JP5508937B2 - 電気車両、及び併結試験方法 - Google Patents

電気車両、及び併結試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5508937B2
JP5508937B2 JP2010120884A JP2010120884A JP5508937B2 JP 5508937 B2 JP5508937 B2 JP 5508937B2 JP 2010120884 A JP2010120884 A JP 2010120884A JP 2010120884 A JP2010120884 A JP 2010120884A JP 5508937 B2 JP5508937 B2 JP 5508937B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combined
knitting
vehicle control
simulated
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010120884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011247734A (ja
Inventor
龍 宇佐見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010120884A priority Critical patent/JP5508937B2/ja
Publication of JP2011247734A publication Critical patent/JP2011247734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5508937B2 publication Critical patent/JP5508937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、例えば、併結試験を行う電気車両、及び併結試験方法に関する。
従来、2つ以上の列車(編成)を1つの編成として制御する為に、編成と編成とを連結する併結を行う。しかし、鉄道車両は、種類によって制御信号、及び伝送方式などの電気仕様が異なる場合がある。また、併結に用いられる列車は、例えば2両編成、3両編成、4両編成、または6両編成であるなど、多種のパターンが存在する。
そこで、従来、列車を併結し、併結した編成に運転台模擬指令を入力し、鉄道車両のバッテリー回路、補機回路、制御回路、ブレーキ回路、サービス機器、及び運転台機器などの動作の確認を行う併結試験を行う。
特開2001−074615号公報
従来、併結試験を行う場合、実際に車両の実機を併結し、併結した実機に対して模擬の制御信号(試験信号)を入力し、各部の信号の入出力を確認する。しかし、実機を実際に併結して編成を変えるのは、手間とコストがかかる。また、設備上の問題で試験に用いることが出来る実機が限られる為、併結試験を行う事ができない組み合わせが生じる可能性がある。
そこで、より簡易に併結試験を行うことが出来る電気車両、及び併結試験方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態としての電気車両は、車両の制御を行う車両制御手段と、予め車両制御プログラムを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されている車両制御プログラムに基づいて模擬編成を生成する模擬手段と、前記車両制御手段と前記模擬手段により生成される前記模擬編成とを併結する併結手段と、前記併結手段により前記車両制御手段と前記模擬編成とが併結する場合に併結信号を伝送するように前記車両制御手段及び前記模擬編成を制御する制御手段と、前記車両制御手段及び前記模擬編成から伝送される併結信号に基づいて、併結が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を具備する。
図1は、一実施形態に係る併結試験の例について説明するための説明図である。 図2は、図1に示す編成の構成の例について説明するためのブロック図である。 図3は、図1に示す併結シミュレータの構成の例について説明するためのブロック図である。 図4は、図4に示す併結シミュレータが保持する情報について説明するための説明図である。 図5は、併結試験時の各部の動作について説明する為のフローチャートである。 図6は、複数のパターンに対して行う併結試験の例について説明するための説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る電気車両、及び併結試験方法について詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る併結試験の例について説明するための説明図である。
併結試験システム100は、編成200と併結シミュレータ300とを備える。編成200と併結シミュレータ300とは、伝送I/Fにより互いに接続される。
編成200は、実機の車両である。ここでは、編成200は、A社の2つの車両を備える2両編成であるとする。編成200内の車両は、車両制御装置を備える。車両制御装置は、電気車両内の各部の制御行うものである。
図2は、図1に示す編成200の構成の例について説明するためのブロック図である。
図2に示すように、編成200は、表示器210、スピーカ220、運転台端末230、車両制御装置250、保安装置260、ブレーキ制御装置270、及びVVVF制御装置280を備える。
表示器210は、編成200の車両の客室内に設けられる表示装置である。表示器210は、例えば、液晶表示パネルにより構成される液晶表示装置を備える。表示器210は、車両制御装置250から受信する表示画面を表示する。これにより、表示器210は、客室内の乗客に対して種々の情報を報知する。
スピーカ220は、編成200の車両の客室内に設けられる音声再生装置である。スピーカ220は、車両制御装置250から受信する音声信号を再生する。これにより、スピーカ220は、客室内の乗客に対して種々の情報を報知する。
運転台端末230は、運転士、または車掌などの乗務員による操作を受け付ける入力装置である。運転台端末230は、乗務員による操作を受け付けるマスコンを備える。運転台端末230は、マスコンに入力される操作に基づいて操作信号を生成し、生成した操作信号を車両制御装置250に入力する。また、運転台端末230は、表示器及びスピーカなどの報知部を備える。表示器及びスピーカは、車両制御装置250の制御に基づいて種々の情報を乗務員に報知する。
車両制御装置250は、編成200内の車両の各部の制御を行うものである。車両制御装置250は、制御部251、メモリ252、電源253、伝送インターフェース254、入出力インターフェース255、伝送インターフェース256、及び伝送インターフェース257を備える。
制御部251は、種々の判断を行い、車両制御装置250内の各部の制御を行う。制御部251は、例えば、CPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリなどを備える。制御部251は、ROMまたは不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行することにより、種々の判定及び演算処理などを行う。
メモリ252は、種々の情報を記憶することができる記憶装置である。例えば、制御部251は、メモリ252に記憶されている車両制御プログラムを実行することにより、編成200内の車両の各部の制御を行う。
電源253は、車両電源から電力を受け取り、車両制御装置250の各部に電力を供給する。
伝送インターフェース254は、運転台端末230と、車両制御装置250とを接続するインターフェースである。
入出力インターフェース255は、車両内に設置されている表示器210、及びスピーカ220と車両制御装置250とを接続するインターフェースである。
伝送インターフェース256は、保安装置260、ブレーキ制御装置270、及びVVVF制御装置280と車両制御装置250とを接続するインターフェースである。
保安装置260は、制御部251の制御に基づいて編成200の制動を自動的に行う自動列車保安装置である。ブレーキ制御装置270は、運転台端末230のマスコンにより入力される信号に基づいて、編成200の制動を行う。VVVF制御装置280は、編成200の車両に搭載されているVVVFインバータの制御を行う。
伝送インターフェース257は、他の車両の車両制御装置と当該車両制御装置250とを接続するインターフェースである。
例えば、電気車両が併結される場合、各車両が備える車両制御装置は、それぞれ隣合う車両が備える車両制御装置と伝送インターフェース257により電気的に接続される。なお、1編成内の1つの車両制御装置が、当該編成のホストとして動作する。即ち、中間車両に搭載される車両制御装置は、ホストの車両制御装置から入力される制御信号に基づいて処理を行う。
併結シミュレータ300は、電気車両の車両制御装置をシミュレート(模擬)することにより、実機の編成の車両制御装置における信号の入出力を再現する。即ち、上記したように、編成200と併結シミュレータ300とが接続される場合、編成200の車両制御装置の伝送インターフェース257と、併結シミュレータ300によりシミュレートされる模擬車両制御装置の伝送インターフェースとが接続される。
図3は、図1に示す併結シミュレータ300の構成の例について説明するためのブロック図である。
図3に示すように、併結シミュレータ300は、CPU310、伝送インターフェース320、操作入力部330、表示部340、ROM350、RAM360、及び不揮発性メモリ370などを備える。
CPU310は、併結シミュレータ300全体の制御を司る制御部として機能する。CPU310は、ROM350あるいは不揮発性メモリ370に記憶されている制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。
伝送インターフェース320は、編成200の車両制御装置250と接続する為のインターフェースである。
操作入力部330は、併結シミュレータ300の操作者による操作を操作信号として受け取る。操作入力部330は、操作信号をCPU310に伝送する。表示部340は、CPU310の制御により種々の情報を表示する。
ROM350は、予め制御用のプログラム及び制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。CPU310は、ROM350、または不揮発性メモリ370に記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理を実現することができる。
RAM360は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM360は、CPU310の処理中のデータなどを一時的に格納する。例えば、RAM360は、伝送インターフェース320を介して受信したデータを一時的に格納する。また、RAM360は、CPU310が実行するプログラムを一時的に格納する。
不揮発性メモリ370は、例えば、EEPROMまたはHDDなどのデータの書き込み及び書換えが可能な不揮発性のメモリにより構成される。不揮発性メモリ370は、例えば図4に示すようなファイルを記憶する。
不揮発性メモリ370は、併結試験プログラム371、模擬実行ツール372、及び車両制御プログラム373などを備える。
併結試験プログラム371は、編成200と併結シミュレータ300によりシミュレートされる模擬編成との併結試験を行う為のプログラムである。併結試験プログラム371は、併結試験の手順、併結した編成に入力する模擬制御信号、及び編成からの出力に基づく判定などを行う。
模擬実行ツール372は、車両制御プログラム373を実行することにより、模擬編成をシミュレートする。車両制御プログラム373は、実機の車両を制御する為の車両制御プログラムである。
図4に示す例では、車両制御プログラム373は、A社車両に用いられるデータと、B社車両に用いられるデータとを有する。
A社車両に用いられるデータは、A社車両において用いられる車両制御プログラム(車両制御プログラムA)と、A社車両の併結条件とを有する。B社車両に用いられるデータは、B社車両において用いられる車両制御プログラム(車両制御プログラムB)と、A社車両の併結条件とを有する。
併結条件は、各社の車両の仕様が記載された情報である。併結条件は、例えば、車両間における信号の伝送方式、併結可能な編成の数、及び併結可能な車両の数、などを含む。CPU310は、併結を行う場合、併結条件を確認して併結が可であるか不可であるかの判定を行う。
図1に示す例によると、併結シミュレータ300のCPU310は、模擬実行ツール372により車両制御プログラム373を実行することにより、模擬編成400と模擬編成500とをシミュレートする。即ち、CPU310は、模擬実行ツール372により車両制御プログラム373の車両制御プログラムAを実行することにより模擬編成400をシミュレートする。なお、模擬編成400は、A社の4つの車両を備える4両編成であるとする。
また、CPU310は、模擬実行ツール372により車両制御プログラム373の車両制御プログラムBを実行することにより模擬編成500をシミュレートする。なお、模擬編成500は、B社の6つの車両を備える6両編成であるとする。
CPU310は、編成200との伝送インターフェース320経由の入出力と、模擬編成400に対する入出力と、模擬編成500に対する入出力とを接続する。即ち、CPU310は、編成200の信号の入出力と模擬編成400の信号の入出力とを接続する。また、CPU310は、模擬編成400の信号の入出力と模擬編成500の信号の入出力とを接続する。これにより、CPU310は、A社車両とB社車両とを有する12両編成の編成(併結編成)600をシミュレートする。
CPU310は、併結試験プログラム371を実行し、併結信号の確認を行う。併結信号は、各編成が他の編成と併結されたことを検知する場合に出力される信号である。CPU310は、編成200と模擬編成400とを併結する場合、編成200において模擬編成400からの併結信号を受信したか否か、模擬編成400において編成200からの併結信号を受信したか否か、を確認する。編成200及び模擬編成400において併結信号の受信を確認する場合、CPU310は、併結が正常に行われたと判断する。
また、CPU310は、編成200と模擬編成400とにより構成される編成と模擬編成500とを併結する場合、編成200と模擬編成400とにより構成される編成において模擬編成500からの併結信号を受信したか否か、模擬編成500において編成200と模擬編成400とにより構成される編成からの併結信号を受信したか否か、を確認する。
例えば、編成200と模擬編成400とにより構成される編成が伝送方式Aに対応し、模擬編成500が伝送方式Bに対応する場合、両編成において受信する併結信号を認識できない場合がある。この場合、併結信号の受信を確認できない為、CPU310は、併結が不可であることを判定する。
また、例えば、編成200と模擬編成400とにより構成される編成が伝送方式A及びBに対応し、模擬編成500が伝送方式Bに対応する場合、CPU310は、まず伝送方式Aにより併結処理を行い、併結が不可であることを判定する。次にCPU310は、伝送方式Bにより併結処理を行う。この場合、編成200と模擬編成400とにより構成される編成と模擬編成500との両方において併結信号の受信を確認することができる為、
CPU310は、併結が可であることを判定する。
さらに、CPU310は、編成600に対して試験信号を入力する。試験信号は、列番の表示を制御する為の信号、インバータ装置を制御する為の信号、ドアの開閉を制御する為の信号、ブレーキを制御する為の信号、及び空調を制御する為の信号のうちの少なくとも1つを含む。
CPU310は、入力される試験信号に応じて編成600の鉄道車両のバッテリー回路、補機回路、制御回路、ブレーキ回路、ドア制御装置、空調制御装置、サービス機器、及び運転台機器などが正常に動作するか否かを確認する。即ち、CPU310は、編成600の各車両における車両制御装置250のインターフェースから、入力に応じた出力信号が正確に出力されているか否かを確認する。
即ち、CPU310は、元の模擬編成400及び模擬編成500の車両の表示器210、スピーカ220、運転台端末230、保安装置260、ブレーキ制御装置270、及びVVVF制御装置280などに対して出力される信号が、試験信号に基づいて正確に出力されているか否かを確認する。
例えば、CPU310は、試験信号として列番などを表示する信号を編成600に入力する。この場合、CPU310は、入力した列番表示に応じた信号が元の模擬編成400及び模擬編成500の車両の表示器210に対して出力されているか否か確認する。表示器210に対して信号が出力されていない、または、表示器210に対して出力される信号が入力した信号に応じた信号ではない場合、CPU310は、併結が不可であると判定する。
なお、併結試験において確認する項目は、上記の項目に限定されず、如何なる項目であっても良い。
また、編成200の運転台端末により試験信号を生成して模擬編成400及び模擬編成500に試験信号を入力し、模擬編成400及び模擬編成500の出力を確認する構成であってもよい。
併結前の編成200、模擬編成400、及び模擬編成500のうち、運転台端末を有する車両は、それぞれ運転台選択スイッチ(CabSeSスイッチ)を備える。なお、CPU310は、模擬編成400、及び模擬編成500である場合、運転台選択スイッチをフラグとしてシミュレートする。
運転台選択スイッチは、「前」、「中」、及び「後」などの3つの位置がある。通常、非常ブレーキ回路構成のための切替スイッチとして機能する。力行方向において最前部の車両の運転台選択スイッチは、「前」が選択される。また、力行方向において最後部の車両の運転台選択スイッチは、「後」が選択される。また、編成の中間に存在する車両の運転台選択スイッチは、「中」が選択される。
図4に示す例において、編成200を最前部の編成であるとすると、編成200の運転台選択スイッチを「前」、模擬編成400の運転台選択スイッチを「中」、模擬編成500の運転台選択スイッチを「後」に設定することにより、編成200と模擬編成400と模擬編成500とが併結される。
例えば、編成200の運転台選択スイッチが「前」、模擬編成400の運転台選択スイッチが「前」である場合、編成200と模擬編成400とは併結不可となる。
図5は、車両制御装置及び併結シミュレータの動作について説明する為のフローチャートである。
併結シミュレータ300のCPU310は、模擬実行ツール372により車両制御プログラム373を実行することにより、模擬編成400と模擬編成500とをシミュレートする(ステップS11)。
CPU310は、併結試験プログラム371を実行し、各編成の運転台選択スイッチを制御し、実機の編成200と模擬編成400と模擬編成500とを併結し、各編成から併結信号を出力するように制御する(ステップS12)。
CPU310は、各編成において併結信号を正常に受信したか否かを確認する(ステップS13)。併結信号を正常にできない編成が存在する場合(ステップS13、NO)、CPU310は、併結シミュレータ300の表示部340に、併結が不可である旨と、併結信号が確認されない旨との表示を行い(ステップS14)、処理を終了する。
また、各編成において併結信号を正常に受信する場合(ステップS13、YES)、CPU310は、運転台選択スイッチの判定(フラグの判定)を行う(ステップS15)。即ちCPU310は、連結されている各編成の運転台選択スイッチの「前」、「中」「後」が正しく選択されているか否か判定する。
さらに、CPU310は、併結条件を確認する(ステップS16)。CPU310は、車両制御プログラム373の各データにおいて、併結後の編成が併結条件に該当しているか否かを判定する。例えば、併結後の編成の車両数が併結条件に記載されている併結可能な車両数内であるか否かを判定する。
CPU310は、フラグ判定、及び併結条件の判定に基づいて、併結が可であるか否かを判定する(ステップS17)。
併結が可であると判定する場合(ステップS17、YES)、CPU310は、併結シミュレータ300の表示部340に、併結が可である旨の表示を行い(ステップS18)、処理を終了する。
また、併結が不可であると判定する場合(ステップS17、NO)、CPU310は、併結シミュレータ300の表示部340に、併結が不可である旨と、併結を阻害する要因との表示を行い(ステップS19)、処理を終了する。例えば、フラグが正常でない為に併結が不可であると判定する場合、CPU310は、運転台選択スイッチが正常に選択されていない旨の表示を表示部340に表示する。また、例えば、併結条件に該当しない為に併結が不可であると判定する場合、CPU310は、該当しないと判定した併結条件を示す表示を表示部340に表示する。
上記した構成によると、実機の編成に接続される併結シミュレータ300により模擬の編成をシミュレートし、実機の編成と模擬の編成の入出力を接続することにより、編成間の併結を擬似的に実行し、動作の確認を行う。
これにより、併結試験に用いる実機を全て揃える必要が無くなる。また、実際に実機を併結する手間を省くことが出来る。この為、併結する鉄道車両の両数、併結数を自由に模擬し併結することができる。
また、上記したように、併結信号を受信することができない場合、伝送方式を変えて再度併結を行う。これにより、併結する編成が異社種である場合でも、確実に併結試験を行うことができる。
この結果、より簡易に併結試験を行うことが出来る電気車両、及び併結試験方法を提供することができる。
なお、併結試験の結果を併結シミュレータ300の表示部340に表示する構成として説明したが、この構成に限定されない。実機である編成200の運転台端末230の表示部に併結試験結果の表示を行う構成であってもよい。
また、上記した実施形態では、併結試験システム100が編成200と併結シミュレータ300とを備える構成として説明したが、この構成に限定されない。併結シミュレータ300は、実機の編成200内に設けられていてもよい。
また、上記した実施形態では、編成200に対してA社車両の4両編成の模擬編成400と、B社車両の6両編成の模擬編成500と、を併結する場合の併結試験の例について説明したが、併結試験を行う編成の組み合わせは如何なるものであってもよい。しかし、複数の編成の組み合わせをシミュレートし、併結試験を行う場合、手入力が手間となる可能性がある。
そこで、編成の組み合わせのパターンを模擬実行ツール372に予め持たせて複数のパターンの模擬編成をシミュレートし、シミュレートしたパターン毎に一連の併結試験を行う。これにより、手入力の手間を省くことが出来る。
図6は、複数のパターンに対して行う併結試験の例について説明するための説明図である。
図6に示すように、模擬実行ツール372は、実機に併結する編成のパターンを予め複数記憶する。CPU310は、模擬実行ツール372により複数パターンの模擬編成をシミュレートする。CPU310は、シミュレートした模擬編成と実機の編成とを併結し、併結により生成された併結編成を併結結果を得る。
CPU310は、模擬実行ツール372に予め記憶されている編成のパターンと、併結結果として取得した併結編成とを比較し、併結が正常に行われたか否か判定する。即ち、CPU310は、模擬実行ツール372に予め記憶されている編成のパターンと、併結結果として取得した併結編成とが一致しないものを、併結不可な編成であると判定する。
さらに、CPU310は、併結試験の結果を、例えば不揮発性メモリ370に格納し、処理を終了する。
上記したように、併結シミュレータ300は、模擬実行ツール372に予め編成のパターンを複数記憶することにより、複数のパターンの併結編成に対して併結試験を自動的に実行することが出来る。
この結果、より簡易に併結試験を行うことが出来る電気車両、及び併結試験方法を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100…併結試験システム、200…編成、210…表示器、220…スピーカ、230…運転台端末、250…車両制御装置、251…制御部、252…メモリ、253…電源、254…伝送インターフェース、255…入出力インターフェース、256…伝送インターフェース、257…伝送インターフェース、260…保安装置、270…ブレーキ制御装置、280…VVVF制御装置、300…併結シミュレータ、310…CPU、320…伝送インターフェース、330…操作入力部、350…ROM、360…RAM、370…不揮発性メモリ、371…併結試験プログラム、372…模擬実行ツール、373…車両制御プログラム、400…模擬編成、500…模擬編成、600…編成。

Claims (9)

  1. 車両の制御を行う車両制御手段と、
    予め車両制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている車両制御プログラムに基づいて模擬編成を生成する模擬手段と、
    前記車両制御手段と前記模擬手段により生成される前記模擬編成とを併結する併結手段と、
    前記併結手段により前記車両制御手段と前記模擬編成とが併結する場合に併結信号を伝送するように前記車両制御手段及び前記模擬編成を制御する制御手段と、
    前記車両制御手段及び前記模擬編成から伝送される併結信号に基づいて、併結が正常に行われたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
    を具備することを特徴とする電気車両。
  2. 前記記憶手段は、車両制御プログラム毎に併結条件をさらに記憶し、
    前記判定手段は、前記併結手段により併結する前記車両制御手段及び前記模擬編成から伝送される併結信号に基づいて前記車両制御手段と前記模擬編成とが併結された併結編成の状態を確認し、前記併結編成の状態と前記記憶手段により記憶される併結条件とに基づいて、併結が正常に行われたか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の電気車両。
  3. 前記制御手段は、前記併結手段により前記車両制御手段と前記模擬編成とが併結する場合に、複数の伝送方式に基づいて併結信号を伝送するように前記車両制御手段及び前記模擬編成を制御することを特徴とする請求項1に記載の電気車両。
  4. 前記車両制御手段と前記模擬編成とが併結された併結編成に対して試験信号を入力する試験信号入力手段をさらに具備し、
    前記判定手段は、前記試験信号入力手段により入力される試験信号に基づく前記併結編成の動作に基づいて併結が正常に行われたか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の電気車両。
  5. 前記試験信号入力手段は、列番の表示を制御する為の信号、インバータ装置を制御する為の信号、ドアの開閉を制御する為の信号、ブレーキを制御する為の信号、及び空調を制御する為の信号のうちの少なくとも1つを試験信号として前記併結編成に対して入力することを特徴とする請求項4に記載の電気車両。
  6. 前記記憶手段は、予め複数種類の車両制御プログラムを記憶し、
    前記模擬手段は、前記記憶手段により記憶されている車両制御プログラムに基づいて生成する模擬編成のパターンを予め複数記憶し、記憶されているパターンに基づいて複数の模擬編成を生成し、
    前記併結手段は、前記車両制御手段と前記模擬手段により生成される複数の異なるパターンの模擬編成とをそれぞれ併結し、複数のパターンの併結編成を生成することを特徴とする請求項1に記載の電気車両。
  7. 前記併結手段により生成される複数パターンの併結編成に対して前記判定手段により行われる判定の結果を前記併結編成のパターン毎に記憶する判定結果記憶手段をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載の電気車両。
  8. 電気車両制御する車両制御装置の併結試験を行うシミュレータによる併結試験方法であって、
    前記車両制御装置を搭載する電気車両を含む編成に併結させる模擬編成を生成し、
    この模擬編成に併結させる前記編成の電気車両に搭載された前記車両制御装置から、前記模擬編成での伝送方式と前記車両制御装置に対応する伝送方式が一致していることを示す併結信号の有無を確認し、
    前記併結信号の受信が確認されると、前記車両制御装置を介して運転台を有する電気車両の設定情報を受信し、この設定情報に基づいて併結可能であるか否かを判定し、
    前記設定情報に基づく併結が可能であるか否かの判定結果を報知する
    ことを特徴とする併結試験方法。
  9. 少なくともブレーキが正常に動作するか否かを試験するためのブレーキ制御信号を含む試験信号を前記車両制御装置に送信することを特徴とする請求項8に記載の併結試験方法。
JP2010120884A 2010-05-26 2010-05-26 電気車両、及び併結試験方法 Active JP5508937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120884A JP5508937B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 電気車両、及び併結試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120884A JP5508937B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 電気車両、及び併結試験方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011247734A JP2011247734A (ja) 2011-12-08
JP5508937B2 true JP5508937B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=45413173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010120884A Active JP5508937B2 (ja) 2010-05-26 2010-05-26 電気車両、及び併結試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5508937B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103192901B (zh) * 2012-03-13 2016-01-20 德尔福派克电气系统有限公司 一种新型电动车仿真模型架构
CN110186664A (zh) * 2019-06-27 2019-08-30 四川阿尔特新能源汽车有限公司 一种用于测试动力耦合设备上的通气塞的工装

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10207529A (ja) * 1997-01-20 1998-08-07 Toshiba Corp 車上検査装置
JP2001074615A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Hitachi Ltd 鉄道車両用自動試験装置
JP2004312947A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Hitachi Ltd 鉄道車両の分割併合制御方式
JP4939814B2 (ja) * 2006-02-13 2012-05-30 株式会社東芝 鉄道車両システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011247734A (ja) 2011-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111007837B (zh) 一种对tcms进行测试的测试系统和方法
CN107107934B (zh) 用于执行涉及轨道车辆的测试过程的设备和方法
EP2839300B1 (en) Train test platform
JP6203432B2 (ja) ソフトウェア生成装置
EP3326888B1 (en) Test device for and method of testing interoperability of railway vehicles
CN111123739B (zh) 一种用于全自动无人驾驶模式下的网络控制系统半实物仿真实验平台
US10540456B2 (en) Method for assessing the controllability of a vehicle
CN109166390B (zh) 一种车载电务系统仿真实训方法
CN108508867B (zh) 基于行为驱动脚本的车载控制器软件测试系统及方法
CN113219950B (zh) 列车多功能虚拟测试平台
CN111006887A (zh) 一种城轨列车制动系统试验平台
CN108153165B (zh) 一种铁路编组站综合自动化系统的仿真测试方法及装置
CN103439961A (zh) 汽车电子控制单元诊断功能测试方法和系统
JP5508937B2 (ja) 電気車両、及び併結試験方法
KR20140114600A (ko) 철도 차량 신호 장치용 검사 시스템
RU189641U1 (ru) Транспортная единица с одной установкой
CN108646713A (zh) 基于CANoe对P档控制器程序逻辑验证的仿真系统
CN109147456B (zh) 一种车载电务系统仿真实训系统装置
JP4939814B2 (ja) 鉄道車両システム
CN113147842A (zh) 列车动态测试方法和列车
CN203025556U (zh) 用于车载mmi终端的检测装置
CN115688481A (zh) 一种面向人机共驾型车辆的硬件在环仿真测试系统及方法
CN111142497A (zh) 一种车载应用软件的测试系统及方法
KR100610182B1 (ko) 차상신호장치 시뮬레이터
JP2001074615A (ja) 鉄道車両用自動試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5508937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151