JP5521949B2 - ソーシャルネットワークサービスを利用して配布したクーポンの利用を管理するためのクーポン管理装置及び方法。 - Google Patents

ソーシャルネットワークサービスを利用して配布したクーポンの利用を管理するためのクーポン管理装置及び方法。 Download PDF

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Description

本発明は,ソーシャルネットワークサービスを利用して,似た嗜好を持つ複数の顧客のグループ(コミュニティ)に対して配布したクーポンの利用を管理するための技術に関する。
店舗が、顧客に来店を促すための広告媒体として、古くから利用されている紙媒体のチラシに加え、インターネット上のウェブサイトも多く活用されるようになった。
顧客に来店を促すための広告媒体は、広告としての用途ばかりでなく、実際に来店して提示することでインセンティブが得られるクーポンの配布にも利用され,インターネットのウェブサイトでクーポンを配布する場合、顧客は,ウェブサイトに表示されているクーポン画像の印刷や,クーポン画像を携帯端末へ送信するなどして,ウェブサイトからクーポンを取得する。
店舗がクーポンを発行するのは、クーポンによって集客効果を高め,店舗の売り上げを増加させることを目的としているため、クーポンの効果をより高めるためには、店舗で提供する物品・サービスに沿った顧客をクーポンの配布対象とすることが望ましい。
店舗で提供する物品・サービスに沿った顧客に対してクーポンを提供するために、さまざまな技術が提案され,例えば、特許文献1では、顧客の嗜好などの属性を収集し記憶することで、利用者の属性に基づいて利用者の希望する種別あるいは希望する種別に近い広告およびクーポンのみを選別して配信するシステムが開示されている。
また,店舗の売り上げを増加させるためには,店舗で提供する物品・サービスに沿った顧客にクーポンを配布することに加え,大勢の顧客にクーポンを配布することも重要であるため,特許文献2では,店舗で提供する物品・サービスに沿った一人の顧客のみならず,クーポンを配布した顧客が紹介した他の顧客に対してもクーポンを配布することで、新規顧客の開拓を効率的に行なえるようにしたシステムが開示されている。
特開2002−41932号公報 特開2003−150839号公報
インターネット上で話題を広げる手法として,ウェブページ上に表示する広告のみならず口コミもあるが,上述した従来技術は,似た嗜好を持つ複数の顧客のグループに対して口コミを利用して配布したクーポンの利用を管理するための発明ではない。
そこで,本発明は,似た嗜好を持つ複数の顧客のグループに対して口コミを利用して配布したクーポンの利用を管理する装置及び方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は,ソーシャルネットワークサービスを利用して配布したクーポンの利用を管理するためのクーポン管理装置であって,ソーシャルネットワークサービスを利用して配布したクーポンの利用を管理するために,クーポンを利用する顧客が投稿し,該顧客が利用するクーポンのクーポン画像が掲載されたソーシャルネットワークサービス(SNS)の記事から,前記記事を投稿した顧客のアカウント名,前記記事が掲載されているSNSのコミュニティの名称,前記クーポン画像に付加されたクーポンIDを前記記事から取得する記事情報取得手段と,クーポンを申し込んだ顧客(申込者)に対して送付する前記クーポン画像に付加した前記クーポンIDに関連付けて,前記申込者のアカウント名及び該顧客が属するコミュニティの名称を記憶したクーポンデータベース(DB)を参照し,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに対応付けられたアカウント名と,前記記事情報取得手段が取得したアカウント名が同一の場合,又は,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに対応付けられたコミュニティの名称と,前記記事情報取得手段が取得したコミュニティの名称が同一の場合,クーポンの利用が許可された顧客と判定する顧客検証部を有し,クーポンの利用が許可された顧客であることをクーポン利用条件の一つとし,すべての前記クーポン利用条件を満たしたときに,クーポンの利用を許可するクーポン利用管理手段とを備える。
コミュニティが同一であることは,クーポンの申込者と同じ嗜好を有する顧客と判断できるため,第1の発明によれば,クーポンの申込者または申込者と同じ嗜好を有する顧客に対して,クーポンの利用が許可されることになる。
更に,第2の発明は,前記クーポンDBには,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーを識別するパスが前記クーポンIDに関連付けて記憶され,前記記事情報取得手段は,前記記事が掲載されているコミュニティのカテゴリーを識別するパスを取得し,前記クーポン利用管理手段の前記顧客検証部は,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに関連付けられたパスと前記記事情報取得手段が取得したパスを参照し,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーと,前記記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーの関係が親又は兄弟であれば,クーポンの利用が許可された顧客と判定することを特徴とする第1の発明に記載のクーポン管理装置である。
申込者が属するコミュニティのカテゴリーと,記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーの関係が親又は兄弟であれば,記事を投稿した顧客は,申込者と似た嗜好を有する顧客と判断できるため,第2の発明によれば,クーポンの申込者,申込者と同じ嗜好を有する顧客及び申込者と似た嗜好を有する顧客に対して,クーポンの利用が許可されることになる。
更に,第3の発明は,SNSに投稿される前記記事には,クーポンの発行元になる店舗の店舗IDと,前記記事を投稿した地点の位置情報が含まれ,前記記事情報取得手段は,前記記事に含まれている位置情報を前記記事から取得し,前記クーポン利用管理手段は,店舗IDに関連付けて店舗の所在位置を記憶した店舗DBを参照し,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した位置情報が,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した店舗IDに関連付けられた所在位置と等しい場合,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗と判定する店舗検証部を有し,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗の所在位置であることを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする第1の発明又は第2の発明に記載のクーポン管理装置である。
クーポンが利用できる店舗は定まっている場合が多いため,第3の発明のように,記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗と判定したことをクーポン利用条件の一つに加えることが望ましい。
更に,第4の発明は,前記クーポン画像を検証するための認証コードが前記記事に含まれ,前記記事情報取得手段は,前記認証コードを前記記事から取得し,前記クーポン利用管理手段は,前記記事情報取得手段が取得した前記認証コードの照合に成功すると,正当な前記クーポン画像と判定するクーポン画像検証部を有し,正当な前記クーポン画像であることをクーポン利用条件の一つとすることを特徴とする第1の発明から第3の発明のいずれか一つに記載のクーポン管理装置である。
記事に掲載されたクーポン画像がクーポン管理装置で管理しているクーポン画像であるか確認するために,第4の発明のようにして,正当な前記クーポン画像と判定したことをクーポン利用条件の一つとすることが望ましい。
更に,第5の発明は,前記クーポン画像が利用された利用回数がクーポンIDに関連付けてクーポンDBに記憶され,前記クーポン利用管理手段は,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに対応付けられた利用回数が予め定められた利用制限回数を超えていないことを確認し,前記利用制限回数を超えていなければ,該利用回数をインクリメントする利用回数検証部を有し,前記クーポン画像の利用回数が利用制限回数を超えていないことを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする第1の発明から第4の発明のいずれか一つに記載のクーポン管理装置である。
クーポンの発行にはクーポンに係る予算が設定され,同一のクーポンを利用できる利用限度回数が設けられていることが多いため,第5の発明のように,クーポン画像の利用回数が利用制限回数を超えていないことをクーポン利用条件の一つとすることが望ましい。
更に,第6の発明は,ソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用して配布したクーポンの利用を管理するクーポンの管理方法であって,クーポンの利用を管理する装置が,クーポンを利用する顧客が投稿し,該顧客が利用するクーポンのクーポン画像が掲載されたソーシャルネットワークサービス(SNS)の記事から,前記記事を投稿した顧客のアカウント名,前記記事が掲載されているSNSのコミュニティの名称,前記クーポン画像に付加されたクーポンIDを前記記事から取得するステップaと,前記装置が,クーポンを申し込んだ顧客(申込者)に対して送付する前記クーポン画像に付加した前記クーポンIDに関連付けて,前記申込者のアカウント名及び該顧客が属するコミュニティの名称を記憶したクーポンデータベース(DB)を参照し,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに対応付けられたアカウント名と,前記ステップaで取得したアカウント名が同一の場合,又は,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに対応付けられたコミュニティの名称と,前記ステップaで取得したコミュニティの名称が同一の場合,クーポンの利用が許可された顧客と判定する処理を実行し,クーポンの利用が許可された顧客であることをクーポン利用条件の一つとするステップb,前記装置が,すべての前記クーポン利用条件を満たしたときに,クーポンの利用を許可するステップcとが実行されることを特徴とするクーポンの管理方法である。
更に,第7の発明は,前記クーポンDBには,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーを識別するパスが前記クーポンIDに関連付けて記憶され,前記ステップaにおいて,前記装置は,前記記事が掲載されているコミュニティのカテゴリーを識別するパスを取得し,前記ステップbにおいて,前記装置は,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに関連付けられたパスと前記ステップaで取得したパスを参照し,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーと,前記記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーの関係が親又は兄弟であれば,クーポンの利用が許可された顧客と判定することを特徴とする第6の発明に記載のクーポンの管理方法である。
更に,第8の発明は,SNSに投稿される前記記事には,クーポンの発行元になる店舗の店舗IDと,前記記事を投稿した地点の位置情報が含まれ,前記ステップaにおいて,前記装置は,前記記事に含まれている位置情報を前記記事から取得し,前記ステップbにおいて,前記装置は,店舗IDに関連付けて店舗の所在位置を記憶した店舗DBを参照し,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した位置情報が,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した店舗IDに関連付けられた所在位置と等しい場合,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗と判定する処理を実行し,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗の所在位置であることを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする第6の発明又は第7の発明に記載のクーポンの管理方法である。
更に,第9の発明は,前記クーポン画像を検証するための認証コードが前記記事に含まれ,前記ステップaにおいて,前記装置は,前記認証コードを前記記事から取得し,前記ステップbにおいて,前記装置は,前記ステップaで取得した前記認証コードの照合に成功すると,正当な前記クーポン画像と判定する処理を実行し,正当な前記クーポン画像であることを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする第6の発明から第8の発明のいずれか一つに記載のクーポンの管理方法である。
更に,第10の発明は,前記クーポン画像が利用された利用回数がクーポンIDに関連付けてクーポンDBに記憶され,前記ステップbにおいて,前記装置は,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに対応付けられた利用回数が予め定められた利用制限回数を超えていないことを確認し,前記利用制限回数を超えていなければ,該利用回数をインクリメントする処理を実行し,前記クーポン画像の利用回数が利用制限回数を超えていないことを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする第6の発明から第9の発明のいずれか一つに記載のクーポンの管理方法である。
上記の第6〜10の発明によれば、上述した第1〜6の発明と同様の効果が得られる。
このように,本発明によれば,似た嗜好を持つ複数の顧客のグループに対して口コミを利用して配布したクーポンの利用を管理する装置及び方法を提供できる。
クーポン管理装置を配置したシステムの構成を説明する図。 クーポンの話題の広がる様子を説明する図。 クーポンに係る記事を説明する図。 クーポン管理装置に要求される機能を説明する図。 カテゴリーのツリー構造を説明する図。 クーポン管理装置がクーポンの利用を管理する処理を示したフロー図。 顧客に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する処理のフロー図。 クーポン管理装置がクーポンを発行する手順を示したフロー図。
ここから,本発明の実施形態について,発明の技術分野に係わる当業者が,発明の内容を理解し,本発明を実施できる程度に説明する。
図1は,本実施形態に係るクーポン管理装置1を配置したシステムの構成を説明する図である。本実施形態に係るクーポン管理装置1は,ソーシャルネットワークサービス2(SNS: Social Network Service)を利用して,似た嗜好を持つ複数の顧客のグループ(コミュニティ)に対してクーポンを配布し、来店を誘導することを目的として開発されたシステムである。
なお,本発明においてSNS2とは,ユーザ間のコミュニケーションが図れるように構築されたWebサイトで,本実施形態において,SNS2には,ツリー化されたカテゴリー毎にコミュニティが設けられている。
図1に図示したシステムには,上述したSNS2に加え,SNS2を利用する顧客が所持する携帯端末3と,クーポンの発行・利用管理を行うクーポン管理装置1と,クーポンの発行元になる店舗に設置される店舗端末4が含まれ,更に,図1には,携帯端末3が位置情報を取得するときに利用するGPS衛星5を図示している。
図2は,クーポンの話題の広がる様子を説明する図である。図1で図示したシステムにおいて,クーポンを広めるための口コミは,SNS2に投稿される記事になり,図2では,SNS2のコミュニティとして,コミュニティA,コミュニティB及びコミュニティCの3つを図示している。
クーポンを広めるための口コミはSNS2に投稿される記事になるため,クーポンの配布対象となる顧客は,SNS2を利用している顧客になり,クーポンを申し込んだ顧客(以下,申込者)が,クーポンを利用できる店舗に来店したときに,申込者が所持する携帯端末3を利用して,クーポンに係る記事を申込者が属するコミュニティAに投稿することで,申込者の友人で,コミュニティAに属する顧客A1〜A3にクーポンに係る記事が広まることになる。
図2では,申込者と同じコミュニティAに属する顧客A3は,コミュニティAに加えコミュニティBにも属しているため,顧客A3がコミュニティBに投稿することで,顧客A3の友人で,コミュニティBに属する顧客B1〜B3にクーポンに係る記事が広まることになる。
更に,図2では,顧客A3と同じコミュニティBに属する顧客B3は,コミュニティBに加えコミュニティCにも属しているため,顧客B3がクーポンに係る記事をコミュニティCに投稿することで,顧客B3と同じコミュニティCに属する顧客C1〜C3にクーポンに係る記事が広まることになる。
このように,SNS2においては,一人の顧客が複数のコミュニティに属することが多いため,申込者が投稿したクーポンに係る記事は,申込者の友人や申込者の友人の友人を介して申込者が属さないコミュニティにも広がることになる。
まず,図1で図示したシステムの携帯端末3について説明する。携帯端末3としては,無線ネットワーク通信機能,位置情報を取得するGPS機能を有し,ウェブページを閲覧できるブラウザが実装されたコンピュータ機器であればよく,例えば,携帯電話やスマートフォンを本実施形態に係る携帯端末3として利用できる。なお,GPS機能としては,GPS衛星5を利用する方式や無線中継基地局を利用する方式などがあるが,携帯端末3の位置情報を取得できればいずれの方式でもよい。
クーポンを利用する顧客は,クーポンを利用できる店舗に来店すると,クーポンを利用する前に,顧客が所持する携帯端末3を操作して,クーポンに係る記事を顧客が属するコミュニティに投稿し,顧客が投稿したクーポンに係る記事を店舗側に提示する。なお,クーポンに係る記事を顧客が属するコミュニティに投稿する際,携帯端末3のGPS機能を利用して,この地点の位置情報(緯度・経度)を投稿する記事に付加する。
図3は,SNS2に投稿されるクーポンに係る記事を説明する図である。図3で図示したクーポンに係る記事には,クーポンに係る記事が投稿されたコミュニティの名称(ここでは,「犬好きの広場」),クーポンに係る記事を投稿した顧客のアカウント名(ここでは,「顧客A」),クーポンに係る記事のタイトル(ここでは,「お店に来ました!」),クーポンに係る記事の本文(ここでは,「みなさんもどう?クーポンあります。」),顧客が利用するクーポンに対応するクーポン画像,記事が投稿された地点の位置情報(ここでは,「北緯××.××××××,東経yy.yyyyyy」)が含まれる。
クーポン画像のメタには,クーポン画像を携帯端末3へ送信する際に,クーポン管理装置1側で生成したクーポンID(ここでは,「ABCDEFG」),クーポン画像を携帯端末3へ送信する際に,クーポン管理装置1側で生成した認証コード(ここでは,「xjsjaila278ae0」),クーポン画像に対応するクーポンを利用できる店舗の店舗ID(ここでは,「shop01」)が含まれ,クーポン画像には,クーポンを利用することで顧客に与えられるインセンティブの内容が表示される。
次に,図1で図示したシステムの店舗端末4について説明する。本実施形態の店舗端末4はパーソナルコンピュータなどを利用して実現される装置で,本発明を実現するために店舗端末4として利用される装置には,ネットワークを介して,クーポンを利用する顧客が投稿したクーポンに係る記事のURLをクーポン管理装置1へ送信する手段を備える。
具体的に,店舗端末4には,キーボードなどの文字入力手段が備えられ,クーポンの利用を顧客が希望する際,該顧客が店舗に対して提示したクーポンに係る記事のURLが店員によって入力され,店舗端末4は,入力されたURLを含むクーポンの利用要求をクーポン管理装置1へ送信し,クーポン管理装置1からクーポンの利用許可が通知されると,クーポンに係る記事に表示されたクーポン画像で示されるインセンティブが顧客に与えられる。
クーポン画像で示されるインセンティブを顧客に与えられる具体的な内容は任意で,例えば,インセンティブが割引の場合,顧客の決済額を割引く処理がレジなどで実行されることになるし,また,インセンティブが無料にて商品・サービスを提供する場合,店舗は,クーポンに応じた商品・サービスを無料で顧客に提供することになる。
次に,図1で図示したシステムのクーポン管理装置1について説明する。図4は,クーポン管理装置1に要求される機能を説明する図である。
図1で図示したシステムのクーポン管理装置1は,CPU,RAM,BIOS,データ記憶装置,ネットワークインターフェースなどを有する汎用のウェブサーバを利用して実現される装置で,図4に図示しているように,クーポン管理装置1として機能させるウェブサーバを動作させるコンピュータプログラムで実現される手段として,クーポンを発行するときに作動するクーポン発行手段18と,店舗端末4からクーポンの利用要求を受けたときに作動する記事情報取得手段10及びクーポン利用管理手段11が備えられ,これらの手段が利用するデータベース(DB: DataBase)として,クーポンの発行元になる店舗に係る情報を登録する店舗DB16と,発行済みのクーポンを管理するためのクーポンDB17がデータ記憶装置に設けられる。
ここから,クーポン管理装置1に備えられた各DBについて説明する。店舗DB16には,クーポンの発行元になる店舗を識別するための店舗ID毎にレコードが設けられ,このレコードには,図5に図示したように,クーポン管理装置1が店舗に割り当てた店舗ID,店舗の名称,店舗の住所,店舗の連絡先(電話番号),店舗の所在位置(緯度・経度),店舗が発行するクーポンに対応するクーポン画像が記憶されている。
また,クーポンDB17には,クーポン管理装置1が発行したクーポン毎にレコードが設けられ,このレコードには,発行したクーポンを管理するための情報が記憶される。本実施形態では,発行済みのクーポンに係る情報として,クーポン管理装置1は発行したクーポンを一意に特定するために生成したクーポンID,クーポンの発行を申し込んだ顧客(以下,申込者)のアカウント名,申込者が利用しているSNS2のURL,申込者が属しているコミュニティの名称,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,申込者が利用しているコミュニティのカテゴリーを識別するパス,発行したクーポンの発行元になる店舗の店舗ID,クーポンを発行したときにクーポン管理装置1が生成した認証コード,発行したクーポン画像の利用回数が含まれ,クーポン画像の利用回数は,クーポン画像が利用される毎にインクリメントされる。
図5は,カテゴリーのツリー構造を説明する図である。図5で図示したツリー構造では,ルートの直下のカテゴリーは「動物好き」と「車好き」で,「動物好き」のカテゴリーの子となるカテゴリーとして「犬好き」と「猫好き」が設けられている。
例えば,図5において,申込者が属しているコミュニティのカテゴリーが「犬好き」であれば,申込者が利用しているコミュニティのカテゴリーを識別するパスとして「ルート>動物好き>犬好き」が記憶される。
次に,クーポン管理装置1に備えられた記事情報取得手段10について説明する。クーポン管理装置1に備えられた記事情報取得手段10は,顧客がクーポンを利用する前にSNS2に投稿した記事に係る情報を取得する手段で,本実施形態において,記事情報取得手段10は,店舗端末4から送信されたURLにアクセスし,URLで公開されている記事のマークアップ言語を解析するなどして,記事を投稿した顧客のアカウント名,記事が投稿されたコミュニティの名称,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーを識別するパス,記事が投稿された地点の位置情報,クーポン画像のメタ情報に含まれるクーポンID,認証コード及び店舗IDを記事から取得する。
次に,クーポン管理装置1に備えられたクーポン利用管理手段11について説明する。クーポン管理装置1のクーポン利用管理手段11は,クーポンの利用を管理するためにクーポン管理装置1に設けられる手段で,クーポン管理装置1に予め定められたクーポン利用条件全てを満たしている場合に,クーポンの利用要求を受けた店舗端末4に対して,クーポンの利用許可を通知する。
本実施形態では,クーポン利用条件として,クーポンを利用する顧客に係るクーポン利用条件と,クーポンが利用される店舗に係るクーポン利用条件と,顧客が提示したクーポン画像に係るクーポン利用条件と,顧客が提示したクーポン画像の利用回数に係るクーポン利用条件が設定され,顧客に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する顧客検証部12と,店舗に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する店舗検証部13と,クーポン画像に係るクーポン利用条件を満たしているか確認するクーポン画像検証部14と,利用回数に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する利用回数検証部15をクーポン利用管理手段11は有する。
ここから,クーポン管理装置1の記事情報取得手段10及びクーポン利用管理手段11が実行する処理を説明しながら,これらの手段について詳細に説明する。図6は,クーポン管理装置1がクーポンの利用を管理する処理を示したフロー図である。
店舗端末4からクーポンの利用要求を受けると,まず,クーポン管理装置1の記事情報取得手段10が作動し,記事情報取得手段10は,クーポンの利用要求に含まれるURLへアクセスし,アクセス先で公開されている記事のタグやファイルなどを解析することで,記事に係る情報として,クーポンID,認証コード,クーポン画像に対応するクーポンが利用できる店舗の店舗ID,クーポンに係る記事を投稿した顧客のアカウント名,該記事が投稿されたSNS2のコミュニティの名称,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーを識別するパス,及び,該記事が投稿された地点の位置情報を取得する(S1)。
図3で図示した記事によれば,クーポンに係る記事を投稿した顧客のアカウント名,該記事が投稿されたSNS2のコミュニティの名称及び記事が投稿された地点の位置情報は記事に表示されているため,記事のタグを解析することで,これらの情報を得ることができる。
また,クーポン管理装置1側で生成したクーポンID,クーポン管理装置1側で生成した認証コード及びクーポン画像に対応するクーポンを利用できる店舗の店舗IDは,クーポン画像のメタ情報に含まれているため,クーポン画像のファイルを解析することで,これらの情報を得ることができる。
更に,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーを識別するパスが記事に表示されている場合,記事のタグを解析することで,これらのパスを得ることができ,また,記事に表示されていない場合,記事が投稿されたコミュニティのトップページのタグを解析することで,パスを取得することができる。
クーポン管理装置1の記事情報取得手段10が上述した情報を記事から取得すると,クーポン利用管理手段11は,取得した情報を用い,クーポン利用管理手段11に予め設定されたクーポン利用条件を全て満足しているか確認することで,クーポンの利用判定を行う(S2)。
本実施形態において,クーポン管理装置1のクーポン利用管理手段11は,クーポン管理装置1に予め定められたクーポン利用条件を満たしていることを検証するために,クーポンの利用が許可された顧客であるか確認する顧客検証部12と,クーポンに対応する店舗であるか確認する店舗検証部13と,正当なクーポン画像であるか確認するクーポン画像検証部14と,クーポン画像の利用回数を確認する利用回数検証部15しているため,これらを作動させることで,クーポン利用条件を満足しているか確認する。
クーポン利用条件を確認する順序は任意であるが,本実施形態において,クーポン利用管理手段11は,まず,顧客検証部12を作動させて,クーポンの利用が許可された顧客であるか確認することで,顧客に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する(S10)。
申込者と同じ嗜好を持つ複数の顧客に対してクーポンを配布できるようにするために,クーポンの利用が許可された顧客を,クーポンの申込者及び申込者と同じコミュニティに属する顧客に限定することもできるが,SNS2においてカテゴリーはツリー化されていることが多いため,記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーと申込者が属するコミュニティのカテゴリーのツリー構造上における関係が親子又は兄弟であれば,申込者と似た嗜好を持つ顧客と判断できるため,本実施形態では,このような顧客に対してもクーポンの利用を許可するようにしている。
例えば,図5において,記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーが「猫好き」の場合,「犬好き」のカテゴリーの親となるカテゴリーは「動物好き」で,兄弟となるカテゴリーは「犬好き」になるため,申込者が属しているコミュニティのカテゴリーが「動物好き」又は「犬好き」であれば,記事を投稿した顧客に対し,クーポンの利用が許可される。
図7は,顧客に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する処理のフロー図である。クーポン利用管理手段11の顧客検証部12は,クーポンの利用を申し込んだ顧客が,顧客に係るクーポン利用条件を満たしているか確認するとき,まず,クーポンを利用する顧客が,クーポンの申込者であるか確認する(S20)。
クーポン利用管理手段11の顧客検証部12は,記事情報取得手段10が取得したクーポンIDに対応付けられたアカウント名をクーポンDB17から取得し,記事情報取得手段10が取得したアカウント名がクーポンDB17から取得したアカウント名と同一であるか確認し,それぞれのアカウント名が同一であれば,クーポンを利用する顧客がクーポンの申込者と判断する。
クーポン利用管理手段11の顧客検証部12は,クーポンの申込者であるかの確認結果に応じて処理を分岐させ(S21),クーポンを利用する顧客がクーポンの申込者と判断した場合,顧客に係るクーポン利用条件を満たしていると判定して(S27),この手順を終了する。また,クーポンを利用する顧客がクーポンの申込者でないと判定した場合,申込者のコミュニティと同じコミュニティに属する顧客であるか確認する(S22)。
クーポン利用管理手段11の顧客検証部12は,記事情報取得手段10が取得したクーポンIDに対応付けられたコミュニティの名称をクーポンDB17から取得し,記事情報取得手段10が取得したコミュニティの名称がクーポンDB17から取得したコミュニティの名称と同一であるか確認し,それぞれのコミュニティの名称が同一であれば,クーポンを利用する顧客は,申込者と同じコミュニティに属する顧客と判断する。
クーポン利用管理手段11の顧客検証部12は,申込者のコミュニティと同じコミュニティに属する顧客であるかの確認結果に応じて処理を分岐させ(S23),クーポンを利用する顧客が,申込者と同じコミュニティに属する顧客であると判定した場合,顧客に係るクーポン利用条件を満たしていると判定して(S27),この手順を終了する。また,申込者と同じコミュニティに属する顧客でないと判定した場合,申込者が属するコミュニティのカテゴリーと記事情報取得手段10が取得したカテゴリーの関係が親又は兄弟であるか確認する(S24)。
クーポン利用管理手段11の顧客検証部12は,記事情報取得手段10が記事から取得したクーポンIDに関連付けられたカテゴリーのパスをクーポンDB17から取得し,記事情報取得手段10が取得したパスとクーポンDB17から取得したパスより,申込者が属するコミュニティのカテゴリーと記事情報取得手段10が取得したカテゴリーの関係を調べ,カテゴリーの関係が親子又は兄弟にあるとき,申込者と似た嗜好を持つ顧客と判断し,顧客に係るクーポン利用条件を満たしていると判定する。
クーポン利用管理手段11の顧客検証部12は,カテゴリーの関係が親又は兄弟であるか確認結果に応じて処理を分岐させ(S25),カテゴリーの関係が親又は兄弟であると判定した場合,顧客に係るクーポン利用条件を満たしていると判定して(S27),この手順を終了する。また,カテゴリーの関係が親又は兄弟にないと判定した場合,顧客に係るクーポン利用条件を満たしていないと判定して(S26),この手順を終了する。
図6の説明に戻る。クーポン利用管理手段11は,顧客に係るクーポン利用条件の判定結果によって処理を分岐させ(S11),顧客に係るクーポン利用条件を満たしていない顧客の場合,クーポンの利用を不許可と判定し,クーポンの利用の不許可を店舗端末4に通知する(S4)。
また,クーポン利用管理手段11は,顧客に係るクーポン利用条件を満たしている場合,店舗検証部13を作動させ,顧客が居る場所がクーポンの発行元になる店舗であるか確認することで,店舗に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する(S12)。
クーポン利用管理手段11の店舗検証部13は,クーポンに対応する店舗であるか確認する際,記事情報取得手段10が記事から取得したクーポンIDに関連付けられた店舗IDをクーポンDB17から取得した後,クーポンDB17から取得した店舗IDに関連付けられた所在位置を店舗DB16から取得する。
そして,クーポン利用管理手段11の店舗検証部13は,記事情報取得手段10が記事から取得した位置情報が,店舗DB16から取得した所在位置を中心とした一定の範囲内に含まれるか確認し,一定の範囲内に含まれていれば,顧客がいる場所がクーポンの発行元となる店舗であると判断し,店舗に係るクーポン利用条件を満たしていると判定する。
クーポン利用管理手段11は,店舗に係るクーポン利用条件の判定結果によって処理を分岐させ(S13),店舗に係るクーポン利用条件を満たしていない場合,クーポンの利用を不許可と判定し,クーポンの利用の不許可を店舗端末4に通知して(S4),この手順を終了する。
また,クーポン利用管理手段11は,店舗に係るクーポン利用条件を満たしている場合,クーポン画像検証部14を作動させ,顧客が提示したクーポン画像が,クーポン管理装置1が発行した正当なクーポン画像であるか確認することで,クーポン画像に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する(S14)。
クーポン利用管理手段11のクーポン画像検証部14は,クーポン画像の正当性を確認する際,記事情報取得手段10が記事から取得したクーポンIDに関連付けられた認証コードをクーポンDB17から取得した後,記事情報手段が記事から取得した認証コードとクーポンDB17から取得した認証コードを照合し,記事情報手段が記事から取得した認証コードの照合に成功すると,クーポン画像に係る利用条件を満たしていると判定する。
なお,記事情報手段が記事から取得した認証コードの照合する内容は任意で,例えば,所定の暗号鍵を用いて暗号化したクーポンIDの暗号文を認証コードとするとき,認証コードを該暗号鍵と対になる復号鍵で復号し,記事から取得したクーポンIDと比較することで,認証コードの照合がなされる。
クーポン利用管理手段11は,クーポン画像に係る利用条件の判定結果に応じて処理を分岐させ(S15),クーポン画像に係る利用条件を満たしていない場合,クーポンの利用を不許可と判定し,クーポンの利用の不許可を店舗端末4に通知して(S4),この手順を終了する。
また,クーポン利用管理手段11は,クーポン画像に係る利用条件を満たしている場合,利用回数検証部15を作動させ,クーポン画像の利用回数が利用制限回数に達していないことを確認することで,利用回数に係るクーポン利用条件を満たしているか確認する(S16)。なお,顧客が利用するクーポン画像の利用回数を確認するのは,クーポンの発行にはクーポンに係る予算が設定され,同一のクーポンを利用できる利用限度回数が設けられていることが多いためである。
クーポン画像の利用回数を確認する際,クーポン利用管理手段11の利用回数検証部15は,記事情報取得手段10が記事から取得したクーポンIDに関連付けられた利用回数をクーポンDB17から取得し,更に,記事情報取得手段10が記事から取得した店舗IDに関連付けられた利用制限回数を店舗DB16から取得する。
そして,クーポン管理装置1のクーポン管理手段は,クーポンDB17から取得した利用回数が店舗DB16から取得した利用限度回数未満であれば,利用回数に係るクーポン利用条件を満たしていると判定し,クーポンDB17を参照し,記事情報取得手段10が取得したクーポンIDに対応付けられた利用回数を一つインクリメントする。
クーポン利用管理手段11は,利用回数に係るクーポン利用条件の判定結果によって処理を分岐させ(S17),利用回数に係るクーポン利用条件を満たしていない場合,クーポンの利用を不許可と判定し,クーポンの利用の不許可を店舗端末4に通知して(S4),この手順を終了する。また,クーポン利用管理手段11は,利用回数に係るクーポン利用条件を満たしている場合,クーポン管理装置1に設定されたクーポン利用条件を全て満足していると判定し,クーポンの利用の許可を店舗端末4に通知して(S3),この手順を終了する。
次に,クーポン管理装置1に備えられたクーポン発行手段18について説明する。クーポン管理装置1に備えられたクーポン発行手段18は,クーポンの申込みをした顧客に対してクーポンを発行する手段で,クーポンの申込みをした顧客の携帯端末3に対しては,図3で図示したような,クーポンID及び認証コードが付加されたクーポン画像が送信される。
図8は,クーポン管理装置1がクーポンを発行する手順を示したフロー図である。顧客が所持する携帯端末3からクーポンの発行要求を受けると,クーポン管理装置1のクーポン発行手段18が作動し,クーポン発行手段18が作動すると,クーポンの発行要求を受けた携帯端末3へクーポンを申し込むための画面を送信する(S30)。
クーポンを申し込むための画面には,店舗DB16に記憶され,クーポンの発行元になる店舗に係る情報,クーポンを利用することで供与されるインセンティブの内容が表示され,更に,クーポンを申し込むユーザの氏名,住所,電話番号,メールアドレス,年齢・性別,該顧客が利用しているSNS2のURL及びコミュニティの名称,SNS2における顧客のアカウント名などの顧客情報を入力するための入力フォームが表示され,これらの情報の入力が完了すると,入力フォームに入力された顧客情報が携帯端末3からクーポン管理装置1へ送信され,クーポン管理装置1のクーポン発行手段18は顧客情報を取得する(S31)。
顧客情報が携帯端末3から送信されると,クーポン管理装置1のクーポン発行手段18は,顧客が申し込んだクーポンのクーポンIDを生成した後(S32),顧客が申し込んだクーポンの認証コードを生成する(S33)。
顧客が申し込んだクーポンのクーポンIDは,クーポンの申込み要求を受ける毎にインクリメントする値を用いればよく,また,顧客が申し込んだクーポンの認証コードは,顧客情報を所定の暗号鍵で暗号化するなどして生成すればよい。
クーポン管理装置1のクーポン発行手段18は,クーポンのクーポンID及び認証コードを生成すると,クーポンを申し込む顧客が利用しているSNS2のURLにアクセスし,クーポンを申し込む顧客が属するコミュニティの名称を用いて,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,クーポンを申し込む顧客が属するコミュニティのカテゴリーを識別するパスを取得した後(S34),クーポンDB17に,生成したクーポンIDに対応するレコードを新規に生成し,このレコードに,クーポンの発行を申し込んだ顧客のアカウント名と,SNS2のURL及びコミュニティの名称,カテゴリーを識別するパス,クーポンの発行元になる店舗の店舗ID,クーポンを発行したときにクーポン管理装置1が生成した認証コード,クーポンの利用回数の初期値などの顧客情報を記憶する(S35)。
そして,クーポン管理装置1のクーポン発行手段18は,店舗DB16を参照し,クーポンを申し込むための画面に表示されていた店舗IDに対応付けられたクーポン画像のメタ情報に,クーポンID,認証コード及び店舗IDなどを付加した後,クーポン画像を携帯端末3へ送信して(S36),クーポンを発行する手順は終了する。
1 クーポン管理装置
10 記事情報取得手段
11 クーポン利用管理手段
12 顧客検証部
13 店舗検証部
14 クーポン画像検証部
15 利用回数検証部
16 店舗DB
17 クーポンDB
18 クーポン発行手段
2 SNS
3 携帯端末
4 店舗端末
5 GPS衛星

Claims (10)

  1. クーポンを利用する顧客が投稿し,該顧客が利用するクーポンのクーポン画像が掲載されたソーシャルネットワークサービス(SNS)の記事から,前記記事を投稿した顧客のアカウント名,前記記事が掲載されているSNSのコミュニティの名称,前記クーポン画像に付加されたクーポンIDを前記記事から取得する記事情報取得手段と,
    クーポンを申し込んだ顧客(申込者)に対して送付する前記クーポン画像に付加した前記クーポンIDに関連付けて,前記申込者のアカウント名及び該顧客が属するコミュニティの名称を記憶したクーポンデータベース(DB)を参照し,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに対応付けられたアカウント名と,前記記事情報取得手段が取得したアカウント名が同一の場合,又は,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに対応付けられたコミュニティの名称と,前記記事情報取得手段が取得したコミュニティの名称が同一の場合,クーポンの利用が許可された顧客と判定する顧客検証部を有し,クーポンの利用が許可された顧客であることをクーポン利用条件の一つとし,すべての前記クーポン利用条件を満たしたときに,クーポンの利用を許可するクーポン利用管理手段と,
    を備えたことを特徴とするクーポン管理装置。
  2. 前記クーポンDBには,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーを識別するパスが前記クーポンIDに関連付けて記憶され,前記記事情報取得手段は,前記記事が掲載されているコミュニティのカテゴリーを識別するパスを取得し,前記クーポン利用管理手段の前記顧客検証部は,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに関連付けられたパスと前記記事情報取得手段が取得したパスを参照し,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーと,前記記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーの関係が親又は兄弟であれば,クーポンの利用が許可された顧客と判定することを特徴とする,請求項1に記載のクーポン管理装置。
  3. SNSに投稿される前記記事には,クーポンの発行元になる店舗の店舗IDと,前記記事を投稿した地点の位置情報が含まれ,前記記事情報取得手段は,前記記事に含まれている位置情報を前記記事から取得し,前記クーポン利用管理手段は,店舗IDに関連付けて店舗の所在位置を記憶した店舗DBを参照し,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した位置情報が,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した店舗IDに関連付けられた所在位置と等しい場合,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗と判定する店舗検証部を有し,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗の所在位置であることを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする,請求項1又は請求項2に記載のクーポン管理装置。
  4. 前記クーポン画像を検証するための認証コードが前記記事に含まれ,前記記事情報取得手段は,前記認証コードを前記記事から取得し,前記クーポン利用管理手段は,前記記事情報取得手段が取得した前記認証コードの照合に成功すると,正当な前記クーポン画像と判定するクーポン画像検証部を有し,正当な前記クーポン画像であることを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする,請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のクーポン管理装置。
  5. 前記クーポン画像が利用された利用回数がクーポンIDに関連付けてクーポンDBに記憶され,前記クーポン利用管理手段は,前記記事情報取得手段が取得した前記クーポンIDに対応付けられた利用回数が予め定められた利用制限回数を超えていないことを確認し,前記利用制限回数を超えていなければ,該利用回数をインクリメントする利用回数検証部を有し,前記クーポン画像の利用回数が利用制限回数を超えていないことを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする,請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のクーポン管理装置。
  6. ソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用して配布したクーポンの利用を管理するクーポンの管理方法であって,
    クーポンの利用を管理する装置が,クーポンを利用する顧客が投稿し,該顧客が利用するクーポンのクーポン画像が掲載されたソーシャルネットワークサービス(SNS)の記事から,前記記事を投稿した顧客のアカウント名,前記記事が掲載されているSNSのコミュニティの名称,前記クーポン画像に付加されたクーポンIDを前記記事から取得するステップaと,
    前記装置が,クーポンを申し込んだ顧客(申込者)に対して送付する前記クーポン画像に付加した前記クーポンIDに関連付けて,前記申込者のアカウント名及び該顧客が属するコミュニティの名称を記憶したクーポンデータベース(DB)を参照し,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに対応付けられたアカウント名と,前記ステップaで取得したアカウント名が同一の場合,又は,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに対応付けられたコミュニティの名称と,前記ステップaで取得したコミュニティの名称が同一の場合,クーポンの利用が許可された顧客と判定する処理を実行し,クーポンの利用が許可された顧客であることをクーポン利用条件の一つとするステップb,
    前記装置が,すべての前記クーポン利用条件を満たしたときに,クーポンの利用を許可するステップcと,
    が実行されることを特徴とするクーポンの管理方法。
  7. 前記クーポンDBには,コミュニティのカテゴリーのツリー構造において,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーを識別するパスが前記クーポンIDに関連付けて記憶され,前記ステップaにおいて,前記装置は,前記記事が掲載されているコミュニティのカテゴリーを識別するパスを取得し,前記ステップbにおいて,前記装置は,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに関連付けられたパスと前記ステップaで取得したパスを参照し,前記申込者が属するコミュニティのカテゴリーと,前記記事が投稿されたコミュニティのカテゴリーの関係が親又は兄弟であれば,クーポンの利用が許可された顧客と判定することを特徴とする,請求項6に記載のクーポンの管理方法。
  8. SNSに投稿される前記記事には,クーポンの発行元になる店舗の店舗IDと,前記記事を投稿した地点の位置情報が含まれ,前記ステップaにおいて,前記装置は,前記記事に含まれている位置情報を前記記事から取得し,前記ステップbにおいて,前記装置は,店舗IDに関連付けて店舗の所在位置を記憶した店舗DBを参照し,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した位置情報が,前記記事情報取得手段が前記記事から取得した店舗IDに関連付けられた所在位置と等しい場合,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗と判定する処理を実行し,前記記事が投稿された地点がクーポンに対応する店舗の所在位置であることを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする,請求項6又は請求項7に記載のクーポンの管理方法。
  9. 前記クーポン画像を検証するための認証コードが前記記事に含まれ,前記ステップaにおいて,前記装置は,前記認証コードを前記記事から取得し,前記ステップbにおいて,前記装置は,前記ステップaで取得した前記認証コードの照合に成功すると,正当な前記クーポン画像と判定する処理を実行し,正当な前記クーポン画像であることを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする,請求項6から請求項8のいずれか一つに記載のクーポンの管理方法。
  10. 前記クーポン画像が利用された利用回数がクーポンIDに関連付けてクーポンDBに記憶され,前記ステップbにおいて,前記装置は,前記ステップaで取得した前記クーポンIDに対応付けられた利用回数が予め定められた利用制限回数を超えていないことを確認し,前記利用制限回数を超えていなければ,該利用回数をインクリメントする処理を実行し,前記クーポン画像の利用回数が利用制限回数を超えていないことを前記クーポン利用条件の一つとすることを特徴とする,請求項6から請求項9のいずれか一つに記載のクーポンの管理方法。
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