JP5488017B2 - 等速ジョイントの中間シャフト - Google Patents
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Description
また、請求項1に係る発明によれば、熱処理部の熱処理前におけるOBDのピークは、熱処理部の範囲内に位置しているので、熱処理部の熱処理後におけるOBDのピークを、より確実且つ容易に熱処理部の範囲に位置させるようにすることが可能となる。特に、高周波移動焼き入れ法を採用して熱処理部の熱処理を行う場合に効果的となる。
さらに、請求項8に係る発明によれば、外周スプラインは、円柱状の中間シャフト素材に転造ラックで転造加工を施すことにより形成され、転造ラックは、外周スプラインの軸方向基端側にOBDのピークが存在する第1スプライン歯を成形する第1転写部と、外周スプラインの軸方向先端側に第1スプライン歯よりもOBDが小さい第2スプライン歯を成形する第2転写部とを有する。この転造ラックを用いることにより、OBDのピークが熱処理部の範囲内に位置するようにされた外周スプラインを簡易に形成することができる。
Claims (12)
- 等速ジョイントの内輪に設けられた内周スプラインと嵌合する軸方向に延設された外周スプラインを有する中間シャフトにおいて、
前記外周スプラインは、軸方向の先端側に位置する非熱処理部と軸方向の基端側に位置する熱処理部とを有し、
前記熱処理部の熱処理後において、前記外周スプラインの歯厚を規定するオーバーボール径のピークが前記熱処理部の範囲内に位置しているとともに、
前記熱処理部の熱処理前における前記オーバーボール径のピークは、前記熱処理部の範囲内に位置していることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項1において、
前記熱処理部の熱処理後における前記オーバーボール径のピークは、前記非熱処理部と前記熱処理部の境界から前記熱処理部側に所定距離ずれた所に位置していることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項1または2において、
前記熱処理部は、前記中間シャフトの一端側から他端側に向かって移動しつつ高周波で焼き入れする高周波移動焼き入れ法により熱処理されていることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 等速ジョイントの内輪に設けられた内周スプラインと嵌合する軸方向に延設された外周スプラインを有する中間シャフトにおいて、
前記外周スプラインは、軸方向の先端側に位置する非熱処理部と軸方向の基端側に位置する熱処理部とを有し、
前記熱処理部の熱処理後において、前記外周スプラインの歯厚を規定するオーバーボール径のピークが前記熱処理部の範囲内に位置しているとともに、
前記外周スプラインは、円柱状の中間シャフト素材に転造加工を施すことにより形成され、
転造加工前の前記中間シャフト素材は、前記非熱処理部となる部位の径が前記熱処理部となる部位の径よりも小さくされていることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項4において、
前記熱処理部の熱処理後における前記オーバーボール径のピークは、前記非熱処理部と前記熱処理部の境界から前記熱処理部側に所定距離ずれた所に位置していることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項4または5において、
前記熱処理部は、前記中間シャフトの一端側から他端側に向かって移動しつつ高周波で焼き入れする高周波移動焼き入れ法により熱処理されていることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項4〜6のいずれか一項において、
前記熱処理部の熱処理前における前記オーバーボール径のピークは、前記熱処理部の範囲内に位置していることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 等速ジョイントの内輪に設けられた内周スプラインと嵌合する軸方向に延設された外周スプラインを有する中間シャフトにおいて、
前記外周スプラインは、軸方向の先端側に位置する非熱処理部と軸方向の基端側に位置する熱処理部とを有し、
前記熱処理部の熱処理後において、前記外周スプラインの歯厚を規定するオーバーボール径のピークが前記熱処理部の範囲内に位置しているとともに、
前記外周スプラインは、円柱状の中間シャフト素材に転造ラックで転造加工を施すことにより形成され、
前記転造ラックは、前記外周スプラインの軸方向基端側に前記オーバーボール径のピークが存在する第1スプライン歯を成形する第1転写部と、前記外周スプラインの軸方向先端側に前記第1スプライン歯よりも前記オーバーボール径が小さい第2スプライン歯を成形する第2転写部と、を有することを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項8において、
前記熱処理部の熱処理後における前記オーバーボール径のピークは、前記非熱処理部と前記熱処理部の境界から前記熱処理部側に所定距離ずれた所に位置していることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項8または9において、
前記熱処理部は、前記中間シャフトの一端側から他端側に向かって移動しつつ高周波で焼き入れする高周波移動焼き入れ法により熱処理されていることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項8〜10のいずれか一項において、
前記熱処理部の熱処理前における前記オーバーボール径のピークは、前記熱処理部の範囲内に位置していることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。 - 請求項8〜11のいずれか一項において、
前記第1転写部と前記第2転写部の境界は、前記非熱処理部と前記熱処理部の境界から前記熱処理部側に所定距離ずれた所に位置していることを特徴とする等速ジョイントの中間シャフト。
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JP2010027407A JP5488017B2 (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | 等速ジョイントの中間シャフト |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010027407A JP5488017B2 (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | 等速ジョイントの中間シャフト |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011163457A JP2011163457A (ja) | 2011-08-25 |
JP5488017B2 true JP5488017B2 (ja) | 2014-05-14 |
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ID=44594385
Family Applications (1)
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JP2010027407A Active JP5488017B2 (ja) | 2010-02-10 | 2010-02-10 | 等速ジョイントの中間シャフト |
Country Status (1)
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- 2010-02-10 JP JP2010027407A patent/JP5488017B2/ja active Active
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