JP5510719B2 - 多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法及びこれに使用するメンテナンス用治具 - Google Patents
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Description
第1工程においては、図6〜図9に示す如く、基端ケース部分5と回転軸体2とを本発明に係る連結固定治具40を使用して相対回転不能に連結する。
次に第2工程を行い、先端ケース部分6を基端ケース部分5から取り外すが、この第2工程にあっては、まず、連結固定治具40を所定の作業面(作業台の上面等)に載置して、多流路形ロータリジョイントを立直状態に保持させておく。このようにしておくことにより、第2工程(及び爾後の工程)を容易に行うことができる。
第2工程が終了すると、第3工程を開始して、図11〜図22に示す如く、弾性材製シールリング23,24の交換等のメンテナンスを行う。
第3工程終了後の第4工程においては、連結固定治具40を基端ケース部分5及び軸本体11から取り外して、メンテナンス作業を完了する。
2 回転軸体
3 第1流路
3a 通路接続空間
3b 軸側通路
3c ケース側通路
4 第2流路
4a 通路接続空間
4b 軸側通路
4c ケース側通路
5 基端ケース部分
5a 第1シールフランジ
5b 第1流路フランジ
5c カバー板
6 先端ケース部分
6a 第2シールフランジ
6b 第2流路フランジ
6c カバー板
6d ベアリング保持面
6e 装填面
6f 装填面
6g 仕切部
6j 係合突起
11 軸本体
12 端部スリーブ
12a シール部
13 中間スリーブ
14a ベアリング
14b ベアリング
16 メカニカルシール
16a 軸側密封環(軸側密封環)
16b ケース側密封環(ケース側密封環)
16c スプリング
18 第1流体
19a 第1環状シール部材
23 第1弾性材製シールリング
24 第2弾性材製シールリング
25 第2流体
27 本体部
28 内周リップ部
29 外周リップ部
30 環状溝
31 板バネ部材
40 連結固定治具
41 軸固定部
42 ケース嵌合部
50 密封環係止治具
51 治具本体
52 係止体
60 第1外周リップ部誘導治具
60a 外周リップ部誘導面
60b 外周リップ部縮径変形作用面
61 第2外周リップ部誘導治具
61a 外周リップ部誘導面
61b 外周リップ部縮径変形作用面
62 押し込み治具
70 内周リップ部誘導治具
71 内周リップ部誘導部
71a 内周リップ部誘導面
72 内周リップ部拡径変形作用部
72a 内周リップ部拡径変形作用面
80 芯出し治具
84 第1治具側Oリング
85 第2治具側Oリング
86 軸側Oリング
Claims (12)
- 軸線方向において先端ケース部分と基端ケース部分とに分離可能に構成された筒状のケース体と、先端ケース部分及び基端ケース部分の内周部に夫々軸受支持することによりケース体に相対回転自在に連結された回転軸体と、基端ケース部分と回転軸体との対向周面間に軸線方向に並列配置された複数のメカニカルシールと、先端ケース部分と回転軸体との対向周面間に軸線方向に並列配置された複数の弾性材製シールリングとを具備する多流路形ロータリジョイントにおいて、弾性材製シールリングのメンテナンスを行うための方法であって、
基端ケース部分と回転軸体とを相対回転不能に連結固定する第1工程と、第1工程後に、先端ケース部分を基端ケース部分から取り外す第2工程と、第2工程後に、弾性材製シールリングのメンテナンスを行うと共に先端ケース部分を基端ケース部分に取り付ける第3工程と、第3工程後に、第1工程で行った基端ケース部分と回転軸体との連結固定を解除する第4工程と、からなることを特徴とする多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法。 - 各メカニカルシールが、回転軸体に固定された軸側密封環と基端ケース部分に軸線方向に移動可能に保持されたケース側密封環とこれを軸側密封環へと押圧附勢するスプリングとを具備するものであり、回転軸体が、軸本体とこれに嵌挿されて隣接する軸側密封環の相互間隔を規制する中間スリーブと先端ケース部分内に位置する軸本体の先端部分に嵌合固着されて軸側密封環群のうち最先端側の軸側密封環をスプリングによる押圧力に抗して所定位置に係止する端部スリーブとを具備するものである場合において、
第2工程においては、先端ケース部分の取り外し後に、密封環係止治具を基端ケース部分の先端部に取り付けて、この密封環係止治具により前記最先端側の軸側密封環を端部スリーブによる係止位置と同一位置に係止させ、しかる後、端部スリーブを新たなものに交換した上で、密封環係止治具を基端ケース部分から取り外すようにすることを特徴とする、請求項1に記載する多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法。 - 先端ケース部分が軸線方向に流路フランジとシールフランジとに分離可能に構成されており、流路フランジと端部スリーブとの対向周面間にベアリング及び弾性材製シールリングが配設されており、シールフランジと軸側密封環群のうち最先端側の軸側密封環との対向周面間に弾性材製の環状シール部材が配設されている場合において、
第3工程においては、流路フランジとシールフランジとを分離した状態で弾性材製シールリング及び環状シール部材のメンテナンスを行い、しかる後、基端ケース部分にはシールフランジを取り付けた上で、流路フランジを取り付けるようにすることを特徴とする、請求項2に記載する多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法。 - 弾性材製シールリングが、環状の本体部と本体部から軸線方向に突出して先端ケース部分と回転軸体との対向周面に弾性的に押圧接触する筒状の内外周リップ部とを具備するものである場合において、
第3工程においては、流路フランジに、内周面に当該流路フランジに形成された弾性材製シールリングの装填面に面一状に連なる円柱状の外周リップ部誘導面とその基端から漸次拡大する外周リップ部縮径変形作用面とを形成してなる円筒状の外周リップ部誘導治具を取り付けて、新たな弾性材製シールリングを、これが外周リップ部縮径作用面内に位置する状態で、当該弾性材製シールリングの本体部に衝合させた筒状又は棒状の押し込み治具により前記装填面へと押し込むことにより、外周リップ部を外周リップ部縮径変形作用面により縮径変形させつつ当該外周リップ部縮径変形作用面から外周リップ部誘導面を経て前記装填面へと誘導し、しかる後、流路フランジから外周リップ部誘導治具を取り外すことにより当該弾性材製シールリングを流路フランジに装填するようにすることを特徴とする、請求項3に記載する多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法。 - 第3工程においては、回転軸体の先端に、これと同一外径をなす内周リップ部誘導部とその基端から漸次縮径する截頭円錐状又は円錐状の内周リップ部拡径変形作用部とを有する回転体形状の内周リップ部誘導治具を軸線が一致する同心状態で取り付け、流路フランジを、これに装填された新たな弾性材製シールリングに内周リップ部拡径変形作用部を挿通させた状態で、シールフランジに衝合する位置へと軸線方向に移動させることにより、内周リップ部を内周リップ部拡径変形作用部により拡径変形させつつ当該内周リップ部拡径変形作用部から内周リップ部誘導部を経て回転軸体の所定位置へと誘導し、しかる後、流路フランジをシールフランジ及び/又は基端ケースに取り付けることにより、弾性材製シールリングの交換を行うようにすることを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載する多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法。
- 筒状の芯出し治具を、その先端側内周部に係合保持させた非圧縮性弾性材製の治具側Oリングを内周リップ部誘導治具に嵌合させると共に当該芯出し治具の基端側内周部に係合保持させた非圧縮性弾性材製の軸側Oリングを回転軸体に嵌合させた状態で、内周リップ部誘導治具が回転軸体の先端に衝合する位置まで移動させた上、内周リップ部誘導治具を回転軸体に取り付け、しかる後、芯出し治具を内周リップ部誘導治具及び回転軸体から離脱させることにより、内周リップ部誘導治具を回転軸体に軸線が一致する状態で取り付けるようにすることを特徴とする、請求項5に記載する多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法。
- 第1工程においては、基端ケース部分と回転軸体とを連結固定治具を使用して相対回転不能に連結固定すると共に、この連結固定治具を所定の作業面に載置することにより、当該ロータリジョイントを立直保持させておき、当該立直保持の状態において第2工程及び第3工程を行うようにすることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載する多流路形ロータリジョイントのメンテナンス方法。
- 請求項7に記載する連結固定治具であって、回転軸体の基端部をボルトにより固定する軸固定部とその周縁部に立設されて基端ケース部分の基端部を嵌合固定するケース固定部とを具備することを特徴とするメンテナンス用治具。
- 請求項2に記載する密封環係止治具であって、基端ケース部分の先端部に取り付けられる筒状の治具本体と、治具本体の内周部に設けられて、本体部を基端ケース部分に取り付けたときにおいて、前記最先端側の軸側密封環の端面に衝合して、当該軸側密封環を端部スリーブによる係止位置と同一位置に係止せる係止体と、を具備することを特徴とするメンテナンス用治具。
- 請求項4に記載する外周リップ部誘導治具であって、内周面に流路フランジに形成された弾性材製シールリングの装填面と同一径の円柱状の外周リップ部誘導面とその基端から漸次拡大する外周リップ部縮径変形作用面とを形成してなる円筒状のもので、流路フランジに外周リップ部誘導面が前記装填面に面一状に連なる状態で取り付けうるように構成されていることを特徴とするメンテナンス用治具。
- 請求項5に記載する内周リップ部誘導治具であって、回転軸体の先端と同一外径をなす内周リップ部誘導部とその基端から漸次縮径する截頭円錐状又は円錐状の内周リップ部拡径変形作用部とを有し、回転軸体の先端にこれと軸線が一致する同心状態で取り付けうるように構成されていることを特徴とするメンテナンス用治具。
- 請求項6に記載する芯出し治具であって、先端側内周部に内周リップ部誘導治具に嵌合しうる非圧縮性弾性材製の治具側Oリングを係合保持すると共に基端側内周部に回転軸体に嵌合しうる非圧縮性弾性材製の軸側Oリングを係合保持させた筒状体であることを特徴とするメンテナンス用治具。
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