JP5488805B2 - レーザセンサ及びこれを用いた検出対象判定方法 - Google Patents
レーザセンサ及びこれを用いた検出対象判定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5488805B2 JP5488805B2 JP2010004868A JP2010004868A JP5488805B2 JP 5488805 B2 JP5488805 B2 JP 5488805B2 JP 2010004868 A JP2010004868 A JP 2010004868A JP 2010004868 A JP2010004868 A JP 2010004868A JP 5488805 B2 JP5488805 B2 JP 5488805B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection target
- pedestrian
- vehicle
- size
- determination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
この請求項1の発明によれば、まず検出対象領域を車道に絞り、さらに車道上で検出された検出対象の大きさから大きさ判定基準を用いて歩行者に該当するか否かを検討する。該当すれば、歩行者の可能性が高いが、前回の走査周期で検出された位置からの移動距離を移動距離判定基準と対比することで、さらに歩行者である可能性を高めることができる。したがって、この場合の移動距離判定基準は歩行者移動距離範囲であり、歩行者であれば移動できるであろう上限値あるいは下限値(又はその両方)が予め設定されている。
そして、この請求項1の発明によれば、検出された複数の検出対象が今回の走査周期で突然検出されたものであっても、それらの全ての検出対象の位置が車両の大きさを示す大きさ判定基準(具体的には車両大きさ範囲)の範囲内にあれば、車両が分離して検出されたものとみなして検出された検出対象を車両と判定できる。したがって、色や天候等で車両が分離して検出されても、これを確実に車両であると判定することができる。
レーザセンサ1は、検出対象領域6の全範囲に対してレーザ光を走査状に照射するものである。レーザ光による走査線の一部を図において破線a〜eで示している。検出対象領域6をレーザ光で1スキャンして、走査周期が完了する。検出対象領域6内に存在する検出対象7a、7bの検出は、この走査周期を所定時間ごとに繰り返して行われる。図では、特にレーザセンサによる検出の要望が高い横断歩道での歩行者と車両を区別して検出する例を示している。したがって、図の例では、検出対象領域6が横断歩道8の周辺であって、車道9と歩道10がその対象となっている。歩道10には歩行者7aが歩行していて、車道9には車両7bが走行している。横断歩道8には、歩行者7aと車両7bが存在する可能性があるが、図では歩行者7aのみが歩行している状態を示している。
本発明に係るレーザセンサを用いた検出対象判定方法を、図2で示したA〜Eの事例に沿って説明する。なお、符号については図1に記載のものを用いる。
レーザセンサ1により検出を開始する際、まず検出対象領域6の全範囲に対してレーザ光を走査状に照射して走査周期を行い、検出対象が車道9上に存在するか否かを検出する(ステップS1)。図の例では、車道9上に存在しなければ、車両が歩道10を走行しているとは判断しないようにしている。図示したように、車道9以外の歩道10に存在しているのは全て歩行者7aと判断される。したがって、ステップS6へと進み、事例Aでの検出対象は歩行者7aと判定される。
ステップS1で検出対象が車道9上に存在していた場合、その検出対象の大きさを大きさ判定基準が有する歩行者大きさ範囲に該当するか否かを判断する(ステップS2)。図示したように、検出対象が車両7bの場合、その大きさは歩行者大きさ範囲よりも大きい値を示す。したがって、ステップS7へと進み、事例Bでの検出対象は車両7bと判定される。ここで、歩行者大きさ範囲は、通常の人間の大きさを考慮して設定される。
ステップS2で検出対象の大きさが歩行者大きさ範囲に該当している場合、前回の走査周期のデータを参照し、今回の走査周期で検出された検出対象の移動距離を移動距離判定基準が有する歩行者移動距離範囲に該当するか否かを判断する(ステップS3)。これは、ステップS2で大きさ判定基準により歩行者に該当しても、これをすぐに歩行者と判断するのではなく、その移動距離をさらに検討することで、検出結果の精度を高めるためのものである。図の例では、今回検出された検出対象の傍に、前回の走査周期で検出された検出対象が存在している(図の点線)。この間の移動距離が歩行者移動距離範囲の範囲内であれば、ステップS6へと進む。すなわち、事例Cの検出対象は歩行者7aと判定される。ここで、歩行者移動距離範囲は、歩行者であれば移動できるであろう上限値あるいは下限値(又はその両方)を考慮して設定されている。
ステップS3で検出対象が歩行者移動距離範囲に該当していない場合、前回の走査周期のデータを参照し、今回の走査周期での検出対象に対応するものが前回の走査周期で検出されてなく、かつ大きさ判定基準が有する車両大きさ範囲内(図の点線で示す車両の大きさ7e)に複数の検出対象が検出されているか否かを判断する(ステップS4)。これは、ステップS2でその大きさが歩行者に該当し、ステップS3でその移動距離が歩行者に該当しない検出対象に対し、別の判断基準から検出対象を判定し、検出結果の精度を高めるためのものである。図示したように、大きさ判定基準では歩行者の範囲内に属する複数の検出対象が、全体として車両大きさ範囲内に収まる位置にあるとき、ステップS7へと進む。これは、雨等の天候の影響や色等の影響でレーザ光が吸収されて車両が分離して検出されることを考慮したものである。したがって、事例Dの検出対象は、複数の歩行者と思われる大きさの検出対象が検出されているが、車両と判定される。ここで、車両大きさ範囲は、通常の車両の大きさを考慮して設定される。
ステップS4で複数の検出対象が存在していない場合、前回の走査周期のデータを参照し、検出された検出対象から移動距離判定基準が有する車両移動距離範囲の範囲内に車両が存在しているか否かを判断する(ステップS5)。これは、前回の走査周期では車両と判定された検出対象(図の点線で示す車両7c)が、今回の走査周期で車両移動距離範囲内に存在していなく、代わりに歩行者程度の大きさ判定基準に属する検出対象7dがその位置に検出された場合である。このような場合でも、その大きさから歩行者と判断せずに、的確な判定を行って検出結果の精度を高めるものである。このような場合は、今回検出された検出対象は、雨等の天候の影響や色等の影響でレーザ光が吸収されて車両の一部が分離もされずに一部分のみ検出されたものと判断し、ステップS7へ進む。したがって、事例Eの検出対象は、車両7bと判定される。ここで、車両移動距離範囲は、通常の車両の速度を考慮して設定される。このように、色や天候等で車両が分離して検出されるのではなく一部のみが検出された場合であって、これが大きさ判定基準によれば歩行者に該当する場合であっても、これを車両であると判定することができ、判定の信頼性を高めることができる。
2 レーザ光出射部
3 受光部
4 判定部
5 記憶部
6 検出対象領域
7a 歩行者
7b 車両
7c 車両
7d 検出対象
7e 車両の大きさ
8 横断歩道
9 車道
10 歩道
Claims (4)
- 歩行者及び車両を含む検出対象が通行する検出対象領域の全範囲をレーザ光により周期的に走査し、前記検出対象領域に存在する検出対象にて反射された反射レーザ光を検出するためのレーザセンサであって、
検出対象領域に対してレーザ光を出射するレーザ光出射部と、
前記検出対象からの反射レーザ光を受光し、受光した反射レーザ光に対応した受光情報を出力する受光部と、
前記受光部からの前記受光情報を一時的に記憶する記憶部と、
前記受光部及び前記記憶部の少なくとも一方から前記受光情報を受け取り、受け取った受光情報が歩行者又は車両のいずれのカテゴリに属する検出対象を示すものであるかを判定条件に基づいて判定するための判定部とを備え、
前記判定条件は、前記受光情報に基づき、対応する検出対象の大きさを判定するための大きさ判定基準と、前回の走査周期と今回の走査周期にて得られた受光情報に基づき、同一の検出対象の移動距離を判定するための移動距離判定基準を含み、
前記検出対象領域を車道及び歩道とし、前記検出対象が前記車道上に存在し、かつ前記大きさ判定基準により前記検出対象が歩行者に該当する状況下にて、
前記判定部は、前記移動距離判定基準により前記検出対象が歩行者に該当すれば、前記検出対象を歩行者と判定し、前記移動距離判定基準により前記検出対象が歩行者に該当しなければ、前記検出対象が歩行者でないと判定し、
前記判定部は、前記状況下において前記検出対象が歩行者でないと判定した場合には、今回の走査周期にて検出された検出対象が前回の走査周期にて検出されておらず、かつ複数存在し、該複数の検出対象が前記大きさ判定基準により全て車両の大きさの範囲内に含まれている識別条件が満たされたとき、前記検出対象を車両と判定することを特徴とするレーザセンサ。 - 前記大きさ判定基準は、歩行者の大きさを示す歩行者大きさ範囲と、車両の大きさを示す車両大きさ範囲とを有し、
前記移動距離判定基準は、歩行者の移動距離を示す歩行者移動距離範囲と、車両の移動距離を示す車両移動距離範囲とを有していることを特徴とする請求項1に記載のレーザセンサ。 - 歩行者及び車両を含む検出対象が通行する検出対象領域の全範囲に対してレーザ光を出射するレーザ光出射部と、
前記検出対象領域に存在する前記検出対象からの反射レーザ光を受光し、受光した反射レーザ光に対応した受光情報を出力する受光部と、
前記受光部からの前記受光情報を一時的に記憶する記憶部と、
前記受光部及び前記記憶部の少なくとも一方から前記受光情報を受け取り、受け取った受光情報が歩行者又は車両のいずれのカテゴリに属する検出対象を示すものであるかを判定条件に基づいて判定するための判定部とを備え、
前記判定条件は、前記受光情報に基づき、対応する検出対象の大きさを判定するための大きさ判定基準と、前回の走査周期と今回の走査周期にて得られた受光情報に基づき、同一の検出対象の移動距離を判定するための移動距離判定基準を含むレーザセンサを用いた検出対象判定方法であって、
前記検出対象領域を車道及び歩道とし、
前記検出対象が前記車道上に存在し、かつ前記大きさ判定基準により前記検出対象が歩行者に該当する状況下にて、前記移動距離判定基準により前記検出対象が歩行者に該当すれば、前記検出対象を歩行者と判定し、前記移動距離判定基準により前記検出対象が歩行者に該当しなければ、前記検出対象が歩行者でないと判定し、
前記状況下において、前記検出対象が歩行者と判定されなかった場合には、
今回の走査周期にて検出された検出対象が前回の走査周期にて検出されておらず、かつ複数存在し、該複数の検出対象が前記大きさ判定基準により全て車両の大きさの範囲内に含まれている識別条件が満たされたとき、前記検出対象を車両と判定することを特徴とする検出対象判定方法。 - 前記識別条件が満たされず、
前記前回の判定にて車両と判定された検出対象の位置から今回検出された検出対象までの距離が前記移動距離判定基準により車両に該当する距離であれば、前記検出対象を車両と判定することを特徴とする請求項3に記載の検出対象判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004868A JP5488805B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | レーザセンサ及びこれを用いた検出対象判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004868A JP5488805B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | レーザセンサ及びこれを用いた検出対象判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011145812A JP2011145812A (ja) | 2011-07-28 |
JP5488805B2 true JP5488805B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=44460619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010004868A Active JP5488805B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | レーザセンサ及びこれを用いた検出対象判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5488805B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5866682B2 (ja) * | 2011-09-20 | 2016-02-17 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | 計測システムおよび計測方法 |
KR102129588B1 (ko) * | 2013-06-26 | 2020-07-02 | 현대모비스(주) | 물체 인식 시스템 |
JP6531390B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2019-06-19 | 住友電気工業株式会社 | 電波センサ、検知方法および検知プログラム |
JP2018146440A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | 株式会社豊田自動織機 | 環境認識装置 |
JP7327257B2 (ja) * | 2020-04-13 | 2023-08-16 | トヨタ自動車株式会社 | 車載センサシステム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3450189B2 (ja) * | 1998-06-16 | 2003-09-22 | ダイハツ工業株式会社 | 歩行者検知システム及びその制御方法 |
JP2000346938A (ja) * | 1999-06-07 | 2000-12-15 | Nippon Signal Co Ltd:The | 横断者検出方法 |
JP2002157697A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Mazda Motor Corp | 車両の制御装置 |
JP2004185363A (ja) * | 2002-12-04 | 2004-07-02 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | エリアセンサによる物体識別方法 |
JP2008003952A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 交通対象検知装置 |
-
2010
- 2010-01-13 JP JP2010004868A patent/JP5488805B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011145812A (ja) | 2011-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102779430B (zh) | 基于视觉的夜间后碰撞警告系统、控制器及其操作方法 | |
KR101480651B1 (ko) | 오브젝트 처리 방법 및 이를 지원하는 차량 | |
JP5429380B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP4993322B2 (ja) | 車両周辺にある光点のカメラによる識別及び分類 | |
Lindner et al. | Multi-channel lidar processing for lane detection and estimation | |
JP5488805B2 (ja) | レーザセンサ及びこれを用いた検出対象判定方法 | |
US20150378015A1 (en) | Apparatus and method for self-localization of vehicle | |
JP2012032378A (ja) | 道路端検出装置、運転者支援装置、および道路端検出方法 | |
JP2008026997A (ja) | 歩行者認識装置及び歩行者認識方法 | |
CN105128836A (zh) | 自主紧急制动系统及其中识别行人的方法 | |
JP5540217B2 (ja) | レーザースキャンセンサ | |
JP5712900B2 (ja) | 周辺物体検出装置 | |
JP2007114831A (ja) | 物体検出装置 | |
JP5868586B2 (ja) | ビデオ画像に基づく道路特性分析、車線検出、および車線逸脱防止方法および装置 | |
CN103854502A (zh) | 道路标志识别装置及方法 | |
JP2001134771A (ja) | 対象物認識装置 | |
JP2007010335A (ja) | 車両位置検出装置及びシステム | |
CN110626355B (zh) | 一种雷达遮挡诊断方法、装置及终端 | |
JP5246430B2 (ja) | 障害物検知方法及び装置 | |
CN109631782A (zh) | 用于测量桥梁间隙的系统和方法 | |
JP6596889B2 (ja) | 物体検出装置 | |
JP2011232230A (ja) | 上方障害物検知装置、衝突防止装置および上方障害物検知方法 | |
CN112997093A (zh) | 用于确定关于车辆环境中的物体的信息的方法和处理单元 | |
JP2011027595A (ja) | 地図データ検証システム | |
CN111742235A (zh) | 用于识别针对车辆适合的空停车位的方法和系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140211 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5488805 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |