JP5486216B2 - 位置ビーコン受信装置、位置ビーコン受信方法、及び送信装置。 - Google Patents

位置ビーコン受信装置、位置ビーコン受信方法、及び送信装置。 Download PDF

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Description

本発明の技術分野は、屋内測位と位置感知に関し、特に、クライアント側で位置計算を行ない、対象に自分自身の物理的な位置を知らせる超音波に基づいた屋内測位システム、装置および方法に関する。
疑いなく、位置情報は、利用者の行動をより理解するために利用者と環境の地理的な関係を抽出するのに利用される基本的なコンテンツである。位置認識(Location-aware)アプリケーションの重要性および将来性は、特に屋内や都市の環境におおける位置情報を提供するシステムの設計および実施に結びつく。現在、オフィス、ヘルスケア、炭鉱、地下鉄道、スマートビルディング、レストランなどを含む様々な適用シナリオ(application scenarios)において、リアルタイムに人々と資産の高精度トラッキングに対する市場のニーズが増加している。例えば、オフィス環境において、従業員は、一定の安全な区域で秘密情報データベースにアクセスすることを要求される。区域の外では、どのようなアクセスも禁止される。安全な区域の例としては、シングルルーム、作業領域の一部およびテーブルなどが考えられる。
周知のグローバル・ポジショニング・システム(GPS)は、数10メートルの精度で屋外における対象の位置情報を提供することができる。しかし、室内環境においては、GPSのポジショニング結果がマルチパスの影響および信号の障害物によってダイナミックに下げられるのでGPSはうまく機能しない。
概念的に、屋内測位システムは、追尾システムやナビゲートシステムに分類することができる。追尾システムにおいては、追跡で対象の位置を捜し出すために位置計算をサーバ側で実行する。この場合、データベースは、すべての存在の位置の軌跡を保持する。そのために、利用者のプライバシーが保証されない可能性がある。
さらに、追尾システムにおいては、制御および管理機能の全てがサーバ側に集中化される。このため、スケーラブルな方法でシステムを配置して実施することができない。
例えば、「赤外線ビーコン位置システム」というタイトルの米国特許6,216,087号においては、隣接ベースの測位システム「Active
badge」は、
各部屋に配置された赤外線ビーコンと、一定の時間間隔毎に一意のIDをブロードキャストする小型軽量の赤外線トランシーバーである移動ユニットからなる双方向赤外線リンクを構築する。
赤外線信号は壁をほとんど貫通しないので、IDブロードキャストはオフィスの中で容易に阻止され、部屋単位での高精度位置測定が提供される。
「対象の位置と他の情報を判定するための検出システム」というタイトルの米国特許6,493,649号のBatシステムにおいては、利用者は、集中システムによる無線が引き金となって超音波パルスを発する小さなバッジを身につける。
このシステムは、バッジから天井に設置された多数の受信器配列までのパルスTOA(到着時間)を判定し、多辺測量アルゴリズムに基づいてバッジの3D位置を計算する。
「オブジェクトの位置決定のためのシステムおよび方法」というタイトルの国際公開 No.WO 03/087871 A1の「Sonitor」システムは、部屋単位の位置精度を達成するための超音波のみの屋内測位システムを提供する。Sonitorのタグは、リスニングエリアにある受信器に、20kHzから40kHzの超音波信号を送信する。周波数変調をよって、それぞれのタグは受信器に一意の信号を伝え、受信器はアルゴリズムを使用して信号を読み取り、中央サーバへそれらのIDを転送する。
一方、ナビゲートシステムは、クライアント側で位置計算を実行し、対象に自分自身の物理的位置を知らせることを目的とする。他者に発見されたくない場合には、利用者は自身の位置を知らせない。この方法によって、利用者のプライバシー関係を十分に守ることができる。
非特許文書「RADAR:An In-Building RF-based User Location and
Tracking System(RFベースの利用者測位と追尾システムの構築)、P.Bahl.etc.、Proc.IEEE INFOCOM、2000”においては、802.11の無線ネットワークにおいて受信した信号の強さに基づいた測位システムが提示されている。
基本的なRADAR測位方法は、2つの工程で実行される。まず、オフラインの工程において、システムが正確に調整され、また、ターゲット・エリアに分布された位置での受信信号の強度を有するモデルが作成される。次に、ターゲット・エリアにおけるオンライン処理中に、移動ユニットは、信号強度を各基地局から受信したことを知らせる。また、システムは、オンライン測定とオンラインモデルにおける任意の地点の間の最良のマッチを判定する。最良のマッチング地点の位置が位置推定値として報告される。

しかしながら、建物内のRF伝播が実験による数学モデルから極度に外れるため、位置を推定するために信号強度を利用するRF(無線周波数)システムは、満足な結果をもたらすことができない。
さらに、非特許文書「クリケット位置支援システム、The Cricket Location-Support System, B.
Nissanka, etc., Proceedings of the Sixth International Conference on Mobile
Computing and Networking, Boston, Massachusetts, USA, August 2000」においては、「クリケット」システムが提示される。

図1に示すように、クリケット・システムは、建物に設置された独立して分離した複数の超音波位置ビーコン(ULB)送信器を備える。

各ULB送信器は、RF送信器およびUS(超音波)送信器の両方を含んでいる。
作動中、クリーンなRFチャンネルを認識すると、各RF送信器がRF信号を発し、同時に、超音波送信器が超音波信号を発する。

対象に携帯される受信器は、まず各ULB送信器と同期をとるためのRF信号を受信し、到着時間(TOA)を利用して送信器と受信器の間の距離を測定するために超音波信号を受信する。その後、対象が3つ以上のTOAサンプルを受信すると、ナビゲートするためにそれ自身の物理的な位置を推測する。
米国特許6,216,087号 米国特許6,493,649号 国際公開 No.WO 03/087871 A1
RADAR:An In-Building RF-based User Location and TrackingSystem(RFベースの利用者測位と追尾システムの構築)、P.Bahl.etc.、Proc.IEEE INFOCOM、2000 クリケット位置支援システム、The Cricket Location-Support System, B. Nissanka,etc., Proceedings of the Sixth International Conference on Mobile Computing andNetworking, Boston, Massachusetts, USA, August 2000

しかしながら、クリケットシステムには以下のような問題点がある。

1)クリケットシステムにおいて使用される複数のRF送信と複数の超音波送信は、調整をかなり複雑にし、かつシステムコストを増加させる。

2)RF送信器が任意に選択され、1台のULB送信器だけがRFと超音波信号を一度に発するので、すべてのULB送信器からのRF放射が無秩序である。

3)対象は一度にただ1つの超音波ビーコンを受信し、異なるビーコンを受信する位置に移動する。

その結果、複数の距離サンプルの同時存在は保証されず、それにより不正確な位置推定をもたらす可能性がある。


本発明の目的は、上述の課題を解決し、利用者のプライバシーを保護することができ、かつ分散化が可能であり、高精度でかつローコストで実用化できる屋内測位システムを提供することにある。

自律超音波の屋内測位システムは、位置ビーコン送信装置および位置ビーコン受信装置を含む。
位置ビーコン送信装置は、同期情報を含む信号の送信と同時に、所定時間間隔で超音波信号を連続して送信するように構成される。
位置ビーコン受信装置は、同期情報が検出されると、位置送信装置と同期し、取得した同期タイミングに基づいて受信した超音波信号の送信順序を判定し、判定した送信順番に基づいてそれぞれの超音波信号の送信タイミングを推測し、各超音波信号の送信タイミングと受信タイミングから、受信した各超音波信号に対応するTOA情報を計算し、送信装置における超音波送信器の位置と計算されたTOA情報シーケンスに基づいて、位置ビーコン受信装置の位置を判定する。
本発明による位置ビーコン受信装置は、送信装置からの位置ビーコンを受信する位置ビーコン受信装置であって、同期情報を含む第1信号を受信する第1信号受信器と、第2の信号を連続して受信する第2信号受信器と、第1信号に含まれる同期情報を利用して送信装置との同期をとり、同期タイミングを取得する同期ユニットと、同期タイミングに基づいて第2信号受信器によって受信した第2信号のそれぞれの送信順番を識別する順番識別ユニットと、順番識別ユニットによって識別したそれぞれの第2信号の送信順序に基づいて各第2信号に対応するTOA情報シーケンスを取得するTOA取得ユニットと、n(nは第2信号送信元の数)番目のTOA情報をTOA取得ユニットから受信すると、各第2信号の送信元の位置と、TOA取得ユニットによって取得したTOA情報シーケンスに基づいて、受信装置の位置を計算する位置計算ユニットとを備え、第1信号受信器は、第2信号の送信元の送信元位置決定情報、第2信号送信元の送信時間間隔情報、第1信号の送信元の送信タイミングの、一部又は全てを受信し、送信元位置決定情報は、第2信号の送信元の構成情報であり、順番識別ユニットは、最初の第2信号送信元の送信タイミングから始まる期間を、送信時間間隔でn(nは第2信号送信元の数)間隔に分割し、第2の信号の受信タイミングがi(i=1, 2, …, n)番目の間隔にあると、受信した別の信号の送信順番がiであると判定する送信順番判定部と、送信順番判定部によって判定された送信順番に基づいて、受信した各第2信号について送信タイミングを推測する第2信号送信タイミング推測部を備え、位置計算ユニットは、構成情報に基づいて、i番目の第2信号の送信元の位置を判定する。
本発明による位置ビーコン受信方法は、送信装置からの位置ビーコンを受信する受信装置における位置ビーコン受信方法であって、第1信号受信器で、同期情報を含む第1信号を受信し、第2信号受信器で、第2の信号を連続して受信し、同期ユニットで、第1信号に含まれる同期情報を利用して送信装置との同期をとり、同期タイミングを取得し、順番識別ユニットで、同期タイミングに基づいて第2信号受信器によって受信した第2信号のそれぞれの送信順番を識別し、TOA取得ユニットで、順番識別ユニットによって識別したそれぞれの第2信号の送信順序に基づいて各第2信号に対応するTOA情報シーケンスを取得し、n(nは第2信号送信元の数)番目のTOA情報をTOA取得ユニットから受信すると、位置計算ユニットで、第2信号受信器によって受信した各第2信号の送信元の位置と、TOA取得ユニットによって取得したTOA情報シーケンスに基づいて、受信装置の位置を計算し、第1信号受信器で、第2信号の送信元の送信元位置決定情報、第2信号送信元の送信時間間隔情報、第1信号の送信元の送信タイミングの、一部又は全てを受信し、送信元位置決定情報は、第2信号の送信元の構成情報であり、順番識別ユニットが、最初の第2信号送信元の送信タイミングから始まる期間を、送信時間間隔でn(nは第2信号送信元の数)間隔に分割し、第2の信号の受信タイミングがi(i=1, 2, …, n)番目の間隔にあると、受信した別の信号の送信順番がiであると判定する送信順番判定ステップと、送信順番判定ステップによって判定された送信順番に基づいて、受信した各第2信号について送信タイミングを推測する第2信号送信タイミング推測ステップを有し、位置計算ユニットで、構成情報に基づいて、i番目の第2信号の送信元の位置を判定する。
関連技術と比較して、本発明において提示する自律超音波屋内測位システムは、調整の複雑さが低く、利用者のプライバシーの保護と高い位置精度およびリアルタイム位置の取得を可能にする効果を達成する。
本発明の屋内測位システムは、位置ビーコンを送信するための簡単なメカニズムを備え、単純化された方法で、位置計算のための同期情報の送信と超音波信号の送信を統合することができる。
本発明の屋内測位システムは、管理とメンテナンスのための中央サーバを備える必要をなくし、受信器側で位置計算を実行するため、実用化シナリオに対して高いスケーラビリティを有する。
従来技術の超音波測位システムを概要を示す図である。 本発明の実施の形態による超音波測位システムの概要を示す図である。 本発明の実施の形態による超音波位置ビーコン送信装置の詳細な構成例を示すブロック図である。 (a)は、六角形のスター・トポロジを一例として挙げて、本実施の形態によるULB送信装置200の構成を示し、(b)は、本実施の形態による、ULB送信装置200の構造型超音波連続送信メカニズムを示すブロック図である。 本発明の実施の形態による送信時間間隔が間違って選択されている3つの受信ケースを例示する図である。 本発明の実施の形態による送信時間間隔が正確に選択されている受信事例を例示する図である。 本発明の実施の形態によるULB受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態によるULB受信装置内の順番識別ユニットの詳細な構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による、ULB送信装置のバックオフ時間Tbackoff、および考慮に入れたULB受信装置の同期遅れを有するULB受信装置のタイムラインチャートである。 本発明の実施の形態によるULB受信装置内の連続三角測量位置計算ユニットの詳細な構成例を示すブロック図である。 本発明による連続三角測量部の機能を説明する図である。 本発明の実施の形態によるULB連続送信処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態によるULB受信処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態による超音波信号送信順番を識別する処理を説明するフローチャートである。 本発明の他の実施の形態によるULB受信処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。
以下の説明において、構成要素および方法の例についての多くの特定の細部は、本発明の理解を完全に支援するために提供される。しかしながら、本発明の実施の形態が、1以上のこれら特定の細部がなくても、他の装置、システム、アセンブリ、方法、構成要素、データ、要素などで実現できることは当業者によって十分に理解されるであろう。他の例において、周知の構成、データあるいは動作は、本発明の実施の形態の性質を不明瞭にしないよう、詳細には述べられていない。この明細書と図面において、同じ参照符号は同じ機能を有する構成要素を示し、これにより重複する記載を省略している。
(システムの概要)
まず、本発明の実施の形態による超音波に基づいた測位システムの概要について説明する。図2は、本実施の形態による超音波(US)測位システムを示す概要図である。
図2に示すように、本実施の形態による超音波測位システム10は、位置ビーコンを送信する天井に設置された超音波位置ビーコン(ULB:ultrasonic location beacon)送信装置20と、位置ビーコンを受信し、受信した位置ビーコンからそれ自身の位置を計算する対象上に所持されたULB受信装置30とを含む。

ULB送信装置20は、単一のRF送信器と、複数の超音波送信器を含む構造型超音波送信器を順に含んでいる。

RF送信器は、所定の送信タイミング信号に基づいて同期情報を含むRF信号(例えばデータパケット)を送信する。また、複数の超音波送信器は、RF送信器による同期情報を含むRF信号の送信の後に、所定時間間隔で連続して超音波を送信する。ここで、「位置ビーコン」は、RF送信器によって送信される同期情報を含む信号と、構造超音波送信器によって送信される超音波信号系列とを含む信号を指している。
構造型超音波送信器に含まれる複数の超音波送信器の位置関係は固定されている。すなわち、構造型超音波送信器に含まれる超音波送信器の数は限定されており、それらの間の間隔は決められている。また、超音波信号は所定の順番で連続して送信される。ここに利用される超音波送信器は、例えば、低コストで、単一の周波数(例えば40KHz)で動作する狭帯域超音波送信器とすることが可能である。それらは起動すると、情報を含まない超音波パルスだけを送信する。
ULB受信装置30は、起動すると、ULB送信装置20から送信された同期情報を検出し始め、検出した同期情報を利用してULB送信装置20と同期し、ULB送信装置20から送信された超音波信号シーケンスを連続して検出し、検出した超音波信号シーケンスを利用してそれ自身の位置を計算する。
本実施の形態においては、一実施例として、RF送信器は同期情報を送信するための装置として利用される。しかしながら、本発明はこの特定の実施例に限定されない。他の実施の形態において、マイクロ波送信器および赤外線送信器のような装置を、同期情報を含む信号の送信のために利用することも可能である。
さらに、本実施の形態において、位置ビーコンは超音波信号シーケンスを含んでいる。また、超音波シーケンスに加えて、位置ビーコンは、電磁波よりゆっくり伝わる、音波シーケンス、可聴下音波シーケンスあるいは他の機械的な波シーケンスを含むかもしれない。
図2に示される本実施の形態による構造型超音波送信器は、7つの超音波送信器を含み、かつ規則的な六角形の構造を有する構成となっている。しかし、本発明はそのような構成に限定されない。超音波送信器の数は、必要に応じて増加または減少することが可能であり、また、アプリケーション・シナリオに応じて任意の形の構造が使用可能である。さらに、図2において受信装置30は、人間に所持される場合が示されている。しかしながら、本発明は、もちろんそのような例に限定されない。代わりに、受信装置30は、捜し出し、或いはナビゲートする必要のあるすべての対象に取り付けることが可能である。
(位置ビーコン送信装置)
本発明による位置ビーコン送信装置の詳細な構成について、以下に説明する。本発明の位置ビーコン送信装置は、第1信号の送信器および複数の第2信号の送信器を含む。第1信号は、例えばRF信号、マイクロ波信号、赤外線信号などであり、第2の信号は、例えば電磁波よりゆっくり伝わる、音波信号、可聴下周波の信号あるいは他の機械的な波である。
ここでは、RF送信器および超音波送信器を実施例として挙げて、本発明による位置ビーコン送信装置について説明する。図3は、本発明の実施の形態による超音波位置ビーコン(ULB)送信装置100の詳細な構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施の形態によるULB送信装置100は、同期情報を含むRF信号(例えば、RFパケット)を送信するRF送信器101と、所定時間間隔で超音波信号を連続して送信する複数の超音波送信器102_1〜102_n(ここで、nは自然数)を含む構造型超音波送信器102と、RF送信器101および構造型超音波送信器102の送信タイミングを制御する送信タイミング制御装置103とを含む。
一例として、RF送信器101はさらに次の付加情報を送信することが可能である。構造型超音波送信器102の送信器位置判定情報、超音波送信器102_1〜102_nの送信時間間隔及び(又は)バックオフ時間に関する情報。様々なアプリケーション・シナリオに応じて、送信器位置判定情報は、超音波送信器の構造的情報あるいは座標などによって直接各超音波送信器の位置を示す位置情報などである。超音波送信器の構造的情報としては、例えば、超音波送信器の数、超音波送信器の間の間隔、構造型超音波送信器のトポロジーなどである。構造的情報は、各超音波送信器の位置を計算するために受信器側で利用される。バックオフ時間は、RF送信器101と構造型超音波送信器の間で、送信タイミングを調整するための時間遅れである。付加情報と同期情報は、例えば、同時送信のためにRFパケットにパッケージ化されて送信され、あるいはそれぞれ別々に送信される。
図3に示される送信タイミング制御装置103はタイミング生成手段1031および超音波送信制御手段1032を含む。タイミング生成手段1031は、所定の周期でRF送信タイミング信号を生成し、超音波送信制御手段1032およびRF送信器101に生成したRF送信タイミング信号を出力する。RF送信器101は、タイミング生成手段1031から受信したRF送信タイミング信号に基づいてRF信号を送信する。超音波送信制御手段1032は、タイミング生成手段1031から受信したRF送信タイミング信号に基づいて所定の間隔で超音波送信タイミング信号シーケンスTpolling, 1-Tpolling, nを生成し、有線または無線通信によって構造型超音波送信器102に超音波送信タイミング信号シーケンスを送る。特に、タイミング生成手段1031によって生成されたRF送信タイミング信号を受信すると、超音波送信制御手段1032は、第1の超音波送信タイミング信号Tpolling, 1を生成し、それを超音波送信器102_1に送る。所定時間間隔Tintervalの後、超音波送信制御手段1032は、第2の超音波送信タイミング信号Tpolling, 2を生成し、それを超音波送信器102_2に送る。最後に、超音波送信制御手段1032は、最後の超音波送信タイミング信号Tpolling, nを生成し、それを超音波送信器102_nに送る。所期の超音波送信タイミング信号の受信に応答して、複数の超音波送信器102_1〜102_nは、連続して超音波信号を送信する。これによって、複数の超音波送信器は、所定の間隔かつ一定の順番で超音波信号の連続送信を実現する。これにより、送信タイミング制御装置103は、ポーリング(連続送信)制御期間を完了する。また、構造型超音波送信器102は、ポーリング期間を完了する。
(構造型超音波の連続送信メカニズム)
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態によるULB送信装置200の構造型超音波の連続送信メカニズムについて説明する。図4は、本実施の形態による構造型超音波の連続送信メカニズムを示す概略図であり、図4(a)は、一例として六角形のスター・トポロジを挙げて本実施の形態によるULB送信装置200の構造を示す概略図であり、図4(b)は、本実施の形態によるULB送信装置200の構造型超音波の連続送信メカニズムを示すブロック図である。

図4(a)に示すように、本実施の形態によるULB送信装置200は、1の番号が付されたRF送信器と共にセンターに位置する超音波送信器、および予め定義された方法(ここでは、反時計回りの順番)で2〜7の番号が付された周囲の超音波送信器からなるRF送信器および7つの超音波送信器を含む。ここで、超音波送信器の順序を表す番号は、各超音波送信器の送信順序を示している。
図4(b)に示されるように、RF送信器が同期情報を含むRF信号を送信すると、超音波送信器は、例えば、送信器1、送信器2、・・・、送信器7の順に、連続して超音波信号を送信する。最後の超音波送信器が超音波送信を終えた後、処理は、次の超音波連続送信期間を開始するために、RF送信器による別のRF送信を待つ。2つの隣接した超音波送信器間の時間間隔は、各超音波送信器の送信タイミングが正確に規定されるようにTintervalに固定されている。ここで、RF送信器のRF送信期間はポーリング期間として定義される。バックオフ時間(すなわち、RF送信器の送信タイミングに比べた第1の超音波送信器の送信タイミングの時間遅れ)を無視する場合、1と番号付けられた超音波送信器は、RF送信器によるRF信号送信と同期して第1の超音波信号を送信するように構成される。
この場合、ポーリング期間は以下のように表わされる。

TpollingPeriod, = (n-1)・Tinterval
(1)

(構造型超音波送信器の伝送時間間隔の選択)
以下、本発明による構造型超音波送信器の伝送時間間隔Tintervalの選択について、図5と図6を参照して説明する。図5は、送信時間間隔Tintervalが間違って選択されている3つの受信ケースを例示する概略図であり、図6は、送信時間間隔Tintervalが正確に選択されている受信ケースを例示する概略図である。
図5に示すように、超音波送信器1と超音波送信器2は、一定の時間間隔で超音波信号を送信する。
ULB受信装置が超音波送信器2に接近し、超音波送信器1から比較的離れているので、超音波送信器1からULB受信装置までの伝播時間は、超音波送信器2からULB受信装置までのそれより長くなる。

したがって、受信器側での超音波到着には3つの可能なケースがある。

(a) 超音波送信器2がその超音波パルスを放射した後、ULB受信装置が2つの超音波パルスを受信する。
(b) ULB受信装置は混合パルスを受信する。
(c)ULB受信装置による超音波パルスの受信順序は、それらの送信順序と一致しない。すなわち、超音波パルスの到着は不規則である。

3つのケースにおいては、ULB受信装置は、受信した超音波パルスの各々がどの超音波送信器から送信されたかを判断することができない。その結果、ULB受信装置は、超音波送信器までの間隔を計算するためにその超音波パルスを利用することができず、ULB受信装置自体の位置を計算することができないことになる。
しかしながら、慎重に送信時間間隔Tintervalを選択することによって、そのような間違ったケースを回避することが可能である。

超音波信号の空気における伝播減衰が高くその伝播期間が短いことを考慮すると、送信時間間隔Tintervalは、空気中の超音波信号の経過時間(すなわち、超音波信号が送信されてから完全に消滅するまでの時間)より長く選択される。

実際上、超音波信号は約30ミリ秒の後に経過する。したがって、送信時間間隔Tintervalは30から40ミリ秒の間で選択することができる。

言いかえれば、前の超音波送信器からの超音波信号が消滅するまで、次の超音波送信器がその超音波信号を放射し始めることが可能でないことは保証されるべきである。

図6に示すように、超音波送信器1によって送信された超音波信号がULB受信装置によって受信され、完全に消滅するまで、超音波送信器2は超音波信号を放射しない。
構造型超音波送信器の送信時間間隔が、超音波送信器の送信能力に依存して変更されることは当業者にとって十分に理解される。

(ULB受信装置の詳細な構成)
以下に、本発明に従って、対象の位置計算を可能にする第1の信号と第2の信号を含む位置ビーコンを受信する受信装置の構成の詳細について説明する。

上述したように、第1の信号は、例えばRF信号、マイクロ波信号、赤外線信号などである;
また、第2の信号は、例えば電磁波よりゆっくり伝わる音波信号、可聴下周波の信号あるいは機械的な波である。
具体的としてRF信号および超音波信号を含む位置ビーコンを挙げて、本発明の実施の形態によるULB受信装置300の詳細な構成を説明する。図7に示すように、本実施の形態によるULB受信装置300は、RF受信ユニット301、超音波受信ユニット302、同期ユニット303、順序識別ユニット304、TOA取得ユニット305、位置計算ユニット306、記憶装置307及びディスプレイ308を含む。
ULB受信装置300が起動すると、RF受信ユニット301は、ULB送信装置から送信された同期情報を含むRF信号を受信し、それを同期ユニット303に送る。本実施の形態のRF受信ユニット301は、同期情報の検出により超音波受信トリガー信号を生成し、その信号を超音波受信ユニット302に送る超音波受信トリガーユニット3011を含む。
超音波受信トリガーユニット3011から送信された超音波受信トリガー信号を受信すると、超音波受信ユニット302は、超音波信号を検出し始め、検出した超音波信号を連続して順序識別ユニット304に送信する。
RF受信ユニット301から受信したRF信号に含まれる同期情報に基づいて、同期ユニット303は、ULB送信装置と同期し、記憶装置307に格納されている同期タイミングT0を取得する。同期は、既に知られている同期技術(例えば、RFパケットに同期バイトをセットする等)を利用することによって実行される。
ULB送信装置から送信されたRF信号が上述した付加情報を含んでいる場合、本実施の形態の同期ユニット303は、受信したRF信号から同期情報以外の付加情報を抽出するユニット3031を抽出する付加情報を含む。付加情報抽出ユニット3031は、抽出した付加情報を記憶装置307に格納する。 実施の形態の変形例として、付加情報を、ULB送信装置から受信する代わりに記憶装置307に予め格納しておくことも可能である。
順序識別ユニット304は、超音波受信ユニット302から送られた超音波信号を連続して受信し、各超音波信号の受信タイミングを取得し、その受信タイミングおよび同期ユニット303によって取得した同期タイミングに基づいて受信した超音波信号の送信順序を判定する。ここで、受信した超音波信号の送信順序は、超音波信号の送信元(例えば、上述のULB送信装置に含まれる超音波送信器)の送信順番に相当する。
順序識別ユニット304によって判定された超音波信号の送信順番に基づいて、TOA取得ユニット305は、TOA情報シーケンスを取得し、それを位置計算ユニット306に送る。TOA情報シーケンスは、各超音波信号に対応するTOA情報(すなわち、超音波信号の各送信元からULB受信装置300までの到着時間)を含んでいる。
特に、TOA取得ユニット305は、超音波信号のそれぞれの受信タイミングTD, j(j=1, 2, …, N, ここで、NはULB送信装置に含まれる超音波送信器の数である)およびそれらの対応する送信タイミングTUS, i (i=1, …, N)からTOA情報を計算する。TOA取得ユニット305が、取得したTOA情報シーケンスを記憶装置307に格納するようにしてもよい。
ULB送信装置がポーリング期間を完了したことを示すN番目のTOA情報TOANを受信すると、位置計算ユニット306は、ポーリング期間の間にTOA取得ユニット305によって取得した全てのTOA情報、およびそれぞれのTOA情報に対応するそれぞれの超音波送信器の位置から、ULB受信装置300の位置を計算する。
特に、位置計算ユニット306は、TOA情報シーケンスにおけるそれぞれのTOA情報に超音波の速度を乗算することにより、それぞれの超音波送信器からULB受信装置300まで距離を取得し、それから、三角測量または多辺測量(multilateration)によって、それぞれの超音波送信器の距離および位置の値に基づいてULB受信装置300の位置を計算する。位置計算ユニット306は、計算した受信装置の位置情報を保存のために記憶装置307に供給する。
一実施例として、位置計算ユニット306が、ULB送信装置から受信した、或いは予めローカルに格納されているそれぞれの超音波送信器の位置を直接示す位置情報を利用することにより、位置計算を行なうようにしてもよい。

他の実施例として、位置計算ユニット306が、超音波送信器の位置を計算するために、ULB送信装置から受信したあるいはローカルに予め格納されているそれぞれの超音波送信器の構造情報を利用することも可能である。

後者の場合において、超音波送信器を含む構造型超音波送信器が中央対称型のトポロジーを有する場合、位置計算ユニット306は自動的に中央の超音波送信器の座標を(x1=0,
y1=0, z1=0)と設定する。そのとき、i番目の超音波送信器の座標は以下のように表わされる。
Figure 0005486216
ディスプレイ308は、利用者に対するナビゲーションを行なうために、位置計算ユニット306によって計算した受信装置の位置を利用者に提示する。
ここで、ディスプレイ308としては、ブラウン管(CRT)、液晶ディスプレイスクリーン、プラズマ・ディスプレイ・スクリーン、電界ルミネセンススクリーンなどのような、表示機能を実現する全ての表示装置を利用することができる。
実施の形態の変形例として、ULB受信装置300が、利用者に自身の位置を音声で出力するスピーカをさらに含むことも可能である。
(順序識別ユニット)
本発明の本実施の形態による順序識別ユニット304の詳細な構成について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、順序識別ユニット304は、超音波受信タイミング取得部3041、超音波送信順判定部3042および超音波送信タイミング推測部3043を備える。
超音波受信タイミング取得部3041は、超音波受信ユニット302から送られた超音波信号を受信し、それぞれの超音波信号を受信した受信タイミングTD, j(j=1, 2, …, N, ここで、NはULB送信装置に含まれる超音波送信器の数を示し、jは受信順番を意味する)を取得する。
超音波受信タイミング取得部3041は、取得した受信タイミングTD, jを受信順番jと関連させてメモリ307格納する。
超音波送信順判定部3042は、上記付加情報に含まれる超音波送信時間間隔Tintervalに基づいて、受信した超音波信号に対応するそれぞれの超音波送信器の送信順番(ここで、それぞれの超音波信号の送信順番と称する)を判定する。

j番目の受信した超音波信号の受信タイミングTD, jが次の式を満たすと、

T0+(i−1)×Tinterval≦TD,
j<T0+i×Tinterval
(3)
ここで、T0は、同期ユニット303によって取得された同期タイミングである(図7を参照)、
超音波送信順判定部3042は、この超音波信号の送信順番i (i= 1,…, N)を判定する。
この方法によって、個々の受信した超音波信号の受信タイミング、および超音波信号が送信される超音波送信器の送信順番は、互いに対応付けることが可能となる。
超音波送信順判定部3042は、送信順番iと関連した受信した超音波信号の受信タイミングTD, i(i=1, 2, …, N、NはULB送信装置に含まれる超音波送信器の番号であり、iは送信順番を表わす)を記憶装置307に格納する。

超音波送信タイミング推測部3043は、超音波送信順判定部3042によって判定したそれぞれの超音波信号の送信順番(すなわち、対応する超音波送信器の送信順番)に基づいて受信した各超音波信号について送信タイミングを推論する。
バックオフ時間を考慮しないと、その受信タイミングがTD,
iである超音波信号の送信タイミングは次のとおりである。

TUS, i=T0+(i−1)×Tinterval
… (4)

上記に基づいて、TOA取得ユニット305(図7を参照)は、超音波受信タイミング取得部3041によって取得した超音波信号の受信タイミング、および、超音波送信タイミング推測部3043によって推測されたと同じ送信タイミングから、それぞれの受信超音波信号に対応するTOA情報サンプルを計算する。
特に、その送信順番が第iである超音波送信器からULB受信装置300への到着時間TOAは、送信順番番号がiの超音波信号の送信タイミングTUS, iをULB受信装置300によるその超音波信号の受信タイミングTD, iから減算することにより取得される:

TOAi=TD, i−TUS, I (5)
実際上、ULB受信装置300は超音波信号をすべて検出することができないかもしれない。
例えば、送信順序が第iである超音波送信器が受信器から遠く離れて位置し、超音波送信器から放射されてULB受信装置300に到着する超音波信号の強度が、システムで認められたSNR(信号対雑音比)値より小さいと、ULB受信装置300はそのような超音波信号を検出することができない。

上述したことから分かるように、ULB受信装置によって受信されたj番目の超音波信号がj番目の超音波送信器によって送信されたものでない可能性がある。したがって、超音波信号の受信順番が、超音波信号が送信された超音波送信器の送信順番であると単純に見なすと、間違った位置計算がなされる結果となる。幸いにも、本発明のULB受信装置300の順序識別ユニット304を利用することにより、そのような事態を適切に回避することができる。
さらに、 ULB受信装置300およびULB送信装置にとってバイト同期を達成することは簡単であるが、ULB受信装置300においては、プリエンプション(Preemption)(ハードウェア/ソフトウェア割り込みなど)によるソフトウェアオーバーヘッドおよび妨害のために、ビット・オフセットがある。

すなわち、ULB受信装置によって取得された同期タイミングT0は、ULB送信装置のRF送信タイミングより遅れる。

ここで、同期遅れ(ビット同期エラー)の量をTdelayと表わす。

同期遅れを取り除くために、ビット・オフセットが、ULB受信装置側で測定され、同期遅れTdelayを補正するために利用される。

補正の後、ULB送信装置の正確なRF送信タイミングT0-Tdelay(すなわち、修正した同期タイミング)が、ULB受信装置によって取得される。

図9は、本発明の実施の形態に従って、ULB送信装置のバックオフ時間Tbackoff、および考慮に入れたULB受信装置の同期遅れを有するULB受信装置のタイムラインチャートを示す。

図9に示すように、ULB受信装置は、時間T0でULB送信装置との同期を達成する。

ビット補正で、ULB受信装置は訂正されたRF送信タイミングT0-Tdelayを取得し、T0−Tdelay+Tbackoffのように、第1の超音波信号(本実施例における超音波送信器1によって放射された超音波信号)の送信タイミングを推測するためにバックオフ時間にそれを追加する。

その後、超音波送信器2、超音波送信器3、・・・超音波送信器nの送信タイミングは、T0−Tdelay+Tbackoff+Tinterval, T0−Tdelay+Tbackoff+2Tinterval, …T0−Tdelay+Tbackoff+(n−1)Tintervalのように推測される。

図示の例においては、ULB受信装置は、
(T0−Tdelay+Tbackoff,T0−Tdelay+Tbackoff+Tinterval)の間であると判定されるTD, 1で第1の超音波信号を受信し、それにより、第1の超音波信号が、第1の超音波送信器(超音波送信器1)によって送信されたと判定され、TD,
1が記録される。

その後、ULB受信装置は、図示のように、(T0−Tdelay+Tbackoff+2Tinterval,T0−Tdelay+Tbackoff+3Tinterval)の間であると判定されるTD, 2で第2の超音波信号を受信し、第2の超音波信号が、第3の超音波送信器(超音波送信器3)によって送信されたと判定され、TD,
3が記録される。

この方法によって、ULB受信装置によって受信された超音波信号のそれぞれを送信した超音波送信器を判定することができる。


続いて、それぞれの超音波送信器の取得された送信タイミングおよび受信した超音波信号の受信タイミングは、TOA情報シーケンスを計算するために式(5)に代入される。
上述したように、構造型超音波送信器の送信時間間隔Tintervalは、この時間間隔で超音波信号の消失を保証するように十分に長い。



(連続三角測量位置計算ユニット)
上記実施の形態によるULB受信装置300の位置計算ユニット306は、三角測量または多辺測量によって、ポーリング期間内のすべてのTOA情報に基づいてULB受信装置300の位置を計算する。
この場合、ULB受信装置300の位置はポーリング期間毎に一度修正される。

しかしながら、ULB受信装置300を所持する対象が移動している時、ULB受信装置300によって取得されるTOA情報は明らかに1つの位置からのものではない。

したがって、様々な位置からのTOA情報がULB受信装置300の位置を計算するために利用されると、それは間違った位置結果を与えることになる。
上述した理由で、本発明の実施の形態では、位置計算ユニット306の代わりに、連続三角測量位置計算ユニットを利用する。
以下、連続三角測量位置計算ユニットの構成について図10を参照して説明する。図10は、本実施の形態による連続三角測量位置計算ユニット406の詳細な構成を例示するブロック図である。
図10に示すように、連続三角測量位置計算ユニット406は、連続三角測量部4061、連続メディアンフィルタ部4062および径路取得部4063を備える。
連続三角測量部4061は、TOA取得ユニット305によって取得されたTOA情報シーケンスに沿って3つの長さスライディングウィンドウを適用する(図7を参照)。
特に、図11に示されるように、連続三角測量部4061は、上記TOA取得ユニット305におけるポーリング期間内のすべてのTOAサンプルの代わりに、一時的に隣接する3つのTOA情報サンプルを三角測量に利用する。
初期の位置サンプルのシーケンスLocation'1,
Location'2, …, Location'N-2は、連続三角測量部4061によって取得される。
連続メディアンフィルタ部4062は、ポーリング期間におけるULB受信装置のリアルタイム位置を得るために、連続三角測量部4061によって取得された初期の位置サンプル・シーケンスから外れ値を除去するために利用される。

Locationi
= Median(Location'I)
… (6)

ここで、I=1, 2, …, N-2, i = 1, 2, …,
n, かつn≦N-2である。
径路取得部4063は、連続メディアンフィルタ部4062からのリアルタイム位置サンプルに基づいてULB受信装置のリアルタイムの移動径路を取得する。
その結果的、利用者自身のリアルタイムの移動径路は、ディスプレイ上で利用者に提示することが可能である。

(位置ビーコンの連続送信)

以下、本発明の実施の形態による、具体例としてRF信号および超音波信号を含む位置ビーコンを利用して連続して位置ビーコンを送信する処理について説明する。
図12は、本実施の形態によるULB連続送信処理を示すフローチャートである。
具体例として、図3のULB送信装置100の処理について説明する。
図12に示されるように、まず、タイミング生成手段1031が、所定の周期で、例えばRF送信タイミング信号を生成し、超音波送信制御手段1032およびRF発信機101に生成したRF送信タイミング信号を出力する(ステップS1)。
RF送信タイミング信号は、RF送信器101のRF送信期間(またはポーリング期間と称する)を規定する。
RF送信タイミング信号を受信すると、RF送信器101は、同期情報を含むRF信号を送信する(ステップS2)。
他の実施例では、RF送信器101は、必要に応じて以下の付加情報を送信する。
一例として、RF送信器101はさらに必要に応じて次の付加情報を送信することが可能である。構造型超音波送信器102の送信器位置判定情報、超音波送信器の送信時間間隔及び(又は)バックオフ時間に関する情報。様々なアプリケーション・シナリオに応じて、送信器位置判定情報は、超音波送信器の構造的情報あるいは座標などによって直接各超音波送信器の位置を示す位置情報などである。超音波送信器の構造的情報は、例えば、超音波送信器の数、超音波送信器の間の間隔、構造型超音波送信器のトポロジーなどである。
同時に、超音波送信制御手段1032は、連続して所定時間間隔で超音波信号を送信するために構造型超音波送信器102にそれぞれの超音波送信器を制御するための超音波送信タイミング信号シーケンスを生成し、その超音波送信タイミング信号シーケンスを構造型超音波送信器102に送る(ステップS3)。
超音波送信器の送信能力に応じて、所定時間間隔(すなわち、超音波送信時間間隔Tinterval)は空中における超音波信号の経過期間より長く選択される。すなわち、超音波送信器によって送信された超音波信号は、完全にそのような時間間隔内で消滅する。
さらに、ULB送信装置のバックオフ時間を考慮すると、RF送信期間は次のようにになる:
RF送信期間 = (ULB送信装置100内の超音波送信器の数−1)*US送信時間間隔Tinterval + バックオフ時間Tbackoff
次に、構造型超音波送信器に含まれる超音波送信器102_1〜102_nは、超音波送信制御手段1032から送られた超音波送信タイミング信号シーケンスに基づいて所定の間隔で超音波信号を連続して送信する(ステップS4)。

超音波信号伝送のポーリング期間の後、処理は、続くステップと一緒に繰り返されるステップS1に戻る。
この方法によって、ULB送信装置100は、同期情報を含んでいるRF信号、および超音波信号系列を連続して送信する。
他の実施例では、位置ビーコン送信処理は、循環的に位置ビーコンを送信せずに、ポーリング期間の後に終了する。
以下、図13を参照して、本発明の実施の形態による、一例としてRF信号および超音波信号を含む位置ビーコンを利用したULB受信処理について説明する。
図13は、実施の形態によるULB受信処理を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図7におけるULB受信装置300について説明する。
図13に示すように、ULB受信装置300が起動すると、RF受信ユニット301がULB送信装置から送信された同期情報を含むRF信号を受信する(ステップS11)。

同期情報を検出すると、RF受信ユニット301は超音波受信トリガー信号を生成し、それを超音波受信ユニット302に送る。その後、処理はステップS12に進む。同期情報を検出しない場合、ステップS11における検出処理を続ける。
他の例として、ステップS11で、RF受信ユニットが、上述した付加情報を含むRF信号をさらに受信し、それを同期ユニット303に送ることも可能である。
ステップS12で、RF受信ユニット301からの超音波受信トリガー信号を受信すると、超音波受信ユニット302は、超音波信号の受信を開始し、順序識別ユニット304に受信した超音波信号を送る。その後、処理はステップS13に進む。
ステップS13で、RF受信ユニット301から受信したRF信号に含まれる同期情報に基づいて、同期ユニット303は、ULB送信装置と同期し、同期タイミングT0を取得する。同期タイミングT0は、ULB送信装置のRF送信タイミング(すなわち、ULB送信装置がバックオフ時間Tbackoffを考慮せずに、第1の超音波信号を送信するタイミング)を表わす。RF受信ユニット301が上述の付加情報を含むRF信号をさらに受信する場合、同期ユニット303はステップS13でRF信号から付加情報を抽出する。その後、処理はステップS14に進む。
ステップS14で、順序識別ユニット304は、超音波受信ユニット302から送られた超音波信号を連続して受信し、各超音波信号の受信タイミングを取得し、その受信タイミング及び同期ユニット303によって取得された同期タイミングに基づいて受信した超音波信号の送信順序を判定する。
その後、処理はステップS15に進む。
ステップS15で、順序識別ユニット304によって判定された超音波信号の送信順番に基づいて、TOA取得ユニット305は、TOA情報シーケンスを取得し、位置計算ユニット306に送る。

特に、TOA取得ユニット305は、それぞれの超音波信号の受信タイミングおよびそれらの対応する送信タイミングからTOA情報サンプルを計算する。その後、その処理はステップS16に進む。
ステップS16で、位置計算ユニット306は、最後の超音波送信器(ULB送信装置にn個の超音波送信器がある場合、送信順番nを有する超音波送信器)に相当するTOA情報サンプルが受信しているかどうかを判定する。

受信していない場合、処理はTOA情報の取得を継続するためにステップS15に戻る。反対に、受信していれば、それはULB送信装置が送信のポーリング期間を完了したことを示す。その後、処理はS17に進む。
ステップS17で、位置計算ユニット306は、TOA情報シーケンスに含まれるそれぞれのTOA情報サンプルに対応するそれぞれの超音波送信器のポーリング周期および位置におけるTOA情報シーケンスから、ULB受信装置300の位置を計算する。
ここで、位置計算ユニット306は、三角測量または多辺測量による位置計算を実行する。
一例として、位置計算ユニット306は、ULB送信装置から受信した、或いは予めローカルに格納されているそれぞれの超音波送信器の位置を直接示す位置情報を利用することにより、位置計算を行なうようにしてもよい。

他の実施例として、位置計算ユニット306が、超音波送信器の位置を計算するために、ULB送信装置から受信したあるいはローカルに予め格納されているそれぞれの超音波送信器の構造情報を利用することも可能である。
以下、本発明の実施の形態による超音波信号送信順序を識別する処理について、図14を参照して詳細に説明する。
図14は、本実施の形態による超音波パルス送信順序を識別する処理を示すフローチャートである。例として、図8における順序識別ユニット304に関して説明する。
図に示すように、ステップS21で、超音波受信タイミング取得部3041は、超音波受信ユニット302から送られた超音波信号を連続して受信し、受信タイミングTD, j(j=1, 2, …,ここで、NはULB送信装置に含まれる超音波送信器の数)を取得する。
次に、ステップS22で、上述の付加情報に包含される超音波送信時間間隔Tintervalに基づいて、超音波送信順判定部3042は、受信した超音波信号のそれぞれがどの超音波送信器から送信されたかを判定する。すなわち、それぞれの超音波信号の送信順番を判定する。

特に、第1の超音波送信器の送信タイミングから始まる期間は、いくつかの間隔に分割される。

例えば、バックオフ時間およびビット同期エラーを考慮しなければ、i番目の間隔(i=1,
2, …, N)は、(T0+(i−1)×Tinterval,T0+i×Tinterval)の間隔を表す。

受信したj番目の超音波信号の受信タイミングTD,
jがi番目の間隔に属するならば(すなわち、上記式(3)が満たされるならば)、超音波信号の送信順番がiであることを示す。
これにより、個々の受信した超音波信号の受信タイミングと超音波信号を送信した超音波送信器の送信順番が、互いに対応付けられる。

その後、その処理はステップS23に進む。
ステップS23で、超音波送信タイミング推測部3043は、ステップS22で判定されたそれぞれの超音波信号の送信順番に基づいて受信した超音波信号の各々について送信タイミングを推測する。

上記の実施例で、受信タイミングがTD,
i(すなわち、送信順番がiである受信超音波信号の受信タイミング)である超音波信号は、送信タイミングTUS,
i=T0+(i−1)×Tintervalを有する。
その後、超音波信号伝送順番を識別する処理が終了する。
ULB送信装置のバックオフ時間TbackoffおよびULB受信装置のビット同期エラー(ビット・オフセット)Tdelayが考慮に入れられると、ステップS13で得られた同期タイミングT0はRF送信タイミングおよび第1の超音波信号の送信タイミングを表わすために利用することができない。

この時、RF送信タイミングは、T0-Tdelayと推測し、第1の超音波信号の送信タイミングは、T0−Tdelay+Tbackoffと推測することが可能である。

この場合、送信順番を識別する上記の処理において、送信順番判定のために利用される間隔は、(T0−Tdelay+Tbackoff+(i-1)*Tinterval,T0−Tdelay+Tbackoff+i*Tinterval)と表わされる。

また、その受信タイミングがTD,iである超音波信号について、その送信タイミングは、TUS, i=T0−Tdelay+Tbackoff+(i−1)*Tintervalに変更される。
上述したように、ULB受信装置を携帯した対象が移動している時、受信器の位置を単純に三角測量または多辺測量によって計算すると、間違った位置計算がなされる結果となる。

幸いに、本発明による連続的三角測量位置計算の方法を利用することにより、そのような事態を適切に回避することができる。

図15は、本発明の他の実施の形態によるULB受信処理を示すフローチャートである。図15におけるステップS31〜S35の処理は、図13におけるステップS11〜S15と同じであり、重複する説明は省略する。
ステップS36で、連続三角測量部4061(図10を参照)は、TOA取得ユニット305から送られたTOA情報シーケンスを連続して受信し、一時的に近隣する3つのTOA情報サンプルを三角測量のための利用するためにTOA情報シーケンスに沿って3長さスライディングウィンドウを適用する、
その後、初期位置サンプルのシーケンスが取得される。
続いて、ステップS37で、ULB受信装置のリアルタイム位置を得るためにステップS36に取得された初期位置サンプル・シーケンスから外れ値を除去するために、連続メディアンフィルタ部4062が利用される。
実施の形態のULB受信処理によってポーリング周期において取得される対象の複数のリアルタイム位置は、よりよい位置測定精度をもたらす。

本実施の形態において、対象のリアルタイムの移動径路は、対象の取得されたリアルタイム位置に基づいて得ることが可能である。その結果、利用者のリアルタイムの移動経路を、ディスプレイ上に提示することが可能となる。

本実施の形態のULB受信処理には、対称の位置あるいはリアルタイムの移動経路をディスプレイに表示する表示ステップを含むことも可能である。
あるいは、本実施の形態のULB受信処理は、音声で対象の位置を出力するステップを含むこともできる。
上述の処理を通して、ULB受信装置は、停止しない限り、ナビゲーションを実行するためにそれ自身のリアルタイム位置を取得し続ける。

(拡張および変形)
本発明を実施の形態をあげて説明したが、それらが限定的であるというよりむしろ一例であることは当業者によって十分に理解されるであろう。

本発明はその特定の実施の形態に関して説明されているが、上述の開示内容において種々の変形、変更および置き換えが可能である。

また、ある他の例において、本発明の実施の形態の特徴が、本発明の範囲および精神を外れることなく、他の特徴の対応する利用なしで適用できることは十分に理解されるであろう。

したがって、本発明の本質的な範囲に特定の状況あるいは構成要素を適応させるために多くの変形がなされる。本発明は全ての実施の形態、および添附された請求の範囲内にある同等の事項を含む。
上記実施の形態において、ULB送信装置は、RF送信器および構造型超音波送信器の送信タイミングの制御のために個別の送信タイミングコントローラを含んでいる。しかし、送信タイミングコントローラは、RF送信器に部分的にあるいは完全に組み込むことが可能である。
さらに、上記の実施の形態において、送信タイミングコントローラは超音波送信タイミングシーケンスを生成し、それぞれの超音波送信器に連続して超音波送信タイミング信号を送信する。

しかしながら、送信タイミングコントローラが、すべての超音波送信器にRF送信タイミング信号を送信し、その後、RF送信タイミング信号に基づいて、それぞれの超音波送信器がそれぞれの時期後に超音波信号を送信することも可能である。

実際に、構造型超音波送信器において超音波送信器が所定の間隔で連続して超音波信号を送信しさえすれば、それは任意の方法で実行することができる。

さらに、説明の簡素化のために、RF送信器および第1の超音波送信器は、上記の実施の形態において別々に配列されている。しかしながら、これらの2つの装置は単一の装置に統合することも可能である。
さらに、上記の実施の形態では、RF受信ユニットは、超音波受信ユニットの受信動作を引き起こすために超音波受信トリガーユニットを含んでいる。
しかしながら、この超音波受信トリガーユニットは必ずしも備える必要がない。順番識別ユニットは、RF同期の前に受信した超音波信号を廃棄して、同期後に受信した超音波信号だけを使用することが可能である。
さらに、構造型超音波送信器は一定の送信時間間隔を有する。しかしながら、種々の適用例によって、必要に応じて様々な送信時間間隔を設定することも可能である。
さらに、説明を簡単にするために、上記の実施の形態のULB受信装置は、他の構成要素と別々に構成された記憶装置を含んでいる。しかし、記憶装置は必要に応じて各構成要素に備えることも可能である。

記憶装置は、例えば、電子記憶デバイス、磁気記憶デバイス、光学記憶デバイス、電磁気記憶デバイス、赤外線記憶デバイス、半導体記憶デバイス及び装置、システム、伝播媒体、あるいはコンピュータ・メモリなどを含み、これらに限定されない。
必要に応じて、ハードウェアまたはソフトウェアによってステップを実行することが可能である。

本発明の範囲から外れない限り、本明細書で示したフローチャートにおけるステップについて、ステップを追加し、ステップを省き、或いはステップを修正することが可能である。

さらに、明細書に示された様々な処理については、それらが説明に基づいて順番に実行されるとは限らない。代わりに、それらの処理が、必要に応じて、あるいは、処理を実行する装置の処理性能を考慮して、並列にあるいは別々に実行することが可能である。

一般に、フローチャートは機能を達成する基本動作の1つの可能なシーケンスを示すために利用されるだけである。

図において示された1以上の要素が、さらに分離され又は統合する方法で実現することができ、あるいは、ある場合には実施できないものとして取り除かれ又は放棄され、特定用途に合わせて有用なものとなることは十分に理解できるであろう。
さらに、図面の信号の矢印も一例として見なされるべきであり、特に言及されない限りそれに制限されるものではない。更に、「あるいは」の用語は、そうではないことが示されない限り、一般に「及び/又は」の意味に用いられている。
20:ULB送信装置
30:受信装置
100:超音波位置ビーコン(ULB)送信装置
101:RF送信器
102:構造型超音波送信器
103:送信タイミング制御装置
1031:タイミング生成手段
1032:超音波送信制御手段
200:ULB送信装置
300:ULB受信装置
301:RF受信ユニット
302:超音波受信ユニット
303:同期ユニット
304:順序識別ユニット
305:TOA取得ユニット
306:位置計算ユニット
307:記憶装置
308:ディスプレイ
3011:超音波受信トリガユニット
3031:付加情報抽出ユニット
304:順序識別ユニット
3041:超音波受信タイミング取得部
3042:超音波送信順判定部
3043:超音波送信タイミング推測部
406:連続三角測量位置計算ユニット
4061:連続三角測量部
4062:連続メディアンフィルタ部
4063:径路取得部

Claims (19)

  1. 送信装置からの位置ビーコンを受信する位置ビーコン受信装置であって、
    同期情報を含む第1信号を受信する第1信号受信器と、
    第2の信号を連続して受信する第2信号受信器と、
    前記第1信号に含まれる同期情報を利用して前記送信装置との同期をとり、同期タイミングを取得する同期ユニットと、
    前記同期タイミングに基づいて前記第2信号受信器によって受信した前記第2信号のそれぞれの送信順番を識別する順番識別ユニットと、
    前記順番識別ユニットによって識別したそれぞれの第2信号の送信順序に基づいて各第2信号に対応するTOA情報シーケンスを取得するTOA取得ユニットと、
    n(nは第2信号送信元の数)番目のTOA情報を前記TOA取得ユニットから受信すると、各第2信号の送信元の位置と、前記TOA取得ユニットによって取得した前記TOA情報シーケンスに基づいて、前記受信装置の位置を計算する位置計算ユニットとを備え、
    前記第1信号受信器は、
    前記第2信号の送信元の送信元位置決定情報、前記第2信号送信元の送信時間間隔情報、第1信号の送信元の送信タイミングの、一部又は全てを受信し、
    前記送信元位置決定情報は、
    前記第2信号の送信元の構成情報であり、
    前記順番識別ユニットは、
    最初の第2信号送信元の送信タイミングから始まる期間を、送信時間間隔でn(nは第2信号送信元の数)間隔に分割し、第2の信号の受信タイミングがi(i=1, 2, …, n)番目の間隔にあると、受信した別の信号の送信順番がiであると判定する送信順番判定部と、
    前記送信順番判定部によって判定された送信順番に基づいて、受信した各第2信号について送信タイミングを推測する第2信号送信タイミング推測部を備え、
    前記位置計算ユニットは、
    前記構成情報に基づいて、i番目の前記第2信号の送信元の位置を判定する
    ことを特徴とする位置ビーコン受信装置。
  2. 前記第1信号は、無線周波数信号、マイクロ波信号あるいは赤外線信号であり、前記第2の信号は、超音波信号であることを特徴とする請求項1に記載の位置ビーコン受信装置。
  3. 前記第2信号の送信元の送信元位置決定情報、前記第2信号送信元の送信時間間隔情報、前記第1信号の送信元の送信タイミングと、同期情報を含む前記第1信号の送信タイミングの間の時間遅れであるバックオフ時間の、一部又は全てを予め格納するメモリをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の位置ビーコン受信装置。
  4. 前記TOA取得ユニットは、各第2信号の受信タイミングから受信した各第2信号の送信タイミングを引くことにより、各第2信号に対応する前記TOA情報シーケンスを計算することを特徴とする請求項1に記載の位置ビーコン受信装置。
  5. 最初の前記第2信号送信元の送信タイミングは、同期タイミング、あるいは前記同期タイミングにバックオフ時間を追加して得られるタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の位置ビーコン受信装置。
  6. 前記同期ユニットは、
    ビット同期技術の利用によりビット同期エラーを補正し、同期タイミングからビット同期エラーを引くことによって訂正された同期タイミングを取得するビット同期部を備えることを特徴とする請求項5に記載の位置ビーコン受信装置。
  7. 前記第1信号受信器が最初の第1信号を受信してから前記第1信号受信器が2番目の前記第1の信号を受信するまでの期間が放射期間であり、
    前記位置計算ユニットは、
    前記TOA取得ユニットによって取得したTOA情報シーケンスに沿って3つの長さスライディングウィンドウを適用し、前記放射期間における一時的に隣接する3つのTOA情報サンプルと、各前記第2信号送信元の位置に基づいて、前記受信装置の位置をリアルタイムに計算し、それにより前記放射期間における受信装置の一連の位置情報を取得する連続三角測量部と、
    前記放射期間における前記受信装置の複数のリアルタイム位置を取得するために、前記一連の位置情報からどのような外れ値も除去する連続メディアンフィルタ部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の位置ビーコン受信装置。
  8. 前記位置計算ユニットは、
    前記構成情報と、前記第2信号送信元の数に基づいて、i番目の前記第2信号の送信元の位置を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置ビーコン受信装置
  9. 前記位置計算ユニットは、
    前記構成情報と、前記第2信号送信元の数に基づいて、以下の式
    Figure 0005486216

    により、i番目の前記第2信号の送信元の位置を判定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の位置ビーコン受信装置
  10. 送信装置からの位置ビーコンを受信する受信装置における位置ビーコン受信方法であって、
    第1信号受信器で、同期情報を含む第1信号を受信し、
    第2信号受信器で、第2の信号を連続して受信し、
    同期ユニットで、前記第1信号に含まれる同期情報を利用して前記送信装置との同期をとり、同期タイミングを取得し、
    順番識別ユニットで、前記同期タイミングに基づいて前記第2信号受信器によって受信した前記第2信号のそれぞれの送信順番を識別し、
    TOA取得ユニットで、前記順番識別ユニットによって識別したそれぞれの第2信号の送信順序に基づいて各第2信号に対応するTOA情報シーケンスを取得し、
    n(nは第2信号送信元の数)番目のTOA情報を前記TOA取得ユニットから受信すると、位置計算ユニットで、前記第2信号受信器によって受信した各第2信号の送信元の位置と、前記TOA取得ユニットによって取得した前記TOA情報シーケンスに基づいて、前記受信装置の位置を計算し、
    前記第1信号受信器で、
    前記第2信号の送信元の送信元位置決定情報、前記第2信号送信元の送信時間間隔情報、第1信号の送信元の送信タイミングの、一部又は全てを受信し、
    前記送信元位置決定情報は、
    前記第2信号の送信元の構成情報であり、
    前記順番識別ユニットが、
    最初の第2信号送信元の送信タイミングから始まる期間を、送信時間間隔でn(nは第2信号送信元の数)間隔に分割し、第2の信号の受信タイミングがi(i=1, 2, …, n)番目の間隔にあると、受信した別の信号の送信順番がiであると判定する送信順番判定ステップと、
    前記送信順番判定ステップによって判定された送信順番に基づいて、受信した各第2信号について送信タイミングを推測する第2信号送信タイミング推測ステップを有し、
    前記位置計算ユニットで、
    前記構成情報に基づいて、i番目の前記第2信号の送信元の位置を判定する
    ことを特徴とする位置ビーコン受信方法。
  11. 前記第1信号は、無線周波数信号、マイクロ波信号あるいは赤外線信号であり、前記第2の信号は、超音波信号であることを特徴とする請求項10に記載の位置ビーコン受信方法
  12. 前記TOA取得ユニットで、
    各第2信号の受信タイミングから受信した各第2信号の送信タイミングを引くことにより、各第2信号に対応する前記TOA情報シーケンスを計算することを特徴とする請求項10に記載の位置ビーコン受信方法
  13. 最初の前記第2信号送信元の送信タイミングは、同期タイミング、あるいは前記同期タイミングにバックオフ時間を追加して得られるタイミングであることを特徴とする請求項10に記載の位置ビーコン受信方法
  14. 前記同期ユニットが、
    ビット同期技術の利用によりビット同期エラーを補正し、同期タイミングからビット同期エラーを引くことによって訂正された同期タイミングを取得するステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の位置ビーコン受信方法
  15. 最初の前記第1信号を受信してから2番目の前記第1の信号を受信するまでの期間が放射期間であり、
    前記位置計算ユニットが、
    前記TOA取得ユニットで取得したTOA情報シーケンスに沿って3つの長さのスライディングウィンドウを適用し、前記放射期間における一時的に隣接する3つのTOA情報サンプルと、各前記第2信号送信元の位置に基づいて、前記受信装置の位置をリアルタイムに計算し、それにより前記放射期間における受信装置の一連の位置情報を取得する連続三角測量ステップと、
    前記放射期間における前記受信装置の複数のリアルタイム位置を取得するために、前記一連の位置情報からどのような外れ値も除去する連続メディアンフィルタリングステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の位置ビーコン受信方法
  16. 前記位置計算ユニットで、
    前記構成情報と、前記第2信号送信元の数に基づいて、i番目の前記第2信号の送信元の位置を判定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の位置ビーコン受信方法
  17. 前記位置計算ユニットで、
    前記構成情報と、前記第2信号送信元の数に基づいて、以下の式
    Figure 0005486216

    により、i番目の前記第2信号の送信元の位置を判定する
    ことを特徴とする請求項16に記載の位置ビーコン受信方法
  18. 対象の位置計算のために信号を発する中央対称型の送信装置であって、
    第1の信号を発信する発信器と、
    第2の信号を発信する複数の第2信号発信器を備え、
    各前記第2の信号発信器の座標は、前記送信装置の中央座標を設定したときに、前記第2の送信器の数Nに基づいて、所定の式により中央座標の周囲に、中央座標から所定の距離に配置され、
    前記第2の信号は、各前記第2の発信器から順番に送信される
    ことを特徴とする送信装置。
  19. 複数の前記第2の信号の送信間隔は、30から40ミリ秒の間で選択されることを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
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