JP5501862B2 - 金属被膜見本キット - Google Patents

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Description

この発明は、金属被膜見本キットに関し、特に詳しくは、めっきの色に基づいてそのめっきの物性を容易に認識することのできる金属被膜見本キットに関する。
特許文献1には、「メタリック塗色の色見本帳」が記載されている。「メタリック塗色の色見本帳」の構成は、「複数のメタリック塗料のそれぞれを支持層上に塗布し、乾燥して作成した色票(A)と、色票(A)のそれぞれの顕微鏡写真(B)とを備えていることを特徴とする」と記載されている(特許文献1の請求項1参照)。この「メタリック塗色の色見本帳」が奏する技術的効果としては、「顧客と塗料会社の技術者とのデータ交換がスムースになりメタリック塗色の開発に寄与する効果」が記載されている(特許文献1の段落番号0049欄参照)。
上述した特許文献1に記載の「メタリック塗色の色見本帳」は、塗料メーカーと自動車会社の色彩デザイナーとの間で生じる、メタリック塗料の「ミクロ質感」及び「マクロ質感」等に関する特有の不都合を解決することを課題としていた。
代表的な金属被膜にめっきがある。めっき製品の製造は、複数の企業による分業体制で行われていた。すなわち、めっき液を製造するめっき液製造会社、めっき製品を形成するため部品又は部材の表面にめっき加工を施すめっき加工会社、及びめっき加工会社から納品されるめっき部品又はめっき部材を他の部品又は部材と組み合わせてめっき製品を完成製造するめっき製品製造会社との分業体制であった。このような分業体制下においては、特許文献1に記載されている「特有の不都合」とは異なる特有の問題が、生じることがあった。
めっき製品製造会社がめっき加工会社にめっきの依頼をするときは、通常、めっきの種類及び膜厚程度の指定をするに留まっていた。めっき加工会社は、めっき製品製造会社の依頼を満たすめっきをした試料をめっき製品製造会社に納品する。前記依頼を満たすめっき液がめっき加工会社に無い場合は、めっき液製造会社にめっき液を提供してもらう必要があった。
更に、めっき製品製造会社は、めっき加工会社から納品された試料を見て初めてめっきの現実の色を知ることとなる。なお、めっき液製造会社及びめっき加工会社は、通常、保有するめっき液の物性及びめっきの物性を測定していないことが多いので、めっき製品製造会社は、納品された試料を耐久性試験等に供して初めてめっきの物性を知ることにもなる。
納品された試料のめっきの色及び物性と、めっき製品製造会社の所望するめっきの色及び物性とが異なる場合は、めっき製品製造会社からめっき加工会社へと、色の変更等と併せて再度めっきの試料作製の依頼をしていた。ただし、再度の依頼においても、試料についての詳細な指示が無いことが多く、めっき加工会社は、限られた少ない情報に基づいてめっきの試料を再度作製することを強いられていた。通常、少ない情報に基づいて作製される試料は、めっき製品製造会社の要求を満たすことが困難であった。よって、めっき液製造会社及びめっき加工会社と、めっき製品製造会社との間では、一つの製品に対するめっきを決定するまでに、めっきの試料作製の依頼と試料の納品とが多数回行われることが慣例化していた。なお、めっき以外の他の金属被膜についても、同様の問題が生じることがあった。
特開2004−53260号公報
この発明が解決しようとする課題は、例えば、めっき製品製造会社からめっき液製造会社及びめっき加工会社へのめっきの試料作製の依頼回数を低減することができるように、めっき製品製造会社に予め備え付けることのできる、めっきの色及び物性を容易に理解可能な金属被膜見本キットを提供することである。
前記課題を解決するための手段としては、
(1)基材にめっきを形成しためっき見本材と、
前記めっき見本材におけるめっきの物性を記録した物性記録媒体とを備え
前記基材は、めっきをされる部位が鏡面加工、サンドブラスト加工及びヘアライン加工されて成る部位に分かれていることを特徴とする金属被膜見本キット、
(2) 前記物性が、前記めっきの電気的特性、熱的特性、物理的特性、機械的特性及び/又は化学的特性である(1)に記載の金属被膜見本キット、並びに、
(3)前記めっき見本材の観察用鏡を備える(1)又は(2)のいずれか1つに記載の金属被膜見本キット。
この発明よると、金属被膜を形成した金属被膜見本材と、その金属被膜の物性とが集約されているので、以下の利点を有する金属被膜見本キットを提供することができる。
金属被膜の色を観察するときに、従来においてはコンピュータ上に金属被膜の画像、及び色の分析値を表示するなどして電子情報等による解析が行われており、コンピュータの表示限界が観察の限界となっていたのに対して、この発明に係る金属被膜見本キットは、電子情報ではなく金属被膜の実物を観察可能であり、金属被膜に対して様々に光線を投射することによる見え方の変化等も容易に検証可能である。
また、従来は、例えばめっき製品製造会社がめっき試料の物性を独自に測定し、更に新たなめっき試料がめっき加工会社から納品される度に測定していたのに対して、この発明に係る金属被膜見本キットは、例えばめっきの実物を観察しつつ、物性記録媒体に記録されている物性も併せて参照可能であるので、めっきの物性を容易に理解することができる。
図1は、この発明に係る金属被膜見本キットの一実施態様を示す斜視図である。 図2は、この発明に係る金属被膜見本キットの一実施態様の一部拡大図である。
この発明に係る金属被膜見本キットについて、図1に示したこの発明の一実施態様を参照しつつ説明する。なお、図1及び2には、金属被膜の一例であるめっき膜を採用して成る態様を示した。
金属被膜見本キット1は、金属被膜見本材2と、物性記録媒体3とを備えている。また、図1に示されるように、金属被膜見本キット1には、金属被膜見本材2を収容する箱状の見本材収容部4と、蝶番5によって見本材収容部4に連結されて成る内蓋6及び外蓋7とが設けられている。
金属被膜見本材2は、板状でかつ矩形の基材にめっきをされることにより作製することができる。金属被膜見本材2は、見本材収容部4の一端面である設置面8に、めっきをされた面が視認可能なように等間隔で配列されている。図1においては、16枚の金属被膜見本材2を設置した態様を示しているが、この発明に係る金属被膜見本キットにおいては、金属被膜見本材の数、大きさ、形状及び設置する向き等は、使用者が金属被膜見本材のめっき面を正常に観察することができる限り、制限されない。
この発明に係る金属被膜見本キットにおける基材の形状としては、例えば板状でかつ矩形、多角形、円形又は楕円形である態様を挙げることができる。また、基材の材料としては、金属被膜を形成することのできる材料であって、例えばめっき製品製造会社が必要とする材料であれば限定されることはなく、例えば各種ステンレス鋼、鉄、鉄合金、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、亜鉛合金、アルミニウム合金、洋銀、及び、銀等の金属、並びに、セラミックス、プラスチック等を挙げることができる。また、基材の大きさとしては、見本材収容部4の大きさ、めっき製品製造会社が必要とする大きさ、及びこの発明に係る金属被膜見本キットの使用者が視認し易い大きさに応じて決定すれば良く、例えば形状が板状でかつ矩形であれば、20mm×40mm×1mm程度の大きさ、300mm×300mm×1mm程度の大きさ等、様々に変更が可能である。
金属被膜見本材2のめっきに含まれる金属としては、特に制限は無いが、めっき製品製造会社が必要とするめっき、及び、めっき加工会社が保持しているめっき液等に応じて決定することができ、例えばイリジウム、プラチナ、金、ルテニウム、パラジウム、銅、ニッケル、クロム及び亜鉛等の少なくとも一種、並びに、これらの塩、錯塩、及び、合金等を採用することができる。この発明に係る金属被膜見本キットにおいても、金属被膜見本材の金属被膜に含まれる金属としては、上記の金属を採用することができる。
なお、この発明に係る金属被膜見本キットにおいて、めっき以外の金属被膜としては、例えば金属成分を含む塗工物をスパッタリング、刷毛塗り、タンポ塗り、へら塗り、吹付塗り、ホットスプレー塗り、エアレススプレー塗り、静電塗り、ローラ塗り、流し塗り、又は遠心力塗り等により塗工されて形成される被膜を挙げることができる。
また、基材にめっきをする方法としては、湿式めっき及び乾式めっきのいずれであっても良く、例えばスパッタリングによるめっき方法、二酸化炭素超臨界装置によるめっき方法、電気分解に基づく直流電解めっき方法若しくはパルス電解めっき方法、又は、直流交流混合電解に基づく電気めっき方法等を挙げることができる。これらのめっき方法は、公知の装置を公知の使用方法に従って、基材を陰極とし、例えば白金又は白金被覆チタン等を不溶性陽極として、実施されることができる。
金属被膜見本材2を設置する見本材収容部4は、図1においては、直方体形状の箱体であり、金属被膜見本材2が設置される平坦な設置面8を有している。この発明に係る金属被膜見本キットにおいて見本材収容部は、金属被膜見本材を設置可能である限り、種々の態様を採用することができ、例えば板状でかつ矩形を成す金属被膜見本材と略同寸法の短冊状を成し、複数枚の短冊状の見本材収容部を束ねた態様、及び、複数個の金属被膜見本材を設置することができるシート状であって、複数枚のシート状の見本材収容部を冊子の様に綴じた態様等を挙げることができる。金属被膜見本材2の設置面8への設置態様は、着脱自在であっても良く、接着剤等によって固定されていても良い。
見本材収容部4には蝶番5により内蓋6及び外蓋7が取付けられている。内蓋6及び外蓋7は、蝶番5が取付けられる辺を中心にして回動可能であり、設置面8を覆蓋するようにして内蓋6及び外蓋7を閉状態にすれば、金属被膜見本キット1の携帯が容易になる。なお、蝶番5はこの発明に係る金属被膜見本キットにおいて必須の部材ではなく、例えば蝶番を設けることなく、内蓋及び外蓋を見本材収容部に着脱自在に取付ける態様であっても良い。
外蓋7に設けられた記録媒体収容部10に収容されて成る物性記録媒体3は、金属被膜見本材2におけるめっきの物性を記録して成る。図1に示す金属被膜見本キット1においては、物性記録媒体3はCD−ROMとして示しているが、この発明に係る金属被膜見本キットにおいては、金属被膜見本材における金属被膜の物性を記録可能であれば特に制限は無く、例えばフラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク又は紙等を採用することができる。また、記録媒体収容部10は、CD−ROMである物性記録媒体3の大きさに併せて形成された袋状であり、物性記録媒体3を容易に出し入れすることができる。なお、記録媒体収容部の形状及び大きさは、物性記録媒体の形状及び大きさに併せて適宜決定されると良い。
物性記録媒体3に記録されるめっきの物性としては、例えばめっきの電気的特性、熱的特性、物理的特性、機械的特性、及び化学的特性等を挙げることができる。更に具体的に言うと、例えばめっきの接触抵抗、伝導性、高周波特性、及び抵抗特性等の電気的特性、耐熱性、熱伝導性、熱吸収性、及び熱反射性等の熱的特性、面粗度、はんだ離型性、ボンディング性、拡散性、光学特性及び密着性等の物理的特性、硬度、潤滑性、及び耐摩耗性等の機械的特性、並びに、耐食性、耐薬品性、結晶構造、及び組成等の化学的特性等を挙げることができる。この発明に係る金属被膜見本キットの物性記録媒体は、上記物性を全て記録することとしても良く、めっき製品製造会社が必要とする物性を適宜選択して記録することとしても良い。また、上記特性は、例えば接触抵抗測定器、硬度計、走査型電子顕微鏡(SEM)、エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)、誘導結合プラズマ発光分光装置(ICP−AES)、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP−MS)、液体クロマトグラフ、イオンクロマトグラフ、腐食試験機及びキャス試験機等により測定することができる。
内蓋6において、内蓋6を閉じたときに見本材収容部4の設置面8に対向する面には観察用鏡9が取付けられている。観察用鏡9は、金属被膜見本材2を使用者が観察するときに、観察に不要な光線を発する光源と金属被膜見本材2との間に立てることによってその観察に不要な光線を遮断することができると共に、周囲の光線を反射して金属被膜見本材2に投射することができる。観察用鏡9が周囲の光線を金属被膜見本材2に投射した上で観察用鏡9に映った金属被膜見本材2を観察することにより、金属被膜見本材2を直接視認して得られる観察像に比べると、より一層正確な色調等の視覚情報に基づいた観察像を得ることができるので好ましい。
金属被膜見本キット1においては、内蓋6と外蓋7とを設けているが、この発明に係る金属被膜見本キットにおいては、外蓋を設けることなく、内蓋の観察用鏡を取付けた面と反対側の面に記録媒体収容部を設ける態様であっても良い。また、内蓋及び外蓋を両方とも設けることなく、物性記録媒体及び観察用鏡を見本材収容部の付属部品としても良い。
ここで、図2を参照しつつ、金属被膜見本材について更に詳述する。
図2には、図1に示した金属被膜見本キット1の金属被膜見本材2と見本材収容部4とを俯瞰し、更に拡大して示している。図2に示すように、各金属被膜見本材2は、その表面が3つの部位に分かれており、各部位はそれぞれの基材表面が異なる表面加工をされている。図2に示す金属被膜見本材2においては、鏡面加工部位11、サンドブラスト加工部位12、及びヘアライン加工部位13に分かれている。
鏡面加工部位11は基材表面を鏡面加工されて成り、サンドブラスト加工部位12は基材表面をサンドブラスト加工されて成り、ヘアライン加工部位13は基材表面をバフ研磨によりヘアライン加工されて成る。これら3種の加工態様は、めっき製品製造会社からめっき加工会社に対して試料の作製の依頼が生じたときに、基材表面の加工態様として指定されることが多い態様であり、様々な製品の基材表面において採用されている態様である。なお、この発明に係る金属被膜見本キットにおいては、基材表面の加工態様として、鏡面加工、サンドブラスト加工、ヘアライン加工以外にも、バフ研磨によりサテン加工、クロスハッチ加工、及びダイアカット加工等を採用することができ、また、ショットブラスト加工、及びスクラッチ加工等を採用することもできる。
金属被膜見本材2における基材表面の加工態様を分けているのは、基材表面の加工態様によって、その基材上に形成されるめっきの外観が大きく異なるからである。同一のめっき液によってもめっきの外観が異なっていると、めっき製品製造会社がめっきの色及び外観について検討するときに、加工態様を分けることにより、めっき製品製造会社に多数の選択肢が生じることとなるので、好ましい。
金属被膜見本材2のめっきの膜厚としては、基材表面に施される鏡面加工、サンドブラスト加工及びヘアライン加工等の各加工の特徴がめっき表面にも明確に現われる程度であるのが好ましく、例えば0.1〜10μmの膜厚であると良い。また、めっき表面にクラック及び孔が発生していない場合は、めっきの物性測定をし易いので好ましい。なお、この発明に係る金属被膜見本キットにおいては、金属皮膜の形成方法に応じて、形成される膜厚、形成することのできる限界の膜厚、及び、選択される形成方法が工業的な実施に供されるときの最適な膜厚等があるので、それぞれの形成方法に適した膜厚を形成すれば良い。
設置面8の色が金属被膜見本材2の正確な色の観察を阻むような色、例えば蛍光色又はめっきと同系色である場合に比べて、設置面8の色が黒色又はめっきが黒色系であれば白色であると、使用者が金属被膜見本材2の正確な色を観察することができるので、好ましい。また、見本材収容部4には、金属被膜見本材2のめっきが長期間に亘ってその色を保持することができるように、めっきが大気中に露出するのを防止し、かつ金属被膜見本材2を覆蓋する透明のガラス板又はアクリル板を付設しても良い。更に、その透明のガラス板又はアクリル板が紫外線吸収することができる素材であると、金属被膜見本材2のめっきがより一層劣化し難くなるので好ましい。
この発明に係る金属被膜見本キットにおいて金属被膜見本材は、1つの基材の表面が鏡面加工、サンドブラスト加工、及びヘアライン加工されて成る部位に分かれている必要は無く、前記加工態様を少なくとも一つ採用した部位から成るようにしても良く、更に同一の金属被膜を形成した複数個の金属被膜見本材において各基材表面の加工態様が異なるようにしても良い。
以下に、この発明に係る金属被膜見本キットの使用方法及びその作用について、図1を参照しつつ説明する。
先ず、内蓋6及び外蓋7が閉状態である場合は、内蓋6及び外蓋7の蝶番5が取付けられる辺を中心にして内蓋6及び外蓋7を回動させることにより、内蓋6及び外蓋7を開状態にする。つまり、使用者が金属被膜見本材2を視認可能なようにする。
更に、外蓋7に設けられた物性記録媒体3を記録媒体収容部10から取り出す。図1に示す物性記録媒体3はCD−ROMであるので、物性記録媒体3をコンピュータ等により記録されている物性の情報を表示して、使用者にめっきの物性を参照可能な状態にする。なお、物性記録媒体の記録態様が電子的な態様であれば、コンピュータ等の適宜の電子的表示手段を用いれば良く、記録態様が紙等の電子的な態様でなければ、記録されている物性を使用者の手動によって視認可能な状態にすれば良い。
次に、金属被膜見本材2の正確な観察に不要な光線が、金属被膜見本材2に対して投射されている場合は、見本材収容部4の向き等を調整しかつ内蓋6を回動させることによって、観察に不要な光線を発する光源と金属被膜見本材2との間に内蓋6を立てることができる。内蓋6を上記のように立てると、観察に不要な光線を遮光しつつ金属被膜見本材2の観察をすることができるようになる。これにより、周囲から投射される不要な光線を金属被膜見本材2のめっきが乱反射するのを防止することができるので、めっきの色の正確な観察が可能となる。
更に好ましくは、内蓋6によって観察に不要な光線を遮光しつつ、金属被膜見本キット1の周囲の光線を観察用鏡9に反射させることにより、金属被膜見本材2に対して投射することもできる。観察用鏡9で反射した光線を金属被膜見本材2に投射すると、金属被膜見本材2に投射される光線の大部分が、一方向に規制されることとなるので、金属被膜見本材2のめっきが光の乱反射を生じ難くなる。めっきが光の乱反射を生じない場合、使用者はめっきの正確な色を容易に観察することができる。
特に好ましくは、内蓋6によって観察に不要な光線を遮光しつつ、観察用鏡9で反射した光線を金属被膜見本材2に投射した上で、使用者は金属被膜見本材2を観察用鏡9に写して観察することもできる。観察用鏡9に写る金属被膜見本材2を観察すると、観察用鏡9で反射して金属被膜見本材2に投射された光線が更に金属被膜見本材2で反射して使用者に到達する光を直接視覚情報として受け取らずに済むので、使用者は不要な光線及びめっきで反射された光線を受け取ることは無い。結果として、より一層正確なめっきの色を観察することができる。
このようにして、見本材収容部4に設置される金属被膜見本材2を観察しつつ、物性記録媒体3に記録されためっきの物性を参照することにより、使用者はめっきの色とめっきの物性とを容易に理解することができる。よって、従来においては、例えばめっき製品製造会社がめっき加工会社の作製しためっき試料のめっきの色を観察すると共に物性も測定していたが、金属被膜見本キット1を使用することにより、めっき製品製造会社で全ての試料について物性を測定する必要が無くなり、金属被膜見本材2を観察しつつ記録された物性を参照するだけで良い。
この発明に係る金属被膜見本キットは、金属被膜見本材と、その金属被膜見本材における金属被膜の物性とを備えていることにより、コンピュータ等による電子的な情報ではなく実物としての金属被膜見本材が存在しているので金属被膜の色及び見え方等を仔細に観察することができ、例えばめっき製品製造会社がめっきの物性を測定し直す必要も無い。したがって、この発明に係る金属被膜見本キットによって、使用者は、金属被膜の色とその金属被膜の物性とを同時にかつ容易に理解することができる。例えば、めっき製品製造会社にこの発明に係る金属被膜見本キットを予め備え付けておくと、めっき製品製造会社からめっき加工会社へのめっきの試料作製を依頼する前に、金属被膜見本材のめっきの色及びめっきの物性に基づいて依頼しようとする内容を検討することができるので、一つの製品に対するめっきを最終決定するまでの間に、めっきの試料作製の依頼と試料の納品との回数を大幅に低減することができる。更に、めっき製品製造会社からめっき加工会社へのめっきの試料作製の依頼時に、市場で要求されるめっきの色及び物性を、金属被膜見本材及び金属被膜の物性と比較しつつ指示を出すことができるので、試料作製の依頼及び試料作製の円滑化を図ることができる。もっとも、この発明に係る金属被膜見本キットは、めっき製品製造会社だけでなく、めっき加工会社及びめっき液製造会社に備え付けておいても良い。めっき加工会社及びめっき液製造会社にこの発明に係る金属被膜見本キットを備え付けておくと、めっき製品製造会社からめっきの試料作製の依頼があったときに迅速にかつ正確にめっきの試料を作製し、めっき製品製造会社に納品することができる。
この発明に係る金属被膜見本キットは、特に金属被膜がめっきである場合、めっき製品製造会社とめっき加工会社との間でめっきの依頼及び試料の作製が多数回行われる可能性がある場合に、めっき製品製造会社に初回のめっきの依頼を行う前に予め備え付けておくことができ、更にめっき加工会社及びめっき液製造会社が新たなめっき液を作製し、新たなめっきの物性を測定した場合には新たなめっき見本材及び新たな物性を記録した記録媒体を追加することができる。更に、この発明に係る金属被膜見本キットは、めっき以外の金属被膜を形成する必要がある場合にも適用することができる。
1 金属被膜見本キット
2 金属被膜見本材
3 物性記録媒体
4 見本材収容部
5 蝶番
6 内蓋
7 外蓋
8 設置面
9 観察用鏡
10 記録媒体収容部
11 鏡面加工部位
12 サンドブラスト加工部位
13 ヘアライン加工部位

Claims (3)

  1. 基材にめっきを形成しためっき見本材と、
    前記めっき見本材におけるめっきの物性を記録した物性記録媒体とを備え
    前記基材は、めっきをされる部位が鏡面加工、サンドブラスト加工及びヘアライン加工されて成る部位に分かれていることを特徴とする金属被膜見本キット。
  2. 前記物性が、前記めっきの電気的特性、熱的特性、物理的特性、機械的特性及び/又は化学的特性である請求項1に記載の金属被膜見本キット。
  3. 前記めっき見本材の観察用鏡を備える請求項1又は2のいずれか1項に記載の金属被膜見本キット。
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