JP5526909B2 - フィルタ設計方法及びプログラム - Google Patents
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Description
R0(Ω)=R0(C0)
R1(Ω)=R1(C0)
Cf(F)=C1(C0)
L1(H)=1/{(2*π*fr)2*C1}
上記の表現は一例にすぎないが、数式処理ツールを用いた計算であることから、自由変数の絞り込みが必要であり、この例では共振周波数frと静電容量C0の2つ変数が残る形にして処理を進める。
(付記1)
コンピュータにフィルタ設計処理の手順を実行させるプログラムであって、
設計対象のフィルタの複数の周波数帯域に対する制約条件を含む設計仕様と、前記フィルタの構造を記憶部に設定させる手順と、
前記フィルタのパワー透過率に関する周波数帯域毎の制約条件を定符号条件(SDC:Sign Definite Condition)として定式化させる手順と、
前記定符号条件の処理向けに特殊化した限量子消去(SQE: Specialized Quantifier Elimination)を適用して前記フィルタの設計パラメータの実行可能解の解領域を求めさせ、前記解領域内の指定された1点を解である前記フィルタの伝送信号特性に関する数値シミュレーション結果として前記記憶部に格納させる手順と、
前記フィルタの伝送信号特性に関する実験結果と前記数値シミュレーション結果のフィッティングを行わせ、フィッティングが良好であると前記フィルタの設計仕様を満足するフィルタの構造と設計パラメータを表示装置に表示させる手順
を前記コンピュータに実行させる、プログラム。
(付記2)
前記表示させる手順は、前記実験結果と前記数値シミュレーション結果の誤差が所定閾値以内であると前記フィッティングが良好であると判断する、付記1記載のプログラム。
(付記3)
前記設定させる手順は、前記フィルタに対し複数の周波数帯域毎の損失と抑制の形で与えられた設計仕様を周波数限定ノルム制約ととらえて定符号条件に帰着させ、
前記表示させる手順は、複数の周波数帯域毎の設計仕様を同時に満足する前記フィルタの共振子や周辺インダクタンスの特性を記述する設計パラメータの数式表現を表示する、付記1又は2記載のプログラム。
(付記4)
コンピュータによるフィルタ設計方法であって、
設計対象のフィルタの複数の周波数帯域に対する制約条件を含む設計仕様と、前記フィルタの構造を記憶部に設定する工程と、
前記フィルタのパワー透過率に関する周波数帯域毎の制約条件を定符号条件(SDC:Sign Definite Condition)として定式化する工程と、
前記定符号条件の処理向けに特殊化した限量子消去(SQE: Specialized Quantifier Elimination)を適用して前記フィルタの設計パラメータの実行可能解の解領域を求め、前記解領域内の指定された1点を解である前記フィルタの伝送信号特性に関する数値シミュレーション結果として前記記憶部に格納する工程と、
前記フィルタの伝送信号特性に関する実験結果と前記数値シミュレーション結果のフィッティングを行い、フィッティングが良好であると前記フィルタの設計仕様を満足するフィルタの構造と設計パラメータを出力する工程
を前記コンピュータに実行させる、フィルタ設計方法。
(付記5)
前記出力する工程は、前記実験結果と前記数値シミュレーション結果の誤差が所定閾値以内であると前記フィッティングが良好であると判断する、付記4記載のフィルタ設計方法。
(付記6)
前記設定する工程は、前記フィルタに対し複数の周波数帯域毎の損失と抑制の形で与えられた設計仕様を周波数限定ノルム制約ととらえて定符号条件に帰着させ、
前記出力する工程は、複数の周波数帯域毎の設計仕様を同時に満足する前記フィルタの共振子や周辺インダクタンスの特性を記述する設計パラメータの数式表現を出力する、付記4又は5記載のフィルタ設計方法。
11 CPU
12 記憶部
13 入力装置
14 表示装置
15 バス
100 SAWフィルタ
Claims (7)
- コンピュータにフィルタ設計処理の手順を実行させるプログラムであって、
設計対象のフィルタの複数の周波数帯域に対する制約条件を含む設計仕様と、前記フィルタの構造を記憶部に設定させる手順と、
前記フィルタのパワー透過率に関する周波数帯域毎の制約条件を定符号条件(SDC:Sign Definite Condition)として定式化させる手順と、
前記定符号条件の処理向けに特殊化した限量子消去(SQE: Specialized Quantifier Elimination)を適用して前記フィルタの設計パラメータの実行可能解の解領域を求めさせ、前記解領域内の指定された1点を解である前記フィルタの伝送信号特性に関する数値シミュレーション結果として前記記憶部に格納させる手順と、
前記フィルタの伝送信号特性に関する実験結果と前記数値シミュレーション結果のフィッティングを行わせ、フィッティングが良好であると前記フィルタの設計仕様を満足するフィルタの構造と設計パラメータを表示装置に表示させる手順
を前記コンピュータに実行させ、
前記設定させる手順は、前記フィルタに対し複数の周波数帯域毎の損失と抑制の形で与えられた設計仕様を周波数限定ノルム制約ととらえて定符号条件に帰着させ、
前記表示させる手順は、複数の周波数帯域毎の設計仕様を同時に満足する前記フィルタの共振子及び周辺インダクタンスの特性を記述する設計パラメータの数式表現を表示する、プログラム。 - 前記表示させる手順は、前記実験結果と前記数値シミュレーション結果の誤差が所定閾値以内であると前記フィッティングが良好であると判断する、請求項1記載のプログラム。
- 前記制約条件は、前記フィルタの応答性に関する感度関数制約と、前記フィルタのノイズ耐性に関する相補感度関数制約とを含む、請求項1又は2記載のプログラム。
- 前記感度関数制約は、‖S(iω)‖[0,ω1]<Gsで表され、
前記相補感度関数制約は、‖T(iω)‖[ω2,+∞]<Gtで表され、
ω1は低域側の下限を表し、ω2は高域側の上限を表し、GsはS(iω)のゲインに対する制限値を表し、GtはT(iω)のゲインに対する制限値を表し、
前記定式化させる手順は、前記感度関数制約及び前記相補感度関数制約に[ωa 2,ωb 2]を[0,∞]に移す変換
z=(x+ωa 2)/(1+x/ωb 2) (ωa,ωbは任意)
を施すことで、前記SDCとして
∀z>0,f(z)>0
を得て周波数帯域毎の制約条件式をSDC式に定式化する、請求項3記載のプログラム。 - コンピュータによるフィルタ設計方法であって、
設計対象のフィルタの複数の周波数帯域に対する制約条件を含む設計仕様と、前記フィルタの構造を記憶部に設定する工程と、
前記フィルタのパワー透過率に関する周波数帯域毎の制約条件を定符号条件(SDC:Sign Definite Condition)として定式化する工程と、
前記定符号条件の処理向けに特殊化した限量子消去(SQE: Specialized Quantifier Elimination)を適用して前記フィルタの設計パラメータの実行可能解の解領域を求め、前記解領域内の指定された1点を解である前記フィルタの伝送信号特性に関する数値シミュレーション結果として前記記憶部に格納する工程と、
前記フィルタの伝送信号特性に関する実験結果と前記数値シミュレーション結果のフィッティングを行い、フィッティングが良好であると前記フィルタの設計仕様を満足するフィルタの構造と設計パラメータを表示装置に表示する工程
を前記コンピュータに実行させ、
前記設定する工程は、前記フィルタに対し複数の周波数帯域毎の損失と抑制の形で与えられた設計仕様を周波数限定ノルム制約ととらえて定符号条件に帰着させ、
前記表示する工程は、複数の周波数帯域毎の設計仕様を同時に満足する前記フィルタの共振子及び周辺インダクタンスの特性を記述する設計パラメータの数式表現を表示する、フィルタ設計方法。 - 前記制約条件は、前記フィルタの応答性に関する感度関数制約と、前記フィルタのノイズ耐性に関する相補感度関数制約とを含む、請求項5記載のフィルタ設計方法。
- 前記感度関数制約は、‖S(iω)‖[0,ω1]<Gsで表され、
前記相補感度関数制約は、‖T(iω)‖[ω2,+∞]<Gtで表され、
ω1は低域側の下限を表し、ω2は高域側の上限を表し、GsはS(iω)のゲインに対する制限値を表し、GtはT(iω)のゲインに対する制限値を表し、
前記定式化する工程は、前記感度関数制約及び前記相補感度関数制約に[ωa 2,ωb 2]を[0,∞]に移す変換
z=(x+ωa 2)/(1+x/ωb 2) (ωa,ωbは任意)
を施すことで、前記SDCとして
∀z>0,f(z)>0
を得て周波数帯域毎の制約条件式をSDC式に定式化する、請求項6記載のフィルタ設計方法。
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