JP5497909B2 - 補強ヨークを備える複合材料製のコネクティングロッドの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、1つの端部のような一部が、機械的応力集中に抗するために補強された本体を含む複合材料製のコネクティングロッド(連接棒)の製造方法に関する。
図1は、二重ヨーク3、4が各端部において延びている略管状の中空本体2を備える、1つのそのようなコネクティングロッド1を示している。
二重ヨーク3、4は、2つのアーム3aおよび3bと、4aおよび4bと、をそれぞれ備え、そのすべてのアームは、コネクティングロッドの他の部分における複合材料の公称の厚さよりも厚い複合材料の厚さで構成されている。各ヨークの2つのアームは、中空本体の全体方向AXに平行に設置され、各アームは、金属の軸受けが搭載される孔を備える。
特許文献1で知られている方法においては、このコネクティングロッドは、図2に示されている形状に切断された一枚の補強繊維組織から製造される。この形状は、中空本体2に対する中心部分と、それぞれが二重ヨークのアームに対応する延長部と、を備える。
使用されている組織は、2.5Dタイプの、一定の厚さのカーボン繊維組織であり、つまり、横繊維としても知られている接続繊維により互いに接続されている織繊維の複数の重ねられた層を備える。
このコネクティングロッドの製造は、図2の組織の一枚を、心棒等を適用して折り畳むことと、補強繊維組織内に樹脂を注入することと、そしてその組み合わせを加硫してこの樹脂を重合させることとを含む。
ヨークの厚さは、2.5D組織のベース層の接続繊維を、ヨークのレベル(niveau)において切断して、これらのベース層を局所的に互いに分離することにより、組織を整形する前に増大される。
そして、介在層(couches intercalaires)が、分離されたベース層同士の間に局所的に挿入され、それにより、厚さの局所的な増大が可能になる。介在層を追加した後、いわゆる横繊維を組立体に貫通させて、すべての層をまとめて締結する。
このため、各ヨークのアームは、コネクティングロッドの残りの部分の厚さよりも相当に厚い厚さを有しており、方向AXにおいてヨークに加わる力にヨークが対向する機械的抗力を増大させる。これらの力は、ヨークが、図示されていないシャフト上に搭載されたときのコネクティングロッド上の通常の負荷に起因している。
実際は、達成可能な増大された厚さは、使用されている2.5D組織の層と次の層との間に2枚以上の介在層を追加することが困難であるという事実により制限される。達成可能な増大された厚さに対するこの制限は、ヨークの、そしてそのため、コネクティングロッド全体としての機械的強度における制限に反映される。
仏国特許発明第2893532号明細書
本発明の目的は、コネクティングロッドの部分の機械的強度を更に増大するための解決策を提案することである。
この目的のため、本発明は、機械的シャフトを受け入れるようにされているヨークを備える複合材料のコネクティングロッドの製造方法であって、
このヨークは、機械的シャフトの向きに直角な2つの平行アームを備え、
前記方法は、
− 繊維層を受け入れるために全体を十分に固く形成する心棒を製造する段階と、
− この心棒に、増大された厚さを構成するために、コネクティングロッドを構成する補強繊維のベース層と、ヨークのレベルにおいてベース層同士の間に介在された追加層を適用する段階と、
− ヨークの各アームのレベルにおいて、このヨークが搭載される機械的シャフトの向きに従って、介在層とベース層とを貫通するラグ(突起部)を挿入する段階と、
− 樹脂をベース層内と介在層内に注入して、その樹脂を重合させる段階と、
を含む。
この解決策では、ヨークが搭載される機械的シャフトに平行な方向を向いているラグが、縦方向に向いている力に相対するヨークの機械的強度を増大すると思われる。
本発明はまた、上記に画定した方法であって、ベース層が、心棒の周りで編み組まれた補強繊維の層であり、各介在層が、心棒と心棒が携えている1又は複数のベース層の周りに巻き付けられる補強繊維接合材により形成される、方法も提供する。
本発明はまた、上記に画定した方法であって、介在層に使用される接合材が補強繊維組織テープである、方法も提供する。
本発明はまた、上記に画定した方法であって、挿入されるラグが振動支持体により携えられている、方法も提供する。
本発明はまた、上記に画定した方法であって、振動支持体がベースプレートを備え、ベースプレートの面がスタッド(止め金具)を携え、これらのスタッドの長さを超える厚さを有する圧縮可能材料スペーサが、スタッドを携えている面に対して取り付けられ、これらのスタッドにスペーサを部分的に貫通させ、各ラグは、振動支持体により携えられ、対応するスタッドに対面するように、スペーサに挿入される方法も提供する。
既に説明したが、2つの二重ヨークを有する、既知の複合材料コネクティングロッドの全体図である。 既に説明したが、既知の方法で、図1のコネクティングロッドを製造するために使用される一枚の補強繊維組織を平坦にしたときの図である。 本発明の方法により製造されるコネクティングロッドのヨークを透視的に、その縦軸線を通る断面上に示している。 本発明の方法により製造されるコネクティングロッドのヨークの側面図を、その縦軸線を通る断面上に示している。 本発明の方法を使用して、コネクティングロッドを製造するために使用してもよい心棒の透視図である。 図5の心棒の周りに、補強繊維の編み組み層を取り付ける動作を模式的に示す透視図である。 編み組み補強繊維の層を携えている心棒の周りに、補強繊維を巻き付ける動作を模式的に示す透視図である。 本発明のヨークアーム内へラグを挿入する動作のステップを示す。 本発明のヨークアーム内へラグを挿入する動作のステップを示す。 本発明のヨークアーム内へラグを挿入する動作のステップを示す。 本発明のヨークアーム内へラグを挿入する動作のステップを示す。 本発明のヨークアーム内へラグを挿入する動作のステップを示す。 本発明のヨークアーム内へラグを挿入する動作のステップを示す。 本発明のヨークアーム内へラグを挿入する動作のステップを示す。
本発明は、ヨークが搭載される機械的シャフトがコネクティングロッドの縦軸線に沿う向きの力をヨークに加えるが、その力が、ヨークのアームにおいて、この縦方向に直角な向きの応力を発生し、それにより、組立体に負荷がかかると、剥離によるヨークの劣化が始まるという認識に基づいている。
本発明によれば、各ヨークのアームの強度は、アームを構成している増大された厚さを更に増大することではなく、各アームを構成している平行な層をまとめて締結している接続部を補強することにより増大される。
具体的には、コネクティングロッドは、負荷がかかるときに、主に縦方向に向いている機械的応力により、コネクティングロッド本体において反映される縦方向の負荷に晒される。ヨークのレベルにおいては、各シャフトにより伝達される力は反対に、各アームにおいて不均一に分布されている多方向の応力に反映される。
これらの多方向の応力は、各ヨークアームを構成する層を著しく剥離する傾向があり、従って、横方向のラグを追加することにより、これらの層の間の結合力を増大させることが可能になり、それは、当然に機械的強度を、特に縦方向において増大することになる。
図3及び図4に示されている本発明のコネクティングロッド6は、互いに平行な向きで、軸線AXにより示されているコネクティングロッドの縦方向に延びている2つのアーム7aと7bにより構成されている二重ヨーク7を備える。
このコネクティングロッドは、スリーブの形の心棒11を取り囲む補強繊維ベース層8a〜8eの組立体から構成されている。このコネクティングロッドの端部において、つまり、アーム7aと7bに対応する領域7において、追加介在層(層の間に挿入される層)9a〜9dが、連続するベース層8a〜8e同士の間に局所的に挿入されている。
各アーム7a、7bは、特に中心領域、つまり、管状本体において、コネクティングロッド6を構成している補強繊維の公称の厚さのほぼ2倍に対応する補強繊維の厚さで構成されている。
各アーム7a、7bは更に、対応する金属リングが係合される孔(参照番号なし)を備える。これらのリング12aと12bは、軸線AXに垂直な軸線AZに整列されている軸受けを構成し、ヨークが搭載される機械的シャフトを取り囲み、この機械的シャフトにより加えられる力をアームにおいて分散している。
重ね合わされて各アーム7aと7bを構成し、軸線AZに垂直な面に設置されている補強カーボン繊維層8a〜8eと9a〜9dは、これらの層を貫通し、方向AZに平行で、重ね合わされている層をまとめて締結するカーボンラグを有する。
図において分かるように、ラグ13aは、アーム7aの繊維層を貫通し、ラグ13bは、アーム7bの繊維層を貫通している。
これらのラグ13aと13bは、補強繊維層が乾燥しているとき、つまり、樹脂の注入前に、補強繊維層内に挿入することで搭載される。ラグは、挿入されるラグを携えている振動支持体を使用してヨークアームに挿入すると有利であり、振動支持体は、以下に詳細に記述されるように、ラグが挿入されるヨークアームの外部表面に向けて漸進的に移動される。ラグはまた、他の既知の方法、一般的に「z−ピン止め(ピンニング)」法として知られている方法により挿入してもよい。一平方センチメートル当たり3つから5つ程度のラグ密度が一般的に採用される。
ラグ13aと13bが挿入されると、心棒11が携えている繊維ベース層8a〜8eを有する心棒11と、アーム7aと7bのレベルにおいてこれらの層の間に介在された追加層9a〜9dと、ラグ13aと13bとにより構成される組立体は、モールド内に設置される。そして、樹脂がすべての層内に注入され、この樹脂は加熱により重合する。
完成した部分では、ベース層8a〜8eと介在層9a〜9dの間の接続は、重合した樹脂及びラグが協働することにより提供される。
ラグ13aと13bは、方向AZにおける牽引力に抗するように貢献することにより補強繊維層の剥離に抗し、一方、重合した樹脂は、これらの力を1つの層から他の層へ伝達し、軸線AZに垂直な平面に平行な方向においてせん断強度を提供する。
図3と4に示されているコネクティングロッドは、図1と2を参照して記述した方法、つまり、一枚の2.5Dカーボン補強繊維組織を使用して製造してもよい。
上記に示したように、この組織のベース層を接続する横繊維は、ヨークのアームに対応する領域において切断され、追加介在層は、アームのレベルにおいて局所的に分離されたベース層同士の間に配置される。
このように変形された組織の一枚はその後、ヨークのアームのレベルにおけるラグの挿入の目的で心棒上に設置され、その後、全体が、樹脂の注入と重合のためにモールドに設置される。
コネクティングロッドはまた、コネクティングロッドを構成しているベース層、つまり、層8a〜8eが、心棒の周りに編み組まれることにより製造される方法により製造すると有利であり、各ヨークアームのレベルにおいて介在された追加層は、織られた補強繊維テープに巻き付けることで取り付けられる。
この場合、ラグ13aと13bは、ヨークアームのレベルにおいて、方向AZに局所的に取り付けられ、編み組まれた層であるベース層8a〜8eを、巻き付けられた層である介在層9a〜9dに接続する。
図5において分かるように、心棒11は、縦軸線AXに沿って延び、この軸線の周りを自転する全体形状を有する概ね中空のスリーブの形を取る。心棒11の断面は、中心領域14においてはほぼ円形であるが、第1および第2端部16、17においては、この断面は略矩形である。
2つのロッド18と19は、心棒11の端部16と17に強固に締結され、方向AXに延びて、心棒を、その外部表面で保持する必要なく動作が可能になる。
この心棒11は、補強繊維の層を支持し、完成部分に内部形状を与えるように機能し、予備含浸カーボン繊維組織の層から製造してもよく、その全体は、要求される機械的剛性を与えるために予備重合される。
図6に示されているように、心棒11が完成すると、その周りを補強カーボン繊維の第1ベース層8aで編み組むために、編み組み機械21に係合される。この機械21は軸線AX上にセンタリングされると共にカーボン繊維23の一連のスプールを携えているリング22を元々備えている。
心棒11が、リング22を通して、軸線AXに沿って制御手段により移動されると、カーボン繊維の「靴下部」が、心棒11の外部表面の周りに織られる。図7から分かるように、第1編み組みカーボン繊維ベース層8aは、その長さの全体に渡って心棒11を取り囲み、その端部16と17を超えて延びている。
この第1編み組み層8aが適用されると、第1テープ9aが、心棒11の第1端部16の周りに巻き付けられ、この第1ベース層8a上で、二重ヨーク7のアームを補強する局所的に増大された厚さを構成する。
コネクティングロッドの第1端部は、心棒11の第1端部16と一致し、コネクティングロッドの中心領域は、心棒11の中心領域14と一致し、コネクティングロッドの第2端部は、心棒11の第2端部17と一致する。
巻き付けられたテープ9aは、略矩形の底部を有する螺旋状の全体形状に従って配置され、略矩形の底部は、それが取り囲む心棒11の端部16の断面に一致している。図7において、テープ9aは、互いに間隔を空けて配置されている、3つの螺旋状巻回部上で端部を取り囲んでいる。
一方では、螺旋状巻回部はまた、互いに間隔を空けて配置される代わりに隣接してもよく、他方では、複数のテープの層を、この第1端部の周りで、2つの編み組まれた層の間にこのようにしてもたらされた増大された厚さを追加するように、連続して巻き付けてもよい。
このテープは、手動でも、自動でも、半自動で巻き付けてもよい。例えば、この巻き付けは、心棒11を取り囲み、心棒11の周りを回転するように適合され、補強繊維テープのスプールを携えているリングを備える巻き付け機械により行われてもよい。リングの回転と、軸線AXに沿う心棒の前方への移動により、必要に応じて調整可能なピッチでの巻き付けを行うことが可能になる。
この第1テープ9aが第1端部の周りに巻き付けられると、第1編み組みベース層8aと第1巻き付けテープ9aと共に、心棒11の全体は再びリング内部に戻されて、この組立体の周りに補強繊維の他のベース層が編み組まれる。
この第2ベース層8bが編み組まれると、第2テープが第1端部16の周りに巻き付けられ、編み組まれた層と巻き付けられたテープの取り付け動作が、最後の編み組まれたベース層の取り付けまで連続して行われる。
すべての層が取り付けられると、各ヨークアームのレベルにおいてラグが挿入されて、編み組まれたベース層と、巻き付けられた介在層を接続する接続部の機械的強度を増大させる。
図8〜14に模式的に示されているように、ラグは、ラグ13bを携え、アーム7bの外部表面に向けて降下される振動支持体を使用してヨークアーム7bに挿入される。ラグは、類似のやり方で他のアーム7a内に挿入される。
振動支持体24はベースプレート26を含み、ベースプレート26には、ベースプレート26の表面の1つから突起しており、それぞれが、挿入されるラグの位置に位置している一組のスタッド27等が装備されている。
これらのスタッド27の長さを超える厚さを有する、ポリプロピレン、ポリスチレン、等の材料のスペーサ28が、これらのスタッドを携えている表面に設けられ、ベースプレート26の対応する表面に係止してスタッド27にスペーサ28を部分的に貫通させる。
ヨークアーム7bに挿入される各ラグ13bは、まず、対応するスタッド27に面するようにしてスペーサ28の自由表面に「差し込まれ」、それにより、ラグ13bの端部が、そのスタッド27の端部に係止する。一般的にいえば、スペーサ28は、一方ではスタッド27を、他方では、ラグ13をスペーサ28に貫通させるために十分に柔軟な材料で製造されている。
この段階において、図8に模式的に示されているように、まだ挿入されていないラグ13bを携えている振動支持体24は、ヨークアーム7bの外部表面の上方に位置している。そして、全体が、図における矢印Fで示される力が加えられてヨークアームに向けて降下されると同時に、この振動支持体を振動させる手段が起動される。
振動支持体が降下されると、振動支持体が携えているラグ13bは、図10に示されている状態に対応する、スペーサ28がこのアーム7bの外部表面と接触するまで、図9に示されているように、アーム7bを構成しているベース層と介在層とを通過して係合される。
スペーサ28は、柔軟な材料および/または圧縮可能な材料から製造されているので、振動支持体24の下方に向けての移動は、スペーサ28を圧縮し、それにより、スペーサ28の厚さを減少させる力Fの効果のため、依然として継続する。
図11に模式的に示されているこの段階において、剛性スタッド27は、アーム7bの外部表面を介して、繊維の第1層を部分的に貫通している。そして、ラグ13bの端部は、アーム7bの外部表面から突出せずに、アーム7b内に埋め込まれている。
言い換えれば、圧縮可能材料のスペーサ28が設けられた振動支持体24の使用は、図12に模式的に示されているように、ヨークアーム7bの厚さ内への、ラグ13bの完全な埋め込みを可能にする。
ラグ13bがアームの厚さ内に埋め込まれるという事実により、心棒と、心棒が携えている層により形成される組立体を、組立体を結合するために樹脂を注入して重合させるためにモールド内に設置することが容易となる。
実際は、コネクティングロッドを構成している補強繊維層は、半径方向にある程度の圧縮性を有しており、これらの層はモールドに設置されると圧縮され、それにより、この部分全体の繊維密度を更に増大する。
ラグ13bは、補強繊維層の厚さ内に完全に埋め込まれるので、組立体が注入モールドに設置された後に、これらの繊維層の半径方向の圧縮に対する障害とはならない。
図12と13に模式的に示されているように、ヨークアーム7bは、モールドへの設置前には厚さeを有しており、この厚さは、モールドへの設置後は、e’に減少する。
樹脂が注入されて重合すると、二重ヨークは加工され、図14に模式的に示されているように、対応するリングを搭載するために、各ヨークアームに孔を空けてもよい。
二重ヨーク7は、例えば、金属すりわりのこ(une fraise scie)を、軸線AXを含み、軸線AZに垂直な方向を向いている面において、未加工部分の第1端部に渡って通過させることにより加工してもよい。
この金属すりわりのこを通過させることにより、二重ヨーク7の2つのアームまたは枝部7aと7bを互いに分離させる溝が形成され、それにより、金属すりわりのこの厚さに対応する距離だけ空けて配置される。
図5〜7の例において、第1端部の周りに巻き付けられた材料は、織られた繊維テープの形を取る補強繊維結合材である。補強繊維、リボン、芯(une meche)、または補強繊維から製造されたストランド(un toron)を直接巻き付けることも可能である。より一般的には、ベース層の繊維と同じ種類の繊維であると有利な、補強繊維から製造された結合材を巻き付けることが重要である。
更に、図に示されている例においては、この方法は、1つのコネクティングロッド端を補強するために使用される。しかし、本発明には他の適用もあり得る。コネクティングロッド本体の中心領域において1つまたは2つ以上のテープを巻き付けて、例えば、ラグによりテープを補強することが可能である。

Claims (4)

  1. 機械的シャフトを受け入れるようにされているヨーク(7)を備える複合材料コネクティングロッド(6)を製造する方法であって、
    このヨーク(7)は、前記機械的シャフトの向き(AZ)に直角な2つの平行なアーム(7a,7b)を備え、
    前記方法は、
    − 繊維の層(8a〜8e,9a〜9d)を受け入れるために十分に固く全体を形成する心棒(11)を製造する段階と、
    − この心棒(11)に、増大された厚さを構成するために、前記コネクティングロッド(6)を構成する補強繊維のベース層(8a〜8e)と、前記ヨーク(7,7a,7b)のレベルにおいて前記ベース層(8a〜8e)同士の間に介在されている介在層(9a〜9d)とを適用する段階と、
    − 前記ヨーク(7)の各アーム(7a,7b)のレベルにおいて、このヨークが搭載される前記機械的シャフトの前記向き(AZ)に従って、前記介在層(9a〜9d)と前記ベース層(8a〜8e)とを貫通するラグ(13a,13b)を挿入する段階であって、前記ラグ(13a,13b)は、振動支持体(24)により携えられて挿入される段階と、
    − 樹脂を前記ベース層(8a〜8e)及び前記介在層(9a〜9d)に注入して、前記樹脂を重合させる段階と、
    を含む
    方法。
  2. 前記ベース層(8a〜8e)は、前記心棒(11)の周りで編み組まれた補強繊維の層であり、
    各介在層(9a〜9d)は、前記心棒と前記心棒が携える1又は複数のベース層(8a〜8e)との周りに巻き付けられる補強繊維結合材により形成されている、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記介在層(9a〜9d)に使用されている前記結合材は、補強繊維組織テープである、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記振動支持体(24)がベースプレート(26)を備え、前記ベースプレートの1つの面がスタッド(27)を携え、
    これらのスタッド(27)の長さを超える厚さを有する圧縮可能材料スペーサ(28)が、前記スタッドを携えている前記面に対して取り付けられ、これらのスタッド(27)に前記スペーサを部分的に貫通させ、
    各ラグは、前記振動支持体により携えられ、対応するスタッド(27)に対面するように、前記スペーサに挿入される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
JP2012540316A 2009-11-30 2010-11-25 補強ヨークを備える複合材料製のコネクティングロッドの製造方法 Active JP5497909B2 (ja)

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