に記載された方式では、入力画像の方向を判断するために比較する画像(以下、学習画像と記す。)を、その入力画像の向きを変化させた状態の画像と比較し、その比較結果をスコア化する。最も高いスコアが閾値以上であればその方向が画像の方向と判断する。このため、画像の方向が変化する場合に特徴量の変化が少ない画像(すなわち、画像の方向の変化に対する特徴量の変化が無相関の画像)と学習画像とを比較する場合には誤判定を起こしにくい。一方、画像の方向が変化する場合に特徴量の変化が大きい画像(すなわち、画像の方向の変化に対する特徴量の変化の相関が大きい画像)と学習画像とを比較する場合には誤判定を起こしやすい。このような誤判定が行われた結果、その判定結果をもとに画像の向きを補正した場合には、不適切な方向で画像が表示されてしまうため、画像の閲覧が見にくくなってしまう。
図9、図10に示す画像の例を用いて、非特許文献1に記載された方式の課題について詳述する。以下の説明では、図9(a)に示す画像が学習画像である場合を例に説明する。
図9(b)に示す画像が入力画像である場合、図9(b)に示す画像には、図9(a)の画像と比べて画像左部分に小領域が加わっているが、特徴を示す程度(特徴量)に大きな差異はないため、図9(a)は、図9(b)と類似の程度は高い。また、図9(c)〜(e)は、図9(b)に示す画像を、それぞれ時計回りに90度、180度、270度回転させた画像であるが、図9(a)と他の向きの画像(図9(c)〜(e))との特徴量の差は大きいため、図9(a)は他の向きの画像と類似の程度は低い。よって、図9(b)の向きは0度と判定される。すなわち、図9(b)に示す入力画像は、誤判定を起こしにくい画像であると言える。
一方、図10(a)の太い黒枠で示す部分を撮影した入力画像を、図10(b)に示す。また、図10(b)に示す画像を、それぞれ時計回りに90度、180度、270度回転させた画像を、図10(c)〜(e)に示す。図10(b)〜(e)に示す各構図の中では、実際の向きと異なる270度の向きの画像(図10(e))が、図9(a)に示す学習画像と最も類似の程度が高く、図10(e)以外の画像は図9(a)に示す学習画像と類似の程度が低い。そのため、画像の向きが270度と誤判定されてしまう。
図10(b)に示す入力画像は、学習画像の一部であるため、特徴を示す部分の類似の程度は高い画像であると言える。しかし、回転させることによって、画像の構図を示す特徴量の変化が大きい画像の場合には、誤判定を起こしやすい。
そこで、本発明は、画像の向きの判定誤りを抑えることができる画像向き判定装置、画像向き判定方法及び画像向き判定プログラムを提供することを目的とする。
本発明による画像向き判定装置は、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出手段と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量と判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量とを記憶する画像特徴量記憶手段と、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段と、画像特徴量抽出手段が抽出した入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像及び負教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出手段と、入力画像の画像特徴量と正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である正教師類似度が所定の第一の閾値よりも高い場合に入力画像の向きを判定すると決定し、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である負教師類似度が所定の第二の閾値以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定する画像向き判定決定手段と、画像向き判定決定手段が入力画像の向きを判定すると決定した場合に、入力画像の画像特徴量と向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による他の態様の画像向き判定装置は、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出手段と、画像の向きの判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段と、画像特徴量抽出手段が抽出した入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段に記憶された負教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出手段と、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が、所定の閾値以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定し、所定の閾値未満の場合に入力画像の向きを判定すると決定する画像向き判定決定手段と、画像向き判定決定手段が入力画像の向きを判定すると決定した場合に、入力画像の画像特徴量と向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるさらに他の態様の画像向き判定装置は、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出手段と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段と、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段と、画像特徴量抽出手段が抽出した入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出手段と、入力画像の画像特徴量と正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が所定の閾値よりも高い場合に入力画像の向きを判定すると決定する画像向き判定決定手段と、画像向き判定決定手段が入力画像の向きを判定すると決定した場合に、入力画像の画像特徴量と向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による画像向き判定方法は、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出し、抽出された入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量と当該判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量とを記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出し、入力画像の画像特徴量と正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である正教師類似度が所定の第一の閾値よりも高い場合に入力画像の向きを判定すると決定し、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である負教師類似度が所定の第二の閾値以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定し、入力画像の向きを判定すると決定された場合に、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定することを特徴とする。
本発明による他の態様の画像向き判定方法は、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出し、抽出された入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出し、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が所定の閾値以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定し、所定の閾値未満の場合に入力画像の向きを判定すると決定し、入力画像の向きを判定すると決定された場合に、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定することを特徴とする。
本発明によるさらに他の態様の画像向き判定方法は、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出し、抽出された入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出し、入力画像の画像特徴量と正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が所定の閾値よりも高い場合に、入力画像の向きを判定すると決定し、入力画像の向きを判定すると決定された場合に、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定することを特徴とする。
本発明による画像向き判定プログラムは、コンピュータに、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出処理、画像特徴量抽出処理で抽出した入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量と判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量のうち、少なくとも負教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出処理、入力画像の画像特徴量と正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である正教師類似度が所定の第一の閾値よりも高い場合に入力画像の向きを判定すると決定し、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である負教師類似度が所定の第二の閾値以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定する画像向き判定決定処理、および、画像向き判定決定処理で入力画像の向きを判定すると決定した場合に、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定処理を実行させることを特徴とする。
本発明による他の態様の画像向き判定プログラムは、コンピュータに、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出処理、画像特徴量抽出処理で抽出した入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出処理、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が所定の閾値以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定し、所定の閾値未満の場合に入力画像の向きを判定すると決定する画像向き判定決定処理、および、画像向き判定決定処理で入力画像の向きを判定すると決定した場合に、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画像の向きの判定誤りを抑えることができる。
第1の実施形態における画像向き判定装置の例を示すブロック図である。 画像特徴量を2行3列のブロックに分割した場合の例を示す説明図である。 第1の実施形態における画像向き判定処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における画像向き判定装置の例を示すブロック図である。 第2の実施形態における画像向き判定処理の例を示すフローチャートである。 補正する角度と補正される入力画像の関係の例を示す説明図である。 第3の実施形態における画像向き判定装置の例を示すブロック図である。 本発明における画像向き判定装置の概要を示すブロック図である。 誤判定を起こしにくい画像の例を示す説明図である。 誤判定を起こしやすい画像の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明による第1の実施形態における画像向き判定装置の例を示すブロック図である。本発明における画像向き判定装置は、画像特徴量抽出部101と、学習特徴量記憶部102と、画像向き判定実行決定部103と、向き毎特徴量記憶部104と、画像向き判定部105とを備える。
画像特徴量抽出部101は、画像の向きの判定(以下、画像向き判定と記す。)の対象とする入力画像から、画像の構図(レイアウト)に関する特徴量(以下、画像特徴量と記す。)を抽出する。画像特徴量とは、画像画素の色や濃淡値の配置から得られる特徴であり、例えば、画像のレイアウトに関する情報として、画像中のエッジ・色の分布等を用いることができるが、画像特徴量の対象とする特徴は上記内容に限定されない。また、画像特徴量は、視覚的に判断される特徴の程度であることから、視覚的特徴量と呼ぶこともできる。
入力画像は、例えば、画像向き判定装置が画像を読み取る画像読取部(図示せず)を備えている場合であれば、画像特徴量抽出部101は、その画像読取部から画像を読み取って入力画像としてもよい。また、画像読取部が、例えば、CCD(Charge Coupled Device )デジタルカメラやビデオカメラ等の映像入力機器から画像を取得できる場合であれば、画像特徴量抽出部101は、その取得した画像を入力画像としてもよい。
学習特徴量記憶部102は、画像向き判定を行う際、入力画像と比較する画像の画像特徴量を記憶する。以下、この比較する画像を教師画像と記す。教師画像は、画像向き判定に適した構図の画像(以下、正教師画像と記す。)と、画像向き判定に適さない構図の画像(以下、負教師画像)とを含む。また、以下の説明では、正教師画像の画像特徴量を正の教師データと記し、負教師画像の画像特徴量を負の教師データと記す。
すなわち、学習特徴量記憶部102は、画像向き判定に適している画像の特徴量を正の教師データとして記憶してもよい。または、学習特徴量記憶部102は、画像向き判定に不適な画像の特徴量を負の教師データとして記憶してもよい。または、学習特徴量記憶部102は、適及び不適の両画像をそれぞれ正負の教師データとして記憶してもよい。
画像向き判定に適した構図の例として、例えば、空と草木、空と水面(例えば、海・川・湖など)、空と花、空と雪面、夕焼け空の画像の構図などがあげられる。これらの風景が撮影される場合、遠景で撮影されることが多く、構図として空が上部に位置し、地上に存在する草木や水面、花、雪面が下部に位置することが多い。そのため、このような構図は、その位置関係を利用した画像向きの判定に適した構図といえる。なお、画像向き判定に適した構図は、上記の例に示す構図に限定されない。
一方、画像向き判定に適さない構図の例として、例えば、マクロ(近景)モードで物体をクローズアップ撮影した画像の構図などがあげられる。このような画像では、被写体が画面全体に写っていることや、被写体の画面上の位置が安定しないため、画像向き判定を行う情報を得ることが困難である。そのため、このような構図に対して画像向き判定を行う場合、誤った結果が得られる可能性が高いため、その位置関係を利用した画像向きの判定には適さない構図といえる。
学習特徴量記憶部102に記憶される画像特徴量は、例えば、画像特徴量抽出部101が予め準備した教師画像をもとに抽出した画像特徴量であってもよい。例えば、画像特徴量抽出部101が、予め準備した教師画像をもとに画像特徴量を抽出し、この抽出した画像特徴量を学習特徴量記憶部102に登録してもよい。以下、学習特徴量記憶部102に画像特徴量を記憶させることを、学習特徴量記憶部102に学習させると記すこともある。
また、学習特徴量記憶部102は、学習画像の各方向に対して抽出した画像特徴量を記憶する。このとき、(1)学習画像を複数のブロックに分割し、ブロック単位で画像特徴量を抽出できること、及び(2)学習画像のブロック単位の画像特徴量が、画像の方向が変化する場合に特徴量の変化がない画像(向きの変化に依存しない画像)であること、の条件を満たす場合には、学習画像の一方向の画像の向きに対する画像特徴量のみを記憶してもよい。
上記(1)及び(2)の条件を言いかえると、「局所的な画像特徴量自体には構図に関する情報は存在せず、その局所的な画像特徴量の配置情報が構図を表している、という条件」であるといえる。
学習特徴量記憶部102は、例えば、CD−ROM、DVD−R、ハードディスク、メモリなどの記録媒体であってもよい。これらの記憶媒体に記憶された画像特徴量は、CD−ROMドライブなどの読取装置(図示せず)によって読み取られる。
また、画像向き判定装置がインターネット(図示せず)に接続されている場合であれば、画像特徴量読取処理部(図示せず)がインターネットを介して他の記憶媒体から画像特徴量を取得してもよい。画像特徴量読取処理部は、例えば、プログラム(画像向き判定プログラム)に従って動作する画像向き判定装置のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、画像向き判定装置の記憶手段(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従って画像特徴量読取処理部として動作してもよい。
画像特徴量は、上記記憶媒体やインターネットを介した他の記憶媒体に一か所にまとめて記憶されていてもよいし、複数の記憶媒体に分割して記憶されていてもよい。
画像向き判定実行決定部103は、画像特徴量抽出部101で抽出した入力画像の画像特徴量と、学習特徴量記憶部102に記憶された画像特徴量との類似の程度(以下、類似度と記す。)を算出し、その類似度に基づいて、入力画像の画像向き判定を行うか否かを決定する。
類似度の算出には、例えば、多数の画像に対する向き毎の特徴量をあらかじめ算出し、この特徴量をSVM(Support Vector Machine)などの識別エンジンを用いて導出したデータを利用して算出してもよい。例えば、画像向き判定実行決定部103が、SVMを用いて識別境界を導出し、類似と判断する空間側にその特徴量が存在する場合に、導出した識別境界からの距離が離れているほど、類似度を高く算出してもよい。
または、画像向き判定実行決定部103は、学習特徴量記憶部102に記憶されている画像特徴量及び入力画像に対する画像特徴量を構成する各要素の情報をベクトル化し、そのベクトル間の距離が近いほど類似度を高く算出してもよい。ベクトル化に用いられる構成要素として、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)−7/Visualで定義されるビジュアル記述子の色の特徴(ドミナント・カラー、カラー・レイアウト)、模様の特徴(エッジ・ヒストグラム)、形状の特徴(リージョン・ベースド形状記述子)を用いてもよい。すなわち、これらの特徴を示す特徴量を組み合わせたものを特徴量ベクトルと定義してもよい。類似度は、上記方法などによって算出されるが、類似度の算出方法は、上記方法に限定されない。
学習特徴量記憶部102に記憶されている画像特徴量が正の教師データの場合、類似度が高いほど画像向き判定を行う方がよく、学習特徴量記憶部102に記憶されている画像特徴量が負の教師データの場合、類似度が高いほど向き判定を行わない方がよいといえる。そのため、学習特徴量記憶部102に記憶されている画像特徴量が正の教師データの場合、画像向き判定実行決定部103は、類似度が所定の値(以下、正教師閾値と記す。)よりも大きい場合に画像向き判定を行うと決定し、類似度が正教師閾値以下の場合には画像向き判定を行わないと決定する。一方、学習特徴量記憶部102に記憶されている画像特徴量が負の教師データの場合、画像向き判定実行決定部103は、類似度が所定の値(以下、負教師閾値と記す。)よりも小さい場合に画像向き判定を行うと決定し、類似度が負教師閾値以上の場合に画像向き判定を行わないと決定する。
なお、学習特徴量記憶部102は、正の教師データ及び負の教師データのいずれも記憶している場合がある。この場合、正教師データとの類似度が正教師閾値よりも高い場合に画像向き判定をすると決定し、負教師データとの類似度が所定の負教師閾値以上の場合に画像向き判定をしないと決定できる。一方、正の教師データとの類似度と負の教師データとの類似度とは背反の関係であると考えられるが、負の教師データとの類似度が低い場合に、正の教師データとの類似度が必ずしも高くなるとは限らない。このため、負の教師データとの類似度と負教師閾値とを比較することによる判定や、正の教師データとの類似度と正教師閾値とを比較することによる判定に加え、正負の教師データ同士の類似度(比率)を比較することにより、画像向き判定を行うか否かを判定することが好ましい。この場合、所定の値(例えば、正教師閾値及び負教師閾値)のみと比較する場合に比べ、正負の教師データを比較した相対的な判定を行うことができるため、より判定の精度を上げることができる。
よって、画像向き判定実行決定部103は、負の教師データの類似度が負教師閾値より高い場合であっても、正の教師データとの類似度の差または比率が所定の値(以下、正負差判定値と記す。)以上の類似度を示す場合に、向き判定を行うと決定する。例えば、正の教師データの類似度をAとし、負の教師データの類似度をBとしたときに、A/Bで算出される比率が所定の値以上の類似度を示す場合に、画像向き判定実行決定部103は、向き判定を行うと決定してもよい。
学習特徴量記憶部102がある画像の全ての方向に対して抽出した画像特徴量を記憶している場合であれば、画像向き判定実行決定部103は、画像特徴量抽出部101で抽出した入力画像の画像特徴量と学習特徴量記憶部102に記憶された各方向の画像特徴量とから類似度を算出すればよい。
一方、学習特徴量記憶部102がある画像の所定方向の画像の向きに対する画像特徴量のみを記憶している場合がある。この場合、画像向き判定実行決定部103は、入力画像の画像特徴量又は所定方向の学習画像の向きに対する画像特徴量から他の向きに対する画像特徴量を作成して類似度を算出すればよい。
他の向きに対する画像特徴量の作成方法の例について以下に詳述する。図2は、ある画像の画像特徴量を2行3列のブロックに分割した場合の例を示す説明図である。分割した画像特徴量の正しい向き(以下、0度向きと記す。)の画像特徴量の並び順を、左上から右下に向けて「ABCDEF」とする(図2(a)参照)。このとき、時計周り方向に90度回転させた画像(以下、時計周りにN度回転させた画像をN度向き画像と記す。)に対する画像特徴量の並び順は、「DAEBFC」となるため、これを90度向き画像の画像特徴量とすることができる(図2(b)参照)。このように、0度向きの画像に対する画像特徴量をブロックに分割し、各ブロックの画像特徴量を並び替えることにより、他の向きに対する画像特徴量を疑似的に作成することができる。このように他の向きの画像特徴量を作成することで、入力画像の向きがどの方向であっても学習画像との類似度判定を行うことができる。
向き毎特徴量記憶部104は、学習特徴量記憶部102の正の教師画像の画像特徴量を、向き判定を行う向きごとに記憶する。以下の説明では、判定を行う向きとして、0度、90度、180度、270度の向きを記憶する場合について説明するが、記憶する向きはこれらの向きに限定されない。向き毎特徴量記憶部104は、画像の向きが既知の画像に対し、その画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する。
向き毎特徴量記憶部104は、例えば、CD−ROM、DVD−R、ハードディスク、メモリなどの記録媒体であってもよい。これらの記憶媒体に記憶された画像の向き及び画像特徴量は、CD−ROMドライブなどの読取装置(図示せず)によって読み取られる。画像の向き及び画像特徴量は、上記記憶媒体に一か所にまとめて記憶されていてもよいし、複数の記憶媒体に分割して記憶されていてもよい。
画像向き判定部105は、画像特徴量抽出部101で抽出した画像特徴量と向き毎特徴量記憶部104に記憶された画像の向きごとの画像特徴量との類似の程度(類似度)を算出する。画像向き判定部105は、画像の向きごとの類似度に基づき、入力画像の画像向き判定して、画像の向きを決定する。判定方法として、例えば、最も類似度の高い画像の向きを正しい向きとして判定してもよい。
なお、画像向き判定実行決定部103が向き判定を行わないと判定した場合、画像向き判定部105は、画像の向きを「向き不定」と決定する。以下の説明では、画像向き判定実行決定部103が向き判定を行わないと判定した場合、画像向き判定部105が、画像の向きを「向き不定」と決定して処理を行う場合について説明する。
画像特徴量抽出部101、画像向き判定実行決定部103及び画像向き判定部105は、例えば、プログラム(画像向き判定プログラム)に従って動作する画像向き判定装置のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、画像向き判定装置の記憶手段(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従って画像特徴量抽出部101、画像向き判定実行決定部103及び画像向き判定部105として動作してもよい。
次に、動作について説明する。図3は、第1の実施形態における画像向き判定処理の例を示すフローチャートである。画像特徴量抽出部101は、例えば、デジタルカメラやCCDカメラ等の撮影装置により撮影された入力画像をもとに、画像の構図(色・模様の空間的な配置)を表す画像特徴量を抽出する(ステップS11)。
画像特徴量の抽出は、例えば、画像を複数のブロックに分割し、ブロックごとに画像特徴量を抽出してもよい。画像特徴量を構成する特徴として、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)−7/Visualで定義されるビジュアル記述子の色の特徴(ドミナント・カラー、カラー・レイアウト)、模様の特徴(エッジ・ヒストグラム)、形状の特徴(リージョン・ベースド形状記述子)を用いてもよい。すなわち、これらの特徴を示す特徴量を組み合わせたものを画像特徴量として用いてもよい。また、これらの特徴量を組み合わせたものを、特徴量ベクトルと定義することができる。
画像向き判定実行決定部103は、学習特徴量記憶部102に記憶された教師画像の画像特徴量を読み取る(ステップS12)。画像向き判定実行決定部103は、例えば、学習特徴量記憶部102の形態に応じて、CD−ROMドライブ(図示せず)などの読取装置により単数または複数の媒体から読み取る。また、画像向き判定装置がインターネットに接続され、学習特徴量記憶部102がそのインターネットに接続されている場合であれば、画像向き判定実行決定部103は、インターネットを介して画像特徴量を取得してもよい。
画像向き判定実行決定部103は、ステップS11で画像特徴量抽出部101が抽出した入力画像の画像特徴量と、ステップS12で画像向き判定実行決定部103が読み取った教師画像の画像特徴量とから、画像特徴量の類似度を算出する(ステップS13)。学習特徴量記憶部102が学習画像の複数の向きに対する画像特徴量を記憶している場合、画像向き判定実行決定部103は、その全ての向きの画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似度を算出する。一方、学習特徴量記憶部102がある画像の一方向の向きに対する画像特徴量のみ記憶している場合がある。この場合、画像向き判定実行決定部103は、学習特徴量記憶部102に記録されている画像特徴量、又は入力画像の画像特徴量を用いて、他の向きに対する画像特徴量を擬似的に作成して、類似度を算出すればよい。
画像向き判定実行決定部103は、学習特徴量記憶部102に記憶された画像特徴量が正の教師データである場合、最も高い類似度を「類似度」として決定する。また、学習特徴量記憶部102に記憶された画像特徴量が負の教師データである場合、最も高い類似度を「不向き類似度」として決定する。なお、正負両方の教師データを記憶している場合であれば、「類似度」及び「不向き類似度」をそれぞれ両方出力する。
画像向き判定実行決定部103は、ステップS13にて決定した「類似度」及び「不向き類似度」をもとに、入力画像に対する画像向き判定を行うか否か判断する。「類似度」が正教師閾値よりも大きい場合、又は「不向き類似度」が負教師閾値よりも小さい場合、又は「類似度」が「不向き類似度」よりも十分大きい(すなわち、正負差判定値以上である)場合、画像向き判定実行決定部103は、画像向き判定を行うと決定する。一方、類似度が閾値以下の場合、且つ、不向き類似度が閾値以上の場合、且つ、「類似度」が「不向き類似度」より十分大きいとは言えない場合、画像向き判定実行決定部103は、画像向き判定を行わないと決定する。
画像向き判定実行決定部103が画像向き判定を行うと決定した場合(ステップS14におけるYES)、画像向き判定部105は、向き毎特徴量記憶部104に記憶された画像の向きごとの画像特徴量を読み取る(ステップS15)。画像向き判定実行決定部103は、例えば、向き毎特徴量記憶部104の形態に応じて、CD−ROMドライブ(図示せず)などの読取装置により単数または複数の媒体から読み取る。また、画像向き判定装置がインターネットに接続され、向き毎特徴量記憶部104がそのインターネットに接続されている場合であれば、画像向き判定実行決定部103は、インターネットを介して画像特徴量を取得してもよい。
画像向き判定部105は、向き毎特徴量記憶部104から読み取った画像の向き毎の画像特徴量と、入力画像に対する画像特徴量とから類似度を算出する(ステップS16)。
類似度の算出には、例えば、多数の画像に対する各向きのColor MomentやEdge Direction Histogramなどの特徴量ごとに、SVMなどの識別エンジンを用いて導出したデータを利用して算出してもよい。この場合、画像向き判定部105は、このデータと入力画像の画像特徴量を構成する特徴量とで一致する特徴量の度合を算出し、この度合いが高いほど類似度を高く算出してもよい(非特許文献1参照)。例えば、画像向き判定部105が、SVMを用いて識別境界を導出し、類似と判断する空間側にこれらの特徴量が存在する場合に、導出した識別境界からの距離が離れているほど、類似度を高く算出してもよい。
または、画像向き判定部105は、画像の向きごとに登録された画像の画像特徴量(エッジ、色の分布情報など)と入力画像の画像特徴量の類似度を、各向きの確からしさを示す値として出力してもよい。
または、画像向き判定部105は、向き毎特徴量記憶部104に記憶されている画像特徴量及び入力画像に対する画像特徴量を構成する各要素の情報をベクトル化し、そのベクトル間の距離が近いほど類似度を高く算出してもよい。ベクトル化に用いられる構成要素として、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)−7/Visualで定義されるビジュアル記述子の色の特徴(ドミナント・カラー、カラー・レイアウト)、模様の特徴(エッジ・ヒストグラム)、形状の特徴(リージョン・ベースド形状記述子)を用いてもよい。すなわち、これらの特徴を示す特徴量を組み合わせたものを特徴量ベクトルと定義してもよい。
このようにして、画像向き判定部105は、入力画像から抽出された画像特徴量と、予め登録された画像データの画像特徴量との類似度を算出し、登録画像の向きごとに最大の類似度を算出できるが、類似度の算出方法はこれらの方法に限定されない。
画像向き判定部105は、算出した類似度のうち、最も高い類似度の画像の向きを抽出する(ステップS17)。画像向き判定部105は、ステップS17にて判断した抽出した画像の向きを、所定の画像の向きとして決定する(ステップS18)。 一方、ステップS14において、画像向き判定実行決定部103が、入力画像に対する画像向き判定を行わないと判断した場合(ステップS14におけるNO)、画像向き判定部105は、所定の画像の向きを「向き不定」と決定する。例えば、画像向き判定装置が出力部(図示せず)を備えている場合であれば、画像向き判定部105は、その決定内容を出力部に出力してもよい。
本発明によれば、画像向き判定装置が、入力画像から画像特徴量を抽出し、その画像特徴量と学習特徴量記憶部102に記憶された画像特徴量の類似度を算出する。そして、画像向き判定装置は、算出した類似度が正教師閾値よりも高い場合に入力画像の向きを判定すると決定し、算出した類似度が負教師閾値よりも高い場合に入力画像の向きを判定しないと決定する。入力画像の向きを判定すると決定した場合に、画像向き判定装置は、向き毎特徴量記憶部104に記憶された画像特徴量と入力画像の画像特徴量との類似度を算出し、算出した類似度が最も高い場合に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する。よって、特別な対象のみに適用可能なセマンティックなルールを用いることなく、画像の向きの判定誤りを抑えることができる。さらに、画像向き判定に不得意な画像(いわゆる、負教師画像)が入力された場合に、画像向き判定自体を行わない事で、画像の向きの判定誤りを抑えることができる。
実施形態2.
図4は、本発明による第2の実施形態における画像向き判定装置の例を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態による画像向き判定装置は、図1に示す画像特徴量抽出部101と、学習特徴量記憶部102と、画像向き判定実行決定部103と、向き毎特徴量記憶部104と、画像向き判定部105とを備え、さらに、画像向き補正部106を備える。
画像向き補正部106は、画像向き判定部105が決定した所定の画像の向きを用いて、入力画像の向きを正しい向きに補正する。例えば、画像向き判定装置が出力部(図示せず)を備えている場合であれば、画像向き補正部106は、補正後の入力画像をその出力部に出力してもよい。
例えば、画像向き判定部105が入力画像の向きを「0度向き画像」、又は「向き不定」と判断した場合、画像向き補正部106は、入力画像の向きの補正を行わない。一方、画像向き判定部105が入力画像の向きを「90度向き画像」と判断した場合、画像向き補正部106は、入力画像の向きを時計回りに270度回転する補正を行う。同様に、画像向き判定部105が入力画像の向きを「180度向き画像」と判断した場合、画像向き補正部106は、入力画像の向きを時計回りに180度回転する補正を行う。また、画像向き判定部105が入力画像の向きを「270度向き画像」と判断した場合、画像向き補正部106は、入力画像の向きを時計回りに90度回転する補正を行う。例えば、画像向き判定装置が出力部(図示せず)を備えている場合であれば、画像向き補正部106は、補正後の入力画像をその出力部に出力してもよい。
画像特徴量抽出部101、画像向き判定実行決定部103、画像向き判定部105及び画像向き補正部106は、例えば、プログラム(画像向き判定プログラム)に従って動作する画像向き判定装置のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、画像向き判定装置の記憶手段(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従って画像特徴量抽出部101、画像向き判定実行決定部103、画像向き判定部105及び画像向き補正部106として動作してもよい。
次に、動作について説明する。図5は、第2の実施形態における画像向き判定処理の例を示すフローチャートである。図3の例に示す、入力画像の画像特徴量を抽出してから画像の向きを決定するまでの処理(ステップS11〜S18)は、第1の実施形態と同様である。以下の説明では、画像向き判定部105が決定する所定の画像の向きが、「0度向き画像」、「90度向き画像」、「180度向き画像」、「270度向き画像」及び「向き不定」である場合について説明するが、画像向き判定部105が決定する所定の画像の向きは、これらの場合に限定されない。
画像向き補正部106は、画像向き判定部105が所定の画像の向きを決定すると(ステップS19)、その画像の向きが「90度向き画像」か否か判定する(ステップS20)。
その画像の向きが「90度向き画像」の場合(ステップS20におけるYES)、画像向き補正部106は、補正する角度を「270度」と決定する(ステップS201)。一方、その画像の向きが「90度向き画像」でない場合(ステップS20におけるNO)、画像向き補正部106は、その画像の向きが「180度向き画像」か否か判定する(ステップS21)。
その画像の向きが「180度向き画像」の場合(ステップS21におけるYES)、画像向き補正部106は、補正する角度を「180度」と決定する(ステップS211)。一方、その画像の向きが「180度向き画像」でない場合(ステップS21におけるNO)、画像向き補正部106は、その画像の向きが「270度向き画像」か否か判定する(ステップS22)。
その画像の向きが「270度向き画像」の場合(ステップS22におけるYES)、画像向き補正部106は、補正する角度を「90度」と決定する(ステップS221)。一方、その画像の向きが「270度向き画像」でない場合(ステップS22におけるNO)、画像向き補正部106は、補正する角度を「0度」と決定する(ステップS222)。
本実施形態では、画像向き判定部105が決定する画像の向きが、「0度」、「90度」、「180度」、「270度」である場合について説明したが、画像向き判定部105が決定する画像の向きは、これらの向きに限定されない。例えば、画像向き判定部105が決定した画像の向きがX度であるとすると、画像向き補正部106は、補正する角度を「(360−X)度」と決定すればよい。
図6は、補正する角度と補正される入力画像の関係の例を示す説明図である。画像向き補正部106は、補正する角度が決定すると、その角度に応じて入力画像の補正を行う(ステップS23)。
本発明によれば、実施形態1の効果に加え、決定した画像の向きに基づいて入力画像の向きを補正するので、画像閲覧時の画像の見にくさを抑制できる。
実施形態3.
図7は、本発明による第3の実施形態における画像向き判定装置の例を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態による画像向き判定装置は、図3に示す画像特徴量抽出部101と、学習特徴量記憶部102と、画像向き判定実行決定部103と、向き毎特徴量記憶部104と、画像向き判定部105とを備え、さらに、特徴量登録部107を備える。
特徴量登録部107は、画像向き判定部105が判定した画像の向きが誤判定であることを検知すると、誤判定した画像の画像特徴量を、負の教師データとして学習特徴量記憶部102に登録する。「誤判定」とは、例えば、画像向き判定部105が、画像の向きが既知の画像を使用して入力画像の向きの判定を行い、その判定結果についての向きが入力画像の向きと異なることが判明した判定のことをいう。また、「誤判定した画像」とは、画像向き判定部105による向き判定と、実際の画像向きが異なる入力画像を意味する。
例えば、入力画像の向きが事前に与えられている場合であれば、特徴量登録部107は、その画像の向きと判定結果の向きとを比較して、誤判定であることを検知してもよい。また、画像向き判定装置が入力装置(図示せず)を備えている場合であれば、例えば、画像向き判定装置の利用者が、その入力装置を介して誤判定であること(例えば、判定結果が入力画像の向きと異なること)を入力したときに、特徴量登録部107は誤判定を検知してもよい。または、例えば、特徴量登録部107は、画像向き判定装置の利用者が、その入力装置を介して判定後の画像を補正したことを検知したときに、誤判定を検知してもよい。なお、検知方法は上記方法に限定されない。
画像特徴量抽出部101、画像向き判定実行決定部103、画像向き判定部105及び特徴量登録部107は、例えば、プログラム(画像向き判定プログラム)に従って動作する画像向き判定装置のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、画像向き判定装置の記憶手段(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従って画像特徴量抽出部101、画像向き判定実行決定部103、画像向き判定部105及び特徴量登録部107として動作してもよい。
本発明によれば、実施形態1の効果に加え、画像向き判定装置が、決定した画像の向きが不適であることを検知する。このときに、入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量を、負教師画像の画像特徴量として学習特徴量記憶部102に登録する。よって、入力画像の画像向き判定を行うか否か判断する精度を高めることができる。
次に、第3の実施形態の変形例について説明する。第3の実施形態では、画像向き判定部105が誤判定した画像の画像特徴量を、特徴量登録部107が負の教師データとして学習特徴量記憶部102に登録する。さらに、特徴量登録部107は、その誤判定した画像の向きの類似度と、その画像の向きとは別の向きの類似度の差を算出し、その類似度の差が所定の値(以下、特徴量追加判定値と記す。)以下の場合に、その画像を負の教師画像として、その画像特徴量を新たに追加してもよい。例えば、画像向き判定部105が誤判定した場合、判定結果の画像の向き(すなわち、誤判定の画像の向き)における類似度と、別の画像の向きのうち2番目に高い類似度との差が特徴量追加判定値以下の場合に、その画像を負の教師画像する新たな画像特徴量を追加しても良い。
具体例を用いて、以下に詳述する。例えば、ある入力画像において、1番目に高い類似度(例えば90度向き画像)と2番目に高い類似度(180度向き画像)との差が特徴量追加判定値以下である場合を考える。このような入力画像を対象とした場合、判定時にノイズなどの影響などで90度から180度へ変動する可能性が高く、不安定な結果を引き起こす可能性が高い。そのため、このような入力画像及び類似した画像(ここでは、2番目に高い類似度を有する画像)に対しては、向き判定を行わない方がよい。
よって、このような入力画像及び類似した画像を負の教師画像として登録することで、不安定な判定結果、すなわち、誤判定がされることを抑制できる。
図8は、本発明における画像向き判定装置の概要を示すブロック図である。本発明による画像向き判定装置は、画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量(例えば、画像の構図(レイアウト)に関する特徴量)を入力画像から抽出する画像特徴量抽出手段81(例えば、画像特徴量抽出部101)と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量(例えば、正の教師データ)と判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量(例えば、負の教師データ)とを記憶する画像特徴量記憶手段82(例えば、学習特徴量記憶部102)と、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段83(例えば、向き毎特徴量記憶部104)と、画像特徴量抽出手段81が抽出した入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段82に記憶された正教師画像及び負教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出手段84(画像向き判定実行決定部103)と、入力画像の画像特徴量と正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である正教師類似度(例えば、「類似度」)が所定の第一の閾値(例えば、正教師閾値)よりも高い場合に入力画像の向きを判定すると決定し、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である負教師類似度(例えば、「不向き類似度」)が所定の第二の閾値(例えば、負教師閾値)以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定する画像向き判定決定手段85(例えば、画像向き判定実行決定部103)と、画像向き判定決定手段85が入力画像の向きを判定すると決定した場合に、入力画像の画像特徴量と向き毎特徴量記憶手段83に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、算出した向き類似度が所定の要件(例えば、最も高い類似度)を満たす場合に、向き毎特徴量記憶手段83に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定手段86(例えば、画像向き判定部105)とを備えている。
そのような構成により、画像の向きの判定誤りを抑えることができる。
また、上記実施形態には、画像向き決定手段86が決定した画像の向きに基づいて入力画像の向きを補正する画像向き補正手段(例えば、画像向き補正部106)を備えた構成が開示されている。
そのような構成により、画像閲覧時の画像の見にくさを抑制できる。
また、画像向き決定手段86が、所定の要件を満たす場合として、画像特徴量の向き類似度が最も高い場合に、向き毎特徴量記憶手段83に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定してもよい。
また、画像特徴量記憶手段82が、正教師画像及び負教師画像の所定の一方向の向きに対する画像特徴量を記憶し、画像類似度算出手段84が、画像特徴量をもとに他方向の向きに対する画像特徴量を算出して教師画像類似度を算出してもよい。
また、上記実施形態には、画像向き決定手段86が決定した画像の向きが実際の入力画像の向きと異なっていることを検知する検知手段(例えば、特徴量登録部107)と、検知手段が、入力画像の向きが異なっていることを検知したときに、画像向き決定手段86が入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量を、負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段82に登録する負教師情報登録手段(例えば、特徴量登録部107)を備えた構成が開示されている。
そのような構成により、入力画像の画像向き判定を行うか否か判断する精度を高めることができる。
また、負教師情報登録手段は、画像向き決定手段86が入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量の向き類似度と、画像の向きとは別の向きの画像特徴量との向き類似度の差を算出し、その向き類似度の差が所定の値(例えば、特徴量追加判定値)以下の場合に、別の向きの画像特徴量を負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段に登録してもよい。
このようにすることで、不安定な判定結果、すなわち、誤判定がされることを抑制できる。
また、画像特徴量記憶手段82が、正教師画像及び負教師画像の両方の画像特徴量を記憶し、画像類似度算出手段84が、正教師類似度及び負教師類似度を算出し、画像向き判定決定手段85が、負教師類似度が所定の第二の閾値よりも高い場合であって、正教師類似度と負教師類似度の差分または比率が所定の値(例えば、正負差判定値)以上の場合に、入力画像の向きを判定すると決定してもよい。
このようにすることで、所定の値(例えば、正教師閾値及び負教師閾値)のみと比較する場合に比べ、正負の教師データを比較した相対的な判定を行うことができるため、より判定の精度を上げることができる。
また、画像特徴量記憶手段82が、空と草木、空と水面、空と花、空と雪、夕焼け空の少なくともいずれかの構図の画像の画像特徴量を正教師画像の画像特徴量として記憶してもよい。
また、画像特徴量記憶手段82が、マクロ撮影の構図の画像から抽出される画像特徴量を負教師画像の画像特徴量として記憶してもよい。
また、向き毎特徴量記憶手段83が、画像特徴量記憶手段82に記憶されている画像特徴量のうち正教師画像の画像特徴量を画像特徴量として記憶してもよい。
また、画像特徴量記憶手段82が、画像の向きの判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量(例えば、負の教師データ)を記憶していてもよい。この場合、画像類似度算出手段84は、画像特徴量抽出手段81が抽出した入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段82に記憶された負教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度(例えば、「不向き類似度」)を算出し、画像向き判定決定手段85は、入力画像の画像特徴量と負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が、所定の閾値(例えば、負教師閾値)以上の場合に入力画像の向きを判定しないと決定し、所定の閾値未満の場合に入力画像の向きを判定すると決定すればよい。
また、画像特徴量記憶手段82が、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量(例えば、正の教師データ)を記憶していてもよい。この場合、画像類似度算出手段84は、画像特徴量抽出手段81が抽出した入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段82に記憶された正教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度(例えば、「類似度」)を算出し、画像向き判定決定手段85は、入力画像の画像特徴量と正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が所定の閾値(例えば、正教師閾値)よりも高い場合に入力画像の向きを判定すると決定すればよい。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2008年11月6日に出願された日本特許出願2008−284979を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、画像の向きを判定する画像向き判定装置に好適に適用される。
101 画像特徴量抽出部
102 学習特徴量記憶部
103 画像向き判定実行決定部
104 向き毎特徴量記憶部
105 画像向き判定部
106 画像向き補正部
107 特徴量登録部

Claims (33)

  1. 画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出手段と、
    画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量と当該判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量とを記憶する画像特徴量記憶手段と、
    正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段と、
    前記画像特徴量抽出手段が抽出した入力画像の画像特徴量と前記画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像及び負教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出手段と、
    前記入力画像の画像特徴量と前記正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である正教師類似度が所定の第一の閾値よりも高い場合に前記入力画像の向きを判定すると決定し、前記入力画像の画像特徴量と前記負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である負教師類似度が所定の第二の閾値以上の場合に前記入力画像の向きを判定しないと決定する画像向き判定決定手段と、
    前記画像向き判定決定手段が前記入力画像の向きを判定すると決定した場合に、当該入力画像の画像特徴量と前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像向き判定装置。
  2. 画像向き決定手段が決定した画像の向きに基づいて入力画像の向きを補正する画像向き補正手段を備えた
    請求項1記載の画像向き判定装置。
  3. 画像向き決定手段は、所定の要件を満たす場合として、画像特徴量の向き類似度が最も高い場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する
    請求項1または請求項2に記載の画像向き判定装置。
  4. 画像特徴量記憶手段は、正教師画像及び負教師画像の所定の一方向の向きに対する画像特徴量を記憶し、
    画像類似度算出手段は、前記画像特徴量をもとに他方向の向きに対する画像特徴量を算出して教師画像類似度を算出する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像向き判定装置。
  5. 画像向き決定手段が決定した画像の向きが実際の入力画像の向きと異なっていることを検知する検知手段と、
    前記検知手段が、前記入力画像の向きが異なっていることを検知したときに、画像向き決定手段が入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量を、負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段に登録する負教師情報登録手段を備えた
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像向き判定装置。
  6. 負教師情報登録手段は、画像向き決定手段が入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量の向き類似度と、当該画像の向きとは別の向きの画像特徴量との向き類似度の差を算出し、その向き類似度の差が所定の値以下の場合に、当該別の向きの画像特徴量を負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段に登録する
    請求項5に記載の画像向き判定装置。
  7. 画像特徴量記憶手段は、正教師画像及び負教師画像の両方の画像特徴量を記憶し、
    画像類似度算出手段は、正教師類似度及び負教師類似度を算出し、
    画像向き判定決定手段は、負教師類似度が所定の第二の閾値よりも高い場合であって、正教師類似度と負教師類似度の差分または比率が所定の値以上の場合に、入力画像の向きを判定すると決定する
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像向き判定装置。
  8. 画像特徴量記憶手段は、空と草木、空と水面、空と花、空と雪、夕焼け空の少なくともいずれかの構図の画像の画像特徴量を正教師画像の画像特徴量として記憶する
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像向き判定装置。
  9. 画像特徴量記憶手段は、マクロ撮影の構図の画像から抽出される画像特徴量を負教師画像の画像特徴量として記憶する
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像向き判定装置。
  10. 向き毎特徴量記憶手段は、画像特徴量記憶手段に記憶されている画像特徴量のうち正教師画像の画像特徴量を画像特徴量として記憶する
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像向き判定装置。
  11. 画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出手段と、
    画像の向きの判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段と、
    画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段と、
    前記画像特徴量抽出手段が抽出した入力画像の画像特徴量と前記画像特徴量記憶手段に記憶された負教師画像の画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出手段と、
    前記入力画像の画像特徴量と前記負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が、所定の閾値以上の場合に前記入力画像の向きを判定しないと決定し、所定の閾値未満の場合に前記入力画像の向きを判定すると決定する画像向き判定決定手段と、
    前記画像向き判定決定手段が前記入力画像の向きを判定すると決定した場合に、当該入力画像の画像特徴量と前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像向き判定装置。
  12. 画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出し、
    抽出された入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量と当該判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量とを記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出し、
    前記入力画像の画像特徴量と前記正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である正教師類似度が所定の第一の閾値よりも高い場合に前記入力画像の向きを判定すると決定し、前記入力画像の画像特徴量と前記負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である負教師類似度が所定の第二の閾値以上の場合に前記入力画像の向きを判定しないと決定し、
    前記入力画像の向きを判定すると決定された場合に、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する
    ことを特徴とする画像向き判定方法。
  13. 決定された入力画像の向きに基づいて入力画像の向きを補正する
    請求項12に記載の画像向き判定方法。
  14. 所定の要件を満たす場合として、画像特徴量の向き類似度が最も高い場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する
    請求項12または請求項13に記載の画像向き判定方法。
  15. 画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像及び負教師画像の所定の一方向の向きに対する画像特徴量をもとに、他の方向の向きに対する画像特徴量を算出して教師画像類似度を算出する
    請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の画像向き判定方法。
  16. 決定された画像の向きが実際の入力画像の向きと異なっていることを検知し、
    前記入力画像の向きが異なっていることを検知したときに、入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量を、負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段に登録する
    請求項12から請求項15のいずれか1項に記載の画像向き判定方法。
  17. 入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量の向き類似度と、当該画像の向きとは別の向きの画像特徴量との向き類似度の差を算出し、その向き類似度の差が所定の値以下の場合に、当該別の向きの画像特徴量を負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段に登録する
    請求項16に記載の画像向き判定方法。
  18. 画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像及び負教師画像の両方の画像特徴量をもとに正教師類似度及び負教師類似度を算出し、
    負教師類似度が所定の第二の閾値よりも高い場合であって、正教師類似度と負教師類似度の差分または比率が所定の値以上の場合に、入力画像の向きを判定すると決定する
    請求項12から請求項17のいずれか1項に記載の画像向き判定方法。
  19. 抽出された入力画像の画像特徴量と、画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像である空と草木、空と水面、空と花、空と雪、夕焼け空の少なくともいずれかの構図の画像の画像特徴量との類似度を算出する
    請求項12から請求項18のいずれか1項に記載の画像向き判定方法。
  20. 抽出された入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段に記憶された負教師画像であるマクロ撮影の構図の画像の画像特徴量との類似度を算出する
    請求項12から請求項19のいずれか1項に記載の画像向き判定方法。
  21. 教師画像として正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段を用いて入力画像の向きを決定する
    請求項12から請求項20のいずれか1項に記載の画像向き判定方法。
  22. 画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出し、
    抽出された入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出し、
    前記入力画像の画像特徴量と前記負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が所定の閾値以上の場合に前記入力画像の向きを判定しないと決定し、所定の閾値未満の場合に前記入力画像の向きを判定すると決定し、
    前記入力画像の向きを判定すると決定された場合に、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する
    ことを特徴とする画像向き判定方法。
  23. コンピュータに、
    画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出処理、
    前記画像特徴量抽出処理で抽出した入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の画像特徴量と当該判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量とを記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出処理、
    前記入力画像の画像特徴量と前記正教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である正教師類似度が所定の第一の閾値よりも高い場合に前記入力画像の向きを判定すると決定し、前記入力画像の画像特徴量と前記負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度である負教師類似度が所定の第二の閾値以上の場合に前記入力画像の向きを判定しないと決定する画像向き判定決定処理、および、
    前記画像向き判定決定処理で前記入力画像の向きを判定すると決定した場合に、正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定処理
    を実行させるための画像向き判定プログラム。
  24. コンピュータに、
    画像向き決定処理で決定した画像の向きに基づいて入力画像の向きを補正する画像向き補正処理を実行させる
    請求項23に記載の画像向き判定プログラム。
  25. コンピュータに、
    画像向き決定処理で、所定の要件を満たす場合として、画像特徴量の向き類似度が最も高い場合に、向き毎特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量に対応する教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定させる
    請求項23または請求項24に記載の画像向き判定プログラム。
  26. コンピュータに、
    画像類似度算出処理で、画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像及び負教師画像の所定の一方向の向きに対する画像特徴量をもとに、他の方向の向きに対する画像特徴量を算出して教師画像類似度を算出させる
    請求項23から請求項25のいずれか1項に記載の画像向き判定プログラム。
  27. コンピュータに、
    画像向き決定処理で決定した画像の向きが実際の入力画像の向きと異なっていることを検知する検知処理、および、
    前記検知処理で、前記入力画像の向きが異なっていることを検知したときに、画像向き決定処理で入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量を、負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段に登録する負教師情報登録処理を実行させる
    請求項23から請求項26のいずれか1項に記載の画像向き判定プログラム。
  28. コンピュータに、
    負教師情報登録処理で、画像向き決定処理で入力画像の向きを決定する際に使用した正教師画像の向きに対応する画像特徴量の向き類似度と、当該画像の向きとは別の向きの画像特徴量との向き類似度の差を算出し、その向き類似度の差が所定の値以下の場合に、当該別の向きの画像特徴量を負教師画像の画像特徴量として画像特徴量記憶手段に登録させる
    請求項27に記載の画像向き判定プログラム。
  29. コンピュータに、
    画像類似度算出処理で、画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像及び負教師画像の両方の画像特徴量をもとに正教師類似度及び負教師類似度を算出させ、
    画像向き判定決定処理で、負教師類似度が所定の第二の閾値よりも高い場合であって、正教師類似度と負教師類似度の差分または比率が所定の値以上の場合に、入力画像の向きを判定すると決定させる
    請求項23から請求項28のいずれか1項に記載の画像向き判定プログラム。
  30. コンピュータに、
    画像類似度算出処理で、画像特徴量処理で抽出した入力画像の画像特徴量と、画像特徴量記憶手段に記憶された正教師画像である空と草木、空と水面、空と花、空と雪、夕焼け空の少なくともいずれかの構図の画像の画像特徴量との類似度を算出させる
    請求項23から請求項29のいずれか1項に記載の画像向き判定プログラム。
  31. コンピュータに、
    画像類似度算出処理で、画像特徴量処理で抽出した入力画像の画像特徴量と画像特徴量記憶手段に記憶された負教師画像であるマクロ撮影の構図の画像の画像特徴量との類似度を算出させる
    請求項23から請求項30のいずれか1項に記載の画像向き判定プログラム。
  32. コンピュータに、
    画像向き決定処理で、教師画像として正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段を用いて入力画像の向きを決定させる
    請求項23から請求項31のいずれか1項に記載の画像向き判定プログラム。
  33. コンピュータに、
    画像に含まれる各構成要素の配置の特徴を表す画像特徴量を入力画像から抽出する画像特徴量抽出処理、
    前記画像特徴量抽出処理で抽出した入力画像の画像特徴量と、画像の向きの判定に不適な画像である負教師画像の画像特徴量を記憶する画像特徴量記憶手段に記憶された画像特徴量との類似の程度を示す教師画像類似度を算出する画像類似度算出処理、
    前記入力画像の画像特徴量と前記負教師画像の画像特徴量との教師画像類似度が所定の閾値以上の場合に前記入力画像の向きを判定しないと決定し、所定の閾値未満の場合に前記入力画像の向きを判定すると決定する画像向き判定決定処理、および、
    前記画像向き判定決定処理で前記入力画像の向きを判定すると決定した場合に、画像の向きの判定に適した画像である正教師画像の向きと画像特徴量とを対応付けて記憶する向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量と、入力画像の画像特徴量との類似の程度を示す向き類似度を算出し、当該算出した向き類似度が所定の要件を満たす場合に、前記向き毎特徴量記憶手段に記憶された当該画像特徴量に対応する正教師画像の向きに応じて入力画像の向きを決定する画像向き決定処理
    を実行させるための画像向き判定プログラム。
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