JP5508987B2 - 提供情報選択装置、方法及びプログラム - Google Patents
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第1の手法は、集団を構成する各構成員の嗜好スコアを基に集団に適した情報を推定するもので、各構成員の項目iに対する嗜好スコアを加重平均などで統合し、その結果をグループの項目iに対する嗜好とする手法である。例えば非特許文献1では、個人の行動履歴、例えば中華料理の店舗に訪れたという実績から、個人の嗜好、例えば中華料理を好む度合いを推定する手法を提案している。そして、グループに対し情報を推薦する際には、ユーザが任意の加重を入力し、各構成員の項目iに対する嗜好スコアに入力された加重を乗算して集団の項目iに対する嗜好スコアを推定して、集団の嗜好スコアが高い情報(項目)を対象集団に適する情報として提示するようにしている。
すなわち、第1の手法は各構成員の嗜好スコアから集団の嗜好スコアを推定し、そのスコアに基づいて対象集団に適した情報の選択を行うものである。しかし、対象集団に適しているか否かは嗜好のみでは決定されず、場所や時間などの要因による影響も受ける。このため、場所や時間などの影響によっては、集団の嗜好スコアが高い情報でも対象集団にとって不適切となる場合もある。
また、情報提供データごとの嗜好クラスタ情報を生成し、この作成された嗜好クラスタ情報の嗜好クラスタごとの出現回数をしきい値と比べることにより、集団に適した情報提供用データを選択することができる。
このようにすると、構成員の嗜好と集団の行動履歴との間の関係性を表すベクトル軌跡が嗜好空間上にマッピングされ、この関係性ベクトル軌跡をもとに集団に適した情報提供用データが選択される。
[概要]
この発明の一実施形態は、集団の各構成員の嗜好スコアと集団の行動履歴との長所をそれぞれを利用することで、トレードオフの問題を解決する。
それぞれの長所を活かす手法として、集団に提供する情報の集合である情報提供用データ集合、例えば○○麻婆豆腐屋、△△ラーメン屋などの飲食店情報の集合と、集団の行動履歴データ、例えば□□ハンバーガーショップに訪れたなどの訪問先の飲食店情報とを、集団の構成員の嗜好スコアを成分とした空間(以下嗜好空間と称する)上に示し、その嗜好空間上での類似度を求めることによって各情報提供用データが対象集団にとって適しているか否かを判定する手法を用いる。
図16(a)は、各情報提供用データと集団の行動履歴データとの間のユークリッド距離を用いて類似度を算出する例を示したものである。以後、この算出法を第1の類似度算出法と呼ぶ。この算出法では、ユークリッド距離が近いほど類似性が高いとし、例えば一定距離以内にある情報提供用データの類似度を“1”(範囲外のデータの類似度は“0”)とする。あるいは、ユークリッド距離の逆数を類似度とする。
図16(b)は、各情報提供用データと集団の行動履歴データとのcosine similarityを用いて類似度を算出する例を示したものである。以後、この算出法を第2の類似度算出法と呼ぶ。この算出法では、cosine similarity の値が高いほど類似性が高いとし、例えば一定値以内にある情報提供用データの類似度を“1”(範囲外のデータの類似度は“0”)とする。あるいは、その値そのものを類似度とする。
図16(c)は、嗜好空間をn個に分割したクラス(図の例では各構成員の嗜好スコアを5等分した25個に分割したクラス)を用いて類似度を算出する例を示すものである。以後、この算出法を第3の類似度算出法と呼ぶ。この算出法では、集団の行動履歴データと各情報提供データが同一クラスにある場合を類似しているとし、同一クラスにある情報提供用データの類似度を“1”、異なるクラスにあるデータの類似度を“0”とする。以上に述べた手法を用いることで、各情報提供用データと集団の行動履歴データとの類似度を算出可能となる。
なお、この方法は、先行技術文献、瀬古俊一他、“集団へのレコメンドに適用可能な同行者との影響度合い定量化手法”、IPSJ-SLDM10144048、Vol.2010-SLDM-144 No.48、pp.1-8、2010に詳しく記載されている。
図1は、この発明の一実施形態に係わる提供情報選択装置の機能構成を示すブロック図である。
この装置は、図示しない入力デバイスや表示デバイス、記憶装置との間でデータの入出力を行う入出力インタフェース1と、プログラム及びデータを記憶しておくための記憶部2と、情報選択部3と、集団の行動頻度情報算出部4と、他のシステムとの間で図示しない通信ネットワークを介して情報を送受信するための通信インタフェース部5と、開始トリガを発生するタイマ部6とを備えている。
図2は、図1に示した提供情報選択装置の具体的な構成を示すブロック図である。
同図に示すように提供情報選択装置は、中央処理ユニット(Central Processing Unit;CPU)11を備え、このCPU11に対しバス12を介してプログラムメモリ13及びデータメモリ14を接続し、さらに通信インタフェース16、入出力インタフェース17及びタイマ・インタフェース20を接続したものとなっている。
行動重心算出プログラム133は、情報選択処理の過程で、上記集団の行動履歴情報記憶エリア142に記憶された集団の行動履歴情報についてその重心を算出する処理を、上記CPU11に実行させる。
次に、以上のように構成された提供情報選択装置の動作を説明する。
提供情報選択装置は以下のような手順で処理を実行する。図9はその全体の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
提供情報選択装置は、待機状態において入出力制御プログラム131の制御の下でデータの入力を監視している。この状態で、入出力インタフェース17又は通信インタフェース16を介してデータが受信されると、先ずステップS1により当該入力データが開始トリガであるかを判断する。この判定の結果、開始トリガでなければ、続いてステップS3において上記入力データが集団の行動履歴情報であるか他のデータであるかを判定する。そして、集団の行動履歴情報以外のデータだったとすれば、ステップS7において当該入力データをデータメモリ14内の対応する記憶エリアに記憶させる。
一方、入力データが集団の行動履歴を表す情報だったとする。この場合提供情報選択装置は、ステップS4により入出力制御プログラム131の制御の下で、上記入力された集団の行動履歴情報をデータメモリ14内の集団の行動履歴情報記憶エリア142に記憶させる。次に、ステップS5において集団の行動頻度算出プログラム134を起動し、この行動頻度算出プログラム134の制御の下で集団の行動頻度を算出するための処理を以下のように実行する。図10はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
さて、この状態でタイマ21から開始トリガが発生するか、又は入力デバイス18において操作者が開始トリガを入力したとする。そうすると提供情報選択装置は、ステップS1からステップS2に移行し、ここで情報提供用データの選択処理を以下のように実行する。図11はその制御手順と制御内容を示すフローチャートである。なお、ここでは、先に述べた3つの類似度算出法のうち第3の類似度算出法と、関係性ベクトルを用いた場合を例にとって説明を行う。
すなわち提供情報選択装置は、先ずステップS21において、受信した開始トリガに含まれているグループIDとその他の情報に該当する集団行動履歴情報及び集団構成情報をそれぞれデータメモリ14内の記憶エリア142,146より読み出す。続いてステップS22において、上記読み出した集団構成情報に含まれるユーザIDをもとに該当する個人の嗜好情報を記憶エリア141から読み出す。
さて、上記各情報の読み出しが終了すると、提供情報選択装置は上記選択的に読み出された情報提供用データと個人の嗜好情報をもとに、嗜好クラスタ情報を作成する処理を以下のように実行する。
すなわち、先ずステップS24により嗜好クラスタ情報を作成していない情報提供データの有無を判定する。この判定の結果、未作成の情報提供用データがあれば、ステップS25において今回の処理でまだ嗜好クラスタ情報を作成していない情報提供用データを選択し、選択した情報提供用データに対する各構成員の嗜好スコアを算出する。この嗜好スコアの算出は、選択された情報提供用データに含まれるジャンル名情報と構成員のユーザIDとの組と合致するデータを個人の嗜好情報から検索することにより行われる。このとき、ジャンル名が複数あればそれぞれの嗜好スコアを取得し、その平均値を嗜好コアとする。
以上のステップS25,S26による処理は、嗜好クラスタ情報を作成していない情報提供用データがなくなるまで、各情報提供用データに対して繰り返し行われる。
すべての情報提供用データに対する嗜好スコアの計算処理が終了すると、提供情報選択装置は次にステップS27に移行し、ここで上記算出した嗜好クラスタ情報を利用して、情報提供用データが対象集団に適しているか否かの判定、つまり対象集団に適した嗜好クラスタ番号の組み合わせの抽出を以下のように実行する。この抽出方法には2つの方法があり、以下これらの方法についてそれぞれ説明する。
先ず第1の抽出方法は、先に述べた先行技術文献で述べられている手法を応用したもので、各個人の嗜好スコアを利用して嗜好重心を算出すると共に、各個人の嗜好スコアと集団の行動履歴を利用して行動重心を算出し、この算出された嗜好重心と行動重心とを用いて関係性ベクトルを算出する。
{(4×3)+(3×1)+(2×0)}/3+1+0=3.75
となる。そして、これをユーザごとに算出し、その算出結果を成分としたものを行動重心とする。関係性ベクトルとは、嗜好重心を始点とし、行動重心を終点としたベクトルである。例えば、集団が2人組であれば2次元ベクトル、3人組であれば3次元ベクトル、n人組であればn次元ベクトルとなる。この関係性ベクトルと嗜好クラスタ情報とを照合し、該当する嗜好クラスタに属する情報提供用データを対象集団に適した情報であると判定する。
先ずステップS2711において、先にステップS21により記憶エリアから読み出されたグループIDに該当する集団の行動頻度情報を、集団の行動頻度情報記憶部147から読み出す。次にステップS2712において、先にステップS22により記憶エリアから読み出された個人の嗜好情報と、上記ステップS2711において読み出された集団の行動頻度情報とから、以下のように関係性ベクトルを算出する。
第2の抽出方法は、各嗜好クラスタ番号の組の出現回数を算出し、その出現回数の値に応じて、集団に適している情報が属する嗜好クラスタの組み合わせか否かを判定するものである。図15は、集団の構成員が2人の時の嗜好クラスタ番号と各嗜好クラスタ番号の組み合わせの行動頻度が“1”以上のもの(クラスタ内の数値は行動頻度)を判定対象にした例を図示したものである。すなわち、予め設定したしきい値以上の行動頻度が発生する嗜好クラスタ番号の組を抽出し、その嗜好クラスタ番号の組を有する情報提供用データを対象集団にとって適した情報であると判定する。
先ずステップS2721〜ステップS2723において、各嗜好クラスタ番号の組の出現回数を算出する。出現回数は0から始まり、該当する嗜好クラスタ番号の組が現れるたびに1点加算をする。例えば、嗜好クラスタ番号の組が「(10,10)」、「(10,10)」、「(9,9)」の3組だった場合には、「(10,10)」の出現回数は「2回」、「(9,9)」の出現回数は「1回」となる。この出現回数はS2721〜S2723の処理を繰り返している間は保持され続ける。
上記ステップS27による処理が終了すると、提供情報選択装置はステップS28に移行する。そして、ステップS27において抽出された嗜好クラスタ情報をもとに、対象集団に適した情報提供データを取得する。具体的には、ステップS27により抽出された嗜好クラスタ情報と同一の項目名を有する情報提供用データを、データメモリ14の情報提供用データ記憶部144から選択的に読み出す。このとき、ステップS27により抽出された嗜好クラスタ情報が複数存在する場合には、これらの嗜好クラスタ情報と同一の項目名を有する情報提供用データを全て情報提供用データ記憶部144から読み出す。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
Claims (8)
- 集団に提供するための複数の情報提供用データと、前記集団の構成員を表す第1の情報と、前記構成員の嗜好を表す第2の情報と、前記集団の行動履歴を表す第3の情報をそれぞれ取得して記憶媒体に記憶する手段と、
情報提供用データの提供対象となる集団が指定されたとき、前記記憶媒体に記憶された第1の及び第2の情報をもとに、前記記憶された複数の情報提供用データの各々に対する前記指定された集団の構成員の嗜好の強さを表す嗜好スコア情報を算出する手段と、
前記算出された嗜好スコア情報を成分として表される嗜好空間上に、前記記憶媒体に記憶された複数の情報提供用データと、前記記憶媒体に記憶された第3の情報をそれぞれマッピングし、このマッピングされた情報提供用データごとに当該情報提供用データと第3の情報との間の前記嗜好空間における類似度をそれぞれ算出する類似度算出手段と、
前記情報提供用データごとに算出された類似度を予め設定されたしきい値とそれぞれ比較し、類似度がしきい値より大きい嗜好スコア情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する手段と
を具備し、
前記類似度算出手段は、
嗜好空間の理論的範囲を複数の嗜好クラスタに分割し、前記算出された嗜好スコア情報を前記複数の嗜好クラスタのうちの該当する嗜好クラスタに変換することにより、情報提供データごとの嗜好クラスタ情報を生成する手段と、
前記複数の情報提供データの各々について作成された嗜好クラスタ情報の、嗜好クラスタの組ごとの出現回数を算出する手段と、
前記算出された出現回数を予め設定したしきい値と比較し、出現回数がしきい値を上回る嗜好クラスタ情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する手段と
を備えることを特徴とする提供情報選択装置。 - 前記嗜好クラスタ情報を作成する手段は、嗜好空間の理論的範囲を大きさが等しい複数の嗜好クラスタに分割することを特徴とする請求項1記載の提供情報選択装置。
- 集団に提供するための複数の情報提供用データと、前記集団の構成員を表す第1の情報と、前記構成員の嗜好を表す第2の情報と、前記集団の行動履歴を表す第3の情報をそれぞれ取得して記憶媒体に記憶する手段と、
情報提供用データの提供対象となる集団が指定されたとき、前記記憶媒体に記憶された第1の及び第2の情報をもとに、前記記憶された複数の情報提供用データの各々に対する前記指定された集団の構成員の嗜好の強さを表す嗜好スコア情報を算出する手段と、
前記算出された嗜好スコア情報を成分として表される嗜好空間上に、前記記憶媒体に記憶された複数の情報提供用データと、前記記憶媒体に記憶された第3の情報をそれぞれマッピングし、このマッピングされた情報提供用データごとに当該情報提供用データと第3の情報との間の前記嗜好空間における類似度をそれぞれ算出する類似度算出手段と、
前記情報提供用データごとに算出された類似度を予め設定されたしきい値とそれぞれ比較し、類似度がしきい値より大きい嗜好スコア情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する手段と
を具備し、
前記類似度算出手段は、
嗜好空間の理論的範囲を複数の嗜好クラスタに分割し、前記算出された嗜好スコア情報を前記複数の嗜好クラスタのうちの該当する嗜好クラスタに変換することにより、情報提供用データごとの嗜好クラスタ情報を生成する手段と、
前記記憶媒体に記憶された第3の情報及び複数の情報提供用データをもとに、集団ごとの提供情報のジャンル別の行動頻度を表す情報を生成する手段と、
前記記憶媒体に記憶された第2の情報から構成員の嗜好重心を算出すると共に、前記生成された集団の行動頻度からその行動重心を算出し、この算出された嗜好重心を始点とし行動重心を終点とする関係性ベクトルを算出する手段と、
前記算出された関係性ベクトルをn倍(−∞≦n≦∞)したベクトルの軌跡を算出し、この算出されたベクトル軌跡が通過する嗜好空間上の領域に対応する嗜好クラスタの組を抽出し、この抽出された嗜好クラスタの組に属する嗜好スコア情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する手段と
を備えることを特徴とする提供情報選択装置。 - 提供情報の利用場所及び利用時間を指定する情報を含む開始トリガを受付ける手段と、
前記開始トリガに含まれる利用場所及び利用時間を指定する情報に応じて、当該利用場所及び利用時間に対応する情報提供用データを前記記憶手段から選択的に読み出す手段と
を、さらに具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の提供情報選択装置。 - 前記選択する手段により選択された情報提供用データを表示又は送信する手段を、さらに具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の提供情報選択装置。
- コンピュータ及び記憶媒体を備えた提供情報選択装置が実行する提供情報選択方法であって、
前記コンピュータが、集団に提供するための複数の情報提供用データと、前記集団の構成員を表す第1の情報と、前記構成員の嗜好を表す第2の情報と、前記集団の行動履歴を表す第3の情報をそれぞれ取得して前記記憶媒体に記憶する過程と、
前記コンピュータが、情報提供用データの提供対象となる集団が指定されたとき、前記記憶媒体に記憶された第1の及び第2の情報をもとに、前記記憶された複数の情報提供用データの各々に対する前記指定された集団の構成員の嗜好の強さを表す嗜好スコア情報を算出する過程と、
前記コンピュータが、前記算出された嗜好スコア情報を成分として表される嗜好空間上に、前記記憶媒体に記憶された複数の情報提供用データと、前記記憶媒体に記憶された第3の情報をそれぞれマッピングし、このマッピングされた情報提供用データごとに当該情報提供用データと第3の情報との間の前記嗜好空間における類似度をそれぞれ算出する類似度算出過程と、
前記コンピュータが、前記情報提供用データごとに算出された類似度を予め設定されたしきい値とそれぞれ比較し、類似度がしきい値より大きい嗜好スコア情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する過程と
を具備し、
前記類似度算出過程は、
嗜好空間の理論的範囲を複数の嗜好クラスタに分割し、前記算出された嗜好スコア情報を前記複数の嗜好クラスタのうちの該当する嗜好クラスタに変換することにより、情報提供データごとの嗜好クラスタ情報を生成する過程と、
前記複数の情報提供データの各々について作成された嗜好クラスタ情報の、嗜好クラスタの組ごとの出現回数を算出する過程と、
前記算出された出現回数を予め設定したしきい値と比較し、出現回数がしきい値を上回る嗜好クラスタ情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する過程と
を備えることを特徴とする提供情報選択方法。 - コンピュータ及び記憶媒体を備えた提供情報選択装置が実行する提供情報選択方法であって、
前記コンピュータが、集団に提供するための複数の情報提供用データと、前記集団の構成員を表す第1の情報と、前記構成員の嗜好を表す第2の情報と、前記集団の行動履歴を表す第3の情報をそれぞれ取得して前記記憶媒体に記憶する過程と、
前記コンピュータが、情報提供用データの提供対象となる集団が指定されたとき、前記記憶媒体に記憶された第1の及び第2の情報をもとに、前記記憶された複数の情報提供用データの各々に対する前記指定された集団の構成員の嗜好の強さを表す嗜好スコア情報を算出する過程と、
前記コンピュータが、前記算出された嗜好スコア情報を成分として表される嗜好空間上に、前記記憶媒体に記憶された複数の情報提供用データと、前記記憶媒体に記憶された第3の情報をそれぞれマッピングし、このマッピングされた情報提供用データごとに当該情報提供用データと第3の情報との間の前記嗜好空間における類似度をそれぞれ算出する類似度算出過程と、
前記コンピュータが、前記情報提供用データごとに算出された類似度を予め設定されたしきい値とそれぞれ比較し、類似度がしきい値より大きい嗜好スコア情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する過程と
を具備し、
前記類似度算出過程は、
嗜好空間の理論的範囲を複数の嗜好クラスタに分割し、前記算出された嗜好スコア情報を前記複数の嗜好クラスタのうちの該当する嗜好クラスタに変換することにより、情報提供用データごとの嗜好クラスタ情報を生成する過程と、
前記記憶媒体に記憶された第3の情報及び複数の情報提供用データをもとに、集団ごとの提供情報のジャンル別の行動頻度を表す情報を生成する過程と、
前記記憶媒体に記憶された第2の情報から構成員の嗜好重心を算出すると共に、前記生成された集団の行動頻度からその行動重心を算出し、この算出された嗜好重心を始点とし行動重心を終点とする関係性ベクトルを算出する過程と、
前記算出された関係性ベクトルをn倍(−∞≦n≦∞)したベクトルの軌跡を算出し、この算出されたベクトル軌跡が通過する嗜好空間上の領域に対応する嗜好クラスタの組を抽出し、この抽出された嗜好クラスタの組に属する嗜好スコア情報に対応する情報提供用データを、前記集団に適したデータとして選択する過程と
を備えることを特徴とする提供情報選択方法。 - 請求項6又は7記載の提供情報選択方法が備える過程に対応する処理を提供情報選択装置が備えるコンピュータに実行させるプログラム。
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