JP5506372B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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位を減衰させ、静電潜像を形成させる。この静電潜像を現像装置で現像することにより、トナー像が形成され、記録紙に転写することで画像形成を行う。この画像形成動作において、感光ドラムに局所的な抵抗ムラがあると、帯電ローラと感光ドラムとの間でリークが発生しやすい。感光ドラム表面は絶縁体であるが、物流時における感光ドラムの損傷や塗工時における異物混入などで感光ドラムに局所的な抵抗ムラが生じると、その部分が低抵抗になり、その低抵抗箇所に電流が流れ込む。そのため、その周りの電圧が低下し、結果として、用紙に円形の真っ黒なベタ領域の黒ポチが形成される。または高圧電源が高圧出力不足となることで、感光体ドラムに対して長手方向で均一な帯電が不可能になり、画像上横黒スジとなって現れる等、画像品質の劣化が生じる。
このようなリークに対して様々な対策がとられている。特許文献1に記載された画像形成装置では、像担時体表面のリーク発生箇所が一次転写部に到達する前に、全ての画像形成装置を停止し、クリーニング装置を中間転写体から離間させるとともに、中間転写体を1回転させた後に画像形成装置を再開させる。これにより、突発的なリークにも対応でき、リーク発生時の画像形成動作を緊急停止及び回復することができるようにしている。特許文献2に記載された画像形成装置では、非画像形成部においてリークを促進するリーク促進部を設け、このリーク促進部でリークが発生した場合に帯電部材を清掃または交換の警告が発せられるようにしている。これにより、感光ドラムに形成される静電潜像に悪影響を与えるリークが発生する前に、帯電部材を清掃または交換すべき旨をユーザーに知らせることができる。
回転ドラム型の像担持体と、
前記像担持体に接触して前記像担持体を均一に帯電させるための帯電ローラと、
帯電した前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
前記静電潜像を現像剤で現像する現像装置と、
を備えた画像形成装置において、
前記帯電ローラに帯電バイアスが印加されることにより前記像担持体に流れる電流を検出し、前記像担持体が回転している間に検出される電流の変動を検知するための電流検知回路を備え、
前記像担持体に流れる電流の変動が予め定めた値を超え、かつ、前記予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所が前記像担持体の表面において画像形成に用いられない非画像形成領域に含まれる場合に、前記非画像形成領域に現像剤を供給することを特徴とする。
<画像形成装置の構成の概略>
図1は、本実施例の画像形成装置の概略構成図である。本実施例の画像形成装置は、電子写真方式、プロセスカートリッジ着脱式のレーザビームプリンタである。5は、像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(感光ドラム)である。本実施例の感光ドラム5は、負帯電性の有機感光体であり、不図示の駆動用モータによって矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。感光ドラム5は、その回転過程で帯電装置によって負の所定電位に一様に帯電処理を受ける。本実施例において帯電装置は帯電部材として帯電ローラ1を用いた接触帯電装置である。帯電ローラ1は、感光ドラム5に対して従動回転する。帯電ローラ1に対しては、帯電電圧出力手段である帯電バイアス電源回路8からバイアス電圧が印加される。次いで露光装置102による像露光を受ける。露光装置102は、均一帯電された感光ドラム5に静電潜像を形成するものであり、本例では、半導体レーザスキャナを用いた。露光装置102は、画像形成装置内のホスト装置(不図示)から送られてくる
画像信号に対応して変調されたレーザ光6を出力して、感光ドラム5の均一帯電面を走査露光(像露光)する。感光ドラム表面は露光箇所の電位の絶対値が帯電電位の絶対値に比べて低くなることによって、画像情報に応じた静電潜像が順次形成される。
り負極性に帯電されたトナーを感光ドラム表面の静電潜像に適用して静電潜像を反転現像する。
その感光ドラム面の現像化された像としてのトナー像が給紙台10から給送された紙等の記録材(転写材)7に対して転写装置にて転写される。図中の破線矢印は、転写材7の搬送経路を示している。本例では転写ローラ3を用いた接触転写装置である。転写材7は、給紙ローラ15、クラッチローラ21、搬送ローラ14等により転写装置まで搬送される。20は、転写材の先端と後端を検出するためのプレフィードセンサ、13は、感光ドラム5への画像形成と転写材搬送の同期を取るとともに、給送された転写材の搬送方向の長さを測定するためのトップセンサである。転写ローラ3は感光ドラム5に対して感光ドラム中心方向に不図示の押圧バネなどの付勢手段によって押圧されている。転写材7が搬送されて転写工程が開始されると、転写バイアス電源11から転写ローラ3に対して正極性の転写バイアス電圧が印加され、負極性に帯電している感光ドラム5上のトナーは転写材上に転写される。
トナー像の転写を受けた転写材7は感光ドラム面から分離されて定着装置16へ導入されてトナー像の定着処理を受け、シートパス18を通って排紙口17より排紙トレイ19上に排出される。定着装置16は、転写材7に転写されたトナー像を熱や圧力などの手段を用いて永久画像に定着するものである。
)105を介してメモリ25に対する情報の読み書きを行う。
成装置本体101に対して着脱される。装着は本体ドアを開いて画像形成装置本体101内にプロセスカートリッジを所定の要領にて挿入装着して本体ドアを閉じ込むことでなされる。プロセスカートリッジは画像形成装置本体101に対して所定に装着されることで画像形成
装置本体101側と機械的・電気的に連結した状態になる。プロセスカートリッジの画像形
成装置本体101からの取り外しは本体ドアを開いて画像形成装置本体101内のプロセスカートリッジを所定に引き抜くことでなされる。
プロセスカートリッジが画像形成装置本体101内に装着された状態においてはそれぞれ開
き位置に移動して保持される。
また、画像形成装置本体101は、販売価格やランニングコストが異なるものを使用者が
選択できるように、複数の寿命の異なるプロセスカートリッジを着脱交換自在である。プロセスカートリッジは、感光体ドラム5の初期の膜厚以外に、トナー初期充填量、プロセスカートリッジの容積、等を変えることで寿命を設定する。なお、ここで言う初期とはプロセスカートリッジが未使用である時を指す。
また本実施例では、寿命の異なるプロセスカートリッジを識別する為に、プロセスカートリッジに具備されているメモリ25に寿命の異なるプロセスカートリッジを識別する為の情報を記憶する領域を設けてある。
ここで、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能としたものとすることができる。あるいは、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能としたものでもよい。
ータ等の外部機器から送られる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビットデータに展開するためのプリンタコントローラである。103は、感光ドラム5に流れる電流を検
出可能な電流検知回路を備え、感光ドラム5の欠陥などによる負荷変動に伴って生じる電流変動を検知するための電流変動検出部(電流検出器)である。感光ドラム5に流れる電流をモニターし、感光ドラム5において傷等がある箇所が帯電ローラ1との当接位置にさしかかったときに、モニターされている電流に変動が生じることで、リークの発生及び発生箇所を知ることができる。104は、レーザビームプリンタエンジンの各部をプリンタコ
ントローラ110の指示にしたがってプリント動作を制御するとともに、プリンタコントロ
ーラ110へプリンタ内部情報を報知するためのエンジンコントローラである。図7のよう
に、エンジンコントローラ104のCPU105は、カートリッジ26の使用状態等が記憶された不揮発性メモリ25(記憶媒体)と通信を行うことでカートリッジ26の使用状態等を検知する。106は、エンジンコントローラ104の指示にしたがい、記録用紙搬送のためにモータ/ローラ等の駆動/停止を行う用紙搬送制御部で、給紙ローラ15、定着器のローラ、排紙ローラ等の駆動/停止の制御をつかさどるものである。107は、帯電、現像、転写等各工程
における各高圧出力制御をエンジンコントローラ104の指示にしたがって行う高圧制御部
である。108は、スキャナモータの駆動/停止、半導体レーザの点灯などをエンジンコン
トローラ104の指示にしたがって制御する光学系制御部である。109は、トップセンサ13、排紙センサの紙有無状態をエンジンコントローラ104へ報知するセンサ入力部である。
まず、画像形成装置内の電源がオンになると前多回転工程が始まる。この工程では、メインモータが感光ドラムを回転駆動させている間に、プロセスカートリッジの有り無し検知、転写ローラのクリーニングなどが行なわれる。前多回転が終了すると、画像形成装置は待機(スタンバイ)状態に入る。不図示のホストコンピュータなどの出力手段から画像情報が画像形成装置に送られると、メインモータは画像形成装置本体を駆動し前回転工程に入る。前回転工程に於いては、諸プロセス機器の印字準備動作が行なわれ、主として、感光ドラム上の予備帯電、レーザスキャナの立ち上げ、転写プリントバイアスの決定、定着装置の温度調節などが行なわれる。前回転工程が終了すると、印字工程が開始される。
印字工程では、所定タイミングで転写材の給紙、感光ドラム上の像露光、現像などが行なわれる。印字工程が終了すると、次のプリント信号がある場合、次の転写材が到達するまでの間の紙間工程に入り、次の印字動作を待つ。また、印字動作終了後、次のプリント信号がない場合は、画像形成装置は後回転工程に入る。後回転工程では、感光ドラム表面の除電や、転写ローラに付着したトナーを感光ドラムへ吐き出す(転写ローラのクリーニング)などの工程が行われている。後回転工程が終了すると、画像形成装置は、再び待機(スタンバイ)状態となり、次のプリント信号を待つ。
図3を参照して、本実施例の特徴である、リーク対策用動作シーケンスについて詳細に説明する。図3は、実施例1のリーク対策用動作シーケンスの手順を説明するフローチャートである。本実施例のリーク対策用動作シーケンスは、感光ドラム5に流れる電流の変動が予め定めた値を超え、かつ、予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所が感光ドラム5の表面において画像形成に用いられない非画像形成領域に含まれるか否か判断する。そして、電流変動が所定値を超え、かつ、かかる電流変動箇所が非画像形成領域に含まれる場合に、非画像形成領域にトナーを供給する。
まず、ステップS101で画像形成動作を開始する。次に、ステップS102で、帯電バイアスを印加する。ステップS103で感光ドラムに流れる電流のモニターを電流検出器にて開始し、ステップS104でリークを検知し、ステップS105で検知電流変動値が所定の値以上であるか判断する。
感光ドラム5において傷等がある箇所が帯電ローラ1との当接位置にさしかかったときに、モニターされている電流に変動が生じる。感光ドラム5においてリークが生じる箇所(傷等がある箇所)は、感光ドラム5の周長や動作開始からの回転数、時間等に基づいて特定することができる。
所定値未満であれば、ステップS106に進み、通常の画像形成プロセスを開始する。その後、ステップS107で電流モニターを終了し、S108で帯電バイアスをオフにした後、S116で画像形成動作を終了する。一方、所定値以上であれば、リークが発生したと判断し、ステップS109でリーク検知が画像形成部であるかを判断する。すなわち、リークが生じた箇所(傷等がある箇所)が、感光ドラム5の表面において画像形成に用いられる領域に含まれているか否か判断する。画像形成部であれば、ステップS110で非画像形成部まで待機する。すなわち、リークが生じた箇所が、画像形成に用いられない領域(例えば、先の転写材と後続の転写材との間の領域、いわゆる紙間領域)に含まれるようになるまで待機する。画像形成部でなければ、ステップS111でレーザ照射をし、ステップS112で現像バイアスを印加することで、感光ドラム表面へトナーを供給する。その後、ステップS113で検知電流変動値が所定値以上であるかを判断する。
所定値以上であれば、ステップS109に戻り、再度リーク対策動作シーケンスを行い、検知電流変動値が所定の値未満になるまで、トナー供給は続けられる。但し、トナー供給を連続5回行い、電流変動値が所定値未満にならなければ、6回目のトナー供給を行わず、カートリッジもしくは感光ドラムの交換を薦めるよう、警告として表示する。一方、所定値未満であれば、ステップS114で帯電バイアスをオフにし、ステップS115で電流モニターを終了し、ステップS116で画像形成動作を終了する。
クによる電流は150μA以上流れる。従って、感光ドラムの膜厚変動による電流変動は、リークによる電流変動に比べて、小さいため、感光ドラムの膜厚変動による電流変動をリークによる電流変動と誤検知することない。
また、以下の条件でリーク対策用動作シーケンスを行った。
(現像ローラに印加される現像バイアス)
直流電圧:-350V
交流電圧:矩形波Vpp1400V、周波数2000Hz
(帯電ローラに印加される帯電バイアス)
直流電圧:-980V
(感光ドラムの帯電電位)
Vd=-500V
(レーザ露光部の電位)
Vl=-150V
なお、リーク判断の基準となる電流変動の所定値は、本実施例では150μAとしているが、これは一例である。感光ドラムの膜厚の寸法等の各種仕様が異なれば、所定値の値も異なり、適用される仕様においてリークが生じたと判断される値に基づいて設定される。
<トナー供給量適正化>
画像形成装置の構成は実施例1と同様である。
本実施例では、CPU105が電流変動レベル特定部105aを備える。本実施例は、リーク対策用動作シーケンスにおいて、感光ドラム5の表面の非画像形成領域にトナーを供給する量を、電流の変動の大きさに応じて変更することを特徴とするものである。
本実施例では、露光後の感光ドラム表面電位Vlに対して、現像バイアスVdcを設定し、Vcon=Vl-Vdcで定義される現像コントラストを調整することで、トナー供給量の制御を可能にする。これにより、感光ドラム表面のリーク穴に適切なトナー量を供給することができ、かつ供給トナーの浪費を抑えることができる。以下、ΔI=検知電流上限値Imax−検知電流平均値Iaveとする。Iaveは前回転中の平均電流値で定義している。
実施例1と同様、ステップS201で画像形成動作を開始する。次に、ステップS202で、帯電バイアスを印加する。ステップS203で感光ドラムに流れる電流のモニターを電流検出器にて開始し、ステップ204でリークを検知し、ステップS205で検知電流変動値ΔIが100μA以上であるかを判断する。
電流変動値ΔIが100μA未満であるとき、ステップS206に進み、通常の画像形成プロセ
スを開始する。その後、ステップS207で電流モニターを終了し、S208で帯電バイアスをオフにし、S216で画像形成動作を終了する。一方、電流変動値ΔIが100μA以上であるとき、ステップS209でΔIが100μA以上かつ250μA以下であるかを判断する。
ΔIが100μA≦ΔI≦250μAの範囲にあるとき、図6に示したトナー供給量制御式を
に従って、現像コントラストVconをステップS211で算出する。ΔIが100μA≦ΔI≦250μAの範囲にないときは、ステップS220でカートリッジ(CGR)もしくは感光ドラムの交換を
薦めるよう警告を表示し、S219で画像形成動作を終了する。
その後、リーク対策動作シーケンスが働き、電流変動検出器で検知した電流変動値ΔI
とトナー供給量制御式からステップS211で現像コントラストを決める。その後、ステップS212でリーク検知が画像形成部であるかを判断する。
画像形成部であれば、ステップS213で非画像形成部まで待機する。画像形成部でなければ、ステップS214でレーザ照射をし、ステップS215で現像バイアスを印加することで、感光ドラム表面へトナーを供給する。その後、ステップS216で検知電流変動値が100μA以
上であるかを判断する。
所定値以上であれば、ステップS211に戻り、再度リーク対策動作シーケンスを行い、検知電流変動値が所定の値未満になるまで、トナー供給は続けられる。但し、トナー供給を連続5回行い、電流変動値が所定値未満にならなければ、6回目のトナー供給を行わず、カートリッジもしくは感光ドラムの交換を薦めるよう、警告として表示する。一方、所定値未満であれば、ステップS217で帯電バイアスをオフにし、ステップS218で電流モニターを終了し、ステップS219で画像形成動作を終了する。
なお、電流変動値ΔIは実施例2に記した範囲に限定されるものではない。
<トナー供給位置適正化>
画像形成装置の構成は実施例1と同様である。
本実施例では、非画像形成部に感光ドラム一周分のトナー供給候補タイミングを設け、感光ドラム表面のリーク部がその領域に入ると、トナー供給を行う。すなわち、感光ドラム5表面の非画像形成領域のうちのリーク部を含む特定領域にのみトナー供給を行なう。これにより、感光ドラム表面のリーク部にタイミングよくトナーを供給することができ、かつ供給トナーの浪費を抑えることができる。
実施例1と同様、ステップS301で画像形成動作を開始する。次に、ステップS302で、帯電バイアスを印加する。ステップS303で感光ドラムに流れる電流のモニターを電流検出器にて開始し、ステップS304でリークを検知し、ステップS305で検知電流変動値が所定の値以上であるか判断する。
所定値未満であれば、ステップS306に進み、通常の画像形成プロセスを開始する。その後、ステップS307で電流モニターを終了し、S308で帯電バイアスをオフにした後、S316で画像形成動作を終了する。一方、所定値以上であれば、リークが発生したと判断し、ステップS309でリーク検知が画像形成部であるかを判断する。
画像形成部であれば、ステップS310で非画像形成部まで待機する。画像形成部でなければ、ステップS311でリーク部にレーザ照射をし、ステップS312でリーク部に現像バイアスを印加することで、感光ドラム表面のリーク穴へトナーを供給する。このとき、感光ドラム5の表面の非画像形成領域に対して複数のトナー供給候補タイミングを設定し、各タイミングに応じて分割された複数の領域のうちリーク部が含まれる特定領域に対応するタイミングでのみトナーを供給する。その後、ステップS313で検知電流変動値が所定値以上であるかを判断する。
所定値以上であれば、ステップS309に戻り、再度リーク対策動作シーケンスを行い、検知電流変動値が所定の値未満になるまで、トナー供給は続けられる。但し、トナー供給を連続5回行い、電流変動値が所定値未満にならなければ、6回目のトナー供給を行わず、カートリッジもしくは感光ドラムの交換を薦めるよう、警告として表示する。一方、所定値未満であれば、ステップS314で帯電バイアスをオフにし、ステップS315で電流モニターを終了し、ステップS316で画像形成動作を終了する。
帯電ローラと感光ドラムとの当接位置からレーザ照射位置までの感光ドラム5の周上の距離をLとし、感光ドラム5の半径をRとする。
まず、非画像形成部に感光ドラム一周分のトナー供給候補タイミングを設ける。
所定値以上の電流変動量を検知したとき、感光ドラム表面のリーク部のL後または2πR+L後が、トナー供給候補タイミングに入ってくるかが問題となる。
図7に記した電流変動位置特定部105bにより計算された結果、いずれもトナー供給候補タイミングに入らないのであれば、感光ドラム表面のリーク部が2πR+L後も画像形成部にあることを示しており、リーク対策動作シーケンスは働かない。
一方、電流変動位置特定部105bにより計算された結果、いずれかがトナー供給候補タイミングに入るのであれば、ステップS311でそのリーク部にレーザ照射することで、感光ドラム表面のリーク部に対して適切なタイミングでトナーを供給することができる。このようにして、感光ドラム上のリーク位置を特定することができる。
なお、リーク対策動作シーケンスは紙間工程に限らず、前回転中や後回転中においても適応できる。
流変動検出部
Claims (3)
- 回転ドラム型の像担持体と、
前記像担持体に接触して前記像担持体を均一に帯電させるための帯電ローラと、
帯電した前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
前記静電潜像を現像剤で現像する現像装置と、
を備えた画像形成装置において、
前記帯電ローラに帯電バイアスが印加されることにより前記像担持体に流れる電流を検出し、前記像担持体が回転している間に検出される電流の変動を検知するための電流検知回路を備え、
前記像担持体に流れる電流の変動が予め定めた値を超え、かつ、前記予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所が前記像担持体の表面において画像形成に用いられない非画像形成領域に含まれる場合に、前記非画像形成領域に現像剤を供給することを特徴とする画像形成装置。 - 前記非画像形成領域に現像剤を供給する量を、前記電流の変動の大きさに応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記非画像形成領域に現像剤を供給する際に、前記非画像形成領域のうち前記予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所を含む特定領域にのみ現像剤を供給することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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