JP5519553B2 - サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システム - Google Patents

サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5519553B2
JP5519553B2 JP2011038756A JP2011038756A JP5519553B2 JP 5519553 B2 JP5519553 B2 JP 5519553B2 JP 2011038756 A JP2011038756 A JP 2011038756A JP 2011038756 A JP2011038756 A JP 2011038756A JP 5519553 B2 JP5519553 B2 JP 5519553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reboot
server
server group
group
management apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011038756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012174220A (ja
Inventor
洋一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Frontech Ltd
Priority to JP2011038756A priority Critical patent/JP5519553B2/ja
Publication of JP2012174220A publication Critical patent/JP2012174220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5519553B2 publication Critical patent/JP5519553B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Retry When Errors Occur (AREA)

Description

本発明は、サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システムに関する。
一般に、サービスを提供するシステムはコンピュータを用いて実現されている。これらコンピュータを用いたシステムは、利用者の要求に対して十分なサービスを提供するための保守運用管理が欠かせない。システムの保守においては、定期、または不定期にサーバをリブート(再起動)して、サーバの稼働状態を良好に維持することがおこなわれる。
また、近年のシステムは、システムを構成するサーバが数十台、またはそれ以上になるなど大規模化している。さらに、大規模システムは、データベースサーバやアプリケーションサーバ、ウェブサーバなどサーバが役割分担し、相互の起動順序に制約があるなど、システム構成が複雑化している。こうした複雑なシステムにおいて保守運用管理を容易にするために、複数のサーバを再起動するための最適な順序決定方法についての提案がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2008−171427号公報
しかしながら、システムの運用を停止して保守をおこなうことができる時間は、限りがあり、システムを構成するすべてのサーバについて、保守に割り当てることができる時間内にリブートをおこなうのは非常に難しい。
保守担当者は、保守時間内にリブートが完了するようにサーバのリブートを実行するが、リブート実行中のエラーの発生により保守時間内にサーバのリブートが終わらない事態が起こり得る。このような場合、保守担当者は、運用を優先するためにリブートを中止せざるをえない。また、このような障害は、システムの運用開始時間までに復旧しなければ、システム運用にも支障をきたす。そのため、保守担当者は、リブートを中止した場合の復旧作業を速やかにおこなうべく対応することが求められる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、保守担当者の負担を軽減して、保守時間内のサーバのリブートを実行可能なサーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、サーバ管理装置は、リブート計画部と、縮退運用判定部と、リブート制御部とを備える。リブート計画部は、1以上のサーバから構成される複数のサーバグループのリブート順序を計画する。縮退運用判定部は、リブートが完了しないサーバを切り離してサーバグループの縮退運用が可能か否かを判定する。リブート制御部は、リブート順序にしたがい、第1のサーバグループのリブート完了を待って、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう場合に、第1のサーバグループの縮退運用が可能の判定をリブート完了とみなして、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう。
また、上記課題を解決するために、サーバ管理システムは、1以上のサーバから構成される複数のサーバグループと、サーバのリブートを管理するサーバ管理装置とを備える。サーバ管理装置は、リブート計画部と、縮退運用判定部と、リブート制御部とを備える。リブート計画部は、1以上のサーバから構成される複数のサーバグループのリブート順序を計画する。縮退運用判定部は、リブートが完了しないサーバを切り離してサーバグループの縮退運用が可能か否かを判定する。リブート制御部は、リブート順序にしたがい、第1のサーバグループのリブート完了を待って、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう場合に、第1のサーバグループの縮退運用が可能の判定をリブート完了とみなして、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう。
上記のサーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システムによれば、保守担当者の負担を軽減して、保守時間内のサーバのリブートを実行可能にする。
第1の実施形態のサーバ管理装置のブロック図である。 第2の実施形態のサーバ管理システムの構成例を示す図である。 第2の実施形態のサーバ管理装置のブロック図である。 第2の実施形態のサーバ管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 第2の実施形態のリブート監視処理のフローチャートである。 第2の実施形態のサーバグループ毎のリブート計画表の一例である。 第2の実施形態のサーバグループを構成するサーバ毎のリブート計画表の一例である。 第2の実施形態のリブート履歴の一例である。 第2の実施形態の順次リブート制御処理のフローチャートである。 第2の実施形態のリブート計画生成処理のフローチャートである。 第2の実施形態のリブート計画更新処理のフローチャートである。 第2の実施形態のリブート履歴集計表の一例である。 第2の実施形態のリブート優先度定義の一例である。 第2の実施形態のリブート実行例である。 第2の実施形態のリブート実行例である。 第2の実施形態のリブート実行例である。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態のサーバ管理装置について、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態のサーバ管理装置のブロック図である。
サーバ管理装置1は、複数のサーバ7を備えるシステムにおいて、各サーバ7のリブートを管理する装置である。各サーバ7は、システムが提供するサービスに応じて役割(機能)分担(たとえば、データベースサーバ、WWW(World Wide Web)サーバ、アプリケーションサーバ、ホストゲートウェイサーバなど)がされている。各サーバ7は、第1のサーバグループ5、第2のサーバグループ6のように、所定単位のサーバ7でサーバグループを構成する。サーバグループを構成するサーバ7の数は、1台または複数台である。サーバグループを構成する単位は、たとえば、サーバが提供する機能、計算機の種別、性能、ネットワーク接続態様などによって切り分けられる。また、サーバグループは、1台以上のサーバ7で構成され、要求される処理能力への対応、各サーバの負荷分散や信頼性向上が求められる場合は、複数台のサーバ7で構成される。
サーバ管理装置1は、各サーバ7に対してリブートの実行を指示(リブート指示)する。サーバ管理装置1は、リブート計画部2と縮退運用判定部3とリブート制御部4を備える。
各サーバのリブートを実行する手順は、各サーバ7の役割、サーバ機種、構成などのリブート制約条件を考慮しなければならず、すべてのサーバ7について一斉にリブートをおこなうことができない。
リブート計画部2は、リブート制約条件にもとづいてサーバグループのリブート順序を計画する。リブート計画部2は、たとえば、第1のサーバグループ5についてリブートを実行した後に第2のサーバグループ6についてリブートを実行するリブート順序の計画を立てる。また、リブート計画部2は、リブート優先度にもとづいて各サーバグループを構成するサーバ7のリブートの実行の有無を計画する。リブート優先度は、サーバ7の役割、エラーの発生状況、前回リブートからの間隔などにもとづいて決定される。
縮退運用判定部3は、リブートを指示したサーバグループを構成するサーバ7についてリブートが完了しない場合、リブートが完了しないサーバ7を切り離してサーバグループの縮退運用が可能か否かを判定する。
サーバグループの縮退運用が可能か否かの判定は、リブートエラーを検出したサーバ7の数とあらかじめ設定される閾値との比較によりおこなう。たとえば、4台のサーバ7から構成される第1のサーバグループ5の縮退運用可能な閾値が2台と設定されている場合、2台までのリブートエラーが検出された第1のサーバグループ5は、縮退運用可と判定される。リブートエラーとは、リブートを指示されサーバ7がリブートを完了できない異常である。リブートエラーは、たとえば、リブートを指示されたサーバ7から、監視時間内のリブート完了報告がないことをもって検出できる。サーバ7の切り離しとは、障害が発生したサーバ7のシステムからの分離をいう。たとえば、切り離されたサーバ7は、負荷分散装置(ロードバランサ)による負荷割り当て対象から除外される。
リブート制御部4は、リブート計画部2が計画したリブート順序にしたがいサーバグループにリブート指示をおこなう。リブート計画部2が計画したリブート順序が、第1のサーバグループ5、第2のサーバグループ6の順序であれば、リブート制御部4は、第1のサーバグループ5にリブート指示をおこない、第1のサーバグループ5のリブート完了を待つ。リブート制御部4は、第1のサーバグループ5のリブート完了により、第2のサーバグループ6にリブート指示をおこなう。サーバグループのリブート完了は、サーバグループを構成するサーバ7のうちリブート対象となったサーバ7(すなわちリブート指示をおこなったサーバ7)のすべてのリブート完了である。
リブート制御部4は、第1のサーバグループ5を構成するサーバ7にリブートエラーがあっても、縮退運用判定部3による第1のサーバグループ5の縮退運用が可能の判定をリブート完了とみなして、第2のサーバグループ6にリブート指示をおこなう。
このように、サーバ管理装置1がリブートを管理するシステムは、第1のサーバグループ5を構成するサーバ7にリブートエラーがあっても、第2のサーバグループ6へのリブート指示を滞りなく実行することができる。
これにより、サーバ管理装置1は、保守担当者が第1のサーバグループ5を構成するサーバ7のリブートエラーの確認を待たなくとも、後段のサーバグループのリブートをおこなうことができる。したがって、保守担当者は、常にシステムを監視しなくともよく、保守担当者は、監視負担が軽減される。また、システムの保守作業は、一部のサーバ7にリブートエラーが発生しても、遅滞のない進行により保守時間内の完了が期待できる。
次に、より具体的なサーバ管理システムの第2の実施形態を説明する。
[第2の実施形態]
まず、サーバ管理システムの構成例について、図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態のサーバ管理システムの構成例を示す図である。第2の実施形態では、複数台のサーバを備えるシステムとして、サーバ管理システム10を例示して説明する。サーバ管理システム10は、たとえば、銀行などのオンラインシステムなどがある。
サーバ管理システム10は、サーバ管理装置11と複数のサーバを通信可能に接続するネットワーク17を備える。サーバは、1台または複数台でサーバ群(サーバグループ)を構成する。データベースサーバであるDB(Data Base)サーバ12a、DBサーバ12bは、DBサーバ群12を構成する。データベースサーバであるDBサーバ13a、DBサーバ13bは、DBサーバ群13を構成する。ウェブサーバであるWWWサーバ14a、WWWサーバ14b、WWWサーバ14c、WWWサーバ14d、WWWサーバ14eは、WWWサーバ群14を構成する。アプリケーションサーバであるAP(APplication)サーバ15a、APサーバ15b、APサーバ15c、APサーバ15dは、APサーバ群15を構成する。ホストゲートウェイサーバであるHG(Host Gateway)サーバ16a、HGサーバ16b、HGサーバ16cは、HGサーバ群16を構成する。
このように、サーバ管理システム10は、サーバが提供するサービス単位でサーバ群を構成する。また、サーバ管理システム10は、すべてのDBサーバが同時にリブートエラーを起こすことがないように異なるリブート順序を設定するため、DBサーバをDBサーバ群12とDBサーバ群13の2つのサーバ群に分割配置して構成する。また、各サーバ群は、サーバ機能を実装する計算機の種別、性能、要求される処理能力、信頼性、各サーバの負荷分散を考慮した台数のサーバで構成される。
サーバ管理システム10は、たとえば、まずDBサーバ群12のリブートの実行、次にDBサーバ群13のリブートの実行をおこなう。そして、サーバ管理システム10は、次にWWWサーバ群14のリブートの実行、APサーバ群15のリブートの実行、HGサーバ群16のリブートの実行をおこなう。このように、サーバ管理システム10は、サーバ群毎に順序を設定してリブートをおこなう。
次に、第2の実施形態のサーバ管理装置11によりリブート管理を実現する構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のサーバ管理装置のブロック図である。サーバ管理装置11は、リブート制御部20と、リブート計画部21と、リブート履歴生成部22と、優先度設定部23と、縮退運用判定部24と、保守時間内完了判定部25と、記憶部26とを備える。
リブート制御部20は、各処理部を統括的に制御して、ネットワーク33を介してサーバ管理装置11と通信可能に接続する各サーバ34のリブート管理をおこなう。リブート制御部20によるリブート管理は、サーバ34へのリブート指示と、リブート指示を受けたサーバ34のリブートの実行結果の確認をおこなう。リブート制御部20は、リブート計画部21が計画するリブート順序にしたがい各サーバ34にリブート指示をおこなう。
リブート制御部20は、サーバグループ35毎に所定の順序でリブートを実行するため、サーバグループ35単位でサーバ34へのリブート指示をおこなう。なお、サーバグループ35は、1台以上のサーバ34により構成される。リブート制御部20は、リブートの実行に順序関係のある2つのサーバグループ35がある場合、前段のサーバグループ35にリブート指示をおこない、前段のサーバグループ35のリブート完了を待つ。リブート制御部20は、前段のサーバグループ35のリブート完了により、後段のサーバグループ35にリブート指示をおこなう。ここで、サーバグループ35のリブート完了は、リブート指示をおこなったすべてのサーバ34のリブート完了の検出の他、縮退運用判定部24によるサーバグループ35の縮退運用可能の判定を含む。
リブート計画部21は、複数のサーバグループ35のリブート順序をリブート制約条件にもとづいて計画する。また、リブート計画部21は、保守時間内にサーバ34のリブートが完了するように、サーバグループ35を構成するサーバ34についてリブートの実行の有無をリブート優先条件にもとづいて計画する。リブート計画部21は、サーバ34のリブートの実行中にも、リブートの計画が保守時間内に完了しない場合には、リブート優先条件にもとづいてリブート順序の再計画をおこなう。
リブート履歴生成部22は、各サーバ34のリブート履歴を生成する。優先度設定部23は、リブート履歴生成部22が生成するリブート履歴と、あらかじめ設定したリブート優先条件とにもとづいて各サーバ34のリブート優先度を設定する。
縮退運用判定部24は、リブートが完了しないサーバ34を切り離してサーバグループ35の縮退運用が可能か否かを判定する。縮退運用判定部24は、サーバ34にリブート指示をおこなってから所定時間内のリブート完了通知の受信によってサーバ34のリブート完了を判断する。縮退運用判定部24は、サーバグループ35毎に構成要素となるサーバ34のリブート完了台数を計数する。縮退運用判定部24は、リブート完了台数が縮退運用可能な台数に達すると縮退運用可と判定し、縮退運用可能な台数に達しないと縮退運用不可と判定する。なお、縮退運用判定部24は、リブートエラーにより一部のサーバ34が運用不可な場合の他、サーバグループ35を構成するすべてのサーバ34がリブート完了した場合を含めて縮退運用可の判定をおこなう。
保守時間内完了判定部25は、リブート計画部21がリブートを計画したすべてのサーバ34のリブートが保守時間内に完了するか否かを判定する。記憶部26は、リブート計画部21が計画したリブート計画と、リブート履歴生成部22が生成したリブート履歴と、優先度設定部23が設定するリブート優先度を記憶する。また、記憶部26は、あらかじめ設定される情報(たとえば、リブート制約条件とリブート優先条件)を記憶する。
次に、実施形態のサーバ管理装置11のハードウェア構成例について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態のサーバ管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
サーバ管理装置11は、コンピュータが所要のプログラムを実行することにより実現する。なお、サーバ34についても、サーバ管理装置11と同様のハードウェア構成によって実現し得る。
サーバ管理装置11は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)103、通信インタフェース104、グラフィック処理装置105、および入出力インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやホスト計算機としての機能を実現するアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置105には、モニタ108が接続されている。モニタ108は、リブート管理をおこなうための所定のGUI(Graphical User Interface)を表示する。
モニタ108は、たとえば、液晶ディスプレイである。グラフィック処理装置105は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ108に表示させる。
入出力インタフェース106には、キーボード110、マウス111が接続されている。また、入出力インタフェース106は、可搬型記録媒体112への情報の書き込み、および可搬型記録媒体112からの情報の読み出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース106は、キーボード110、マウス111、可搬型記録媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース104は、図示しないネットワークに接続されている。通信インタフェース104は、図示しないネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
なお、サーバ管理装置11は、それぞれFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)などからなるモジュールを含んで構成することもでき、CPU101を有しない構成とすることもできる。その場合、サーバ管理装置11は、それぞれ不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカードなど)を備え、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、可搬型記録媒体112、あるいは通信インタフェース104を介してファームウェアを書き込むことができる。このようにサーバ管理装置11は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
次に、サーバ管理装置11が実行するリブート監視処理について図5から図8を用いて詳細に説明する。図5は、第2の実施形態のリブート監視処理のフローチャートである。図6は、第2の実施形態のサーバグループ毎のリブート計画表の一例である。図7は、第2の実施形態のサーバグループを構成するサーバ毎のリブート計画表の一例である。図8は、第2の実施形態のリブート履歴の一例である。
サーバ管理装置11は、管理対象とするサーバ34のリブート実行タイミングでリブート監視処理を実行する。たとえば、サーバ管理装置11は、あらかじめスケジュールされた起動タイマによりリブート監視処理を実行する。また、サーバ管理装置11は、保守管理担当者の実行指示によりリブート監視処理を実行するものであってもよい。
[ステップS11]サーバ管理装置11は、保守時間を取得する。保守時間は、リブートの実行にあてられる時間を特定できるものであればよく、たとえば、あらかじめ設定されたリブート完了予定時間がある。
[ステップS12]サーバ管理装置11は、記憶部26からリブート計画を取得する。より具体的には、サーバ管理装置11は、複数のサーバグループ35のリブート順序を計画したサーバグループリブート計画表50(図6参照)を取得する。また、サーバ管理装置11は、サーバグループ35を構成するサーバ34がリブート対象となるか否かを計画したサーバ毎リブート計画表60(図7参照)を取得する。なお、サーバグループリブート計画表50とサーバ毎リブート計画表60は、まとめて1つのリブート計画表であってもよい。
なお、サーバグループリブート計画表50は、「グループ」、「サーバ名称」、「順序」、「正常運用可能台数」、「縮退運用可能台数」、「リブート時間」を項目に含み、各サーバグループ35のリブート計画を表形式にしたデータである。「グループ」は、対象となるサーバグループ35を一意に識別するための識別情報である。「サーバ名称」は、対象となるサーバグループ35の名称であり、「DBサーバ」、「WWWサーバ」のように役割に応じた名称がある。「順序」は、サーバグループ35毎のリブート順序であり、「1」から昇順にリブートが実行されることを表す。「正常運用可能台数」は、対象となるサーバグループ35を構成するサーバ34の台数であり、正常時に稼働するサーバ34の台数である。「縮退運用可能台数」は、対象となるサーバグループ35を構成するサーバ34のうち少なくとも稼働しなければいけないとするサーバ34の台数である。「リブート時間」は、対象となるサーバグループ35にリブート指示をしてから構成要素となるすべてのサーバ34のリブートが完了までの予定時間である。
なお、サーバ毎リブート計画表60は、「グループ」、「番号」、「サーバ名称」、「リブート時間」、「リブート対象」を項目に含み、各サーバ34のリブート計画を表形式にしたデータである。「グループ」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35を一意に識別するための識別情報である。「番号」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35内で対象となるサーバ34を一意に識別するための識別情報である。「サーバ名称」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35の名称である。「リブート時間」は、対象となるサーバにリブート指示をしてからリブートが完了までの予定時間である。「リブート対象」は、対象となるサーバ34のリブートの是非を判定するための情報である。「リブート対象」が「必須」であれば、対象となるサーバ34は、最優先のリブート実行対象となる。「リブート対象」が「可」であれば、対象となるサーバ34は、保守時間が許す範囲でリブート実行対象となる。「リブート対象」が「否」であれば、対象となるサーバ34は、リブート実行対象から除外される。
[ステップS13]サーバ管理装置11は、リブート計画にしたがい、順次、所定のサーバグループ35に属するサーバ34にリブート指示をおこなう順次リブート制御処理を実行する。サーバ管理装置11は、順次リブート制御処理において、リブート計画が保守時間内に完了予定の場合に、計画順序のサーバ34にリブート指示をおこなう。一方、サーバ管理装置11は、順次リブート制御処理において、リブート計画が保守時間内に完了予定でない場合に、リブート指示をおこなわない。順次リブート制御処理の詳細は、図9を用いて後で説明する。
[ステップS14]サーバ管理装置11は、順次リブート制御処理においてリブート指示がされている場合にステップS15にすすみ、リブート指示がされていない場合にステップS18にすすむ。
[ステップS15]サーバ管理装置11は、リブート指示をおこなったサーバ34のリブート時間(サーバ毎リブート計画表60の「リブート時間」)の経過を監視する。サーバ管理装置11は、リブート時間が経過した場合にステップS17にすすみ、リブート時間が経過していない場合にステップS16にすすむ。
[ステップS16]サーバ管理装置11は、リブート指示をおこなったすべて(サーバグループリブート計画表50の「正常運用可能台数」)のサーバ34からリブート成功(完了)の報告があった場合にステップS19にすすみ、未だすべてのサーバ34からリブート成功の報告がない場合にステップS15にもどる。
[ステップS17]サーバ管理装置11は、リブート指示をおこなったすべてのサーバ34のうち最低稼働台数(サーバグループリブート計画表50の「縮退運用可能台数」)のリブート成功(完了)の報告があった場合にステップS19にすすみ、最低稼働台数のリブート成功の報告がない場合にステップS18にすすむ。このように、サーバ管理装置11は、リブートを計画したサーバ34の一部のリブート成功を確認できなくとも、サーバグループ35で最低稼働台数のリブート成功があれば、リブート計画を中断することなく続行する。これにより、サーバ管理装置11は、保守担当者の負担を軽減して、保守時間内のサーバ34のリブートを実行可能にする。
[ステップS18]サーバ管理装置11は、計画したリブートを完了できないので、リブートエラーを報知する。
[ステップS19]サーバ管理装置11は、リブート計画が完了したか否かを判定する。すなわち、サーバ管理装置11は、サーバグループリブート計画表50のリブート計画がすべて完了したか否かを判定する。サーバ管理装置11は、リブート計画が完了した場合にステップS20にすすみ、リブート計画が完了していない場合にステップS13にもどる。
[ステップS20]サーバ管理装置11は、リブート履歴70を更新してリブート監視処理を終了する。
なお、リブート履歴70は、「リブート開始日時」、「リブート終了日時」、「グループ」、「番号」、「サーバ名称」、「結果」を項目に含み、各サーバ34のリブート結果を表形式にしたデータである。「リブート開始日時」は、サーバ管理装置11が各サーバ34にリブートを指示した日時である。「リブート終了日時」は、サーバ管理装置11が各サーバ34のリブート結果を確認した日時である。「グループ」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35を一意に識別するための識別情報である。「番号」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35内で対象となるサーバ34を一意に識別するための識別情報である。「サーバ名称」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35の名称である。「結果」は、リブートの成否である。
次に、サーバ管理装置11が実行する順次リブート制御処理について図9を用いて詳細に説明する。図9は、第2の実施形態の順次リブート制御処理のフローチャートである。サーバ管理装置11は、リブート監視処理のステップS13で順次リブート制御処理を実行する。
[ステップS21]サーバ管理装置11は、リブート監視処理のステップS11で取得した保守時間と、リブート監視処理のステップS12で取得したリブート計画、リブート計画にもとづいたリブートの進行とから、リブートが保守時間内に完了する見込みか否かを判定する。サーバ管理装置11は、リブートが保守時間内に完了する見込みがある場合にステップS24にすすみ、リブートが保守時間内に完了する見込みがない場合にステップS22にすすむ。
[ステップS22]サーバ管理装置11は、リブートが保守時間内に完了する見込みがないためリブート計画を更新(再計画)するリブート計画更新処理を実行する。リブート計画更新処理の詳細は、図11を用いて後で説明する。
[ステップS23]サーバ管理装置11は、リブート計画の更新に成功したか否かを判定する。すなわち、サーバ管理装置11は、リブートが保守時間内に完了する見込みがないリブート計画を、リブートが保守時間内に完了する見込みのリブート計画に更新することができたか否かを判定する。サーバ管理装置11は、リブート計画の更新に成功した場合にステップS24にすすみ、失敗した場合に順次リブート制御処理を終了する。
[ステップS24]サーバ管理装置11は、サーバグループリブート計画表50にしたがいリブート順序のサーバグループ35をリブート対象に選択する。
[ステップS25]サーバ管理装置11は、選択したサーバグループ35のうち、サーバ毎リブート計画表60にしたがいリブート対象となるサーバ34にリブートを指示して、順次リブート制御処理を終了する。
次に、サーバ管理装置11が実行するリブート計画の生成と更新について図10から図13を用いて詳細に説明する。図10は、第2の実施形態のリブート計画生成処理のフローチャートである。図11は、第2の実施形態のリブート計画更新処理のフローチャートである。図12は、第2の実施形態のリブート履歴集計表の一例である。図13は、第2の実施形態のリブート優先度定義の一例である。
まず、リブート計画の生成をおこなうリブート計画生成処理について説明する。リブート計画生成処理は、サーバ管理装置11により実行される。サーバ管理装置11は、サーバ管理システム10におけるリブートの終了後、次回のリブート開始までにリブート計画生成処理を実行してリブート計画を生成する。
[ステップS31]サーバ管理装置11は、次回のリブートに割り当て可能な保守時間を取得する。次回のリブートに割り当て可能な保守時間は、サーバ管理システム10の運用時間や保守管理ポリシーなどの制約にしたがい保守管理担当者によってあらかじめ設定される。
[ステップS32]サーバ管理装置11は、リブート履歴を集計する。より詳しくは、サーバ管理装置11は、リブート履歴70とサーバ34毎のエラー履歴とにもとづいてリブート履歴を集計したリブート履歴集計表80を作成する。エラー履歴は、サーバ34毎のエラー発生履歴であり、エラー内容、エラー発生日時などが記録される。なお、エラー履歴は、リブート履歴に含めて記録されるようにしてもよい。
なお、リブート履歴集計表80は、「グループ」、「番号」、「サーバ名称」、「累積エラー」、「直近エラー」、「リブート間隔」を項目に含み、各サーバ34のリブート履歴集計を表形式にしたデータである。「グループ」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35を一意に識別するための識別情報である。「番号」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35内で対象となるサーバ34を一意に識別するための識別情報である。「サーバ名称」は、対象となるサーバ34が属するサーバグループ35の名称である。「累積エラー」は、前回のリブート実行以降に発生したエラーの累積回数である。「直近エラー」は、直近(たとえば、24時間以内)に発生したエラーの有無である。「リブート間隔」は、リブート履歴集計タイミングと前回のリブート実行タイミングとの間隔である。たとえば、「リブート間隔」は、前回のリブート実行からの経過日数である。
[ステップS33]サーバ管理装置11は、サーバグループ35毎のリブート優先度を決定する。より詳しくは、サーバ管理装置11は、リブート履歴集計表80と、あらかじめ定義してあるリブート優先度定義90とにもとづいてリブート優先度を決定する。リブート優先度は、リブート計画の生成または更新をおこなう際に、いずれのサーバグループ35を優先してリブートをおこなうかの指標である。
リブート優先度定義90は、「対象サーバ」、「優先度」、「条件」を項目に含む、リブート優先定義のリストである。「対象サーバ」は、優先度設定の対象となるサーバグループ名である(全サーバのように複数指定を含む)。「優先度」は、リブート優先度である。たとえば、「優先度」は「0」から「5」の6段階があり、数値が大きいほど優先度が高い。「条件」は、対象サーバにおける優先度を設定する条件(リブート優先条件)である。条件設定がない場合は、対象サーバにおける優先度が無条件に設定される。条件設定がある場合は、設定条件を満たした場合に、対象サーバにおける優先度が設定される。たとえば、「DBサーバ」は、無条件に優先度「5」が設定される。また、直近エラー(リブート履歴集計表80の「直近エラー」)があるサーバ34がある場合に、当該サーバ34が属するサーバグループ35は、優先度「4」が設定される。また、リブート間隔(リブート履歴集計表80の「リブート間隔」)が「90」以上、かつ累積エラー(リブート履歴集計表80の「累積エラー」)があるサーバ34がある場合に、当該サーバ34が属するサーバグループ35は、優先度「3」が設定される。「対象サーバ」が複数の「条件」を満足する場合は、大きな「優先度」が選択される。
[ステップS34]サーバ管理装置11は、ステップS33で決定した優先度にしたがいリブート対象となるサーバグループ35を決定する。また、サーバ管理装置11は、リブート対象となるサーバグループ35を構成するサーバ34のうち、リブート対象となるサーバ34を決定する。
なお、優先度「0」を設定されたサーバ34は、リブート対象から除外(サーバ毎リブート計画表60のリブート対象「否」)される。優先度「1」から優先度「4」を設定されたサーバ34は、リブート計画生成時にリブート対象(サーバ毎リブート計画表60のリブート対象「可」)とされる。優先度「5」を設定されたサーバ34は、リブート計画生成時にリブート対象(サーバ毎リブート計画表60のリブート対象「必須」)とされる。
[ステップS35]サーバ管理装置11は、サーバグループ35のリブート対象の決定にもとづいてサーバグループリブート計画表50(図6参照)を生成する。また、サーバ管理装置11は、サーバ34のリブート対象の決定にもとづいてサーバ毎リブート計画表60(図7参照)を生成する。サーバ管理装置11は、サーバグループリブート計画表50とサーバ毎リブート計画表60を生成して、リブート計画生成処理を終了する。
リブート計画生成処理によって生成されたリブート計画は、順次リブート制御処理の中で更新されうる。サーバ管理装置11が順次リブート制御処理の中でリブート計画を更新するリブート計画更新処理について説明する。
リブート計画更新処理は、サーバグループリブート計画表50にもとづくリブートの実行が保守時間内に終了しない見込みとなった場合に実行される。ここで、サーバ毎リブート計画表60において、リブート対象「必須」および「不可」のサーバ34は、リブートをスキップする余地がない。そのため、サーバ管理装置11は、リブート対象「可」のサーバ34を対象にして、リブートをスキップするリブート計画の更新をおこなう。なお、リブートのスキップは、サーバ34ごとではなく、サーバグループ35毎におこなう。
[ステップS41]サーバ管理装置11は、サーバ毎リブート計画表60にリブート対象「可」のサーバ34があるか否かを判定する。サーバ管理装置11は、サーバ毎リブート計画表60にリブート対象「可」のサーバ34がある場合にステップS42にすすむ。一方、リブート対象「可」のサーバ34がない場合には、サーバ管理装置11は、リブート計画を更新する余地がないとしてリブート計画更新処理を終了する。
[ステップS42]サーバ管理装置11は、リブート対象「可」のサーバ34を含むサーバグループ35のうち、リブートをスキップすることで保守時間内にサーバ管理システム10のリブートを完了する見込みとなるサーバグループ35を探索する。サーバ管理装置11は、サーバグループ35毎のリブートの優先順位を比較して、優先順位の低いサーバグループ35をリブートのスキップ候補として探索する。サーバグループ35毎のリブートの優先順位の比較は、各サーバグループ35を構成するサーバの優先度のうち最も高い優先度を当該サーバグループ35の優先度としておこなう。
[ステップS43]サーバ管理装置11は、リブートをスキップ可能なサーバグループ35があるか否かを判定する。サーバ管理装置11は、リブートをスキップ可能なサーバグループ35がある場合にステップS44にすすむ。一方、リブートをスキップ可能なサーバグループ35がない場合には、サーバ管理装置11は、リブート計画を更新する余地がないとしてリブート計画更新処理を終了する。
[ステップS44]サーバ管理装置11は、サーバグループリブート計画表50を更新する。
具体的には、サーバ管理装置11は、1番から5番のWWWサーバ、2番および4番のAPサーバ、1番から3番のHGサーバがリブート対象「可」であるので、この中からリブートのスキップ対象を探索する(サーバ毎リブート計画表60参照)。リブートは、サーバグループ35単位で実行されるので、サーバ管理装置11は、リブートのスキップ対象となるサーバグループを選択する。すなわち、サーバ管理装置11は、グループ3番のWWWサーバ(WWWサーバ群14)、グループ4番のAPサーバ(APサーバ群15)、グループ5番のHGサーバ(HGサーバ群16)からリブートのスキップ対象を選択する。ここで、サーバ管理装置11は、優先度の低いHGサーバ群16をリブートのスキップ対象とする(リブート優先度定義90参照)。これにより、サーバ管理装置11は、サーバグループリブート計画表50からHGサーバ群16を削除し、15分のリブート時間短縮を図ることができる。なお、15分以上のリブート時間短縮を図る場合は、サーバ管理装置11は、さらにリブートのスキップ対象となるサーバグループ35を選択する。
このようにして、保守時間内にサーバ管理システム10のリブートを完了する見込みがなくなると、サーバ管理装置11は、サーバグループリブート計画表50を更新する。これにより、サーバ管理装置11は、サーバ管理システム10におけるリブートの障害時にいちいち保守担当者の判断を待つことなくリブートの進行をおこなうことができる。
このようなサーバ管理システム10のリブート実行例について図14から図16を用いて説明する。図14から図16は、第2の実施形態のリブート実行例である。
まず、図14を用いたリブート実行例について説明する。サーバ管理装置11は、保守時間内において、1番目にリブートをおこなうDBサーバ群36にリブート指示をおこなう(タイミングT11)。サーバ管理装置11は、DBサーバ群36を構成するDBサーバのうちリブート対象となっているものにリブート指示をおこなう。DBサーバ群36を構成するDBサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT12)。
サーバ管理装置11は、DBサーバ群36のリブート完了を受けて、2番目にリブートをおこなうDBサーバ群37にリブート指示をおこなう(タイミングT13)。サーバ管理装置11は、DBサーバ群37を構成するDBサーバのうちリブート対象となっているものにリブート指示をおこなう。DBサーバ群37を構成するDBサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT14)。
サーバ管理装置11は、DBサーバ群37のリブート完了を受けて、3番目、4番目にリブートをおこなう2つのサーバ群、WWWサーバ群38とAPサーバ群39にリブート指示をおこなう(タイミングT15)。サーバ管理装置11は、WWWサーバ群38を構成するWWWサーバのうちリブート対象となっているものと、APサーバ群39を構成するAPサーバのうちリブート対象となっているものにリブート指示をおこなう。WWWサーバ群38を構成するWWWサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT16)。APサーバ群39を構成するAPサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT17)。
サーバ管理装置11は、WWWサーバ群38とAPサーバ群39のリブート完了を受けて、5番目にリブートをおこなうHGサーバ群40にリブート指示をおこなう(タイミングT18)。サーバ管理装置11は、HGサーバ群40を構成するHGサーバのうちリブート対象となっているものにリブート指示をおこなう。HGサーバ群40を構成するHGサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT19)。
このように、サーバ管理装置11は、障害が発生しない場合に、生成したリブート計画にしたがいリブートの実行を管理する。
次に、図15を用いたリブート実行例について説明する。サーバ管理装置11は、保守時間内において、1番目にリブートをおこなうDBサーバ群36にリブート指示をおこなう(タイミングT21)。DBサーバ群36を構成するDBサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT22)。
サーバ管理装置11は、DBサーバ群36のリブート完了を受けて、2番目にリブートをおこなうDBサーバ群37にリブート指示をおこなう(タイミングT23)。DBサーバ群37を構成するDBサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT24)。
ここで、サーバ管理装置11がリブートの実行に遅延、または保守時間の繰り上げなどにより保守時間内のリブート実行を完了できないと判断した場合、サーバ管理装置11は、リブート計画を更新する。ここで、サーバ管理装置11は、WWWサーバ群38よりもリブート時間が長いAPサーバ群39のリブートをスキップするリブート計画の更新をおこなう。
これにより、サーバ管理装置11は、DBサーバ群37のリブート完了を受けて、3番目にリブートをおこなうWWWサーバ群38にリブート指示をおこなう(タイミングT25)。WWWサーバ群38を構成するWWWサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT26)。APサーバ群39は、リブートがスキップされたのでリブートをおこなわない。
サーバ管理装置11は、WWWサーバ群38のリブート完了を受けて、4番目にリブートをおこなうHGサーバ群40にリブート指示をおこなう(タイミングT27)。HGサーバ群40を構成するHGサーバは、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT28)。
このように、サーバ管理装置11は、障害が発生した場合に、更新したリブート計画にしたがいリブートの実行を管理する。
次に、図16を用いたリブート実行例について説明する。図16を用いて説明する実行例は、図15を用いて説明したリブート実行例において、WWWサーバ群38を構成するWWWサーバ44でリブートの障害があっても、サーバグループ毎の縮退運転によってリブートを継続する実行例である。
サーバ管理装置11は、DBサーバ群37のリブート完了を受けて、3番目にリブートをおこなうWWWサーバ群38にリブート指示をおこなう(タイミングT25)。サーバ管理装置11は、WWWサーバ群38を構成するWWWサーバ42、WWWサーバ43、WWWサーバ44、WWWサーバ45、WWWサーバ46にリブート指示をおこなう。
WWWサーバ42は、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT251)。WWWサーバ43は、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT252)。WWWサーバ45は、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT253)。WWWサーバ46は、リブートの実行後にリブート完了をサーバ管理装置11に報告する(タイミングT254)。WWWサーバ44は、サーバ毎リブート計画表60にあるリブート時間(WWWサーバ群リブート時間:15分)内にリブート完了ができない。サーバ管理装置11は、WWWサーバ群リブート時間の経過を待って、リブート完了を報告したWWWサーバの台数が縮退運用可能台数を超えているためWWWサーバ群38のリブートが完了したとみなす(タイミングT26)。
これにより、サーバ管理装置11は、WWWサーバ群38を構成する一部のWWWサーバのリブートに障害が発生しても、滞りなくリブート制御を進行することができる。
なお、サーバ管理装置11は、WWWサーバ群リブート時間の経過を待って、WWWサーバ群38のリブートを完了とみなしたが、縮退運用可能台数に達したタイミングでWWWサーバ群38のリブートを完了とみなしてもよい。これにより、サーバ管理装置11は、保守時間に余裕を持ってリブート制御を進行することができる。
なお、サーバ管理装置11は、リブート完了を報告したWWWサーバの台数にもとづいて縮退運用可能台数を超えているかを判定したが、サーバ管理装置11によるリブートエラーの検出にもとづいて縮退運用可能か否かを判定してもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、サーバ管理装置11が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1 サーバ管理装置
2 リブート計画部
3 縮退運用判定部
4 リブート制御部
5 第1のサーバグループ
6 第2のサーバグループ
7 サーバ

Claims (10)

  1. 1以上のサーバから構成される複数のサーバグループのリブート順序を計画するリブート計画部と、
    リブートが完了しない前記サーバを切り離して前記サーバグループの縮退運用が可能か否かを判定する縮退運用判定部と、
    前記リブート順序にしたがい、第1のサーバグループのリブート完了を待って、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう場合に、前記第1のサーバグループの縮退運用が可能の判定をリブート完了とみなして、前記第2のサーバグループにリブート指示をおこなうリブート制御部と、
    を備えることを特徴とするサーバ管理装置。
  2. 前記リブートを計画したすべての前記サーバの前記リブートが保守時間内に完了するか否かを判定する保守時間内完了判定部を備え、
    前記リブート計画部は、前記リブートを計画したすべての前記サーバのリブートが保守時間内に完了しないと判定された場合に、リブート対象に計画した前記サーバグループの一部をリブート対象から除外して、前記リブート順序を再計画する、
    ことを特徴とする請求項1記載のサーバ管理装置。
  3. 前記サーバのリブート履歴を生成するリブート履歴生成部と、
    前記リブート履歴にもとづいて前記サーバのリブート優先度を設定する優先度設定部と、
    を備え、
    前記リブート計画部は、予定する保守時間内に前記リブートが完了するように、前記リブート優先度にもとづいて、リブート対象とする前記サーバグループを選択する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のサーバ管理装置。
  4. 前記優先度設定部は、あらかじめ設定したリブート優先条件に合致する前記リブート履歴を有するサーバを抽出し、抽出したサーバについて所定の優先度を設定することを特徴とする請求項3記載のサーバ管理装置。
  5. 前記縮退運用判定部は、リブートエラーを検出した前記サーバの数にもとづいて、前記サーバグループの縮退運用が可能か否かの判定をおこなうことを特徴とする請求項1乃至4記載のサーバ管理装置。
  6. 前記縮退運用判定部は、リブート完了を検出した前記サーバの数にもとづいて、前記サーバグループの縮退運用が可能か否かの判定をおこなうことを特徴とする請求項1乃至4記載のサーバ管理装置。
  7. 前記リブート計画部は、前記サーバグループを構成する前記サーバ毎にリブート対象とするか否かを計画し、
    前記リブート制御部は、リブート対象とした前記サーバ毎に、リブート指示をおこなうことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載のサーバ管理装置。
  8. コンピュータに、
    1以上のサーバから構成される複数のサーバグループのリブート順序を計画し、
    リブートが完了しない前記サーバを切り離して前記サーバグループの縮退運用が可能か否かを判定し、
    前記リブート順序にしたがい、第1のサーバグループのリブート完了を待って、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう場合に、前記第1のサーバグループの縮退運用が可能の判定をリブート完了とみなして、前記第2のサーバグループにリブート指示をおこなう、
    処理を実行させることを特徴とするサーバ管理プログラム。
  9. コンピュータが、
    1以上のサーバから構成される複数のサーバグループのリブート順序を計画し、
    リブートが完了しない前記サーバを切り離して前記サーバグループの縮退運用が可能か否かを判定し、
    前記リブート順序にしたがい、第1のサーバグループのリブート完了を待って、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう場合に、前記第1のサーバグループの縮退運用が可能の判定をリブート完了とみなして、前記第2のサーバグループにリブート指示をおこなう、
    ことを特徴とするサーバ管理方法。
  10. 1以上のサーバから構成される複数のサーバグループと、前記サーバのリブートを管理するサーバ管理装置とを備え、
    前記サーバ管理装置は、
    前記サーバグループのリブート順序を計画するリブート計画部と、
    前記リブートが完了しない前記サーバを切り離して前記サーバグループの縮退運用が可能か否かを判定する縮退運用判定部と、
    前記リブート順序にしたがい、第1のサーバグループのリブート完了を待って、第2のサーバグループにリブート指示をおこなう場合に、前記第1のサーバグループの縮退運用が可能の判定をリブート完了とみなして、前記第2のサーバグループにリブート指示をおこなうリブート制御部と、
    を備えることを特徴とするサーバ管理システム。
JP2011038756A 2011-02-24 2011-02-24 サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システム Active JP5519553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011038756A JP5519553B2 (ja) 2011-02-24 2011-02-24 サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011038756A JP5519553B2 (ja) 2011-02-24 2011-02-24 サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012174220A JP2012174220A (ja) 2012-09-10
JP5519553B2 true JP5519553B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46977031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011038756A Active JP5519553B2 (ja) 2011-02-24 2011-02-24 サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5519553B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6994358B2 (ja) 2017-11-07 2022-01-14 シャープ株式会社 再起動制御システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032957A (ja) * 1989-05-30 1991-01-09 Toshiba Corp 複合計算機システムの立上げ処理方式
JPH04296964A (ja) * 1991-03-14 1992-10-21 Mitsubishi Electric Corp サブcpu起動管理方式
JPH0887341A (ja) * 1994-09-16 1996-04-02 Fujitsu Ltd 自動縮退立ち上げ機能を有したコンピュータシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012174220A (ja) 2012-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9846594B2 (en) Workflow control apparatus and method therefor
US9940598B2 (en) Apparatus and method for controlling execution workflows
JP4467624B2 (ja) ソフトウェアアップデート管理プログラム、ソフトウェアアップデート管理装置、およびソフトウェアアップデート管理方法
JP4545225B2 (ja) システム管理装置、計算機システム、制御方法、および制御プログラム
US20090240791A1 (en) Update management method and update management unit
US20150169313A1 (en) Integrated system and firmware update method
US20050283673A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP5385458B2 (ja) 計算機システムおよびその更改方法
US7849058B2 (en) Storage system determining execution of backup of data according to quality of WAN
JP5942509B2 (ja) バッチ処理システム
US8589651B2 (en) Method for supporting migration destination decision and management system
JP2005242574A (ja) 情報処理システム、および情報処理方法
US10235210B2 (en) Operation management method and operation management apparatus
WO2014006701A1 (ja) 情報処理装置、アクセス制御プログラム、およびアクセス制御方法
US12001836B2 (en) Method and system for performing dynamic patch management in a virtual desktop infrastructure (VDI) platform
JP2010176303A (ja) バッチ処理システムおよびこれに用いる情報端末装置、バッチ処理のリカバリ方法
JP5352027B2 (ja) 計算機システムの管理方法及び管理装置
US10296218B2 (en) Update control method, update control apparatus, and storage medium
JP5519553B2 (ja) サーバ管理装置、サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理システム
JP2015132987A (ja) 情報処理装置,データコピー処理管理方法及びデータコピー処理管理プログラム
JP2016057811A (ja) 蓄積配信サーバ及び蓄積配信システム
US7672754B1 (en) Balancing of data tape cartridges in tape libraries with pass-through mechanism
US20150281000A1 (en) Management system and device
US20140095680A1 (en) System provisioning optimization
JP2005275815A (ja) ネットワークリモート管理方法および管理サーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5519553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250