JP5516451B2 - 真空防音パネル - Google Patents

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Description

本願発明は防音パネルに関する。さらに詳しくは、表面パネルでハニカムコアを封止した後に真空引きし、真空パックの状態で使用される真空防音パネルに関するものである。
近年、マンション等の集合住宅において、生活上発生する騒音を巡る問題が増えつつあり、壁を隔てた隣家へ騒音を漏らさないように配慮することが求められている。上記騒音を遮音するためには、境界の壁の厚さを大きくすることが最善の策であるが、境界壁がコンクリート製の場合その躯体の壁の部分を重く、厚くする必要があるため、建築費用が増大するという問題がある。
そこで、隣家との境の壁面に防音パネルを貼り付けて遮音性を向上させることが行われている。また、防音パネルそのものをオフィスや一般住宅の間仕切りパネルとして用い、各部屋ごとの遮音性を向上させることも提案されている。
ところで、特開平11−280199号公報には、ハニカムコア等で小さなセルを多数形成した芯材の両面に表面材を貼り合わせて密封したパネルにおいて、表面材の縁から空気が漏れないように密封するとともに、この空気抜き口から空気を抜きとって真空状態とし、遮音性並びに断熱性に優れたパネルが開示されている。
すなわち、上記パネルにおいては、パネルに常設された空気抜き口に真空ポンプからのパイプを接続し、パネル内部の真空度が低下した場合には該ポンプを作動して所定の真空度に回復維持させ、そうすることによってパネルの据え付け後の遮音性及び断熱性の低下対策を行った間仕切りを提供できると、その効果が述べられている。
また、このように構成されたパネルは従来のパネルと外観、基本構成等が同じであるため、製造工程に大きな違いはなく設備も兼用することができ、コスト的に安価に間仕切りパネルを提供できるとの効果も記載されている。
特開平11−280199号公報
一方、公知の遮音性に優れた間仕切りパネルBは、本願図3における一部破断斜視図に示すように、仕切り壁2で仕切られて形成された多数の小さなセル3からなるハニカムコア1を芯材として用い、この芯材の上下、左右、前後の側面に表面パネル4を貼り合わせて封止し、空気を抜きとって真空状態とされている。
上記真空は、図外空気抜き口から真空引きすることによって行われるが、多数の独立したセル3からなるハニカムコア1の内部に溜まった空気を真空引きするとき、上記多数のセル3を構成する仕切り壁2が空気の流れの障害となり、効率よく真空引きできないという問題がある。
本願発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、上記真空引きの作業を効率よく迅速に行うことができ、かつ、ハニカムコアの内部の真空度をハニカムコア全域において略均一にできるとともに、構造的強度および遮音性、断熱性にも優れた真空防音パネルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係る真空防音パネルでは、多数の仕切り壁で仕切られてなる小さなセルを隣接して設けたハニカムコアを芯材とし、該ハニカムコアの外表面を表面パネルで被覆封止し、該セル内を真空減圧して形成された防音パネルにおいて、隣接するセルが互いに連通するよう、該仕切り壁の上端縁と下端縁との少なくとも一方に連通凹部を設けたことを特徴とする。
上記ハニカムコアとしては断面六角形の六角柱状あるいは円筒状のセルを集合させボード状としたものが用いられる。また、上記ハニカムコアを構成するセルとしては、真空引き時に厚さ方向に圧縮する力が働くことから耐圧縮性に優れ、かつ軽量であることが求められる。
例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、PETやポリイミド樹脂、メタ・アラミド樹脂、ガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、アラミド繊維強化プラスチック等の樹脂系ハニカムコアをあげることができる。
さらに、クラフト紙やアラミッド紙に樹脂を含浸させた紙系、あるいはアルミ、アルミ合金等の軽量な金属の薄板材を用いてもよい。
上記表面パネルとしては、真空引き時にハニカムコアをつぶすように大気圧が作用することから、基本的に機械的強度の大きなパネルが用いられ、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の硬質熱可塑性樹脂成形品が用いられる。アルミ合金板やスチール板、ステンレススチール板等の薄板を用いてもよい。さらに、使用状況に応じて表面パネルの露出部分をクロス等の化粧材で表面化粧してもよい。
上記連通凹部の形状としてはとくに限定されず、U字型、V字型、矩形、等種々の形状のものが用いられる。
本願請求項2に記載の発明に係る防音パネルでは、隣り合うセルを仕切る仕切り壁の上端縁と下端縁とに上記連通凹部を形成するとともに、該連通凹部が各仕切り壁の交差部に位置しないように配設されたことを特徴とする。
本願請求項1記載の発明に係る真空防音パネルにおいては、ハニカムコアの外表面を表面パネルで被覆封止し、多数のセルからなるハニカムコア内を真空減圧して形成された真空防音パネルにおいて、その製造工程で真空引きするとき、隣接するセルが互いに連通するように上記セルを仕切る仕切り壁の上端縁と下端縁との少なくとも一方に連通凹部が形成されているため、この連通凹部を通って容易に空気が流れて真空引きのポートが1個所であっても、均一に、かつ短時間で内部を真空にすることができ、更に、断熱性も向上する。
また、連通凹部が形成されているため、仕切り壁の上端縁あるいは下端縁の表面パネルに対する接触縁部が少なくなり、このため該仕切り壁を通って伝わる音伝達量が減り、その結果該パネルの遮音性も向上するのである。
本願請求項2記載の発明に係る真空防音パネルにおいては、上記隣り合うセルを仕切る仕切り壁の上端縁と下端縁とに上記連通凹部が形成されているため、さらに均一に、かつ短時間で内部を真空にすることができる。
また、該真空防音パネルは、上記連通凹部が各仕切り壁における交差部に位置しないように配設されているため、ハニカムコアのセルを構成する仕切り壁の、耐荷重に係る構造上重要な交差部の強度をしっかりと確保しつつ、かつ、上記の如く、ハニカム内部の真空化を効率よく行い、さらに、遮音性、断熱性の向上を図ることができる。
本願発明に係る真空防音パネルの構成を模式的に示す断面説明図。 本願発明に係るハニカムコアの構造を示す部分斜視図。 公知の遮音性に優れた間仕切りパネルを示す一部破断斜視図。
以下、本願発明に係る真空防音パネルの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、上記真空防音パネルAの構成を模式的に示す断面説明図である。図2は、上記真空防音パネルAを構成するハニカムコア1の一部分を独立して示す斜視図である。
図1に示すように、上記真空防音パネルAは、芯材として用いられたハニカムコア1と、このハニカムコア1の外郭を形成して被覆、封止する表面パネル4とからなっている。本実施形態においては、上記ハニカムコア1として、厚さ約100μmのアルミ板を蜂の巣状に加工したものを使用する。符号6は後記する真空ポートである。
図1、図2に示すように、上記ハニカムコア1には、仕切り壁2で仕切られた六角柱型の多数のセル3が隣接して形成されている。上記仕切り壁2は、厚さ約100μmのアルミ板からなっているが、ハニカム構造であるため、厚さ方向の圧縮に対して十分な強度があり、ハニカムコア1内を真空にしたときでもつぶれることなく、強度を保つことができる。
また図2に示すように、隣接するセル3どうしは、仕切り壁2の上端縁21と下端縁22に設けられた連通凹部5によって連通し、真空引きの際、空気の流路を形成する。仕切り壁2の上端縁21および下端縁22と表裏の表面パネル4とは通常接着剤で固着されるが必ずしも接着剤を使用しなくてもよい。
表面パネル4としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の硬質樹脂成形品が用いられる。この表面パネル4の側面には同じく硬質の樹脂成形品からなる真空ポート6が設けられ、この真空ポート6は真空ポンプに接続されるとともに、ハニカムコア1に連通している。
ここで、図2に示すように上記連通凹部5は、各セルを構成する仕切り壁2の上端縁21どうしが交差する交差部23に位置することのないように配設されている。同様に下端縁における交差部23にも連通凹部5が位置しないようにしている。このようにすることによって、荷重を支持する構造上重要な仕切り壁2の交差部23の強度は確保され、真空引きしてもあるいは外部から荷重が掛っても十分に圧縮強度を保つことができる。即ち、連通凹部5が多数形成されているにもかかわらず、ハニカムパネルの特徴である軽量で圧縮荷重に強いという特性は十分に維持されているのである。
つぎに、本願発明に係る真空防音パネルAの製造方法について図1を参照して説明する。まず、構造材としてのハニカムコア1を表面パネル4で封止し、上記硬質樹脂成形品である中空の真空ポート6をチューブ、パイプ等を介して図外真空ポンプに接続する。
ついで真空ポンプで真空引きするが、このとき、仕切り壁2のそれぞれの上端縁21と下端縁22とには連通凹部5が設けられているため、ハニカムコア1内の空気は、上記各連通凹部5を通って容易に真空ポート6の方向に流れる。そのため、真空引きの位置が1個所であっても、均一に、かつ短時間でハニカムコア1の内部全体を真空に近づけることができる。
ここで、所望の真空度を、例えば10−2パスカルとしたとき、真空度がこの数値に達すれば、公知の方法、例えば、熱溶着法によって真空ポート6の封止切りを行う。このようにすることによって表面パネル4で外郭が形成された真空パックの状態で本願発明に係る真空防音パネルAを製造することができる。
上記のように構成された真空防音パネルAの内部は略真空であるため、室内で発生し、空気伝播して表面パネル4に達した騒音は伝播媒体である空気が実質的に存在しないため、騒音の伝播を遮断して防音性、断熱性を発揮し、優れた真空防音パネルAとすることができる。
そして、マンション等の集合住宅において、隣家との境の壁面に本願発明に係る真空防音パネルAを貼り付けることによって騒音を遮断して防音性を向上させることができる。あるいはこの真空防音パネルAそのものをオフィスや一般住宅の間仕切りパネルとして用いることによって、各部屋ごとの遮音性を向上させることもできる。
本実施形態においては、ハニカムコアとして、厚さ約100μmのアルミ板を蜂の巣状に加工したものを使用したが、アルミ板に替えて、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂の薄板を用いてもよい。
また、真空防音パネルの真空度を中真空度とした場合について説明したが、これに限られず、低真空度としてもよい。あるいは減圧状態に保つだけでもよい。このように本願発明は設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、本願発明の技術的範囲に含まれる。
A 本願発明に係る真空防音パネル
B 公知の遮音性に優れた間仕切りパネル
1 ハニカムコア
2 仕切り壁
21 上端縁
22 下端縁
23 交差部
3 セル
4 表面パネル
5 連通凹部
6 真空ポート

Claims (2)

  1. 多数の仕切り壁で仕切られてなる小さなセルを隣接して設けたハニカムコアを芯材とし、該ハニカムコアの外表面を表面パネルで被覆封止し、該セル内を真空減圧して形成された防音パネルにおいて、隣接するセルが互いに連通するよう、該仕切り壁の上端縁と下端縁との少なくとも一方に連通凹部を設けたことを特徴とする真空防音パネル。
  2. 隣り合うセルを仕切る仕切り壁の上端縁と下端縁とに上記連通凹部を形成するとともに、該連通凹部が各仕切り壁の交差部に位置しないように配設された請求項1記載の真空防音パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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