JP5493079B2 - 遊星ギヤ装置の構成、および遊星ギヤ - Google Patents

遊星ギヤ装置の構成、および遊星ギヤ Download PDF

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Description

本発明は、遊星ギヤ装置の構成において、
それぞれが少なくとも一つのベアリングによって支持された内側レース、およびこのベアリングを支持するシャフトを有する少なくとも三つの遊星輪を有する遊星ギア、および
第1フランジが入力シャフトに接続され、そして第2フランジが反対側にある遊星支持体を有する遊星ギヤ装置の構成であって、
各遊星輪シャフトが、第1フランジに対して第1支持長さで非回転的に設定された第1端部、
上記ベアリングを支持するために、第1端部よりも厚く設定された中心領域、および
第2フランジに対して第2支持長さで非回転的に設定された第2端部を有し、そしてさらに、各シャフト内にたわみ作用構成部を有し、これによってたわみ作用構成部の弾性に対して複数の遊星輪の噛み合い機構を力学的に設定できるように構成した遊星ギヤ装置の構成に関する。
本発明は、さらに、上記構成を駆動する遊星ギヤに関する。
遊星ギヤ装置の最も重要な部分は、中心輪、ギヤリム、およびこれらの間の遊星ギヤである。ギヤリムは、ギヤリム装置とも呼ばれ、互いに接続された部品からなる。少なくとも三つの遊星輪を有する遊星ギヤは、中心輪およびギヤリムに対して同心円状である。遊星輪は、ベアリングとともに、互いに結合された第1フランジおよび第2フランジを有する遊星支持体に取り付けられる。動力入力シャフトは、遊星支持体、より具体的にはその第1フランジに取り付けられる。即ち、このシャフトが、最大トルクを支える。中心輪またはギヤリムをロックでき、この場合、部品のうち2つが、即ち中心輪、ギヤリムまたは支持体が、中心輪の中心軸の周りで回転できる。
各遊星輪は、両端によって支持体に強く結合されたシャフトを有する。遊星輪は、少なくとも一つのベアリングによって、通常は、2つのベアリングによってこのシャフトの周りで回転できる。
上記シャフトは、力学的に噛み合い機構を設定できるように第1端部に対して設定されるたわみ作用構成部に対してたわむ。本明細書で使用する用語“力学的設定”は、荷重を原因とする各種の製造誤差およびシャフト変形に関係なく、遊星輪の荷重バランスを取ることができる設定を意味する。可撓性シャフトまたは弾性シャフトが、力学的に噛み合い機構を設定すると、支持体について許される変形が従来よりも大きくなる。換言すれば、シャフトを使用して、支持体のねじれを原因とする位置合わせ不良を補償することができる。
WO2006/053940には、風力発電プラントの遊星ギヤが開示されている。この遊星ギヤの場合、一般的には、歯形を補正することによって設定を改良している。歯形は、ねじれ角の調整、クラウニングおよび/またはエンドレリーフによって補正できるが、歯形補正には、ある一定の、相対的に狭い範囲で正確に寸法設定しなければならない点に問題がある。風力発電プラントの場合、遊星ギヤは、広い出力範囲で動作しなければならないが、これは、歯形補正によっては実現できない。
次に、WO2005/038296には、遊星輪シャフトについて、たわむことができるように寸法設定した装置が開示されている。たわみ作用シャフトを使用すると、遊星輪の遊星ギヤへの設定精度を高くできる。遊星ギヤの各構成成分は、つねに精度がわずかに不足しているため、設定作業が必要になる。
噛み合い機構の力学的設定についてWO2007/016336およびGB2413836において提案されている解決策も、長いシャフトのたわみ作用に基礎を置いている。これら解決策の場合、いくつかの遊星輪の噛み合い機構を遊星輪ごとに設定し、これらシャフトのたわみ作用によって製造誤差の影響を補正している。
DE102004023151には、シャフトと連動するフランジを有する遊星ギヤが提案されている。この構成の場合、例えば、製造欠陥を補償するために役立つが、この提案策では、支持体の重量緩和から得られる大きな作用効果が失われる。即ち、シャフトとフランジの合成サイズが著しく大きくなるからである。フランジを備えた装置の場合、支持体の重量緩和によって得られる作用効果の大部分が失われてしまう。
本発明の解決策に最も近いのは、EP1435475およびUS5,102,379の解決策である。いずれも、複フランジ式支持体を使用して、遊星輪シャフトを両端で支持する。シャフトの中心部分に深い軸方向キャビティが機械加工されているため、厚みのある中心部分内に、シャフトのたわみ長さが形成されている。上記EP公報には、さらに、完全な力学的設定を与えるために必要な非対称的なシャフト構成が開示されている。このEP公報の減速遊星ギヤの場合、トルクを中心輪に伝達することによって、回転速度を増す遊星ギヤ装置の場合よりも、支持体の第1フランジに作用するトルクを比例的にかなり小さくしている。トルクが小さくなるため、円周方向キャビティのノッチ作用は、それほど大きくはない。
WO2006/053940 WO2005/038296 WO2007/016336 GB2413836 DE102004023151 EP1435475 US5,102,379
Germanischer Lloyd、Guideline for the Certification of Wind Turbines、Edition 2003
上記の従来の解決策は、おもに、回転速度を減速する遊星ギヤ装置に対して好適であるが、いずれも、トルクが現状では1,000,000〜10,000,000Nmの範囲にある大型の風力発電タービン用途に使用することが難しい。ジェットエンジンモーターの場合、タービンの回転速度は3,000〜6,000RPMでよいため、最大トルクは、これよりもかなり小さく、また減速遊星ギヤ装置の場合、力を中心輪に伝達するため、当然のことながら、支持装置のトルクは小さく抑えることができる。風力タービンの遊星ギヤの場合、現状では、非常に大きく、これらを使用して、ゆっくり回転するローターから高出力の電力を伝達している。このように、風力タービンに使用されている遊星ギヤには、多くの特有な特徴がある。一つの大きな特有な特徴をあげれば、回転速度を増すために使用する一方で、それ以外の場所では、回転速度を減速するために使用できることである。さらに、マストまで引き上げる質量を制限することが望ましいため、遊星ギヤのサイズが、きわめて本質的に重要である。ところが、従来の機械設計のすべての方法が既に利用されているため、高出力遊星ギヤを小型化することは難しい。
遊星ギヤの小型化については、遊星輪の個数を増やすことが有利であるが、従来技術の場合、遊星輪の個数を3つ以上にすると、荷重が不均等になることが想定されるため、寸法荷重を大きく取る必要がある(Germanischer Lloyd、Guide‐line for the Certification of Wind Turb-ines、Edition 2003)。寸法荷重が大きくなると、遊星輪の個数を三つ以上にする従来方法の作用効果の多くが失われてしまう。
本発明の目的は、遊星ギヤ装置の構成、およびこの構成の駆動遊星ギヤ装置であって、従来の高トルク風力タービンよりも軽量、特に2,000,000〜10,000,000Nm(Nm=ニュートンm)の範囲で製造できるものを提供することである。本発明構成の特徴は、請求項1に記載されている通りである。
本発明の一実施態様の場合、第1フランジは、内側で、上記たわみ作用構成部を実質的にカバーする面取り面を有する。この点を除けば、第1フランジの厚みは、シャフトの第1端部の寸法と等しく設定されているため、第1フランジの剛性を犠牲にする必要はなく、構成をコンパクト化できる。
一実施態様では、シャフトの第1端部が、中心領域まで延長し、かつシャフトの第1端部の直径の25〜60%、好ましくは35〜45%の直径をもつ軸方向ボアを有する。
一実施態様では、第1端部のたわみ作用より小さいたわみ作用の第2構成は、シャフトの第2端部付近に設定される。この結果、この端部における十分なたわみ作用は、シャフトを短い長さで薄肉化することによって実現できる。シャフトが第2端部付近でたわむと、許容誤差を補償できる。許容誤差としては、例えば、ピッチ誤差、偏心度、およびシャフトまたは歯の位置合わせ不良がある。上記の従来技術の解決策と比較して、本発明構成には著しいが相違があるが、これは、たわみ作用の主部(例えば、15〜50%)が、従来技術の解決策とは異なり、単にたわみからではなく、せん断ひずみから誘導されるからである。
支持装置を重量緩和して遊星ギヤ装置の質量を小さくすると、支持体フランジが互いに回転できる。この場合、シャフトは、せん断応力の作用を受けるが、これの悪影響は、シャフトがより第1端部付近でたわむようにすると、排除できる。
シャフトの中心領域には、目的に応じて、一つか二つのベアリングを設けることができ、たわみ作用間隔で変形が生じる。噛み合い機構において支持体フランジ間にねじれ作用が発生しても、この影響は、特に第1たわみ作用間隔で力学的に補正できる。許容誤差は、両たわみ作用間隔で補正できる。単なる許容誤差を補正した場合は、たわみ値は、時間が経つうちに、両たわみ作用間隔で平均して等しくなると考えられる。
請求項10に記載の実施態様については、変更することができる。即ち、シャフト端部を回転自在に支える両フランジにベアリングを設け、シャフトに遊星輪を固着する。シャフトは、上記構成の場合と全く同様にたわむことになる。
以下、本発明実施態様のいくつかを示す添付図面を参照して、本発明を詳しく説明する。
本発明の遊星ギヤ装置のシャフトを示す上部横断面図である。 支持体に締結された、本発明の遊星輪のシャフトと、その寸法を示す図である。 荷重をかけた状態にある、本発明の遊星輪のシャフトを示す図である。 支持体フランジ間に配設された本発明ピンを中心にして回転する支持体を示す図である。 全距離にわたって剛性が均等な、荷重のない状態のシャフトを示す基本図である。 全距離にわたって剛性が均等な、荷重をかけた状態のシャフトを示す基本図である。 シャフトの長手方向で剛性が変化する、荷重をかけた状態のシャフトを示す基本図である。
図1に示す本発明遊星ギヤ装置100は、主構成部品として、中心輪12、ギヤリム10、および遊星ギヤ14からなる。中心輪12、ギヤリム10および遊星ギヤ14はすべて中心軸線16が同じである。換言すれば、ギヤリム10は、中心輪の中心軸線16を中心にして設けられる。遊星ギヤ14は、中心輪12およびギヤリム10に接触した状態で、両者間に設けられ、そして機能的には、内部ギヤの歯および中心輪の歯に接続、即ちこれら歯と噛み合う。遊星ギヤの遊星輪の個数は、少なくとも3である。遊星ギヤ14は、中心輪12と同じ中心軸線16を有する。各遊星輪18は、次に、それぞれシャフト20を有し、これを中心にして遊星輪が回転する。遊星輪は、内側レース26および外側レース28を有する。これらのうち、外側レース28が遊星輪18の歯30を有する。遊星ギヤ14の支持体22は、第1フランジ24および第2フランジ25を有し、これらフランジは、できるだけ強く互いに結合しておく。この第1フランジ24に入力シャフト46を締結する。
各遊星輪18はシャフト20を有し、このシャフトは第1端部19および第2端部21を有する。遊星輪18は、シャフト20を中心にして回転する。シャフト20の第1締結端部62で、支持体22の第1フランジ24に支持長さfで遊星輪18のシャフト20の第1端部19を締結し、同様に第2締結端部63で、支持体22の第2フランジ25に支持長さgで遊星輪18のシャフト20の第2端部(直径D)21を締結する(図2参照)。さらに、この端部21をロックピンなどのロック手段でフランジ25にロックし、回転できないようにする(図示省略)。
遊星ギヤ装置100は、各遊星輪の内側レース26と遊星輪18のシャフト20との間に少なくとも一つのベアリング32を有し、このベアリングを遊星輪18のシャフト20に固着支持する。各ベアリング32は内側リング34、ローラー要素36、および外側リング38を有する。さらに、たわみ作用構成部40を遊星輪18のシャフト20の第1締結端部62と最も近いベアリング32との間に設け、噛み合い機構(図2)を力学的に設定する。従って、支持体フランジ間に発生するねじれをたわみ作用構成部で補償できるため、支持体を従来技術よりも軽量化できる。一方、支持体を重量緩和するさいには、噛み合い機構を維持した状態で、支持体フランジ間のねじれにより発生する変形に対処できなければならない。遊星輪が変形して、支持体フランジ間に発生するねじれを補償するため、支持体フランジが、従来技術よりも広い範囲まで互いに回転できる。このため、噛み合い機構が力学的に調整される。たわみ作用構成部のたわみは、シャフト厚みの1%以上で同じである。
本発明の遊星ギヤ装置の場合、遊星輪車シャフトを使用して、支持体に発生するねじれを補償する。支持体の重量緩和の一例は、定格出力が1,500kWのギヤであり、これの支持体は、従来2,000kg以上の重量をもっている。この支持体の場合、その重量を低く1,500〜1,600kgに抑えるように緩和すると、最善の結果が得られる。即ち、緩和率は約25%といえる。支持体緩和率を高くすると、たわみが過剰になる。従って、支持体の緩和率を少なくとも10%に設定すると緩和が確実になるといえる。これでさえ、従来の寸法設定からみるとかなりの変化である。さらに、同時に、ピッチ誤差、偏心度、シャフトや歯の位置合わせ不良などの許容誤差を補償できる。
WO2005/038296で提案されている支持体などの片面支持体に関連していえば、例えば、課題は、はすば歯を使用できるかどうかでる。ところが、均質なギヤ動作の確保に関しては、はすば歯はきわめて本質的なものである。歯のねじれ角が大きくなると、ギヤに発生する振動は抑制できるが、ねじれ角については、あまり大きく設定することができない。というのは、ベアリングに作用する力は、ねじれ角が大きくなる程大きくなるからである。たわみシャフトの場合、ねじれ角は0.5°〜4°、好ましくは1°〜2°に設定する。このように設定すると、ベアリングに作用する荷重を好適なレベルに設定できると同時に、振動のないスムーズな動作を確保できる。ギヤ動作を無音で行うためには、無振動動作が必須である。ギヤの寿命や、環境騒音の抑制の点からみて、これは、風力発電プラントにおいて特に重要である。
従来の片面遊星ギヤと比較した場合、支持体に2つのフランジを設けると、構成の剛性を強化でき、それ以外の構成部分の制御性がよくなる。換言すれば、片面支持体よりも複フランジ式支持体のほうがシャフトの支持性がよくなり、支持体に作用する荷重が小さくなり、単フランジ式構成よりも応力の制御性が良くなる。さらに、応力のベアリング間の分布がより均質化する。応力分布は、全体としては、単フランジ式構成よりも複フランジ式構成においてより有利でなる。
図1に示した本発明の遊星ギヤ装置100は、風力発電プランンの2段遊星ギヤ装置における第1遊星ギヤとして使用できる。1段遊星ギヤ装置も、発電装置に直接接続できる。入力シャフト46に、ブレード装置(図示省略)を締結する。ブレード装置に制御コマンドを送る中空チャネル48を入力シャフト46の中心および中心輪12に設け、例えば、ブレード装置のブレード角を調節する。一方、遊星ギヤ複数を他の多くの方法で複合構成すると、ギヤ装置のギヤ比を目的に応じて設定できる。ここで遊星ギヤとは、遊星ギヤ装置を組み立てるさいに、目的に応じて複合構成できる1段遊星ギヤを指す。
図1に示した本発明のギヤ装置100の場合、しまりばめ64によってベアリング32の内側リング34と遊星輪18のシャフト20を互いに締結する。潤滑油をベアリング32に案内できるロックピン44を遊星輪18のシャフト20とベアリング32との間に設ける。ベアリングは通常のベアリングでよい。支持体材料は、例えば、鋳鉄である。他の部品、例えば、シャフト、フランジ、内側ギヤ、中心輪および遊星輪などは、構造鋼で構成すればよい。
図1に示した遊星ギヤ装置100の場合、第1たわみ作用構成部40を遊星輪18のシャフト20の第1端部19付近に設け、そして第2たわみ作用構成部41を第2端部21付近に設けて、噛み合い機構を力学的に設定する。この構成は、特に、遊星輪の個数が4以上の場合に好適である。より具体的には、遊星輪の個数は4〜12、好ましくは4〜7である。この場合、小さな許容誤差があっても、遊星輪間に荷重差が発生する。本発明のシャフトを遊星輪数が4以上のたわみ作用構成部40、41とともに使用すると、その作用効果がいっそう顕著になる。3つの遊星輪の場合、これらに存在する許容誤差の補正効果は小さいからである。
図1に示した本発明の遊星ギヤ装置100の場合、遊星輪18の内側レース26は、ベアリングの外側リング38として直接形成する。本発明では、遊星輪は、剛性をもち、それ自体にたわみ作用はない。この実施態様は、内側レース26が直接外側リング38になる場合、構成の耐性がより強くなるため有利である。さらに、構成成分を2つの代わりに一つ製造すればよいため、許容誤差が小さい。一般的にいって、内側レースが直接外側リングになる場合、これらを個別に構成する場合よりも、耐性がより強く、かつ動力伝達性がより高い構成を同じ空間に設定できる。
本発明は、ベアリングの内側リングがシャフトである(図示省略)特別なケースを製造することも課題としている。この実施態様の場合、製造すべき構成成分の個数を削減できる。なお、組み立てに関して、この実施態様には、いくつかの具体的な課題が残る。
図1に示した本発明の遊星ギヤ装置の場合、遊星ギヤにより伝達される最も高い定格出力が1〜15メガワット、好ましくは3〜10メガワットになるように設計する。本発明の作用効果は、伝達すべき出力が250kW以上、好ましくは500〜1,500kW/遊星輪のときに最も顕著になる。この場合、遊星輪のシャフトは、高い荷重でたわみが目につくほど大きい。たわみ(および付随するせん断ひずみ)は、1%程度である。このようにきわめて高い出力がこの遊星ギヤ装置により伝達される場合には、支持体内に顕著なたわみが発生する。即ち、構成それ自体の剛性は顕著であるにも拘わらず、弾性が構成に現れる。公知なものと比較した場合、支持体の重量緩和が大きい。さらに、遊星ギヤ装置の大きさが小さいため、遊星輪の個数を増やすことができ、この作用効果も大きい。遊星輪の個数が増えると、従来よりも小形の遊星ギヤ装置を介して同じ出力を伝達できるからである。上述したように、遊星輪個数を3以上にすると、構成の寸法誤差に対する許容度が失われてしまう。上記のように、遊星ギヤ装置の小型化は、以下の二点に基づく。第1に、支持体にたわみを許すと、支持体を重量緩和できる。第2に、シャフトが許容誤差を補償すると、遊星輪の個数を増やすことができる。
図2は、両端が支持体22、より具体的にはフランジ24および25に締結された遊星輪18のシャフト20を示す図である。遊星輪18のシャフト20は、中心領域60(長さh)、第1締結端部62(長さh)、第2締結端部63(長さg)、および中心領域60両側のたわみ作用間隔a、bを有する。たわみ作用間隔a、bは、構造的な寸法によって許される程度のきつくない丸み57をもち、たわみ作用間隔aに十分な変形長さが残されている。
中心領域60が、本実施態様の場合個数が2のベアリング32を支持する。ベアリングの内側リング34の間にスペーサリング50を設ける。遊星輪18のシャフト20は、第1締結端部62の第1フランジ24に、そして第2締結端部63の第2フランジ25に支持する。
たわみ作用間隔aは、第1締結端部62と中心領域60の間に存在し、このためシャフト20が変形できる。換言すれば、シャフトの変形は、主にこのたわみ作用間隔a内で生じる。中心領域の外側にたわみが発生すると、ベアリングに向けられる応力を最小限に抑制できる。
図2は、たわみ作用間隔aの剛性EIが、中心領域60の剛性EIの60%未満、好ましくは50%未満に設定された本発明の遊星ギヤ装置を示す図である。剛性EIが変化すると、例えば、同じ弾性を維持した状態で、慣性モーメントIが変化する。たわみ作用間隔の剛性は、たわみ作用間隔の平均剛性を意味する。同様に、中心領域の剛性は、中心領域の平均剛性を意味する。たわみ作用間隔および中心領域におけるシャフトの形状により、異なる慣性モーメントが発生し、そしてさらに、たわみ作用間隔および中心領域に異なる剛性が発生する。
第2たわみ作用間隔bの位置は、第2締結端部63と中心領域60との間にある。第1たわみ作用間隔aおよび第2たわみ作用間隔bは一緒に働き、設計時の寸法誤差および変形を許容するシャフトを形成する。第2たわみ作用間隔の剛性は、中心領域の剛性の75%未満、好ましくは60%未満に設定されている。第2たわみ作用間隔の剛性は、第1たわみ作用間隔の剛性よりも大きいほうが好ましい。図2の場合、第1たわみ作用間隔の長さは、第2たわみ作用間隔bの1.1〜2倍、好ましくは1.6倍に設定されている。この構成が実際に好ましい構成である。両たわみ作用間隔が、寸法誤差を補償するからである。なお、支持体フランジ間に発生するねじれは、特にたわみ作用間隔aによって補償される。このため、たわみ作用間隔aは、たわみ作用間隔bより長く設定されている。即ち、両たわみ作用間隔が、許容誤差を補正する。第1たわみ作用間隔が支持体フランジ間のたわみを補償し、第2たわみ作用間隔より長く設定されている。
図2において、支持体22の第1フランジ24のたわみ作用間隔aに面取り面56を設けているため、シャフトがたわみ、たわみ作用間隔においてシャフトが支持体に接触することはない。
図2に、遊星輪シャフトの寸法関係を示す。シャフト20の中心領域60の長さはhであり、ベアリング装置32の幅はHである。さらに、中心領域60の長さhは、ベアリング装置32の幅Hの85〜100%、好ましくは90〜99%に設定されている。両ベアリング36は、内面がシャフト20に強く支持されている。中心領域60の長さhは、300〜900mm、好ましくは400〜700mmに設定されている。
第1締結端部62は支持長さがfであり、そして第1フランジ24は厚みがFである。第1締結端部62の支持長さfは、コンパクトな構成では、第1フランジ24の厚みFの50〜90%、好ましくは60〜80%に設定されている。第1フランジ24の厚みFは、シャフト端部19とベアリング32との間の距離である。順次、シャフトの第2締結端部63は、支持長さがgであり、そして第2フランジ25は厚みがGである。さらに、第2締結端部63の支持長さgは、第2フランジ25の厚みGの75〜95%、好ましくは75〜85%に設定されている。第2フランジ25の厚みGは、他方のシャフト端部21とベアリング32との間の距離である。
図2においてシャフト20および支持体22によって形成される構成体では、第2締結端部63の支持長さgは、第2フランジ25の厚みGの最大部分をカバーし、同様に、第1締結端部62の支持長さfは、第1フランジ24の厚みFの最大部分をカバーする。従って、しまりばめによってシャフトが、フランジ24および25に強く取り付けられることになる。
シャフト20の遊星輪18の第1端部19は、たわみ作用孔66を有し、これによってシャフトの第1端部のたわみ作用を強化する。この場合の孔は、広く解釈すべきで、異なるタイプの開口を含むものとする。軸方向ボア66は、端部から中心領域にかけて存在する。そして、たわみ作用孔66の直径dは、30〜70mmである。
これら寸法関係の点で、たわみ作用孔は、きわめて小さな直径をもつ孔とは異なる孔である。潤滑油を供給する設計の孔は、たわみ作用孔と同じ効果をシャフトの剛性に与えるものではない。長さに関しては、潤滑油孔は、シャフトまで長く延長する。これら潤滑油孔により潤滑油は案内できるが、たわみ作用孔については封着しておくのが有利である。
図2において、たわみ作用孔66の深さeは、第1フランジ24の厚みFの80〜150%、好ましくは100〜130%に設定する。このため、所望のたわみを第1たわみ作用間隔aにおいて発生させることができる。他方、たわみ作用孔66の深さeは、第1締結端部62の支持長さfの100〜300%、好ましくは105〜300%に設定する。
シャフト20の直径Dは、100〜240mm、好ましくは130〜200mmに設定する。第1端部の直径Dは、中心部分60の直径Dの67%(好ましくは55〜75%)に設定し、たわみ作用孔66の直径dは、シャフト直径Dの20〜50%、好ましくは30〜40%に設定する。このように設定すると、たわみ作用孔は、シャフトのたわみに顕著な効果を与えることになる。たわみ作用孔は、せん断ひずみを与え、これによってたわみを引き起こすため、重要である。支持体のたわみ性が、当然ながら、各シャフトに必要なたわみを決定するものである。
図3に、遊星輪に使用できる、荷重をかけた状態にある本発明の弾性シャフト20を示す。この弾性シャフトは、これに作用する力によってたわむ。シャフト20の中心軸線54は、既にたわんだ状態にある。この場合、シャフト20の端部19、21において、ベアリング32の中心軸線52が、シャフト20の中心軸線54から分岐する。図3に示す状態は、シャフトの動作原理を明示するために、誇張して描かれている。シャフトが支持体フランジ間のたわみを補償すると、ベアリングは、支持体のたわみが発生しない非荷重状態と実質的に同じ状態のままである。図3に示した状態は、ただ一つの荷重状態であり、この状態では、シャフトが許容誤差のためにその両端で、しかもその第1端部でたわみ、支持体フランジ相互のねじれを補償する。
図4に、第1フランジ24および第2フランジ25が互いに回転した状態にある、本発明の遊星ギヤ装置に使用される支持体22を示す。許容誤差を補正するだけではなく、本発明は、支持体のねじれを原因とする位置合わせ不良を補償することを可能にする。フランジ24、25間のネック42も回転している。フランジ24、25およびネック42がねじれているため、フランジ24、25にゆがみが生じている。図4に示したねじれおよびゆがみは、本発明シャフトの弾性構成部がねじれおよびゆがみの影響をどのように補正するかを明示するために、誇張して描かれている。ベアリングの内側リング34の中心軸線52は、支持体22の中心軸線16と平行であり、同時に中心輪に対しても平行である。内側リング34の中心軸線52は理論的なもので、実際にこれに対応するものは、非荷重状態のシャフト20である(図2)。従って、ベアリングの内側リング34は、非荷重状態と同様に、支持体の中心軸線16、そして中心輪の中心軸線16に対して実質的に平行な荷重状態のままである。
シャフトは端部付近でたわむが(中心線54)、シャフトの中心点が、ベアリングの内側リング34の、そして同時に遊星輪18の中心軸線52を形成する(図5)。荷重状態でも、ベアリングの内側リング34の中心軸線52が、支持体22の中心軸線16に対して平行になる。従って、支持体のねじれを原因とするシャフトのゆがみによって、遊星輪に大きな位置合わせ不良が発生することはない。また、製造精度を原因として、遊星輪のシャフト20(図1)が、最初から、中心輪の中心軸線16からわずかにずれていることもあり得る。本発明のシャフトの場合、力の作用により、ベアリングの内側リングを回転でき、従って遊星輪を回転できる。本発明の最後の作用効果として、本発明のたわみ作用間隔により、弾性シャフトが噛み合いを最適化し、これによって荷重の遊星輪間の分布が良くなる。さらに、従来技術に比較して軽量な新規な支持体を使用した場合でも、荷重分布が均一化し、噛み合いもよくなる。
図5aは、シャフト20の動作原理を示す図である。この場合、シャフト20の剛性EIは、全距離にわたって、即ちシャフト20の寸法全体にわたって同じである。シャフト20は、非荷重状態にある。シャフトが非荷重状態にあるとき、支持体がねじれているため、また遊星輪が噛み合っているため、力がシャフトに向かうことはない。
図5bは、荷重状態にある図5aに示したシャフト20の動作原理を示す図である。シャフト20は、その第1端部19によって第1フランジ24に締結し、そしてその第2端部21によって第2フランジ25に締結する。シャフト20の剛性EIは、シャフトの全寸法にわたって同じである。フランジ24および25の相対運動によってゆがみvが発生する結果、即ち、支持体のねじれの結果、シャフトが変形する。この場合、力F1bおよびF2bがベアリングからシャフトに伝達される。添え字bおよびcは、それぞれ図5bおよび図5cに対応する。ベアリング点間または力F1bおよびF2bの間においてシャフト内に誤差Δが発生する。
変形を原因として、シャフトに接続された遊星輪の噛み合い動作に問題が生じる。ベアリングからシャフト20に向かう力F1bは、ベアリングからシャフト20に向かう別な力F2bよりもはるかに強く、力のバランスの悪さは、顕著である。
図5bにおいて、シャフト20は、領域a´、60、b´に分割され、そして図5cにおいて、シャフトは領域a、60、bに分割されている。図5bおよび図5cの比較から、領域aは、シャフトの長手方向におけるa´に相当し、そして領域bは、領域b´に相当することがわかる。なお、領域a´の剛性が中心領域60の剛性と同じであるため、領域a´は、実際のたわみ作用領域ではない。
図5cに、本発明のシャフト20の荷重状態の原理を示す。シャフトは3つの領域a、60、bに分割され、それぞれの剛性はEI、EI、EIである。シャフト20は、その第1端部19によって第1フランジ24に、そしてその第2端部21によって第2フランジ25に支持する。第1フランジ24と中心領域60との間のたわみ作用間隔aの剛性EIは、中心領域60の剛性EIの60%未満、好ましくは50%未満に設定する。従って、たわみ作用領域は、支持体フランジのねじれを原因とするゆがみvの結果として、所望に応じてたわむことになる。ベアリング点間のシャフトの誤差はΔである。即ち、力F1cとF2cとの間の誤差はΔである。換言すれば、誤差Δは、力F1cとF2cとの間に設けられ、ベアリングに固着された中心領域60に発生する。この場合、力F1cおよびF2cは、シャフト周囲に設けられたベアリングからシャフトに伝わる。たわみ作用間隔がある場合にシャフトに発生するゆがみΔは、たわみ作用間隔のない場合にシャフトに発生するゆがみΔよりも小さい。換言すれば、たわみ作用間隔をもつシャフトは、たわみ作用間隔をもたないシャフトほど強く遊星輪を間違った位置に回転させる傾向はない。たわみ作用間隔のないシャフトの剛性は、シャフトの全寸法にわたって同じである。
図5bと図5cとの比較から、支持体フランジは、図5bの場合には距離v、より正確にはv、そして図5cの場合には距離v互いに移動していることがわかる。この場合、シャフトは、支持体の変形vに対応する必要がある。シャフト20のたわみ作用領域aの剛性EIが中心領域60の剛性EIの60%、好ましくは50%未満に設定されているときには、誤差Δは、広い荷重範囲でゼロに近づく。換言すれば、誤差Δは、誤差Δよりもはるかに小さい。
シャフトの剛性が小さくなると、シャフトが、支持体フランジ間の動きを従来技術よりも狭い範囲に抑える。この場合、支持体は、図5bの場合よりも図5cの場合においてよりも変形がわずかに大きくなる。換言すれば、VがVよりもわずかに大きくなるが、支持体のねじれが大きくなっても、シャフトのたわみ作用領域aおよびbが支持体のねじれを補償している限り、問題が生じることはない。この場合には、大きな支持体ねじれに関係なく、ベアリング点間の誤差は小さくなる。
シャフトのたわみ作用領域は、支持体が重量緩和され、ベアリング間の誤差がもとの構成の場合よりも小さい状態にあるように支持体ねじれを補償する。
図5cに示したシャフト20の場合には、第2端部21と中心領域60との間に第2たわみ作用間隔bがある。第2たわみ作用間隔bの剛性EIは、中心領域60の剛性EIの75%未満、好ましくは60%未満に設定する。このため、従来技術よりも広い荷重範囲で誤差Vを小さくできる。シャフトを構成することが、異なる弾性率をもつ新規な材料でシャフトを構成する場合よりも簡単になる。従って、剛性の変化に伴って慣性モーメントが変化するが、同じ弾性率が維持されるようにシャフトを構成できることになる。
図5cに示したシャフトの場合、第1たわみ作用間隔aの剛性EIは、第2たわみ作用間隔bの剛性EIの0.9倍未満、好ましくは0.7倍未満に設定する。
図5cに示すたわみ作用を実現するために、遊星輪シャフト20の第1締結端部62は、図4に示したたわみ作用孔66を有する。このたわみ作用孔により、中心領域に対するたわみ作用領域内のシャフト剛性を計算できる。単純なシャフト外形設計に応じて剛性を小さくする場合には、たわみ作用領域においてシャフトを薄肉化する必要がある。
図5cに示すたわみ作用を実現するために、図2に示すように、シャフト20の第1締結端部62は支持長さfを有し、そしてたわみ作用孔66は、深さeをもつ。たわみ作用孔66の深さは、第1締結端部24の厚みfの100〜300%、好ましくは105〜200%に設定する。
図5cに示すたわみ作用を実現するために、図4に示すように、シャフト20の第1端部19は直径Dを有し、中心部分60は直径Dを有し、そしてたわみ作用孔66は直径dをもつ。たわみ作用孔の直径は、シャフト20の直径Dの20〜50%、好ましくは30〜40%に設定し、そして第1端部の直径Dは、中心部分60の直径Dの67%(好ましくは55〜75%)に設定する。
遊星輪の個数を3以上にすると、寸法誤差を補償できる動作も生じる。これは、支持体のねじれを原因とするゆがみ、即ちフランジ間の動作について図5bおよび図5cで行った説明に対応する形で説明できる。
14:遊星ギヤ
18:遊星輪
19:第1端部
20:シャフト
21:第2端部
24、25:フランジ
26:内側レース
36:ベアリング
40:たわみ作用構成部
46:入力シャフト
60:中心領域
100:遊星ギヤ装置

Claims (12)

  1. それぞれが内側レース(26)、この内側レースを支持する少なくとも一つのベアリング(36)、およびこのベアリング(36)を支持するシャフト(20)を有する少なくとも3つの遊星輪(18)を有する遊星ギヤ(14)、および
    入力シャフト(46)に接続された第1フランジ(24)、および反対側にある第2フランジ(25)を有する遊星ギア装置(14)の支持体(22)を有し、
    上記遊星輪(18)の各シャフト(20)が、
    第1の支持長さ(f)の区間亘る上記第1フランジ(24)に非回転的に設定され且つ直径がDの第1端部(19)
    この第1端部(19)より厚く設定され且つ上記ベアリング(36)を支持する厚い中心領域(60)と、
    第2支持長さ(g)の区間亘る上記第2フランジ(25)に非回転的に設定された第2端部(21)を有する遊星ギヤ装置の構成であって、
    さらに、各シャフト(20)にたわみ作用構成部(40)を有し、このたわみ作用構成部(40)の弾性に応じて上記複数の遊星輪(18)の噛み合い機構を力学的に設定する遊星ギヤ装置構成において、
    上記シャフト(20)のたわみ作用構成部(40)が、上記第1端部(19)の直径Dを有するとともに、上記厚い中心領域(60)の中心領域長さ(h)の区間に亘る穴が無く、上記第1端部(19)の直径Dからより厚い中心領域(60)の直径Dにむけて延長する穏やかな円形部(57)をもつたわみ作用間隔(a)であり、そしてこのたわみ作用間隔(a)が上記第1支持長さ(f)と上記厚い中心領域(60)との間にあり、且つこれを上記厚い中心領域(60)の外側に形成したことを特徴とする遊星ギヤ装置の構成。
  2. 上記シャフト(20)の上記第1端部(19)の直径Dを、上記中心領域(60)の直径Dの55〜75%に設定し請求項1に記載の構成。
  3. 上記シャフト(20)の上記第1端部(19)が上記中心領域(60)まで延長する軸方向ボア(66)を有し、このボアの直径(d)を上記シャフト(20)の第1端部(19)の直径Dの25〜60%設定し請求項1または2に記載の構成。
  4. 上記第1フランジ(24)の内側に、上記たわみ作用構成部(40)を実質的にカバーする面取り面(56)を形成し請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成。
  5. 上記遊星輪(18)のシャフト(20)の第2端部(21)付近に、第2たわみ作用構成部(41)を備え請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成。
  6. 第1たわみ作用間隔(a)の長さを第2たわみ作用間隔(b)の少なくとも1.1倍設定し請求項5に記載の構成。
  7. 上記第1たわみ作用間隔(a)の平均剛性(EI)を上記中心領域(60)の剛性(EI)の60%未満設定し請求項1〜6のいずれか1項に記載の構成。
  8. 第1締結端部を支持する第1フランジ(24)における第1締結端部(62)の支持長さ(f)をこのフランジ(24)の厚み(F)の50〜90%設定し請求項1〜7のいずれか1項に記載の構成。
  9. 中心軸線(16)を有する中心輪(12)、
    上記中心輪(12)の周りに設けられ、上記中心輪(12)と同じ中心軸線(16)を有するギヤリム(10)、
    遊星輪装置(14)が中心輪(12)とギヤリム(10)との間に両者と接触した状態で設けられるとともに、中心輪(12)およびギヤリム(10)に対して同心円状に設けられ、かつ各遊星輪(18)が内側レース(26)を有する状態で、少なくとも3つの遊星輪(18)を有する遊星ギヤ(14)、
    動力入力シャフト(46)、および
    入力シャフト(46)側に第1フランジ(24)を有するとともに、反対側に第2フランジ(25)を有する遊星ギヤ(14)の支持体(22)を有する回転速度を加速する遊星ギヤにおいて、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の構成を有す遊星ギヤ。
  10. 遊星ギヤの定格出力が1〜5MWであ請求項に記載の遊星ギヤ。
  11. 遊星ギヤに入る寸法モーメントが2,000,000〜10,000,000Nmであ請求項または10に記載の遊星ギヤ。
  12. 遊星輪の個数が4〜12である請求項11のいずれか1項に記載の遊星ギヤ。
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