JP5507676B2 - 化粧用ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、化粧用ブラシに係り、特に、筆軸にブラシ部を一体化した構造でマスカラ等の液体化粧料の塗布に用いられる化粧用ブラシに関する。
この種の化粧用ブラシは、液体化粧料が収容された化粧料容器の口部に挿着できるキャップを兼ねる筆軸と、筆軸先端部に取着一体化されたブラシ部とから構成されている。
前記ブラシ部は、一対の芯線材に多数のブラシ毛(針毛、以下ブリストルと云う)をはさみ捻って構成されたもので、芯線部を構成する芯線材の捻り合わせ部から放射状に延出するブリストルが軸方向螺旋状に分布して、全体が円柱状に形成されており、ブラシ部の側面を使ってマスカラ等の液体化粧料の塗布を行う。
一方、化粧料容器の口部内周には、樹脂やゴム等の可縮性部材で構成されたワイパーが周設されており、ワイパーは、化粧料容器から筆軸を抜き出す際に、ブラシ部をしごいてブラシ部に付着した液体化粧料を適量にすることは勿論、筆軸に付着した液体化粧料を掻き落とすようになっている。
また、マスカラ用塗布具としては、マスカラ液を睫毛全体に十分かつ適量に塗布することに加え、睫毛を繊細に梳き整え、目頭、目尻および下睫毛へのマスカラ液塗布の際にキメ細やかな調整を行うことにより睫毛を仕上げられる機能を有することが望まれている。
このような観点から、下記特許文献1には、マスカラ液を睫毛に塗布するためのブラシ部本体の先端に、睫毛及びマスカラ液を均等に梳き整える樹脂製の櫛ピース部を設け、マスカラ液の塗布から睫毛の仕上げまでを行うことのできるマスカラ用塗布具が提案されている。
特開2009−254395号公報(段落番号0008、図1)
しかし、前記した従来技術では、第一には、ブラシ部がブラシ部本体と櫛ピース部の2部材で構成され、構成が複雑な上に両部材を別途に製造した後に一体化しなければならず、それだけブラシ部の製造が面倒であるという問題がある。
第二には、ワイパー内径寸法は筆軸の外径に対して形成されるが、前記櫛ピース部がプラスチック等の非変形材で作られることから、櫛ピース部の外形を工夫するのみでは、化粧料容器からの出し入れの容易性や、ワイパーによる筆軸に付着した化粧料掻き落し機能に限界がある。
そこで発明者は、芯線部の周りに略均一に分布するブリストルの方向性に注目した。即ち、ブリストルは芯線部から半径方向には放射状に、軸方向には螺旋状に延出分布しており、ブラシ部の芯線部を折り返せば、折り返し部の前方にブリストルが櫛歯状に突出(延出)するのではないかと考えた。
そして、実際に試作品を作成したところ、折り返した芯線部からブリストルがトサカ形状に前方に延出し、このトサカ形状領域に睫毛を梳くという機能があることが確認できたことでこの度の特許出願に至ったものである。
本発明は、前記従来技術の問題点および前記した発明者の知見に基づいて為されたもので、その第一の目的は、化粧料の塗布は勿論、睫毛を梳くという機能を併せ持つ簡易な構造のブラシ部を提供することにある。第二の目的は、ワイパー径を拡大することなく、化粧料容器への出し入れが容易な化粧用ブラシを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る化粧用ブラシにおいては、筆軸の先端部に、芯線部を構成する一対の金属線材の捻り合わせ部からブリストルが放射状かつ螺旋状に分散するブラシ部が同軸上に取着一体化された化粧用ブラシにおいて、前記芯線部の先端部寄りを折り返して構成したブラシ部の先端に、ブリストルによって形成された螺旋の一山が、トサカ形状に前方に延出するとともに、ブリストルが前方に延出する前記トサカ形状領域と、ブリストルが芯線部の外周に略均等に分布するブラシ部側面領域との間に、ブリストル非形成領域を設けるように構成した。
(作用)化粧料を塗布する際には、ブリストルが略均等に分布するブラシ部の基端部側の側面を使用し、睫毛を梳くための櫛歯として使用する際には、ブラシ部の前方にトサカ形状に延出するブリストルを使用する。即ち、ブラシ部には、化粧料の睫毛への塗布および睫毛を梳き整えるという、特許文献1の化粧用ブラシと同様の機能がある。
特に、芯線部の折り返した長さが短いので、化粧料を塗布する上で有効なブラシ部の基端側側面領域の長さは、特許文献1の化粧用ブラシと略同じで、化粧料の塗布機能が劣ることはない。
また、芯線部の周りにブリストルが放射状かつ螺旋状に分散する従来公知のブラシ部における芯線部を折り返すだけで、その先端にブリストルがトサカ形状に前方に延出するブラシ部を製造することができる。
また、トサカ形状に延出するブリストルを筆の刷毛のように用いることもできる。
また、トサカ形状領域とブラシ部側面領域とが連続する(両領域間にブリストル非形成領域が無い)ブラシ部では、トサカ形状に延出するブリストルを睫毛を梳くための櫛歯として使用する際に、ブラシ部側面領域に付着した化粧料が睫毛周辺の皮膚に付着するおそれがあるが、トサカ形状領域とブラシ部側面領域間にブリストル非形成領域が設けられたことで、トサカ形状領域で睫毛を梳く操作の際に、ブラシ部側面領域が周辺皮膚に接触しにくく、誤って皮膚に化粧料を塗布してしまうことを軽減できる。
請求項2においては、請求項1に記載の化粧用ブラシにおいて、少なくとも前記トサカ形状領域を含むブラシ部先端部側のブリストルの長さが、ブラシ部基端部側全体のブリストルの長さより長くなるように構成した。
(作用)トサカ形状領域のブリストルの長さは、ある程度長い方が目尻等の上睫毛と下睫毛の隙間にブリストルを挿し込みやすいので、櫛歯としての機能、即ち、睫毛を梳くという作用に優れる。
請求項3においては、請求項1または2に記載の化粧用ブラシにおいて、前記芯線部の折り返し部は、該芯線部の基端部を固定保持する筆軸の直径よりも小さくするように構成した。
(作用)芯線部の折り返し部の外径が筆軸の直径よりも小さいので、筆軸を化粧料容器から出し入れする際に、筆軸に付着したマスカラを掻き落すというワイパーの作用を低下させることなく、筆軸をスムーズに出し入れできる。
以上より、請求項1に係る発明によれば、ブラシ部が、芯線部と芯線部から分散するブリストルだけで構成された非常に簡便な構造であり、その製造が容易な分、化粧用ブラシとしての製造も容易となる。
また、ブラシ部前方のトサカ形状に延出するブリストルを、睫毛を梳かすためだけでなく、筆の刷毛のように用いることで、目頭、目尻、下睫毛等の塗りにくいところへ化粧料を塗布することができ、キメ細やかな調整が良好となる。
また、周辺皮膚に化粧料がつきにくいので、睫毛の仕上げの際の使い勝手が向上する。
請求項2に係る発明によれば、前記トサカ形状に延出するブリストルの櫛歯としての機能が向上し、睫毛に付着した化粧料を梳き整えることがいっそう容易となる。
請求項3に係る発明によれば、筆軸の化粧料容器への出し入れがスムーズであることは勿論、ワイパーによる化粧料掻き落し機能に優れ、筆軸や筆軸を持つ手が化粧料で汚れることもない。
本発明の第1参考例に係る化粧用ブラシを化粧料容器に挿着した状態の縦断面図。 (a)本発明の第1参考例に係る化粧用ブラシの要部正面図、(b)同化粧用ブラシの要部であるブラシ部の先端部の右側面図、(c)同ブラシの平面図。 第1参考例に係る化粧用ブラシの要部であるブラシ部の製造工程を説明する図。(a)ブリストルを挟み込んだ芯線材を捻る工程を示す図、(b)(a)に示す工程を経たブラシ部の芯線部先端側を折り返す工程を示す図。 (a)本発明の第2参考例に係る化粧用ブラシの要部正面図、(b)同化粧用ブラシの要部であるブラシ部の先端部の右側面図。 第2参考例に係る化粧用ブラシのブリストルを芯線材に挟み込んだ図。 (a)本発明の実施例に係る化粧用ブラシの要部正面図、(b)同化粧用ブラシの要部であるブラシ部の先端部の右側面図。 実施例に係る化粧用ブラシのブリストルを芯線材に挟み込んだ図。
次に、本発明の実施の形態を参考例および実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の参考例に係る化粧用ブラシ20Aをマスカラ用塗布具に適用したもので、図1は本発明の第1参考例に係る化粧用ブラシ20Aを化粧料容器に挿着した状態の縦断面図で、図2(a)は化粧用ブラシ20Aの要部正面図であり、(b)は化粧用ブラシ20Aの要部であるブラシ部の先端部の右側面図であり、(c)は化粧用ブラシ20Aの平面図である。図3は化粧用ブラシ20Aの要部であるブラシ部の製造工程を説明する図であって、(a)はブリストルを挟み込んだ芯線材を捻る工程を示す図であり、(b)は(a)に示す工程を経たブラシ部の芯線部先端側を折り返す工程を示す図である。ブラシ部における仮想線は、ブラシ部のブリストル群の先端の軌跡を示す。
図1に示すように、液体化粧料であるマスカラ液12が収容された化粧料容器10と、本発明の第1参考例に係る化粧用ブラシ20Aとによってマスカラ用塗布具が構成されている。
化粧用ブラシ20Aを挿着する化粧料容器10は、上方に開口し、全体に細長い円筒形状であり、化粧料容器10の口部14の内側には、筆軸22を抜き出す際に、筆軸22の軸部24及びブラシ部30に付着したマスカラ液12をしごくための掻き部17を備えるゴム等の可縮性部材で構成されたワイパー16が嵌着されている。
化粧用ブラシ20Aは、化粧料容器10の口部14に挿着できるキャップ23を兼ねる筆軸22と、筆軸22の先端部に同軸上に取着一体化された金属線材からなる芯線部32と、芯線部32を構成する一対の金属線材の捻り合わせ部からブリストルが放射状かつ螺旋状に分散するブラシ部30から形成されている。
ブラシ部30は、図2に示すように、芯線部32の先端部寄りが(折り返し点41で)折り返されて、折り返された芯線部32Cを含む折り返し部33が形成されている。そして、ブラシ部30の側面側に形成されたブリストルが略均等に分布するブリストル34群と、ブラシ部30の先端部(の芯線部32の捻りあわせ谷部32A)からブリストルの螺旋の一山がトサカ形状(半円弧状)に略筆軸方向前方に延出したブリストル35群と、で構成されている。図2(c)において、ブリストル35群は仮想線で示されており、芯線部32の捻りあわせ谷部32Aに沿って前方に延出している。
また、ブラシ部30は、折り返された芯線部32Cを含めた芯線部の折り返し部33の直径dが、筆軸22の軸部24の直径Dよりも小さく構成されている(図2(a)参照)。
ブラシ部30は、以下の工程で製造される。
一対の金属線材40、40間に多数のブリストル42の中央部を挟み、図3(a)矢印方向に一対の金属線材40を捻ると、金属線材40、40の捻りあわせ部から半径方向に放射状かつ軸方向に螺旋状に分散したブリストルが芯線部32に植設された、従来公知の形態のブラシ部30Aができる。次に、ブラシ部30Aの芯線部32の先端部側を、折り返し点41を通る軸周りに図3(b)矢印方向に(仮想線で示すように)折り返せば、図2のブラシ部30は形成され、これを筆軸22の先端部に同軸上に取着一体化すれば化粧用ブラシ20Aとなる。
特に、トサカ形状領域となるブリストル35群が筆軸方向前方を向くため、芯線部32の先端部側を折り返す際には、芯線部32の捻りあわせの山部32Bよりも、芯線部の捻りあわせの谷部32A(図2(a)、(c)参照)で折り返すのが望ましい。
そして、ブラシ部30を化粧料容器10に挿入する際には、折り返し部33の直径dが筆軸22の軸部24の直径Dよりも小さいので、軸部24の直径Dに合わせて設計された可縮性ワイパー16の掻き部17の内周面を拡大することなく、スムーズにブラシ部30(折り返し部33)を化粧料容器10に挿入することができ、筆軸22の軸部24およびブラシ部30(ブリストル34、35群)にマスカラ液12が付着する。
次に、化粧用ブラシ20Aを化粧料容器10から抜き出す際には、ワイパー16の掻き部17の内周面は略同径のまま筆軸22の軸部24の外周面にほぼ連続して密着し、軸部24に付着したマスカラ液12が掻き落されるとともに、ブラシ部30に付着したマスカラ液12も適量に掻き落とされる。このとき、折り返し部33の直径dが軸部24の直径Dより小さいので、ワイパー16の掻き部17の内周面を過剰に拡張することなくブラシ部30(折り返し部33)をスムーズに抜き出すことができる。
また、ワイパー16の掻き部17の内径寸法は、筆軸22の軸部24の直径Dを最大径として十分に掻き落とし機能を発揮できる寸法にすればよいので、第一に、ワイパー16の掻き部17の内周面と軸部24の外周面が周方向に隙間なく密着した形態で筆軸22が抜き出され、筆軸22の軸部24に付着したマスカラ液12が掻き残されることはなく、マスカラ液12で軸部24や筆軸22を持つ手が汚れることもないし、ワイパー16の掻き部17のマスカラ液12の掻き落し機能は従来と変わらない。第二に、化粧用ブラシ20Aのブラシ部30の構成(先端部に櫛歯部となるブリストル35群を設けたこと)に基づく化粧料容器10の口部14を広げる設計変更や、ワイパー16の掻き部17の内周寸法の変更は不要であり、既存のワイパー、化粧料容器をそのまま用いることができる。
また、化粧用ブラシ20Aを用いてマスカラ液12を睫毛に塗布する際には、特許文献1のマスカラ用塗布具と同様に、筆軸22を睫毛に沿って略平行に配置し、ブラシ部30側面側のブリストル34群を睫毛の下側に配置した後、筆軸22を回転させつつ上方へ移動させるように操作すると、マスカラ液12を睫毛に十分に塗布することができる。
一方、ブラシ部30を睫毛を梳くための櫛歯として使用する際には、ブラシ部30の先端部のブリストル35群を使用する。即ち、筆軸22を顔面に対して略垂直方向に構え、ブリストル35群からなるトサカ形状領域の側面を睫毛の並び方向と並行にして、上睫毛と下睫毛の隙間にブリストル35群を挿し込み、睫毛を押し上げるように筆軸22を数回上下させるように操作すれば、睫毛に塗布された余分なマスカラ液12を除去し、睫毛を梳き整えることができる。
また、折り返された芯線部32Cの長さLが短いので、マスカラ液12を塗布する上で有効なブラシ部30の側面領域の長さは、従来の化粧用ブラシのブラシ部30Aに略同じで、マスカラ液12の塗布機能が劣ることもない。
また、ブリストル35群は、睫毛を梳かすだけでなく、筆の刷毛のように用いて、目頭、目尻および下睫毛等の塗りにくいところへマスカラ液12を塗布することができ、キメ細やかな調整に用いるのにも優れている。
特に、下睫毛に塗布する際には、下睫毛の上側を、ブリストル35群の側面を使って一筆描きをするように塗れば、容易にマスカラ液12を下睫毛に適量塗布することができる。
また、ブリストル35群は、従来のブラシ部30Aの芯線部32を折り返すだけで、ブラシ部30の先端前方に延出形成することができる。即ち、櫛歯部として別途部材を設け、その後にブラシ部と一体化すると、それだけブラシ部の製造が複雑面倒となるが、ブラシ部30は、芯線部32と該芯線部から分散するブリストル34群及び35群だけで構成された、非常に簡便な構造であり、その製造が簡易であるので、その分化粧用ブラシ20Aとしての製造も容易となる。
次に、図4および図5は、本発明の第2の考例に係る化粧用ブラシ20Bを示し、図4(a)は本発明の第2参考例に係る化粧用ブラシの要部正面図、(b)は同化粧用ブラシの要部であるブラシ部の先端部の右側面図で、図5は第2参考例に係る化粧用ブラシ20Bのブリストルを芯線材に挟み込んだ図である。
図4及び図5に示すように、化粧用ブラシ20Bのブラシ部36は、ブラシ部36の先端部側のブリストル35群を形成するブリストル44の長さを、少なくともブラシ部36の基端部側全体(ブリストル34群)を形成するブリストル42の長さより長くして構成し、他の構成は第1の参考例と同様である。
ブラシ部36を有する化粧用ブラシ20Bは以下のように製造される。
図5に示したように、一対の金属線材40、40間に、基端部側にブリストル42と、先端部側に(ブリストル42よりも長い)ブリストル44を配置し、両者42、44の中央部を挟み、図5矢印方向に一対の金属線材40を捻り、折り返し部41で第1参考例と同様に芯線部32を折り返せば、ブラシ部36が形成され、これを筆軸22の先端部に同軸上に取着一体化すれば化粧用ブラシ20Bは完成する。
即ち、ブリストル35群を形成するブリストル44の長さをある程度長くすることで、目尻等の上睫毛と下睫毛の隙間にブリストル35群を挿し込みやすくなるので、櫛歯としての機能である睫毛を梳くという作用に優れ、睫毛に付着したマスカラ液12を梳き整えることが容易となる。
また、前記の工程でブラシ部36を製造すると、ブリストル44は折り返された芯線部32Cにも挟み込まれるため、ブラシ部36側面側のブリストル34群の先端側の一部が(ブリストル放射方向に)長くなるが(ブリストル34a)、図4(a)の仮想線で示すように周知の技術であるトリミング加工をして所望の長さに揃えればよい。
次に、図6および図7は、本発明の実施例に係る化粧用ブラシ20Cを示し、図6(a)は本発明の実施例に係る化粧用ブラシの要部正面図、(b)は同化粧用ブラシの要部であるブラシ部の先端部の右側面図で、図7は本発明の実施例に係る化粧用ブラシ20Cのブリストルを芯線材に挟み込んだ図である。
図6に示すように、化粧用ブラシ20Cのブラシ部37は、ブラシ部37の先端部側のトサカ形状領域(ブリストル35群)領域と基端部側(ブリストル34群)領域の間に、ブリストル非形成領域39が設けられたものであり、他の構成は第2の参考例と同様である。
ブラシ部37を有する化粧用ブラシ20Cは以下のように製造される。
図7に示したように、一対の金属線材40、40間に、先端側に配置するブリストル44の植設域を折り返された芯線部32Cの長さL分だけ減らすとともに、ブリストル35群形成領域の部分とブリストル34群形成領域の部分との間に、折り返された芯線部32Cの長さL相当の隙間を空けてブリストル42を配置して、その中央部を挟み、図7矢印方向に一対の金属線材40を捻り、折り返し部41で第1参考例と同様に芯線部32を折り返せばブラシ部37が形成され、これを筆軸22の先端部に同軸上に取着一体化すれば化粧用ブラシ20Cは完成する。
化粧用ブラシ20Cを用いてブラシ部37の先端部のブリストル35群を用いる際には、前記したように筆軸22を構え、上睫毛と下睫毛の隙間にブリストル35群を挿し込み、睫毛を押し上げるように操作(筆軸22を上下する)と、ブリストル非形成領域39にブリストルが無いため睫毛周辺の皮膚にブリストルが当たらず、誤って周辺皮膚にマスカラ液12を塗布してしまうことがないので、睫毛を梳く際や睫毛等の仕上げを行う際の化粧用ブラシ20Cの使い勝手が向上する。
また、ブリストル非形成領域39は、ブリストルを芯線部に挟み込まないで形成するほか、ブリストル非形成領域39にもブリストル42、44を植設した後でトリミング加工によってブリストルを短くしてもよい。
また、前記した参考例1、2および実施例において、ブリストル42、44には、睫毛にマスカラ液12を塗布するための十分な硬さを有していれば、大抵の天然繊維や合成繊維が使用でき、ブリストル42、44の形状は、円形や、三角形やひし形等の多角形、手裏剣型等の非円形、又は中空の断面となっていても良い。
特に、ブリストル35群の櫛歯としての機能を向上させるためには、少なくともブリストル35群を形成するブリストル42、44には剛性の高い繊維を用いるのが好ましい。例えば、第2の参考例において、ブリストル44、42の素材を変えて、ブリストル44にブリストル42よりも硬い繊維を用いたり、同一素材であっても、ブリストル42は中空にして空隙を設けないブリストル44よりも柔らかくしたものを用いるとよい。
なお、前記参考例および実施例では本発明をマスカラ塗布用の化粧用ブラシとして説明したが、マスカラ液その他の液体化粧料用の化粧用ブラシにも同様に適用できる。
10 化粧用容器
12 液体化粧料であるマスカラ液
14 筆軸挿入用の口部
16 ワイパー
17 ワイパーの掻き部
20A 第1参考例に係る化粧用ブラシ
20B 第2参考例に係る化粧用ブラシ
20C 実施例に係る化粧用ブラシ
22 筆軸
23 キャップ
24 筆軸の軸部
30 第1参考例に係るブラシ部
30A 従来のブラシ部
32 芯線部
32A 芯線部の捻りあわせ谷部
32B 芯線部の捻りあわせ山部
32C 折り返された芯線部
33 芯線部の折り返し部
34 ブラシ部の側面側に形成されるブリストル群
35 ブラシ部先端部に形成されるトサカ形状のブリストル群
36 第2参考例に係るブラシ部
37 実施例に係るブラシ部
39 ブリストル非形成領域
40 一対の金属線材
41 折り返し点
42 ブラシ部の側面側に植設されるブリストル
44 ブラシ部先端側に植設されるブリストル

Claims (3)

  1. 筆軸の先端部に、芯線部を構成する一対の金属線材の捻り合わせ部からブリストルが放射状かつ螺旋状に分散するブラシ部が同軸上に取着一体化された化粧用ブラシにおいて、
    前記芯線部の先端部寄りを折り返して構成したブラシ部の先端に、ブリストルによって形成された螺旋の一山が、トサカ形状に前方に延出するとともに、
    ブリストルが前方に延出する前記トサカ形状領域と、ブリストルが芯線部の外周に略均等に分布するブラシ部側面領域との間に、ブリストル非形成領域が設けられたことを特徴とする化粧用ブラシ。
  2. 少なくとも前記トサカ形状領域を含むブラシ部先端部側のブリストルの長さが、ブラシ部基端部側全体のブリストルの長さより長く構成されたことを特徴とする請求項1に記載の化粧用ブラシ。
  3. 前記芯線部の折り返し部は、該芯線部の基端部を固定保持する筆軸の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の化粧用ブラシ。
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