JP5503647B2 - 窪み付き食品 - Google Patents

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Description

本開示は、1つまたは複数の表面ポケットを含む食品に関する。特に、その食品は、充填食材を充填できる少なくとも1つのキャビティを主食材中に含み、よって、充填食材の少なくとも一部分は主食材によって完全には取り囲まれていない。本開示は、本発明の食品を調製する方法にも関し、ここで、充填食材は、成形された主食材に必要に応じて施用され、その後に形成された複合食材が閉塞されて、2つの閉塞端および各々に充填食材が必要に応じて充填された1つまたは複数の開いた表面ポケットを有する食品が形成される。
セミモイストタイプの食品が当該技術分野において知られている。そのような食品の例としては、水性の軟質成分をドライ成分に加えることによって製造されるものが挙げられる。この水性成分は、一般に、様々なゲル化剤、糖類、塩類、グリコールを使用することにより、および/または熱を使用することにより、安定化される。
特許文献1には、5〜25%の水分を含有する、水分活性が0.5〜0.90の軟質のモイストの肉部分を含む2つのテキスチャーを有するペットフードが記載されている。特許文献2には、外側のペストリーシェル内にセミモイストの内側素地を有する中心充填型のペットフードが記載されている。この内側素地は、15〜40質量%の含水率および約0.85未満の水分活性を有する。カビの生育を防ぐために抗真菌剤が必要とされる。特許文献3は、約0.90より大きい水分活性および約50質量%より多い含水量を有する肉系充填物を含む中心充填型の製品に関する。加圧調理、酸性化および抗真菌剤が必要とされる。特許文献4は、水、砂糖、タンパク質接着剤、動物性タンパク質源、植物性タンパク質源、脂肪、および可塑剤から製造された軟質成分を有する二成分ペットフードに関する。この軟質成分は、11〜14%の間の水分および0.60〜0.75の水分活性を有し、180〜215°F(約82〜102℃)の高温に曝される。
特許文献5には、二重被覆コアを有するペットフードが記載されている。このコアは主にデンプン質材料から製造されている。特許文献6には、比較的軟質の相と接触して比較的硬質の相を有する2つのテキスチャーを有する食品が記載されている。この軟質相は分散した水相またはシロップ相、少なくとも1種類の乳化剤、および微量の連続油相から製造された低脂肪含有量の油中水型エマルションである。この軟質相の成分としては、水、様々な穀物と肉の固形物、プロピレングリコール、および水分活性の制御を助けるための高果糖コーンシロップが挙げられる。特許文献7には、共押出により製造された2つのテキスチャーを有するペットフードが記載されている。軟質テキスチャーの内側成分は、熱と圧力に曝され、膨張のために添加された水を有する。特許文献8は、内側部分が外側の硬質乾燥部分よりも軟らかい、二部分のペットフードに関する。この軟質部分は、卵固形分、小麦、ミール、砂糖および30〜40質量%の水を含有する。完成品は焼かれて安定性を確実にされる。特許文献9は、様々な形状に成形される長寿命の骨を提供するために計画された2つのテキスチャーを有する犬の噛み物に関し、噛む動作を促進するために焼くことを含んでもよい。この特許に開示されているように、セルロース繊維、コラーゲン繊維およびタンパク質繊維が、牛革由来の結合剤と組み合わされて、硬質組成を形成している。軟質組成は明確には定義されていない。
特許文献10には、外側の外被が20%と40%の間の含水率を有し、充填物が総容積の30%と40%の間を占める共押出ペットフード製品が記載されている。特許文献10の製品は高含水率を有するので、この製品には、リン酸などの保存料、水の活性を低下させるための添加剤、カビ防止成分、および酸化防止剤が必要である。
特許文献11および12には、いわゆる共押出製品および三次元形状を調製するための様々な設備が記載されている。
特許文献13には、硬質と軟質のペットフードの塊状混合物が記載されている。この硬質ペットフードはぶつ切りの形態にあり、軟質ペットフードは細長い房の形態にある。この軟質の房はセミモイストと記載されている。押出し前に、軟質組成物に水が加えられる。押し出された組成物は約215〜280°F(約102〜138℃)の高温に曝され、それによって、含水率が約11〜14%まで低下される。特許文献13をここにその全て引用する。特許文献14には、成形食材により囲まれた充填食材を有する共押出食品を製造するための装置およびプロセスが記載されている。特許文献15には、生地により被覆された肉充填物を有する縮れた食品粒子を製造できる食品押出が記載されている。特許文献16には、2つのテキスチャーを有する食品片を製造するための装置および方法が記載されている。この食品片は、加熱済みの膨張性食材が充填されたキャビティを有する。
特許文献17には、被覆コアを有する複合チーズ製品が記載されている。このコアは、外側の被覆層よりも比較的軟らかい。外側層と内側コアの両方がチーズであり、よって、両方とも高脂肪組成物である。内側コアは、内側コアの脂肪含有量を増加させることによって、外側層よりも軟らかく製造されている。
特許文献18および19には、アルファカロチン、ベータカロチン、フィトフルエン、フィトエン、ビタミンC、ビタミンE、またはクルクミンなどの酸化防止剤のブレンドを送達するために使用される脂質系コアを含有する健康食品が記載されている。これらの酸化防止剤は脂溶性であり、脂質系コア中に含まれている。
米国特許第4190679号明細書 米国特許第3916029号明細書 米国特許第3922353号明細書 米国特許第4006266号明細書 米国特許第4508741号明細書 米国特許第4847098号明細書 米国特許第4900572号明細書 米国特許第4795655号明細書 米国特許第4364925号明細書 米国特許第5695797号明細書 米国特許第5641529号明細書 米国特許第5449281号明細書 米国特許第4273788号明細書 米国特許第4574690号明細書 米国特許第4025260号明細書 米国特許第5208059号明細書 米国特許第5194283号明細書 米国特許第5643623号明細書 国際公開第96/39869号パンフレット
従来技術の製品は、様々な栄養、機能性、または医薬の添加成分の送達システムとして機能できない。何故ならば、従来技術では、そのような添加物を変えるまたは破壊するであろう相当な熱プロセスおよび/または酸性条件を必要とするからである。さらに、腐敗による固有の栄養成分の劣化を防ぐために、従来技術においては水分を抑制しなければならず、水分を抑制するための複雑な包装材料および技法を必要とする。
様々な栄養成分、機能性成分または医薬成分の送達システムとして機能する美味しい食品を提供することが望ましいであろう。従来の製品には、安定性のために相当な熱プロセスおよび/または酸性条件が必要であるので、従来の製品は一般に、これらの成分を送達することはできない。そのような過酷な条件により、繊細な栄養、機能性または医薬成分が変わるまたは破壊されてしまう。さらに、従来技術の製品には、コストを増やし、有効期限を減少させる、水分を抑制する包装が必要である。それゆえ、これらの要件のない製品が都合よいであろう。
第1の態様において、本発明は、1つまたは複数の表面ポケットを有する主食材および主食材からなる2つの閉塞端を含む食品であって、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含み、表面ポケットの各々が、表面ポケットの各々の側部を構成する、食品の縦方向に沿って、主食材の1つ以上の縦延在部により接続され、表面ポケットは食品の横方向には繋がっておらず、充填食材の少なくとも一部分は主食材によって取り囲まれていない食品を提供する。
第2の態様において、本発明は、少なくとも2種類の食材成分を有する複合食品を製造する方法であって、所定の配置で1つまたは複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程;少なくとも1つの表面窪み内に充填食材を施用して、複合材を提供する工程;複数の所定の閉塞位置でこの複合材の側面を閉塞して、閉塞複合材を提供する工程;および、所定の閉塞位置で閉塞複合材を分離して、2つの閉塞端および1つまたは複数の表面ポケットを有する複合食品を生成する工程を有してなり、閉塞端が主食材からなり、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含み、各表面ポケットが主食材の縦延在部を共有し、充填食材の少なくとも一部分が主食材によって取り囲まれていない方法を提供する。
第3の態様において、本発明は、本発明の第2の態様により調製された食品を提供する。
第4の態様において、本発明は、複数の表面ポケットおよび2つの閉塞端を有する食材を含む食品であって、表面ポケットの各々が、表面ポケットの各々の側部を構成する、食品の縦方向に沿って、主食材の1つ以上の縦延在部により接続され、表面ポケットは食品の横方向には繋がっていない食品を提供する。
第5の態様において、本発明は、少なくとも2種類の食材成分を有する複合食品を製造する方法であって、所定の配置で1つまたは複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程;少なくとも1つの表面窪み内に充填食材を施用して、複合材を提供する工程;複数の所定の閉塞位置でこの複合材の側面を閉塞して、閉塞複合材を提供する工程;および、所定の閉塞位置で閉塞複合材を分離して、2つの閉塞端および1つまたは複数の表面ポケットを有する複合食品を生成する工程を有してなり、閉塞端が主食材からなり、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含み、各表面ポケットが主食材の縦延在部を共有し、充填食材の少なくとも一部分が主食材によって取り囲まれておらず、主食材が調理済み食材を含む方法を提供する。
第6の態様において、本発明は、少なくとも2種類の食材成分を有する複合食品を製造する方法であって、所定の配置で複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程;少なくとも1つの表面窪み内に充填食材を施用して、複合材を提供する工程;複数の所定の閉塞位置でこの複合材の側面を閉塞して、閉塞複合材を提供する工程;および、所定の閉塞位置で閉塞複合材を分離して、2つの閉塞端および複数の表面ポケットを有する複合食品を生成する工程を有してなり、閉塞端が主食材からなり、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含み、各表面ポケットが主食材の縦延在部を共有し、充填食材の少なくとも一部分が主食材によって取り囲まれておらず、主食材が調理済み食材を含む方法を提供する。
第7の態様において、本発明は、少なくとも2つの表面ポケットを有する食品を製造する方法であって、所定の配置で複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程;複数の所定の閉塞位置で成形された主食材の側面を閉塞して、閉塞食材を提供する工程;および、所定の閉塞位置で閉塞食材を分離して、2つの閉塞端および複数の表面ポケットを有する食品を生成する工程を有してなり、各表面ポケットが主食材の縦延在部を共有している方法を提供する。
第8の態様において、本発明は、本発明の第5、第6、または第7の態様の内の任意の1つにより調製された食品を提供する。
本発明の食品のある実施の形態の断面図。この断面は、食品の圧着面に対して平行であり、食品の中心を通る平面でとられている。 本発明の食品のある実施の形態の追加の断面図。中央の断面は図1と同じである。点線(1)から(3)は、図の上部(点線2)と下部(点線1および3)に示された断面図の位置を示す。上部と下部の断面は、食品(400)の圧着面に対して実質的に垂直な面にある。 図1および2に示された本発明の2つの例示の複合食品を示す写真 第1と第2の充填食材(200,201)を含む8つの表面ポケットを有する複合食品のある実施の形態の断面図。この断面は、食品の圧着面に対して平行であり、食品の中心を通る平面でとられている。 図4の複合食品の追加の断面図。点線(1)と(2)は、図の左下(点線1)および右下(点線2)に示された断面図の位置を示す。下側の断面は、食品(400)の圧着面に対して実質的に垂直な面にある。 主食材(100)が、第2の食材(103)の範囲を取り囲む第1の食材(102)からなる、本発明の食品のある実施の形態の断面図 図6に示された本発明の食品の実施の形態の追加の断面図。中央の断面は図6と同じである。点線(1)から(3)は、図の上部(点線2)と下部(点線1および3)に示された断面図の位置を示す。上部と下部の断面は、食品(400)の圧着面に対して実質的に垂直な面にある。 充填食材の施用前の、押出方向に対して実質的に垂直にとられたX形主食材のある実施の形態の断面図 圧着前の、充填食材が施用された、成形された主食材の押出方向に対して実質的に垂直にとられた、複合食材のある実施の形態の断面図 圧着前の、第1と第2の充填食材(200,201)が施用された、8つの表面窪みを有する成形された主食材の押出方向に対して実質的に垂直にとられた、複合食材の断面図 成形された主食材の押出方向に対して実質的に垂直にとられた、成形された主食材(100)の断面図。成形された主食材が、第1の食材(102)により取り囲まれた第2の食材(103)を含んでいる。
本発明の複合食品は、一般に、1つまたは複数の表面ポケットを有する主食材および主食材からなる2つの閉塞端を含み、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含み、表面ポケットの各々が、表面ポケットの各々の側部を構成する、食品の縦方向に沿って、主食材の1つ以上の縦延在部により接続され、表面ポケットは食品の横方向には繋がっていない。
ここに用いたように、「縦延在部(longitudinal extent)」とは、食品の内部を通じて、食品の2つの閉塞面を接続する参照材料の連続線状部分を称する。食品の内部は、主食材および主食材により取り囲まれた充填食材の部分を含み、食品の外部は、主食材により取り囲まれていない充填食材の部分を含む。
同様に、「横延在部(lateral extent)」は、縦延在部に対して平行ではない、参照食材または食品の任意の連続線状内部部分である。一般に、食品の「縦方向(longitudinal aspect)」は、主食材の縦延在部の向きにより定義され、同様に、食品の「横方向(lateral aspect)」は、食品の横延在部により定義される。本発明の食品の横方向と縦方向は、主食材により取り囲まれていない充填食材の部分は含まないことが理解されよう。
しかしながら、ある態様において、本発明の食品は、複数の表面ポケットおよび2つの閉塞端を有する食材(例えば、主食材)を含み、表面ポケットの各々が、表面ポケットの各々の側部を構成する、食品の縦方向に沿って、食材の1つ以上の縦延在部により接続され、表面ポケットは食品の横方向には繋がっていない。
主食材は、各々が実質的に凹形を有する1つまたは複数の表面ポケットを含んで差し支えない。表面ポケットの各々は、独立して、異なる深さおよび/または容積を有して差し支えなく、その各々は同じであって異なっても差し支えない。様々な実施の形態において、主食材は、複数の(すなわち、少なくとも2つの)表面ポケット、例えば、2から16の表面ポケットを含む。様々な他の実施の形態において、主食材は2から8の表面ポケットを含む。さらに他の実施の形態において、主食材は2から6の表面ポケットを含む。さらにまた他の実施の形態において、主食材は2から4の表面ポケットを含む。さらにまた他の実施の形態において、主食材は2つの表面ポケットを含む。
表面ポケットの各々は、表面ポケットの各々を接続し、表面ポケットの各々の側部を形成する主食材の少なくとも1つの縦延在部を共有している。一般に、縦延在部は、閉塞面を接続する主食材の連続部分である。ある実施の形態において、少なくとも1つの縦延在部が2つの閉塞面を接続している(例えば、後の図2、5および7の各々における点線(2)を参照のこと)。
主食材は、1種類以上の食材を含んで差し支えなく、当業者に馴染みのある方法により閉塞される(例えば、圧着される)のに十分な、また分離せずに閉塞部(例えば、圧着部)を保持するのに十分な柔軟性を有する。すなわち、主食材は、以前の形状に戻らずに、その主食材の作り変えを可能にするほど十分に変形性(偽塑性)でもある。
ある実施の形態において、主食材は、閉塞端を形成するため、また分離も剥離も、そうでなければ閉塞されていない形状にも戻らずに、閉塞形状を維持するように、食材を閉塞できる(例えば、圧着される)組成物を有する少なくとも1種類の調理済み食材を含む。
ある他の実施の形態において、主食材は2種類以上の食材を含む。ある実施の形態において、食材の少なくとも1つは調理済み食材である。例えば、主食材は、第1の食材および第1の食材以外の食材(すなわち、第2の食材)からなる中央部分を含んでよい。ある実施の形態において、充填食材と接触する主食材の部分は調理済み食材からなる。主食材の中央部分が第1の食材により完全に取り囲まれている(すなわち、充填食材と接触していない)場合、第2の食材は、未調理食材または調理済み食材からなっていて差し支えない。ある実施の形態において、主食材の中央部分は、第1の食材により完全に取り囲まれており(すなわち、充填食材と接触しておらず)、主食材の中央部分は未調理食材からなる。
主食材は、穀物系成分および/またはタンパク源材料並びに水および/または湿潤剤を含み得る。タンパク源材料の例としては、以下に限られないが、卵(すなわち、卵白および/または卵黄)、乳清、大豆タンパク質、エンドウ豆タンパク質、小麦、ライ麦、オート麦、および/または大麦由来のグルテンなどの植物性タンパク源、および生肉(例えば、チキン、ビーフ、ポーク、魚介類、ラム、鹿、カモ、バッファロー)、肉粉(例えば、鶏肉粉、牛肉粉、魚粉)、食肉副産物ミール(例えば、牛レバーミール、鶏レバーミール)、および機械的に骨抜きした肉などの食肉タンパク源が挙げられる。穀物系成分の例としては、以下に限られないが、小麦、米、トウモロコシ、タピオカ、ジャガイモ、大麦、サトウモロコシ、キビ、およびそれらの粉末などが挙げられる。穀物系成分は、熱処理された、予め調理された、予めゼラチン化された、または焼かれたデンプンであって差し支えない。熱処理または調理は、最終製品におけるゼラチン化および結合作用を促進することができる。
例示の湿潤剤としては、以下に限られないが、ショ糖、塩化ナトリウム、ソルビトール、グリセリン、デンプン加水分解物、ブドウ糖、デンプン、麦芽糖、乳糖、ゴム、ガラクトース、クエン酸、アラニン、グリシン、高果糖コーンシロップ、酒石酸、マレイン酸、キシロース、PEG400、PEG600、プロピレングリコール、アミノ酪酸、マンニトール、マンノース、およびラクツロースが挙げられる。
それに加え、主食材は、粗く摩擦を生じる表面テキスチャーおよび粗く摩擦を生じる縁を有するスクラバー(scrubber)を1種類以上含んでよく、それでもまだ消化し易い。本発明の組成物に有用なスクラバーの非限定的例としては、焼いた穀物、挽かれた穀物、穀物のふすま、微結晶性セルロース、およびセルロース粉末が挙げられるが、適切な粗さと摩耗性を持っている限り、他の物質を使用してもよい。焼かれた穀物を使用する場合、その量は組成物の5%〜20%(w/w)であり;挽かれた穀物を使用する場合、その量は組成物の5%〜20%(w/w)であり;穀物のふすまを使用する場合、その量は組成物の2%〜10%(w/w)であり;微結晶性セルロースまたはセルロース粉末もしくは微結晶性セルロースとセルロース粉末の組合せを使用する場合、その量は組成物の0.2%〜2%(w/w)であることが好ましい。有用なスクラバーの特別な例としては、以下に限られないが、1)焼かれた穀物の非限定的例としての、焼かれたまたは予め調理された胚芽米、焼かれたまたは予め調理された全粒小麦、焼かれたまたは予め調理されたサトウモロコシ、焼かれたまたは予め調理されたキビ、および焼かれたまたは予め調理された大麦;2)挽かれた穀物の非限定的例としての、挽かれた米、挽かれた小麦、挽かれた大麦、挽かれたトウモロコシ、砕け米、砕け小麦、砕け大麦、砕けサトウモロコシ、砕けキビ、および砕けトウモロコシ;3)穀物のふすまの非限定的例としての、オート麦のふすま、小麦のふすま、およびもみ殻が挙げられる。
スクラバーは、摩擦作用による歯の洗浄に深く関わり得るので、焼かれた穀物の平均粒径は2mmと10mmの間であることが好ましく、挽かれた穀物の平均粒径は0.3mmと2mmの間であり、砕け穀物の平均粒径は0.3mmと2mmの間であり、穀物のふすまの平均粒径は0.3mmと2mmの間であり、微結晶性セルロースの平均粒径は90マイクロメートルと100マイクロメートルの間である。
1種類以上の塩スクラバーなどの、歯を洗浄するために研磨剤のように働くことのできる、他の微細な粒子スクラバーを使用してもよい。塩スクラバーの非限定的例としては、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、二酸化チタンが挙げられるが、他の代替物を使用してもよい。炭酸カルシウムを使用する場合、その量は組成物の0.5%〜3%(w/w)であり;リン酸二カルシウムを使用する場合、その量は組成物の0.5%〜3%(w/w)であり;二酸化チタンを使用する場合、その量は組成物の0.02%〜0.1%(w/w)であることが好ましい。炭酸カルシウムを使用する場合、200と700マイクロメートルの間の平均粒径を有し;リン酸二カルシウムを使用する場合、0.2mmと2mmの間の平均粒径を有することが好ましい。
充填食材は、調理済みおよび/または未調理の食材を含んで差し支えない。本発明のある実施の形態において、充填食材は未調理食材である。例えば、充填食材は、例えば、長鎖または中鎖の飽和または不飽和の非ジまたはトリ−アシルグリセロールなどの脂質;糖類(例えば、グルコース、およびマルトースシロップ)、およびトウモロコシ、小麦、米、大豆、サツマイモの粉末および/またはデンプンなどの単および/または複合炭水化物;脂肪;および上述したようなタンパク源材料が挙げられ;それらの組合せを含んでも差し支えない。追加の成分は、例えば、栄養化合物、非栄養化合物、またはそれらの組合せであって差し支えない。
主食材および充填食材は、様々な栄養、機能性または医薬成分を送達するために使用することができる。そのような添加物は、ペットの皮膚または毛の性質を向上させ、口臭を改善し、免疫応答機能を向上させ、寄生虫と戦い、細菌と戦うのに効果的であり得るか、またはそれら添加物は、抗炎症剤または酸化防止剤であっても差し支えない。例えば、そのような添加剤の組合せとしては、抗炎症剤、酸化防止剤、駆虫剤、口臭清涼剤、皮膚と毛の向上剤、またはそれらの混合物が挙げられる。
適切な栄養成分は、以下に限られないが、ミネラル補給物、ビタミンB群、コリン、およびそれらの混合物を含み、本発明の食品を構成する主食材および/または充填食材の任意の1種類以上に加えられても差し支えない。
さらに、適切な機能性成分としては、以下に限られないが、薬草成分、植物性抽出物またはそれらの混合物が挙げられる。例えば、含硫アミノ酸などの他の成分を、主食材または充填食材中の固形物の一部として加えても差し支えない。本発明のさらに別の態様は、口臭改善剤のための機能性送達システムを提供する。適切な成分の例としては、以下に限られないが、ローズマリー、クローヴ、およびパセリ種油などが挙げられる。そのような機能性成分は、本発明の食品を構成する主食材および/または充填食材の任意の1種類以上に加えられても差し支えない。
さらに、適切な医薬成分としては、以下に限られないが、栄養または非栄養であってよい1種類以上の酸化防止剤成分が挙げられる。栄養酸化防止剤の例としては、プロビタミンAカロチン、ビタミンC、ビタミンE、およびそれらの混合物が挙げられる。プロビタミンAカロチンの例としては、全てのトランスおよびシスベータカロチン、全てのトランスおよびシスアルファカロチン、および全てのトランスおよびシスガンマカロチンが挙げられる。非栄養酸化防止剤の例としては、非プロビタミンAカロチン、抗炎症剤、およびそれらの混合物が挙げられる。非プロビタミンAカロチンの例としては、ベータカロチン、トランスリコピン、シスリコピン、フィトフルエン、フィトエン、およびクルクミンが挙げられる。抗炎症剤の例としては、脂肪酸、クルクミンなどのウコン抽出物、およびそれらの混合物が挙げられる。そのような医薬成分は、本発明の食品を構成する主食材および/または充填食材の任意の1種類以上に加えられても差し支えない。
主食材および/または充填食材を含む食品のいずれも、向上した免疫応答剤のための送達システムとして働くことができる。例えば、主食材および/または充填食材に月見草油またはエキネシアを加えても差し支えない。さらに、主食材および/または充填食材は、寄生虫抑制剤のための機能性送達システムとして働くことができる。例えば、心糸状虫、腸内寄生虫、ノミ、および/またはダニに対して効果的な成分などの医薬成分を、投与を容易にするために本発明の主食材および/または充填食材に含ませても差し支えない。別の実例において、主食材および/または充填食材は、胃腸の健康機能の維持のために、抗生物質および/またはプレバイオティクスおよび/またはプロバイオティクスの送達システムであって差し支えない。様々な抗生物質を主食材および/または充填食材に含ませてもよい。イヌリンまたはフラクトオリゴ糖(FOS)などのプレバイオティクスを、脂質と混合された固形物ミックスの一部として含ませても差し支えない。凍結乾燥された乳酸菌またはビフィズス菌などのプロバイオティクスを主食材および/または充填食材に加えても差し支えない。未調理の食材に含ませた場合、プロバイオティクスは、従来のペットまたは動物用の食品に含ませた場合よりも、高い生存率を有し得る。これは、従来のペットまたは動物用食品の製造の厳しい殺菌プロセスが、本発明においては必要ないからである。それゆえ、凍結乾燥された細胞は、その細胞が、都合よく増殖できる胃腸管に到達するまで、例えば、本発明の脂質マトリクス中に休眠状態のままであり、保護されたままであり得る。
主食材および/または充填食材のいずれが、以下に限られないが、オーラルケア成分、栄養補給物質、加工助剤、保存料、乳化剤、または先のものの任意の組合せを含む他の成分を含んでもよい。オーラルケア成分の非限定的例としては、一リン酸塩、三リン酸塩、ポリリン酸塩、タンパク質結合亜鉛塩、アミノ酸結合亜鉛塩、およびそれらの任意の組合せが挙げられる。栄養補給物質の非限定的例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化コリン、ビタミンとミネラルのプリミックス、およびそれらの任意の組合せが挙げられる。乳化剤の非限定的例としては、ゼラチン、レシチン、卵黄、およびペクチンが挙げられる。加工助剤の非限定的例としては、モノグリセリド、ステアリン酸カルシウム、水、およびそれらの任意の組合せが挙げられる。保存料の非限定的例としては、ソルビン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム(Stpp)、硫酸塩、水結合剤、および酸化防止剤が挙げられる。任意のリン酸塩(一、三、またはポリ)が存在する場合、その塩は組成物の約0.4%から0.8%(w/w)で存在することが好ましく;タンパク質またはアミノ酸結合亜鉛塩が存在する場合、その塩は、組成物の約0.1%から0.5%(w/w)で存在することが好ましく;塩化ナトリウムが存在する場合、その塩は組成物の約0.2%から0.8%(w/w)で存在することが好ましく;塩化カリウムが存在する場合、その塩は組成物の約0.2%から0.9%(w/w)で存在することが好ましく;塩化コリンが存在する場合、これは組成物の約0.1%から0.5%(w/w)で存在することが好ましく;ビタミンとミネラルのプリミックスが存在する場合、これは組成物の約1.0%から3%で存在し;モノグリセリドが存在する場合、これは組成物の約1.0%から5%(w/w)で存在することが好ましく;ステアリン酸カルシウムが存在する場合、これは組成物の約0.5%から1.5%(w/w)で存在することが好ましく;ソルビン酸塩、リン酸塩、水結合剤、および酸化防止剤が存在する場合、それらは組成物の約0.1%から0.5%(w/w)で存在することが好ましい。
さらに、主食材および/または充填食材のいずれが、風味のための脂肪および/または必須脂肪酸の供給源を含んでもよい。ある実施の形態において、脂肪は組成物の0.2%〜5%(w/w)で存在する。脂肪の非限定的例としては、植物油(例えば、トウモロコシ油またはアマニ油)、家禽脂、獣脂、およびこれらと他の脂肪の様々な組合せが挙げられる。
着色料が、所望の色の物品を製造するために、本発明の範囲内の主食材および/または充填食材のいずれに含まれていても差し支えない。適切な着色料としては、以下に限られないが、合成着色料および天然着色料が挙げられる。合成着色料としては、以下に限られないが、アマランス、紅色4R、タルトラジン、サンセットイエロー、インジゴ・カルミンなどのアゾ染料が挙げられる。天然着色料としては、以下に限られないが、キサントフィル、クロロフィル、および酸化鉄などの金属酸化物が挙げられる。ある実施の形態において、着色料は酸化鉄またはカラメル色素である。
本発明の複合食品は、さらに、その食品の消費を促進させるために、当業者に馴染みがあるように、食品の外部のコーティングとしてまたは主食材および/または充填食材の一部として、1種類以上の旨味剤(palatant)を含んでも差し支えない。ここに用いた「旨味剤」という用語は、GOTAste(商標)およびSAVORATE(商標)などの、当業者に公知のペットフード旨味向上剤または他の香味料供給業者から市販されている、任意の公知のまたは市販の液体または乾燥旨味向上剤を含む、動物の給餌応答を増加させるために当業者に公知の1種類以上の化合物または組成物を称する。追加の例としては、以下に限られないが、リジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、メチオニン、アルギニン、イソロイシン、ロイシン、セリン、家禽肝臓消化物、および他の動物のタンパク質または擬似風味が挙げられる。風味向上剤は任意のレベルで存在して差し支えないが、存在する場合、好ましい範囲は組成物の2%(w/w)から6%(w/w)である。
ある実施の形態において、主食材および/または充填食材の先に挙げた成分のいずれも、その成分が熱に敏感である場合(すなわち、当業者に理解されるように、加熱によって容易に劣化する)、未調理の主食材および/または充填食材の部分の一部である。様々な実施の形態において、主食材は調理積み食材を含み、充填食材は未調理の食材を含み、ここで、任意の熱に敏感な食品成分は、充填食材の一部である。
第1の態様の例示の複合食品の閉塞端(すなわち、圧着端)に対して実質的に平行にとられた断面が図1に示されている。この実施例において、この食品は、充填食材(200)により各々が充填された、その中に形成された2つの表面ポケットを有する主食材(100)を含む。これらの表面ポケットの各々は、一般に、凹形であり、表面ポケットの各々の側部を構成する主食材の縦延在部(101)を共有している。図から分かるように、2つの表面ポケットは、その表面ポケットが食品の横方向に沿って繋がっていないように、主食材の縦延在部(101)により接続されている(すなわち、充填食材は、複合食品の横方向に沿って連続していない)。図1の点線は、表面ポケットの各々の外側範囲を画成する想像線を表している。少なくとも1つの表面ポケット内の充填食材(200)の少なくとも一部分(300)は、主食材によって完全には取り囲まれていない。図1の実施例において、表面ポケットの各々の内部の充填食材(200)の一部分(300)は、主食材(100)によって完全には取り囲まれていない。
図2の真ん中の断面図は、図1の例示の複合食品のものと同じ断面図を示している。その中で、線(1)から(3)は、複合食品に亘り様々な地点でのその閉塞面(400)に対して垂直にとられた複合食品の断面を示している。図2の下側の断面は、線(1)と(3)の両方に相当し、充填食品に呼応した断面を示しており、ここで、充填食材(200)が主食材(100)により囲まれている。図2の上側の断面は、表面ポケットを接続し、各ポケットの側部を形成する縦延在部(101、図1)を通る線(2)に相当する。上側の断面図から分かるように、線(2)に沿って、複合食品は主食材のみからなり、表面ポケットが複合食品の横方向に接続されていないことを示している。それゆえ、本発明の複合食品は、充填が、食品のシェルの内部の全体に渡り連続である充填食品であるように外見的には見えるが、本発明の食品において、充填食材は、上述したように、シェル(すなわち、主食材)の内部の全体に渡り連続ではない。
図3は、図1および2に示された複合食品の2つの実施例を示している。点線は、図1に示したように、閉塞端(400)に対して実質的に平行な断面図の面を示している。各々は、主食材(100)および充填食材を含み、充填食材の一部分(300)は、主食材によって完全には取り囲まれていない。
閉塞端(すなわち、圧着端)に対して平行にとられた、第1の態様の複合食品の別の実施の形態の断面図が図4に示されている。この実施例において、食品は、各々に独立して第1の充填食材(200)または第2の充填食材(201)が充填された、中に形成された4つの表面ポケットを有する主食材(100)を含む。表面ポケットの各々は、一般に、凹形であり、表面ポケットの各々の側部を構成する主食材の縦延在部(101)を共有している。この図面から分かるように、表面ポケットは、ポケットが横方向に繋がっていない(すなわち、複合食品の横方向に沿って接続されていない)ように、主食材の縦延在部により隔てられている。各々の表面ポケット内の第1の充填食材(200)の少なくとも一部分(300)および第2の充填食材(201)の少なくとも一部分(301)は、主食材(100)により完全には取り囲まれていない。
図4の例示の食品の2つの追加の断面図が図5に示されている。線(1)と(2)は、複合食品に亘り様々な地点でのその閉塞面(400)に対して垂直にとられた複合食品の断面を示している。図5の左下の断面は、線(1)に相当し、充填食品に呼応した断面を示しており、ここで、第1の充填食材(200)と第2の充填食材(201)の両方が主食材(100)により囲まれている。図5の右下の断面は、表面ポケットを接続し、各ポケットの側部を形成する縦延在部(101、図4)を通る線(2)に相当する。右下の断面図から分かるように、線(2)に沿って、複合食品は主食材のみからなり、表面ポケットが複合食品の横方向に接続されていないことを示している。
別の実施の形態において、本発明の食品の主食材(100)は、第1の食材および第1の食材以外の食材(すなわち、第2の食材)からなる中央部分を含んで差し支えなく、この中央部分は第1の食材により被包されている。例えば、図6において、閉じられた端部(例えば、ひだ付き端部)に対して平行にとられた第1の態様の複合食品の断面図が示されており、ここで、主食材(100)は第1の食材(102)および第2の食材(103)からなる。この図に沿って、第1の食材(102)は第2の食材(103)を取り囲んでいる。主食材(100)は、各々に充填食材(200)が充填されたその中に形成された2つの表面ポケットを有する。第2の食材(103)は、表面ポケットの各々の一部を形成する主食材(100)の縦延在部の一部または全てを構成してもよい。第2の食材(103)の断面形状は、例えば、以下に詳しく述べるように、当業者に公知の方法にしたがって形成してよい。
図7の真ん中の断面図は、図6の例示の複合食品のものと同じ断面図を示している。線(1)から(3)は、複合食品に亘り様々な地点でのその閉塞面(400)に対して垂直にとられた複合食品の断面を示している。図7の下側の断面は、線(1)と(3)の両方に相当し、充填食品に呼応した断面を示しており、ここで、充填食材(200)は主食材(すなわち、102および/または103)により囲まれている。図7の上側の断面は、表面ポケットを接続し、各ポケットの側部を形成する縦延在部を通る線(2)に相当する。上側の断面図から分かるように、線(2)に沿って、複合食品は、第1の食材(102)により取り囲まれた第2の食材(103)を含む。さらに、上側の図は、表面ポケットが複合食品の横方向に沿って接続されていないことを示している。
第1の態様の複合食品は、所定の配置で1つまたは複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程;少なくとも1つの表面窪み内に充填食材を施用して、複合材を提供する工程;複数の所定の閉塞位置でこの複合材の側面を閉塞して、閉塞複合材を提供する工程;および、所定の閉塞位置で閉塞複合材を分離して、2つの閉塞端および1つまたは複数の表面ポケットを有する複合食品を生成する工程を有してなり、閉塞端が主食材からなり、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含み、各表面ポケットが主食材の縦延在部を共有し、閉塞によって、複合材に対して減少した断面厚さを有する複合材が提供される方法によって、調製することができる。
成形された主食材は、当業者に馴染みのある方法によって調製することができる。ある実施例において、主食材(先に述べたような)は、例えば、ダイプレートに通す押出しによって、連続的に成形して、所定の配置で1つまたは複数の縦に配置された表面窪みを含む所定の形状を有する連続的に成形された主食材を生成することができる。適切なダイプレートとしては、以下に限られないが、C、V、S、二重S、多点の星形、またはX形である断面形状を有する成形された主食材を生成できるものが挙げられる。ある実施の形態において、成形された主食材は、S、二重S、多点星形、またはX形である断面形状を有する。ある他の実施の形態において、成形された主食材は、4から16の点を有する多点星形である断面形状を有し、多点星形が4から8の点を有することが好ましい。
例えば、X形の主食材(100)が図8に示されている。その中で、X形の主食材(100)は、4つの凹形表面窪み(100a,100b,100c,100d)およびそれらの窪みの各々を接続しその側部を形成する縦延在部(101)を含む。成形された主食材の形成後に、充填食材をその少なくとも1つの表面窪みに施して、複合材を提供できる。例えば、図9(左側)は、図8のX形の主食材を含む複合材の断面を示しており、ここで、充填食材(200)が、表面窪み100aと100cに施されている。充填食材は、その上に第2の食材をポンプで送り込むことにより、または当業者に馴染みのある他の方法によって、成形された主食材の表面窪みの任意の1つ以上に施して差し支えない。ある実施の形態において、成形された主食材および充填食材を共押出しして、成形された主食材を形成するのと実質的に同時に、その上の表面窪みに充填食材を施すことができる。
閉塞端の各々は、当業者に馴染みのある方法にしたがって形成して差し支えない。例えば、閉塞端は、複合材の圧着、加圧、ギャザリング、スタンピング、ねじり、圧延、スキージング、および/または曲げによって形成して差し支えない。ある実施の形態において、閉塞端は、圧着によって形成される。例えば、図9(左側)の複合材は、複合材の縦方向に沿った複数の所定の圧着位置で横に圧着して、圧着された複合材(例えば、図9、右側)を提供しても差し支えない。一般に、複合材の「縦方向」は、表面窪みの方向により定義される。ここに用いたように、複合材は、この複合材が表面窪みの方向に対して平行ではない(すなわち、複合材の縦方向に対して平行ではない)任意の方向に沿って閉塞された場合に、「横に」閉塞されている。ある実施の形態において、複合材は、複合材の縦方向に対して垂直ではない複合材の横方向に沿って閉塞されている(例えば、圧着されている)。ある他の実施の形態において、複合材は、複合材の縦方向に対して実質的に垂直な複合材の横方向に沿って閉塞されている(例えば、圧着されている)。
ある実施の形態において、圧着された複合材は、図9に示されるように、圧着方向に沿って減少した厚さを有し得る(すなわち、t’<t)。この圧着により、複合材の縦延在部に沿った所定の圧着位置の各々で圧着場所が形成される。図9の複合材を横に圧着することによって、図1および2に示された断面を有する圧着複合材を形成できる。
閉塞(例えば、圧着された)複合材は、閉塞位置の各々で分離して、2つの閉塞端および1つまたは複数の表面ポケットを有する複合食品を生成することができる。閉塞位置の各々での閉塞複合材の分離により、図3に示された複合食品が得られる。様々な実施の形態において、閉塞と分離は、実質的に同時に行っても差し支えない。様々な実施の形態において、閉塞は圧着であり、閉塞と分離は実質的に同時に行われる。「実質的に同時に」行われる閉塞と分離は、複合食品を1つの動作で分離するように働く閉塞動作を含むことを意味する。例えば、複合材の圧着は、1つの動作で複合食品を閉塞し分離できる。
閉塞は、当業者に馴染みのあるように調節して、一部には、主食材および/または充填食材の組成に基づいて、複数の閉塞位置を形成することができる。特に、十分に高い脂質および/または脂肪含有量を有する主食材は、例えば、本発明の最終食品の一部である封止端を提供するために、より大きな表面積を有する圧着位置を形成するための圧着が必要とされるであろう。さらに、例えば、加工ラインのワークフローにおける、閉塞位置は、成形された主食材が形成される場所および/または充填食材が成形された主食材の表面窪みに施される場所に対して適切な位置に配置できる。そのような適切な位置は、成形された主食材の性質(例えば、成形された主食材のレシピ)、並びに所望の最終食品の最終的な性質を考慮して、選択されるであろう。例えば、当業者に馴染みのあるような、膨張製品について、閉塞は、複合食材の形成および/または成形された主食材の形成から適切な離れた位置に配置され、押し出された成形主食材が膨張し、圧着の前に少なくとも部分的に緩和できる。
別の実施例において、図10は、星形の主食材(100)を含む複合材の断面を示しており、ここで、第1と第2の充填剤(200および201)が、それぞれ、表面窪み100aと100e;および100cと100gに施されている。各充填食材は、第2の食材をその上にポンプで送り込むことにより、または当業者に馴染みのある他の方法により、成形された主食材の表面窪みの任意の1つ以上に施すことができる。ある実施の形態において、成形された主食材および充填食材を共押出しして、成形された主食材を形成するのと実質的に同時に、その上の表面窪みに充填食材を施すことができる。
別の実施例において、X形の主食材(100)が図11に示されており、ここで、成形された主食材(100)が、第1の食材(102)および第1の食材以外の食材(すなわち、第2の食材)を含み、第1の食材(102)により取り囲まれた中央部分(103)を含む。図11における成形された主食材は、当業者に馴染みのある方法によって調製することができる。ある実施例において、第1の食材(102)および中央部分(103)をダイプレートに通して共押出しして、第1の食材(102)により取り囲まれた中央部分(103)を有し、所定の配置で1つまたは複数の縦に配置された表面窪み(100a,100b,100c,100d)を含む所定の形状を有するX形の主食材(100)を生成できる。成形された主食材の中央部分の断面形状は、例えば、中央部分を共押出しするために利用されるダイプレートの形状によって決定することができる。例えば、成形された主食材の中央部分は、特に、円形、正方形、骨形、または動物の足形である断面形状を有して差し支えない。表面窪みは、複合材を提供するために先に記載されたように充填することができる。成形された主食材の中央部分(103)は、表面窪みを最終的に充填する充填食材(200)と接触してよいが、先の実施例においては、中央部分(103)は第1の食材(102)によって完全に取り囲まれている。
同様に、図10の星形の主食材を含む複合材を横に閉塞して、図4および5に示された断面を有する閉塞された複合材を生成することができる。閉塞位置の各々で閉塞複合材を分離して、図3に示された食品と外観上、似たまたは同一の複合食品を生成できる。
同様に、図11のX形の主食材を含む複合材を横に閉塞して、図6および7に示された断面を有する閉塞された複合材を生成することができる。閉塞位置の各々で閉塞複合材を分離して、図3に示された食品と外観上、似たまたは同一の複合食品を生成できる。
別の実施例において、成形された主食材は、2種類以上の食材(すなわち、第1の食材と、少なくとも第2の食材)を含んで差し支えなく、ここで、それから形成された複合食材が閉塞されたときに、閉塞端は、成形された主食材を構成する少なくとも2種類の食材を含む。例えば、X形の主食材は、X形の主食材を形成するために共押出しされる第1の食材および第2の食材を含んで差し支えない。ある実施の形態において、X形の主食材の第1の部分は第1の食材からなり、X形の主食材の第2の部分は第2の食材からなる。様々な実施の形態において、X形の主食材の第1と第2の部分は、X形の主食材の中央を通る線によって画成される。様々な実施の形態において、X形の主食材は、成形された主食材の中央から四方に広がる4つのアームを備え、ここで、X形の主食材のアームの内の2つは第1の食材からなり、他方の2つは第2の食材からなる。様々な他の実施の形態において、X形の主食材は、成形された主食材の中央から四方に広がる4つのアームを備え、ここで、X形の主食材の第1のアームは第1の食材からなり、成形された主食材の中央を通って第1のアームに直線的に接続されたアームは第2の食材からなり、他の2つのアームの各々は、第1と第2の食材からなる。先の例は、S、二重S、および多点星形の主食材などのここに記載された他の形状のものにも適用できる。成形された主食材の各々は、成形された主食材の中央を通る線によって、2以上の部分に分割でき、ここで、その線によって形成された各部分は、独立して、食材(例えば、第1と第2、第3などの食材)からなる。
本発明のある実施の形態において、成形された主食材の少なくとも一部分は、(i)充填食材を施して複合材を形成する前、または(ii)複合材の閉塞前のいずれかで、調理しても差し支えない。他の実施の形態において、主食材および充填食材の各々は、1種類以上の未調理の食材を含んで差し支えなく、複合材は、充填食材を施した後、および/または複合材の閉塞後に、全体でまたは部分的に調理することもできる。ある実施の形態において、成形された主食材は、調理済み食材からなる。1つの特別な実施の形態において、主食材は、調理済み食材として押し出されて、成形された主食材を形成し、充填食材がその上に上述したように施される。
一般に、充填食材は、成形された主食材の表面窪みに、流体状態(例えば、液体、ペーストなど)で施すことができ、そのような組成物は、施用後に加熱硬化させて、充填食材の凝集性を増加させるおよび/または最終的な複合食品において充填食材が表面ポケットから流れ出すのを防ぐことができる。ここに記載した実施例は、例えば、主食材の表面窪みに施された1つまたは2つの充填食材を例証してきたが、本発明の方法に使用してよい、または本発明の食品の部分を形成する、充填食材の数には制限はないことが、当業者には明らかであろう。例えば、各表面窪み、それゆえ、各表面ポケットは、独立して、同じまたは異なる充填食材を含んでよく、同様に、各表面窪み、それゆえ、各表面ポケットは、独立して、1つまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つなど)の充填食材を含んでよい。
本発明の複合食品は、様々な栄養、機能性または医薬成分のための送達システムとして機能する美味しい食品として機能できる。例えば、充填食材は、主食材の調理後に、成形された主食材の表面窪みに施すことができる様々な栄養、機能性または医薬成分を含むことができ、それによって、充填食材の要素が、著しい熱プロセスおよび/または酸性条件などの、繊細な栄養、機能性または医薬成分を変更または破壊し得る厳しい条件に曝露されるのを防ぐ。
実施例1
本発明の1つの実施の形態は、それぞれ、主食材100および充填食材200を有する、図1および2に示されたような形状を有する食品である。主食材100の成分のレシピの実施例が表1に列記されている。
Figure 0005503647
表1からの材料を調理押出機内で混合し、押し出して、X形の断面を有する成形された主食材を提供する。このX形の主食材の反対にある表面窪みに、充填食材を施して、複合材を提供する。充填食材200の成分のデンプン系レシピの実施例が表2に列記されている。この複合材を押出方向に対して横にひだ付けし、ひだ付け位置で分離して、図3に似た食品を生成する。
Figure 0005503647
実施例2
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表3に列記されている。
Figure 0005503647
実施例3
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表4に列記されている。
Figure 0005503647
実施例4
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表5に列記されている。
Figure 0005503647
実施例5
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表6に列記されている。
Figure 0005503647
実施例6
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表7に列記されている。
Figure 0005503647
実施例7
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表8に列記されている。
Figure 0005503647
実施例8
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表1および3〜8のいずれかに列記されており、充填食材のレシピが表9に列記されている。
Figure 0005503647
実施例9
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表1および3〜8のいずれかに列記されており、充填食材のレシピが表10に列記されている。
Figure 0005503647
実施例10
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表1および3〜8のいずれかに列記されており、充填食材のレシピが表11に列記されている。
Figure 0005503647
実施例11
本発明の別の実施の形態は、実施例1により調製された食品であって、主食材100の成分のレシピが表1および3〜8のいずれかに列記されており、充填食材のレシピが表12に列記されている。
Figure 0005503647
100 主食材
200,201 充填食材
400 閉塞端または閉塞面

Claims (28)

  1. 食品において、
    (i) 1つまたは複数の表面ポケットを有する主食材であって、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含んでいる主食材、および
    (ii) 前記主食材からなる2つの閉塞端、
    を有し、
    前記表面ポケットの各々が、該表面ポケットの各々の側部を構成する、前記食品の縦方向に沿って、前記主食材の1つ以上の縦延在部により接続されており、該1つ以上の縦延在部が、前記食品の内部を通じて該食品の2つの閉塞面を接続する主食材の連続線状部分であり、
    前記表面ポケットが前記食品の横方向に沿って繋がっておらず、
    前記充填食材の少なくとも一部分が前記主食材により取り囲まれていないことを特徴とする食品。
  2. 前記主食材が、第1の食材および該第1の食材以外の食材からなる中央部分を含むことを特徴とする請求項1記載の食品。
  3. 前記主食材が調理済み食材であることを特徴とする請求項1記載の食品。
  4. 前記充填食材が未調理の食材であることを特徴とする請求項1記載の食品。
  5. 少なくとも2つの表面ポケットを有することを特徴とする請求項1記載の食品。
  6. 前記主食材が、穀物系成分またはタンパク源材料、および水または湿潤剤を含むことを特徴とする請求項1記載の食品。
  7. 前記充填食材が、タンパク源材料または炭水化物源材料、および1種類以上の栄養、機能性または医薬成分を含むことを特徴とする請求項1記載の食品。
  8. 複数の表面ポケットを有する食材および2つの閉塞端を含む食品であって、前記表面ポケットの各々が、該表面ポケットの各々の側部を構成する、前記食品の縦方向に沿って、前記食材の1つ以上の縦延在部により接続されており、該1つ以上の縦延在部が前記食品の内部を通じて該食品の2つの閉塞面を接続する主食材の連続線状部分であり、前記表面ポケットが前記食材の横方向にそって繋がっておらず、少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含んでおり、該充填食材の少なくとも一部分が前記主食材により取り囲まれていない、
    ことを特徴とする食品。
  9. 少なくとも2種類の食材成分を有する複合食品を製造する方法であって、
    所定の配置で1つまたは複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程、
    少なくとも1つの表面窪み内に充填食材を施用して、複合材を提供する工程、
    複数の所定の閉塞位置で前記複合材を横向きに閉塞して、閉塞された複合材を提供する工程、および
    前記所定の閉塞位置で前記閉塞された複合材を分離して、2つの閉塞端および1つまたは複数の表面ポケットを有する前記複合食品を生成する工程、
    を有してなり、
    前記閉塞端が前記主食材からなり、
    少なくとも1つの表面ポケットが前記充填食材を含み、
    各表面ポケットが前記主食材の縦延在部を共有し、該縦延在部が前記食品の内部を通じて該食品の2つの閉塞面を接続する主食材の連続線状部分であり、
    前記充填食材の少なくとも一部分が前記主食材により取り囲まれていないことを特徴とする方法。
  10. 前記閉塞工程が、前記複合材に対して減少した断面の厚さを有する閉塞された複合材を提供することを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 前記閉塞工程および分離工程が実質的に同時に行われることを特徴とする請求項9記載の方法。
  12. 前記複合食品を少なくとも部分的に調理する工程をさらに含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  13. 前記調製工程および前記施用工程が、前記充填食材を、前記成形された主食材の表面にある1つ以上の窪み中に共押出しする工程を含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  14. 前記成形された主食材が、C、V、S、二重S、多点星形、またはX形である断面形状を有することを特徴とする請求項9記載の方法。
  15. 前記成形された主食材が、S、二重S、多点星形、またはX形である断面形状を有することを特徴とする請求項9記載の方法。
  16. 前記成形された主食材が、第1の食材および該第1の食材以外の食材からなる中央部分を含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  17. 前記成形された主食材が調理済み食材であることを特徴とする請求項9記載の方法。
  18. 前記充填食材が未調理の食材であることを特徴とする請求項9記載の方法。
  19. 前記成形された主食材が、X形である断面形状を有し、調理済み食材を含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  20. 前記成形された主食材が、多点星形である断面形状を有し、調理済み食材を含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  21. 前記充填食材が、2つの表面窪み内に施され、未調理の食材であることを特徴とする請求項19記載の方法。
  22. 請求項9から21いずれか1項記載の方法により調製された食品。
  23. 少なくとも2種類の食材成分を有する複合食品を製造する方法であって、
    所定の配置に1つまたは複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程、
    少なくとも1つの表面窪み内に充填食材を施用して、複合材を提供する工程、
    複数の所定の閉塞位置で前記複合材を横に閉塞して、閉塞された複合材を提供する工程、および
    前記所定の閉塞位置で前記閉塞された複合材を分離して、2つの閉塞端および1つまたは複数の表面ポケットを有する前記複合食品を生成する工程、
    を有してなり、
    前記閉塞端が前記主食材からなり、
    少なくとも1つの表面ポケットが前記充填食材を含み、
    各表面ポケットが前記主食材の縦延在部を共有し、該縦延在部が前記食品の内部を通じて該食品の2つの閉塞面を接続する主食材の連続線状部分であり、
    前記充填食材の少なくとも一部分が前記主食材により取り囲まれておらず、
    前記主食材が調理済み食材を含むことを特徴とする方法。
  24. 少なくとも2種類の食材成分を有する複合食品を製造する方法であって、
    所定の配置に複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程、
    少なくとも1つの表面窪み内に充填食材を施用して、複合材を提供する工程、
    複数の所定の閉塞位置で前記複合材を横に閉塞して、閉塞された複合材を提供する工程、および
    前記所定の閉塞位置で前記閉塞された複合材を分離して、2つの閉塞端および複数の表面ポケットを有する前記複合食品を生成する工程、
    を有してなり、
    前記閉塞端が前記主食材からなり、
    少なくとも1つの表面ポケットが前記充填食材を含み、
    各表面ポケットが前記主食材の縦延在部を共有し、該縦延在部が前記食品の内部を通じて該食品の2つの閉塞面を接続する主食材の連続線状部分であり、
    前記充填食材の少なくとも一部分が前記主食材により取り囲まれておらず、
    前記主食材が調理済み食材を含むことを特徴とする方法。
  25. 少なくとも2つの表面ポケットを有する食品を製造する方法であって、
    所定の配置に複数の縦に配置された表面窪みを有する成形された主食材を調製する工程、
    複数の所定の閉塞位置で前記成形された主食材を横に閉塞して、閉塞された食材を提供する工程、および
    前記所定の閉塞位置で前記閉塞された食材を分離して、2つの閉塞端および複数の表面ポケットを有する前記食品を生成する工程、
    を有してなり、
    各表面ポケットが、該表面ポケットの各々の側部を構成する、前記食品の縦方向に沿って、前記主食材の1つ以上の縦延在部により接続されており、
    該1つ以上の縦延在部が、前記食品の内部を通じて該食品の2つの閉塞面を接続する主食材の連続線状部分であり、
    少なくとも1つの表面ポケットが充填食材を含んでおり、該充填食材の少なくとも一部分が前記主食材により取り囲まれていない、
    ことを特徴とする方法。
  26. 前記成形された主食材が、S、二重S、多点星形、またはX形である断面形状を有することを特徴とする請求項25記載の方法。
  27. 前記主食材が調理済み食材を含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
  28. 請求項25から27いずれか1項記載の方法により調製された食品。
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