以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデータ処理方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、本発明にかかるデータ処理方法をデジタルテレビジョン(Television:TV)表示装置に適用した例を示すが、これに限定されることなく、例映像等を表示するAV機器などであれば、本発明を適用することができる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態について図1を用いて説明する。まず、デジタルテレビジョン表示装置100の機能構成について説明する。図1は、実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100構成を示すブロック図である。図1に示すように、デジタルテレビジョン表示装置100は、履歴情報記憶部140と、電子番組情報記憶部150と、録画番組記憶部160と、表示部170と、接続I/F(InterFace)180と、通信部190とを備えている。そして、デジタルテレビジョン表示装置100は、接続I/F180を介して外部録画番組記憶部161と、さらに通信部190を介して、外部ネットワーク上に配置されたデジタルテレビジョン表示装置195と、接続されている。
また、デジタルテレビジョン表示装置100は、ASICやCPU等の処理装置、デジタルテレビジョン表示装置100の動作を制御する所定のプログラムが格納されたROMや当該処理装置のワーク領域となるRAM等の記憶装置を備えており(何れも図示せず)、当該処理装置と記憶装置に格納されたプログラムとの協働により、操作受付部101、メタデータ検索部102、メタデータ取得部103、関連度算出部104、表示情報生成部105、表示制御部106、映像再生部107、放送受信部108の各機能部を実現する。本実施の形態では、TV番組等を録画した映像をコンテンツとする。
図1に示すデジタルテレビジョン表示装置100では、現在放送中のコンテンツの他、ユーザの操作等に基づいて録画番組記憶部160に記憶されたコンテンツ(以下、PVRコンテンツと称す)を視聴できる。
また、デジタルテレビジョン表示装置100は、放送局の数だけ、図示しないデジタル放送チューナを備えている。そして、これらのデジタル放送チューナにより、録画番組記憶部160に対してコンテンツが自動的に記録される。この自動的に記録されたコンテンツを、自動記録コンテンツと称す。この自動記録コンテンツは、ユーザからPVRコンテンツとして保存するような操作がなされない限り、録画されてから一週間が経過した時点で自動的に削除されるものとする。これにより、本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、既に放送済みの一週間分のコンテンツを視聴できる。
また、1週間分の自動記録コンテンツを保持することに伴い、デジタルテレビジョン表示装置100は、過去1週間分の電子番組表も、後述する電子番組情報記憶部150で保持する。これにより、ユーザは、過去一週間のコンテンツについても、電子番組表(以下、過去電子番組表と称す)から選択することで視聴することができる。
そして、本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、現在放送中及び放送予定のコンテンツと、PVRコンテンツと、自動録画コンテンツと、をそれぞれ分類したカテゴリ毎に、検索又は一覧表示等などの操作を受け付けるものとする。換言すれば、本実施の形態においては、検索範囲として、現在放送中及び放送予定コンテンツと、PVRコンテンツと、自動録画コンテンツと、をそれぞれ検索範囲又は表示範囲として分類し、これらカテゴリ毎にコンテンツの表示画面を用意する。カテゴリ別にコンテンツの表示画面を用意した理由について説明する。
本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、放送局の数だけ、図示しないデジタル放送チューナを搭載し、各放送局のコンテンツを1週間分保持することとしている。また、地上波デジタルの他に、BSやCSなどに属する放送局から様々なコンテンツが提供されている。さらに、録画番組記憶部160の大容量化に伴いPVRコンテンツの量も増大する傾向にある。このため、本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100でこれら全てのコンテンツを同一の表示画面で表示すると、ユーザが各コンテンツを認識するのが困難になる。
つまり、PCであれば解像度が自由に設定できるため画面を高精細にすれば様々なコンテンツの表示が可能となるが、デジタルテレビジョン表示装置100では大画面であっても解像度が予め定義されているため、上述したような膨大な数のコンテンツを表示しようとすると各コンテンツの表示と、コンテンツを選択するための操作が難しくなるという問題がある。このため、本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、一度に表示される情報量を削減し、デジタルテレビジョン表示装置100の解像度に適切な表示を行うために、カテゴリ毎にコンテンツを表示することとした。
リモートコントローラ90は、利用者からボタン等を介して受け付けた操作情報を、デジタルテレビジョン表示装置100に対して送信する。
図2は、リモートコントローラ90の外観を示す図である。図2に示すリモートコントローラ(以下、リモコンとも称す)90は、主として、電源キー201、入力切換キー202、衛星デジタル放送チャンネルのダイレクト選局キー203、地上波放送チャンネルのダイレクト選局キー218、カーソルキー204、決定キー205、番組表キー206、ページ切換キー207、ナビゲーションキー208、戻るキー209、終了キー210、青ボタン211a、赤ボタン211b、緑ボタン211c、黄ボタン211d、地デジー地アナ切替キー212、BS−CS切替キー213、二画面表示切替キー214、チャンネルアップダウンキー215、音量調整キー216、発光部217等を備えている。
また、これらのキーのうち、青ボタン211a、赤ボタン211b、緑ボタン211c、及び黄ボタン211dは、コンテンツの表示画面の呼び出しや、コンテンツの表示画面におけるカテゴリの切替操作に用いられる。
このようにリモコン90は、ユーザが容易に使用できるよう、ある程度ボタンの数が絞られている。そして、デジタルテレビジョン表示装置100では、このリモコン90で、膨大なコンテンツから、ユーザが所望するコンテンツを容易に見つけ出せるよう、以下に示す構成を備えることとした。これによりユーザは、コンテンツを検出するための操作が容易になる。
録画番組記憶部160は、映像等のコンテンツを記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。また、録画番組記憶部160は、コンテンツとともに提供されたメタデータを、当該コンテンツに対応付けて記憶している。
本実施の形態にかかるメタデータは、コンテンツの内容を示す情報(コンテンツ情報)とする。そして、録画番組記憶部160では、メタデータを、コンテンツの内容を分類する項目ごとに格納している。具体的には、録画番組記憶部160は、当該コンテンツのタイトル、チャンネル、放送日時、出演者、番組内容(番組内容を示すキーワードや文章)、ジャンル等の各項目に対して、それぞれの内容を示すコンテンツ情報(換言すればコンテンツのメタデータ)を対応付けて記憶している。
図3は、TV番組をコンテンツとした場合におけるメタデータの一例を示す説明図である。図3に示すメタデータは、TV番組を録画したコンテンツに関する情報であり、TV番組のタイトル「お昼のコメディーショー」、チャンネル「○×放送」、放送日時「2008年8月1日 12:00〜12:40」、出演者「○○△、□□××」、番組内容「今旬の〜世界にいざなう」、ジャンル「お笑い」などの情報が記憶されている。
なお、上記では、メタデータが予め設定された状態で提供される態様を説明したが、このような態様に限定されるものではない。例えば、リモートコントローラ90やPCのキーボードなどの入力装置などを介してユーザから入力された情報をメタデータとして、コンテンツと関連付けて録画番組記憶部160に記憶してもよい。
電子番組情報記憶部150は、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を管理・配信している外部サーバ、またはTV放送から取得した電子番組表を記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。具体的には、インターネットなどのネットワーク網に接続されたサービス提供者のサーバ装置から、通信部190を介してTV、CATV、CS放送、BS放送などの電子番組表を取得、又はTV放送により放送された電子番組表を、アンテナやケーブル(不図示)を介して受信し、取得又は受信した電子番組表を記憶している。また、電子番組情報記憶部150は、コンテンツ毎に様々なステータスを記憶している。
図4は、電子番組情報記憶部150が電子番組情報を記憶するテーブル構造の例を示す図である。図4に示すように、電子番組情報記憶部150は、コンテンツ(番組)毎に、放送日時、番組説明、放送局名、放送時間、ステータスなどを対応付けて記憶する。
番組説明は、コンテンツを説明する情報(メタデータ)として、例えば、タイトル、人物、キーワード、ジャンルなどの情報を保持している。これらの情報は、電子番組表から取得した情報の他に、インターネットなどから取得した情報であっても良い。
ステータスは、各コンテンツの現在の状況を示す情報として、例えば、放送中、予約設定、録画中、予約録画済み、アーカイブ中、アーカイブ済みなどの情報を、対応付けて保持する。
各ステータスの“○”の設定の有無により、各コンテンツがいずれの状態にあるのか判定できる。例えば、“放送中”が“○”であれば、当該コンテンツが現在放送中であることを意味する。“予約設定”が“○”であれば、当該コンテンツが放送された際に、PVRコンテンツとして保持することを意味する。“録画中”が“○”であれば、当該コンテンツを現在PVRコンテンツとして録画中であることを意味する。
また、“予約録画済”が“○”であれば、当該コンテンツがPVRコンテンツとして保持されていることを意味する。また、“アーカイブ中”が“○”であれば、当該コンテンツを自動録画コンテンツとして録画中であることを意味する。また、“アーカイブ済”が“○”であれば、当該コンテンツが自動録画コンテンツとして録画済みであることを意味する。
つまり、電子番組情報記憶部150のステータスを参照することで、各コンテンツが、放送中及び放送予定のコンテンツ、自動録画コンテンツ、及びPVRコンテンツのいずれに属するのか特定できる。
そして、メタデータ取得部103が、放送日時、番組説明、放送局名、及び放送時間を取得し、表示制御部106が、これら情報に基づいて、電子番組表や、様々なコンテンツ一覧画面など生成、表示のための処理を行う。
ここで、電子番組表には、現在から未来のある時点(例えば、1週間後)までに放送される番組の一覧情報のほか、現在から過去のある時点(例えば1週間前)までに放送された番組(自動録画コンテンツ)の一覧情報(過去電子番組表)も含まれている。これにより、ユーザが過去電子番組表を参照し、当該過去電子番組表から選択したコンテンツに基づいて、自動録画コンテンツを視聴できる。
なお、電子番組情報記憶部150に記憶された番組に関する情報は、定期的に更新されるものとする。例えば、時間経過やユーザの操作に応じて各ステータスの設定が更新されたり、各コンテンツを示すレコードの追加、削除が行われるものとする。
接続I/F(InterFace)180は、外部録画番組記憶部161と接続するインターフェースとする。これにより、デジタルテレビジョン表示装置100は、接続I/F(InterFace)180を介して、外部録画番組記憶部161に対してコンテンツを記録できる。また、外部録画番組記憶部161は、録画番組記憶部160と同様に、コンテンツとともに提供されたメタデータを、当該コンテンツに対応付けて記憶している。なお、外部録画番組記憶部161に格納されたコンテンツに関する電子番組情報は、録画番組記憶部160と同様に、電子番組情報記憶部150に格納される。
通信部190は、他のデジタルテレビジョン表示装置195など、コンテンツを格納している様々な装置に対して、ネットワークを介して通信する。通信部190は、他の装置との間で、コンテンツ(PVRコンテンツや、自動録画コンテンツ)等を送受信する他に、これらコンテンツのメタデータや、さらには、デジタルテレビジョン表示装置195が保持している電子番組表についても送受信できる。これにより、デジタルテレビジョン表示装置100であっても、他のデジタルテレビジョン表示装置195が保持しているコンテンツ等について検索、表示等を行うことができる。
つまり、デジタルテレビジョン表示装置100では、自装置が保持しているコンテンツのみならず、他の装置が保持しているコンテンツについても、ユーザがいずれの装置に格納されているのか意識することなく、視聴や検索対象として利用できる。
表示部170は、文字や画像を表示する液晶画面(LCD)などであり、受信したTV番組などのコンテンツや記憶されているコンテンツ、電子番組表などを表示するものである。
図5は、表示部170に表示される、現在放送中及び放送予定のコンテンツが配置された電子番組表の例を示した図である。図5に示すように、デジタルテレビジョン表示装置100の表示画面501内に、電子番組表502が表示される。そして、電子番組表502内には、日時表示部511と、放送局別枠512とが存在する。そして、放送局別枠512内には、放送局を示すサムネイル513と、放送局表示部514と、放送局ごとの番組欄515とが表示されている。さらには、時刻表示部516が、各コンテンツの提供される時刻を視認可能に表示する。さらには、現在の時刻を示す現在時刻バー517が表示される。
そして、図5に示すように、電子番組表の操作や、ほかのコンテンツ一覧画面に移動するための操作案内部503が表示される。操作案内部503に示された各項目は、青ボタン211a、赤ボタン211b、緑ボタン211c、及び黄ボタン211dに対応している。つまり、これらボタンが押下されることで、各項目に示された操作が行われる。例えば、番組検索503aに対応する緑ボタン211cが押下されることで、現在放送中又は放送予定のコンテンツを検索するための番組検索画面が表示される。
図6は、表示部170に表示される、自動録画コンテンツが配置された過去電子番組表の例を示した図である。図6に示すように、デジタルテレビジョン表示装置100の表示画面601内に、過去電子番組表602が表示される。なお、過去電子番組表602内の各構成については、図5の電子番組表とほぼ同様として説明を省略する。なお、過去電子番組表602を表示するための操作手順については、どのような手法を用いてもよく、過去電子番組表602を操作するための特別な操作手順を用意してもよいし、現在放送中の番組が示された電子番組表502から過去にさかのぼる操作に従って表示されることにしてもよい。
そして、図6でも、過去電子番組表の操作や、ほかのコンテンツ一覧画面に移動するための操作案内部603が表示される。操作案内部603に示された各項目は、青ボタン211a、赤ボタン211b、緑ボタン211c、及び黄ボタン211dに対応している。つまり、これらボタンが押下されることで、各項目に示された操作が行われる。例えば、番組検索603aに対応する緑ボタン211cが押下されることで、自動録画コンテンツを検索するための番組検索画面が表示される。
図7は、表示部170に表示される、PVRコンテンツの一覧表の例を示した図である。この一覧表を表示するための操作手順は、従来からの操作手順などを用いてよい。そして、図7に示すように、デジタルテレビジョン表示装置100の表示画面701内に、PVRコンテンツの一覧表が表示される。そして、一覧表内には、PVRコンテンツがジャンルごとに一覧表示される。なお、PVRコンテンツの表示手法としては、ジャンルごとに一覧表示に制限するものではなく、従来用いられている手法を含め、様々な表示態様を用いてよい。
そして、図7でも、当該一覧表の操作や、ほかのコンテンツ一覧画面に移動するための操作案内部702が表示される。操作案内部702に示された各項目は、青ボタン211a、赤ボタン211b、緑ボタン211c、及び黄ボタン211dに対応している。つまり、これらボタンが押下されることで、各項目に示された操作が行われる。例えば、緑ボタン211cが押下されることで、PVRコンテンツを検索するための検索画面が表示される。
図8は、図5〜図7などの表示画面で、番組検索に対応する緑ボタン211cが押下された場合に表示部170が表示する画面の例を示した図である。図8(a)に示すように、ユーザから番組検索が選択された場合に、表示部170が、ウィンドウ801を表示する。このウィンドウ801には、検索ナビ801aと、関連番組一覧801bとが選択可能に表示される。そして、ユーザが、リモートコントローラ90で、関連番組一覧801bを選択した場合に、デジタルテレビジョン表示装置100においては、当該表示画面で選択されていたコンテンツ(例えばコンテンツ802)に関連するコンテンツの検索が行われる。なお、検索ナビ801aが選択された場合は、従来からの使用されている検索画面に移行するものとして説明を省略する。
図8(b)が、関連番組一覧801bが選択された場合に表示される関連番組(関連コンテンツ)の検索範囲の設定画面を示した図である。図8(b)に示す例では、どの表示画面から、関連番組一覧801bを押下したのかに応じて、検索対象が異なる。
例えば、図5の電子番組表から移動してきた場合には、検索対象が「放送番組」802aとなり、現在放送中のコンテンツおよび放送予定のコンテンツが検索対象となる。また、図6の過去電子番組表から移動してきた場合には、検索対象が「過去放送番組」となり、録画番組記憶部160に記憶された自動録画コンテンツが検索対象となる。また、図7のPVRコンテンツの一覧表から移動してきた場合には、検索対象が「予約録画済番組情報」となり、録画番組記憶部160に記憶されたPVRコンテンツが検索対象となる。
さらに、操作受付部101は、図8(b)に示す検索範囲の設定画面において、検索対象となったカテゴリに属するコンテンツを検索する際、表示するコンテンツの条件を設定する操作を受け付ける。本実施の形態では、設定可能な検索条件として、チャンネル802b、録画機器802cおよび日時802dを設定可能とする。チャンネル802bは、コンテンツを提供しているチャンネルを検索条件として設定する。チャンネル802bの選択肢としては、例えば「すべて」、「地デジ(地上波デジタル放送)」、「BS(Broadcasting Satellite)」、又は「CS(Communications Satellite)」などとする。また、操作受付部101は、検索対象からチャンネルを除外する操作を受け付けてもよい。
図8(b)に示す設定画面の項目である、録画機器802cは、検索対象となる記憶装置の設定に用いられる。通常の状態では、録画番組記憶部160に格納されたコンテンツのみが検索対象となる。ユーザは、録画機器802cを設定することで、接続I/F180を介して接続された外部録画番組記憶部161や、ネットワークを介して接続されたデジタルテレビジョン表示装置195を、検索対象とすることができる。そして、図8(b)に示す検索範囲の設定画面で設定された検索条件に従って、表示部170が、関連コンテンツの一覧情報を表示する。
このように図8(b)に示す画面で、検索範囲を制限することで余分なコンテンツが表示されず、ユーザが関連コンテンツ一覧画面内から視聴、録画する番組(コンテンツ)を決定する際の負荷が軽減できるため、結果的に関連コンテンツ一覧画面における操作性が向上する。
また、表示部170は、ユーザがコンテンツの検索を行うために、後述する表示情報生成部105により生成されたコンテンツの内容を表わす表示情報(図9−1、9−2参照)を、後述する表示制御部106によって配置した一覧情報(図16参照)を表示する。また、表示部170は、各項目を、一覧情報内に表示する(図16参照)。
放送受信部108は、TV放送により放送された映像のコンテンツ(TV番組)を、アンテナやケーブル(不図示)を介して受信するものである。
映像再生部107は、ユーザが再生を所望する映像のコンテンツ、すなわち放送受信部108により受信したTV番組などのコンテンツ、または録画番組記憶部160に記憶されている映像のコンテンツを取得して、取得したコンテンツをデコード(再生)して表示制御部106に送出するものである。
操作受付部101は、コンテンツ受付手段及び切替受付手段としての機能するものであり、操作機器が操作されたことを認識し、その操作を受付けるものである。操作機器としては、例えば、操作ボタンが設けられたリモコン90や、キーボード(不図示)、マウス等であり、リモコン90での操作は、操作ボタンの押下であり、キーボードでの操作はキーの操作であり、マウスでの操作はマウスの移動や操作ボタンの押下等である。
操作受付部101は、検索の基準(キー)として用いられるコンテンツ(キーコンテンツ)の選択を受け付ける。具体的には、操作受付部101は、現在放送中のコンテンツ及び放送予定のコンテンツ、自動録画コンテンツ、並びにPVRコンテンツのうち、表示部170に現在表示されているカテゴリに属するコンテンツの選択を受け付ける。
例えば、ユーザが複数のコンテンツから所望のコンテンツを検索し、さらにそのコンテンツと関連するコンテンツを検索する場合、表示部170に表示された電子番組表に表示された複数のコンテンツから検索の中心(キー)となるコンテンツ(キーコンテンツ)を、操作機器でユーザが選択すると、操作受付部101は、このキーコンテンツの選択操作を受け付け、検索の基点(キー)として特定すると共に、コンテンツの検索を行う旨の操作を受け付ける。なお、キーコンテンツの特定手法としては、ユーザによるキーコンテンツの選択に制限するものではなく、システム側でキーコンテンツを特定してもよい。また、再生中のコンテンツをキーコンテンツとしてもよく、その場合には、ユーザがコンテンツの再生中に操作機器を操作した場合、操作受付部101は、その再生中のコンテンツをキーコンテンツとする選択操作、すなわちコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付ける。
さらに、操作受付部101は、詳細は後述するが、表示部170に表示された複数のコンテンツの表示情報が表示された関連コンテンツ一覧画面(図16参照)から、注目するコンテンツ(注目コンテンツ)の表示情報に対する指示操作を受け付ける。なお、関連コンテンツ一覧画面とは、キーコンテンツと関連度が高い他のコンテンツが配置された一覧画面とする。
さらに、操作受付部101は、詳細は後述するが、表示部170に表示された関連コンテンツ一覧画面(図16参照)から、項目の選択操作および表示切替操作を受け付ける。
さらに、操作受付部101、表示するカテゴリの切り替えを受け付ける。この切替はどのような操作で行われてもよいが、本実施の形態においては、リモコン90の緑ボタン211cの押下を受け付けた場合に、操作受付部101が、カテゴリを切り替えるものとする。つまり、緑ボタン211cの押下が行われる度に、表示するコンテンツが、現在放送中のコンテンツ及び放送予定のコンテンツ、自動録画コンテンツ、並びにPVRコンテンツのいずれかに切り替えられる。
さらに、操作受付部101は、後述する履歴情報記憶部140に格納されている使用履歴から、キーコンテンツの選択操作を受け付ける。この使用履歴には、キーコンテンツが使用した順序に応じて格納されている。なお、履歴を用いた操作については、後述する。
メタデータ取得部103は、操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、表示するカテゴリに含まれる全てのコンテンツ(キーコンテンツおよびキーコンテンツ以外の他のコンテンツ)のメタデータを取得する。具体的には、メタデータ取得部103は、コンテンツのメタデータを録画番組記憶部160から取得する。
ただし、図8(b)に示す画面で、表示するための条件が設定された場合、メタデータ取得部103は、設定された条件を満足するコンテンツのメタデータのみ取得する。これにより、表示制御部106は、操作受付部101により設定を受け付けた条件を満足する、他のコンテンツを示すアイコン報のみが配置された関連コンテンツ一覧画面を表示することになる。
また、メタデータ取得部103は、電子番組情報記憶部150に記憶されている電子番組表からコンテンツのメタデータを取得する。
さらに、メタデータ取得部103は、選択操作受付部101がキーコンテンツを選択する操作を受け付けた場合に、当該キーコンテンツのメタデータを履歴情報記憶部140に格納する処理を行う。
メタデータ検索部102は、操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、メタデータ取得部103により取得したコンテンツのメタデータから、キーコンテンツのメタデータを検索し、検索したキーコンテンツのメタデータを関連度算出部104に送出する。さらに、メタデータ検索部102は、メタデータ取得部103により取得したキーコンテンツのメタデータから、関連度算出部104によりキーコンテンツとの関連度を算出する対象となる他のコンテンツのメタデータを検索し、検索した他のコンテンツのメタデータを関連度算出部104に送出する。
また、メタデータ検索部102は、操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、メタデータ取得部103により取得した全てのコンテンツのメタデータを、表示情報生成部105に送出する。
関連度算出部104は、メタデータ検索部102から送出されたキーコンテンツのメタデータと他のコンテンツのメタデータとに基づいて、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、項目毎(例えば、タイトル、チャンネルごと)に算出する。具体的に、関連度RMの算出は、下記式(1)を用いて算出する。
上記式(1)において、Nはメタデータ取得部103で取得可能なメタデータの総数を意味している。また、キーコンテンツに対応するメタデータM11(n)、いずれかの他のコンテンツに対応するメタデータM21(n)の「(n)」は、メタデータ取得部103で取得されるn番目のメタデータを意味している。また、fan(M11(n)、M21(n))は、メタデータM11(n)とM21(n)との関連度をRMnとして返す関数であり、Wanは重みを示す値(n=1、・・・、N)である。
ここでメタデータとして取得される情報は上述の通り多岐に渡るが、以下、説明を簡略化するため、メタデータは{録画日時、コンテンツのタイトル、チャンネル、ジャンル、出演者リスト}の5つの集合である(N=5)とし、これら5つのメタデータを先頭からn=1、2、・・・、5であるとして説明を進める。
すると、キーコンテンツに対する他のコンテンツの関連度RMは、下記に示した5つの関連度RM1〜RM5の重み付き線形和に、重み付けがなされたものとして表すことができる。
RM1=fa1(メタデータM11の録画日時、メタデータM21の録画日時)
RM2=fa2(メタデータM11のタイトル、メタデータM21のタイトル)
RM3=fa3(メタデータM11のチャンネル、メタデータM21のチャンネル)
RM4=fa4(メタデータM11のジャンル、メタデータM21のジャンル)
RM5=fa5(メタデータM11の出演者リスト、メタデータM21の出演者リスト)
fa1は例えば、録画日時が近い程大きな値をとり、遠くなる程小さな値を取る関数である。具体的には、例えば、MO1/|rec_data(M11)−rec_data(M21)|等の関係式を用いることができる。ここで、rec_data(x)は、xの録画日時を一意の整数化する関数であり、ある基準日時を0として、そこからの経過秒数などに整数化する関数である。またMO1は任意の定数であり、|X|はXの大きさを示す関数であり、典型的には絶対値である。
なお、fa1(M11、M21)=g(rec_data(M11)−rec_data(M21))とした場合、g(x)=MO1/|X|という関数であるgを用いた例を示したが、これに限定されるものではない。L2ノルムなどを使用するようなg、例えば、g(x)=MO1/||x||のようなものであってもよい。この場合、||x||は、xを構成するそれぞれの要素の差の自乗合計の平方根をとったものとなる。
また、g(x)は、シグモイド関数等を用いてもよいし、ガンマ関数等を用いてもよい。なお、上記ではメタデータM11とM21が近い時に大きな値をとるような例を示したが、これに限定されるものではない。逆に小さな値をとるように構成することとしてもよい。また、特定の条件の時に大きな値をとるような関数gを用いることもできる。
fa2は例えば、メタデータM11とM21とのタイトル文字列に同様の文字列が多く含まれている程大きな値をとるような関数で実現される。例えば、M11のタイトルが“あいうえお”、M21のタイトルが“かきうえこ”ならば、間の“うえ”の2文字が両者に含まれている。一方、“あいうえお”と“かきくけお”の場合は、1文字が両者に含まれているため、前者の方がfa2の値が大きくなる。なお、番組内容に含まれるキーワードにより関連度を判断する場合も、タイトルと同様に算出することが可能である。
以上では単純に両者に含まれている文字数の比較による例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、先頭からの共通の文字数が多い方をより大きな値をとるようにする、であるとか、共通の文字が無くても、同様の概念を含むものならば共通と見なすとかといったような条件をさらに加えることとしてもよい。後者の例としては、例えば、“野球”と“ベースボール”を同様とみなし、これらがそれぞれに含まれている場合は、共通文字列が含まれていると見なすなどといったようなものである。
また、メインの文字列が同じで、サブの文字列が異なる場合には、これらは共通のシリーズのコンテンツであることが多いため、このような場合には、よりfa2の値を大きくするなどといったこともあり得る。例えば、“あいうえお#2”と、“あいうえお#3”は、同じドラマコンテンツの異なる回であるとみなせるため、このような場合には、fa2の値を2倍するなどといったようなものである。なお、以上での説明はあくまでも一例であり、曖昧検索などの公知の技術を用いたり、正規表現による検索などの公知の技術を用いたりすることで、以上で説明したよりも高度な比較を行うことが可能となる。
fa3は例えば、メタデータM11とM21とのチャンネルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。単純には、チャンネルが同じ場合は、値MO2を、そうでない場合には値0をとる関数として実現できる。ここで、MO2は任意の定数である。さらに拡張して、同系列のチャンネルの場合には、別の値をとるようにしてもよい。例えば、同じ系列局の場合には、値MO3を返す関数とすることとしてもよい。また、同系列だが放送メディアが異なるような場合には、MO2/4を返す関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
fa4は例えば、メタデータM11とM21とのジャンルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。例えば、M11とM21とが双方とも「スポーツ」というジャンルの場合、値MO3を、そうでない場合には値0を取り、さらに、M21がM11のサブジャンルである場合、例えば、M11のジャンルが「スポーツ」、M21のジャンルが「野球」である場合には、MO3/2を取るような関数とすることとしてもよい。また、M11のジャンルとM21のジャンルが直接同じでなくとも双方の親となるジャンルが同じとなる場合、例えば、M11のジャンルが「野球」、M21のジャンルが「サッカー」の場合には、双方の親ジャンルは「スポーツ」で同じであるため、MO3/4を取るといった関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
fa5はfa4と同様である。例えば、メタデータM11とM21との登場人物リストが夫々「WW、XX、YY」、「XX、YY、ZZ」の場合には、共通の登場人物は2人となるため、2×MO4を取り(ここでMO4は任意の定数値)、共通の登場人物が居ない場合には0を取るような関数を用いることができる。また、登場人物にはグループも含まれるため、ある登場人物KKがグループXXのメンバであった場合、「VV、WW、XX」、「KK、YY、ZZ」のようなメタデータM11、M21があったときに、M11にはグループXXが出演、すなわち、このメンバのKKも出演、M21にはグループXXは出演していないが、メンバであるKKは出演しているため、このような場合には、MO4/2を返すようにすることとしてもよい。
同様に、登場グループや登場人物の関係が定義される場合、例えば、グループXXとグループYYは同じ所属事務所であるなどといったような場合には、MO4/4を返すといったようにも拡張することとしてもよい。この場合、人物とグループ間の関係又は各人物、グループの所属する所属事務所間の関係は、メタデータ内に定義されている態様としてもよいし、外部のサーバ(情報サイト)から取得する態様としてもよい。
なお、以上では、登場人物リストに登場する人に対して関連度の区別をしない例を示したが、これに限定されるものではない。登場人物リストに出現する順番によって、さらに重み付けされる態様としてもよい。例えば、メタデータM11の1番目に出てくる人との比較の場合は算出した関連度はそのままとし、2番目ならば関連度を1/2、3番目なら1/3とするといったように出現する順番に応じて重み付けを変化させることとしてもよい。また、メタデータM11での順番とM21での順番を両方とも加味する態様としてもよい。例えば、メタデータM11の2番目の人物と、メタデータM21の3番目の人物とを比較する場合、メタデータM11の2番目ならば1/2、メタデータM21の3番目ならば1/3となるため、トータルの関連度を1/2×1/3=1/6とするようにしてもよい。また、メタデータとして、主演などの情報を用いて、主演者に対する関連度の重み付けを変えるようにしてもよい。例えば、主演の場合には算出した関連度を2倍するといったように重み付けを変化させることができる。
表示情報生成部105は、メタデータ検索部102から送出されたキーコンテンツのメタデータおよび他のコンテンツのメタデータに基づいて、キーコンテンツおよび他のコンテンツの内容を表わす表示情報を生成するものである。
より詳細な例としては、表示情報生成部105は、コンテンツが録画番組記憶部160に記憶された映像データのメタデータに基づいて、当該映像データの代表画像にタイトル等を付随させて、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。他の例としては、表示情報生成部105は、電子番組情報記憶部150に記憶された電子番組表に基づいて、TV番組のタイトル、放送日時、チャンネル、番組内容等を、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。
ここで、表示情報の詳細について説明する。図9−1、9−2は、コンテンツの内容を表わす表示情報の一例を示す図である。図9−1は、例えば、録画番組記憶部160に記憶された映像データのメタデータに基づいて生成されたキーコンテンツの表示情報C1である。同図に示すように、キーコンテンツの表示情報C1には、C1−1にそのコンテンツの代表画像が表示され、C1−2にそのコンテンツ(映像)のタイトル「L358△*6」が表示されている。
また、図9−2は、例えば、電子番組表に基づいて生成されたキーコンテンツの表示情報C1である。同図に示すように、キーコンテンツの表示情報C1は、C1−3にチャンネルが表示され、C1−4にそのコンテンツ(映像)のタイトル「お昼のコメディーショー」、番組内容「今旬の〜世界にいざなう」が表示され、C1−5に放送日時が表示される。
表示制御部106は、映像再生部107により送出されたコンテンツを表示部170に再生表示する。また、表示制御部106は、上述したように操作受付部101がユーザからコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付けた場合、ユーザが検索を行うための、キーコンテンツの表示情報とキーコンテンツに関連性を持つ他のコンテンツの表示情報とを一覧表示した関連コンテンツ一覧情報として表示する。
関連コンテンツ一覧情報は、キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、操作受付部101によって選択を受け付けた項目を、当該キーコンテンツに近接する位置であってリモコン90等の操作機器に備えられた操作ボタン、例えば十字キーの操作ボタンによる操作方向に沿う方向に配置する。さらに、関連コンテンツ一覧情報は、各項目の近傍に、当該キーコンテンツの表示情報の位置を中心に同心形状に形成された複数の多角形上であって、リモコン90等の操作機器に備えられた操作ボタン、例えば十字キーの操作ボタンによる操作方向に沿う形状で、各項目に関連する他のコンテンツの表示情報をそれぞれ配置したものである。また、関連コンテンツ一覧情報においては、他のコンテンツ表示情報は、中心から放射方向に向けて項目ごとに分別された所定領域に、中心近傍から各項目に関する関連度の高い順にそれぞれ配置される。また、関連コンテンツ一覧情報は、キーコンテンツの表示情報の表示サイズを最大とし、中心近傍から離れるに従って他のコンテンツの表示情報の表示サイズを小さくして表示される。次に、関連コンテンツ一覧情報における表示情報の配置および表示動作の詳細について、図10−1ないし図16を参照して説明する。図10−1〜図16は、関連コンテンツ一覧情報を説明する模式図である。
まず、図10−1に示すように、表示制御部106は、キーコンテンツの表示情報C1を所望の位置に配置し、キーコンテンツの表示情報C1を中心に操作機器による方向指示に対応する方向に沿うように、x軸正方向、x軸負方向、y軸正方向、y軸負方向の4軸(軸1〜4)を設定する。さらに、表示制御部106は、各項目を、操作機器による方向指示に対応する方向に延出した各軸上であって、キーコンテンツC1に近接する位置に配置する。即ち、軸の数および項目の数は、リモコン90等の操作機器に備えられた方向を操作するための操作ボタン(十字キー)により指定可能な数(4方向)に等しい。なお、リモコン90等の操作機器に上/下/左/右/右上/右下/左上/左下の8キーが設けられた場合は8軸まで設けることができる。
そして、表示制御部106は、図10−2に示すように、各軸(軸1〜4)をそれぞれ含む任意の角度、例えば軸を含む90度で、中心にあるキーコンテンツの表示情報C1から放射方向に向けて領域を分別することで、各軸を含む所定の表示領域(領域1〜4)を各項目1〜4に対応付けて生成する。
次に、表示制御部106は、図11に示すように、キーコンテンツの表示情報C1の位置を中心とした同心形状に形成された複数の8角形F1、F2…上であって、リモコン90に備えられた操作ボタンによる上下左右の操作方向に沿う形状で、他のコンテンツの表示情報を配置していく。つまり、表示制御部106は、8角形F1の頂点には、他のコンテンツの表示情報C11〜18までの8個の表示情報を配置する。また、表示制御部106は、8角形F2の頂点には、他のコンテンツの表示情報C21、23、25、27、29、31、33、35の8つの表示情報を配置し、それぞれの表示情報の間に、操作方向に沿うように他のコンテンツの表示情報C22、24、26、28、30、32、34、36の8個の表示情報を配置する。以下同様に、8角形の頂点に他のコンテンツの表示情報を8つ配置し、それぞれの表示情報の間にさらに他のコンテンツの表示情報を配置していく。このように他のコンテンツの表示情報を配置すると、いずれの表示情報から上下左右の操作がなされても、その操作方向に沿って、その表示情報以外の表示情報が配置されることになる。
このとき、表示制御部106は、図12に示すように、他のコンテンツの表示情報を、キーコンテンツの表示情報C1が配置されている中心近傍から外側に向かって、キーコンテンツとの関連度の高い順に配置する。すなわち、表示制御部106は、図11で示すと、8角形F1上に、最もキーコンテンツとの関連度が高い他のコンテンツの表示情報を配置し、さらに、F2、F3…(不図示)上に、関連度の高い順に他のコンテンツの表示情報を配置していく。
また、表示制御部106は、各項目に関するキーコンテンツとの関連度が高い順に、他のコンテンツの表示情報を、各項目(K1、K2、K3、K4)に対応する各表示領域(領域1、領域2、領域3、領域4)に配置していく。つまり、表示制御部106は、図13に示すように、項目K1に対して境界線B1と境界線B4とで囲まれた領域1を割当て、項目K2に対して境界線B1と境界線B2とで囲まれた領域2を割当て、項目K3に対して境界線B2と境界線B3とで囲まれた領域3を割当て、さらに、項目K4に対して境界線B3と境界線B4とで囲まれた領域4に割り当てられる。そして、各領域においては、各項目に関するキーコンテンツとの関連度が高い順に、図13の表示情報上に示す数字の順番で他のコンテンツの表示情報を配置する。
また、表示制御部106は、他のコンテンツの表示情報が複数の領域に属する場合、いずれか一つの領域に表示する。具体的には、表示制御部106は、他のコンテンツの表示情報が領域1、2の両領域に属する場合、キーコンテンツに対する関連度が最も高い項目の領域に表示する。
なお、表示情報C11、21、41は、領域1または領域2のいずれにも属することができる位置であるが、例えば、キーコンテンツに対する関連度が所定の閾値よりも高い他のコンテンツをより多く有する項目の領域に属するように設定できる。つまり、図13における表示情報C11、21、41は、領域1の項目K1より、領域2の項目K2の方が、所定の閾値より高い関連度を有する他のコンテンツをより多く存在するため、領域2に属している。また、表示情報C13、25、47、15、29、53、17、33、59についても同様である。
なお、ここでは、各境界線付近に表示される表示情報を、キーコンテンツとの関連度の高さによりいずれの項目の領域に属するかを判断しているが、これに限定されることなく、例えば、キーコンテンツとの関連する他のコンテンツの総数が多い項目の領域に、各境界線付近に表示される表示情報を属するように構成してもよい。
また、図14に示すように、表示制御部106は、キーコンテンツの表示情報の表示サイズを最大とし、中心近傍から離れるに従って他のコンテンツの表示情報の表示サイズを小さくして表示する。なお、表示情報の配置位置および表示サイズは、予め表示制御部106が記憶しており、キーコンテンツに対する関連度を算出した後に、他のコンテンツの表示情報を所定の表示サイズにして順番に配置していく。
表示制御部106は、このようにしてキーコンテンツの表示情報C1と他のコンテンツの表示情報C11〜を配置した関連コンテンツ一覧情報を生成し、生成した関連コンテンツ一覧情報を表示部170に表示する。図15は、キーコンテンツの表示情報C1と他のコンテンツの表示情報C11〜を配置した関連コンテンツ一覧情報の一例を示す図である。図15の関連コンテンツ一覧情報では、キーコンテンツC1に近接する位置に項目K1、K2、K3、K4が表示されている。図15に示す例では、項目K1に対して「人」が選択されており、項目K2に対して「タイトル」が選択されており、項目K3に対して「ジャンル」が選択されており、項目K4に対して「キーワード」が選択されている。そして、キーコンテンツの表示情報C1を中心位置として、他のコンテンツの表示情報が中心近傍から外側に向けて配置されている。
また、本実施の形態では、上下左右の操作方向に沿う形状で他のコンテンツの表示情報を配置したため、例えば、検索中における注目コンテンツが表示情報C30であった場合に、リモコン90の操作ボタンやキーボードキーにより左右の指示操作を受け付けると、矢印Aのように注目コンテンツが変わっていく。また、検索中における注目コンテンツが表示情報C30であった場合に、リモコン90の操作ボタンやキーボードキーにより上下の指示操作を受け付けると、矢印Bのように注目コンテンツが変わっていく。また、例えば、注目コンテンツが表示情報C11であった場合に、指示操作を受け付けて右にカーソル1つ分移動すると、表示情報C36へ注目コンテンツが変わる。同じく、上にカーソル1つ分移動すると表示情報C22へ、左にカーソル1つ分移動すると表示情報C12へ、下にカーソル1つ分移動すると表示情報C18へ注目コンテンツが変わることになる。これにより、リモコン90の十字キーなどの操作ボタンやキーボードの十字キーなどからの指示操作が行いやすくなる。
ここで、項目の選択操作について図16を用いて説明する。まず、上述したように、軸の数および項目の数は操作機器の十字キーにより指定可能な数と等しく設けられており、また、各項目K1〜K4は各軸上にキーコンテンツC1に近接して配置されている。キーコンテンツC1の位置にカーソルがある場合、操作機器の十字キーを上方向に1回操作すると、キーコンテンツの上側に配置されている項目K2「タイトル」を超えて、コンテンツC12にカーソルを移動する。つまり、操作機器の十字キーの操作で、キーコンテンツC1から他のコンテンツに移動できる。
また、カーソルがコンテンツC12にある状態で操作キーの十字キーを下方向に操作すると、カーソルはキーコンテンツC1に移動し、キーコンテンツC1に関する操作が可能な状態となる。
操作キーにより、各軸に割り当てられた各項目に属するコンテンツが選択可能となる。なお、ユーザが各軸に割り当てる項目を設定可能にしても良い。本実施の形態では、割り当てられる項目の例として、タイトル、ジャンル、人物、キーワードを挙げたが、例えば、放送局、放送日時等の項目を設定しても良い。また、各ユーザにとって見やすく操作しやすい位置に好みの項目を自在に配置することが可能となり、各ユーザに対して利便性を向上させることができる。
次に、番組表や、関連コンテンツ一覧画面でコンテンツを選択された場合の画面遷移について、図17を用いて説明する。まず、表示制御部106が、表示部170に対して、番組表となる画面1701を表示する。この番組表は、現在放送中の番組や放送予定の番組の番組表でも、放送済みの番組表でも良い。そして、操作受付部101が、番組表から一つのコンテンツの選択する操作を受け付けたものとする。その後、番組検索に対応する緑ボタン211cの押下と、図8(a)に示す画面で「関連番組一覧」801bの選択を受け付けたものとする。そして、図8(b)に示す画面で、検索範囲の設定がなされたものとする。
この場合、表示制御部106は、画面1702に示すように、選択されたコンテンツの表示情報1712が表示された後、番組表や背景など消し始める。そして、画面1703に示すように、黒い背景の上に、キーコンテンツとなる表示情報1713のみ表示される。このようにキーコンテンツとなる表示情報1713は、再配置の基準となる。
次に、画面1704に示すように、表示制御部106が、キーコンテンツの表示情報を中心位置に表示した上で、当該キーコンテンツに関連する他のコンテンツの表示情報を、表示領域の最外周部に位置する表示位置から、キーコンテンツとの関連度に基づいて特定された表示位置まで遷移するアニメーション表示を行う。そして、画面1705に示すように、表示制御部106が、各表示情報がキーコンテンツとの関連度が高い順に配置された一覧情報が示された画面を表示する。
その後、画面1706に示すように、表示制御部106が関連コンテンツ一覧画面の表示を行い、操作受付部101が受け付けたカーソルの操作に基づいて、フォーカス1714の遷移を行う。そして、操作受付部101が、キーコンテンツと異なるコンテンツの表示情報の選択操作を受け付けた場合に、画面1707に示すように、選択されたコンテンツの表示情報1715のみ残し、他のコンテンツの表示情報を消し始める。
そして、表示制御部106が、画面1703に示すように、黒い背景の上に、次にキーコンテンツとなる表示情報1713のみ表示し、他のコンテンツの表示情報の遷移をアニメーション表示する画面1704を経由して、画面1005に示すように、選択されたコンテンツの表示情報を中心に配置し、選択されたコンテンツと関連するコンテンツの表示情報が周囲に配置された一覧情報を表示する。
その後は、画面1706〜画面1705までの遷移が、ユーザの選択操作に基づいて繰り返し行われる。上述した画面遷移において、キーコンテンツの表示情報を残して他の情報の表示を停止することで、キーコンテンツを認識することができる。さらにキーコンテンツの表示情報を中心位置に配置し、他のコンテンツの表示情報がキーコンテンツの表示情報の周囲に配置されるように遷移を行うことで、ユーザは、キーコンテンツと他のコンテンツとの関係を把握することができる。これにより、ユーザが所望するコンテンツを探し出すのが容易になる。
図17で示した関連コンテンツ一覧画面における画面遷移は、現在放送中のコンテンツおよび放送予定のコンテンツ、自動録画コンテンツ、及びPVRコンテンツに分類されたカテゴリのいずれのカテゴリであっても同様の遷移を行うものとして、他のカテゴリについての説明は省略する。また、カテゴリが切り替えられた場合も、同一のキーコンテンツに基づいて、上述した説明と同様の画面遷移が行われるものとする。さらには、履歴記憶部140に記憶された履歴によりキーコンテンツが変更された場合も、上述した説明と同様の画面遷移が行われるものとする。
また、関連コンテンツ一覧画面で、キーコンテンツ又は他のコンテンツの表示情報にフォーカスが当たっている状態で、操作受付部101が、メニューを表示するための操作を受け付けた場合に、表示制御部106は、当該キーコンテンツ又は他のコンテンツについて実行可能な選択項目が示されたメニュー画面を表示する。図18は、自動録画コンテンツが配置された関連コンテンツ一覧画面における、コンテンツに対する選択項目が表示されたメニュー画面を示した図である。
図18に示すように、自動録画コンテンツの表示情報がフォーカスされている状態で、メニュー画面が表示された場合、「視聴」、「保存」及び「連続録画設定」を選択項目として表示する。これら選択項目のうち、「視聴」は当該自動録画コンテンツの視聴することを、「保存」は当該自動録画コンテンツをPVRコンテンツとして保存することを、「連続録画設定」は毎週同時刻に録画する設定を行うこと、を意味する。このように、自動録画コンテンツに対して選択項目が表示される。
なお、表示される選択項目は、フォーカスされたコンテンツが、どのカテゴリに属するのかに応じて異なるものとする。図19は、コンテンツのカテゴリに応じて表示される選択項目の一覧を示した図である。図19に示すように、現在放送中のコンテンツの表示情報がフォーカスされた状態で、メニューを表示した場合、「視聴」、「録画」及び「連続録画設定」が選択項目として表示される。また、放送予定のコンテンツの表示情報がフォーカスされた状態で、メニューを表示した場合、「視聴予約」、「録画予約」及び「連続録画設定」が選択項目として表示される。さらに、PVRコンテンツがフォーカスされた状態で、メニューを表示した場合、「レジューム再生」が選択項目として表示される。このようにカテゴリに応じて適切な選択項目が表示されるため、操作性が向上する。
次に、図16に示す画面で「カテゴリ切替」1603に対応する緑ボタン211cが押下された場合の、関連コンテンツ一覧画面の遷移について説明する。図20は、カテゴリ切替が行われた場合の関連コンテンツ一覧画面の遷移を示した図である。図20に示すように、緑ボタン211cが押下される度に、操作受付部101がカテゴリの切替として受け付け、メタデータ検索部102が再検索を行った後、表示制御部106が、切り替えられたカテゴリの関連コンテンツ一覧画面を表示する。図20に示すように、カテゴリの切替が行われた場合であっても、ユーザに選択されたキーコンテンツが引き継がれる。そして、当該キーコンテンツは他のコンテンツとの間の関連度算出に用いられる。
例えば、図20(a)に示す関連コンテンツ一覧画面で表示されている、現在放送中のコンテンツ及び放送予定のコンテンツから、操作受付部101がキーコンテンツの選択を受け付けた後、緑ボタン211cの押下により、操作受付部101がカテゴリの切替を受け付けた場合、現在放送中のコンテンツ又は放送予定のコンテンツであるキーコンテンツと、切り替えられたカテゴリに属する自動録画コンテンツとの間で関連度算出部104による関連度の算出が行われる。そして、関連度の算出結果に従って、表示制御部106が、現在放送中のコンテンツ又は放送予定のコンテンツであるキーコンテンツの表示情報を中心に、自動録画コンテンツが他のコンテンツとして周囲に表示情報が配置されている、図20(b)に示す関連コンテンツ一覧画面を表示する。
その後、再び、緑ボタン211cの押下により、操作受付部101がカテゴリの切替を受け付けた場合、現在放送中のコンテンツ又は放送予定のコンテンツであるキーコンテンツと、切り替えられたカテゴリに属するPVRコンテンツとの間で関連度算出部104による関連度の算出が行われる。そして、関連度の算出結果に従って、表示制御部106が、現在放送中のコンテンツ又は放送予定のコンテンツであるキーコンテンツの表示情報を中心に、PVRコンテンツが他のコンテンツとして周囲に表示情報が配置されている、図20(c)に示す関連コンテンツ一覧画面を表示する。
ただし、図20(b)に示す関連コンテンツ一覧画面で、自動録画コンテンツがフォーカスされた後に、緑ボタン211cの押下により、操作受付部101がカテゴリの切替を受け付けた場合、フォーカスされている自動録画コンテンツをキーコンテンツとして、後の処理が行われることになる。
また、操作受付部101がカテゴリの切替を受け付ける毎に、メタデータ取得部103によるメタデータの取得、及び関連度算出部104による関連度の算出まで実際に行うものとする。つまり、時間の経過により、現在放送中のコンテンツ等が変化することで、電子番組情報記憶部150や録画番組記憶部160に格納されている情報が変化した場合に、変化した情報に基づいた関連コンテンツ一覧画面が表示される。このため、例えば、先程まで放送していたコンテンツの放送が終了した場合、当該コンテンツは、現在放送中のコンテンツ又は放送予定のコンテンツの関連コンテンツ一覧画面に表示されなくなる。その代わり、当該コンテンツは、自動録画コンテンツの関連コンテンツ一覧画面に表示されることになる。これにより、ユーザは、時間経過に応じて適切なコンテンツの情報を閲覧することができる。
次に、番組表及び関連コンテンツ一覧画面間の画面遷移について説明する。図21は、番組表及び関連コンテンツ一覧画面間の画面遷移を示した図である。図21に示すように、表示制御部106は、番組表2101から移動した場合、現在放送中及び放送予定のコンテンツ(番組)の関連コンテンツ一覧画面2102を表示する。また、過去番組表2103から移動した場合、放送済みコンテンツ(番組)の関連コンテンツ一覧画面2104を表示する。さらに、PVRコンテンツ一覧2105から移動した場合、PVRコンテンツの関連コンテンツ一覧画面2106を表示する。このように、関連コンテンツ一覧画面を表示するための操作を受け付けた場合、表示制御部106は、移動前の画面と同一カテゴリの関連コンテンツ一覧画面を表示する。
そして、現在放送中及び放送予定の番組の関連コンテンツ一覧画面2102と、放送済み番組の関連コンテンツ一覧画面2104と、PVRコンテンツの関連コンテンツ一覧画面2106との間の画面遷移については図20と同様の遷移が行われる。そして、各関連コンテンツ一覧画面で、操作受付部101が、コンテンツの選択を受け付けた場合に、当該コンテンツの視聴、保存又は予約録画などが行われる。各コンテンツに応じて実際の行われる処理は、図19で示した選択項目と同様として説明を省略する。
図1に戻り、履歴情報記憶部140は、関連コンテンツ一覧画面でキーコンテンツとして使用されたコンテンツのメタデータと、選択された(検索に利用された)キーコンテンツの順序と、を記憶する。図22は、履歴情報記憶部140のテーブル構造を示した図である。図22に示すように、履歴情報記憶部140は、順序と、番組説明と、放送局名と、放送日時と、放送時刻と、表示情報として用いられるサムネイル画像のファイル名と、を対応付けて記憶している。順序は、関連コンテンツ一覧画面でキーコンテンツとして選択された順序とする。番組説明は、当該番組を表すコンテンツのメタデータを含んでいる。
そして、選択受付部105がコンテンツをキーコンテンツとする選択を受け付けた場合に、当該コンテンツに関するメタデータと順序が、メタデータ取得部103の処理により履歴情報記憶部140に追加される。本実施の形態にかかる履歴情報記憶部140では、電子番組情報記憶部150からメタデータや録画番組記憶部からコンテンツが削除された場合であっても、対応するメタデータを削除することなく保持することとする。これにより、一度キーコンテンツとして利用したコンテンツのメタデータが保持されるため、検索時の利便性及び操作性が向上する。
また、履歴情報記憶部140は、フラッシュROMなどの不揮発性記憶媒体上に設けられ、デジタルテレビジョン表示装置100の電源停止、及び再起動が行われた場合でも、前回使用されたキーコンテンツのメタデータを記憶する。これにより、デジタルテレビジョン表示装置100の再起動時に、前回起動時したときに使用された履歴情報に基づく操作を行うことができる。
次に、履歴情報記憶部140を使用した操作について説明する。まず、図16に示す関連コンテンツ一覧画面が表示されているものとする。当該画面では、キーコンテンツ1605に基づいて関連する他のコンテンツの表示情報が表示されている。そして、ユーザがキーコンテンツ1605の前に選択したキーコンテンツに基づいた関連コンテンツ一覧画面を表示したいと考えた場合に、「履歴戻る」1602に対応する赤ボタン211bを押下すればよい。
そして、赤ボタン211bの押下により、操作受付部101が、履歴の操作を受け付けた場合に、メタデータ取得部103が、履歴情報記憶部140から、現在表示されているキーコンテンツの一つ前のキーコンテンツのメタデータと、電子番組情報記憶部150から、現在表示しているカテゴリに属するコンテンツのメタデータと、を取得する。その後、関連度算出部104が、前回のキーコンテンツと、取得したその他のコンテンツとの関連度を算出する。その後、表示制御部106が、前回のキーコンテンツの表示情報を中心に、その他のコンテンツを関連度に基づいて配置した、関連コンテンツ一覧画面を表示する。
その際に行われる関連コンテンツ一覧画面が切り替えられるまでの画面遷移は、図20に示した態様と同様とする。すなわち、中心のキーコンテンツの表示が切り替えられた後、今まで表示されていた他のコンテンツの表示情報を消した後、表示領域外から遷移してきた他のコンテンツの表示情報が、キーコンテンツの表示情報の周囲に再配置されることで、関連コンテンツ一覧画面が切り替えられる。
このように、「履歴戻る」1602に対応する赤ボタン211bが押下される度に、一つ前の表示されたキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面を表示する。また、過去に使用したキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面が表示されている際に、「履歴進む」1601に対応する青ボタン211aが押下されと、「順序」が一つ後のキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面を表示する。なお、その際の処理は上述した一つ前に表示されたキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面を表示する際の処理と同様とする。履歴に従ってキーコンテンツを切り替えられるか否かは、キーコンテンツと共に表示されているアイコンで確認できる。
図23は、関連コンテンツ一覧画面を表示する際に、キーコンテンツと共に表示されるアイコンの遷移を示した図である。関連コンテンツ一覧画面のキーコンテンツに、図23の(a)で示されたアイコン2301が表示されている場合、「履歴戻る」に対応する赤ボタン211bを押下すると、前回利用したキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面が表示できることを示している。
つまり、当該アイコン2301は、表示されたキーコンテンツから、さらに一つ前の利用されたキーコンテンツを履歴情報記憶部140から選択することが可能か否かを示す操作可能表示情報となる。
そして、図23の(b)は、前回利用したキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面で、キーコンテンツと共に表示されるアイコンを示している。この図23の(b)においても、図23の(a)と同様にアイコン2301が表示されるとともに、新たにアイコン2302が表示される。当該アイコン2302は、「履歴進む」に対応する青ボタン211aを押下すると、現在表示されているキーコンテンツの次に利用したキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面が表示できることを示している。
さらに、「履歴戻る」に対応する赤ボタン211bを押下すると、表示制御部106は、キーコンテンツと共に表示されるアイコンとして、図23の(c)に示すように、アイコン2303とアイコン2302とを表示する。
アイコン2303は、これ以上「履歴戻る」に対応する赤ボタン211bを押下しても、関連コンテンツ一覧画面を切り替えられないことを示している。つまり、アイコン2303は、表示されているキーコンテンツより一つ前の検索に使用されたキーコンテンツが履歴情報記憶部140から選択できない場合に表示されるアイコンであって、当該アイコン2303は、換言すれば、当該選択できないことを示す操作不可表示情報といえる。
図23に示すように、キーコンテンツと共に表示されるアイコンにより、操作履歴に基づく操作が可能か否かユーザが確認することができる。これにより、ユーザに対する利便性が向上する。
図24は、操作履歴に基づく関連コンテンツ一覧画面の画面遷移を示した図である。図24に示すように、関連コンテンツ一覧画面において、操作受付部101が、コンテンツの選択を受け付ける(選択2401〜2404)度に、選択されたコンテンツをキーコンテンツとした上で、表示制御部106が、関連コンテンツ一覧画面を表示する。この選択されたキーコンテンツは、メタデータ取得部103の処理により、履歴情報記憶部140に順序とメタデータとが格納される。そして、操作受付部101が、履歴を戻す操作を受け付ける(戻る2405〜戻る2407)度に、今まで使用されていたキーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面が表示される。ただし、関連コンテンツ一覧画面を表示する度に、メタデータ取得部103が他のコンテンツのメタデータの取得を行うので、録画番組記憶部160及び電子番組情報記憶部150の内容が更新されている場合には、以前表示されていたコンテンツとは異なるコンテンツが当該一覧画面で表示される。
そして、関連コンテンツ一覧画面で履歴を戻す操作を行った後、操作受付部101が、他のコンテンツをキーコンテンツとする選択を受け付けた(選択2408)場合、表示制御部106が、当該キーコンテンツのメタデータに基づいて関連コンテンツ一覧画面を表示する。これ以降、履歴を戻す操作は可能であるが、履歴を進ませる操作を行わせることはできない。そして、操作受付部101は、コンテンツを選択する操作を受け付ける(選択2409〜2410)毎に、当該コンテンツをキーコンテンツとした関連コンテンツ一覧画面が、表示制御部106により表示される。
なお、カテゴリの切替操作が行われた後でも、履歴情報記憶部140に記憶されたキーコンテンツに基づいて関連コンテンツ一覧画面を表示することができる。図25は、カテゴリ切替と操作履歴とに基づく関連コンテンツ一覧画面の画面遷移を示した図である。
図25に示すように、関連コンテンツ一覧画面において、操作受付部101が、コンテンツの選択を受け付ける(選択2501〜2504)度に、選択されたコンテンツをキーコンテンツとした上で、表示制御部が、関連コンテンツ一覧画面を表示する。この選択されたキーコンテンツは、履歴情報記憶部140に順序とメタデータとが格納される。これにより、操作受付部101が、履歴を戻す操作を受け付ける(戻る2505)と、その後は、履歴情報記憶部140に格納されたキーコンテンツのメタデータに基づいて、関連コンテンツ一覧画面が、表示制御部106により表示される。
このような履歴操作がなされた後であっても、操作受付部101、カテゴリの切替操作を受け付ける(カテゴリ切替2506)ことができる。当該切替操作を受け付けた場合、カテゴリ切替前の表示されていたキーコンテンツに基づいて、表示制御部106が、関連コンテンツ一覧画面2551を表示する。
カテゴリを切り替えた場合でも、履歴情報記憶部140に記憶されたキーコンテンツに関する情報は保持される。そして、履歴操作を受け付ける度(進む2507、2509、及び戻る2508、2510)に、今まで使用されていたキーコンテンツに基づいて、表示制御部106が関連コンテンツ一覧画面を表示する。これにより、カテゴリを切り替えた後の関連コンテンツ一覧画面では、キーコンテンツはカテゴリ切替前のものであり、当該キーコンテンツの周囲に表示情報が配置されるその他のコンテンツは、カテゴリ切替後のものとなる。このように、履歴操作が行われた場合でも、カテゴリが異なるキーコンテンツのメタデータに基づいて、関連コンテンツ一覧画面を表示できる。
また、本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、履歴情報記憶部140を用いた操作として、履歴を戻る、履歴を進む以外の操作も可能とする。例えば、図16に示す関連コンテンツ一覧画面から、「履歴一覧」1604に対応する黄ボタン211dが押下された場合に、操作受付部101が、履歴一覧を参照するための操作を受け付けたものとして、キーコンテンツ履歴一覧情報を表示する。図26は、表示制御部106が表示するキーコンテンツ履歴一覧情報の例を示す図である。図26に示すように、操作受付部101が、履歴一覧を参照するための操作を受け付けた場合に、メタデータ取得部103が、履歴情報記憶部140に格納されたキーコンテンツのメタデータを全て読み出した後、表示情報生成部105が、読み出したキーコンテンツのメタデータに基づく履歴一覧情報を生成し、表示制御部106が、生成した履歴一覧情報を表示する。
図26に示す履歴一覧情報は、各キーコンテンツのタイトルとサムネイル画像とを表示した例であるが、さらにメタデータに含まれる情報を表示しても良い。また、本実施の形態では、履歴情報記憶部140に格納されたキーコンテンツ全てを履歴一覧情報として表示するが、最も新しいキーコンテンツから所定の数だけ履歴一覧情報として表示しても良い。
さらに、図26に示す履歴一覧情報から、操作受付部101が、各キーコンテンツの選択を受け付けた場合、表示制御部106が、当該キーコンテンツに基づく関連コンテンツ一覧画面を表示する。このように、本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、履歴情報記憶部140に記憶されたキーコンテンツに基づいた関連コンテンツ一覧画面を、様々な操作手法により表示することができる。
次に、以上のように構成されたデジタルテレビジョン表示装置100における番組表の表示から、関連コンテンツ一覧画面の表示までの処理手順について説明する。図27は、デジタルテレビジョン表示装置100による、番組表の表示から、関連コンテンツ一覧画面の表示までの処理手順の流れを示すフローチャートである。
まず、表示制御部106が、操作受付部101が受け付けた操作に従って、番組表の表示を行う(ステップS2701)。そして、操作受付部101が、リモコン90による操作に従って、番組表に表示された番組(コンテンツ)にフォーカスを当てる(ステップS2702)。このフォーカスが当てられていたコンテンツが、キーコンテンツとなる。
その後、操作受付部101が、番組検索に対応する緑ボタン211cが押下を受け付けた場合に、表示制御部106が、図8に示す、検索ナビ801aと、関連番組一覧801bとの選択画面を表示する(ステップS2703)。そして、操作受付部101が、関連番組一覧801bの選択を受け付けたものとする(ステップS2704)。
その後、メタデータ取得部103が、表示するカテゴリに含まれる全てのコンテンツのメタデータを取得する(ステップS2705)。例えば、ステップS2701で表示していた番組表が、現在放送中のコンテンツ及び放送予定のコンテンツの番組表の場合、現在放送中のコンテンツおよび放送予定のコンテンツを取得する。他の例としては、ステップS2701で表示していた番組表が過去番組表の場合、自動録画コンテンツを取得する。
そして、メタデータ検索部102が、取得したコンテンツのメタデータから、キーコンテンツのメタデータを検索する(ステップS2706)。
そして、関連度算出部104が、メタデータ検索部102から送出されたキーコンテンツのメタデータと他のコンテンツのメタデータとに基づいて、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、項目ごとに算出し、項目ごとの関連度の線形和に重み付けをして関連度を算出する(ステップS2707)。
そして、表示制御部106は、項目毎のキーコンテンツと他のコンテンツ各々との関連度に応じて、キーコンテンツおよび他のコンテンツの表示情報を配置した関連コンテンツ一覧情報を生成し(ステップS2708)、生成した関連コンテンツ一覧情報を表示部170に表示する(ステップS2709)。
さらに、操作受付部101が、黄ボタン211cの押下により、カテゴリ切替の操作を受け付けたか否か判定する(ステップS2710)。
そして、操作受付部101が、カテゴリ切替の操作を受け付けたと判定した場合(ステップS2710:Yes)、メタデータ取得部103が、切替後のカテゴリに含まれる全てのコンテンツのメタデータを取得する(ステップS2711)。ただし、キーコンテンツは、切替前と同様のキーコンテンツとする。このため、メタデータ検索部102は、切替前のキーコンテンツのメタデータを保持するものとする。なお、カテゴリの切り替え手順は、上述した通りとする。
そして、関連度算出部104が、切替前のキーコンテンツのメタデータと、新たに取得してきた他のコンテンツのメタデータとに基づいて、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、項目ごとに算出し、項目ごとの関連度の線形和に重み付けをして関連度を算出する(ステップS2712)。
そして、表示制御部106は、項目毎のキーコンテンツと、任意のカテゴリに含まれている他のコンテンツ各々との関連度に応じて、キーコンテンツおよび他のコンテンツの表示情報を配置した関連コンテンツ一覧情報を生成し(ステップS2713)、生成した任意のカテゴリ関連コンテンツ一覧情報を表示部170に表示する(ステップS2714)。
そして、操作受付部101が、カテゴリ切替の操作を受け付けなかった場合(ステップS2710:No)又はステップS2714まで処理が終了した場合、操作受付部101が、視聴、録画などを行うコンテンツの選択を受け付けたか否か判定する(ステップS2715)。受け付けなかったと判定した場合(ステップS2715:No)、ステップS2710から処理を再び開始する。
一方、操作受付部101が、視聴、録画などを行う番組(コンテンツ)の選択を受け付けた場合(ステップS2715:Yes)、デジタルテレビジョン表示装置100は、選択された番組(コンテンツ)に対する視聴、録画処理を行う(ステップS2716)。
上述した処理手順により、関連コンテンツ一覧画面において、カテゴリが切り替えられた場合についても、切替前のキーコンテンツに基づいた関連コンテンツ一覧画面を表示することができる。このように、キーコンテンツの履歴と、カテゴリの切替とを分けたことで、履歴で保持された各キーコンテンツを検索キーとして、各カテゴリの関連コンテンツ一覧画面を表示できるため、ユーザが所望するコンテンツを検索するための操作負担を軽減できる。
本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100で参照可能なコンテンツを上述したコンテンツに制限するものではなく、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)の映像や、ビデオカメラで撮像した映像等をコンテンツとしてもよい。また、本実施の形態では、カテゴリとして、放送中及び放送予定のコンテンツ、自動録画コンテンツ、及びPVRコンテンツに分類したが、このようなカテゴリの分類に制限するものではなく、様々な基準に従ってコンテンツを分類してよい。
上述のようにすることで、本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置100は、カテゴリを切り替えた場合に、各カテゴリで、キーコンテンツと関連性のあるコンテンツが表示されるため、ユーザが所望するコンテンツを容易に特定できるという効果を奏する。
また、カテゴリの切替が行われる毎に、新たに取得したメタデータに基づいて関連度が算出されるため、時間経過に従って適切なコンテンツの取得を項目の選択切り替え操作に応じて、当該項目に対応する領域には変更後の項目の関連度が高いコンテンツが表示されるため、コンテンツの入れ替わりを即時確認することが可能となり、検索結果の変化を一目で確認できるという効果を奏する。
また、カテゴリの分類手法としては、上述したような現在放送中、放送済み、及びPVR等の分類に制限するものではなく、他の分類手法を用いても良い。他の分類手法としては、例えば、コンテンツの再生時間などを用いても良い。
本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、リモコン90のカラーボタンなどの汎用的なボタンでカテゴリを切り替えできるため、ユーザに対して容易な操作を提供できる。これにより、操作手順を減らしユーザに対する負担を軽減できることに加えて、検索対象を絞りながらの検索が容易になる。
本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、現在放送中のコンテンツと、放送予定のコンテンツと、PVRコンテンツと、自動録画コンテンツとのそれぞれに対して、統一された方法で検索することが可能になる。
本実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、すべてのリモコンに共通する、汎用的なボタンでカテゴリを切り替えられるので、操作がわかりやすく、すばやい切り替えが可能となる。
また、上述のように、本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置100は、操作機器の操作方向であってキーコンテンツに近接する位置に項目を配置することにより、キーコンテンツから各項目へ簡単にカーソルを移動することが可能となるため、各項目を変更する際の操作を容易に行うことができる。また、項目の選択切替とコンテンツ間のカーソル移動を、十字キーの操作だけで単純に行うことができるため、検索に係る操作が簡易になる。
本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置100は、カテゴリ切替で、同一キーコンテンツに基づいた各カテゴリの関連コンテンツ一覧画面を表示できる。これによりユーザがカテゴリを横断的に参照できるので、コンテンツが膨大であっても所望するコンテンツの特定が容易になる。また、カテゴリ切替にリモコン90の一つのボタンを割り当てることでカテゴリ切替が容易になる。そして、カテゴリ毎にコンテンツが提示することで、表示対象となるコンテンツの数が制限されるため、リモコン90によるコンテンツの選択操作が容易になる。
また、本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置100は、関連コンテンツ一覧画面を表示し、当該画面に含まれるコンテンツをキーコンテンツとして、関連コンテンツを検索していくことができる。その際に、履歴情報記憶部140に記憶された各キーコンテンツのメタデータにより、キーコンテンツの履歴による再検索が可能なので、操作性が向上する。
また、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
(変形例1)
上述した第1の実施の形態にかかるデジタルテレビジョン表示装置100では、カテゴリが切り替えられた場合であってもキーコンテンツが引き継がれる例について説明した。しかしながら、切替受付部112がカテゴリの切り替えを受け付けた場合に、表示制御部106がカテゴリに応じてキーコンテンツが切り替え表示を行ってもよい。この場合、カテゴリ毎に初期値となるキーコンテンツを用意しておく必要がある。例えば、現在放送中及び放送予定のコンテンツが属するカテゴリでは現在放送中のコンテンツをキーコンテンツとし、自動録画コンテンツが属するカテゴリやPVRコンテンツが属するコンテンツでは再生頻度が高いコンテンツをキーコンテンツとする等が考えられる。
本実施の形態及び変形例のデジタルテレビジョン表示装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置を、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。本実施の形態のデジタルテレビジョン表示装置で実行される表示処理プログラムは、上述した各部(操作受付部、メタデータ検索部、メタデータ取得部、関連度算出部、表示情報生成部、表示制御部、映像再生部、放送受信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から表示処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、操作受付部、メタデータ検索部、メタデータ取得部、関連度算出部、表示情報生成部、表示制御部、映像再生部、放送受信部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。