JP5496694B2 - 釣り糸に沿って移動可能な浮き - Google Patents
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釣りのジャンルは、自然に親しむ磯釣り、川釣り、あるいは管理釣り場による釣りなど、環境条件に応じたさまざまな態様がある。これらの釣りに用いられる用具は、釣りのジャンルにより、また、釣りの環境条件や対象となる魚の習性など、永年の釣り人の経験に基づき、工夫を凝らして構築した歴史があり、なかでも浮きはその典型的なものといえる。
浮きは、美的な趣向を凝らした工夫のほか、機能に応じてその形状、構造に多様なものがあり、それらの細部には魚の習性や釣りの条件に応じた工夫がなされている。
この状態を図7に示す。魚が釣れるまでの状態は図7の上図のように竿7のリールから繰り出されて竿先から延長した釣り糸4は、浮き73上下にそれぞれ上下段浮き止め72、5を取り付けて浮き下をポイントの水深に応じた棚に合わせて設定し、ポイントに仕掛けを投入する。
魚がかかって、リールにより釣り糸を巻き取ると浮きの上段浮き止め72が竿先のガイドに当接して、釣り糸はその位置までしか巻き取れず、一方、逸走する魚の重さで竿は大きく撓り、浮き下が長い場合、すなわち水深が深い場合には魚を手元まで引き寄せることが困難になる。
このため、仕掛けを投入するときはよいが、一旦魚がかかって取り込む際には、これら磯釣りなどの対象とする引きが強く、重量のある魚体を取り込むには、長い浮き下に応じてそれだけ柄の長いタモ網を操作する必要があり、また、磯は足場として不安定であるばかりでなく、鋭い牡蠣殻やふじつぼなどが付着しているため取り込みの際に釣り糸が触れると、切断される虞があり、このような磯場での取り込みは難事であった。
該本体に回転軸を介して起倒可能に操作レバーを設け、該レバーを起して浮き本体に沿ってガイドされた釣り糸を浮き本体に対して挟圧して固定することにより、釣り糸の任意の位置に浮きを固定し、魚が釣れて巻き取りするなどして該操作レバー先端を経て仕掛けに至る釣り糸に一定以上の負荷がかかると、該操作レバーが梃子の原理で倒れて浮き本体との間に狭圧固定していた釣り糸を開放し、釣り糸が浮き本体に対してスライド移動可能となって浮きが釣り糸に沿って下降し、釣り糸を取り込みに容易となるよう仕掛けまでの長さを短くして巻き取ることが可能となる。
本発明の具体的構成を以下、図面によって説明する。
図1は本発明の浮きを釣り糸に固定した状態、図2は浮きに固定した釣り糸を操作レバーが倒立して開放する作動説明図、図3は開放された釣り糸に沿って浮きが下段浮きとめ5の位置まで下降した状態をそれぞれ示す。
図において、浮きは本体1、操作レバー部2とから構成される。
本体1は、浮力を調整する錘3が仕込まれ、その中心を貫通して釣り糸をガイドして通す第一通路11を設ける。
これに対して操作レバー2は、本体1の一方側(仕掛けをセットする側)を切り欠き、あるいはスリットを設けて本体1に対して軸周りに一定範囲回転可能に設置され、釣り糸をガイドする第二通路22を第一通路に相対して設けると共に、本体側に相対する面を本体側の端壁面に沿った形状とし、該レバーを起こす方向に向けて曲面からなる圧制部21に成形して、その起立した状態で図1に示すように端面の圧制部21で浮き本体の第一通路の開口を閉塞し、同時に浮き本体壁面を押圧することにより固定される。
この状態では、竿を振って仕掛けを投入するなど軽度の負荷をかけても、操作レバーと本体端面との間に働く押圧力と摩擦力により、レバーは倒れることなく固定された状態を維持するため、挟持した釣り糸を開放することはない。
図4〜図6は本発明の他の実施例であって、
浮き本体1の一方側にスリットを設けて該スリット内に操作レバー2を回転可能に配置している。
浮き本体1に対して操作レバーを起立せしめてその回転軸を介して反対側の圧制部21を浮き本体に当接してロックする構成は、先の実施例と同様であるが、釣り糸をガイドする第一通路は該スリット内で途中に開口しており、この開口部で釣り糸はゴムチューブなどの軟性材料6内を挿通されている。
操作レバーを起立させると、その圧制部21がこの開口部のゴムチューブを介して釣り糸を狭圧し、圧制部に形成された平坦部でその起立状態を維持する。図の例ではゴムチューブ等の軟性材料全体に狭圧作用が均一に作用すると共にゴムチューブの脱落を防止するため操作レバーの当接面に部材を配置している。
図4は、操作レバーを起立させて釣り糸を狭持して仕掛けをセットした状態で、この状態で仕掛けをポイントに投入しても、その軽い負荷では釣り糸は固定された状態を維持し、浮き下は予めセットされた深さを保つ。
この状態において、釣り糸は浮き本体の第一通路と操作レバーの第二通路とが一直線となり、釣り糸は自由に移動することができるようになる。
この状態でリールによって釣り糸を巻き取ると図6に示すように、釣り糸は止め5の位置まで巻き取られて、竿先から先の釣り糸の長さが短縮され、容易に魚を取り込むことができるようになる。
このときの状態を図8の上図及び下図により示す。
操作レバーについても、浮き本体に対して回転可能とされて起立状態でその一端の圧制部が浮き本体に当接して固定されると共に倒立してその固定状態から開放されて、浮き本体との間で狭圧固定していた釣り糸を開放すること、
およびその先端から仕掛け側に向けて延長する釣り糸に荷重がかかって引っ張られることにより、操作レバーに梃子の作用が働いてその起立状態から倒立するという機構が働けばよいのであって、これらの釣り糸の配置や第一通路および第二通路による釣り糸のガイド構造は、これらの浮き本体と操作レバーとの機構が働く限り、適宜に選択、変更して構わない。
2 操作レバー
3 錘
4 釣り糸
5 下段浮き止め
6 ゴムチューブ
7 釣り竿
11 第一通路(第一ガイド)
21 圧制部
22 第二通路(第二ガイド)
Claims (1)
- 浮力を備えた浮き本体、および該浮き本体に設けたスリット内で回転可能に枢着された操作レバーからなり、
上記浮き本体は、その一端から上記スリット内の出口に至る釣り糸を導入する第一通路(釣り糸ガイド)を設け、該第一通路の一部に該スリットに向けて開口を設けると共に該開口に釣り糸を挿通するゴムなどの軟性材料からなるチューブを配置して該第一通路の一部を構成し、
上記操作レバーは、その一端を上記スリット内の第一通路の開口部に相対して起立状態で上記開口部のチューブに当接して固定する圧制部とし、他端をその枢着軸を介して反対方向に延長すると共に、上記第一通路の釣り糸出口に相対する導入口を具え、延長された他端に至る釣り糸の第二通路(釣り糸ガイド)を設けて、
上記操作レバーを起立せしめることにより操作レバー一端の圧制部を第一通路開口のチューブに当接させて該チューブを挟圧して固定すると共に該チューブ内を挿通する釣り糸を固定し、
第二通路出口から導出された釣り糸を介して引く力により、該操作レバーを倒立せしめて上記チューブをその挟圧状態から解放して浮き本体を釣り糸に対して移動可能とした、ことを特徴とする釣り糸に沿って移動可能な浮き。
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