JP5486991B2 - Cutting device - Google Patents
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Description
本発明は、シートや板状体等の切断に好適なカッティング装置に関する。 The present invention relates to a cutting device suitable for cutting a sheet or a plate-like body.
従来から、紙等の切断対象物に対して二次元的に相対移動可能に構成されたキャリッジと、キャリッジに搭載されたカッターとを備えたカッティング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この種のカッティング装置として、キャリッジに1個のボイスコイルモータが搭載され、このボイスコイルモータによってカッターを上下方向に移動させるものが知られている。ボイスコイルモータを備えたカッティング装置によれば、切断対象物に対するカッターの圧力、すなわちカット圧を自由に調整することができる。そのため、切断対象物の種類に応じてカット圧を調整することができ、より高度な切断加工が可能となる。なお、本明細書における「切断」には、切断対象物の厚み方向のすべてを切断する場合の他、厚み方向の一部を切断する場合も含まれる。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a cutting apparatus including a carriage configured to be two-dimensionally movable relative to a cutting object such as paper and a cutter mounted on the carriage (see, for example, Patent Document 1). ). As this type of cutting apparatus, one in which a voice coil motor is mounted on a carriage and a cutter is moved in the vertical direction by this voice coil motor is known. According to the cutting device provided with the voice coil motor, the pressure of the cutter with respect to the cutting object, that is, the cutting pressure can be freely adjusted. Therefore, the cutting pressure can be adjusted according to the type of the object to be cut, and more advanced cutting processing is possible. Note that “cutting” in the present specification includes not only cutting all of the cutting target in the thickness direction but also cutting a part of the thickness direction.
ところで近年、切断対象物の多様化に伴い、従来よりも大きなカット圧が望まれる場合がある。しかし、カット圧を大きくしようとして高出力のボイスコイルモータを用いると、もともと高価な部品であるボイスコイルモータのコストが更に上昇することになる。そのため、カッティング装置の高コスト化を招くおそれがある。 Incidentally, in recent years, with the diversification of objects to be cut, there is a case where a higher cutting pressure than before is desired. However, if a high-power voice coil motor is used in order to increase the cut pressure, the cost of the voice coil motor, which is originally an expensive part, further increases. For this reason, there is a possibility that the cost of the cutting device is increased.
また、高出力のボイスコイルモータは発熱しやすく、その結果、動作時に温度が高くなりやすい。しかし、温度が高くなると、ボイスコイルモータの出力は不安定となる。そのため、単にボイスコイルモータを高出力化しただけでは、カッティング装置のカット圧の精度が低下しやすい。 Further, a high output voice coil motor tends to generate heat, and as a result, the temperature tends to increase during operation. However, as the temperature increases, the output of the voice coil motor becomes unstable. For this reason, simply increasing the output of the voice coil motor tends to reduce the accuracy of the cutting pressure of the cutting device.
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大幅なコストアップやカット圧の精度の低下を抑えつつ、より大きなカット圧を実現できるカッティング装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a cutting device capable of realizing a larger cutting pressure while suppressing a significant increase in cost and a decrease in the accuracy of the cutting pressure. is there.
本発明に係るカッティング装置は、所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジと切断対象物とを前記所定方向と交差する方向に相対移動させる移動機構と、前記キャリッジに搭載されたカッターと、前記キャリッジに搭載され、前記カッターを前記切断対象物に対して接近および離反する方向に移動させるカッター移動機構と、を備え、前記カッター移動機構は、ボイスコイルモータと、出力値が一定のアクチュエータとを有しているものである。 The cutting device according to the present invention includes a carriage that is movable in a predetermined direction, a moving mechanism that relatively moves the carriage and the cutting object in a direction intersecting the predetermined direction, a cutter mounted on the carriage, A cutter moving mechanism that is mounted on a carriage and moves the cutter in a direction toward and away from the cutting object. The cutter moving mechanism includes a voice coil motor and an actuator having a constant output value. It is what you have.
本発明によれば、大幅なコストアップやカット圧の精度の低下を抑えつつ、より大きなカット圧を実現できるカッティング装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a cutting device that can realize a larger cutting pressure while suppressing a significant increase in cost and a decrease in the accuracy of the cutting pressure.
(第1実施形態)
<カッティング装置の構成>
図1に示す本発明の実施の形態に係るカッティング装置1は、紙やシート等の切断対象物50を任意の形状に切断する装置である。なお、切断対象物50はシート状の媒体に限らず、ガラス板等の基板であってもよい。
(First embodiment)
<Configuration of cutting device>
A cutting apparatus 1 according to the embodiment of the present invention shown in FIG. 1 is an apparatus that cuts a
以下の説明では、図示のY方向を主走査方向または左右方向といい、Y方向と直交する方向であるX方向を副走査方向または前後方向という。図1に示すように、カッティング装置1は、左右方向に延びるガイドレール5と、ガイドレール5に沿って左右方向に移動可能なカッティングヘッド10とを備えている。また、カッティング装置1は、切断対象物50を支持するプラテン2を備えている。プラテン2には、グリッドローラ3が設けられている。グリッドローラ3は、フィードモータ62(図1では図示せず。図5参照)によって駆動される。ガイドレール5はプラテン2の上方に配置されている。ガイドレール5の下方には、ピンチローラ4a,4bが設けられている。ピンチローラ4a,4bは、ガイドレール5に対して上下方向に揺動自在に取り付けられている。ピンチローラ4a,4bはグリッドローラ3に対向している。切断対象物50がピンチローラ4a,4bとグリッドローラ3との間に挟み込まれた状態でグリッドローラ3が回転すると、切断対象物50は前方または後方に搬送されることになる。プラテン2の左右の端部には、サイドカバー9L,9Rがそれぞれ配置されている。右側のサイドカバー9Rには、操作パネル6が設けられている。プラテン2の下方には、キャスター7aを有するスタンド7が設けられている。
In the following description, the illustrated Y direction is referred to as the main scanning direction or the left-right direction, and the X direction that is orthogonal to the Y direction is referred to as the sub-scanning direction or the front-rear direction. As shown in FIG. 1, the cutting device 1 includes a
次に、図2〜4を参照しながら、カッティングヘッド10の構成を説明する。図3に示すように、カッティングヘッド10は、キャリッジ11と、カッター20と、円筒型のボイスコイルモータ31と、ソレノイドアクチュエータ32とを備えている。
Next, the configuration of the
キャリッジ11は、カッター20、ボイスコイルモータ31およびソレノイドアクチュエータ32を主走査方向に移動させるものである。図2に示すように、キャリッジ11は、カッター20、ボイスコイルモータ31およびソレノイドアクチュエータ32を支持するキャリッジベース12を有している。また、キャリッジ11は、ガイドレール5に対して摺動可能に係合するガイド13と、ベルト8に固定される固定プレート14とを有している。本実施形態では、ガイド13はキャリッジベース12と別体であり、互いにボルト等によって固定されている。ただし、ガイド13とキャリッジベース12とは一体化されていてもよい。キャリッジ11は、キャリッジ11の後端側のみでガイドレール5に支持されている。言い換えると、キャリッジ11はガイドレール5に片持ち支持されている。ベルト8は、左右方向に延びる無端状のベルトである。図示は省略するが、ベルト8の右端および左端には、プーリが巻き掛けられている。一方のプーリには、当該プーリを駆動するキャリッジモータ61(図5参照)が接続されている。キャリッジモータ61が回転すると上記プーリが回転し、ベルト8が走行する。その結果、キャリッジ11は左右方向に移動することになる。
The
図3に示すように、カッター20は、上下方向に移動可能なホルダ21によって保持されている。ホルダ21は、水平に延びる保持部21aと、保持部21aの右端から垂直上向きに延びる垂直部21bと、垂直部21bの上端から水平右向きに延びる水平部21cとを有している。カッター20は保持部21aに取り付けられている。ホルダ21の水平部21cとキャリッジベース12との間には、ばね25(図4参照)が設けられている。ホルダ21は、ばね25によって上向きの付勢力を受けている。ホルダ21の水平部21cは、ボイスコイルモータ31に連結されている。ホルダ21は、ボイスコイルモータ31から上向きまたは下向きの力を受け、上方または下方に移動する。そのため、カッター20もボイスコイルモータ31の駆動力を受けて上下方向に移動する。
As shown in FIG. 3, the
図3に示すように、ホルダ21の水平部21cの上には、左右に並ぶ2本の支柱23が設けられている。両支柱23の上端同士は、プレート24によって連結されている。プレート24には孔24a(図2参照)が形成されている。この孔24aには、上下方向に延びる軸25Aが貫通している。ソレノイドアクチュエータ32はボイスコイルモータ31の上方に配置されている。図示は省略するが、ソレノイドアクチュエータ32は、上下方向に延びる可動鉄芯と、この可動鉄芯の周囲を囲むソレノイドとを有している。本実施形態では、上記ソレノイドに直流電圧が印加される。すなわち、上記ソレノイドはDCソレノイドである。ただし、ACソレノイドを用いることも可能である。軸25Aの下端部は、ソレノイドアクチュエータ32の可動鉄芯に連結されている。上記ソレノイドに電流が流れると、上記ソレノイドに形成される磁界によって上記可動鉄芯は下向きの力を受け、下方に移動する。これに伴い、軸25Aも下向きの力を受け、下方に移動することになる。
As shown in FIG. 3, two
軸25Aとプレート24との間には、ばね26が介在している。本実施形態では、ばね26はコイルばねである。ばね26の上端部は軸25Aの上側部分に係止され、ばね26の下端部はプレート24の上面に係止されている。なお、本明細書でいう「係止」には、固定されることによって止まっている状態の他、単に接触することによって止まっている状態も含まれる。本実施形態では、ばね26の上端部は後述する調整ねじ27と接触し、ばね26の下端部はプレート24の上面に接触しているだけであり、ばね26の両端部は固定されていない。ただし、ばね26の上端部を調整ねじ27に固定し、ばね26の下端部をプレート24に固定してもよいことは勿論である。
A
軸25Aが受ける下向きの力は、ばね26を介してプレート24に伝えられる。プレート24がばね26から受ける力は、ばね26の自然長からの収縮量に依存する。そのため、軸25Aが下方に移動していない状態(すなわち、ソレノイドアクチュエータ32がOFFの状態)におけるばね26の長さ(以下、初期長さという)を変えることにより、プレート24がばね26から受ける力を調整することが可能である。ばね26の上方には、ばね26の初期長さを調整するための調整ねじ27が設けられている。調整ねじ27を回転させることにより、ばね26の初期長さを調整することができ、ひいてはプレート24がばね26から受ける力の大きさを調整することができる。これにより、カッター20がソレノイドアクチュエータ32から受ける力を調整することが可能となる。具体的には、カッター20がばね26を介してソレノイドアクチュエータ32から受ける力は、ソレノイドアクチュエータ32の出力値以下の範囲内にて任意に調整することができる。
The downward force received by the
図4に示すように、ソレノイドアクチュエータ32とボイスコイルモータ31とは、前後方向に並ぶのではなく、上下方向に並んで配置されている。言い換えると、ソレノイドアクチュエータ32の少なくとも一部と、ボイスコイルモータ31の少なくとも一部とは、前後方向に関して揃った位置に配置され、上下に重なった位置に配置されている。図3に示すように、ボイスコイルモータ31の下端31aは、カッター20の上端20bよりも下方に位置している。ソレノイドアクチュエータ32の下端32aは、カッター20の上端20bよりも上方に位置している。
As shown in FIG. 4, the
ボイスコイルモータ31およびソレノイドアクチュエータ32には、周知のものを利用することができる。ボイスコイルモータ31の構成は周知であるので、その詳細な説明は省略する。以下、ボイスコイルモータ31の概略構成を簡単に説明する。
Known
図示は省略するが、ボイスコイルモータ31は、ヨークと、ヨークが形成する磁界の中に配置されたボイスコイルとを備えている。ボイスコイルにはリード線41(図3参照)が接続されている。リード線41を通じてボイスコイルに電流を供給すると、ボイスコイルに駆動力が発生し、ボイスコイルが上方または下方に移動する。ボイスコイルの電流値を大きくすると、ボイスコイルに発生する駆動力が大きくなる。すなわち、ボイスコイルモータ31の出力が大きくなる。ここで、ボイスコイルの電流値を大きくするには、ボイスコイルの抵抗値を小さくすればよい。例えば、太い導線からなるボイスコイルを用いることにより、ボイスコイルの電流値を大きくすることが考えられる。しかし、抵抗値が小さいボイスコイルに大きな電流を流すと、ボイスコイルの温度は急激に上昇することとなる。したがって、最大出力値の大きなボイスコイルモータは、温度が上昇しやすいという特性を有している。
Although not shown, the
ところが、本実施形態に係るカッティング装置1では、ボイスコイルモータ31の最大出力値を大きくする代わりに、ボイスコイルモータ31と共にソレノイドアクチュエータ32を備えることとした。そのため、ボイスコイルモータ31について、従来以上に温度が上昇するという事態を避けることができる。
However, the cutting device 1 according to the present embodiment includes the
図5に示すように、カッティング装置1は制御装置60を備えている。制御装置60は、ボイスコイルモータ31、ソレノイドアクチュエータ32、キャリッジモータ61、およびフィードモータ62に接続されている。制御装置60は、それらを制御することによって、予め定められた所定の形状に切断対象物50を切断する。
As shown in FIG. 5, the cutting device 1 includes a
<設定可能なカット圧>
カッティング装置1では、カッター20に力を与える駆動源として、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とを備えている。ソレノイドアクチュエータ32は、安価でありながら大きな駆動力を発揮することができる。そのため、ボイスコイルモータ31のみでは出力できないような大きなカット圧を実現することができる。一方、ソレノイドアクチュエータ32は出力値が一定のアクチュエータであり、駆動力の大きさを調整することができないという欠点を有している。すなわち、ソレノイドアクチュエータ32は、出力が零の状態と、所定の一定圧力を出力する状態とのいずれかの状態にしか切り換えることができない。ところが、本実施形態のカッティング装置1では、以下に説明するように、ボイスコイルモータ31およびソレノイドアクチュエータ32を連携させるような制御を行うことにより、カット圧の設定値を連続的に変化させることができる。
<Settable cutting pressure>
The cutting device 1 includes a
以下の説明では、ボイスコイルモータ31により出力可能なカット圧を−P〜P、ソレノイドアクチュエータ32自体が出力するカット圧を3Pと仮定する。前述したように、ソレノイドアクチュエータ32からカッター20に駆動量が伝達される経路、具体的には軸25Aとプレート24との間には、ばね26が介在している。そのため、ばね26の初期長さを調整することにより、ソレノイドアクチュエータ32からカッター20に伝達される駆動力を、ソレノイドアクチュエータ32自体が出力する駆動力の一部に抑えることができる。ここでは、ばね26を介してソレノイドアクチュエータ32からカッター20に伝達される実際の圧力を2Pと仮定する。ただし、ボイスコイルモータ31の出力可能なカット圧、ソレノイドアクチュエータ32自体が出力するカット圧、およびばね26の調整によって出力可能なカット圧は、特に限定される訳ではない。
In the following description, it is assumed that the cut pressure that can be output by the
図6(a)〜(c)は、作動領域A,B,Cとカット圧との関係を表す図である。図6(a)はボイスコイルモータ31からカッター20に与えられるカット圧、図6(b)は、ばね26を介してソレノイドアクチュエータ32からカッター20に与えられるカット圧(以下、特に断らない限り、単にソレノイドアクチュエータ32のカット圧という)を表している。図6(c)はカッティング装置1の全体のカット圧、すなわち、ボイスコイルモータ31のカット圧とソレノイドアクチュエータ32のカット圧との合計を表している。
FIGS. 6A to 6C are diagrams illustrating the relationship between the operation areas A, B, and C and the cutting pressure. 6A shows the cutting pressure applied to the
具体的に、作動領域Aでは、ボイスコイルモータ31はカット圧が0〜Pの範囲で連続的に変化するように制御され、ソレノイドアクチュエータ32はカット圧が0となるように制御される。すなわち、作動領域Aでは、ボイスコイルモータ31には正の電圧が加えられ、ソレノイドアクチュエータ32には電圧が加えられない。これにより、図6(c)に示すように、カッティング装置1の全体では、カット圧の設定値を0〜Pの範囲で連続的に変化させることができる。図7に示すように、作動領域Aでは、ボイスコイルモータ31がホルダ21を下方に引っ張り、カッター20は下がった状態となる。
Specifically, in the operation region A, the
なお、本明細書でいう「連続」には、厳密な意味での連続に限らず、実質的に連続している場合も含まれる。カット圧の設定値が連続的に変化するとは、カット圧の設定値が必ずしもアナログ的に変化する場合だけでなく、離散的に連続する場合、言い換えるとデジタル的に連続する場合も含まれる。例えば、カット圧の設定値が、100gf、110gf、120gf、………、880gf、890gf、900gf、というように10gfずつ増加するような場合も、連続的な変化ということができる。 Note that “continuous” in this specification includes not only continuous in a strict sense but also substantially continuous. The setting value of the cutting pressure continuously changing includes not only the case where the setting value of the cutting pressure changes in an analog manner, but also the case where the setting value is discretely continuous, in other words, the case where the setting value is digitally continuous. For example, when the set value of the cut pressure increases by 10 gf such as 100 gf, 110 gf, 120 gf,..., 880 gf, 890 gf, 900 gf, it can be said that the change is continuous.
作動領域Bでは、ボイスコイルモータ31はカット圧が−P〜0の範囲で連続的に変化するように制御され、ソレノイドアクチュエータ32はカット圧が2Pとなるように制御される。すなわち、作動領域Bでは、ボイスコイルモータ31に負の電圧が加えられ、ソレノイドアクチュエータ32はONされる。これにより、図6(c)に示すように、カッティング装置1の全体では、カット圧の設定値をP〜2Pの範囲で連続的に変化させることができる。図8に示すように、作動領域Bでは、ボイスコイルモータ31がホルダ21を持ち上げようとする一方、ソレノイドアクチュエータ32がホルダ21を下方に引っ張ることにより、結果として、カッター20は下がった状態となる。
In the operation region B, the
作動領域Cでは、ボイスコイルモータ31はカット圧が0〜Pの範囲で連続的に変化するように制御され、ソレノイドアクチュエータ32はカット圧が2Pとなるように制御される。すなわち、作動領域Cでは、ボイスコイルモータ31に正の電圧が加えられ、ソレノイドアクチュエータ32はONされる。これにより、図6(c)に示すように、カッティング装置1の全体では、カット圧の設定値を2P〜3Pの範囲で連続的に変化させることができる。作動領域Cでは、ボイスコイルモータ31およびソレノイドアクチュエータ32の両方がホルダ21を下方に引っ張ることにより、カッター20は下がった状態となる。
In the operation region C, the
以上のように、本実施形態に係るカッティング装置1によれば、ボイスコイルモータ31のみでは出力できないような広い範囲(すなわち、0〜3P)にわたって、カット圧の設定値を任意に調整することができる。
As described above, according to the cutting device 1 according to the present embodiment, it is possible to arbitrarily adjust the set value of the cut pressure over a wide range (that is, 0 to 3P) that cannot be output only by the
<ソフトランディング制御>
ところで、カッター20の刃20a(図3参照)が切断対象物50の上方に位置しているときにソレノイドアクチュエータ32をONすると、刃20aが切断対象物50に勢いよく衝突するおそれがある。そこで、本実施形態では、そのような衝突を避けるため、カッター20が切断対象物50に接触した後に、ソレノイドアクチュエータ32をONすることとする。具体的には、制御装置60が以下に説明するような制御を行うことにより、カッター20の刃20aが切断対象物50に勢いよく衝突することを防いでいる。
<Soft landing control>
By the way, if the
図8(a)、(b)、(c)は、カット圧の設定値が0〜Pの場合、すなわち、前述の作動領域Aにおけるカッター20の刃20aの位置、ボイスコイルモータ31のカット圧Pv、ソレノイドアクチュエータ32のカット圧Psの時間変化をそれぞれ表している。各図の横軸tは、カッター20が下降し始めてからの経過時間を表している。図8(b)に示すように、まず、カッター20を下降させる際には、ボイスコイルモータ31に所定の電圧を加える。以下では、このときにボイスコイルモータ31が出力するカット圧を便宜上、ランディング圧P0と称することとする。このランディング圧P0は、カッター20が切断対象物50と接触したときに刃20aが損傷しないような圧力に設定されている。言い換えると、ランディング圧P0は、カッター20の刃20aが切断対象物50に対して穏やかに接触するような圧力に設定されている。
8A, 8 </ b> B, and 8 </ b> C illustrate the case where the set value of the cut pressure is 0 to P, that is, the position of the
上記ランディング圧P0を受けて下降しているカッター20は、経過時間t1にて切断対象物50と接触する。カッター20が切断対象物50と接触すると、制御装置60は、ボイスコイルモータ31に供給する電流の値を変化させる。その結果、ボイスコイルモータ31が出力するカット圧は、ランディング圧P0から所定の圧力に変化する。なお、図8(b)に示す例では、所定の圧力を0.5Pとした。ただし、所定の圧力はランディング圧P0よりも大きくてもよく、小さくてもよい。また、所定の圧力はランディング圧P0と同一であってもよい。
その後、経過時間t2において、キャリッジモータ61およびフィードモータ62の駆動が開始される。これにより、切断対象物50は、カッター20から所定の圧力(=0.5P)を受けて切断される。
Thereafter, the driving of the
図9(a)、(b)、(c)は、カット圧の設定値がP〜2Pの場合、すなわち、作動領域Bにおけるカッター20の刃20aの位置、ボイスコイルモータ31のカット圧Pv、ソレノイドアクチュエータ32のカット圧Psの時間変化をそれぞれ表している。図9(b)に示すように、この場合にもまず、制御装置60は、ランディング圧P0にてカッター20を下降させる。経過時間t1にてカッター20が切断対象物50に接触すると、制御装置60は、ソレノイドアクチュエータ32をONすると共に、ボイスコイルモータ31に供給する電流の値を変化させる。これにより、ソレノイドアクチュエータ32は、2Pのカット圧を出力することになる。また、ボイスコイルモータ31のカット圧は、ランディング圧P0から所定の圧力に変化する。作動領域Bでは、ボイスコイルモータ31が出力するカット圧は、負の圧力である。すなわち、ボイスコイルモータ31は、カッター20に対して上向きの力を与える。図9(b)に示す例では、所定の圧力を−0.5Pとした。その結果、カッター20の圧力は、2P−0.5P=1.5Pとなる。その後、経過時間t2において、キャリッジモータ61およびフィードモータ62の駆動が開始され、切断対象物50はカッター20から所定の圧力(=1.5P)を受けて切断される。
9A, 9 </ b> B, and 9 </ b> C, when the set value of the cut pressure is P to 2P, that is, the position of the
図10(a)、(b)、(c)は、カット圧の設定値が2P〜3Pの場合、すなわち、作動領域Cにおけるカッター20の刃20aの位置、ボイスコイルモータ31のカット圧Pv、ソレノイドアクチュエータ32のカット圧Psの時間変化をそれぞれ表している。図10(b)に示すように、この場合にもまず、制御装置60は、ランディング圧P0にてカッター20を下降させる。経過時間t1にてカッター20が切断対象物50に接触すると、制御装置60は、ソレノイドアクチュエータ32をONすると共に、ボイスコイルモータ31に供給する電流の値を変化させる。これにより、ソレノイドアクチュエータ32は、2Pのカット圧を出力することになる。また、ボイスコイルモータ31のカット圧は、ランディング圧P0から所定の圧力に変化する。作動領域Cでは、ボイスコイルモータ31が出力するカット圧は、正の圧力である。すなわち、ボイスコイルモータ31は、カッター20に対して下向きの力を与える。図10(b)に示す例では、所定の圧力を0.5Pとした。その結果、カッター20の圧力は、2P+0.5P=2.5Pとなる。その後、経過時間t2において、キャリッジモータ61およびフィードモータ62の駆動が開始され、切断対象物50はカッター20から所定の圧力(=2.5P)を受けて切断される。
10A, 10 </ b> B, and 10 </ b> C, when the set value of the cut pressure is 2P to 3P, that is, the position of the
なお、本実施形態では、カット圧の設定値がP〜3Pの範囲では、その設定値の大きさに拘わらず、カッター20が切断対象物50に接触した際にソレノイドアクチュエータ32をONすることとした。しかし、カット圧の設定値が小さい場合、カッター20の強度が大きい場合、または、切断対象物50がカッター20を損傷させにくい材料からなっている場合等においては、上記制御は必ずしも必要ではない。上記制御は、常時行わなくてもよく、適宜に実行することもできる。
In the present embodiment, when the set value of the cut pressure is in the range of P to 3P, the
<カット圧の安定化制御>
ところで、ソレノイドアクチュエータ32をONした瞬間には、カッター20に対して下向きの力が急激に加わる。その結果、カッター20の実際のカット圧が設定値からずれる場合がある。言い換えると、カット圧が不安定になる場合がある。なお、カット圧が不安定になる原因として、ソレノイドアクチュエータ32の内部摩擦等が考えられる。そこで、本実施形態では、制御装置60が以下に説明するような制御を行うことにより、カット圧の安定化を図ることとしている。
<Cut pressure stabilization control>
By the way, at the moment when the
具体的に、図11(a)および(b)に示すように、制御装置60は、ソレノイドアクチュエータ32をONする時に、所定時間Δtの間だけ、カッター20に上向きの力を与えるようにボイスコイルモータ31に負の電圧を加える。図11(a)に示す例では、経過時間t1にてソレノイドアクチュエータ32がONされ、カッター20はソレノイドアクチュエータ32によって2Pの圧力を受ける。一方、制御装置60は、その経過時間t1から所定時間Δtの間だけ、ボイスコイルモータ31に加える電圧を、所定の正の電圧から負の電圧に変化させる。これにより、カッター20がボイスコイルモータ31から受ける圧力は、微小時間Δtの間だけ、ランディング圧P0から所定の負の圧力−Pupに変化する。
Specifically, as shown in FIGS. 11A and 11B, when the
これにより、ソレノイドアクチュエータ32の内部摩擦等の影響を低減させることができ、カット圧の安定化を図ることができる。
As a result, the influence of internal friction or the like of the
なお、上記の制御は、ソレノイドアクチュエータ32をONする際に常時実行してもよく、カット圧の設定値等に応じて適宜に実行してもよい。
Note that the above control may be executed at all times when the
<カッティング装置の効果>
以上のように、本実施形態に係るカッティング装置1によれば、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とを備えている。一般に、ソレノイドアクチュエータはボイスコイルモータに比べて安価である。そのため、大型のボイスコイルモータを設ける場合と異なり、コストアップを抑えつつ、ボイスコイルモータ31だけでは出力できないような大きなカット圧を出力することが可能となる。その結果、切断対象物50として、紙や薄いシートだけでなく、従来は切断しにくかったボール紙や厚手のフィルム等を利用することが可能となる。
<Effect of cutting device>
As described above, the cutting device 1 according to this embodiment includes the
また、高出力のボイスコイルモータは発熱しやすく、動作時の温度が高くなりやすい。そのため、出力可能なカット圧を大きくしようとして単にボイスコイルモータの最大出力値を大きくしただけでは、ボイスコイルモータの出力が不安定となり、カット圧の精度が低下しやすい。これに対し、本実施形態に係るカッティング装置1では、単一の高出力のボイスコイルモータを用いる代わりに、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とを備えている。そのため、ボイスコイルモータ31の動作時の温度上昇が抑えられ、温度上昇に起因するカット圧の精度の低下を抑制することができる。
Also, a high output voice coil motor tends to generate heat and the temperature during operation tends to be high. Therefore, if the maximum output value of the voice coil motor is simply increased in order to increase the cut pressure that can be output, the output of the voice coil motor becomes unstable, and the accuracy of the cut pressure tends to decrease. On the other hand, the cutting device 1 according to the present embodiment includes a
また、カッティング装置1では、ボイスコイルモータ31はキャリッジ11に搭載されている。ところで、キャリッジ11はガイドレール5に片持ち支持されている。そのため、出力可能なカット圧を大きくしようとして単にボイスコイルモータ31を大型化すると、ガイドレール5に沿って移動する際に、キャリッジ11の動作が不安定になるおそれがある。その結果、切断対象物50に対する切断の品質が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態に係るカッティング装置1によれば、大型の(すなわち、外径が大きな)単一のボイスコイルモータを用いる代わりに、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とを備えている。そのため、キャリッジ11の搭載物の重心を比較的キャリッジ11に近い位置に位置付けることができる。したがって、本実施形態に係るカッティング装置1によれば、キャリッジ11の動作が安定し、切断の品質は低下しにくい。
In the cutting device 1, the
また、単にボイスコイルモータ31の最大出力値を大きくしたのでは、ボイスコイルモータ31のリード線41が太くなってしまう。前述したように、ボイスコイルモータ31のリード線41は、上下に移動するボイスコイル(図示せず)に接続されている。そのため、ボイスコイルモータ31の駆動のたびに、リード線41が伸縮を繰り返すことになる。よって、リード線41が太いと、ボイスコイルは円滑に移動しにくくなる。ところで、カッティング装置1では、カッター20の上げ下ろしが頻繁に行われる。そのため、ボイスコイルモータ31のON/OFFが頻繁に繰り返され、リード線41の伸縮は頻繁に行われる。したがって、ボイスコイルモータ31の最大出力値を大きくし、それに伴ってリード線41が大径化してしまうと、カッター20の上下移動が円滑に行われにくくなり、切断の品質が低下してしまうおそれがある。しかし、本実施形態によれば、上述のような問題を防ぐことができる。
If the maximum output value of the
さらに、本実施形態に係るカッティング装置1によれば、図4に示すように、ソレノイドアクチュエータ32とボイスコイルモータ31とは、上下方向に並んで配置されている。そのため、ソレノイドアクチュエータ32とボイスコイルモータ31とが前後方向に並んでいる場合に比べて、キャリッジ11の重心はガイドレール5に近づくことになる。したがって、キャリッジ11がガイドレール5に片持ち支持されているにも拘わらず、キャリッジ11の動作を安定させることができる。
Furthermore, according to the cutting device 1 according to the present embodiment, as shown in FIG. 4, the
また、本実施形態に係るカッティング装置1によれば、上方から見たときのカッティングヘッド10の投影面積を小さく抑えることができる。その結果、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とをキャリッジ11上にコンパクトに配置することができる。また、ボイスコイルモータ31を備えた従来のカッティングヘッドに対し、ソレノイドアクチュエータ32等を追加するだけで、本実施形態に係るカッティングヘッド10を実現することができる。そのため、大幅な設計変更を伴わなくても、本実施形態に係るカッティング装置1を製作することが可能となる。
Moreover, according to the cutting apparatus 1 which concerns on this embodiment, the projection area of the cutting
カッティング装置1は、ソレノイドアクチュエータ32によって駆動される軸25Aと、カッター20と共に移動するホルダ21、支柱23、およびプレート24と、軸25Aとプレート24との間に介在するばね26とを備えている。これにより、ソレノイドアクチュエータ32の駆動力は、ばね26を介してカッター20に伝達される。そのため、ばね26を調整することにより、ソレノイドアクチュエータ32からカッター20に伝達される駆動力を自由に調整することができる。
The cutting device 1 includes a
なお、ソレノイドアクチュエータ32自体が出力する実際の駆動力は、ソレノイドアクチュエータ32の品質のばらつきにより、必ずしも設定値通りとは限らない。しかし、カッティング装置1では、ソレノイドアクチュエータ32とカッター20との間にばね26が介在するので、ソレノイドアクチュエータ32の駆動力のばらつきは、ばね26によって吸収される。したがって、安価なソレノイドアクチュエータ32を用いたとしても、安定したカット圧を実現することができる。また、ソレノイドアクチュエータ32は、発熱によって駆動力が変動する場合がある。しかし、カッティング装置1によれば、発熱に起因する駆動力の変動を、ばね26によって吸収することができる。したがって、発熱量が大きくても、安定したカット圧を実現することができる。
Note that the actual driving force output by the
<変形例>
前記実施形態では、ソレノイドアクチュエータ32の本来出力可能なカット圧が3Pであるのに対し、ばね26を調整することによって、ソレノイドアクチュエータ32からカッター20に伝達されるカット圧を2Pに抑えていた。しかし、前述したように、ばね26を調整することによって、カッター20に伝達されるカット圧を自由に調整することができる。例えば、ばね26を調整することにより、ソレノイドアクチュエータ32からカッター20に伝達されるカット圧を3Pとしてもよい。これにより、図12に示すように、作動領域Bにおけるカット圧は2P〜3Pとなり、作動領域Cにおけるカット圧は3P〜4Pとなる。そのため、カッティング装置1の最大カット圧を4Pにまで高めることができる。したがって、カッティング装置1によれば、0〜4Pの範囲にわたってカット圧の設定値を連続的に変化させることが可能となる。
<Modification>
In the above embodiment, the cut pressure that can be originally output from the
(第2実施形態)
図13に示すように、第2実施形態に係るカッティング装置1は、カッティングヘッド10の構成が第1実施形態と異なっているものである。第2実施形態のその他の構成は第1実施形態と同様であるので、以下ではカッティングヘッド10の構成のみを説明する。
(Second Embodiment)
As shown in FIG. 13, the cutting device 1 according to the second embodiment is different from the first embodiment in the configuration of the cutting
本実施形態では、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とは、左右方向に並んで配置されている。詳しくは、ソレノイドアクチュエータ32は、ボイスコイルモータ31の右方に配置されている。ただし、ソレノイドアクチュエータ32をボイスコイルモータ31の左方に配置することも可能である。ボイスコイルモータ31の少なくとも一部と、ソレノイドアクチュエータ32の少なくとも一部とは、前後方向に関して揃った位置に配置されている。ボイスコイルモータ31の下端31aおよびソレノイドアクチュエータ32の下端32aは、いずれもカッター20の上端20bよりも下方に位置している。
In the present embodiment, the
本実施形態においても、カッター20は、上下方向に移動可能なホルダ21によって保持されている。ホルダ21とキャリッジベース12との間にはばね25が設けられ、ホルダ21は、ばね25によって常時上向きの付勢力を受けている。本実施形態では、第1実施形態と異なり、支柱23およびプレート24(図3参照)は設けられていない。ホルダ21は、ボイスコイルモータ31だけでなく、ソレノイドアクチュエータ32にも連結されている。本実施形態では、ホルダ21はソレノイドアクチュエータ32に直接連結されている。ただし、第1実施形態と同様に、ホルダ21とソレノイドアクチュエータ32との間に、ばね26(図3参照)を介在させてもよいことは勿論である。
Also in this embodiment, the
ボイスコイルモータ31のボイスコイル(図示せず)にはリード線41が接続され、ソレノイドアクチュエータ32にはリード線42が接続されている。
A
その他の構成は第1実施形態と同様である。そのため、その他の構成の説明は省略する。 Other configurations are the same as those of the first embodiment. Therefore, description of other structures is omitted.
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。 Also in this embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
(その他の実施形態)
前述したように、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とは、前後方向に並んでいないことが好ましい。第1実施形態では、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とは上下方向に並んで配置され、第2実施形態では、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とは左右方向に並んで配置されていた。しかし、ボイスコイルモータ31とソレノイドアクチュエータ32とは、上下方向から左方または右方に傾いた方向に並んでいてもよい。
(Other embodiments)
As described above, the
ただし、本発明において、ボイスコイルモータとソレノイドアクチュエータとが前後方向に並んでいないことは、必ずしも必要ではない。 However, in the present invention, it is not always necessary that the voice coil motor and the solenoid actuator are not arranged in the front-rear direction.
前記実施形態に係るカッティング装置1では、グリッドローラ3が切断対象物50を前後方向に移動させることによって、カッティングヘッド10と切断対象物50とが副走査方向に相対移動していた。しかし、カッティングヘッド10と切断対象物50とを副走査方向に相対移動させる機構は、特に限定される訳ではない。例えば、ガイドレール5が副走査方向に移動可能に構成され、切断対象物50は移動しないようになっていてもよい。
In the cutting device 1 according to the embodiment, the cutting
前記実施形態に係るカッティング装置は、切断対象物50の切断のみを行う装置であった。しかし、本発明に係るカッティング装置は、切断対象物50の切断だけでなく、他の機能を備えていてもよい。例えば、本発明に係るカッティング装置は、カッティングヘッド10の他にインクヘッドを備え、用紙等に対して印刷と切断とを行ういわゆるカッティングプリンタ等であってもよい。
The cutting device according to the embodiment is a device that only cuts the cutting
1 カッティング装置
3 グリッドローラ(移動機構)
5 ガイドレール
10 カッティングヘッド
11 キャリッジ
20 カッター
21 ホルダ(第2部材)
23 支柱(第2部材)
25A 軸(第1部材)
24 プレート(第2部材)
26 ばね(弾性体)
31 ボイスコイルモータ
32 ソレノイドアクチュエータ
60 制御装置
61 キャリッジモータ
62 フィードモータ
1 Cutting device 3 Grid roller (moving mechanism)
5
23 Prop (second member)
25A shaft (first member)
24 plate (second member)
26 Spring (elastic body)
31
Claims (5)
前記キャリッジと切断対象物とを前記所定方向と交差する方向に相対移動させる移動機構と、
前記キャリッジに搭載されたカッターと、
前記キャリッジに搭載され、前記カッターを前記切断対象物に対して接近および離反する方向に移動させるカッター移動機構と、を備え、
前記カッター移動機構は、ボイスコイルモータと、出力値が一定のアクチュエータとを有している、カッティング装置。 A carriage movable in a predetermined direction;
A moving mechanism for relatively moving the carriage and the cutting object in a direction intersecting the predetermined direction;
A cutter mounted on the carriage;
A cutter moving mechanism that is mounted on the carriage and moves the cutter in a direction approaching and separating from the cutting object;
The cutter moving mechanism includes a voice coil motor and an actuator having a constant output value.
左右方向に延び、前記キャリッジを摺動自在に支持するガイドレールを備え、
前記キャリッジは、前後方向の一端側のみで前記ガイドレールに支持され、
前記ボイスコイルモータと前記アクチュエータとは、上下方向、左右方向、または上下方向から左方または右方に傾いた方向に並んで配置されている、請求項1または2に記載のカッティング装置。 When the predetermined direction is a left-right direction, and the direction in which the cutter approaches and separates from the cutting object is a downward direction and an upward direction, respectively,
A guide rail that extends in the left-right direction and slidably supports the carriage,
The carriage is supported by the guide rail only at one end side in the front-rear direction,
The cutting device according to claim 1 or 2, wherein the voice coil motor and the actuator are arranged side by side in a vertical direction, a horizontal direction, or a direction inclined leftward or rightward from the vertical direction.
前記アクチュエータに連結され、前記アクチュエータによって下方向に駆動される第1部材と、
前記カッターを保持し、前記ボイスコイルモータに連結され、前記ボイスコイルモータによって上方向および下方向に駆動される第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に介在する弾性体と、を備えた請求項3に記載のカッティング装置。 The voice coil motor is disposed below the actuator,
A first member coupled to the actuator and driven downward by the actuator;
A second member that holds the cutter, is connected to the voice coil motor, and is driven upward and downward by the voice coil motor;
The cutting apparatus according to claim 3, further comprising: an elastic body interposed between the first member and the second member.
前記第2部材は、前記カッターを保持するホルダと、前記ホルダから上方に延びる2本の支柱と、前記両支柱に連結されたプレートとを有し、
前記軸は前記プレートを上下に貫通し、
前記弾性体は、上端部が前記軸の上側部分に係止され、下端部が前記プレートの上面に係止されるように配置されたコイルばねによって構成されている、請求項4に記載のカッティング装置。 The first member has an axis extending upward from the actuator;
The second member has a holder for holding the cutter, two struts extending upward from the holder, and a plate connected to both struts.
The shaft penetrates the plate up and down,
The said elastic body is comprised by the coil spring arrange | positioned so that an upper end part may be latched by the upper part of the said axis | shaft, and a lower end part may be latched by the upper surface of the said plate. apparatus.
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