JP5494457B2 - ガスタービンエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼器からの燃焼ガスによって回転するタービンと燃焼器に圧縮空気を供給する圧縮機とを備えるガスタービンエンジンに関する。
従来のガスタービンエンジンとして、例えば、特開平11−229813号公報に記載されたガスタービンのシール部構造を備えるものが知られている。このガスタービンのシール部構造は、燃焼器からタービンへの燃焼ガスの流路を形成するためのケーシングとタービンブレードとの間から流路内側に燃焼ガスが侵入することを防止するための構造であって、ケーシングからタービンブレードに向かって突出するように形成された複数のシール板部材と、タービンブレードの径方向においてそれらのシール板部材と重なり合うようにタービンブレード側からケーシングに向かって突出して形成された一対のシーリング突起とを備えている。
特開平11−229813号公報
上述したガスタービンのシール部構造においては、上記のようなシール板部材とシーリング突起とを備えることに加えて、圧縮機からケーシング内部に高圧の二次空気を供給することにより、ケーシング内部への燃焼ガスの侵入を確実に防止することを図っている。
しかしながら、このようなガスタービンのシール部構造において、ケーシング内部に高圧の二次空気を供給するためには、上記の構造に加えて、二次空気の流路を形成するためにダクトを追加する必要がある。このため、省スペース化及び低コスト化の面で改善の余地があった。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、二次空気の供給により燃焼ガスの進入を防止しつつ省スペース化及び低コスト化を実現可能なガスタービンエンジンを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するために、本発明のガスタービンエンジンは、燃焼器からの燃焼ガスによって回転するタービンと、タービンの回転の軸方向においてタービンと併設された圧縮機とを備えるガスタービンエンジンであって、回転の軸方向へのタービンの位置ずれを防止する翼押さえプレートを備え、翼押さえプレートは、タービンのタービンディスクから圧縮機にわたって延在すると共に、タービンの前段及び後段のそれぞれに二次空気を供給するための二次空気流路を形成する一の部材からなることを特徴とする。
このガスタービンエンジンにおいては、タービンの位置ずれを防止するための翼押さえプレートを、タービンディスクから圧縮機にわたって延在すると共に二次空気流路を形成する一の部材によって構成している。このため、追加部品等を用いることなく二次空気の流路を形成することができる。よって、このガスタービンエンジンによれば、二次空気の供給により燃焼ガスの進入を防止しつつ省スペース化及び低コスト化を実現することができる。
本発明によれば、二次空気の供給により燃焼ガスの進入を防止しつつ省スペース化及び低コスト化を実現可能なガスタービンエンジンを提供することができる。
本発明に係るガスタービンエンジンの一実施形態の構成を示す部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るガスタービンエンジンの好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係るガスタービンエンジンの一実施形態の構成を示す部分断面図である。
図1に示されるように、本実施形態に係るガスタービンエンジン1は、燃焼器からの燃焼ガスによって回転するタービン10と、タービン10の回転の軸方向においてタービン10と併設された圧縮機20とを備える。
タービン10は、タービンディスク11とタービンディスク11の先端に設けられた動翼12とを有している。タービン10は、燃焼器からの燃焼ガスの主流Fを動翼12に受けることにより回転する。
タービン10と圧縮機20とは、回転軸(その中心線A(タービン10の回転の軸)のみを図示する)によって連結されている。圧縮機20は、タービン10の回転による回転軸の回転によって駆動して空気を吸入し、吸入した空気を圧縮する。そして、圧縮機20は、圧縮した空気を燃焼器に供給する。
ガスタービンエンジン1は、タービン10の回転の軸方向についてのタービン10の位置ずれを防止するための翼押さえプレート30をさらに備えている。翼押さえプレート30は、圧縮機20からタービンディスク11の先端にわたって延在する一つの部材からなる。
このような翼押さえプレート30は、圧縮機側部分31が回転軸に沿うように形成されると共に、タービン側部分32がタービンディスク11から離間しつつタービンディスク11に沿うように湾曲して形成されている。
ここで、ガスタービンエンジン1においては、タービンディスク11の径方向に沿って配列された複数の流路形成部材13と、ケーシング40とによって燃焼ガスの主流Fの流路が形成されている。このケーシング40と流路形成部材13との間には隙間41が形成されており、流路形成部材13同士の間にも所定の隙間が形成されている。
このため、ガスタービンエンジン1においては、これらの隙間からケーシング40の内部に燃焼ガスが侵入することを防止するために、又は、オイル室の加圧や主流Fの巻き込み防止やタービン10の冷却のために、ケーシング40の内部(特にタービン10の周囲)に二次空気を供給している。
このような二次空気の供給に際しては、タービン10の前段の圧力と後段の圧力とが異なるため、タービン10の前段及び後段のそれぞれに異なる二次空気流を形成する必要がある。そのために、ガスタービンエンジン1においては、翼押さえプレート30が、タービン10の前段及び後段のそれぞれに別個に二次空気を供給するための二次空気流路を形成する機能を有している。
より具体的には、翼押さえプレート30は、圧縮機側部分31の先端近傍に位置する回転軸のハメアイ箇所C1と、圧縮機側部分31とタービン側部分32との境界部分近傍に位置する回転軸のハメアイ箇所C2とにおいて、二次空気流路を分離している。
これにより、ケーシング40の内部に供給される二次空気は、ハメアイ箇所C1からタービンディスク11の基端部を通ってタービン10の後段に向かう二次空気流F1と、ハメアイ箇所C2からタービンディスク11の前面に沿ってタービン10の前段に向かう二次空気流F2とに分離される。なお、二次空気流F2の少なくとも一部は、流路形成部材13同士の隙間を介して、燃焼ガスの主流Fの流路に至る。
その結果、タービン10の前段及び後段のそれぞれに別個に二次空気を供給することが可能となり、タービン10の前段の圧力と後段の圧力とが異なる場合においても、ケーシング40の内部に燃焼ガスが侵入することを好適に防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るガスタービンエンジン1においては、タービン10の回転軸Aに沿った方向についての位置ずれを防止するための翼押さえプレート30を利用して、タービン10の前段及び後段のそれぞれに別個に二次空気を供給している。
このため、ガスタービンエンジン1においては、タービン10の前段及び後段のそれぞれに別個に二次空気を供給するためにダクト等の追加部品を用いる必要がない。よって、このガスタービンエンジン1によれば、二次空気の供給により燃焼ガスの進入を防止すると共に、オイル室の加圧や主流Fの巻き込み防止やタービン10の冷却を好適に行いつつ、省スペース化及び低コスト化を実現することができる。
以上の実施形態は、本発明に係るガスタービンエンジンの一実施形態を説明したものであり、本発明に係るガスタービンエンジンは、上記のガスタービンエンジン1に限定されるものではない。すなわち、ガスタービンエンジン1は、請求項の要旨を変更しない範囲において、任意に変形することができる。
例えば、ガスタービンエンジン1において、翼押さえプレート30は、二次空気のリークを抑えるためのシール機能をさらに有するものとすることができる。この場合、二次空気のリークを抑えるためのシール部材を新たに追加する場合に比べて、部品点数や組み立て工数の増加を抑えることができ、ひいては、さらなる省スペース化及び低コスト化を実現することができる。
1…ガスタービンエンジン、10…タービン、20…圧縮機、30…翼押さえプレート、A…回転軸。

Claims (1)

  1. 燃焼器からの燃焼ガスによって回転するタービンと、前記タービンの回転の軸方向において前記タービンと併設された圧縮機とを備えるガスタービンエンジンであって、
    前記回転の軸方向への前記タービンの位置ずれを防止する翼押さえプレートを備え、
    前記翼押さえプレートは、前記タービンのタービンディスクから前記圧縮機にわたって延在すると共に、前記タービンの前段及び後段のそれぞれに二次空気を供給するための二次空気流路を形成する一の部材からなるガスタービンエンジン。
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