JP5521294B2 - コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法およびコンテンツ配信プログラム - Google Patents

コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法およびコンテンツ配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像や音声等のデジタルデータに特定の情報を埋め込んで配信するコンテンツ配信装置およびコンテンツ配信システムに関するものである。
近年、映画などの映像コンテンツをインターネット上で配信するネットワークサービスが盛んになってきている。
前記した映像コンテンツは、著作権などの保護を目的に、違法に配信されること(流出)を回避するために暗号化等によるプロテクションがなされており、正当な権利者以外は映像コンテンツを鑑賞することができないようになっているのが一般的である。しかしながら、プロテクションが解除された映像コンテンツが違法に配信されている(流出している)現実もある。
一方、配信元に固有の番号を映像コンテンツに埋め込み、流出経路を特定しようとする試みもなされている。この番号を埋め込む方法は、例えば、電子透かしを用いる方法が代表的である。具体的には、映像コンテンツに番号などの特定情報を埋め込んでから配信する。その後、流出した映像コンテンツを取得し、映像コンテンツに埋め込まれた番号を読み込むことにより、どの時点で誰に配信した映像コンテンツであるかを特定するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−110277号公報(段落「0001」〜「0004」)
前記した特定の情報を埋め込む方法については従来から様々な技術が開発されており、目に見える形のものから見えないものまで知られている。また、コピーの他、レタッチや変形、拡大縮小、フィルタ処理等の編集を加えてもオリジナルデータを失うことのない耐性の高い埋込み方法も知られている。しかし、一般的に、耐性の高い電子透かしを埋め込もうとした場合、そのための処理に時間を要する傾向がある。
ところで、ある程度耐性の高い電子透かしを実時間(リアルタイム)で埋め込みながら映像コンテンツを配信する場合、1サーバ当りの同時配信数は数本程度であり、サーバの処理負荷が非常に大きい。このため、サーバの同時配信数を増やそうとした場合、耐性を低くした電子透かしを埋め込む方法が一般的である。したがって、多数の会員がユーザ登録をし、配信数の多いコンテンツ配信サイトでは大規模サーバを多数必要とするため採算がとれず、その解決策の出現が期待されている。
本発明は前記した課題を解決するためになされたものであり、耐性を低くすることなくコンテンツに電子透かしを埋め込む際の処理負荷を低減したコンテンツ配信装置およびコンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために本発明のコンテンツ配信装置は、電子透かし情報を第1データに付与するデータ処理手段と、コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データがある場合、前記一致データの位置情報を取得する第1コンテンツ処理手段と、前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与する第2コンテンツ処理手段と、前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、を備え、前記第1コンテンツ処理手段は、前記一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除し、前記第2コンテンツ処理手段は、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入し、前記第1データは、画面に表示されたときに所定の画像となるデータであることを特徴とするものである。
また、本発明のコンテンツ配信システムは、前記電子透かし情報を第1データに付与し、コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データの位置情報を取得し、前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与し配信する装置であり、前記判定された一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除する装置であり、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入する装置であるコンテンツ配信装置と、前記コンテンツ配信装置から前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生装置と、を備え、前記第1データは、画面に表示されたときに所定の画像となるデータであることを特徴とするものである。
本発明によれば、耐性を低くすることなく映像コンテンツに電子透かしを埋め込む際の処理負荷を低減したコンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法およびコンテンツ配信プログラムを提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を示すブロック図である。
図1に示されるように、第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置1と、コンテンツ配信装置1とはIP(Internet Protocol)ネットワーク等の通信網3を介して接続されるコンテンツ再生装置2と、を備える。
ここでは、コンテンツ配信システムが配信するメディアとして映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信システムを例示して説明する。
コンテンツ配信装置1は、後記するように、ユーザに固有の電子透かし情報が埋め込まれた電子透かし映像データを予め作成しておき、映像コンテンツに電子透かし映像データを挿入し配信する機能を有する。
コンテンツ再生装置2は、コンテンツ取得要求をコンテンツ配信装置1に発行し、コンテンツ配信装置1から配信される電子透かし入り映像コンテンツを通信網3を介して受信する。コンテンツ再生装置2は、電子透かし入り映像コンテンツを、例えば、Windows(登録商標)メディアプレーヤ等のストリーミング映像再生ソフトウェアにより再生する機能を有する、Web(World Wide Web)接続環境を備えたPC(Personal Computer)、あるいは携帯電話相当のハードウェアを有するユーザ端末である。
図2は、第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムにより配信される電子透かし映像コンテンツが作成されるまでの過程を示す図である。
以下、図2を参照しながら、図1に示すコンテンツ配信装置1の基本動作について概略説明する。
図2において、コンテンツ配信装置1は、まず、電子透かし情報が埋め込まれた電子透かし映像データを作成する(図2(1))。
ここでは、コンテンツ配信装置1は、図2(1)に示すように、電子透かし情報の埋込み対象とする特定の映像データ(11w,11b)に対して、ユーザに固有の、例えば、外部から取得した会員番号等のユーザ情報を電子透かし情報として埋め込み、電子透かし映像データ(11w,11b)を作成する。
ここで、電子透かし情報の埋込み対象とする特定の映像データは、例えば、複数の映像コンテンツで共通に使用される、シーン切替え時におけるホワイトアウト(11w やブラックアウト(11b に代表される映像データ(特殊映像データ)とする。ホワイトアウトとは映像コンテンツを再生時に0.5秒程度で画面一面が徐々に白くなるシーンであり、反対に画面一面が徐々に黒くなるシーンをブラックアウトという。他に、例えば、湘南の海面のシーンから徐々にグアムの海面のシーンに切り替わるような映像データでも良い。
ここで、図2に示す白と黒の濃淡は、特殊映像データであるホワイトアウトとブラックアウトを便宜的に示すものであり、映像コンテンツの明度や濃淡を示すものではない。
次に、コンテンツ配信装置1は、コンテンツ作成端末(不図示)により作成される、あるいはコンテンツ配信装置1が備えるデータベース(不図示)に蓄積された、例えば、120分程度の映画等、配信すべき映像コンテンツ10a(図2(2))と、特殊映像データ(11w,11b)とのパターン照合を行う。照合した結果、一致した映像データがある場合、コンテンツ配信装置1は、一致した映像データの位置情報(挿入位置情報)、例えば配信順番を記憶するとともに、映像コンテンツ10aから一致した映像データが削除された映像コンテンツ(編集映像コンテンツ14a)を作成する(図2(3))。ここで、図2(3)のNa,Nb,Ncは配信順番を示し、挿入位置情報に該当する。
つまり、照合した結果、図2(2)に示す映像コンテンツ10aが、配信順番Naで特殊映像データ11wと一致し、配信順番Nbで特殊映像データ11wと一致し、配信順番Ncで特殊映像データ11bと一致したため、映像コンテンツ10aから一致した映像データが削除される。これにより、図2(3)に示す編集映像コンテンツ14aが作成される。
続いて、コンテンツ配信装置1は、編集映像コンテンツ14aの挿入位置情報(Na,Nb,Nc)に基づき、編集映像コンテンツ14aに、事前に作成済みの電子透かし映像データ(図2(1)の11w,11b)を挿入した電子透かし映像コンテンツ16aを作成し(図2(4))配信する。
ここで、コンテンツ配信装置1は、取得した編集映像コンテンツ14aの挿入位置情報の有無を判定し、挿入位置がある場合は電子透かし映像データを該当位置に挿入した電子透かし映像コンテンツ16aを配信する。挿入位置がない場合は、コンテンツ配信装置1は、取得した編集映像コンテンツは映像コンテンツ10aであり、そのまま映像コンテンツ10aを配信する。
そして、コンテンツ配信装置1により配信された電子透かし映像コンテンツ16aは、通信網3を介して、コンテンツ再生装置2に受信され再生される。
記したように、第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムは、例えば、図1、図2に示されるように、複数のコンテンツに共通に含まれる特殊データ(特殊映像データ11w,11b:図2)に電子透かし情報が埋め込まれた電子透かし入りデータ(11w,11b:図2)を作成しておき、コンテンツ(映像コンテンツ10a:図2)に含まれるデータと前記特殊データとの照合判定を行い、一致に相当すると判定された一致データの位置情報(Na,Nb,Nc:図2)を記録するとともに、前記コンテンツから前記一致データを削除して編集コンテンツ(編集映像コンテンツ14a:図2)を作成し、前記一致データの位置情報に基づき、前記編集コンテンツに、前記削除したデータの代わりに前記電子透かし入りデータを挿入して、電子透かし入りコンテンツ(電子透かし映像コンテンツ16a:図2)を作成し配信するコンテンツ配信装置1と、前記コンテンツ配信装置とは通信網3を介して接続され、前記コンテンツ配信装置から前記電子透かし入りコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生装置2と、を備えたものである。
第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムによれば、コンテンツ配信装置1は、映像コンテンツを配信する際に、編集映像コンテンツ14a作成時に作成される位置情報(挿入位置情報)に基づき、予め作成済みのユーザ情報が埋め込まれた電子透かし映像データ11w,11bを編集映像コンテンツ14aに挿入しながらコンテンツ再生装置2に配信する方法であるため、電子透かし情報をリアルタイムに映像コンテンツに埋め込みながら配信する方法と比較して、耐性を低くすることなく、映像コンテンツに電子透かし情報を埋め込む際のサーバの処理負荷を低減したコンテンツ配信システムを提供することができる。
また、第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムによれば、電子透かし情報として会員番号等ユーザに固有のユーザ情報を埋め込むため、配信先のユーザを特定する情報を映像コンテンツに埋め込むことができる。したがって、映像コンテンツが違法に配信された(流出した)時に、流出した映像コンテンツに埋め込まれた配信先のユーザを特定する情報を抽出することで、流出した映像コンテンツの流出元や流出経路の特定を容易にするコンテンツ配信システムを提供することができる。
なお、前記した第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムによれば、配信されるコンテンツは映像コンテンツとし、電子透かし情報の埋込み対象とする特定の映像データは、シーン切替え時のブラックアウトやホワイトアウトの場面としたが、配信されるメディアが音声コンテンツの場合は、街頭等、ノイズの多い場面とする。すなわち、電子透かし情報の埋込み対象とする場面は、映像コンテンツ、音声コンテンツのいずれにおいても埋め込まれた電子透かし情報が配信されるコンテンツの品質に影響を与えない場面である。
次に、前記したコンテンツ配信システムが有するコンテンツ配信装置1について詳細な説明を行う。
図3は、図1に示すコンテンツ配信装置1が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。
図3に示されるように、コンテンツ配信装置1が実行するプログラムは、電子透かし埋込処理部13と、コンテンツ編集処理部14と、コンテンツ配信処理部16と、に機能展開して示すことができる。また、コンテンツ配信装置1は、データベースとしてのユーザ情報DB12と、記憶部15とを含む。映像コンテンツ10と、特殊映像データ11とは、コンテンツ配信装置と接続する外部の記憶装置(不図示)に記憶されている。
電子透かし埋込処理部13は、事前に電子透かし情報が埋め込まれた電子透かし映像データを作成して記憶部15に記憶させる、電子透かし映像データ作成サーバとしての機能を有する。
電子透かし埋込処理部13は、電子透かし情報の埋込み対象となる映像データに対し、ユーザ情報DB12に格納されている、ユーザに固有の、例えば、会員番号等のユーザ情報を取得して電子透かし情報として埋め込む。ここで、電子透かし情報の埋込み対象となる映像データは、前記したように、複数の映像コンテンツで共通に使用される、シーン切り替え時のホワイトアウトやブラックアウトに代表される映像データとする。
このため、電子透かし埋込処理部13は、図4にそのプログラム構造がさらに機能展開されて示されているように、ユーザ情報取得部131と、特殊映像データ取得部132と、電子透かし埋込部133と、を備える。
図4において、ユーザ情報取得部131は、ユーザ情報DB12にあらかじめ格納された会員番号等、ユーザに固有の情報(ユーザ情報)をユーザ情報DB12から取得するものである。
特殊映像データ取得部132は、外部の記憶装置(不図示)に記憶された特殊映像データ11を記憶装置から取得するものである。
電子透かし埋込部133は、特殊映像データ取得部132から特殊映像データ11を取得し、ユーザ情報取得部131からユーザ情報を取得する。そして、電子透かし埋込み技術を使用して、特殊映像データ11にユーザ情報を埋め込み、電子透かし映像データを作成し、電子透かし映像データを記憶部15に記憶させるものである。
前記した電子透かし埋込み技術として、フーリエ変換(FFT)、離散コサイン変換(DCT)、ウォーブレット変換等に代表される、直交変換あるいは周波数変換が使用されることは周知の通りである。電子透かしは、人間の視覚や聴覚の生理学的な特性を考慮して、符号化されたデータ(ここではユーザ情報)が映像データに含まれる画面全体に書き込まれる(埋め込まれる)。
説明を図3に戻す。コンテンツ編集処理部14は、コンテンツ配信装置と接続する外部の記憶装置から映画等の配信すべき映像コンテンツ10と、前記した特殊映像データ11とを読み込み、映像コンテンツ10に含まれる映像データと特殊映像データ11とのパターン照合を行うものである。
コンテンツ編集処理部14は、前記のパターン照合の結果、一致した映像データがあると判定された場合、その一致した映像データの配信順番などの位置情報(挿入位置情報)を記憶部15に記憶させる機能と、一致した映像データを削除した編集映像コンテンツを作成して記憶部15に記憶させる機能を有する。一方、一致する映像データがないと判定された場合は、そのまま映像コンテンツ10を編集映像コンテンツとして記憶部15に記憶させる機能を有する。
このため、コンテンツ編集処理部14は、図5にそのプログラム構造が機能展開されて示されているように、映像コンテンツ取得部141と、特殊映像データ取得部142と、照合編集部143と、を備える。
図5において、映像コンテンツ取得部141は、外部の記憶装置(不図示)に記憶された映像コンテンツ10を取得するものである。
特殊映像データ取得部142は、外部の記憶装置(不図示)に記憶された特殊映像データ11を記憶装置から取得するものである。
照合編集部143は、映像コンテンツ取得部141から取得した映像コンテンツ10に含まれる映像データと、特殊映像データ取得部142から取得した特殊映像データ11とのパターン照合を行う。一致した映像データがある場合、照合編集部143は、一致した映像データに関する配信順番を挿入位置情報として内部に記録するとともに、映像コンテンツ10から一致したシーン(映像データ)を削除し、削除後の映像コンテンツ(編集映像コンテンツ)を記憶部15に記憶させるものである。
説明を図3に戻す。コンテンツ配信処理部16は、記憶部15から挿入位置情報と、編集映像コンテンツと、電子透かし映像データとを取得する。そして、コンテンツ配信処理部16は、挿入位置情報に基づき、編集映像コンテンツに電子透かし映像データを挿入して配信するものである。
ここで、コンテンツ配信処理部16は、挿入位置情報に基づき、編集映像コンテンツに挿入位置が含まれるか否かを判定し、挿入位置が含まれる場合、編集映像コンテンツの該当する挿入位置に電子透かし映像データを挿入して、電子透かし映像コンテンツを作成し配信する。一方、挿入位置が含まれない場合、編集映像コンテンツをそのまま配信するものである。
このため、コンテンツ配信処理部16は、図6にそのプログラム構造が機能展開され示されているように、挿入位置情報取得部161と、編集映像コンテンツ取得部162と、電子透かし映像データ取得部163と、電子透かし映像データ挿入処理部164と、配信処理部165と、を備える。
図6において、挿入位置情報取得部161は、記憶部15(図3)に記憶された挿入位置情報を取得するものである。
編集映像コンテンツ取得部162は、記憶部15に記憶された編集映像コンテンツを取得するものである。
電子透かし映像データ取得部163は、記憶部15に記憶された電子透かし映像データを取得するものである。
電子透かし映像データ挿入処理部164は、挿入位置情報取得部161から挿入位置情報を取得し、編集映像コンテンツ取得部162から編集映像コンテンツを取得し、電子透かし映像データ取得部163から電子透かし映像データを取得する。電子透かし映像データ挿入処理部164は、挿入位置情報に基づいて、編集映像コンテンツに挿入位置が含まれるか否かを判定し、挿入位置が含まれる場合、編集映像コンテンツに電子透かし映像データを挿入位置に挿入して、電子透かし映像コンテンツを作成し、電子透かし映像コンテンツを配信処理部165に引き渡す。一方、挿入位置が含まれない場合、編集映像コンテンツをそのまま配信処理部165に引き渡すものである。
配信処理部165は、電子透かし映像データ挿入処理部164から引き渡された電子透かし映像コンテンツをIPネットワーク等の通信網3を介して、コンテンツ再生装置2に配信するものである。
図7〜図9は、第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置1の動作を示すフローチャートであり、電子透かし埋込処理部13(図7)、コンテンツ編集処理部14(図8)、コンテンツ配信処理部16(図9)のそれぞれの処理手順を示す。
以下、図7〜図9のフローチャートを参照しながら、図3〜図6に示す第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置の動作について詳細に説明する。
図7のフローチャートにおいて、電子透かしデータ作成処理の動作手順を示す。コンテンツ配信装置1(電子透かし埋込処理部13)が電子透かし映像コンテンツを作成するにあたり、まず、ユーザ情報取得部131はユーザ情報DB12から、会員番号等、ユーザに固有の情報(ユーザ情報)を取得する(ステップS101)。
そして、ユーザ情報取得部131は、取得するユーザ情報があったか否かを判定する(ステップS102)。
ユーザ情報がなかった場合(ステップS102“No”)、電子透かしデータ作成処理を終了する。
一方、ユーザ情報があった場合(ステップS102“Yes”)、特殊映像データ取得部132は電子透かし情報の埋込み対象となる特殊映像データ11を取得する(ステップS103)。
なお、電子透かし情報を埋め込む特殊映像データとしては、複数の映像コンテンツで共通に使用される、例えば、シーン切り替え時のブラックアウトやホワイトアウトの映像データとすることは前記したとおりである。
続いて、電子透かし埋込部133は、特殊映像データ取得部132から特殊映像データ11を取得し、ユーザ情報取得部131からユーザ情報を取得する。そして、電子透かし埋込み技術を使用して、特殊映像データ11にユーザ情報を埋め込み(ステップS104)、電子透かし映像データを作成する。
そして、電子透かし埋込部133は、電子透かし映像データを記憶部15に記憶させる(ステップS105)。
次に、図8のフローチャートにおいて、映像コンテンツ編集処理の動作手順を示す。コンテンツ編集処理部14(特殊映像データ取得部132)が電子透かし情報の埋込み対象となる特殊映像データ11を取得する(ステップS111)。
そして、コンテンツ編集処理部14(映像コンテンツ取得部141)は、外部から映像コンテンツの配信指示があった場合、不図示のコンテンツ作成装置により作成された、あるいはリアルタイムで作成される映画等の映像コンテンツ10を所定の単位毎に分割した分割映像コンテンツを取得する(ステップS112)。
このとき、映像コンテンツ10を分割した所定の単位は、時間でもよいし、映像データの数量でもよいが、ここでは、コンテンツ配信処理部16(図3)が配信するときのデータ量とする。
そして、映像コンテンツ取得部141は、取得する分割映像コンテンツがあったか否かを判定する(ステップS113)。
分割映像コンテンツがあった場合(ステップS113“Yes”)、照合編集部143は、映像コンテンツ取得部141から特殊映像データ11を取得し、映像コンテンツ取得部141から分割映像コンテンツを取得する。
一方、分割映像コンテンツがなかった場合(ステップS113“No”)、映像コンテンツ編集処理を終了する。
前記したステップS112〜後記のステップS117の処理は、例えば、120分の映像コンテンツを10分毎に分割した12個の分割映像コンテンツがある場合、映像コンテンツ取得部141が12個の分割映像コンテンツを取得した後、再びステップS112の処理を実行し、映像コンテンツ取得部141が分割映像コンテンツを取得できず、ステップS113にて取得する分割映像コンテンツがないと判定されるまで繰り返し実行される。
照合編集部143は、分割映像コンテンツに含まれる映像データと、特殊映像データとのパターン照合を行い、所定の評価関数に基づく判定を行う(ステップS114)。
具体的に、所定の評価関数に基づく判定とは、照合編集部143が映像データに含まれる画面データに対して1画面毎にビット照合を行い、すべての画面データで一致率が70%を超える映像データがあるか否かを判定する。
ここで、ステップS114の判定処理において、照合の結果、一致率が70%を超える場合に「一致」とする。
一致率が70%を超える映像データがある、つまり一致する映像データがある場合(ステップS114“Yes”)、照合編集部143は、その一致した位置(ここでは配信順番)を挿入位置情報として記憶部15に記憶させる(ステップS115)。そして、照合編集部143は、一致した映像データを分割映像コンテンツから削除(抜き取り)し(ステップS116)、削除後の分割映像コンテンツ(分割編集映像コンテンツ)を作成する。
一方、一致率が70%を超える映像データがない、つまり一致する映像データがない場合(ステップS114“No”)、映像コンテンツ取得部141から取得したそのままの分割映像コンテンツを分割編集映像コンテンツとする。
そして、照合編集部143は、分割編集映像コンテンツを記憶部15に記憶させる(ステップS117)。
再びステップS112に戻り、映像コンテンツ取得部141が分割映像コンテンツを取得する処理を行う。
次に、図9のフローチャートにおいて、映像コンテンツ配信処理の動作手順を示す。コンテンツ配信処理部16は映像コンテンツを配信するにあたり、まず、挿入位置情報取得部161は、ステップS115(図8)で記憶部15に記憶された挿入位置情報を取得し、電子透かし映像データ取得部163は、ステップS105(図7)で記憶部15に記憶された電子透かし映像データを取得する(ステップS121)。
さらに、編集映像コンテンツ取得部162は、ステップS117(図8)で記憶部15に記憶された分割編集映像コンテンツを配信順に取得する(ステップS122)。
そして、編集映像コンテンツ取得部162は、取得する分割編集映像コンテンツがあったか否かを判定する(ステップS123)。
分割編集映像コンテンツがなかった場合(ステップS123“No”)、配信する映像コンテンツがないため、電子透かし映像コンテンツの配信完了とし(ステップS127)、映像コンテンツ配信処理を終了する。
一方、分割編集映像コンテンツがあった場合(ステップS123“Yes”)、電子透かし映像データ挿入処理部164は、挿入位置情報取得部161から挿入位置情報を取得し、編集映像コンテンツ取得部162から分割編集映像コンテンツを取得し、電子透かし映像データ取得部163から電子透かし映像データを取得する。
そして、電子透かし映像データ挿入処理部164は、挿入位置情報に記録された挿入位置を参照して、分割編集映像コンテンツに挿入位置が含まれるか否かを判定する(ステップS124)。
挿入位置が含まれる場合(ステップS124“Yes”)、電子透かし映像データ挿入処理部164は、分割編集映像コンテンツの挿入位置に電子透かし映像データを挿入し(ステップS125)、分割電子透かし映像コンテンツを作成する。
そして、ステップS125の処理の後、電子透かし映像データ挿入処理部164は、分割電子透かし映像コンテンツを配信処理部165に引き渡す。また、挿入位置が含まれない場合(ステップS124“Yes”)には、そのまま分割編集映像コンテンツを配信処理部165に引き渡す。
配信処理部165は、引き渡された分割電子透かし映像コンテンツ、または分割編集映像コンテンツを、IPネットワーク等の通信網3(図1)を介してコンテンツ再生装置2(図1)に配信する(ステップS126)。
前記した第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置1によれば、耐性の高い会員毎の電子透かし情報が埋め込まれた映像データを予め準備しておき、配信時に入れ替え配信することにより、映像コンテンツのリアルタイム配信時のサーバ(コンテンツ配信装置1)負荷が減少し、コンテンツ配信性能が向上する。また、第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置によれば、耐性が高いまま電子透かし映像コンテンツを配信できるため、コンテンツの不正流出経路が発見しやすく、このため、不正の抑止効果も得られる。
なお、前記した第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置1によれば、映像コンテンツ配信毎に会員番号を変更することとしたため、配信元のユーザを特定することが容易になるが、この場合、会員番号に限らず、ユーザに固有のものであれば他の情報に代替でき、また、配信元情報も同時に埋め込むことで不正があった場合の更なる流出経路の発見が容易になる。
(第2の実施形態)
前記した第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置1は、電子透かし映像データを作成するにあたり、電子透かし情報が埋込み対象となるブラックアウトあるいはホワイトアウトの映像データに含まれる画面全体に書き込まれる(埋め込まれる)こととして説明した。
ここで、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)ビデオフォーマットにより映像コンテンツが配信される場合を考えると、その処理単位であるマクロブロックに電子透かし情報を埋め込めば、画面全体に比べて埋め込む面積が小さいため、電子透かし情報を埋め込むための処理負荷が一層低減し、かつ、電子透かし映像データと一致する確率が高くなることから電子透かしの耐性が高くなると考えられる。
なお、「マクロブロック」とは、複数ブロックに分割されるフレーム画像領域をいい、例えば、16画素×16ラインの正方形ブロックをいう。
以下、電子透かしを埋め込んだマクロブロック(電子透かしマクロブロック)を挿入して映像コンテンツを配信するコンテンツ配信装置1を第2の実施形態として以下に詳細説明を行う。
以下に説明する第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置1は、映像コンテンツ10が、MPEGフォーマットの映像データであること以外は前記した第1の実施形態と同様である。
このため、図1に示すコンテンツ配信システムが有する構成、図3に示すコンテンツ配信装置1が実行するプログラム構造、ならびに図4、図5、図6にそれぞれ示す、電子透かし埋込処理部13、コンテンツ編集処理部14、コンテンツ配信処理部16が実行するプログラム構造はそのまま使用することとする。
但し、コンテンツ配信装置1が実行する、電子透かしデータ作成処理(電子透かし埋込処理部13)、映像コンテンツ編集処理(コンテンツ編集処理部14)、映像コンテンツ配信処理(コンテンツ配信処理部16)に若干の手順の違いがあるため、その違いにのみ着目し、それぞれ、図10〜図12に示すフローチャートを使用しながら説明を行う。
図10は、第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置1の電子透かし映像コンテンツの作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10のステップS204において、電子透かし埋込部133は、特殊映像データ取得部132から特殊映像データを取得し、ユーザ情報取得部131からユーザ情報を取得する。そして、電子透かし埋込み技術を使用して、特殊映像データのマクロブロックにユーザ情報を埋め込み(ステップS204)、電子透かしマクロブロックを作成する。そして、電子透かし埋込部133は、電子透かしマクロブロックを記憶部15に記憶させる(ステップS205)。
このとき、電子透かし情報を埋め込む特殊映像データとしては、MPEGビデオの場合、複数の映像データで共通に使用されるMPEGビデオの映像データに含まれる画面が1以上のデータを使用する。ここでも第1の実施形態同様、例えば、シーン切り替え時のブラックアウトやホワイトアウトに代表されるような、白くなるシーンや黒くなるシーンを使用するものとする。
なお、他のステップにおける処理(S201〜S203)は、図7のステップS101〜S103の処理内容と同じであるため重複を回避する意味で説明を省略する。
図11は、第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置1のコンテンツ編集処理部14による映像コンテンツ配信処理の動作手順を示すフローチャートである。
図11のステップS214において、コンテンツ編集処理部14(照合編集部143)は、分割映像コンテンツに含まれる映像データのマクロブロックと、特殊映像データのマクロブロックとのパターン照合を行い、所定の評価関数に基づく判定を行う。
具体的に、所定の評価関数に基づく判定とは、照合編集部143が映像データに含まれる画面データのマクロブロックに対してマクロブロック毎にビット照合を行い、同区画のマクロブロックの一致率が70%を超える映像データのマクロブロックがあるか否かを判定する。
一致率が70%を超える映像データのマクロブロックがある、つまり一致する映像データがある場合(ステップS214“Yes”)、照合編集部143は、その一致した位置(ここでは配信順番と区画)を挿入位置情報として記憶部15に記憶させる(ステップS215)。そして、照合編集部143は、一致した映像データのマクロブロックを分割映像コンテンツから削除(抜き取り)する(ステップS216)。
なお、他のステップにおける処理(S211〜S213,S217)は、図8のステップS111〜S113,S117の処理内容と同じであるため重複を回避する意味で説明を省略する。
図12は、第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置1のコンテンツ配信処理部16による映像コンテンツ配信処理の動作手順を示すフローチャートである。
図12のステップS224の判定処理において、分割編集映像コンテンツに挿入位置が含まれる場合(ステップS224“Yes”)、電子透かし映像データ挿入処理部164は、分割編集映像コンテンツの挿入位置に電子透かしマクロブロックを挿入し(ステップS225)、分割電子透かし映像コンテンツを作成する。
なお、他のステップにおける処理(S221〜S223,S226,S227)は、図8のステップS121〜S123,S126,S127の処理内容と同じであるため重複を回避する意味で説明を省略する。
前記した第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置1によれば、耐性の高い電子透かし情報が埋め込まれた映像データ(電子透かし映像データ)を予め準備しておき、映像コンテンツ配信時に電子透かし映像データを挿入することにより、映像コンテンツのリアルタイム配信時のサーバ負荷が減少する。
また、処理単位であるマクロブロックに電子透かし情報を埋め込むことにより、フレーム一面に埋め込む場合に比べて埋め込む面積が極端に小さくなるため、挿入時の処理負荷が第1の実施形態に比較して一層低減し、また、このことから電子透かし映像データと一致する確率が高くなるため、電子透かしの耐性も高くなる。
さらに、本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置1によれば、耐性が高いまま電子透かし映像コンテンツを配信できるため、映像コンテンツの不正流出経路が発見しやすく、このため、不正の抑止効果も得られる。
なお、第1の実施形態、第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置1において、図3に示すコンテンツ配信装置1が有する機能は、すべてをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
例えば、(1)特殊映像データに電子透かし情報が埋め込まれた電子透かし映像データを作成する、(2)映像コンテンツに含まれる映像データと特殊映像データとの照合を行い、一致する映像データがある場合、一致した位置(挿入位置情報)を記録するとともに、該当する映像データが削除された映像コンテンツ(編集映像コンテンツ)を作成する、(3)挿入位置情報に基づき、編集映像コンテンツの該当位置に電子透かし映像データを挿入し配信する。
それぞれ、(1)電子透かし映像データ作成手段(電子透かし埋込処理部13)、(2)映像コンテンツ編集手段(コンテンツ編集処理部14)、(3)コンテンツ配信手段(コンテンツ配信処理部16)におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムにより配信される電子透かし映像コンテンツが作成されるまでの過程を示す図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置の電子透かし埋込処理部が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置のコンテンツ編集処理部が有するプログラム構造を機能展開して示したブロック図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置のコンテンツ配信処理部が有するプログラム構造を機能展開して示したブロック図である。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置の電子透かしデータ作成処理の動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置の映像コンテンツ編集処理の動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るコンテンツ配信装置の映像コンテンツ配信処理の動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置の電子透かしマクロブロック作成処理の動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置の映像コンテンツ編集処理の動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信装置の映像コンテンツ配信処理の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ配信装置
2 コンテンツ再生装置
3 通信網
10 映像コンテンツ
11 特殊映像データ
12 ユーザ情報DB
13 電子透かし埋込処理部(データ処理手段
14 コンテンツ編集処理部(第1コンテンツ処理手段
15 記憶部(コンテンツ蓄積手段)
16 コンテンツ配信処理部(第2コンテンツ処理手段、コンテンツ配信手段)

Claims (14)

  1. 電子透かし情報を第1データに付与するデータ処理手段と、
    コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データがある場合、前記一致データの位置情報を取得する第1コンテンツ処理手段と、
    前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与する第2コンテンツ処理手段と、
    前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
    を備え、
    前記第1コンテンツ処理手段は、前記一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除し、
    前記第2コンテンツ処理手段は、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入し、
    前記第1データは、画面に表示されたときに所定の画像となるデータであること
    を特徴とするコンテンツ配信装置。
  2. 前記一致データが削除されたコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載されたコンテンツ配信装置。
  3. 前記データ処理手段は、前記第1データに、ユーザに固有の電子透かし情報を付与することを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたコンテンツ配信装置。
  4. 前記位置情報は前記電子透かし情報の挿入位置情報であり、
    前記第2コンテンツ処理手段は、前記一致データが削除されたコンテンツを受信し、前記電子透かし情報の挿入位置情報に基づいて、前記電子透かし情報が付与された第1データを該当位置に挿入すること
    を特徴とする請求項3に記載されたコンテンツ配信装置。
  5. 前記第1データは、画面に表示された画像が徐々に別の画像に切り替わる映像データであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載されたコンテンツ配信装置。
  6. 前記第1データは、画面に表示された画像が徐々に白くなるホワイトアウトまたは徐々に黒くなるブラックアウトとなる映像データであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載されたコンテンツ配信装置。
  7. 前記第1データは、第1マクロブロックであり、
    前記コンテンツに含まれるデータは、マクロブロックであり、
    前記一致データは、前記コンテンツに含まれるマクロブロックと前記第1マクロブロックとの照合判定が行われ、一致に相当すると判定された一致マクロブロックであること
    を特徴とする請求項1に記載されたコンテンツ配信装置。
  8. 前記電子透かし情報を第1データに付与し、コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データの位置情報を取得し、前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与し配信する装置であり、
    前記判定された一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除する装置であり、
    前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入する装置であるコンテンツ配信装置と、
    前記コンテンツ配信装置から前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生装置と、
    を備え、
    前記第1データは、画面に表示されたときに所定の画像となるデータであること
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  9. 電子透かし情報が記憶された記憶部を備えるコンテンツ配信装置が、外部装置からコンテンツおよび第1データを取得し、通信網を介して電子透かし入りコンテンツを配信するためのコンテンツ配信方法であって、
    前記電子透かし情報を前記第1データに付与するデータ処理ステップと、
    前記コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データがある場合、前記一致データの位置情報を取得する第1コンテンツ処理ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与する第2コンテンツ処理ステップと、
    前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを前記電子透かし入りコンテンツとして配信するコンテンツ配信ステップと、を含み、
    前記第1コンテンツ処理ステップは、前記一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除し、
    前記第2コンテンツ処理ステップは、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入し、
    前記第1データは、画面に表示されたときに所定の画像となるデータであること
    を特徴とするコンテンツ配信方法。
  10. 電子透かし情報が記憶された記憶部を備え、外部装置からコンテンツおよび第1データを取得するコンピュータに、通信網を介して電子透かし入りコンテンツを配信させるコンテンツ配信プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記電子透かし情報を前記第1データに付与するデータ処理手段、
    前記コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データがある場合、前記一致データの位置情報を取得する第1コンテンツ処理手段、
    前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与する第2コンテ
    ンツ処理手段、
    前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを前記電子透かし入りコンテンツとして配信するコンテンツ配信手段、
    として機能させ、
    前記第1コンテンツ処理手段は、前記一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除し、
    前記第2コンテンツ処理手段は、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入し、
    前記第1データは、画面に表示されたときに所定の画像となるデータであること
    を特徴とするコンテンツ配信プログラム。
  11. 電子透かし情報を第1データに付与するデータ処理手段と、
    コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データがある場合、前記一致データの位置情報を取得する第1コンテンツ処理手段と、
    前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与する第2コンテンツ処理手段と、
    前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
    を備え、
    前記第1コンテンツ処理手段は、前記一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除し、
    前記第2コンテンツ処理手段は、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入し、
    前記第1データは、所定の音声データであること
    を特徴とするコンテンツ配信装置。
  12. 電子透かし情報を第1データに付与し、コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データの位置情報を取得し、前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与し配信する装置であり、
    前記判定された一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除する装置であり、
    前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入する装置であるコンテンツ配信装置と、
    前記コンテンツ配信装置から前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを受信して再生するコンテンツ再生装置と、
    を備え、
    前記第1データは、所定の音声データであること
    を特徴とするコンテンツ配信システム。
  13. 電子透かし情報が記憶された記憶部を備えるコンテンツ配信装置が、外部装置からコンテンツおよび第1データを取得し、通信網を介して電子透かし入りコンテンツを配信するためのコンテンツ配信方法であって、
    前記電子透かし情報を前記第1データに付与するデータ処理ステップと、
    前記コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データがある場合、前記一致データの位置情報を取得する第1コンテンツ処理ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与する第2コンテンツ処理ステップと、
    前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを前記電子透かし入りコンテンツとして配信するコンテンツ配信ステップと、を含み、
    前記第1コンテンツ処理ステップは、前記一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除し、
    前記第2コンテンツ処理ステップは、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入し、
    前記第1データは、所定の音声データであること
    を特徴とするコンテンツ配信方法。
  14. 電子透かし情報が記憶された記憶部を備え、外部装置からコンテンツおよび第1データを取得するコンピュータに、通信網を介して電子透かし入りコンテンツを配信させるコンテンツ配信プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記電子透かし情報を前記第1データに付与するデータ処理手段、
    前記コンテンツに含まれるデータと前記電子透かし情報を付与する前の第1データとのパターン照合の判定を行い、一致に相当すると判定された一致データがある場合、前記一致データの位置情報を取得する第1コンテンツ処理手段、
    前記位置情報に基づいて、前記電子透かし情報を前記コンテンツに付与する第2コンテンツ処理手段、
    前記電子透かし情報が付与されたコンテンツを前記電子透かし入りコンテンツとして配信するコンテンツ配信手段、
    として機能させ、
    前記第1コンテンツ処理手段は、前記一致データがある場合、前記コンテンツから前記一致データを削除し、
    前記第2コンテンツ処理手段は、前記電子透かし情報が付与された第1データを、前記位置情報に基づいて、前記一致データが削除されたコンテンツに挿入し、
    前記第1データは、所定の音声データであること
    を特徴とするコンテンツ配信プログラム。
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