JP5514345B2 - 表現変換装置、演算装置、表現変換方法及びプログラム - Google Patents
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Description
ρ(c)=γ・・・(1)
ρ-1 (γ)= c・・・(2)
ことを特徴とする。
(1)構成
まず、本実施の形態にかかる伸張写像の計算原理について説明する。ここでの伸張写像は、位数qをp^m(p:素数、m:整数)と表し、2r次代数的トーラスT2r(Fp^m)を表すアフィン表現から2次代数的トーラスT2(Fp^rm)を表す射影表現への変換を対象とする。例えば「r=3」であるとき、6次拡大体を3次拡大の2次拡大として一般的な拡大を用いて構成することが考えられる。一般的な拡大体上の演算は効率が良いとはいえない。そこで、本実施の形態においては、6次拡大体を3次拡大の2次拡大として構成する。この場合、Granger-Page-Stamの方法では、3次拡大を3項式で構成し、2次拡大を2項式で構成したが、本実施の形態においては、3次拡大も2次拡大も各々2項式で構成する。2項式で拡大すると拡大体上の演算が簡単になるというメリットがあるからである。従って、本実施の形態においては、このような演算が可能になるような伸長写像を構成する。
(参考文献1)R. Lidl and H. Niederreiter, “Finite Fields”, vol. 20 of Encyclopedia of Mathmatics and its Applications. Cambridge univ. press, 1983.
(参考文献2)D. V. Bailey and C. Paar, “Optimal Extension Fields for Fast Arithmetic in Public-Key Algorithms”, CRYPTO 1998, LNCS 1462, 472-485, 1998.
次に、以上のような伸張写像を行う表現変換装置である伸張装置の構成について説明する。伸張装置は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御装置と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)やCD(Compact Disk)ドライブ装置等の外部記憶装置と、外部装置の通信を制御する通信I/F(interface)と、これらを接続するバスとを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
t1=c0^2
t2=c0×c1
t3=c1^2
a2=t4×w^{-1}
a0= t2
a1= t3
t4= t1+δ/3
b0=c1
b1=0
b2=0
次に、本実施の形態にかかる伸張装置100の行う伸張写像の手順について図2を用いて説明する。伸張装置100は、伸張写像の対象となる代数的トーラスT6(Fp^m)のアフィン表現で表現された元(c0,c1)と、2次拡大の法多項式を決定するシステムパラメータwと、3次拡大の法多項式を決定するシステムパラメータδとを取得する(ステップS1)。次いで、伸張装置100は、ステップS1で取得した代数的トーラスT6(Fp^m)の元(c0,c1)及びシステムパラメータwを用いて、以下の乗算を行う(ステップS2)。
t1=c0^2
t2=c0×c1
t3=c1^2
a2=t4×w^{-1}
a0= t2
a1= t3
t4= t1+δ/3
b0=c1
b1=0
b2=0
t1=a1^2
t2=a1×a2
t3=a2^2
b1=1+t1-t3
b2=t2
b3=t3
b4=a2
b5=0
b6=0
得られた(b1, b2, b3, b4, b5, b6)は代数的トーラスの1つの元を表す射影表現である。合成数位数の代数的トーラスを用いた場合にパラメータが存在する場合には、演算処理を射影表現で行ったり、又は、射影表現を更に拡大体表現に変換した後に演算処理を拡大体表現で行ったりすることはできるが、素数位数の代数的トーラス上では、アフィン表現から射影表現への変換後の演算処理を行うことは不可能である。
<暗号化処理>
次に、本実施の形態にかかる伸張装置を演算装置に適用する例について説明する。図5は、アフィン表現から射影表現への変換後に演算処理として暗号化処理を行う演算装置の構成を例示する図である。当該演算装置は、伸張装置100と、暗号化部200と、圧縮部300とを備える。伸張装置100の構成は上述した通りである。尚、ここでは、伸張装置100が取得し伸張写像の対象となる代数的トーラスT6(Fp^m)の元(c0,c1)は平文である。暗号化部200は、伸張装置100が伸張写像を行った後出力した(a0, a1, a2, b0, b1, b2)と、公開鍵とを取得し、これらを用いて暗号化処理を行って暗号文を出力する。ここで行う暗号化処理は、上述した2次拡大の法多項式「f2(x) = x^2-δ」及び基底{1, x}と、3次拡大の法多項式「f3(y) = y^3-w」及び基底{1, y, y^2}とにより定まる演算処理である。圧縮部300は、暗号化部200が出力した暗号文に対して圧縮写像を行って、圧縮暗号文を出力する。
図6は、アフィン表現から射影表現への変換後に演算処理として復号処理を行う演算装置の構成を例示する図である。当該演算装置は、伸張装置100と、復号部210と、圧縮部300とを備える。伸張装置100の構成は上述した通りである。尚、ここでは、伸張装置100が取得し伸張写像の対象となる代数的トーラスT6(Fp^m)の元(c0,c1)は暗号文である。復号部210は、伸張装置100が伸張写像を行った後出力した(a0, a1, a2, b0, b1, b2)と、秘密鍵とを取得し、これらを用いて復号処理を行って平文を出力する。ここで行う復号処理は、上述した2次拡大の法多項式「f2(x) = x^2-δ」及び基底{1, x}と、3次拡大の法多項式「f3(y) = y^3-w」及び基底{1, y, y^2}とにより定まる演算処理である。圧縮部300は、復号部210が出力した平文に対して圧縮写像を行って、圧縮平文を出力する。尚、ここでの圧縮写像は、射影表現をアフィン表現に変換するものとなる。
図7は、アフィン表現から射影表現への変換後に演算処理として鍵生成処理を行う演算装置の構成を例示する図である。当該演算装置は、生成元選択部400と、伸張装置100と、鍵生成部220と、圧縮部300とを備える。生成元選択部400は、生成元として代数的トーラスT6(Fp^m)の元をランダムに選択する。伸張装置100の構成は上述した通りである。ここでは、伸張装置100が取得し伸張写像の対象となる代数的トーラスT6(Fp^m)の元(c0,c1)は、生成元選択部400が生成元として選択したものである。鍵生成部220は、伸張装置100が伸張写像を行った後出力した(a0, a1, a2, b0, b1, b2)と、秘密鍵成分としてランダムに選択した各秘密鍵成分とを取得し、これらを用いて鍵生成処理を行って公開鍵の各鍵成分となる各公開鍵成分を求め、公開鍵と秘密鍵とを出力する。ここで行う鍵生成処理は、上述した2次拡大の法多項式「f2(x) = x^2-δ」及び基底{1, x}と、3次拡大の法多項式「f3(y) = y^3-w」及び基底{1, y, y^2}とにより定まる演算処理である。圧縮部300は、鍵生成部220が出力した公開鍵及び秘密鍵に対して圧縮写像を行って、圧縮鍵を出力する。
図8はKEM-DEMフレームワークにおける共通鍵の暗号化とデータの暗号化とを模式的に示す図である。KEM-DEMフレームワークとは、データの暗号化を共通鍵暗号で行い、共通鍵暗号の鍵を公開鍵暗号で暗号化するハイブリッド暗号の一種である(例えば参考文献4参照)。
(参考文献4)R.Cramer and V.Shoup, “Design and analysis of practical public-key encryption schemes secure against adaptive ciphertext attak”, SIAM journal on computing, 33(1): 167-226,2003
次に、演算処理である暗号化処理及び復号処理として、特に、トーラスCramer-Shoup暗号における暗号化処理及び復号処理に本実施の形態の伸張装置100を適用する例について説明する。このような暗号化処理を行う演算装置の構成は、図5と略同様であるため、その図示を省略する。ここでは、図5に示した伸張装置100、暗号化部200及び圧縮部300がトーラスCramer-Shoup暗号において実現させる特有の機能について説明する。当該演算装置には、公開鍵(q,g,g~,e,f,h)及び平文msgが入力される。これらは各々代数的トーラス上T6(Fp^m)の元でありアフィン表現で表現されている。伸張装置100は、アフィン表現で表現された公開鍵(q,g,g~,e,f,h)に含まれる各公開鍵成分q,g,g~,e,f,hに対して上述と同様の伸張写像を各々行って、これらを射影表現に各々変換する。ここでは、各公開鍵成分q,g,g~,e,f,hの射影表現をq*,g*,g~*,e*,f*,h*と各々記載する。暗号化部200は、射影表現で表現された公開鍵(q*,g*,g~*,e*,f*,h*)と、平文msgとを取得すると、まず、乱数uを生成する。次いで、暗号化部200は、公開鍵成分g*,g~*,h*とを用いて、暗号文の成分c1として「g*^u」を求め、暗号文の成分c2として「g~*^u」を求め、係数bとして「h*^u」を求める。伸張装置100は、アフィン表現で表現された平文msgに対して上述と同様の伸張写像を行って、これを射影表現に変換する。ここでは、平文msgの射影表現をmsg*と記載する。また、暗号化部200は、係数bと、射影表現で表現された平文msg*とを用いて、暗号文の成分c3として「msg*×b」を求めることにより、平文マスクを行う。更に、暗号化部200は、求めた暗号文の成分c1,c2,c3を用いてハッシュ関数による計算を行ってハッシュ値vを求める。そして、暗号化部200は、公開鍵成分e*,f*と、乱数uと、ハッシュ値vとを用いて、暗号文の成分c4として「e*^u×f*^uv」を求める。圧縮部300は、射影表現で表現された暗号文の成分c1,c2,c3,c4に対して圧縮写像を行って、これらをアフィン表現に各々変換する。ここでは、暗号文の各成分c1,c2,c3,c4のアフィン表現をc1*,c2*,c3*,c4*と各々記載する。そして得られる(c1*,c2*,c3*,c4*)が圧縮暗号文となる。この圧縮暗号文これに対して復号処理を行う演算装置に送信される。
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した実施の形態において、伸張装置100で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。この場合には、プログラムは、伸張装置100において上記記録媒体から読み出して実行することにより例えばRAMなどの記憶装置上にロードされ、上記機能的構成において説明した各部が記憶装置上に生成される。演算装置,KEM-Enc及びKEM-Decについても同様である。
上述した実施の形態において、伸張装置100が行った伸張写像の結果得られる射影表現(a0, a1, a2, b0, b1, b2)の各項に、定数d(d:有限体Fqの元)を各々掛けても同じ元を表す。このため、(a0×d, a1×d, a2×d, b0×d, b1×d, b2×d)を用いて各演算処理を行うようにしても良い。
上述した実施の形態において、演算装置は、各演算処理を射影表現で行うようにしても良いし、拡大体表現で行うようにしても良い。
上述した実施の形態において、「r=3」である場合について説明したが、rの値はこれに限らない。
101 取得部
102 乗算部
103 加減算部
104 出力部
200 暗号化部
210 復号部
220 鍵生成部
230 KEM-Enc処理部
240 KEM-Dec処理部
300 圧縮部
400 生成元選択部
410 鍵生成部
Claims (21)
- 2r次代数的トーラスT2r(Fq)(r:素数,q:整数)を表すアフィン表現から2次代数的トーラスT2(Fq^r)を表す射影表現への変換を行う表現変換装置であって、
2r次代数的トーラスT2r(Fq)のアフィン表現で表現される元(c0, c1,…, cr-2)(ci:有限体Fqの元:0≦i≦r-2)を取得する取得部と、
取得された前記元に対して、2次代数的トーラスT2(Fq^r) の元が2r次代数的トーラスT2r(Fq) に含まれる条件と、2次拡大の法多項式及び基底とr次拡大の法多項式及び基底とにより定まる乗算を行う乗算部と、
前記条件と前記法多項式と前記基底とにより定まる加減算を行い、2次代数的トーラスT2(Fq^r)の射影表現で表現された元(a0, a1,…, ar-1, b0, b1,…, br-1) (aj, bj:Fqの元:0≦j≦r-1)を得る加減算部と、
射影表現で表現された前記元を出力する出力部とを備え、
xは、拡大体Fq^rから拡大体Fq^2rへの2次拡大の際に添加する元であり、
2次拡大の前記法多項式は、「f2(x) = x^2-δ」であり、その基底は{1, x}であり、
δは、有限体Fqの元である
ことを特徴する表現変換装置。 - 「α= (a0, a1,…, ar-1)」,「β= (b0, b1,…, br-1)」は、拡大体Fq^rの元であり、
2次代数的トーラスT2(Fq^r) の元が2r次代数的トーラスT2r(Fq) に含まれる条件は、条件式「(α+βx)^Φ2r(q)=1」(Φn(q):円周n等分多項式)を満たすことであり、
前記乗算部は、取得された前記元に対して、前記条件式と、2次拡大の前記法多項式及び前記基底とr次拡大の前記法多項式及び前記基底とにより定まる乗算を行う
ことを特徴する請求項1に記載の表現変換装置。 - yは、拡大体Fpから拡大体Fp^rへのr次拡大の際に添加する元であり、
wは、拡大体Fpの元であり、
3次拡大の前記法多項式は、「f3(y) = y^r-w」であり、その基底は{1, y, …, y^(r-1)}であり、
前記乗算部は、取得された前記元に対して、前記条件と、2次拡大の前記法多項式及び前記基底と3次拡大の前記法多項式及び前記基底とにより定まる乗算を行う
ことを特徴する請求項1又は2に記載の表現変換装置。 - 2r次代数的トーラスT2r(Fq)(r:素数,q:整数)を表すアフィン表現から2次代数的トーラスT2(Fq^r)を表す射影表現への変換後に演算を行う演算装置であって、
2r次代数的トーラスT2r(Fq) のアフィン表現で表現される元(c0, c1,…, cr-2)(ci:Fqの元:0≦i≦r-2)を取得する取得部と、
取得された前記元に対して、2次代数的トーラスT2(Fq^r) の元が2r次代数的トーラスT2r(Fq) に含まれる条件と、2次拡大の法多項式及び基底とr次拡大の法多項式及び基底とにより定まる乗算を行う乗算部と、
前記条件と前記法多項式と前記基底とにより定まる加減算を行い、2次代数的トーラスT2(Fq^r)の射影表現で表現された元(a0, a1,…, ar-1, b0, b1,…, br-1) (aj, bj:Fqの元:0≦j≦r-1)を得る加減算部と、
射影表現で表現された前記元に基づいて、2次拡大の前記法多項式及び前記基底とr次拡大の前記法多項式及び前記基底とにより定まる演算を行う演算部とを備え、
xは、拡大体Fq^rから拡大体Fq^2rへの2次拡大の際に添加する元であり、
2次拡大の前記法多項式は、「f2(x) = x^2-δ」であり、その基底は{1, x}であり、
δは、有限体Fqの元である
ことを特徴とする演算装置。 - 前記演算が行われた前記元をアフィン表現に変換することにより圧縮する圧縮部を更に備える
ことを特徴とする請求項4に記載の演算装置。 - 前記演算部は、射影表現で表現された前記元を用いて、射影表現で前記演算を行う
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の演算装置。 - 射影表現で表現された前記元を拡大体表現に変換する変換部を更に備え、
前記演算部は、拡大体表現で表現された前記元に対して、拡大体表現で前記演算を行う
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の演算装置。 - 前記演算部は、
射影表現で表現された前記元である平文と、公開鍵とを取得する取得部と、
前記平文と前記公開鍵とを用いて公開鍵暗号方式により前記平文を暗号化する暗号部と、
暗号化された平文である暗号文を出力する出力部とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の演算装置。 - 前記演算部は、
射影表現で表現された前記元であり公開鍵暗号方式により暗号化された暗号文と、秘密鍵とを取得する取得部と、
前記暗号文と前記秘密鍵とを用いて公開鍵暗号方式により前記暗号文を復号する復号部と、
復号された暗号文である平文を出力する出力部とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の演算装置。 - 前記演算部は、
射影表現で表現された前記元である公開鍵を取得する取得部と、
KEM(Key Encapsulation Mechanism)の暗号化処理により前記公開鍵を用いて共通鍵を暗号化する暗号部と、
暗号化された前記共通鍵を出力する出力部とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の演算装置。 - 射影表現で表現された前記元であってKEM(Key Encapsulation Mechanism)の暗号化処理により暗号化された共通鍵を取得する取得部と、
KEM(Key Encapsulation Mechanism)の復号処理により前記共通鍵を復号する復号部と、
復号された前記共通鍵を出力する出力部とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の演算装置。 - 前記暗号部は、前記平文と前記公開鍵とを用いて、Cramer-Shoup暗号方式により前記平文を暗号化する
ことを特徴とする請求項8に記載の演算装置。 - 前記復号部は、前記暗号文と前記秘密鍵とを用いて、Cramer-Shoup暗号方式により前記暗号文を復号する
ことを特徴とする請求項9に記載の演算装置。 - 前記暗号部は、Cramer-Shoup暗号方式におけるKEM(Key Encapsulation Mechanism)の暗号化処理により前記共通鍵を暗号化する
ことを特徴とする請求項10に記載の演算装置。 - 前記復号部は、Cramer-Shoup暗号方式におけるKEM(Key Encapsulation Mechanism)の復号処理により前記共通鍵を復号する
ことを特徴とする請求項11に記載の演算装置。 - 前記演算部は、
公開鍵の生成元であり射影表現で表現された元と、秘密鍵とを取得する取得部と、
前記元と前記秘密鍵とを用いて、公開鍵に含まれる公開鍵成分を生成する鍵生成部と、
生成された前記公開鍵成分を含む公開鍵を出力する出力部とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の演算装置。 - 前記鍵生成部は、前記元と前記秘密鍵とを用いて、Cramer-Shoup暗号方式により前記公開鍵成分を生成する
ことを特徴とする請求項16に記載の演算装置。 - 2r次代数的トーラスT2r(Fq)(r:素数,q:整数)を表すアフィン表現から2次代数的トーラスT2(Fq^r)を表す射影表現への変換を行うコンピュータで実行される表現変換方法であって、
取得部が、2r次代数的トーラスT2r(Fq)のアフィン表現で表現される元(c0, c1,…, cr-2)(ci:有限体Fqの元:0≦i≦r-2)を取得し、
乗算部が、取得された前記元に対して、2次代数的トーラスT2(Fq^r) の元が2r次代数的トーラスT2r(Fq) に含まれる条件と、2次拡大の法多項式及び基底とr次拡大の法多項式及び基底とにより定まる乗算を行い、
加減算部が、前記条件と前記法多項式と前記基底とにより定まる加減算を行い、2次代数的トーラスT2(Fq^r)の射影表現で表現された元(a0, a1,…, ar-1, b0, b1,…, br-1) (aj, bj:Fqの元:0≦j≦r-1)を得、
出力部が、射影表現で表現された前記元を出力し、
xは、拡大体Fq^rから拡大体Fq^2rへの2次拡大の際に添加する元であり、
2次拡大の前記法多項式は、「f2(x) = x^2-δ」であり、その基底は{1, x}であり、
δは、有限体Fqの元である
ことを特徴とする表現変換方法。 - 「r=3」であり、
(c 0 , c 1 )は、6次代数的トーラスT 6 (F q )のアフィン表現で表現された元であり、
(a 0 , a 1 , a 2 , b 0 , b 1 , b 2 )は、2次代数的トーラスT 2 (F q^3 )の射影表現で表現された元であり、
前記取得部は、(c 0 , c 1 )を取得し、
拡大体F q^r の元を「α+βx」とし、「β≠0」のとき「α/β=γ」とすると、
2次代数的トーラスT 2 (F q^3 ) の元が6次代数的トーラスT 6 (F q ) に含まれる条件は、条件式「γ^(q^2+q) + γ^(q+1) + γ^(q^2+1) = -δ」を満たすことであり、
前記乗算部は、取得された前記元に対して、前記条件式と、2次拡大の前記法多項式及び前記基底と3次拡大の前記法多項式及び前記基底とにより定まる乗算を行い、
前記出力部は、(a 0 , a 1 , a 2 , b 0 , b 1 , b 2 )を出力する
ことを特徴とする請求項18に記載の表現変換方法。 - コンピュータに、2r次代数的トーラスT 2r (F q )(r:素数,q:整数)を表すアフィン表現から2次代数的トーラスT 2 (F q^r )を表す射影表現への変換を実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
2r次代数的トーラスT 2r (F q )のアフィン表現で表現される元(c 0 , c 1 ,…, c r-2 )(c i :有限体F q の元:0≦i≦r-2)を取得する取得手段と、
取得された前記元に対して、2次代数的トーラスT 2 (F q^r ) の元が2r次代数的トーラスT 2r (F q ) に含まれる条件と、2次拡大の法多項式及び基底とr次拡大の法多項式及び基底とにより定まる乗算を行う乗算手段と、
前記条件と前記法多項式と前記基底とにより定まる加減算を行い、2次代数的トーラスT 2 (F q^r )の射影表現で表現された元(a 0 , a 1 ,…, a r-1 , b 0 , b 1 ,…, b r-1 ) (a j , b j :F q の元:0≦j≦r-1)を得る加減算手段と、
射影表現で表現された前記元を出力する出力手段として機能させ、
xは、拡大体F q^r から拡大体F q^2r への2次拡大の際に添加する元であり、
2次拡大の前記法多項式は、「f 2 (x) = x^2-δ」であり、その基底は{1, x}であり、
δは、有限体F q の元である
ことを特徴とするプログラム。 - 「r=3」であり、
(c 0 , c 1 )は、6次代数的トーラスT 6 (F q )のアフィン表現で表現された元であり、
(a 0 , a 1 , a 2 , b 0 , b 1 , b 2 )は、2次代数的トーラスT 2 (F q^3 )の射影表現で表現された元であり、
前記取得手段は、(c 0 , c 1 )を取得し、
拡大体F q^r の元を「α+βx」とし、「β≠0」のとき「α/β=γ」とすると、
2次代数的トーラスT 2 (F q^3 ) の元が6次代数的トーラスT 6 (F q ) に含まれる条件は、条件式「γ^(q^2+q) + γ^(q+1) + γ^(q^2+1) = -δ」を満たすことであり、
前記乗算手段は、取得された前記元に対して、前記条件式と、2次拡大の前記法多項式及び前記基底と3次拡大の前記法多項式及び前記基底とにより定まる乗算を行い、
前記出力手段は、(a 0 , a 1 , a 2 , b 0 , b 1 , b 2 )を出力する
ことを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
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