JP5506372B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5506372B2
JP5506372B2 JP2009294619A JP2009294619A JP5506372B2 JP 5506372 B2 JP5506372 B2 JP 5506372B2 JP 2009294619 A JP2009294619 A JP 2009294619A JP 2009294619 A JP2009294619 A JP 2009294619A JP 5506372 B2 JP5506372 B2 JP 5506372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
image
photosensitive drum
current
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009294619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011133770A (ja
Inventor
佑介 薄井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009294619A priority Critical patent/JP5506372B2/ja
Publication of JP2011133770A publication Critical patent/JP2011133770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5506372B2 publication Critical patent/JP5506372B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置において、一般的な画像形成動作は以下のとおりである。帯電部材に電圧を供給する電圧供給部を有した帯電手段により、感光ドラムを一様に帯電させ、そこに露光装置のLEDなどの光を照射することで部分的に電
位を減衰させ、静電潜像を形成させる。この静電潜像を現像装置で現像することにより、トナー像が形成され、記録紙に転写することで画像形成を行う。この画像形成動作において、感光ドラムに局所的な抵抗ムラがあると、帯電ローラと感光ドラムとの間でリークが発生しやすい。感光ドラム表面は絶縁体であるが、物流時における感光ドラムの損傷や塗工時における異物混入などで感光ドラムに局所的な抵抗ムラが生じると、その部分が低抵抗になり、その低抵抗箇所に電流が流れ込む。そのため、その周りの電圧が低下し、結果として、用紙に円形の真っ黒なベタ領域の黒ポチが形成される。または高圧電源が高圧出力不足となることで、感光体ドラムに対して長手方向で均一な帯電が不可能になり、画像上横黒スジとなって現れる等、画像品質の劣化が生じる。
このようなリークに対して様々な対策がとられている。特許文献1に記載された画像形成装置では、像担時体表面のリーク発生箇所が一次転写部に到達する前に、全ての画像形成装置を停止し、クリーニング装置を中間転写体から離間させるとともに、中間転写体を1回転させた後に画像形成装置を再開させる。これにより、突発的なリークにも対応でき、リーク発生時の画像形成動作を緊急停止及び回復することができるようにしている。特許文献2に記載された画像形成装置では、非画像形成部においてリークを促進するリーク促進部を設け、このリーク促進部でリークが発生した場合に帯電部材を清掃または交換の警告が発せられるようにしている。これにより、感光ドラムに形成される静電潜像に悪影響を与えるリークが発生する前に、帯電部材を清掃または交換すべき旨をユーザーに知らせることができる。
特開2007−178554号公報 特開2008−185976号公報
しかしながら、感光ドラム表面のリークが発生しやすい低抵抗になった箇所の抵抗を高くすることができれば、リークを抑制することができる。通常、感光ドラム表面のリーク穴(低抵抗箇所)は紙粉やトナー等で埋まり、低抵抗箇所の抵抗が高くなることでリークによる画像弊害の横黒スジは良化する。通常の画像形成動作において、感光ドラム表面のリーク穴は、転写残トナーで埋まるしかなく、横黒スジが画像上生じなくなるまでに、数枚から数十枚の通紙が必要となる。
本発明は、感光ドラムの欠陥などにより生じる電流のリークによって横黒スジが生じる記録材の枚数を低減させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る画像形成装置においては、
回転ドラム型の像担持体と、
前記像担持体に接触して前記像担持体を均一に帯電させるための帯電ローラと、
帯電した前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
前記静電潜像を現像剤で現像する現像装置と、
を備えた画像形成装置において、
前記帯電ローラに帯電バイアスが印加されることにより前記像担持体に流れる電流を検出し、前記像担持体が回転している間に検出される電流の変動を検知するための電流検知回路を備え、
前記像担持体に流れる電流の変動が予め定めた値を超え、かつ、前記予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所が前記像担持体の表面において画像形成に用いられない非画像形成領域に含まれる場合に、前記非画像形成領域に現像剤を供給することを特徴とする。
本発明によれば、感光ドラムの欠陥などにより生じる電流のリークによって横黒スジが生じる記録材の枚数を低減させることができる。
各実施例に係る画像形成装置の概略構成図。 各実施例に係るプロセスカートリッジの概略図。 実施例1のリーク対策用動作シーケンスの手順を説明するフローチャート。 実施例2のリーク対策用動作シーケンスの手順を説明するフローチャート。 実施例3のリーク対策用動作シーケンスの手順を説明するフローチャート。 実施例2のリーク対策用トナー供給量制御図及び制御式。 各実施例に係る画像形成装置の回路構成。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
<画像形成装置の構成の概略>
図1は、本実施例の画像形成装置の概略構成図である。本実施例の画像形成装置は、電子写真方式、プロセスカートリッジ着脱式のレーザビームプリンタである。5は、像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(感光ドラム)である。本実施例の感光ドラム5は、負帯電性の有機感光体であり、不図示の駆動用モータによって矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。感光ドラム5は、その回転過程で帯電装置によって負の所定電位に一様に帯電処理を受ける。本実施例において帯電装置は帯電部材として帯電ローラ1を用いた接触帯電装置である。帯電ローラ1は、感光ドラム5に対して従動回転する。帯電ローラ1に対しては、帯電電圧出力手段である帯電バイアス電源回路8からバイアス電圧が印加される。次いで露光装置102による像露光を受ける。露光装置102は、均一帯電された感光ドラム5に静電潜像を形成するものであり、本例では、半導体レーザスキャナを用いた。露光装置102は、画像形成装置内のホスト装置(不図示)から送られてくる
画像信号に対応して変調されたレーザ光6を出力して、感光ドラム5の均一帯電面を走査露光(像露光)する。感光ドラム表面は露光箇所の電位の絶対値が帯電電位の絶対値に比べて低くなることによって、画像情報に応じた静電潜像が順次形成される。
続いて、その静電潜像は反転現像装置9により現像されてトナー像(現像剤像)として顕像化される。本例では、ジャンピング現像方式を用いた。この方式では、現像バイアス電源12から現像ローラ2に対して交流と直流を重畳した現像バイアス電圧を印加する。これにより、現像剤層厚規制部材23(図2参照)と現像ローラ2の接触箇所で摩擦帯電によ
り負極性に帯電されたトナーを感光ドラム表面の静電潜像に適用して静電潜像を反転現像する。
その感光ドラム面の現像化された像としてのトナー像が給紙台10から給送された紙等の記録材(転写材)7に対して転写装置にて転写される。図中の破線矢印は、転写材7の搬送経路を示している。本例では転写ローラ3を用いた接触転写装置である。転写材7は、給紙ローラ15、クラッチローラ21、搬送ローラ14等により転写装置まで搬送される。20は、転写材の先端と後端を検出するためのプレフィードセンサ、13は、感光ドラム5への画像形成と転写材搬送の同期を取るとともに、給送された転写材の搬送方向の長さを測定するためのトップセンサである。転写ローラ3は感光ドラム5に対して感光ドラム中心方向に不図示の押圧バネなどの付勢手段によって押圧されている。転写材7が搬送されて転写工程が開始されると、転写バイアス電源11から転写ローラ3に対して正極性の転写バイアス電圧が印加され、負極性に帯電している感光ドラム5上のトナーは転写材上に転写される。
トナー像の転写を受けた転写材7は感光ドラム面から分離されて定着装置16へ導入されてトナー像の定着処理を受け、シートパス18を通って排紙口17より排紙トレイ19上に排出される。定着装置16は、転写材7に転写されたトナー像を熱や圧力などの手段を用いて永久画像に定着するものである。
転写材分離後の感光ドラム面はクリーニング装置4により転写残トナーを掻き取られて清掃され、繰り返して作像に供される。本例のクリーニング装置4はクリーニングブレード4aを用いたものである。クリーニングブレード4aは、転写工程時に感光ドラム5から転写材7に転写し切れなかった転写残トナーを回収するものであり、一定の圧力で感光ドラム5に当接し転写残トナーを回収することによって感光ドラム表面を清掃する。クリーニング工程終了後、感光ドラム表面は再び帯電工程に入る。
画像形成装置は、上記手段を用い、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニングの各工程を繰り返して画像形成を行う。ここで、諸プロセス機器の印字準備動作の後に行う印字動作を画像形成工程とする。即ち、帯電工程における画像形成工程時とは印字動作中に潜像が形成されるであろう感光ドラム上の領域を帯電手段が帯電を行っている時を指す。
本例のプロセスカートリッジは、潜像担持体としての感光ドラム5と、感光ドラム5に対する接触帯電手段としての帯電ローラ1と、現像装置9と、クリーニング装置4の4つのプロセス機器を内包させてプロセスカートリッジとしてある。本例の感光ドラム5は、導電性基体層としてのアルミニウム等のドラム基体と、その外周面に形成した被帯電体としての感光体層(光導電層)とを、基本構成層としている。また、このプロセスカートリッジには記憶媒体であるメモリ25を具備させてある。画像形成装置本体側の通信部(CPU
)105を介してメモリ25に対する情報の読み書きを行う。
プロセスカートリッジは画像形成装置本体101の本体ドア(不図示)を開閉して画像形
成装置本体101に対して着脱される。装着は本体ドアを開いて画像形成装置本体101内にプロセスカートリッジを所定の要領にて挿入装着して本体ドアを閉じ込むことでなされる。プロセスカートリッジは画像形成装置本体101に対して所定に装着されることで画像形成
装置本体101側と機械的・電気的に連結した状態になる。プロセスカートリッジの画像形
成装置本体101からの取り外しは本体ドアを開いて画像形成装置本体101内のプロセスカートリッジを所定に引き抜くことでなされる。
図2は、各実施例に係るプロセスカートリッジの概略図であり、抜き外された状態のプロセスカートリッジを示している。プロセスカートリッジは抜き外された状態時にはドラムカバー22が閉じ位置に移動していて感光ドラム5の露出下面を隠蔽防護している。また露光窓部もシャッタ板24で閉じ状態に保持されている。ドラムカバー22とシャッタ板24は
プロセスカートリッジが画像形成装置本体101内に装着された状態においてはそれぞれ開
き位置に移動して保持される。
また、画像形成装置本体101は、販売価格やランニングコストが異なるものを使用者が
選択できるように、複数の寿命の異なるプロセスカートリッジを着脱交換自在である。プロセスカートリッジは、感光体ドラム5の初期の膜厚以外に、トナー初期充填量、プロセスカートリッジの容積、等を変えることで寿命を設定する。なお、ここで言う初期とはプロセスカートリッジが未使用である時を指す。
また本実施例では、寿命の異なるプロセスカートリッジを識別する為に、プロセスカートリッジに具備されているメモリ25に寿命の異なるプロセスカートリッジを識別する為の情報を記憶する領域を設けてある。
ここで、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能としたものとすることができる。あるいは、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能としたものでもよい。
次に、図7を参照して、エンジンコントローラ104とプリンタコントローラ110を含むレーザビームプリンタ全体の回路構成について説明する。110は、不図示のホストコンピュ
ータ等の外部機器から送られる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビットデータに展開するためのプリンタコントローラである。103は、感光ドラム5に流れる電流を検
出可能な電流検知回路を備え、感光ドラム5の欠陥などによる負荷変動に伴って生じる電流変動を検知するための電流変動検出部(電流検出器)である。感光ドラム5に流れる電流をモニターし、感光ドラム5において傷等がある箇所が帯電ローラ1との当接位置にさしかかったときに、モニターされている電流に変動が生じることで、リークの発生及び発生箇所を知ることができる。104は、レーザビームプリンタエンジンの各部をプリンタコ
ントローラ110の指示にしたがってプリント動作を制御するとともに、プリンタコントロ
ーラ110へプリンタ内部情報を報知するためのエンジンコントローラである。図7のよう
に、エンジンコントローラ104のCPU105は、カートリッジ26の使用状態等が記憶された不揮発性メモリ25(記憶媒体)と通信を行うことでカートリッジ26の使用状態等を検知する。106は、エンジンコントローラ104の指示にしたがい、記録用紙搬送のためにモータ/ローラ等の駆動/停止を行う用紙搬送制御部で、給紙ローラ15、定着器のローラ、排紙ローラ等の駆動/停止の制御をつかさどるものである。107は、帯電、現像、転写等各工程
における各高圧出力制御をエンジンコントローラ104の指示にしたがって行う高圧制御部
である。108は、スキャナモータの駆動/停止、半導体レーザの点灯などをエンジンコン
トローラ104の指示にしたがって制御する光学系制御部である。109は、トップセンサ13、排紙センサの紙有無状態をエンジンコントローラ104へ報知するセンサ入力部である。
なお、図7において、電流変動レベル特定部105aを備えた構成が、後述する実施例2に対応する回路構成であり、電流変動位置特定部105bを備えた構成が、後述する実施例3に対応する回路構成となる。
<画像形成装置の動作シーケンスの概略>
まず、画像形成装置内の電源がオンになると前多回転工程が始まる。この工程では、メインモータが感光ドラムを回転駆動させている間に、プロセスカートリッジの有り無し検知、転写ローラのクリーニングなどが行なわれる。前多回転が終了すると、画像形成装置は待機(スタンバイ)状態に入る。不図示のホストコンピュータなどの出力手段から画像情報が画像形成装置に送られると、メインモータは画像形成装置本体を駆動し前回転工程に入る。前回転工程に於いては、諸プロセス機器の印字準備動作が行なわれ、主として、感光ドラム上の予備帯電、レーザスキャナの立ち上げ、転写プリントバイアスの決定、定着装置の温度調節などが行なわれる。前回転工程が終了すると、印字工程が開始される。
印字工程では、所定タイミングで転写材の給紙、感光ドラム上の像露光、現像などが行なわれる。印字工程が終了すると、次のプリント信号がある場合、次の転写材が到達するまでの間の紙間工程に入り、次の印字動作を待つ。また、印字動作終了後、次のプリント信号がない場合は、画像形成装置は後回転工程に入る。後回転工程では、感光ドラム表面の除電や、転写ローラに付着したトナーを感光ドラムへ吐き出す(転写ローラのクリーニング)などの工程が行われている。後回転工程が終了すると、画像形成装置は、再び待機(スタンバイ)状態となり、次のプリント信号を待つ。
<リーク対策用動作シーケンス>
図3を参照して、本実施例の特徴である、リーク対策用動作シーケンスについて詳細に説明する。図3は、実施例1のリーク対策用動作シーケンスの手順を説明するフローチャートである。本実施例のリーク対策用動作シーケンスは、感光ドラム5に流れる電流の変動が予め定めた値を超え、かつ、予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所が感光ドラム5の表面において画像形成に用いられない非画像形成領域に含まれるか否か判断する。そして、電流変動が所定値を超え、かつ、かかる電流変動箇所が非画像形成領域に含まれる場合に、非画像形成領域にトナーを供給する。
まず、ステップS101で画像形成動作を開始する。次に、ステップS102で、帯電バイアスを印加する。ステップS103で感光ドラムに流れる電流のモニターを電流検出器にて開始し、ステップS104でリークを検知し、ステップS105で検知電流変動値が所定の値以上であるか判断する。
感光ドラム5において傷等がある箇所が帯電ローラ1との当接位置にさしかかったときに、モニターされている電流に変動が生じる。感光ドラム5においてリークが生じる箇所(傷等がある箇所)は、感光ドラム5の周長や動作開始からの回転数、時間等に基づいて特定することができる。
所定値未満であれば、ステップS106に進み、通常の画像形成プロセスを開始する。その後、ステップS107で電流モニターを終了し、S108で帯電バイアスをオフにした後、S116で画像形成動作を終了する。一方、所定値以上であれば、リークが発生したと判断し、ステップS109でリーク検知が画像形成部であるかを判断する。すなわち、リークが生じた箇所(傷等がある箇所)が、感光ドラム5の表面において画像形成に用いられる領域に含まれているか否か判断する。画像形成部であれば、ステップS110で非画像形成部まで待機する。すなわち、リークが生じた箇所が、画像形成に用いられない領域(例えば、先の転写材と後続の転写材との間の領域、いわゆる紙間領域)に含まれるようになるまで待機する。画像形成部でなければ、ステップS111でレーザ照射をし、ステップS112で現像バイアスを印加することで、感光ドラム表面へトナーを供給する。その後、ステップS113で検知電流変動値が所定値以上であるかを判断する。
所定値以上であれば、ステップS109に戻り、再度リーク対策動作シーケンスを行い、検知電流変動値が所定の値未満になるまで、トナー供給は続けられる。但し、トナー供給を連続5回行い、電流変動値が所定値未満にならなければ、6回目のトナー供給を行わず、カートリッジもしくは感光ドラムの交換を薦めるよう、警告として表示する。一方、所定値未満であれば、ステップS114で帯電バイアスをオフにし、ステップS115で電流モニターを終了し、ステップS116で画像形成動作を終了する。
本実施例では、感光ドラムの初期膜厚11μmにおいて、30μAの電流が流れる。また、カートリッジ寿命後の感光ドラムの膜厚8μmにおいて、40μAの電流が流れる。一方、リー
クによる電流は150μA以上流れる。従って、感光ドラムの膜厚変動による電流変動は、リークによる電流変動に比べて、小さいため、感光ドラムの膜厚変動による電流変動をリークによる電流変動と誤検知することない。
また、以下の条件でリーク対策用動作シーケンスを行った。
(現像ローラに印加される現像バイアス)
直流電圧:-350V
交流電圧:矩形波Vpp1400V、周波数2000Hz
(帯電ローラに印加される帯電バイアス)
直流電圧:-980V
(感光ドラムの帯電電位)
Vd=-500V
(レーザ露光部の電位)
Vl=-150V
なお、リーク判断の基準となる電流変動の所定値は、本実施例では150μAとしているが、これは一例である。感光ドラムの膜厚の寸法等の各種仕様が異なれば、所定値の値も異なり、適用される仕様においてリークが生じたと判断される値に基づいて設定される。
本実施例によれば、像担持体の欠陥などによる負荷変動に伴って生じる電流変動を検知するための電流検知回路で検知した検知結果に基づいて、非画像形成中に像担持体へ現像剤を供給することでリークによる横黒スジが生じる枚数を低減させることができる。
(実施例2)
<トナー供給量適正化>
画像形成装置の構成は実施例1と同様である。
本実施例では、CPU105が電流変動レベル特定部105aを備える。本実施例は、リーク対策用動作シーケンスにおいて、感光ドラム5の表面の非画像形成領域にトナーを供給する量を、電流の変動の大きさに応じて変更することを特徴とするものである。
本実施例では、露光後の感光ドラム表面電位Vlに対して、現像バイアスVdcを設定し、Vcon=Vl-Vdcで定義される現像コントラストを調整することで、トナー供給量の制御を可能にする。これにより、感光ドラム表面のリーク穴に適切なトナー量を供給することができ、かつ供給トナーの浪費を抑えることができる。以下、ΔI=検知電流上限値Imax−検知電流平均値Iaveとする。Iaveは前回転中の平均電流値で定義している。
図4を参照して、本実施例の動作シーケンスについて説明する。図4は、実施例2のリーク対策用動作シーケンスの手順を説明するフローチャートである。
実施例1と同様、ステップS201で画像形成動作を開始する。次に、ステップS202で、帯電バイアスを印加する。ステップS203で感光ドラムに流れる電流のモニターを電流検出器にて開始し、ステップ204でリークを検知し、ステップS205で検知電流変動値ΔIが100μA以上であるかを判断する。
電流変動値ΔIが100μA未満であるとき、ステップS206に進み、通常の画像形成プロセ
スを開始する。その後、ステップS207で電流モニターを終了し、S208で帯電バイアスをオフにし、S216で画像形成動作を終了する。一方、電流変動値ΔIが100μA以上であるとき、ステップS209でΔIが100μA以上かつ250μA以下であるかを判断する。
ΔIが100μA≦ΔI≦250μAの範囲にあるとき、図6に示したトナー供給量制御式を
Figure 0005506372
に従って、現像コントラストVconをステップS211で算出する。ΔIが100μA≦ΔI≦250μAの範囲にないときは、ステップS220でカートリッジ(CGR)もしくは感光ドラムの交換を
薦めるよう警告を表示し、S219で画像形成動作を終了する。
その後、リーク対策動作シーケンスが働き、電流変動検出器で検知した電流変動値ΔI
とトナー供給量制御式からステップS211で現像コントラストを決める。その後、ステップS212でリーク検知が画像形成部であるかを判断する。
画像形成部であれば、ステップS213で非画像形成部まで待機する。画像形成部でなければ、ステップS214でレーザ照射をし、ステップS215で現像バイアスを印加することで、感光ドラム表面へトナーを供給する。その後、ステップS216で検知電流変動値が100μA以
上であるかを判断する。
所定値以上であれば、ステップS211に戻り、再度リーク対策動作シーケンスを行い、検知電流変動値が所定の値未満になるまで、トナー供給は続けられる。但し、トナー供給を連続5回行い、電流変動値が所定値未満にならなければ、6回目のトナー供給を行わず、カートリッジもしくは感光ドラムの交換を薦めるよう、警告として表示する。一方、所定値未満であれば、ステップS217で帯電バイアスをオフにし、ステップS218で電流モニターを終了し、ステップS219で画像形成動作を終了する。
なお、電流変動値ΔIは実施例2に記した範囲に限定されるものではない。
本実施例によれば、像担持体の欠陥などによる負荷変動に伴って生じる電流変動を検知し、所定値以上の電流変動が生じた場合に、トナー供給シーケンスを行い、その電流変動に応じて、トナー供給量を制御することができる。
(実施例3)
<トナー供給位置適正化>
画像形成装置の構成は実施例1と同様である。
本実施例では、非画像形成部に感光ドラム一周分のトナー供給候補タイミングを設け、感光ドラム表面のリーク部がその領域に入ると、トナー供給を行う。すなわち、感光ドラム5表面の非画像形成領域のうちのリーク部を含む特定領域にのみトナー供給を行なう。これにより、感光ドラム表面のリーク部にタイミングよくトナーを供給することができ、かつ供給トナーの浪費を抑えることができる。
図5を参照して、本実施例の動作シーケンスについて説明する。図5は、実施例3のリーク対策用動作シーケンスの手順を説明するフローチャートである。
実施例1と同様、ステップS301で画像形成動作を開始する。次に、ステップS302で、帯電バイアスを印加する。ステップS303で感光ドラムに流れる電流のモニターを電流検出器にて開始し、ステップS304でリークを検知し、ステップS305で検知電流変動値が所定の値以上であるか判断する。
所定値未満であれば、ステップS306に進み、通常の画像形成プロセスを開始する。その後、ステップS307で電流モニターを終了し、S308で帯電バイアスをオフにした後、S316で画像形成動作を終了する。一方、所定値以上であれば、リークが発生したと判断し、ステップS309でリーク検知が画像形成部であるかを判断する。
画像形成部であれば、ステップS310で非画像形成部まで待機する。画像形成部でなければ、ステップS311でリーク部にレーザ照射をし、ステップS312でリーク部に現像バイアスを印加することで、感光ドラム表面のリーク穴へトナーを供給する。このとき、感光ドラム5の表面の非画像形成領域に対して複数のトナー供給候補タイミングを設定し、各タイミングに応じて分割された複数の領域のうちリーク部が含まれる特定領域に対応するタイミングでのみトナーを供給する。その後、ステップS313で検知電流変動値が所定値以上であるかを判断する。
所定値以上であれば、ステップS309に戻り、再度リーク対策動作シーケンスを行い、検知電流変動値が所定の値未満になるまで、トナー供給は続けられる。但し、トナー供給を連続5回行い、電流変動値が所定値未満にならなければ、6回目のトナー供給を行わず、カートリッジもしくは感光ドラムの交換を薦めるよう、警告として表示する。一方、所定値未満であれば、ステップS314で帯電バイアスをオフにし、ステップS315で電流モニターを終了し、ステップS316で画像形成動作を終了する。
次に、S309→S310→S311において、感光ドラム上のリーク位置を特定する方法を詳細に説明する。
帯電ローラと感光ドラムとの当接位置からレーザ照射位置までの感光ドラム5の周上の距離をLとし、感光ドラム5の半径をRとする。
まず、非画像形成部に感光ドラム一周分のトナー供給候補タイミングを設ける。
所定値以上の電流変動量を検知したとき、感光ドラム表面のリーク部のL後または2πR+L後が、トナー供給候補タイミングに入ってくるかが問題となる。
図7に記した電流変動位置特定部105bにより計算された結果、いずれもトナー供給候補タイミングに入らないのであれば、感光ドラム表面のリーク部が2πR+L後も画像形成部にあることを示しており、リーク対策動作シーケンスは働かない。
一方、電流変動位置特定部105bにより計算された結果、いずれかがトナー供給候補タイミングに入るのであれば、ステップS311でそのリーク部にレーザ照射することで、感光ドラム表面のリーク部に対して適切なタイミングでトナーを供給することができる。このようにして、感光ドラム上のリーク位置を特定することができる。
なお、リーク対策動作シーケンスは紙間工程に限らず、前回転中や後回転中においても適応できる。
本実施例によれば、像担持体の欠陥などによる負荷変動に伴って生じる電流変動を検知し、所定値以上の電流変動が生じた場合に、担持体表面の電流負荷変動部を特定し、その電流負荷変動部へのトナーの供給を可能にすることができる。
1…帯電ローラ、2…現像ローラ、3…転写ローラ、5…感光ドラム、6…潜像形成用の露光、7…転写材、9…現像装置、101…画像形成装置本体、102…露光装置、103…電
流変動検出部

Claims (3)

  1. 回転ドラム型の像担持体と、
    前記像担持体に接触して前記像担持体を均一に帯電させるための帯電ローラと、
    帯電した前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像を現像剤で現像する現像装置と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記帯電ローラに帯電バイアスが印加されることにより前記像担持体に流れる電流を検出し、前記像担持体が回転している間に検出される電流の変動を検知するための電流検知回路を備え、
    前記像担持体に流れる電流の変動が予め定めた値を超え、かつ、前記予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所が前記像担持体の表面において画像形成に用いられない非画像形成領域に含まれる場合に、前記非画像形成領域に現像剤を供給することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記非画像形成領域に現像剤を供給する量を、前記電流の変動の大きさに応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記非画像形成領域に現像剤を供給する際に、前記非画像形成領域のうち前記予め定めた値を超える電流の変動を生じた箇所を含む特定領域にのみ現像剤を供給することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2009294619A 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5506372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294619A JP5506372B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294619A JP5506372B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011133770A JP2011133770A (ja) 2011-07-07
JP5506372B2 true JP5506372B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=44346549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009294619A Expired - Fee Related JP5506372B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5506372B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06258921A (ja) * 1993-03-09 1994-09-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4766097B2 (ja) * 2002-06-06 2011-09-07 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像形成方法
JP2007187852A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び層厚算出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011133770A (ja) 2011-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5031343B2 (ja) 画像形成装置
JP5197264B2 (ja) 画像形成装置
JP2009042738A (ja) 画像形成装置
JP5754961B2 (ja) 画像形成装置
EP2955584B1 (en) Image forming apparatus
US9086667B2 (en) Image forming apparatus having current detection
JP6590578B2 (ja) 画像形成装置
JP4923561B2 (ja) 画像形成装置
JP4927235B2 (ja) 画像形成装置
JP5506372B2 (ja) 画像形成装置
JPH063891A (ja) 画像形成装置
JP2007232856A (ja) 画像形成装置
JP2017076067A (ja) 画像形成装置
JP7200706B2 (ja) 画像形成装置
JP2014038289A (ja) 画像形成装置
JP6881933B2 (ja) 画像形成装置
JP2012163864A (ja) 画像形成装置
JP2017009661A (ja) 画像形成装置及び定着用回転部材の表面状態改善方法
JP6525200B2 (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP2019144366A (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法及びプログラム
JP7472570B2 (ja) 画像形成装置
JP2007171469A (ja) 画像形成装置
JP6910869B2 (ja) 画像形成装置
JP2018072423A (ja) 画像形成装置
JP2017078791A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140318

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees