JP5498538B2 - 無線通信方法、システムおよび装置 - Google Patents

無線通信方法、システムおよび装置 Download PDF

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Description

本開示は、無線通信に関する。
周波数利用効率の向上のため、例えば3GPPで策定されるLTE(Long Term Evolution)、次世代PHS(XGP)、およびWiMAXなどの近年のセルラーシステムでは、隣接セルで同一の周波数帯が使用されている。このようなシステムにおいて、FDMA(Frequency Division Multiple Access)またはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式を用いる場合、同一の周波数を使用することで干渉が生じてしまう。よって、基地局ではFFR(Fractional Frequency Reuse)と呼ばれる周波数の割当て方法を用いる。
特表2009−510967号公報 特開2011−55497号公報
FFRは、基地局が形成するセルの境界付近であるセルエッジに存在する端末に割当てる周波数と、セル中心の端末に割当てる周波数とを分ける。セル中心に存在する端末用に割当てる周波数は、隣接セルでも周波数を再利用し、セルエッジに存在する端末用に割当てる周波数は、隣接セルで周波数が重ならないように割当てる。これにより、セル中心に存在する端末は互いに距離が離れているため干渉が生じず、セルエッジに存在する端末は、他の端末と距離が近接しているが異なる周波数を用いるため干渉が生じない。
しかし、FFRでは、各セルのセルエッジでは、干渉を避けるために別々の周波数を割当てるため、第1端末と第2端末とが離れたセルエッジに存在し、互いに干渉する可能性が低い場合でも、同じ周波数を割当てられないという問題がある。結果として、どの端末にも割当てられていない周波数が多く存在するため、周波数の効率利用の観点から好ましくない。
本発明の一観点は、周波数の利用効率を向上させることができる無線通信方法、システムおよび装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る無線通信方法は、第1基地局と通信する第1端末が第1周波数で送信する第1データ信号の第1信号強度を、前記第1基地局とは異なる前記第2基地局が測定する。続いて、前記第1信号強度が第1閾値以下であるかどうか、および、前記第1基地局とは異なる第2基地局と通信する第2端末が該第1基地局から送信された参照信号を受信するときの第2信号強度が第2閾値以下であるかどうかを判定する。続いて、前記第1信号強度が前記第1閾値以下であり、かつ前記第2信号強度が前記第2閾値以下である場合、前記第2端末に前記第1周波数で第2データ信号を送信させる第1指示を該第2端末に送信する。続いて、前記第2端末に前記第1周波数で前記第2データ信号を送信させることを示す割当情報を、前記第1基地局および前記第2基地局に接続される集約装置に通知する。続いて、前記第1基地局において該第2データ信号が送信されることにより被る干渉が第3閾値以上となる場合、前記割当情報を参照して前記第2端末に前記第1周波数での前記第2データ信号の送信を中止させる第2指示を前記第2基地局に送信する。
第1の実施形態に係る無線通信システムの概念図。 (a)各セルで用いる周波数帯を示す図と、(b)基地局が形成するセルと端末との位置関係の概念図。 第1の実施形態に係る基地局を示すブロック図。 第1の実施形態に係る基地局の動作を示すシーケンス図。 第2の実施形態に係る無線通信システムの概念図。 第2の実施形態に係る無線通信システムを示すブロック図。 第2の実施形態に係る無線通信システムを示すシーケンス図。 第3の実施形態に係る無線通信システムの基地局を示すブロック図。 アップリンクAAS部の詳細を示すブロック図。 第3の実施形態に係る集約装置に格納されるテーブルの一例を示す図。 第3の実施形態に係る基地局の判定処理を示すフローチャート。 集約装置に接続する基地局と集約装置に接続されない基地局とが存在する場合の概念図。 端末数と行列式の値との関係性を示す図。 第4の実施形態に係る基地局の判定処理を示すフローチャート。 第5の実施形態に係る無線通信システムを示すブロック図。 第5の実施形態に係る無線通信システムの動作を示すシーケンス図。 スケジューリング部における割当て端末決定方法を説明する図。
以下、図面を参照しながら本開示の一実施形態に係る無線通信方法、システムおよび装置について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行なうものとして、重ねての説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る無線通信システムの概念図について図1を参照して説明する。
無線通信システム100は、無線基地局(以下、単に基地局という)101、基地局151、無線端末(以下、単に端末という)102、および端末152を含む。図1の例では、基地局101はセル103を形成し、基地局151はセル153を形成し、基地局101と基地局151とは同一の周波数帯を用いると想定する。端末102は、セル103内に存在して基地局101と通信する。また、端末152は、セル153内に存在して基地局151と通信する。
なお、本実施形態では、アップリンクを想定して説明する。また、簡単のため、基地局が2つの場合で、各基地局が形成するセルに1つの端末がセルエッジに存在する場合を想定するが、3以上の基地局が存在してもよく、複数の端末がセルエッジに存在してもよい。セルエッジは、セルの境界付近を示す。
次に、本実施形態にかかる周波数割当て方法の概念について図2を参照して説明する。
図2(a)は、各セルで用いる周波数帯を示し、図2(b)は、基地局が形成するセルと端末との位置関係の概念図を示す。図2(b)に示すように、セル201−1、セル201−2およびセル201−3の3つのセルが形成されると想定する。また、FFRを用いる方式では、セルの中心に存在する端末に割当てる周波数(以下、セル中心周波数と呼ぶ)202と、セルエッジに存在する端末に割当てる周波数(以下、セルエッジ周波数と呼ぶ)203とが、端末のセル内での位置に応じて割当てられる。
図2(a)を参照すると、セル中心周波数202は、各セル201で共通である。セルエッジ周波数203は、セル201−1では周波数204−1がセルエッジ周波数として優先的に割当てられ、セル201−2では周波数204−2がセルエッジ周波数として優先的に割当てられ、セル201−3では周波数204−3がセルエッジ周波数として優先的に割当てられる。
また、端末102と端末152とは、異なるセル201−1およびセル201−2にそれぞれ存在するため、基本的に異なるセルエッジ周波数が割当てられる。本実施形態では、図2(b)に示すように、端末102と端末152とが互いに離れて存在している場合は、端末102にセルエッジ周波数204−1が割当てられていても、端末152に、セルエッジ周波数204−1、すなわち波線で囲まれた周波数205を割当てることができる。
次に、第1の実施形態に係る基地局について図3のブロック図を参照して説明する。
第1の実施形態に係る基地局300は、干渉測定部301、復調部302、判定部303、端末割当部304、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)生成部305、変調部306および負荷指標(OI:Overload Indicator)生成部307を含む。
干渉測定部301は、他のセルに属する端末から送信された物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)を受け取り、受信信号強度を測定する。
復調部302は、自身のセルに属する端末から送信されたPUSCHを受け取って復調し、RSRP(Reference Signal Received Power)を抽出する。RSRPについては後述する。
判定部303は、干渉測定部301から受信信号強度を、復調部302から自身のセルに属する端末からRSRPをそれぞれ受け取る。判定部303は、受信信号強度が閾値以下であるかどうか、およびRSRPの値が閾値以下であるかどうかを判定する。他のセルに属する端末からの受信信号強度が閾値以下であり、かつRSRPの値が閾値以下である割当て対象端末が存在する場合に、割当て対象端末を示す判定結果を得る。
端末割当部304は、判定部から判定結果を受け取り、割当て対象端末に、他セルに属する端末に割り当てられたセルエッジ周波数を使用してデータを送信させる指示を生成する。
PDCCH生成部305は、端末割当部304から指示を受け取り、割当て対象端末に送信するPDCCHを生成する。
変調部306は、PDCCH生成部305からPDCCHを受け取り、PDCCHに対して変調を行ない外部に送信する。
OI生成部307は、判定部303から他のセルに属する端末からの受信信号強度が閾値よりも大きいことを示す判定結果を受け取り、干渉が増大したことを示すOIを他の基地局へ送信する。
次に、第1の実施形態に係る基地局の動作について図4のシーケンス図を参照して説明する。ここでは、基地局101が、端末102にセル201−1において優先的に使用されるセルエッジ周波数(以下、便宜上、他セルエッジ周波数という)を割当てており、基地局151が、端末152に端末102と同一の他セルエッジ周波数を割当てようとする場合を想定する。
なお、FFRにより周波数が端末に割当てられており、各基地局は、どのセルでどの周波数がセルエッジ周波数に割当てられているかを認識しているとする。具体的には、各基地局は、セルエッジ周波数として例えばリソースブロック(RB)番号と、周波数を優先的に用いるセルのセルIDとが周知されるとする。
ステップS401では、基地局151の干渉測定部301が、端末102が使用している周波数の干渉電力を測定する。干渉電力を測定する方法は、端末102が基地局101に送信するデータのチャネル、例えばLTEでは、PUSCHの電力を測定すればよい。このとき、基地局151は、未だ端末152に他セルエッジ周波数を割当てていないので、例えばRSSI(Received Signal Strength Intensity)を測定すればよい。また、IoT(Interference over thermal noise)などを用いてもよい。
ステップS402では、基地局151の判定部303が、干渉電力が閾値以下であるかどうかを判定する。干渉電力が閾値以下であれば自身のセルで端末に他セルエッジ周波数を割当てても問題ないと判定し、ステップS403へ進む。干渉電力が閾値よりも大きければ、基地局151は他のセルが優先的に使用する別のセルエッジ周波数が使用可能であるかどうかのサーチを行なう。
ステップS403では、基地局151および基地局101が、セル固有の参照番号を通知する信号であるCRS(Cell specific Reference Signal)をダウンリンクで端末に送信する。なお、図4では、CRSは、ステップS403のタイミングで送信例を示すが、基地局から定期的に送信される。
ステップS404では、端末152は、各基地局から受け取ったCRSの端末における受信電力を示す信号であるRSRPを接続先の基地局へ送信する。なお、CRSは定期的に送信されるため、RSRP送信のタイミングはこのステップでなくてもいつでも実施可能である。
ステップS405では、基地局151の端末割当部304が、自身のセル内に存在する端末の中で、端末102が行なう送信に干渉を及ぼさず、他セルエッジ周波数が割当可能な端末である割当て対象端末が存在するかどうかを検出する。割当て対象端末の検出方法は、例えば、端末ごとにRSRPの値と閾値とを比較し、RSRPの値が閾値以下であればステップS406に進む。RSRPの値が閾値よりも大きい場合は、基地局151は、他の割当て対象端末を検出するか、他セルエッジ周波数の割当てを中止する。ここでは、割当て対象端末として端末152が検出されたと想定する。
ステップS406では、基地局151の端末割当部304が、端末152に他セルエッジ周波数に割当てるため、他セルエッジ周波数でデータを送信するように指示を生成し、PDCCH生成部307がPDCCHを生成して端末152へ送信する。
ステップS407では、端末152が、PDCCHで指示されたタイミングで、他セルエッジ周波数でデータを送信する。端末152からのデータ送信は、PUSCHで行えばよい。なお、PUSCHは、接続先である基地局151だけではなく、基地局101にも到達する。ここで、端末102が優先的に割り当てられている他セルエッジ周波数で基地局101へPUSCHを送信すると仮定する。
ステップS408では、基地局101および基地局151が、PUSCHの受信状態から、端末152の他セルエッジ周波数への割当てが適切であるかどうかを判定する。具体的には、基地局101および基地局151の判定部303が、自身のセルエッジに割当てるセルエッジ周波数の干渉電力を測定し、干渉電力の値が閾値よりも大きいかどうかを判定する。干渉電力の値が閾値以下であれば、割当が適切であると判定しそのまま処理を続ける。干渉電力の値が閾値よりも大きければ、ステップS409に進む。
ステップS409では、基地局101の負荷指標生成部306は、LTEで規定されているOIを基地局151を含む周辺の基地局へ通知する。これにより、基地局151による他セルエッジ周波数への端末152の割当てが適切でないことが各基地局で知ることができる。
ステップS410では、基地局151が、他セルエッジ周波数への端末152の割当てを中止する。以上で第1の実施形態に係る基地局の動作を終了する。
なお、ステップS409およびステップS410において、基地局101からのOIを基地局151が受信することにより、他セルエッジ周波数への割当て対象端末の割当てを中止したが、基地局151の判定部303が干渉電力を測定してもよい。基地局151は、干渉電力の値が閾値よりも大きければ、他セルエッジ周波数への割当て対象端末の割当てを中止すればよい。
以上に示した第1の実施形態によれば、互いに干渉が生じない端末の組み合わせを検出することで、他セルでセルエッジ用に割当てられている周波数を別のセルでも使用することができ、優先的に割当てられた他セルに属する端末への干渉を避けつつ、周波数の利用効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、基地局は干渉が増大したことを示すOIを周辺の基地局に通知していたが、第2の実施形態では、各基地局に接続される集約装置が、他セルエッジ周波数を割当てた基地局に対してOIの指示を送信する点が異なる。
第1の実施形態では、他セルエッジ周波数を割当てた後に、優先的に他セルエッジ周波数が割り当てられていた他のセルに属する端末に対する干渉が増大した場合、どの基地局の割当て処理によって干渉が増大したかがわからないため、周辺の基地局にOIを通知する必要がある。このため、OIのオーバーヘッドが増大してしまい、周辺の基地局すべてで、他セルエッジ周波数の使用が制限されることになる。一方、第2の実施形態では、各セルの割当情報を管理する集約装置により、干渉を増大させる割当てを行なった基地局を特定してOIを送信することができるので、周波数の使用制限を一部に限定することができ、OIのオーバーヘッドを削減することができる。
第2の実施形態に係る無線通信システムの概念図について図5を参照して説明する。
第2の実施形態に係る無線通信システム500は、基地局101、基地局151、端末102、端末152および集約装置501を含む。基地局101、基地局151、端末102および端末152は、第1の実施形態とほぼ同様の通信を行なう。
集約装置501は、基地局101および基地局151と接続され、どの端末にどの周波数を割当てたかを示す割当情報を管理して通信を制御する。割当情報は、具体的に、例えばセルID、各セルにおける周波数割当てに関する情報、他セルエッジ周波数を割り当てた周波数と割り当てた端末との情報を含む。
次に、第2の実施形態に係る無線通信システムについて図6のブロック図を参照して説明する。
第2の実施形態にかかる無線通信システム600は、基地局300および集約装置601を含む。
基地局300は、図3に示す基地局とほぼ同様であるが、端末割当部304が割当情報を集約装置に送る点と、OI生成部307が、生成したOIを他の基地局ではなく集約装置に送信される点とが異なる。
集約装置601は、格納部602、判定部603および通知部604を含む。
格納部602は、基地局101および基地局151から割当情報を受け取って格納する。また、予めFFRによる各基地局のセルの識別子であるセルIDとセルで用いられるセルエッジ周波数の情報とを格納する。セルエッジ周波数の情報としては、リソースブロック(RB)番号が挙げられる。
判定部603は、基地局からOIを受け取った場合、格納部602に格納される割当情報を参照して、どの基地局の割当てが不適切であるかを判定し、不適切な割当てを行なった基地局のIDを抽出する。
通知部604は、セルIDとセルエッジ周波数の情報とを各基地局に通知する。また、判定部から不適切な割当てを行なった基地局のIDを受け取り、IDが示す基地局に他セルエッジ周波数の割当てを中止する旨の指示を送信する。
次に、第2の実施形態に係る無線通信システムについて図7のフローチャートを参照して説明する。図4と同様に、基地局101が、端末102にセル103におけるセルエッジ周波数を優先的に割当てており、基地局151が、端末152に端末102と同一の他セルエッジ周波数を割当てようとする場合を想定する。
ステップS701では、集約装置501が、各基地局のセルの識別子であるセルIDとセルで用いられるセルエッジ周波数の情報とを各基地局に送信する。ここで送信されるセルエッジ周波数の情報としては、例えばリソースブロック(RB)番号が挙げられる。
ステップS702からステップS706は、図4に示すステップS401からステップS405と同様であるので、ここでの説明を省略する。
ステップS707では、基地局151が、端末152に他セルエッジ周波数を割当てる指示を含むPDCCHを端末152へ送信すると共に、端末152を割当てたことを示す割当情報を集約装置501へ送信する。集約装置501の格納部602は、割当情報を受け取って格納する。
なお、集約装置501への通知は、基地局151から端末152へのPDCCHの送信と同時でなくともよく、PDCCHの送信に対して前後してもよい。
ステップS708およびステップS709は、図4に示すステップ407およびステップS408と同様であるため、ここでの説明を省略する。
ステップS710では、基地局101が、セルエッジ周波数において干渉が増大したことを示すOIを集約装置501に通知する。なお、基地局151は、OIによらずセルエッジ周波数ごとの干渉に関する情報を含む他の信号を集約装置501へ送信してもよい。
ステップS711では、集約装置501の判定部603が、OIまたは同等の情報を含む信号を受け取った場合、セルごとに、このOIを受け取る前に別の基地局が端末を他セルエッジ周波数に割当てたかどうかを検出する。別の基地局が端末を他セルエッジ周波数に割り当てている場合はステップS711に進み、別の基地局が端末を他セルエッジ周波数に割り当ていない場合は、別のセルでのセルエッジ周波数について同様の判定を行なう。ここでは、ステップS707において、集約装置501の判定部603は、基地局151が端末152に他セルエッジ周波数を割当てたことを示す情報が通知されているため、集約装置501は、基地局151の割当て処理が不適切であると判定することができる。
ステップS712では、集約装置501の通知部が、基地局151にOIを通知する。なお、OIに限らず、セルエッジ周波数ごとの干渉の状態を表す情報であればよい。
ステップS713では、集約装置501からOIおよび同等の情報を受け取った基地局151が、端末151以外の端末を他セルエッジ周波数に割当てるか、または他セルエッジ周波数への端末の割当てを中止する。
なお、第2の実施形態では、各セルでセルエッジ周波数として優先的に割り当てられる周波数(RB)は、固定の場合を説明したが、これに限らず動的に設定されてもよい。例えば、自身のセルで優先されるセルエッジ周波数を変更する場合は、各基地局は、集約装置501へセルエッジ周波数として用いたい周波数を通知すればよい。この通知には、例えばLTEで規定されているHII(High Interference Indicator)を用いればよく、HIIと同様の機能を有する信号を用いてもよい。HIIまたは同様の機能を有する信号を受け取った集約装置は、セルエッジ周波数として希望した周波数が別のセルで優先的に使用されていれば、HIIを送信した基地局に対して希望した周波数が使用不可である旨の情報を送信する。この情報は、OIおよび同等の信号を用いればよい。このようにすることで、各セルでセルエッジ用に割当てる周波数は、互いに重なることなく動的に変化させることができる。
以上に示した第2の実施形態によれば、各セルの割当情報を管理する集約装置により、干渉を増大させる割当を行なった基地局を特定して負荷指標を送信することができるので、周波数の使用制限を一部に限定することができ、OIがブロードキャストされることによるオーバーヘッドを削減することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、基地局が複数のアンテナを用いたアンテナ指向性のデジタル制御を可能とするAAS(Adaptive Antenna System)を備える点が異なる。AASの特徴としては、複数のアンテナを用いて干渉を低減することができる点である。「アンテナ数−1」まで干渉を低減することができる(これを自由度と呼ぶ)ため、同一の周波数にアンテナ数と同じ数の端末を多重することができる。低減可能な干渉は、その受信レベルを問わないため、干渉電力が高い場合でも自由度以下であれば干渉を低減することができる。なお、以下では、基地局のアンテナ数はすべて2であると仮定する。
第3の実施形態に係る無線通信システムの基地局について図8のブロック図を参照して説明する。
第3の実施形態に係る無線通信システムの基地局800は、干渉測定部301、復調部302、判定部303、端末割当部304、PDCCH生成部305、変調部306、OI生成部307、アンテナ801−1、アンテナ801−2、無線受信部802−2、無線受信部802−2、およびアップリンクAAS部803を含む。
干渉測定部301、復調部302、判定部303、端末割当部304、PDCCH生成部305、変調部306およびOI生成部307は、第1の実施形態と同様の処理を行なうので、ここでの説明は省略する。
アンテナ801−1およびアンテナ801−2は、外部からの信号を受信して受信信号を得る。
無線受信部802−1および無線受信部802−2は、アンテナ801−1およびアンテナ801−2からそれぞれ受信信号を受け取り、受信信号に対して信号処理を行ない、デジタル受信信号を得る。ここで、信号処理は、一般的な信号処理であり、例えばダウンコンバート、フィルタリング、増幅およびAD変換などを行なう。
アップリンクAAS部803は、無線受信部802−1および無線受信部802−2からデジタル受信信号を受け取り、被干渉低減AAS処理を行ない、被干渉低減されたデジタル受信信号を得る。
次に、アップリンクAAS部803の詳細について図9のブロック図を参照して説明する。
アップリンクAAS部803は、DFT部901−1、DFT部901−2、ウェイト計算部902およびウェイト適用部903を含む。
DFT部901−1およびDFT部901−2は、無線受信部802−1および無線受信部802−2からそれぞれデジタル受信信号を受け取り、デジタル受信信号に対して離散フーリエ変換を行なう。なお、必ずしもDFT処理後にAAS処理を行なう必要はないが、LTEでは周波数軸上での信号処理を前提としてシステム設計されているため、本実施形態では、DFTを適用した周波数軸上での処理を想定する。
ウェイト計算部902は、DFT部901−1およびDFT部901−2からDFT処理されたデジタル受信信号を受け取り、アップリンクAASのウェイト値を計算する。
ウェイト適用部903は、ウェイト計算部902からウェイト値を、DFT部901−1およびDFT部901−2からDFT処理されたデジタル受信信号をそれぞれ受け取る。ウェイト適用部903は、DFT処理されたデジタル受信信号にウェイト値を適用し、ASS処理信号を得、後段の復調部302へ送る。
ここで、具体的なウェイト計算処理について説明する。
アンテナ801−1およびアンテナ801−2で受信する受信信号をそれぞれx、xとし、これらをまとめたベクトルをx=[x,xとすると、アップリンクAASのウェイトは式(1)のように計算できる。
Figure 0005498538
但し、Rxxおよびrxrは、参照信号の相関行列および相関ベクトルであり、式(2)および式(3)のように表すことができる。
Figure 0005498538
ここで、dは、伝搬路や雑音の影響を受けていない参照信号、E( )は、アンサンブル平均である。アンサンブル平均は、実際には計算することができないため、変動が少ない時間軸や周波数軸での平均で代用すればよい。また、各変数における( )は複素転置、( )は複素共役、( )は転置を示す。
次に、第3の実施形態に係る集約装置の格納部に格納されるテーブルの一例について図10を参照して説明する。
図10のテーブルは、各セル(各基地局)で各周波数にどれだけ端末を割当てているかを示すテーブルであり、各基地局からの割当情報に基づいて生成され、格納部602に格納される。具体例としては、例えば周波数100は、セルAで1つの端末に割当てられ、周波数200は、セルA、セルBおよびセルCでそれぞれ1つの端末に割当てられる。すなわち、周波数100では、例えばセルAからの干渉が多い場合でも、周波数100に割り当てられている端末数は「1」なので、2アンテナのASSを備える基地局であれば、端末に周波数100を割当てることができる。
第3の実施形態に係る無線通信システムの動作は、図7に示す第2の実施形態に係る無線通信システムの動作とほぼ同様であるが、ステップS703が異なる。
第3の実施形態に係る基地局のステップS703の判定処理について図11のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1101では、干渉電力が閾値以下であるかどうかを判定する。干渉電力が閾値以下であればステップS1104に進み、干渉電力が閾値よりも大きければステップS1102に進む。
ステップS1102では、周辺のセルにおけるセルエッジ周波数に割当てられた端末数が閾値以下であるかどうかを判定する。割当てられた端末数が閾値以下であれば、ステップS1104に進み、割当てられた端末数が閾値よりも多ければ、ステップS1103に進む。
ステップS1103では、端末を割当てることが不可能と判定する。
ステップS1104では、端末を割当てることが可能と判定する。例えば集約装置501は、基地局151へセルエッジ周波数が割当て可能であることを示す情報を通知する。以上、ステップS703の処理を終了する。これにより、集約装置501が、基地局がAASを備えており、干渉電力が高くても自由度以下であれば、セルエッジ周波数に端末を割り当てることができる。
なお、集約装置501から各基地局に対し、周辺のセルにおけるセルエッジ周波数に割当てられた端末数の通知を行なう場合は、上述のテーブルを作成した時点で通知してもよいし、ステップS703の処理後に各基地局へ通知してもよい。
なお、図10に示すテーブルは、各基地局からの割当情報を集計して作成する例を示すが、基地局が割当て可能だと判定した結果を用いて「割当て可能性」を集約装置に通知し、集約装置が「割当て可能性」からテーブルを生成してもよい。すなわち、割当て可能と判定した結果を集約装置に通知し、集約装置は、割当て可能性として例えば「1」とテーブルに格納すればよい。これにより、各基地局が割当てを判定するステップS706と同じタイミングで、AASの自由度を考慮した割当て可否の判定をすることができるので、集約装置に格納されるテーブルと実際の割当て結果との差分を最小にすることができる。
以上に示した第3の実施形態によれば、AASを備えた基地局では、受信した干渉電力が高くても、干渉の数、すなわち端末数が自由度以下であれば、その周波数にユーザを多重することができ、周波数の利用効率を向上させることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、集約装置に接続する基地局と集約装置に接続されない基地局とを考慮する点が上述の実施形態と異なる。第4の実施形態によれば、集約装置に接続されない基地局が存在する場合でも、他のセルのセルエッジで使用される周波数を割当て可能な端末に割当てることができ、周波数の利用効率を向上することができる。
集約装置に接続する基地局と集約装置に接続されない基地局とが存在する一例について図12を参照して説明する。
図12は、第4の実施形態で想定される無線通信システム1200であり、図5に示す第2の実施形態に係る無線通信システム500に加え、集約装置501に接続されない基地局1201と、基地局1201が形成するセル1203内に存在し、基地局1201に接続される端末1202とを含む。
ここで、基地局101に接続する端末102が周波数100を使用中であり、基地局1201に接続する端末1202も周波数100を使用中であると想定する。この時、基地局1201は集約装置と接続されていないため、上述の図10に示すテーブルには、セル1203に関する端末の割当情報は格納されない。単純にテーブルを参照して、周波数100に割当てられる端末と基地局151のアンテナ数とを比較する場合には、基地局151は端末1201から干渉を強く受けていたとしても、端末1201の存在に気づかず周波数100に端末152を割当ててしまう可能性がある。端末152に周波数100を割当ててしまうと、割当てられた端末数の合計が3となり、自由度を超えてしまうため、干渉によってはパケット誤りが発生する。
そこで第4の実施形態では、基地局の復調部が相関行列を計算し、相関行列から得られる情報を用いることにより、基地局に端末を追加する余裕があるかどうかを判定する。相関行列から得られる情報とは、具体的には例えば相関行列の行列式の値である。一般的には、相関行列は自身のセルで端末を割当てた場合に、信号の復調のために計算するが、第4の実施形態では、端末を割当てていない周波数でも相関行列を計算する。
次に、端末数と行列式の値との関係性について図13を参照して説明する。
図13は、横軸がAASの行列式の値を示し、縦軸が行列式の累積密度関数(CDF:Cumulative Density Function)を示し、端末数が1つの場合のグラフ1301と端末数が2つの場合のグラフ1302を示す。相関行列の行列式は、アンテナ数以上であると大きな値となるが、アンテナ数以下の場合は小さくなることがわかっている。
図13に示すように、2つの端末から信号を受けている場合は、行列式の値はある程度大きな値になるが、1つの端末から信号を受けている場合は、行列式の値は小さくなる。よって、行列式の値に閾値(例えば0.5)を設けることにより、基地局は、行列式の値が閾値よりも大きければ端末数は2つであり、これ以上端末を追加する余裕がないと判定することができる。一方、行列式の値が閾値以下であれば、端末数は1つであり、基地局は、端末を追加できる可能性が高いと判定することができる。
次に、第4の実施形態に係る基地局のステップS703の判定処理について図14のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1401では、基地局の判定部303が、干渉電力が閾値以下であるかどうかを判定する。干渉電力が閾値以下であればステップS1402に進み、干渉電力が閾値よりも大きければステップS1405に進む。
ステップS1402では、基地局の判定部303が、集約装置が把握している割り当てられた端末数が閾値以下であるかどうかを判定する。この判定は、集約装置501からの周辺のセルにおけるセルエッジ周波数に割当てられた端末数の通知に基づいて判定すればよい。集約装置が把握している割当てられた端末数が閾値以下である場合は、ステップS1403に進み、集約装置が把握している割当てられた端末数が閾値よりも大きい場合は、ステップS1404に進む。
ステップS1403では、基地局で受けている干渉数がアンテナ数未満であるかどうか、すなわち行列式の値が閾値以下であるかどうかを判定する。基地局で受けている干渉数がアンテナ数未満である場合は、ステップS1405に進み、基地局で受けている干渉数がアンテナ数以上であれば、ステップS1404に進む。
ステップS1404では、端末を割当てることが不可能と判定する。
ステップS1405では、端末を割当てることが可能と判定する。以上で基地局のステップS402の判定処理を終了する。
なお、本実施の形態では相関行列の行列式から干渉数を判定したが、相関行列から干渉数を把握する方法はこれに限らず、例えば固有値分解を行なって相関行列の固有値を計算し、固有値の大きさから干渉数を判定してもよい。
また、第4の実施形態では、集約装置に接続されていない基地局からの干渉数を把握するために行列式の値を用いたが、集約装置に接続されている基地局からの干渉数を把握するためにも用いることができる。また第4の実施形態では、基地局が端末を割当てていない場合の相関行列から干渉数を判定しているが、式(1)から式(3)で示したように、基地局でユーザを割当て、ユーザからの信号を復調する際に適用したAASで計算される相関行列を用いて干渉数を判定してもよい。
さらに、通常AASのウェイトを計算する際には、式(2)の対角成分にある値を加え、式(2)が逆行列を持つように、すなわち式(2)の行列式を強制的に大きくしてから式(1)を計算する手法が取られることがある(Diagonal loading法ともいう)。このとき、式(2)の対角成分に値を加えた相関行列の行列式は明らかに大きな値を持つため、式(2)の対角成分に値を加える前の相関行列の値から行列式を計算することが望ましい。
さらに、上述した実施形態ではFFRを前提として説明したが、SFR(Soft Frequency Reuse)を前提とした場合にも適用可能である。
SFRでは初期設定として全ての周波数に端末を割当てるが、あるセルでセルエッジに存在する端末に割当てる周波数では、その他のセルのセルエッジに存在する端末に割当てないようにして干渉を回避する。しかしながら干渉が問題にならないことは必ずしも補償されないため、セルエッジの端末が干渉を受けてしまう場合がある。このため、例えば第1セルでセルエッジの端末に優先的に使用されている優先周波数を第2セルで使用する場合は、第2セルで割当てる端末と第1セルとの間の伝搬路情報に対応する値、例えばRSRPを集約装置へ通知する。そして、第1セルのセルエッジに存在する端末の干渉が大きくなった場合は、集約装置はその周波数を使用している第1セル以外のセルで割当てられている端末のうち、最もRSRPの大きい、つまり、第1セルへ干渉を与えやすい端末が存在するセルを形成する基地局に対し、リソース開放の指示を出す。あるいは、各セルはRSRPの値でなく、割当てられた端末のRSRPが閾値を超えたかどうかの1ビットの信号を周波数ごとに集約装置に通知してもよい。
一度リソースを開放した後、再度ユーザが割当てられるかどうかは、上述の実施形態で説明したようなステップを行うことにより端末を追加して割当てることができる。さらに、上述の実施形態では、あるセルのセルエッジ用の優先周波数において、別のセルの端末を追加して割当てる方法について説明したが、優先度を付ける周波数には必ずしもセルエッジの端末を割当てなくてもよく、セル中心の端末を割当て、その端末に優先度を与えて他のセルでの割当てを行なってもよい。
以上に示した第4の実施形態によれば、AASの相関行列から行列式の値を求めることにより、集約装置に接続していない基地局に接続する端末から干渉があった場合でも、端末を追加可能かどうかを判定することができ、干渉を避けつつ周波数の利用効率を向上させることができる。
(第5の実施形態)
上述の実施形態では、あるセルのセルエッジ周波数において、他のセルに存在する端末を割当てるかどうかの判定は基地局が行なっている。第5の実施形態では、集約装置が、基地局が希望する端末の割当て、つまりスケジューリング結果を収集し、集約装置が互いの干渉状態を考慮して端末の割当てを決定する点が上述の実施形態と異なる。
第5の実施形態に係る無線通信システムについて図15のブロック図を参照して説明する。
第5の実施形態に係る無線通信システム1500は、基地局1501および集約装置1551を含む。
基地局1501は、干渉測定部301、復調部302、判定部303、端末割当部304、PDCCH生成部305、変調部306、OI生成部307および希望割当生成部1502を含む。干渉測定部301、復調部302、判定部303、PDCCH生成部305、変調部306およびOI生成部307は同様の動作を行なうのでここでの説明は省略する。
希望割当生成部1502は、判定部303から判定結果を受け取り、仮の割当て結果を生成する。
端末割当部304は、上述の実施形態とほぼ同様の動作を行なうが、集約装置501から割当情報を受け取り、割当情報に従って、端末に他セルエッジ周波数を割り当てる点が異なる。
集約装置1551は、判定部603、通知部604およびスケジューリング部1552を含む。判定部603および通知部604は、第2の実施形態と同様の動作を行なうので説明を省略する。
スケジューリング部1552は、基地局1501から仮の割当て結果を受け取り、実際に周波数を割当てることができる割当て端末を決定する。
次に、第5の実施形態に係る無線通信システムの動作について図16のシーケンス図を参照して説明する。
ステップS1601およびステップS1602では、ステップS704およびステップS705と同様の処理を行なうので説明は省略する。
ステップS1603では、基地局1501が、RSRPの値を集約装置1551へ送信する。
ステップS1604では、基地局1501の希望割当生成部1502が、基地局1501が割当てる予定の端末に関する情報を仮割当て結果として、集約装置1551に送信する。
ステップS1605では、集約装置1551のスケジューリング部1552が、実際に周波数を割当てることができる割当て端末を決定する。
ステップS1606では、集約装置1551が、割当て端末の情報を含む割当て結果を各基地局1501に送信する。
ステップS1607では、基地局1501−1および基地局1501−2が、集約装置1551から受信した割当て結果に従い、PDCCHを端末102および端末152にそれぞれ送信する。
ステップS1607では、端末が、割当てられた周波数でデータを送信する。以上で、無線通信システムの動作を終了する。
次に、スケジューリング部1552における割当て端末決定方法について図17を参照して説明する。
集約装置1551に、基地局1501−1、1501−2および1501−3が接続され、各基地局に端末1701−1、1701−2および1701−3がそれぞれ接続される。
まず、基地局がAASを備えていない場合について説明する。
いま、端末1701−1に最も優先度があるとすると、集約装置は、端末1701−1に周波数を割当てることを確定する。そして、端末1701−1が接続する基地局1501−1に大きな干渉を与える可能性のある端末1701−2に同一の周波数を割当てないと決定する。
ここで、干渉電力が大きいかどうかは、ステップ1602で通知されたRSRPで判定すればよい。次に、残った端末1701−3に着目する。端末1701−3は基地局1501−1に与える干渉が少なく、かつ端末1701−1が基地局1501−3に与える干渉も少ないために周波数を割当てることが可能と判定する。この判定も同様に、干渉を与える可能性があるかどうかをRSRPで判定すればよい。
このように、集約装置1551は基地局1501から送付された仮の割当て結果から、実際の割当て結果、つまり、端末1701−1と端末1701−3とを割当てることを示す情報を基地局に送信する。割当て結果を受信した基地局1501は、ステップS1607で端末に割当てを行なえばよい。
次に、基地局がAASを備えている場合について説明する。
AASを備えている場合は、アンテナ数まで端末を多重することができる。よって、図17の例では、端末1701−2は基地局1501−1に大きな干渉を与える可能性があると判定されても、基地局1501−1が2アンテナのAASを備えていれば、端末1701−2と端末1701−1とに同一の周波数を割当てることができる。このように、AASを備えている基地局がある場合、集約装置は、干渉電力が大きくても、その干渉の数がアンテナ数未満であれば端末を割当て可能と判定できる。
なお、アンテナ数は一定であると考えられるため、基地局1501のアンテナ数に関する情報を予め集約装置1551に格納してもよいし、基地局1501から集約装置1551へメッセージとして通知することも可能である。
また、集約装置1551に接続していない基地局に接続する端末からの干渉を受けている場合は、集約装置1551は、AASのアンテナ数を考慮した割当てを行うことができないが、第4の実施の形態で説明した手法を用いればよい。具体的には、ステップS1604で仮の割当て結果を通知する際、基地局は、前回に計算したPUSCHにおける相関行列の値、または相関行列の値から判定した割当て結果、およびSINRなどの指標を集約装置に通知する。
集約装置は、前回の割当て結果を知っているため、これらの結果より、各基地局が集約装置に接続していない基地局に対して接続する端末から干渉を受けているかどうかを判定することができる。
さらに、第5の実施形態では判定処理は全て集約装置1551が行なっているが、集約装置がRSRPなどの情報を集めて基地局1501に送信し、判定の一部を基地局1501で行なってもよい。
以上に示した第5の実施形態によれば、集約装置は、同一の周波数を割当てる際に、集約装置に接続していない基地局に接続している端末からの干渉を受ける場合でも、その干渉の有無を判定し、かつ基地局のAASの能力まで鑑みて端末割当てが可能になるため、干渉を避けつつ周波数の利用効率を向上させることができるリソース割当てが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,500,600,1200,1500・・・無線通信システム、101,151,300,800,1201,1501・・・基地局、102,152,1202・・・端末、103,153,201,1203・・・セル、202・・・セル中心周波数、203・・・セルエッジ周波数、204・・・周波数、301・・・干渉測定部、302・・・復調部、303・・・判定部、304・・・端末割当部、305・・・PDCCH生成部、306・・・変調部、307・・・OI生成部、501,601,1551・・・集約装置、602・・・格納部、603・・・判定部、604・・・通知部、801・・・アンテナ、802・・・無線受信部、803・・・アップリンクAAS部、901・・・DFT部、902・・・ウェイト計算部、903・・・ウェイト適用部、1301,1302・・・グラフ、1502・・・希望割当生成部、1552・・・スケジューリング部。

Claims (7)

  1. 第1基地局と通信する第1端末が第1周波数で送信する第1データ信号の第1信号強度を、前記第1基地局とは異なる第2基地局が測定し、
    前記第2基地局が、前記第1信号強度が第1閾値以下であるかどうか、および、前記第2基地局と通信する第2端末が該第1基地局から送信された参照信号を受信するときの第2信号強度が第2閾値以下であるかどうかを判定し、
    前記第1信号強度が前記第1閾値以下であり、かつ前記第2信号強度が前記第2閾値以下である場合、前記第2基地局が、前記第2端末に前記第1周波数で第2データ信号を送信させる第1指示を該第2端末に送信し、
    前記第2端末に前記第1周波数で前記第2データ信号を送信させることを示す割当情報を、前記第1基地局および前記第2基地局に接続される集約装置格納し、
    前記第1基地局において該第2データ信号が送信されることにより被る干渉が第3閾値以上となる場合、前記集約装置が、格納された前記割当情報を参照して前記第2端末に前記第1周波数での前記第2データ信号の送信を中止させる第2指示を前記第2基地局に送信することを具備することを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記第1基地局および前記第2基地局は複数のアンテナをそれぞれ具備し、
    前記第1信号強度が前記第1閾値よりも大きい場合、かつ前記第1周波数を利用する端末数が前記第2基地局に備わる複数のアンテナの数未満であれば、前記第2基地局が、前記第1指示を前記第2端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 前記第1基地局および前記第2基地局は複数のアンテナをそれぞれ具備し、
    前記第2基地局の前記複数のアンテナで受信された信号から生成される相関行列に基づいて、該第2基地局の第1周波数における干渉数を決定し、
    前記第1信号強度が前記第1閾値よりも大きい場合、かつ前記第2基地局の第1周波数における干渉数が前記第2基地局に備わる複数のアンテナの数未満であれば、前記第2基地局が、前記第1指示を前記第2端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  4. 前記干渉数を決定することは、前記相関行列の行列式の値と第4閾値とを比較し、該値が該第4閾値よりも小さければ、前記第2基地局に備わる前記複数のアンテナの数未満であると決定することを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
  5. 第1基地局と通信する第1端末が第1周波数で送信する第1データ信号の第1信号強度を、前記第1基地局とは異なる前記第2基地局が測定し、
    前記第2基地局が、前記第1信号強度が第1閾値以下であるかどうか、および、前記第2基地局と通信する第2端末が該第1基地局から送信された参照信号を受信するときの第2信号強度が第2閾値以下であるかどうかを判定した判定結果を生成し、
    前記第2基地局が、前記判定結果に基づいて前記第1周波数への割り当てを希望する第2端末を示す仮の割当て結果を生成し、
    前記第1基地局および前記第2基地局に接続される集約装置が、前記判定結果および前記仮の割当て結果を格納し、
    前記集約装置が、前記仮の割当て結果に基づいてスケジューリングを行ない、実際に割当てる端末を示す割当て結果を生成し、
    前記集約装置が、前記割当て結果を前記第1基地局および前記第2基地局に通知することを特徴とする無線通信方法。
  6. 第1基地局と、該第1基地局とは異なる第2基地局と、該第1基地局と該第2基地局と接続される集約装置とを具備する無線通信システムであって、
    前記第2基地局は、
    第1基地局と通信する第1端末が第1周波数で送信する第1データ信号の第1信号強度を測定する測定部と、
    前記第1信号強度が第1閾値以下であるかどうか、および、該第1基地局とは異なる第2基地局と通信する第2端末が該第1基地局から送信された参照信号を受信するときの第2信号強度が第2閾値以下であるかどうかを判定する判定部と、
    前記第1信号強度が前記第1閾値以下であり、かつ前記第2信号強度が前記第2閾値以下である場合、前記第2端末に前記第1周波数で第2データ信号を送信させる第1指示を生成する生成部と、を具備し、
    前記集約装置は、
    前記第2端末に前記第1周波数で前記第2データ信号を送信させることを示す割当情報を格納する格納部と、
    前記第1基地局において第2データ信号が送信されることにより被る干渉が第3閾値以上となる場合、前記割当情報を参照して前記第2端末に前記第1周波数での前記第2データ信号の送信を中止させる第2指示を前記第2基地局に送信する通知部とを具備することを特徴とする無線通信システム。
  7. 自装置とは異なる第1基地局と通信する第1端末が第1周波数で送信する第1データ信号の第1信号強度を測定する測定部と、
    前記第1信号強度が第1閾値以下であるかどうか、および、前記自装置と通信する第2端末が前記第1基地局から送信された参照信号を受信するときの第2信号強度が第2閾値以下であるかどうかを判定する判定部と、
    前記第1信号強度が前記第1閾値以下であり、かつ前記第2信号強度が前記第2閾値以下である場合、前記第2端末に前記第1周波数で第2データ信号を送信させる第1指示を該第2端末に送信する第1送信部と、を具備し、
    前記第1基地局において前記第2データ信号が送信されることにより被る干渉が第3閾値以上となる場合、前記第2端末による前記第1周波数での前記第2データ信号の送信を中止させることを特徴とする無線通信装置。
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