JP5504894B2 - Loop antenna and immunity test method - Google Patents
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Description
本発明は、ループアンテナに係わり、特に、磁界を照射して電磁感受性やイミュニティ性能の試験を行うアンテナ、または磁界を発生させて通信を行う小型ループアンテナに関する。 The present invention relates to a loop antenna, and more particularly to an antenna that performs electromagnetic sensitivity and immunity performance tests by irradiating a magnetic field or a small loop antenna that performs communication by generating a magnetic field.
電子機器が動作する際、他の電子機器や機械機器の動作に伴い発生する電磁界が到来し、その電磁界が電磁妨害を引き起こし、電磁障害(EMI:Electromagnetic Interference)を引き起こし、電子機器の性能低下を発生させることがある。一方、このような電磁妨害が存在する環境で、電子機器が性能低下することなく動作することができるイミュニティを向上させ、電磁妨害による性能低下を防止するためには、電子機器の設計段階で、電磁感受性が強い箇所を特定し、電磁障害の発生メカニズムを解明し、イミュニティを向上させた設計を行うことが重要である。 When an electronic device operates, an electromagnetic field generated with the operation of another electronic device or mechanical device arrives, the electromagnetic field causes electromagnetic interference, causes electromagnetic interference (EMI: Electromagnetic Interference), and the performance of the electronic device May cause degradation. On the other hand, in order to improve the immunity that electronic devices can operate without degradation in performance in an environment where such electromagnetic interference exists, in order to prevent performance degradation due to electromagnetic interference, It is important to identify places where electromagnetic susceptibility is strong, elucidate the mechanism of electromagnetic interference, and design with improved immunity.
電磁感受性が弱い箇所を特定するために、大規模集積回路(LSI)やプリント配線板(PWB:Printed Wiring Board)の近傍にアンテナを設置して電磁界を照射し、誤動作の発生や性能低下の状態を調べる試験が行われている。このような試験は、電磁的なイミュニティが弱い回路や実装部品の特定に役立つ。 In order to identify the places where electromagnetic susceptibility is weak, an antenna is installed in the vicinity of a large scale integrated circuit (LSI) or a printed wiring board (PWB) to irradiate an electromagnetic field. Tests are being conducted to check the condition. Such tests are useful for identifying circuits and components that have weak electromagnetic immunity.
図11は、LSIの真上に磁界を照射するためのアンテナを設置してイミュニティ性能を評価する際の構成例である。 FIG. 11 shows a configuration example when an immunity performance is evaluated by installing an antenna for irradiating a magnetic field directly above an LSI.
図11Aは、LSIを真上からみた図であり、アンテナ10が、LSIが実装されているQFP(Quad Flat Pack)1の真上に、QFP1から一定の高さとなるように設置されている。図11Aの例では、アンテナ10は多層基板で製作されており、磁界を発生させるループ配線11がプリント配線で形成されている。図11Bは、図11Aと同じ構成を横から見た図である。実装ボード5上にはLSIを動作させるために必要な周辺回路も実装されている。実装ボード5上にはLSIの動作を監視するための回路も実装されている。
FIG. 11A is a diagram of the LSI as viewed from directly above, and the
なお、図1において、2はQFP1のチップ部分、3は、QFP1のリードフレームである。
In FIG. 1,
アンテナ10は、図12に示す通り、プリント配線板13上にプリント配線により形成されたループ配線11とリード12及びコネクタ14とからなる。信号発生器17から送出された高周波信号は、同軸ケーブル16、コネクタ14、リード12により伝送され、最終的にループ配線11に供給される。ループ配線11の周囲には電磁気学の法則に従いループ面周囲に磁界を生じるが、このとき、ループ面に垂直な方向の磁界が優勢となるのが一般的である。したがって、図11Bのように、アンテナ10を実装ボード5上に実装されているQFPと平行になるように適度な距離をおいて設置すると、QFPの全面にわたって強度変化の少ない磁界を照射することができる。信号発生器17の設定を変えて発生する磁界の強度や変調、波形などを制御しながら、LSIの誤動作の原因を特定する。図11Aでは、QFPとほぼ同じ大きさのアンテナを使用しているが、QFPよりも小さいアンテナを使用して限られた範囲で照射する試験法もある。この場合、小型のアンテナを所定の高さでQFP上を走査させながら磁界を照射させ、イミュニティが弱い回路を特定する。
As shown in FIG. 12, the
図13は、図12のアンテナ10の表面の磁界を小型磁界プローブ15で測定する方法の説明図である。図13A、Bに示す通り、小型磁界プローブ15をループ配線11近傍に設置して一定の高さでXY軸方向に走査させながら磁界を測定し、可視化した図が図14Aである。図14Aでは、ループ配線11近傍の磁界はX、Y、Z方向の成分を持つので、小型磁界プローブ15の設置軸を変えながら、X方向成分(Hx)、Y方向成分(Hy)、Z方向成分(Hz)の強度を測定し、Hxyz=(x2+y2+z2)(1/2)で合成して表示してある。FIG. 13 is an explanatory diagram of a method of measuring the magnetic field on the surface of the
測定は、小型磁界プローブ15をスペクトラムアナライザなどの測定器に接続して行い、10MHzでアンテナ10を発振させて小型磁界プローブ15の出力を測定した。図14A、(b)ではループ全面に渡って小型磁界プローブ15を走査して測定した結果を表示している。図14A、(b)で、ループ配線11の中心は、(x,y)=(18mm,18mm)となっている。図13Bのループ配線11の外形は、24mm角、ループ配線11の幅は1mmであり、小型磁界プローブ15を6mm離して測定した。図14Aでは、ループ配線11で囲まれた範囲では全面にわたって強い磁界が生じていることが分かる。図14Bは、Y、Z座標を一定として、図13Bのループ配線11の中心を通るA−A'線上を1次元走査させながら磁界を測定した結果である。図14BのX=18mmの位置では、ループ配線11の中心に小型磁界プローブ15があることを意味している。測定上の誤差などによる非対称性が認められるが、ほぼ対称な分布となっている。
The measurement was performed by connecting the small
図14Bから分かるとおり、ループ配線11で囲まれた領域内ではHzが優勢である。ループ配線11の近くではHxが強くなる領域もあるが、その強度はHzに比べると低い。小型磁界プローブ15の測定距離がさらに小さくなり、1mmよりも小さくなるとHxがHzに比べて優勢になる場合もあるが、通常の使用される状態でのループと対象物との間の距離を考慮すると、図14Aの分布形は典型的な分布である。Hyは原理的には磁界が観測されない方向であるので、非常に低い値となっている。x、y、z方向の合成磁界であるHxyz=(x2+y2+z2)(1/2)の大きさは、概ねHzの分布に似ているが、Hxが強くなる領域ではHxyzがHzよりも大きくなる。したがって、図14Bの場合は、HxyzはほぼHzとHxの合成となる。ループ配線11で囲まれた領域では、合成磁界Hxyzの強度変化は少なく、約8%の変化にとどまっている。なお、図14A、Bともに最大値で正規化して表示している。ループ配線11をQFPと同程度の大きさで製作し、図11Aに示す通り、QFP上に設置すると、QFP全面にわたってほぼ一定の強さの磁界を照射することができる。As can be seen from FIG. 14B, Hz is dominant in the region surrounded by the
図15Aは、以上述べた磁界を照射する試験法を概略的に示したものである。斜線部分が強い磁界を発生させる領域であり、ループ配線11の内側が、ほぼこの領域に属する。QFP1とアンテナ11の距離を変えると分布形も変わるが、均一な分布に近くなるような測定距離で試験を行うのが一般的である。詳しく説明すると、アンテナ10が試験対象のLSIチップ1やリードフレーム3に非常に近接している場合、ループ配線11近傍にのみ強い磁界が生じ、ループ配線11の中心部の磁界強度は低くなる。即ち、環状の磁界分布が生じる。ところが、QFPの場合、パッケージの厚みがあるため、ループ配線11はチップ1やリードフレーム3から離して設置せざるを得ない。この場合、ループ配線11の中心付近の磁界が強くなり、結果として、図14Aに例示したループ面内で強い磁界が生じる。したがって、アンテナ10の設置距離を変えて環状の磁界を発生させるのは、制約が大きい。
FIG. 15A schematically shows the test method for irradiating the magnetic field described above. The shaded area is a region where a strong magnetic field is generated, and the inside of the
上記では、磁界を照射して試験を行う場合を例示したが、均一な電界を発生させるアンテナを使用すれば、電界による誤動作試験に応用することができる。 In the above, the case where the test is performed by irradiating a magnetic field is exemplified, but if an antenna that generates a uniform electric field is used, it can be applied to a malfunction test by an electric field.
図15Aでは、QFP1全面に渡って磁界が照射されてしまうため、QFP1全体のイミュニティを評価することが可能であるが、部品ごとの評価はできない。図15Bのように、外形寸法が小さいループ配線11を作成すればLSIが形成されているチップ2のみに磁界を照射することは可能であるが、リードフレーム3、QFP1とチップ上のパッドを接続するボンディングワイヤ4のみに磁界を照射することができない。特に、1GHz以下の周波数帯では、外部から到来する電磁界によりリードフレーム3やボンディングワイヤ4で雑音が生じ、同じ外部電磁界によりチップ2内部で生じる雑音よりも大きい場合もある。この場合、リードフレーム3やボンディングワイヤ4で生じた雑音が伝導性のノイズとなり、端子部からチップ2内部に混入し誤動作を引き起こすため、チップ2に外部から電磁界が侵入しない対策を行っても効果は期待できない。そのため、リードフレーム3やボンディングワイヤ4を選択して試験を行うことは、正しいノイズ対策を選択するために重要である。
In FIG. 15A, since the magnetic field is irradiated over the entire surface of QFP1, it is possible to evaluate the immunity of the entire QFP1, but it is not possible to evaluate each part. As shown in FIG. 15B, it is possible to irradiate the magnetic field only to the
図15Cは、ボンディングワイヤ4とボンディングワイヤ4がリードフレーム3に接続される部分(すなわちリードフレーム3にテーパーがついている部分)を選択して磁界照射試験を行う場合であり、図15Dは、実装ボード5上の配線6まで含めて磁界を照射する試験を行う場合である。このように、円環状に強い磁界を生じる磁界発生法を用いれば、チップ2、ボンディングワイヤ4、リードフレーム3、実装ボード上の配線6を組み合わせて試験することが可能となり、電磁感受性が強く、イミュニティ低下の要因となる実装部品を特定することが可能となる。
FIG. 15C shows a case where the
図16は、回路ごとに選択して磁界を照射する例である。図16Aでは、実装部品レベルでの選択するのではなく、試験したい回路に接続されている部品を全て含んだ試験を行う。回路の例としては、電源回路、データポート、信号伝送用のI/Oポートなどが挙げられるが、類似した回路に接続されるピンが、QFP上で隣接していることが多い。その場合、図16Bに示すように、例えば、特定のリードフレーム3には照射したくない場合もある。 FIG. 16 shows an example in which a magnetic field is selected for each circuit. In FIG. 16A, a test including all components connected to a circuit to be tested is performed instead of selecting at the mounting component level. Examples of the circuit include a power supply circuit, a data port, an I / O port for signal transmission, and the like, but pins connected to similar circuits are often adjacent on the QFP. In that case, as shown in FIG. 16B, for example, there is a case where it is not desired to irradiate a specific lead frame 3.
以上述べた通り、従来技術では、実装部品や回路を選択して外部から磁界を照射することができず、イミュニティ性能が低い回路や部品の特定が十分にはできないという欠点があった。 As described above, the conventional technology has a drawback that it is not possible to select a mounted component or circuit and irradiate a magnetic field from the outside, and it is not possible to sufficiently identify a circuit or component having low immunity performance.
次に、出願人が認識している公知文献について説明する。 Next, publicly known documents recognized by the applicant will be described.
特許文献1は、第1の半ループ3cと円ループ3eと第2の半ループ3gとを直列に接続し、第1の半ループ3cと第2の半ループ3gとからなる第1の環状のアンテナ部分と円ループ3eからなる第2の環状のアンテナ部分とを同じ形状で同じ大きさに形成し、第1及び第2の環状のアンテナ部分を密着させたループアンテナが開示されている。
In
上記特許文献1では、電波法上の問題が生じることなく、信号電送を行うことが出来ると記載している。これは、ループアンテナが発生する磁界が十分に合成された距離で磁界分布を問題にしていると考えられる。
又、特許文献2の図2Cには、ループアンテナのループ部分を複数回巻回して磁界強度を大きくした非接触通信装置用のコイルアンテナが開示されている。
Further, FIG. 2C of
なお、特許文献1、2はいずれも、イミュニティの測定に用いられるものではない。
Neither
又、上記特許文献1では、電波法上の問題が生じることなく、信号電送を行うことが出来ると記載している。これは、ループアンテナが発生する磁界が十分に合成された、即ち、ループアンテナから十分離れた距離での磁界分布を問題にしていると考えられる。これに対して、本願発明は、ループアンテナ近傍の磁界分布を課題とし、ループアンテナ近傍の磁界分布を制御するものである。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ループアンテナ近傍の磁界分布を制御することにより、測定対象に合わせた環状の磁界分布の発生を可能にし、イミュニティ性能が低い回路や部品を精度よく特定出来るようにした新規なループアンテナを提供するものである。 The present invention has been made in view of the above points, and the object of the present invention is to control the magnetic field distribution in the vicinity of the loop antenna, thereby enabling the generation of an annular magnetic field distribution according to the measurement target, It is intended to provide a novel loop antenna that can accurately identify circuits and components with low immunity performance.
又、本発明の他の目的は、極短距離通信機能を有する電子機器において、磁界を照射させたくない部品周辺の磁界を選択的に減衰させることで、誤動作を防止できる電子機器を提供するものである。 Another object of the present invention is to provide an electronic device that can prevent malfunction by selectively attenuating a magnetic field around a part that is not desired to be irradiated with a magnetic field in an electronic device having an extremely short distance communication function. It is.
本発明は、上記した目的を達成するために、基本的には、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。
即ち、本発明に係わるループアンテナの第1の態様は、
第1の環状導体と、
前記第1の環状導体よりも小さく、前記第1の環状導体の環の内側に位置する一つ以上
の第2の環状導体を有し、
前記第2の環状導体が前記第1の環状導体と直列に接続され、
前記第1の環状導体と第2の環状導体とが同一平面上に配置されたことを特徴とするものであり、
又、第2の態様は、
基板上に形成した第1の環状導体と、
前記第1の環状導体よりも小さく、前記第1の環状導体の環の内側に位置する一つ以上の第2の環状導体を有し、
前記第2の環状導体が前記第1の環状導体と直列に接続され、
前記第1の環状導体と第2の環状導体とが、前記基板の異なる面に配置されたことを特徴とするものであり、
又、第3の態様は、
環状導体と、
前記環状導体の環の内側に配置される金属板体とからなり、
前記環状導体と金属板体とが同一平面上に配置されていることを特徴とするものであり、
又、第4の態様は、
基板上に形成した環状導体と、
前記環状導体の環の内側に配置される金属板体とからなり、
前記環状導体と金属板体とが、前記基板の異なる面に配置されたことを特徴とするものであり、
又、第5の態様は、
基板と、
前記基板の第1の面に設けた環状導体と、
前記基板の第1の面で前記環状導体の環の内側に設けられ、同軸ケーブルの内導体又は外導体を接続するための金属パッドと、
前記基板の第1の面と異なる第2の面に設けられ、前記金属パッドと複数のビアで接続される金属板体とからなり、
前記同軸ケーブルを前記基板面に垂直に接続することを特徴とするものであり、
又、第6の態様は、
基板と、
前記基板の第1の面に設けた環状導体と、
前記基板の第1の面と異なる第2の面で前記環状導体の環の内側に設けられ、同軸ケーブルの内導体又は外導体を接続するための金属パッドと、
前記基板の第1の面に設けられ、前記金属パッドと複数のビアで接続される金属板体とからなり、
前記同軸ケーブルを前記基板面に垂直に接続することを特徴とするものである。In order to achieve the above-described object, the present invention basically employs a technical configuration as described below.
That is, the first aspect of the loop antenna according to the present invention is:
A first annular conductor;
One or more second annular conductors that are smaller than the first annular conductor and are located inside the ring of the first annular conductor;
The second annular conductor is connected in series with the first annular conductor;
The first annular conductor and the second annular conductor are arranged on the same plane,
The second aspect is
A first annular conductor formed on the substrate;
One or more second annular conductors that are smaller than the first annular conductor and are located inside the ring of the first annular conductor;
The second annular conductor is connected in series with the first annular conductor;
The first annular conductor and the second annular conductor are arranged on different surfaces of the substrate,
The third aspect is:
An annular conductor;
Consisting of a metal plate disposed inside the ring of the annular conductor,
The annular conductor and the metal plate are arranged on the same plane,
The fourth aspect is:
An annular conductor formed on the substrate;
Consisting of a metal plate disposed inside the ring of the annular conductor,
The annular conductor and the metal plate are arranged on different surfaces of the substrate,
The fifth aspect is:
A substrate,
An annular conductor provided on the first surface of the substrate;
A metal pad provided on the inner side of the ring of the annular conductor on the first surface of the substrate and for connecting an inner conductor or an outer conductor of the coaxial cable;
A metal plate provided on a second surface different from the first surface of the substrate and connected to the metal pad by a plurality of vias;
The coaxial cable is connected perpendicularly to the substrate surface,
The sixth aspect is
A substrate,
An annular conductor provided on the first surface of the substrate;
A metal pad provided inside the ring of the annular conductor on a second surface different from the first surface of the substrate, for connecting an inner conductor or an outer conductor of the coaxial cable;
A metal plate provided on the first surface of the substrate and connected to the metal pad by a plurality of vias;
The coaxial cable is connected perpendicularly to the substrate surface.
又、本発明に係わる磁界発生法の態様は、
第1の環状導体と、前記第1の環状導体よりも小さく、前記第1の環状導体の環の内側に位置する一つ以上の第2の環状導体を有し、前記第2の環状導体が前記第1の環状導体と直列に接続されているループアンテナを、前記第1の環状導体と第2の環状導体との全長に比べて十分に長い波長を有する周波数で駆動し、環状の磁界分布を発生させることを特徴とするものである。The aspect of the magnetic field generation method according to the present invention is as follows.
A first annular conductor; and one or more second annular conductors that are smaller than the first annular conductor and are located inside the ring of the first annular conductor, wherein the second annular conductor is A loop antenna connected in series with the first annular conductor is driven at a frequency having a wavelength sufficiently longer than the total length of the first annular conductor and the second annular conductor, and an annular magnetic field distribution is obtained. It is characterized by generating.
本発明のループアンテナは、上記のように構成したので、磁界を選択的に照射することができるようになり、イミュニティ性能が低い部品を特定することが容易になった。 Since the loop antenna of the present invention is configured as described above, it is possible to selectively irradiate a magnetic field, and it becomes easy to specify a component with low immunity performance.
又、本発明のループアンテナの実装法は、極短距離通信機能を有する電子機器において、磁界を照射させたくない部品周辺の磁界を選択的に減衰させることができるから、誤動作を防止できる。 In addition, the mounting method of the loop antenna of the present invention can selectively attenuate the magnetic field around a part that is not desired to be irradiated with a magnetic field in an electronic device having an extremely short-range communication function, thereby preventing malfunction.
1 QFP
2 チップ
3 リードフレーム
4 ボンディングワイヤ
5 実装ボード
6 配線
10 アンテナ
11 ループ配線
12 リード
13 プリント配線板
14 コネクタ
15 小型磁界プローブ
16 同軸ケーブル
17 信号発生器
18 プローブヘッド
20 ループアンテナ
21 プリント配線板
22 環状導体
23 環状導体
24 接続配線
25 接続配線
26 同軸ケーブル
27 スリーブ
28 導体パターン
30a パッド
30b パッド
31a 電流
31b 電流
32 導体板
33 ビア
34 ビア
50 インタポーザ
51 チップ
52 チップ
58 配線
59 配線
60 スペーサー
61 環状導体
62 環状導体1 QFP
2 chip 3
本発明のループアンテナは、第1の環状導体と、第1の環状導体よりも小さく、第1の環状導体の環の内側に位置する一つ以上の第2の環状導体とからなり、第1の環状導体と第2の環状導体とに挟まれた領域に環状の磁界を生じさせるように構成することで、磁界を選択的に照射し、イミュニティ性能が低い部品を特定するように構成したものである。 The loop antenna according to the present invention includes a first annular conductor and one or more second annular conductors that are smaller than the first annular conductor and are located inside the ring of the first annular conductor. A structure in which an annular magnetic field is generated in a region sandwiched between the annular conductor and the second annular conductor to selectively irradiate the magnetic field and identify a component with low immunity performance. It is.
なお、本発明のループアンテナは、第1の環状導体と第2の環状導体とを直列に接続して、一つの信号源で駆動するように構成してもよいし、第1の環状導体と第2の環状導体とをそれぞれ別の信号源で駆動するようにしてもよい。 The loop antenna of the present invention may be configured such that the first annular conductor and the second annular conductor are connected in series and driven by one signal source. The second annular conductor may be driven by different signal sources.
なお、本発明の環状導体の形状としては、矩形、円形を含む多角形を含むものである。 In addition, as a shape of the annular conductor of this invention, the polygon containing a rectangle and a circle is included.
次に、本発明の実施例について、図を参照して説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明のループアンテナ20の実施例を説明するための図である。
FIG. 1 is a diagram for explaining an embodiment of the
本発明のループアンテナ20は、プリント配線板21とその上に形成された導体パターン28とからなる。導体パターン28は、外側を周回するように形成された環状導体22と、その一部に直列に接続された環状導体23と、それぞれの環状導体を接続する接続配線24とから構成されている。環状導体23は環状導体22よりも外形寸法が小さく、環状導体22よりも内側に配置されている。環状導体22は接続配線25と接続され、接続配線25の他端は、パッド30a、30bに接続されている。図1Bの側面図は、同軸ケーブル26をプリント配線板21に垂直に接続した状態を示すが、同軸ケーブルの中心導体はパッド30aに半田付けなどの工法を使って電気的な導通を持たせながら固定される。一方、同軸ケーブルの外側導体は、スリーブ27を介してパッド30bと接続される。このような接続を行うことにより、同軸構造が崩れるのを抑えながら、かつ垂直に導体パターン28と接続することができる。同軸ケーブル26の他端は信号発生器17に接続され、信号発生器17から送出された信号は環状導体22、23に伝送され、環状導体22、23周辺に電磁気学の法則に従い磁界を発生させる。同軸ケーブル26を垂直に固定することにより、図11Bのように一定の高さでアンテナ20をQFP1に接近させることができる。
The
図2A、Bは、図13A、Bと同じ測定系でループアンテナ20上の磁界を計測した結果である。各々の図は最大値で正規化して表示している。図2Aでは(x,y)=(18mm,18mm)にループアンテナ20の環状導体の中心がある。環状導体24の外形寸法は24mm、環状導体23の外形寸法は15mm、配線幅は1mmである。図2Aでは中央部の磁界強度が低下し、環状に強い磁界が生じていることが分かる。図2Bは、図13BのA−A'ライン上の分布を測定した結果であるが、ピークが2箇所観測される。
2A and 2B show the results of measuring the magnetic field on the
このピークは、環状導体22と環状導体23とに挟まれた領域内にほぼ位置している。図1Aで、環状導体22に信号発生器17から供給された電流31aが流れていると仮定すると、環状導体22はその中心部に紙面の表から裏に貫く方向に磁界を生じる。このとき、環状導体23を流れる電流31bは電流31aとは逆向きになるので、その中心部に紙面の裏側から表側に貫く方向に磁界を生じる。
This peak is almost located in a region sandwiched between the
図1Aでは、環状導体22と環状導体23の中心は一致しているので、環状導体22と環状導体23の合成磁界は、その中心付近では強度が低下する。これは、導体パターン28が同じ位相で発振する向きの異なる2つのループアンテナを備えていると考えることもできる。
In FIG. 1A, since the centers of the
以上の結果は、図1Aで、2個のループアンテナに、環状導体22、23の全長に比べて十分に長い波長を有する周波数の信号で駆動させた場合であり、このような周波数を選択することにより、環状導体22、23が同相で駆動され、磁界を生じるため、図2Aに示す環状の磁界分布を得ることができる。環状導体の全長に比べて波長が短くなると環状導体上の電圧・電流分布の影響が大きくなり、一様な磁界強度を持つ環状の磁界分布を発生させることができなくなる。
The above results are obtained when the two loop antennas in FIG. 1A are driven with a signal having a frequency that is sufficiently longer than the total length of the
図1Aでは、環状導体22、23は方形に近い形をしている。測定対象をQFPとすると、方形にすることで対象物の全面に渡って試験を行うことができる。通常、QFP1やチップ2は、ほぼ正方形であり、各辺は平行になるような位置関係である。そのため、図1Aに示すように、環状導体22の中央に環状導体23を各辺が平行となるように配置することにより、図15に示す照射範囲を選択して照射することができる。
In FIG. 1A, the
測定対象物が円形である場合や測定対象物の一部に磁界を照射したい場合には、その形状に合わせて導体パターン28を設計すればよい。したがって、導体パターン28は目的に応じて、長方形、台形、円形、楕円形、多角形で製作される。環状導体22と環状導体23は同じ形状である必要はなく、図3Aのように異なる形状の組み合わせも許容される。図3Cは、複数の環状導体23を配置した例である。
When the measurement object is circular or when it is desired to irradiate a part of the measurement object with a magnetic field, the
又、環状導体22の中心と環状導体23の中心とを一致させる必要はなく、環状導体23を環状導体22に対して非対称な位置に設置することも可能である。SiP(System in Package)などのパッケージでは、チップが非対称な位置に実装されていることも多々あり、そのような実装方式にも対応可能である。
In addition, the center of the
以上述べたループアンテナ20を使うことにより、図15C、図15Dに示す環状領域に磁界を照射することが可能となり、電磁感受性が高い部品や回路の特定に役立つ。
By using the
チップ2、ボンディングワイヤ4、リードフレーム3、プリント配線6をそれぞれ要因A、要因B、要因C、要因Dに割り当てると、従来のアンテナ10による試験法では、必ず要因Aが含まれてしまう。即ち、ループ配線11の外形寸法を変えながら試験を行えば、要因A、要因(A+B)、要因(A+B+C)、要因(A+B+C)、要因(A+B+C+D)といった組み合わせでの電磁的なイミュニティを測定することになる。このような加算式に照射領域を選択する方法では、例えば要因Aのイミュニティに対する寄与が大きい場合、他の要因の寄与を分離することができない、各要因間の相互作用が大きい場合には要因ごとの効果が分離しにくいといったデメリットがあった。本発明では、一例を挙げると要因(B+C)、要因(C+D)、要因Cというような隣接する場所にある要因を一部排除した試験が可能となるので、要因分析が容易となり、電磁感受性が高い部品や回路の特定に役立つ。
If the
図4Aでは、内側の環状導体23を所定の面積を有する金属板からなる導体板32で置換した構造である。図4Aでは導体板32は環状導体22の中央部に配置されている。環状導体22を所定の周波数で駆動すると、環の内部に強い磁界を生じるが、導体板32が磁界が貫通できない程度に厚ければ、導体板32の中央部の磁界が減衰する。ループアンテナ20のように積極的に磁界を打ち消すような動作をするわけではないが、ループアンテナ20と同様の環状分布を得ることができる。導体板32の各辺が環状導体22の各辺を平行になるように形成すれば、図15B、Cに示す磁界分布を発生させることができる。又、導体板32の形状は、測定する状態に合わせて、台形等任意の形状を選択すればよい。又、環状導体の形状と金属板の形状とが異なるように構成してもよい。
FIG. 4A shows a structure in which the inner
なお、図4Aでは、同軸ケーブル26を接続するためのパッド30a、30bが、プリント配線板21の一方の面に設けられた環状導体22の外側に設置されている構成であるが、図4Bは、接続パッド31a、31bを環状導体22の内側に配置した例である。
In FIG. 4A,
図4Cは、図4Bのプリント配線板21の他方の面に設けられた導体板32であり、導体板32は、パッド31bとビア33で接続されており、パッド31bとともに同軸ケーブル26のグランド導体に接続される。この場合も、図4Aと同様に導体板32周辺では磁界が減衰する。同軸ケーブル26を環状導体22内部に設置できるので小型化がはかれる。
4C is a
なお、図示していないが、導体板32を環状導体22の内側に配置すると共に、導体板32を環状導体22と同一の面に形成し、パッド31a、31bを導体板32に対向して導体板32が設けられている面と異なる面に設けるように構成してもよい。
Although not shown, the
図5Aは、環状導体22の形状を多角形とし、図16Aの斜線で示される領域のみに磁界を印加する形状としてある。通常ループアンテナは方形、円環状であるが、図5Aのように、QFPのリードフレームの形状に合わせれば、試験したいリードフレームのみに磁界を照射することができる。更に、図5Bのように、内部に環状導体を形成すれば、図16Bのように、試験したくないリードブレーム周辺での磁界強度を減衰させることができる。
In FIG. 5A, the shape of the
図6Aでは、QFPの辺と平行に接続配線24、25が配置されている場合の、本発明の一実施例である。このように接続配線25を形成すると接続配線25周辺で磁界が本来必要としない分布を形成し、磁界強度が低下し、一部のリードフレームには十分な強度の磁界が照射されない可能性がある。一方、図1Aまたは図6Bでは、接続配線25は、長方形に形成された環状導体22の角部と接続され、環状配線の各辺と45度の角度をなすように引き出されている。一方、接続配線25に隣接して接続配線24が配置されており、接続配線24、25のなす角度は0度となっている。測定対象物をQFPとすると、リードフレームは角部には配置されないことが多い。そのため、図1A、図6Cに示した通り、QFP内部のリードフレームはQFPの隣接する辺に対して延長されているが、そのため45度方向は間隔が広くなる。このリードフレームが存在しない対角方向に接続配線25を配置すれば、試験に必要な領域に、一様な磁界を照射することができる。接続配線25は、接続配線24と直線状に配置される必要はなく、45度の角度をなしてもよい。なお、図6Bでは、接続配線24と接続配線25とは部分的に共有される構造となっている。
FIG. 6A shows an embodiment of the present invention in the case where the
又、環状導体が多角形である場合には、多角形の二つの辺が交差する角部に接続配線25を設けることが望ましい。
When the annular conductor is a polygon, it is desirable to provide the
図7は、環状導体22と環状導体23とが、異なる層に形成されている。環状導体23は環状導体22の内側に配置され、ビア34で環状導体22と環状導体23とは直列に接続されている。環状導体22と環状導体23のループ面に垂直な方向の距離を変えることはプリント基板21の厚みを制御することにより可能で、QFP1上での強度分布を制御することが可能となる。
In FIG. 7, the
これまで述べてきた通り、環状導体の全長に比べて十分長い波長の周波数帯で、本発明のアンテナを使用することにより、特徴的な磁界分布を生成することができる。図1Aに例示した2つの環状導体が直列に接続されたループアンテナ20を使用すればただちに環状の磁界分布を発生させることができる。
As described above, a characteristic magnetic field distribution can be generated by using the antenna of the present invention in a frequency band having a wavelength sufficiently longer than the entire length of the annular conductor. If a
また、図8に示すとおり、2個の環状導体を独立させて動作させれば、磁界の強度を局所的に調整することができ、ループアンテナ20と同等の効果が得られる。図8の場合は、環状導体61、62を独立に制御可能なので、供給する信号の位相を反転させたり、振幅を変えることができ、発生する磁界分布を効率的に制御することができる。従って、図1Aの一体型に比べて精密な制御が可能となる。
Further, as shown in FIG. 8, if the two annular conductors are operated independently, the strength of the magnetic field can be locally adjusted, and the same effect as the
これら磁界分布発生法を利用すれば、すでに述べたとおり、LSIパッケージを構成するQFP1やチップ2、およびプリント基板上の配線の試験が可能となり、LSIの誤動作の状態を解析するためのイミュニティ試験を効率化することができる。
By using these magnetic field distribution generation methods, as already described, it is possible to test the
次に、本発明の他の実施例について説明する。 Next, another embodiment of the present invention will be described.
上述した本発明のループアンテナを、プリント配線板上やLSIパッケージに内蔵される送受信アンテナに応用することもできる。 The loop antenna of the present invention described above can be applied to a transmission / reception antenna built on a printed wiring board or an LSI package.
図9A、Bでは、SiP(System in Package)上に、スぺーサー60を介して、ループアンテナが形成されているプリント配線板21が実装されている装置を示している。
9A and 9B show an apparatus in which a printed
プリント基板で平面状のアンテナを実装するのは、薄型化、小型化を実現するためである。このため、SiPとアンテナ導体間の距離は非常に近く、例えば、1mm以下である。インタポーザ50上には2個のチップ51、52がBGA実装されている。チップ51、52は、図9Cに示す通り、インタポーザ上の配線58、59によって相互に接続されている。これはインタポーザ50上で配線の組み換えを行うためであり、接続する配線の数が増えると配線58は第1層、配線59は第2層というように多層となる。
The reason why the planar antenna is mounted on the printed board is to realize a reduction in thickness and size. For this reason, the distance between SiP and an antenna conductor is very near, for example, 1 mm or less. Two
このようなSiPは、ICカードや無線タグなどの非接触で情報の読み書きを行う無線媒体などで使用される。又、携帯電話などの情報端末機器内部に搭載されることもある。この実施例のループアンテナ20は、無線で外部の機器と情報の送受信を行う際に使用される。従来のアンテナの代表例としては、図12で例示したループアンテナ10があげられる。このようなループアンテナ10はすでに述べたように、図14Aに示したようなほぼ均一な磁界分布を生じる。
Such SiP is used in a wireless medium such as an IC card or a wireless tag that reads and writes information without contact. Moreover, it may be mounted inside an information terminal device such as a mobile phone. The
本発明のループアンテナ20は、チップ51により駆動され磁界を発生し、外部のLSIと極短距離での通信を行う。このとき配線58、59のようなインタポーザ上に形成される配線は、オンチップの配線よりも長いため、チップ51、52よりも低い周波数帯で外部電磁界の影響を受けやすい。このため、従来型のアンテナ10をループアンテナ20の代わりに用いると配線58、59で大きなノイズ電圧が生じ、伝導性ノイズとなってチップ51、52内部の回路に侵入し、回路が誤動作する。すなわち、チップ51、52単体よりも外部から到来する電磁界に対する感受性が強い配線58、59によって結局ノイズの侵入を許してしまうという結果になってしまう。
The
本発明のループアンテナ20は、既に述べた通り、ループアンテナ20近傍では環状の磁界分布を生じ、中央部分での磁界強度が弱い。すなわち、図9Aの中央部の電磁感受性が強い配線が存在する領域では、磁界強度が弱くなるため、誤動作が発生するリスクを低減することが可能となる。
As already described, the
ICカード等では、アンテナ20に対向するように受信アンテナが設置され、極短距離での通信が行われる。外形寸法がほぼ等しいループアンテナ10を受信アンテナとした場合、アンテナ10とループアンテナ20を同じ電力で励振するとループアンテナ20の方が受信アンテナの出力が低下することになる。これはループアンテナ20の中央部の磁界強度が減衰するためである。受信アンテナのループ内の磁界の総量が等しければ送受信の際の利得は低下しない。受信アンテナの外形寸法を送信側と同じとしてループ内の磁界の積算値を比較すると、ループアンテナ20の送信電力を1.8倍にすればアンテナ10と同等の磁界が発生し、受信アンテナの出力が同等となる。図10は、このときの磁界分布を比較したものである。この場合でも、ループアンテナ20中心付近の磁界強度は、ループアンテナ10の中心付近の磁界強度よりも約30%、デシベル表記では約10dB小さい値となる。したがって、従来型と同等の利得を持たせながら、かつ中心付近の部品が保護される効果が期待できる。なお、図10は、アンテナ10とループアンテナ20が生じる磁界分布を計測した結果で、ループアンテナ20の最大値で正規化している。
In an IC card or the like, a receiving antenna is installed so as to face the
この出願は、2008年2月12日に出願された日本出願特願2008−30739を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。 This application claims the priority on the basis of Japanese application Japanese Patent Application No. 2008-30739 for which it applied on February 12, 2008, and takes in those the indications of all here.
本発明は、ループアンテナ、極短距離通信機能を有する電子機器、その他関連する各種機器に適用可能なものである。 The present invention is applicable to a loop antenna, an electronic device having an extremely short-range communication function, and other related devices.
Claims (10)
第1の環状導体と、
前記第1の環状導体よりも小さく、前記第1の環状導体の環の内側に位置する一つ以上の第2の環状導体とを有し、
前記第2の環状導体が前記第1の環状導体と直列に接続され、
前記第1の環状導体と前記第2の環状導体の全長に比べて十分に長い波長を有する周波数の信号が用いられることにより、前記第1の環状導体と前記第2の環状導体との間の領域に前記環状の磁界分布が形成されることを特徴とする
イミュニティ試験法。 An immunity test method that uses a loop antenna to generate an annular magnetic field distribution in the vicinity of the loop surface and examines malfunction of an electronic device, wherein the loop antenna is
A first annular conductor;
One or more second annular conductors that are smaller than the first annular conductor and are located inside the ring of the first annular conductor;
The second annular conductor is connected in series with the first annular conductor;
By using a signal having a frequency having a sufficiently long wavelength compared with the total length of the first annular conductor and the second annular conductor, the signal between the first annular conductor and the second annular conductor is used. wherein said that the circular magnetic field distribution is formed in the region
Immunity test method.
請求項1に記載のイミュニティ試験法。 2. The immunity test method according to claim 1, wherein the shape or arrangement of the first annular conductor and the second annular conductor is designed so that the shape of the magnetic field distribution matches a measurement target. .
磁界を照射させたくない回路又は部品が配置される領域の前記ループアンテナの磁界強度が、他の領域の前記ループアンテナの磁界強度より弱くなるように、前記ループアンテナが前記電子機器に実装され、 The loop antenna is mounted on the electronic device so that the magnetic field strength of the loop antenna in a region where a circuit or component that is not desired to be irradiated with a magnetic field is weaker than the magnetic field strength of the loop antenna in another region,
前記ループアンテナは、 The loop antenna is
第1の環状導体と、A first annular conductor;
前記第1の環状導体よりも小さく、前記第1の環状導体の環の内側に位置する一つ以上の第2の環状導体とを有し、One or more second annular conductors that are smaller than the first annular conductor and are located inside the ring of the first annular conductor;
前記第2の環状導体が前記第1の環状導体と直列に接続され、The second annular conductor is connected in series with the first annular conductor;
前記第1の環状導体と前記第2の環状導体の全長に比べて十分に長い波長を有する周波数の信号が用いられることにより、前記第1の環状導体と前記第2の環状導体との間の領域に環状の磁界分布が形成されることを特徴とするBy using a signal having a frequency having a sufficiently long wavelength compared with the total length of the first annular conductor and the second annular conductor, the signal between the first annular conductor and the second annular conductor is used. An annular magnetic field distribution is formed in the region
電子機器。Electronics.
前記環状導体の環の内側に配置される所定の面積を有する金属板からなる導体板とを有し、
前記環状導体への通電により発生される磁界が前記導体板により減衰されることにより、前記環状導体と前記導体板の外周部との間の領域に環状の磁界分布が形成されることを特徴とするループアンテナ。 An annular conductor;
A conductor plate made of a metal plate having a predetermined area disposed inside the ring of the annular conductor;
A magnetic field generated by energizing the annular conductor is attenuated by the conductor plate, thereby forming an annular magnetic field distribution in a region between the annular conductor and the outer peripheral portion of the conductor plate. Loop antenna.
磁界を照射させたくない回路又は部品が配置される領域の前記ループアンテナの磁界強度が、他の領域の前記ループアンテナの磁界強度より弱くなるように、前記ループアンテナが前記電子機器に実装されていることを特徴とする電子機器。 An electronic device for performing very short-range communications using a loop antenna as claimed in any one of claims 4-8,
Magnetic field intensity of the loop antenna of the area circuits or components do not want to irradiate the magnetic field is arranged so as to be weaker than the magnetic field intensity of the loop antenna in the other region, the loop antenna is mounted to the electronic device electronic apparatus, characterized in that there.
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