JP5501150B2 - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、両眼立体視における画質調整技術に関する。
近年、デジタルテレビ等の表示装置には、ユーザに立体を知覚させることができる画像を提示するものがある。ユーザに対して視覚的に立体を知覚させるためには、様々な方式がある。例えば、注視点までの距離を変更した際に両目に生じる輻輳にあわせて提示する画像を変化させる方式や、被写体との位置関係により左眼及び右眼に生じる見え方の違い(両眼視差)を再現した画像を左眼及び右眼それぞれに提示する方式がある。
現在販売されている所謂3Dテレビは両眼視差を利用した方式が用いられており、左眼用及び右眼用の画像が1フレームごとに切り替えられて表示される。ユーザは例えばリフレッシュレートと同期して左右の液晶シャッタの開閉を交互に切り替えるメガネを用いて、表示された画像を立体として知覚することができる。
ユーザが実際に物体を見るように注視点を移動可能である、輻輳により立体を知覚させる方式とは異なり、両眼視差を利用する方式では注視点の距離はユーザの眼から画像の提示面までの距離に固定される。即ち、両眼視差を利用する方式では、提示する立体の奥行きによって画像のシャープネスや明度、コントラスト等の画質を調整することにより、視聴者に注視点の移動を擬似的に再現して知覚させることができる。例えばユーザが、ユーザの眼と画像の提示面との中点を注視している状態を再現するために、ユーザの眼の付近や提示面付近に存在するように知覚させる立体については、画像がぼけるように画質を調整すればよい。
特許文献1には、異なる奥行き方向の位置にあるように知覚される複数の立体に対し、注視させたい立体以外の立体の表示鮮明度を低くするように画像処理を適用することで、遊技者の注視点を制御する技術が開示されている。
また、特許文献2には、3次元表示用の両眼画像に含まれる主要被写体の視差量Δxを算出し、視差量が視差量Δxとなるようなオブジェクトを作成して3次元表示用画像に重ねることで、主被写体とともにオブジェクトを3次元表示する手法が開示されている。
特開2005−177076号公報 特開2010−56737号公報
両眼視差を利用する方式を用いた場合、例えば立体視用の映像コンテンツの視聴に当たって、ユーザは所望の注視点までの距離(焦点距離)を保った視聴を行うことができる。即ち、絞りを用いて撮像した映像やCG映像等の、被写界深度が深い左眼用及び右眼用の映像コンテンツが入力された場合は、例えばユーザは背景を注視して視聴したり、手前に存在する人物を注視して視聴したりすることが可能である。例えば手前に存在する人物を注視して視聴する場合、表示される立体のうち、当該人物とは異なる奥行きを有するオブジェクトのシャープネス、明度、コントラスト等の画質パラメータを低下させるようにユーザは画質調整を行えばよい。
しかしながら、例えば立体視用の映像コンテンツの視聴にあたって、ユーザが所望の焦点距離で視聴を行うため、奥行きの情報ごとに立体表示されるオブジェクトの画質を調整する場合、次のような問題があった。即ち、オブジェクトの奥行きの情報を視聴者が正確に把握することができないために、目的のオブジェクトとは異なるオブジェクトの画質を調整してしまい、視聴者は所望の焦点距離で視聴を行うための画質調整操作に時間を要してしまうことがあった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、両眼立体視において所望のオブジェクトを容易に特定して画質調整を行うことを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の表示装置は、以下の構成を備える。
両眼視差を利用してオブジェクトを立体表示する表示手段を備える表示装置であって、左眼用及び右眼用の画像内のオブジェクトの奥行きの情報を取得する取得手段と、画質を調整する奥行き範囲及び画質調整パラメータを受信する受信手段と、左眼用及び右眼用の画像内の奥行き範囲に対応する領域について、画質調整パラメータに従い画質を調整する調整手段と、奥行き範を示す所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を生成する生成手段と、を備え、表示手段は、生成手段により生成された所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を、画質調整がなされた左眼用及び右眼用の画像とともに表示することを特徴とする。
このような構成により本発明によれば、両眼立体視において所望のオブジェクトを容易に特定して画質調整を行うことを可能とする。
本発明の実施形態に係るデジタルテレビ100の機能構成を示すブロック図。 実施形態に係る画質調整処理のフローチャート。 実施形態に係る飛び出し量の範囲を説明するための図。 実施形態に係る飛び出し量の範囲及び画質を調整するパラメータを設定するためのGUIの例。 実施形態に係る飛び出し量の範囲を示すオブジェクトを示した図。 実施形態に係る飛び出し量の範囲を示すオブジェクトの立体表示例。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、表示装置の一例としての、両眼視差を利用してオブジェクトを立体表示可能なデジタルテレビに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、両眼視差を利用してオブジェクトを立体表示することが可能な任意の機器に適用可能である。また、本明細書において「飛び出し量」とは、立体として知覚されるオブジェクトが、両眼立体視用の画像を表示するするデジタルテレビの画像提示面から、ユーザの眼の方向に飛び出しているように知覚される度合いを表す。なお、飛び出し量は、飛び出しているように知覚されるオブジェクトと画像提示面との距離を表す情報ではなく、画像提示面と視聴するユーザの眼との距離に対する割合を表す情報である。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルテレビ100の機能構成を示すブロック図である。
制御部101は、例えばCPUであり、デジタルテレビ100が備える各ブロックの動作を制御する。具体的には制御部101は、ROM102に記憶されているデジタルテレビ100の各ブロックの動作プログラムを読み出し、後述するRAM103に展開して実行することによりデジタルテレビ100の各ブロックの動作を制御する。ROM102は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、デジタルテレビ100の各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を記憶する。またROM102は、入力される画像に重畳表示される画質設定用のGUIデータやオブジェクトの基本モデルデータが記憶されている。RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、デジタルテレビ100が備える各ブロックの動作プログラムの展開領域や、各ブロックの動作において出力されたデータの一時的な記憶領域として用いられる。また、本実施形態ではRAM103には、後述する画像受信部104が受信した左眼用及び右眼用の画像が一時的に記憶される。
画像受信部104は、左眼用及び右眼用の画像を取得するブロックである。本実施形態では、例えばPC等で生成されたCG画像が入力されるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限らず、両眼立体視用の画像及び映像コンテンツであってもよい。なお、本発明は、奥行き(飛び出し量)の範囲ごとに知覚されるオブジェクトの画質を調整することで、上述したような両眼視差を利用した方式における注視点の移動をユーザに知覚させることができる効果を奏する。このような効果は、画像受信部104に入力される両眼立体視用のコンテンツの被写界深度が深さに比例して、注視点の奥行き方向の移動範囲が広くなる。即ち、入力される両眼立体視用のコンテンツがCGやピンホールカメラ等で撮像された映像等、被写界深度が深いコンテンツである場合は合焦している奥行きの範囲で注視点の移動を再現できる。受信した左眼用及び右眼用の画像は、奥行き算出部105に出力されて後述する飛び出し量の情報を算出される。また、左眼用及び右眼用の画像はRAM103に出力されて一時的に格納される。
奥行き算出部105は、入力された左眼用及び右眼用の画像から、画像に含まれるオブジェクトごとに飛び出し量の情報を算出する。具体的には、立体表示に用いられる左眼用及び右眼用の画像間の像のずれ(視差)から、ユーザに知覚される飛び出し量は算出することができ、視差が大きいほど飛び出し量は大きくなる。奥行き算出部105は、左眼用及び右眼用の画像を比較し、当該2つの画像のそれぞれにおいて同一オブジェクトであると判断した像の位置から飛び出し量を算出し、2つの画像の全オブジェクトについて飛び出し量を算出する。これにより、制御部101は、デジタルテレビ100に入力された左眼用及び右眼用の画像を用いて両眼立体視を行った際に、当該画像に含まれるオブジェクトがユーザにより知覚される飛び出し量を把握することができる。
操作入力部106は、ユーザからの操作入力を解析して制御部101に伝送する。操作入力部106は、例えばリモートコントローラをユーザが操作することにより当該リモートコントローラから送信された信号を受信し、当該信号を解析してユーザによりなされた操作を制御部101に伝送する。なお、操作入力部106はデジタルテレビ100が備える各種ボタンをユーザが操作することにより送信される信号も解析可能であってよい。本実施形態では、ユーザは後述する表示部110に表示される、飛び出し量の範囲及び画質パラメータの調整項目を指定するGUIを見ながらリモートコントローラを操作して、立体表示されるオブジェクトの画質を調整するものとする。
オブジェクト生成部107は、調整の対象となる飛び出し量の範囲を示すオブジェクトを生成するブロックである。オブジェクト生成部107は、制御部101によりROM102から読み出されたオブジェクトの基本モデルデータが入力され、オブジェクト生成部107は左眼用及び右眼用の画像に新たに表示するオブジェクトモデルを生成する。具体的には、オブジェクト生成部107は、ユーザにより指定された飛び出し量の範囲の長さ分の奥行きを有するように基本モデルデータを変形する。オブジェクトの基本モデルデータは、本実施形態では奥行きの長さ情報が変更可能な円柱モデルを用いて説明するが本発明の実施はこれに限らない。即ち、本オブジェクト生成部107で生成されるオブジェクトは、飛び出し量の範囲を示すことが可能なオブジェクトであればよく、例えば形状や大きさ等がユーザにより変更可能なオブジェクトであってもよい。
さらに、オブジェクト生成部107は、変形して得られた新たなオブジェクトモデルが、ユーザにより指定された飛び出し量の範囲に立体として表示されるよう、当該オブジェクトの左眼用及び右眼用の画像を生成して後述する合成部109に出力する。
画像処理部108は、ユーザにより画質調整の指示を操作入力部106から制御部101が受け付けた際に、ユーザにより指定された飛び出し量の範囲に知覚されるオブジェクトの画質を、指定されたパラメータに従って画質を調整するブロックである。具体的には、画像処理部108は制御部101によりRAM103から読み出されて入力された左眼用及び右眼用の画像のうち、奥行き算出部105により算出された飛び出し量がユーザにより指定された飛び出し量の範囲に含まれるオブジェクトの領域を抽出する。そして画像処理部108は、当該抽出した左眼用及び右眼用の画像の領域それぞれに対し、ユーザにより指定された画質のパラメータに従って画質の調整を行う。画質のパラメータは、上述したようにシャープネス、明度、及びコントラスト等のパラメータが想定されるが、本実施形態ではユーザは明度の情報を変更可能であるものとして説明する。
合成部109は、デジタルテレビ100に入力された左眼用及び右眼用それぞれの画像に対し、オブジェクト生成部107で生成されたオブジェクトの左眼用及び右眼用それぞれの画像が重畳するように合成するブロックである。即ち、合成部109で生成された左眼用及び右眼用それぞれの合成画像を表示した場合、ユーザはデジタルテレビ100に入力された画像により知覚されるオブジェクトに加え、オブジェクト生成部107で生成された新たなオブジェクトを知覚できる。
合成にあたり、オブジェクト生成部107で生成された新たなオブジェクトの左眼用及び右眼用の画像は、飛び出し量の情報に従って前後関係を考慮して合成されるものとする。具体的には、当該新たなオブジェクトよりも飛び出し量の大きいオブジェクトがデジタルテレビ100に入力された画像に存在する場合は、当該飛び出し量の大きいオブジェクトにより新たなオブジェクトが遮蔽されるように合成するものとする。なお、ユーザに画質調整の指示を受け付けた場合は、デジタルテレビ100に入力された左眼用及び右眼用の画像ではなく、画像処理部108により画質調整された左眼用及び右眼用の画像が合成部109に入力され、合成処理に用いられるものとする。また合成部109は、飛び出し量の範囲及び画質パラメータの調整項目を設定するGUIデータも、左眼用及び右眼用の画像それぞれに合成して表示するものとする。
表示部110は、例えばLCD等の表示手段であり、合成部109から出力された左眼用及び右眼用の合成画像を、例えば1フレーム毎に切り替えて表示する。なお、画質調整を行わない場合は、表示部110はRAM103に記憶されているデジタルテレビ100に入力された左眼用及び右眼用の画像が表示される。
(画質調整処理)
このような構成をもつ本実施形態のデジタルテレビ100の画質調整処理について、図2のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。当該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えばROM102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、RAM103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本画質調整処理は、例えばユーザが立体画像コンテンツを視聴中に画質調整メニューを選択したことを操作入力部106が検出した際に開始されるものとして説明する。
S201で、制御部101は、画像受信部104が受信した左眼用及び右眼用の画像を奥行き算出部105に伝送し、それぞれの画像に含まれるオブジェクトについて飛び出し量を奥行き算出部105に算出させる。本実施形態では、飛び出し量の範囲をユーザに対して図3のように手前、中央、奥の3段階に分類するものとし、奥行き算出部105は左眼用及び右眼用それぞれの画像内のオブジェクトについて、飛び出し量が当該3段階のいずれに分類されるかを決定する。なお、本実施形態では飛び出し量の範囲を上述した3段階に分類するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限らず、分類する数及びその範囲の大きさは任意の値に変更可能である。
S202で、制御部101は、現在ユーザにより選択されている飛び出し量の範囲を示すオブジェクトモデルをオブジェクト生成部107に生成させる。具体的には、まず制御部101はROM102に記憶されているオブジェクトの基本モデルデータを読み出してオブジェクト生成部107に伝送する。さらに制御部101は、現在ユーザにより選択されている飛び出し量の範囲を示す情報をオブジェクト生成部107に伝送する。オブジェクト生成部107は、制御部101の指示により、入力された基本モデルデータが現在ユーザにより選択されている飛び出し量の範囲の長さ分の奥行きを有するように変形し、新たなオブジェクトモデルを生成する。
なお、ユーザは飛び出し量の範囲を、表示部110に表示される図4のようなGUIデータにより選択する。当該GUIデータの表示中に、ユーザは、例えばリモートコントローラ等で操作により、GUIデータにおいて飛び出し量の範囲
S203で、制御部101は、S202で生成された新たなオブジェクトモデルが、現在ユーザにより選択されている飛び出し量の範囲に存在するように知覚される、左眼用及び右眼用の画像をオブジェクト生成部107に生成させる。例えばオブジェクト生成部107は、新たなオブジェクトモデルを現在ユーザにより選択されている飛び出し量の範囲の所定の位置に配置し、ユーザの両眼に見立てた、眼間距離分離れて構成される2つのカメラを定義する。そして、当該2つのカメラ位置により得られる新たなオブジェクトモデルの2次元画像を、それぞれ左眼用及び右眼用の画像として生成すればよい。生成された新たなオブジェクトに係る左眼用及び右眼用の画像は、合成部109に出力される。
S204で、制御部101は、デジタルテレビ100に入力された画像において、現在ユーザにより選択されている飛び出し量の範囲に存在するように知覚されるオブジェクトに対する画質調整の指示がなされているか否かを判断する。具体的には、制御部101は操作入力部106により画質調整の指示入力があるか否かを判断する。制御部101は、画質調整の指示がなされている場合は処理をS205に移し、なされていない場合は処理をRAM103に記憶されているデジタルテレビ100に入力された左眼用及び右眼用の画像を合成部109に出力して処理をS206に移す。
S205で、制御部101は、RAM103に記憶されているデジタルテレビ100に入力された左眼用及び右眼用の画像を画像処理部108に出力し、ユーザにより選択された飛び出し量の範囲のオブジェクトの画像内の領域について画質調整を行う。具体的には、画像処理部108は制御部101の指示により、当該画像内の領域に対し、ユーザにより設定された画質のパラメータ(明度)で画質調整を行う。例えば現在選択されている飛び出し量の範囲が「中央」である場合は、画像処理部108は、入力された左眼用及び右眼用の画像のうち、奥行き算出部105により飛び出し量の範囲が「中央」に分類された画像内の領域を、設定された明度パラメータで補正する。制御部101は、画質調整を行った左眼用及び右眼用の画像を画像処理部108から合成部109に出力させて処理をS206に移す。
S206で、制御部101は、合成部109にデジタルテレビ100に入力されたコンテンツに係る左眼用及び右眼用それぞれの画像と、S203で生成された新たなオブジェクトに係る左眼用及び右眼用それぞれの画像とを合成させる。また制御部101は、合成部109に飛び出し量の範囲及び画質を調整するパラメータをユーザに設定させるためのGUIデータも左眼用及び右眼用それぞれの画像に合成させる。
そしてS207で、制御部101は、合成部109により合成された左眼用及び右眼用それぞれの合成画像を表示部110に伝送し、表示させる。なお、本画質調整処理は、ユーザが立体画像コンテンツを視聴中に画質調整メニューを選択している間、繰り返し実行されるものとする。
このように、現在ユーザにより選択されている飛び出し量の範囲に、図5のように飛び出し量の範囲を示すオブジェクトが知覚されるため、ユーザは画質調整を行いたい所望のオブジェクトを容易に指定することができる。なお、図5(a)、(b)、(c)はユーザにより飛び出し量の範囲として手前、中央、奥のそれぞれが選択された場合に、飛び出し量の範囲を示す円柱オブジェクトが立体表示される位置を示した図である。
なお、本実施形態の説明において、画質調整を行う飛び出し量の範囲をユーザに示すために、オブジェクトを生成して重畳する方法について説明したが、本発明の実施はこれに限らない。本実施形態では、GUIデータは通常の2次元画像として最前面に表示されるものとして説明したが、例えば図6(a)に示すようにGUIデータをテクスチャとするオブジェクトが選択されている飛び出し量の範囲に知覚されるように立体表示してもよい。また、図6(b)のように、GUIデータをテクスチャとするオブジェクト及び、上述した飛び出し量の範囲を示すオブジェクトとを提示させてもよい。
また、本実施形態では全ての飛び出し量の範囲について、全ての画質調整パラメータの変更が可能であるものとして説明したが、例えば画質調整パラメータごとに設定可能な飛び出し量の範囲が定められていてもよい。このようにユーザが調整可能なパラメータを限定することで、飛び出し量によって画質調整の効果が少ないものを除外してユーザに提示することができる。
また、上述した実施形態では両眼立体視用の画像が入力されるものとして説明したが、本発明はこの形態に限らず、例えばデジタルテレビ100自身が立体視に用いる左眼用及び右眼用の画像を生成して表示する構成であっても構わない。即ち、制御部101は、予め記憶された3次元モデルを所定の3次元的位置に配置し、ユーザの両眼に見立てて定義された、眼間距離分離れて構成される2つのカメラから得られる2次元画像を、左眼用及び右眼用の画像として生成し、表示部110に表示させる。デジタルテレビ100がこのように構成される場合、ユーザにより指定された飛び出し量の範囲にオブジェクトを配置させて表示可能なことは、容易に理解されよう。
以上説明したように、本発明の表示装置は両眼視差を利用して立体表示されたオブジェクトとともに、ユーザにより選択されている奥行きの範囲に新たなオブジェクトを立体表示させる。具体的には表示装置は、入力された左眼用及び右眼用の画像の視差から、当該画像に含まれるオブジェクトごとに奥行きの情報を算出し、ユーザにより設定された奥行きの範囲に含まれるオブジェクトの画像内の領域を、指定された調整パラメータで画質調整する。このとき、ユーザにより設定された奥行きの範囲を明確にするために、当該奥行きの範囲に新たなオブジェクトが立体表示されるように当該新たなオブジェクトの左眼用及び右眼用の画像を生成する。そして、表示装置に入力された左眼用及び右眼用それぞれの画像と、新たなオブジェクトの左眼用及び右眼用それぞれの画像を合成し、表示手段に表示する。
このようにすることで、ユーザは立体表示されるオブジェクトを奥行きの範囲ごとに画質調整する際に、画質調整を行うオブジェクトを容易に選択することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 両眼視差を利用してオブジェクトを立体表示する表示手段を備える表示装置であって、
    眼用及び右眼用の画像内のオブジェクトの奥行きの情報を取得する取得手段と、
    画質を調整する奥行き範囲及び画質調整パラメータを受信する受信手段と、
    記左眼用及び右眼用の画像内の前記奥行き範囲に対応する領域について、前記画質調整パラメータに従い画質を調整する調整手段と、
    前記奥行き範囲を示す所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を生成する生成手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記生成手段により生成された前記所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を、前記画質調整がなされた左眼用及び右眼用の画像とともに表示することを特徴とする表示装置。
  2. 両眼視差を利用してオブジェクトを立体表示する表示手段を備える表示装置であって、
    左眼用及び右眼用の画像内のオブジェクトの奥行きの情報を取得する取得手段と、
    画質を調整する奥行き範囲及び画質調整パラメータを受信する受信手段と、
    前記左眼用及び右眼用の画像内の前記奥行き範囲に含まれるオブジェクトについて、前記画質調整パラメータに従い画質を調整する調整手段と、
    前記奥行き範囲を示す所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を生成する生成手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記生成手段により生成された前記所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を、前記画質調整がなされた左眼用及び右眼用の画像とともに表示することを特徴とする表示装置。
  3. 前記所定のオブジェクトは、前記奥行き範囲の長さ分の奥行きを有するオブジェクトであることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記画質調整パラメータは、シャープネス、明度、及びコントラストの少なくともいずれかのパラメータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 両眼視差を利用してオブジェクトを立体表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、
    取得手段が、左眼用及び右眼用の画像内のオブジェクトの奥行きの情報を取得する取得工程と、
    受信手段が、画質を調整する奥行き範囲及び画質調整パラメータを受信する受信工程と、
    調整手段が、前記左眼用及び右眼用の画像内の前記奥行き範囲に対応する領域について、前記画質調整パラメータに従い画質を調整する調整工程と、
    生成手段が、前記奥行き範囲を示す所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を生成する生成工程と、
    記表示手段が、前記生成工程において生成された前記所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を、前記画質調整がなされた左眼用及び右眼用の画像とともに表示する表示工程と、を備えることを特徴とする表示装置の制御方法。
  6. 両眼視差を利用してオブジェクトを立体表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、
    取得手段が、左眼用及び右眼用の画像内のオブジェクトの奥行きの情報を取得する取得工程と、
    受信手段が、画質を調整する奥行き範囲及び画質調整パラメータを受信する受信工程と、
    調整手段が、前記左眼用及び右眼用の画像内の前記奥行き範囲に含まれるオブジェクトについて、前記画質調整パラメータに従い画質を調整する調整工程と、
    生成手段が、前記奥行き範囲を示す所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を生成する生成工程と、
    前記表示手段が、前記生成工程において生成された前記所定のオブジェクトを立体表示する左眼用及び右眼用の画像を、前記画質調整がなされた左眼用及び右眼用の画像とともに表示する表示工程と、を備えることを特徴とする表示装置の制御方法。
  7. 前記所定のオブジェクトは、前記奥行き範囲の長さ分の奥行きを有するオブジェクトであることを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置の制御方法。
  8. 前記画質調整パラメータは、シャープネス、明度、及びコントラストの少なくともいずれかのパラメータであることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法。
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