JP5497928B1 - 軸接合器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手を濡らさず(汚さず)に、容器外に軸に備えられた抽出対象物(ティーパック等)を取り出せ、又、容器を密封することで軸を手で掴めない状態において、抽出対象物(ティーパック等)の抽出時間を短縮させる。
【解決手段】軸(棒)を取り付ける取り付け部分2を備え、且つ、容器蓋に固定すること事が出来る固定可能部分4を備えた軸接合器具1aであり、取り付け部分に取り付ける軸が、抽出対象物を備えた軸又は抽出対象物を備え付ける機能を備えた軸であることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】軸(棒)を取り付ける取り付け部分2を備え、且つ、容器蓋に固定すること事が出来る固定可能部分4を備えた軸接合器具1aであり、取り付け部分に取り付ける軸が、抽出対象物を備えた軸又は抽出対象物を備え付ける機能を備えた軸であることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本願発明は、軸(棒)を取り付ける取り付け部分を備え、且つ、容器蓋に固定すること事が出来る固定可能部分を備えた軸接合器具に関するものである。
成分の抽出時間を短縮させる為に、ティーパック等の抽出対象物に軸を備え付けて、前記軸を手で使って掻き回すことが出来るものや、軸に掻き混ぜ部分を設けて水中を掻き回す軸は存在するが、これらの軸には、容器蓋に固定する機能は備えていない。
本願発明軸接合器具は、手を濡らさず(汚さず)に、容器外に軸に備えられた抽出対象物(ティーパック等)を取り出せることを第一の課題とし、又、容器を密封することで軸を手で掴めない状態において、抽出対象物(ティーパック等)の抽出時間を短縮させることを第二の課題とする。
上記課題を解決する為に、軸(棒)を取り付ける取り付け部分を備え、且つ、容器蓋に固定すること事が出来る固定可能部分を備えた軸接合器具を作成する。
又、前記取り付け部分に取り付ける軸が抽出対象物を備えた軸又は抽出対象物を備え付ける機能を備えた軸であることを特徴とする軸接合器具を作成する。
更に、前記取り付け部分が、前記軸を首振りさせる機能(首振り機能)及び/又は前記軸を回転させる軸機能(回転機能)を備えたことを特徴とする軸接合器具を作成することにより本願発明の効果が発揮できる。
軸(棒)を取り付ける取り付け部分を備え、且つ、容器蓋に固定すること事が出来る固定可能部分を備えた軸接合器具を作成する。又、前記取り付け部分に取り付ける軸が抽出対象物を備えた軸又は抽出対象物を備え付ける機能を備えた軸であることを特徴とする請求項1記載の軸接合器具を作成する。この効果を下記に述べる。
前記軸(棒)が備えた機能の一例として特許公開2003−063562には、ティーパックに軸(棒)を備えさせる手段で、ティーパックを深く浸漬させたうえで、前記軸を手に持って手動で掻き混ぜることで抽出時間を短縮させることを課題にしています。
この場合、上記ティーパックが備えた軸(棒)を容器蓋に固定することが出来る軸接合器具を作成する事で、前記容器蓋に前記軸が固定されることにより、容器を密封したことにより前記軸を手に持って手動で掻き混ぜられない状態においても、容器を揺り動かす手段で、前記軸によって浸漬させたティーパックを手動で掻き混ぜるのと同じ効果を与えることが出来る。 以下においてティーパックを備えた前記軸(棒)を容器蓋に固定することによる効果を述べる。
この状態(ティーパックを備えた前記軸を容器蓋に固定した状態)で円を描いて容器を揺り動かすと、容器内に回転水流が発生する。前記軸の先端を前記容器蓋に固定した場合は、前記軸の末端に備えられたティーパックは、この回転水流による水流効果により掻き混ぜるのと同じ効果を与えられて抽出時間を短縮することが可能となる。
又、既成のティーパックは成分抽出後に膨張するので、抽出後は、ペットボトルの様な口幅の狭い容器からの取り出しが困難である。軸を備えたティーパックにおいて、前記軸を容器蓋に固定させることで、濡れている軸やティーパックで手を濡らす(汚す)ことなく、容器蓋をつまんで成分抽出後のティーパックを容器から引き抜いて取り出すことが可能である。その他、抽出対象物を備えていない軸を容器蓋に設けることについての効果は、0051項で詳しく説明する。
次に、前記取り付け部分が、前記軸を首振りさせることが出来る機能(首振り機能)及び/又は前記軸を回転させることが出来る機能(回転機能)を備えたことを特徴とする軸接合器具作成する。この効果を下記に述べる。尚、首振り機能及び回転機能の定義の詳細については、0048項で説明する。
0009項で述べた軸を、本願発明軸接合器具を用いて容器蓋に固定することで、前記軸が首振り機能を持つので、0011項で述べた回転水流により、前記軸に備え付けられたティーパックは容器蓋を支点として公転回転する事が出来る。この公転回転によりティーパックの抽出時間が短縮される。
又、前記軸を本願発明軸接合器具を用いて容器蓋に固定することで、前記軸が回転機能を持つので、0011項で述べた回転水流により、前記軸に備え付けられたティーパックは軸を中心に自転回転する事が出来る。この自転回転によりティーパックの抽出時間が短縮される。
尚、前記軸に首振り機能と回転機能の両方を備えさせることが出来る軸接合器具を作成して前記軸を容器蓋に固定した場合、前記軸に備え付けられたティーパックは、公転回転に加えて自転回転を行う事が出来るので、この双方の回転効果で、ティーパックの抽出時間が短縮される。
実施例1では本願発明軸接合器具1についてペットボトルキャップ専用に使う圧入ジョイント1aについて説明する。
圧入ジョイント1aとは、内側に軸7を取り付ける取り付け部分を備え、且つ、外側をペットボトルキャップ5の底面に装着して固定することが出来ることを特徴とするペットボトルキャップ用圧入軸固定器具の事である。以下において、図を用いて説明する。
図1で示すように既成のペットボトルキャップ5の底面には閉める際に、その外周がペットボトルの口に密着挿入固定されることにより水漏れを防止する内輪突起物6が設けられているものが多い。
実施例1で示す形態の圧入ジョイント1aは、前記内輪突起物6の内側に、その外側を圧入できる機能を備えており、この圧入によりペットボトルキャップ5の底面に圧入固定することが出来る。
又、中央に軸7を圧入出来る取り付け部分(穴)2を備えており、前記取り付け部分(穴)2に軸7を挿入させることにより、軸7はペットボトルキャップ5の底面に固定することが出来る。
図2では、圧入ジョイント1aの底面図を示す。図2で示すように圧入ジョイント1aには、中央に軸7の上方先端を圧入固定する取り付け部分(穴)2がある。
又、外周の一部がC字の開口空間3備えており、図1で示したように内輪突起物6の内側に、前記圧入ジョイント1aの外周を圧入する際に、このC字の開口空間3の変形弾性を利用して圧入を可能にする。
さらに、脱落防止の為に、圧入ジョイント1aのC字の開口空間3の反対側の外周の内側に線バネ4を備えて、線バネ4の外周に開けられた穴から外に突き出た線バネ4の腕が内輪突起物6の内側に引っかかる機能を備えている。
この線バネ4によってペットボトルキャップ5が底面に備えるに内輪突起物6の内側に、その上部外面をはめ込んだ圧入ジョイント1aは強固に固定される。
尚、ペットボトルキャップ5の内輪突起物6の形状によっては、線バネ4を使用しなくても、圧入ジョイント1aの外周の一部が備えているC字の開口空間3の変形弾性の力のみで固定することが出来る場合がある。
軸7の圧入力を確保する為に圧入ジョイント1a少なくとも内輪突起物6の高さ相当の厚みを持たせている。側面から見た場合は、やや台形状にしている方が圧入固定に適する場合がある。
既製品のペットボトルキャップ5のキャップ底面には前記内輪突起物6が設けられているものが多いので、前記圧入ジョイント1aを用いる事で、軸7をキャップ底面に嵌めこめるので、従来の既成のペットボトルキャップ5にそのまま使用出来るので、軸を固定できる機能を持つペットボトルキャップ5を作る必要が無くなる
図3は、圧入ジョイント1aを使用する場合の分解図である。尚、この図は0003項の特許文献において、特許公開2003−063562号で記載している軸付ティーパックを末端に備えた軸の先端を、固定する場合の図を描いている。この様にして、ペットボトル8に挿入される。
この様にして、軸7を取り付ける軸7を固定できる取り付け部分(中央の穴2)を備え、且つ、容器蓋5に固定すること事が出来る固定可能部分(開口空間3の変形弾性及び/又は線バネ4)を備えた軸接合器具として、圧入ジョイント1aはその機能を発揮する。
次に、0015項、0016項、0017項で説明したように、軸7をペットボトルキャップ5の底面に固定するにおいて、首振り機能及び/又は回転機能を軸に備えさせることが出来る圧入ジョイント1a´について説明する。
図4は、軸3に首振り機能及び/又は回転機能を備えさせるために、取り付け部分2として可撓性(ゴム管やバネ等)を持つ接合ジョイント9を備えさせた圧入ジョイント1a´を示している。この様に接合ジョイント9に可撓性を持たせることで、接合ジョイント9に圧入して固定された軸7は首振り機能を備える。
又、接合ジョイント9にベアリング等を備えさせて回転機能を併合して持たせた場合は、0016項で述べたように、軸7は公転回転に加えて、自転回転も可能となる。
図5は、軸7に首振り機能及び/又は回転機能を備えさせるために、取り付け部分2として突起物11を備えた取り付け部分10を備えた圧入ジョイント1a´´を示している。前記取り付け部分10にも0033項で説明した図4で示す接合ジョイント9と同様に、可撓性を備えさせた場合は、より一層の首振り機能を持つ。
尚、軸3の先端には前記突起物11に嵌めこんで接合する事が出来るベロを持つ空間12を持つ嵌めこみ部分13を備えさせており、嵌め込むことで首振り機能および回転機能を備えさせている。前記ベロを持つ空間12を持つはめ込み部分13を軸7の先端に備えた軸7は、発明人が新たに創造したもので、既製品ではない。
もちろん、ペットボトルキャップ1の取り付け部分2を前記嵌めこみ部分13の形状にして、軸7の先端を突起物11の形状にしても構わない。
この形態においては、軸7の先端にある嵌めこみ部分13を、前記突起物11に嵌めこんだ隙間により、0017項で述べたように、軸7は公転回転に加えて、自転回転も可能となる。
実施例2では、ペットボトルキャップ5以外の容器8´でも使用する事が可能な、フレンジジョョイント1bの形態である本願発明軸接合器具1について説明する。
フレンジジョョイント1bとは、内側に軸を取り付ける取り付け部分2を備え、且つ、フレンジを持つ事で容器蓋5を用いて容器8内に固定できることを特徴とする容器蓋用軸固定器具1の事である。
フレンジジョイント1bを使用する場合の分解図を図6で示すが、フレンジの中央の設ける軸7の取り付け部分は、実施例1で用いた中央の取り付け部分(穴)2、又は、接合ジョイント9、突起物11を備えた取り付け部分10のような前述した形態により、軸に7に首振り機能及び/又は回転機能を備えさせることが可能となる。
実施例3においては、前述した本願発明軸接合器具を用いた場合の使用方法について、図4で示した圧入ジョイント1a´を用いて図7で説明する。
図7で示すように、前記圧入ジョイント1a´によってペットボトルキャップ5に取り付けられた前記軸7の末端付近には、テンビン状にティーパック14を取り付けることが出来る部品を備えた器具を設けて、テンビンの一方にティーパック14を、他方に浮遊手段15を備えさせる。前記浮遊手段15には、ティーパック14のバランスを整えて水平に保ち、且つ、0011項で述べた回転水流Cの影響を受けやすくする効果がある
又、軸7の末端には錘16を備えさえている。尚、実施例3においてはティーパック14を備え付けることが出来る部品を説明用に拡大している。もちろん、軸7を持つティーパック14は、0003項で前述した特許公開2003−063562号を使用しても構わない。
このようにして、抽出対象物(ティーパック14)を備えられた軸7がペットボトルキャップ5に固定されて使用する事が可能となる。続いて、どのような手段を用いて抽出時間を短縮させるかを以下に述べる。
図7において、ペットボトル8の上部を手17で掴んで矢印Aの方向に手動で揺り動かすと、接合ジョイント9が持つ可撓性により前記軸7は首振り機能を備え、ペットボトルキャップ5を支点として矢印Bの方向に円を描く公転回転Bを行う。0011項でも述べたが、この動作により、ペットボトル8内には矢印Cの方向に回転水流Cが発生する。
前記接合ジョイント9が持つ回転機能により、前記回転水流Cの影響を受けて、前記軸7はティーパック14を伴い矢印Dの方向に自転回転Dを行う。実施例1においては、軸7の末端に錘16を備えさせることで、軸7の重心を低くさせている。このように、軸7の重心を低くすることで、首振り機能は大きくなる利点がある。
尚、本願発明における首振り機能とは、容器蓋5に軸7を固定する際に、軸7に遊動性を持たせる機能であり、これにより軸7は容器蓋5を支点にした公転回転Bを行うことが可能となる。又、本願発明における回転機能とは、容器蓋1に備え付けられた軸7が自転回転Dを行うことを可能とする機能である。
更に、本願発明軸接合器具1は、0012項で述べたように、濡れている軸7やティーパック14で手を濡らす(汚す)ことなく、成分抽出後のティーパックを容器から引き抜いて取り出せる利点を備えている。
抽出対象物を取り付ける機能を持つ軸7を本願発明軸接合器具に取り付けた場合の説明を以上である。尚、本願発明軸接合器具は抽出対象物を備えない軸においても以下のような効果がある。実施例4においてその効果を述べる。
図8で示す実施例4では、図7で取り付けたティーパック14の代わりに浮遊手段15´を取り付ける。尚、実施例4で使用するペットボトル内には顆粒状の成分抽出粉末18(顆粒のダシ等)が混入されている。
図8で示すように、実施例3と同じ動作を行うと、錘16で重心を末端に持つ軸7に設けられた浮遊手段15、15´は、0011項で述べた回転水流Cの発生により、ペットボトル8内を公転回転B、自転回転Dを繰り返すことで水中を掻き回すので、成分抽出粉末18が拡散されて成分抽出時間が短縮される。
この様に、抽出対象物を取り付ける機能を持つ軸7ではなく、水中を掻き回す機能を持つ軸7においても、本願発明軸接合器具の効果は発揮することが出来る。
以上述べたように、本願発明軸接合器具により容器蓋5´に固定されることで、軸7が持つ様々機能を、容器8´を密封した状態でも実現することが可能となる。
又、0012項で述べたが、本願発明軸接合器具を使用する事で、軸7や既成のティーパック14を、手を濡らす(汚す)ことなく、手についている汚れ(雑菌)を容器の液体に触れさせることなく、水を満たした容器への出し入れが可能となるので、軸7を用いる全ての器具を容器内で使用する場合の衛生上にも優れている。
又、容器蓋の底面に、本願発明軸接合器具の他の装着手段としては、容器蓋の底面への接着、吸着、ネジでの取り付け等、さまざまな手法が考えられる。
実施例では、ゴム管のような可撓性を持つ材質で首振り機能を持たせたが、バネ等の弾力性のあるものを用いても、首振り機能は実現する。
1 本願発明軸接合器具(圧入ジョイント1a、フレンジジョイント1b)
2 軸7を取り付けることが出来る部分(穴)
3 C字の開口空間
4 線バネ
5 ペットボトルキャップ(容器蓋)
6 内輪突起物
7 軸
8 ペットボトル(容器)
9 接合ジョイント
10 取り付け部分
11 突起物
12 空間
13 嵌めこみ部分
14 ティーパック
15 浮遊手段
16 錘
17 手
18 成分抽出粉末(顆粒のダシ等)
A ペットボトル10を揺り動かす方向を示す矢印
B 軸7の公転回転を示す矢印
C 回転水流を示す矢印
D 軸7の自転回転を示す矢印
2 軸7を取り付けることが出来る部分(穴)
3 C字の開口空間
4 線バネ
5 ペットボトルキャップ(容器蓋)
6 内輪突起物
7 軸
8 ペットボトル(容器)
9 接合ジョイント
10 取り付け部分
11 突起物
12 空間
13 嵌めこみ部分
14 ティーパック
15 浮遊手段
16 錘
17 手
18 成分抽出粉末(顆粒のダシ等)
A ペットボトル10を揺り動かす方向を示す矢印
B 軸7の公転回転を示す矢印
C 回転水流を示す矢印
D 軸7の自転回転を示す矢印
Claims (2)
- 容器内面側の容器蓋の底面に固定することが出来る固定可能部分を備えた器具において、前記器具が軸(棒)を取り付ける取り付け部分を備え、前記取り付け部分が、前記軸を公転回転させる為の首振り機能、及び/又は、前記軸を自転回転させる為の回転機能を備えたことを特徴とする軸接合器具。
- 前記取り付け部分に取り付ける軸が抽出対象物を備えた軸又は抽出対象物を備え付ける機能を備えた軸であることを特徴とする請求項1記載の軸接合器具。
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JP5497928B1 true JP5497928B1 (ja) | 2014-05-21 |
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JP2008142271A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Hada:Kk | 飲料作製具 |
JP2009502283A (ja) * | 2005-07-28 | 2009-01-29 | クルス アレハンドロ パリアス | 回転スプーン付き使い捨てカップ |
JP3157136U (ja) * | 2009-11-17 | 2010-01-28 | 孝之 堀越 | パック支持具 |
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- 2013-03-08 JP JP2013046155A patent/JP5497928B1/ja not_active Expired - Fee Related
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