JP5517586B2 - 皮膚洗浄剤 - Google Patents
皮膚洗浄剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5517586B2 JP5517586B2 JP2009278656A JP2009278656A JP5517586B2 JP 5517586 B2 JP5517586 B2 JP 5517586B2 JP 2009278656 A JP2009278656 A JP 2009278656A JP 2009278656 A JP2009278656 A JP 2009278656A JP 5517586 B2 JP5517586 B2 JP 5517586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- component
- skin
- acid
- components
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
また、特許文献3には、特定のアニオン性界面活性剤とアクリル酸・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体を組み合わせて使用することにより、ジェル状の皮膚洗浄剤組成物が得られることが記載されている。この皮膚洗浄剤組成物は、豊かな泡立ちをもち、洗いあがりにべたつき感がなく、さっぱりとした感触になると記載されているが、メイクの除去については十分ではなかった。
(A)硫酸基を有するアニオン界面活性剤 1〜10質量%、
(B)高級脂肪酸又はその塩 1〜20質量%、
(C)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1〜2質量%、
(D)(ジ)グリセリンモノ脂肪酸エステル又は(ジ)グリセリンモノアルキルエーテル
0.5〜10質量%、
(E)アルキルポリグルコシド 0.5〜10質量%、
(F)水
を含有し、30℃における粘度が150〜1000dPa・sである皮膚洗浄剤を提供するものである。
硫酸基を有するアニオン界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル又はその塩などが挙げられる。これらのうち、炭素数6〜22、更には、炭素数10〜16の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するものが好ましい。これらのうち、低刺激性という点から、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルが好ましく、特に、ポリオキシエチレン(平均付加モル数0.5〜8)アルキルエーテル硫酸塩が好ましい。
また、成分(A)の塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。
(ジ)グリセリンモノ脂肪酸エステルとは、グリセリンモノ脂肪酸エステル及びジグリセリンモノ脂肪酸エステルを示す。脂肪酸としては、炭素数6〜14のものが好ましい。具体的には、モノカプリル酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノカプリル酸ジグリセリル、モノカプリン酸ジグリセリル、モノラウリン酸ジグリセリル、モノミリスチン酸ジグリセリル等が挙げられる。
また、(ジ)グリセリンモノアルキルエーテルとは、グリセリンモノアルキルエーテル及びジグリセリンモノアルキルエーテルを示す。アルキル基としては、炭素数6〜14の直鎖又は分岐鎖のものが好ましい。具体的には、グリセリンモノオクチルエーテル、グリセリンモノデシルエーテル、グリセリンモノラウリルエーテル、グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル、グリセリンモノイソデシルエーテル等が挙げられる。
かかる両性界面活性剤としては、カルボン酸型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤等が挙げられる。
カルボン酸型両性界面活性剤としては、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられ、スルホン酸型両性界面活性剤としては、アルキルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられ、リン酸エステル型両性界面活性剤としては、アルキルヒドロキシホスホベタイン等が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤は、起泡性のペースト状のものとして、得ることができる。
成分(D)を加えると、系の粘度が急激に上昇するため、これを最後に加えることにより、それまでの脱泡が容易で空気かみが少なく、容易に製造することができる。
表2に示す組成の皮膚洗浄剤を製造し、粘度を測定するとともに、肌感、泡立ち、洗浄力及び高気温時のペースト保持性を評価した。結果を表2に併せて示す。なお、本発明は以下の実施例に限定されない。
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体を、精製水に分散させる。75℃に加温したのちに、水酸化カリウムを添加し、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エーテル、70℃で予備溶解した脂肪酸を添加して完全に溶解させ、均一にする。次に、アルキルポリグルコシドを添加した後、グリセリンモノアルキルエーテルを添加して、完全に均一になるまで攪拌する。室温まで冷却して、皮膚洗浄剤を得た。
(1)粘度:
皮膚洗浄剤を30℃、35℃の恒温槽につけて十分に馴化させた後、ヘリカル型粘度計(ローター:T−B、回転数:5rpm)を用い、1分間測定した。
専門パネリスト5名に各皮膚洗浄剤を実際に使用してもらい、使用後タオルで乾かして10分後の肌の感じについて、(I)に示す4段階評価基準で官能評価させ、評価点の平均値を求めた。
(I)4段階評価基準;
3;肌感が非常にみずみずしい。
2;肌感がみずみずしい。
1;肌感がわずかにみずみずしい。
0;肌感がみずみずしくない。
専門パネリスト5名に各皮膚洗浄剤を実際に使用してもらい、使用後タオルで乾かして10分後の肌の感じについて、(II)に示す4段階評価基準で官能評価させ、評価点の平均値を求めた。
(II)4段階評価基準;
3;肌感が非常にさっぱりする。
2;肌感がさっぱりする。
1;肌感がわずかにさっぱりする。
0;肌感がさっぱりしない。
専門パネリスト5名に各皮膚洗浄剤を実際に使用してもらい、手で泡立てるときの泡質ついて、(III)に示す4段階評価基準で官能評価させ、評価点の平均値を求めた。
(III)4段階評価基準;
3;泡質が非常にクリーミィー。
2;泡質がクリーミィー。
1;泡質がわずかにクリーミィー。
0;泡質がクリーミィーでない。
人前腕内側部5cm2の円を描き、色彩色差計(ミノルタ社製、CR−200)を用いて測色する(基準色)。20μLのカーボンブラックで黒色に着色したモデルコメド皮脂(表1)を3mg塗布して30分間放置した後、色彩色差計を用いて基準色との色差を測色する(ΔE1)。5質量倍の水で希釈した洗浄剤1gを載せ、円を描くように、人指し指で軽く10回マッサージする。その後、流水ですすぐ。すすぎ後に再び基準色との色差を測色し(ΔE2)、次式によりその洗浄力を百分率で求める。各サンプルにつき5回繰り返しその平均値を求めた。
人前腕内側部5cm2の円を描き、色彩色差計(ミノルタ社製、CR−200)を用いて測色する(基準色)。油性固形口紅(オーブ ルージュ ピュアリーステイ RD713,花王社製)を10mg塗布して30分間放置した後、色彩色差計を用いて基準色との色差を測色する(ΔE1)。5質量倍の水で希釈した洗浄剤1gを載せ、円を描くように、人指し指で軽く10回マッサージする。その後、流水ですすぐ。すすぎ後に再び基準色との色差を測色し(ΔE2)、次式によりその洗浄力を百分率で求める。各サンプルにつき5回繰り返しその平均値を求めた。
Claims (4)
- 次の成分(A)〜(F):
(A)硫酸基を有するアニオン性界面活性剤 1〜10質量%、
(B)高級脂肪酸又はその塩 1〜25質量%、
(C)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1〜2質量%、
(D)(ジ)グリセリンモノ脂肪酸エステル又は(ジ)グリセリンモノアルキルエーテル
0.5〜10質量%、
(E)アルキルポリグルコシド 0.5〜10質量%、
(F)水
を含有し、成分(B)及び(D)の質量割合が、(D)/(B)=0.05〜1であり、30℃における粘度が150〜1000dPa・sである皮膚洗浄剤。 - 成分(A)及び(B)の質量割合が、(B)/(A)=1〜10である請求項1記載の皮膚洗浄剤。
- 成分(A)及び(E)の質量割合が、(E)/(A)=0.3〜5である請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤。
- 更に、(G)両性界面活性剤 0.1〜10質量%を含有する、請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009278656A JP5517586B2 (ja) | 2009-12-08 | 2009-12-08 | 皮膚洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009278656A JP5517586B2 (ja) | 2009-12-08 | 2009-12-08 | 皮膚洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011121870A JP2011121870A (ja) | 2011-06-23 |
JP5517586B2 true JP5517586B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=44286134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009278656A Active JP5517586B2 (ja) | 2009-12-08 | 2009-12-08 | 皮膚洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5517586B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019230083A1 (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | ライオン株式会社 | 皮膚洗浄剤組成物 |
JP6920266B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2021-08-18 | 株式会社マンダム | 皮膚化粧料組成物 |
JP7432942B2 (ja) | 2021-12-10 | 2024-02-19 | 株式会社エス・ピー・エイチ | 高級脂肪酸ナトリウム及び高級脂肪酸カリウム含有石鹸組成物の製造方法 |
-
2009
- 2009-12-08 JP JP2009278656A patent/JP5517586B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011121870A (ja) | 2011-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3922299B2 (ja) | 増粘組成物 | |
JP5562820B2 (ja) | 皮膚洗浄剤 | |
CN103179946A (zh) | 用于清洗头皮和头发的组合物 | |
JP2011178681A (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
JP5968692B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2011038004A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP3908420B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2019089857A (ja) | 角栓を除去する方法 | |
JP5709167B2 (ja) | ジェル状クレンジング用化粧料 | |
JP5623723B2 (ja) | 皮膚洗浄剤 | |
TW201841611A (zh) | 皮膚洗淨劑組成物 | |
JP5517586B2 (ja) | 皮膚洗浄剤 | |
JP5882836B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
TW201841612A (zh) | 皮膚洗淨劑組成物 | |
JP7011807B2 (ja) | クリーム状皮膚洗浄料 | |
TW202000179A (zh) | 可溶化皮膚洗淨劑組成物 | |
JP4150361B2 (ja) | 液体皮膚洗浄料 | |
JP5191026B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
CN103961268A (zh) | 一种具有溶致液晶结构的清洁组合物 | |
JP7454125B2 (ja) | 洗浄料用組成物 | |
JP7234746B2 (ja) | クリーム状洗浄料 | |
JP5654197B2 (ja) | シャンプー組成物 | |
TWI689318B (zh) | 皮膚化妝料及皮膚保養方法 | |
JP6059052B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2005023069A (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131203 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140130 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140325 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140401 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5517586 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |